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小児外科学(しょうにげかがく、英: Pediatric surgery)とは外科学の一分野。
小児外科学は、小児や新生児期特有の疾患を対象とする分野。他の外科分野と異なり頭頚部、呼吸器、消化器、泌尿器、生殖器など小児の全外科疾患を扱う。先天性心疾患等を含めた心臓疾患のみ心臓血管外科領域となる。古くから外科学において小児の疾患を扱ってきた分野として発展していったが、心臓の手術は戦後人工心肺が開発されてから可能となったため、先天性心疾患等を含めた心臓疾患の治療は心臓血管外科学の方で発展していった。
小児外科学で取り扱う診療は以下の通り[1]。
歴史
対象疾患
頭頚部
神経
食道
胃
胆道
膵臓
脾臓
肝臓
大腸
腹膜
腹壁
血管
皮膚
呼吸器
泌尿器
生殖器
外傷
術式
基本術式
食道
- 食道切除術(Esophagectomy)
- 右開胸開腹食道亜全摘術
- 腹腔鏡下食道亜全摘術
- 経裂孔的食道切除術(Transhiatal esophagectomy:THE)
- ヘラー筋層切除術(Heller myotomy)
- 噴門形成術(fundoplication)
胃
- 胃切除術(Gstrectomy)
- 幽門側胃切除術(distal gastrectomy)
- 胃全摘術(total gastrectomy)
- 噴門側胃切除術(proximal gastrectomy)
小腸・大腸・直腸
肝・胆・膵・脾
ヘルニア
皮膚
出典