C
Cc Cc | |||||||||||||||||||||||||||||||
ラテン | |||||||||||||||||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
|
Cは、ラテン
キリル
字形
[フラクトゥールではのようである。
歴史
[ギリシア
いっぽうラテン
呼称
[拉 :ケー英 : cee(スィー)/siː/蘭 ・葡:セー仏 ・西 :セ越 :セー、コー波 :ツェ /tsɛ/独 ・洪 ・捷 ・斯:ツェー /tseː/, /tsɛː/- エス:ツォー
伊 :チ /tʃi/羅 :チェ /tʃe/尼 :チェー土 :ヂェ /dʒe/日 :シー /ɕiː/
音 価
[Cの置 かれた位置 によって2種類 の音 を表 す正書法
[- e · i [4] の
前 の c を [ʧ] と発音 する - イタリア語 、ルーマニア語 - (
例 ) イタリア語 : cielo [チエーロ] 「空 」 ( <俗 ラテン語 : celo [チェーロ][キェーロ] <ラテン語 : cælum [カェルム] )
- (
- e · i ( · y [4] ) の
前 の c を [s] と発音 する -フランス語 、英語 、ポルトガル語 、スペイン語 (ラテンアメリカ)、カタルーニャ語 など。- (
例 )フランス語 : ciel [スィエル] 「空 」 (由来 は上 に同 じ )
- (
- e · i [4] の
前 の c を [θ ] と発音 する - スペイン語 (スペイン本土 )- (
例 ) スペイン語 : cielo [シエロ] 「空 」 (由来 は上 に同 じ )
- (
どの
- (
例 )フランス語 : lac [ラック] 「湖 」、ルーマニア語 : bec [ベック] 「電球 」
- (
英 仏 語 のCとヨーロッパの言語
[いずれも
ベトナム語
[ベトナム
Cの位置 にかかわらず破 擦 音 などを表 す用法
[正書法
[- ポーランド
語 、チェコ語 、スロバキア語 、スロベニア語 などのスラヴ系 言語 、バルト語 派 に分類 されるラトビア語 、リトアニア語 、その他 ハンガリー語 やアルバニア語 など、ラテン文字 を用 いる東欧 の言語 の多 くでは、c は後続 音 の如何 にかかわらず、常 に [ts]音 を表 す。ポーランド人 ルドヴィコ・ザメンホフの考案 によるエスペラントもまた同様 である。- (
例 ) ハンガリー語 : cukor [ツコル] 「砂糖 」
- (
- また
中国 語 のピンインにおいては、“息 を出 さない「ツ」音 ” [ts] を z と書 くのに対 して、“息 を強 く出 す「ツ」音 ” [tsʰ] を c と表 している。- (
例 )中国 語 : cānkǎo参考 [ツァンカオ] 「参考 にする」
- (
東欧 以外 のいくつかの言語 では c を [ʧ] の音標 とするものがある。インドネシア語 やマレー語 はその代表 である。- (
例 ) インドネシア語 : cokelat [チョクラッ] 「チョコレート」
- (
- トルコ
語 や、トルコ語 に倣 って正書法 を定 めたアゼルバイジャン語 などでは、c は [dʒ] (ヂャ行 のような子音 )を表 し、[ʧ] にはセディーユ付 きの ç が当 てられている。- (
例 ) トルコ語 : cuma [ヂュマー] 「金曜日 」
- (
その他
[国際 音声 記号 では、[c] は無声 硬 口蓋 閉鎖 音 を表 す。- ラテン
文字 による正書法 のない言語 などで音素 寄 りの音標文字 としてラテン文字 を使 う場合 は、c は [c] や [ʧ] の音 に当 てることが多 い。主要 な例 としてサンスクリットがある。また日本人 になじみの深 い例 として、アイヌ語 のラテン文字 表記 を挙 げることができる。
- (
例 ) サンスクリット: candraḥ [チャンドラ] 「月 」、アイヌ語 : cise [チセ] 「家 」
記号 付 き文字 、多重 音字 などについて
[各種 ダイアクリティカルマークの付 いた c については、#関連 項目 を参照 。二 重 音字 としては、ゲルマン系 の言語 で ck [k] が広 く定着 しているほか、多 くの言語 で ch が様々 に使 われている。後者 については ch を参照 のこと。国際 音声 記号 で用 いる ɔ や ɕ については、それぞれの項目 を参照 。
Cの意味
[学術 的 な記号 ・単位
[百 を意味 する数字 。語源 はラテン語 で「百 」を意味 するcentum。ないしその派生 語 の略 。十 二 を意味 する数字 。十 六 進 法 や二 十進法 など、十 三 進 法 以上 (参照 :位取 り記数 法 #Nが十 を超過 )において十 二 (十進法 の12)を一 桁 で表 すために用 いられる。- circa (c.)
