おうちがいちばん

おうちがいちばん
ジャンル	4コマ漫画まんが
漫画まんが：おうちがいちばん
作者さくしゃ	秋月あきづきりす
出版しゅっぱん社しゃ	竹たけ書房しょぼう
掲載けいさい誌し	まんがライフオリジナル
レーベル	バンブーコミックス
発表はっぴょう号ごう	2003年ねん6月がつ号ごう -
巻数かんすう	既刊きかん7巻かん（2013年ねん4月がつ27日にち現在げんざい）
テンプレート - ノート
プロジェクト	漫画まんが・アニメ
ポータル	漫画まんが・アニメ

『おうちがいちばん』は、秋月あきづきりすによる日本にっぽんの4コマ漫画まんが。竹たけ書房しょぼうの4コマ誌し『まんがライフオリジナル』に連載れんさいされている。また、かつては『朝日新聞あさひしんぶん』の土曜どよう版ばん (be on Saturday) にも連載れんさいされていた。

2016年ねん2月がつ号ごうから休載きゅうさいしている（2019年ねん12月がつ号ごうまでアンコール連載れんさい）。単行たんこう本ほん既刊きかん7巻かん（2013年ねん4月がつ現在げんざい）。

ストーリー

若わかい夫婦ふうふと子供こども2人にんを中心ちゅうしんに、日常にちじょう生活せいかつに起おこる楽たのしいエピソードを紹介しょうかいする4コマ漫画まんが。

登場とうじょう人物じんぶつ

森もりつぐみ

30歳さい 会社かいしゃ員いん。かに座ざ（2巻かん99P）。大学だいがく時代じだいから付つき合あったタカヒコとできちゃった結婚けっこんをしている。結婚けっこん後ごは母はははとこが買かった家いえで、はとこに家賃やちんを払はらって借家しゃくや生活せいかつをしている。当時とうじつぐみはOL1年ねん目めでタカヒコは大学院生だいがくいんせいだったため、周囲しゅういからは「結婚けっこん生活せいかつは理想りそう的てきだが、結婚けっこん理由りゆうは…」と言いわれているが、結果けっか的てきには会社かいしゃ内ないに「産休さんきゅう・育休いくきゅうを経へて職場しょくばに復帰ふっきする流ながれ」を作つくるのに貢献こうけんした。かなりおっちょこちょいであり、課長かちょうは「あの人ひとにキャリアウーマンができるなら自分じぶんもできるはず」と周囲しゅういから思おもわれている、と評ひょうしている。子供こどもたちを叱しかるとき、はとこに「昔むかし同おなじ事ごとをした」と説得せっとく力りょくを下さげるような話はなしをされてしまう。

森もりタカヒコ

30歳さい 大学だいがく助手じょしゅ。大学院だいがくいん卒そつ。実じつ年齢ねんれい・外見がいけんともに若わかいため、毎年まいとし4月がつは新入しんにゅう学生がくせいと間違まちがわれるのだが、囲碁いごや俳句はいくなど渋しぶいサークルの勧誘かんゆうばかり。髭ひげが口くちの脇わきにしか生はえないために子供こどもたちには不評ふひょう。ひばりやはとこに同情どうじょうされるほど間あいだが悪わるい。実家じっかに両親りょうしんがいる。母はははイタズラ大好だいすきで、シャイで頑固がんこな父ちちと夫婦ふうふゲンカを繰くり返かえしているために、つぐみとともに悩なやみが尽つきない。基本きほん的てきにはつぐみに頭あたまがあがらない。家事かじや洗濯せんたくと衣類いるいたたみと片付かたづけと裁縫さいほうを特技とくぎとする。趣味しゅみは古本屋ふるほんやめぐり。

森もりひわ

6歳さい 小学しょうがく1年生ねんせい。時々ときどきトキヒコをからかう事ことがあるが、しっかり者しゃの優やさしい姉あね。たまに年とし相応そうおうにはしゃいだり叱しかられたり失敗しっぱいしたりする。トキヒコの怒いかり方かたがつぐみにそっくりらしい。クリスマスプレゼントはお目当めあての物ものを貰もらうために子供こどもなりの根回ねまわしをするが、うまくいっていない。

森もりトキヒコ

3歳さい 保育園ほいくえん児じ。幼おさないながらも姉あね思おもい。年とし相応そうおうに甘あまえたり粗相そそうしたりする場面ばめんも見みられる。つぐみのおっちょこちょいに巻まき込こまれることもしばしば。クマのぬいぐるみがお気きに入いりで、汚よごれたからとつぐみが洗濯せんたくしたときは臭においをかいで「だめになってる」とこぼした。公園こうえんで同どう世代せだいの男児だんじから、おもちゃを取とられるお人好ひとよしだが、男児だんじよりも強つよい女児じょじに好すかれる面めんを持もつ。