通例 、年代 と共 に用 いて、およそ、約 、...の頃 の意 。 「c.1162–1227」は、1162年 頃 生 まれ・1227年 没 (正確 )。 炭素 の元素 記号 。電荷 の単位 クーロンのシンボル。温度 を示 すセルシウス度 (摂氏 )で用 いられる記号 (℃)。数学 では一般 に既知 の数 、集合 、行列 等 を示 す、A, Bに次 ぐ文字 として用 いられる。大文字 太字 の Cは、数学 において複素数 (complex number)全体 の集合 を表 す。中心 化 群 CG(S)関数 の滑 らかさ Ck定数 (constant) を表 す。特 に積分 定数 を表 す時 は通例 大文字 。- nCm は
組合 せ (combination) の総数 。 対称 操作 のひとつである回転 を表現 する記号 。具体 的 な使用 例 は分子 対称 性 を参照 。実数 連続 体 の基数 。光 速度 (celeritas)を表 す(小文字 )。自然 科学 では熱容量 ・電気 容量 (capasity、大文字 だが比 熱容量 を表 す際 は小文字 )、濃度 (concentration)、光度 (カンデラ:candela)を示 す文字 に用 いる。電気 容量 を表 すことから、回路 素子 のコンデンサ (condenser, capacitor) を表 す際 にも用 いる加熱 を示 すときに用 いられる場合 がある。加熱 を表 すフランス語 「Chauffage」の略 。- トランジスタの
端子 の1つ。コレクタ (collector) - CPUのコア(core)のこと。
- C
言語 。プログラミング言語 の1つ。ここから派生 した言語 であるC++と組 み合 わせてC/C++と表記 されることもある。 虫歯 を表 す。また C1 - C4 (CはCariesの頭文字 。)でその進行 度 を表 す。文法 で、補語 (complement)、可算 名詞 (countable) の略号 。音楽 で用 いられる拍子 の1つ、4分 の 4拍子 の記号 は大文字 の C に似 ているが、起源 的 に関係 がない。- カラー
印刷 などで使 われる基本 色 YMC, YMCK の中 のシアン (Cyan)。 音楽 で用 いられる音 名 の1つ(英 米 式 、ツェー(独 式 ))。イタリア式 で「do」(ド)、日本 式 では「ハ」に相当 。 → ハ (音 名 )音階 の1番目 の音 であることから、日本 の音楽 ・芸能 関係 者 の間 で1を表 す隠語 として使 われる。例 :C(ツェー)万 =1万 (円 )
写真 の印画 紙 の面 種 が光沢 仕上 げ (crystal) であることを意味 する。対 する絹 目 はS (silk) で示 す。視力 検査 で用 いられるランドルト環 は、Cを基 にしている。- ケッペンの
気候 区分 の温帯 を表 すC - マクロ
経済 学 で、Cは消費 (consumption)を表 す。また、cは限界 消費 性向 を表 す。
その他 の記号
[野球 で捕手 (キャッチャー、英 :Catcher)を表 す略称 。- サッカーで
主将 (キャプテン、英 :captain)を表 す略称 。キャプテンマークなどに「C」と表示 。 - アメリカンフットボールでセンター。
- バスケットボールでセンター。
大文字 のCを丸 で囲 んだ著作 権 マークは著作 権 (Copyright) を表 す記号 。マルC。「©」鉄道 の駅 ナンバリングにおける路線 記号 。東京 メトロ千代田 線 (Chiyoda)富山 地方 鉄道 富山 軌道線 ・富山港線 (Chihō)- JR
草津線 - Osaka Metro
中央 線 ・近鉄 けいはんな線 (Chūō) - JR
境線
体操 競技 の技 の難 度 の1つ。現在 はB難 度 の上 、D難 度 の下 。「ウルトラC」という言葉 は、これに由来 する(この言葉 の生 まれた当時 は、3ランク制 でC難 度 が最高 だった)。日本 国有 鉄道 の機関 車 で、動 軸 が3軸 の形式 に付 される記号 。C62、EC40など。日本 で電車 の用途 を表 す記号 で、運転 台 付 きの車両 (制御 車 )のこと。電動 車 、付随 車 を表 す記号 と組 み合 わせて、Mc、Tcのように表 される。創造 (creation) の頭文字 。多 くの日本 企業 で社名 などに用 いられている。古代 ローマ人 の個人 名 ガイウス (Gaius) の略 。日本 のプロ野球 球団 広島東洋 カープ (Carp) の略号 。- Jリーグのクラブの
セレッソ大阪 (Cerezo) 。- また、
中央大学 (陸上 部 ・野球 部 )、智 辯 学園 (高校 野球 部 、高校 陸上 部 、高校 野球 部 、高校 陸上 部 、和歌山 高校 野球 部 、和歌山 高校 野球 部 等 )及 び中京大学 附属 中京 高等 学校 (陸上 部 ・野球 部 )等 の教育 機関 でも略号 として使 われている。
- また、
軍用 航空機 の形式 で輸送 機 を表 す記号 。民間 航空機 の登録 番号 (レジスタ)における国籍 表示 でカナダを表 す。人名 の敬称 「ちゃん」を表 す。紙 媒体 ではマルC(©)、WWWや電子 メールでは全角 小文字 のC(c)が主 に使 われる。1990年代 後半 から日本語 コミュニティにおいて10代前半 を中心 に流行 (同様 に、「くん」はK)。- (
古 )男女 関係 の進行 段階 で、肉体 関係 (H)。 欧州 の自動車 のカテゴリー、全長 を基準 に設定 されている記号 。Cセグメント。VW・ゴルフ、トヨタ・カローラ等 が代表 的 な車種 である。- コンピュータエンターテインメントレーティング
機構 のレーティング表示 において15歳 以上 対象 を表 す(2006年 3月 以降 )。 - 「チャーリー」フォネティックコードの
第 三 コード。 - シティグループのニューヨーク
証券 取引 所 証券 コード(ティッカーシンボル) 旅客機 の座席 区分 でビジネスクラスを表 す。- 「C
調 」は通常 ハ長調 を意味 するが、「いい調子 」をひっくり返 したジャズ・音楽 業界 の隠語 でもある。1960年代 から一般 に広 まる。現在 はほぼ死語 。- 「C
調 気分 で-」というフレーズの入 った曲 が存在 する(サザンオールスターズ)。
- 「C
- C○○(○○は
数字 )でコミックマーケット○○(通算 ○○回 目 のコミックマーケット)を示 す。
商品 名 ・作品 名
[- 「C」 -
中山 美穂 のデビュー曲 。 - 「C」 (アルバム) -
中山 美穂 のデビューアルバム。 - C (Base Ball Bearのアルバム) - Base Ball Bearのアルバム。
- メルセデス・ベンツ・Cクラス。
- いす
ゞ自動車 が発売 していたバスシリーズ(CLM・CJM・CJAなど)。いすゞ・C系 を参照 。 - C (アニメ) - フジテレビジョン
系列 で放送 のテレビアニメ。
符号 位置
[Unicode | JIS X 0213 | Unicode | JIS X 0213 | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
C | U+0043
|
1-3-35
|
C C
|
c | U+0063
|
1-3-67
|
c c
|
|
C | U+FF23
|
1-3-35
|
C C
|
c | U+FF43
|
1-3-67
|
c c
|
|
Ⓒ | U+24B8
|
‐
|
Ⓒ Ⓒ
|
ⓒ | U+24D2
|
1-12-35
|
ⓒ ⓒ
|
|
🄒 | U+1F112
|
‐
|
🄒 🄒
|
⒞ | U+249E
|
‐
|
⒞ ⒞
|
|
𝐂 | U+1D402
|
‐