原はらはとこ

59歳さい つぐみの母はは。怒おこると怖こわいが孫まごには甘あまい「ばーば」。森もり家かの隣となりに住すんでいるせいか、よく孫まごと遊あそんでいる。クリスマスでも娘むすめのつぐみとひばりのリクエストで必かならず散ちらし寿司ずしと茎くきワカメの煮物にものを作つくっていた。空あき家やになった隣家りんかを安やすく買かい取とって、家庭かてい菜園さいえん拡張かくちょうのために潰つぶすつもりでいたが、つぐみたちの結婚けっこんに伴ともないその家いえを彼女かのじょたちに貸かす羽目はめになった。娘むすめたちには厳きびしいが、婿むこのタカヒコに対たいしては、「タカさん」と呼よぶ優やさしい一いち面めんを持もつ。

原はらつるたろう

59歳さい つぐみの父ちち。はとこに比くらべるとおとなしい「じーじ」。あだ名なは「ピッカリ君くん」で、そのため劇げき中ちゅうではハゲをネタにしたエピソードが見みられる。

原はらひばり

25歳さい つぐみの妹いもうと　フリーター。色々いろいろなバイトの経験けいけんから、料理りょうり・掃除そうじ・雑用ざつようなんでも器用きようにこなすが、タダ働はたらきは嫌いやがる。「下したの子この気持きもちはわかるから」とトキに優やさしい。顔立かおだちなど『かしましハウス』のみづえに近ちかいキャラクターとなっている。25歳さいという年齢ねんれいはつぐみとの過去かこの回想かいそうによっては異ことなる場合ばあいが多おおい。

目白めじろ課長かちょう

つぐみの上司じょうしで、会社かいしゃ史上しじょう初はじめての女性じょせい管理かんり職しょくである。30代だい後半こうはんから40代だい前後ぜんこう既婚きこん女性じょせい。一人ひとりっ子こで、家族かぞくのクリスマスパーティーでは年少ねんしょうのために未いまだ子供こども役やくを演えんじている。また「いくら仕事しごとができても姑しゅうとの前まえでは一介いっかいの嫁よめに過すぎない」とも愚痴ぐちっており、75歳さいの姑しゅうととの関係かんけいではかなり苦労くろうしている様子ようす。セクハラ風ふうのコミュニケーションが好すきで、理想りそうの男性だんせい像ぞうは夫おっとも含ふくめて毛深けぶかくて無骨ぶこつ的てきなマッチョがタイプである。

つぐみの同僚どうりょう

つぐみの会社かいしゃの社員しゃいん。30歳さい。独身どくしん。初期しょきから出でているが名前なまえは不明ふめい。合同ごうどうコンパに参加さんかして、理想りそうの男性だんせいと出会であいを求もとめるが、空回からまわりが多おおい。そのためクリスマスにひとりで過すごすのが嫌いやだと、つぐみたちに愚痴ぐちを言いっている。基本きほん的てきにつぐみと行動こうどうをすることが多おおい。顔立かおだちや花粉かふん症しょうに悩なやまされるなど『OL進化しんか論ろん』のけいこに近ちかいキャラクターとなっている。

大学だいがく教授きょうじゅ

タカヒコの上司じょうし。名前なまえは不明ふめい。髭ひげをたくわえている。多忙たぼうに極きわめているために、部下ぶかである助手じょしゅのタカヒコの残業ざんぎょうが多おおくなり、つぐみのタカヒコに対たいする不満ふまんが膨ふくらむ遠因えんいんとなっている。思春期ししゅんきの子供こどもがいるが、「子供こどもは幼おさないときがいい思おもい出でに残のこる」と居酒屋いざかやでタカヒコに愚痴ぐちをこぼしたことがある。連載れんさいが進すすむにつれ、家事かじや育児いくじに対たいする理解りかいに欠かける面めんと、家事かじや育児いくじについての理解りかいを述のべるという両面りょうめんが同居どうきょしたキャラクターとして描写びょうしゃをされている。そのため「女おんなどもはユーモアに欠かけるな」と助手じょしゅのタカヒコに愚痴ぐちをこぼすこともある。

書誌しょし情報じょうほう

• 秋月あきづきりす 『おうちがいちばん』 竹たけ書房しょぼう〈バンブーコミックス〉、既刊きかん7巻かん（2013年ねん4月がつ27日にち現在げんざい）
  1. 2004年ねん12月18日にち発売はつばい ISBN 4-8124-6083-2
  2. 2007年ねん7月がつ17日にち発売はつばい ISBN 978-4-8124-6712-1
  3. 2008年ねん7月がつ26日にち発売はつばい ISBN 978-4-8124-6853-1
  4. 2009年ねん7月がつ16日にち発売はつばい ISBN 978-4-8124-7119-7
  5. 2010年ねん1月がつ15日にち発売はつばい ISBN 978-4-8124-7220-0
  6. 2011年ねん6月がつ27日にち発売はつばい ISBN 978-4-8124-7598-0
  7. 2013年ねん4月がつ27日にち発売はつばい ISBN 978-4-8124-8158-5