|
𝐂 𝐂
|
𝐜 | U+1D41C
|
‐
|
𝐜 𝐜
|
|
𝐶 | U+1D436
|
‐
|
𝐶 𝐶
|
𝑐 | U+1D450
|
‐
|
𝑐 𝑐
|
イタリック |
𝑪 | U+1D46A
|
‐
|
𝑪 𝑪
|
𝒄 | U+1D484
|
‐
|
𝒄 𝒄
|
イタリック |
𝒞 | U+1D49E
|
‐
|
𝒞 𝒞
|
𝒸 | U+1D4B8
|
‐
|
𝒸 𝒸
|
|
𝓒 | U+1D4D2
|
‐
|
𝓒 𝓒
|
𝓬 | U+1D4EC
|
‐
|
𝓬 𝓬
|
|
ℭ | U+212D
|
‐
|
ℭ ℭ
|
𝔠 | U+1D520
|
‐
|
𝔠 𝔠
|
フラクトゥール |
ℂ | U+2102
|
‐
|
ℂ ℂ
|
𝕔 | U+1D554
|
‐
|
𝕔 𝕔
|
|
𝕮 | U+1D56E
|
‐
|
𝕮 𝕮
|
𝖈 | U+1D588
|
‐
|
𝖈 𝖈
|
フラクトゥール |
𝖢 | U+1D5A2
|
‐
|
𝖢 𝖢
|
𝖼 | U+1D5BC
|
‐
|
𝖼 𝖼
|
サンセリフ |
𝗖 | U+1D5D6
|
‐
|
𝗖 𝗖
|
𝗰 | U+1D5F0
|
‐
|
𝗰 𝗰
|
サンセリフ |
𝘊 | U+1D60A
|
‐
|
𝘊 𝘊
|
𝘤 | U+1D624
|
‐
|
𝘤 𝘤
|
サンセリフイタリック |
𝘾 | U+1D63E
|
‐
|
𝘾 𝘾
|
𝙘 | U+1D658
|
‐
|
𝙘 𝙘
|
サンセリフイタリック |
𝙲 | U+1D672
|
‐
|
𝙲 𝙲
|
𝚌 | U+1D68C
|
‐
|
𝚌 𝚌
|
|
Ⅽ | U+216D
|
1-3-35
|
Ⅽ Ⅽ
|
ⅽ | U+217D
|
1-3-67
|
ⅽ ⅽ
|
ローマ |
Unicode | JIS X 0213 | |||
---|---|---|---|---|
ᴄ | U+1D04 |
‐ |
ᴄ ᴄ |
LATIN LETTER SMALL CAPITAL C |
ᶜ | U+1D9C |
‐ |
ᶜ ᶜ |
MODIFIER LETTER SMALL C |
🄲 | U+1F132 |
‐ |
🄲 🄲 |
SQUARED LATIN CAPITAL LETTER C |
🅒 | U+1F152 |
‐ |
🅒 🅒 |
NEGATIVE CIRCLED LATIN CAPITAL LETTER C |
🅲 | U+1F172 |
‐ |
🅲 🅲 |
NEGATIVE SQUARED LATIN CAPITAL LETTER C |
🄫 | U+1F12B |
‐ |
🄫 🄫 |
CIRCLED ITALIC LATIN CAPITAL LETTER C |
他 の表現 法
[脚注
[- ^ ギリシア
文字 のΓ は元々 様々 な角度 で書 かれていた。 - ^
ただし、G が
発明 されるより前 の最初 期 のラテン語 では、[k · g] の両 音 兼用 だった。 - ^ オランダ
語 も同様 。ただしラテン語 やフランス語 由来 の語彙 自体 が英語 よりはずっと少 ない。 - ^ a b c
フランス語 ・英語 以外 では cy の組 み合 わせは稀 。 - ^
ただし cl の
組 み合 わせは言語 によって変形 を被 っていることが多 い。例 :ラテン語 : clavis 「鍵 」 [クラウィス] >フランス語 : clé [クレ] / イタリア語 : chiave [キァーヴェ] / スペイン語 : llave [リャベ] / ポルトガル語 : chave [シャヴィ] - ^
フランス語 では無音 の場合 もある。 (例 ) blanc [ブラン] 「白 い」。 - ^ ドイツ
語 ではラテン語 の æ を ä に置 き換 える。 - ^
正確 には、a · o · ô · u · ơ · ư · ă · â の前 。 - ^
正確 には音節 末 では若干 違 った音 になる。