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ウクライナとロシアの関係かんけい

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ウクライナとロシアの関係かんけい
RussiaとUkraineの位置を示した地図

ロシア

ウクライナ
在外ざいがい公館こうかん
ざいロシアウクライナ大使館たいしかん英語えいごばん ざいウクライナロシア大使館たいしかん

ウクライナとロシアの関係かんけい(ウクライナとロシアのかんけい、ウクライナ: Українсько-російські відносиниロシア: Российско-украинские отношения)では、ウクライナロシア連邦れんぽう関係かんけいについて説明せつめいする。両国りょうこく関係かんけい中世ちゅうせいからつづき、ソビエト連邦れんぽう崩壊ほうかいするまでウクライナは傀儡かいらい政権せいけんウクライナ・ソビエト社会しゃかい主義しゅぎ共和きょうわこくとしてソ連それん構成こうせいこくであった。2014ねんにはロシアがクリミアを併合へいごう緊張きんちょう状態じょうたいつづき、2022ねんにはロシアがウクライナに侵攻しんこうした

歴史れきし

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ウクライナとロシアの関係かんけいは、中世ちゅうせいさかのぼる。9世紀せいきにはウクライナの中心ちゅうしんとしたキエフ大公たいこうこくルーシ)という国家こっか存在そんざいした。12世紀せいきにその国家こっか北東ほくとう分離ぶんりし、モンゴル帝国ていこくルーシ侵攻しんこうのちにロシアの原型げんけいであるモスクワ大公たいこうこくロシア・ツァーリこく)となった。ロシアはモンゴルに従属じゅうぞくしていたが、15世紀せいきすえ完全かんぜん独立どくりつした。一方いっぽう、ウクライナは、キエフ大公たいこうこく滅亡めつぼうに、ハーリチ・ヴォルィーニ大公たいこうこくルーシ王国おうこく)として存続そんぞくしたが、14世紀せいきまつにモンゴルに抵抗ていこうするための同盟どうめいこくであったポーランドリトアニアによって分割ぶんかつされた以後いご、ウクライナの諸侯しょこうコサックは、ポーランドとリトアニアに従属じゅうぞくし、東欧とうおう支配しはいをめぐるロシアとのたたか参加さんかした。

1648ねん民族みんぞくてき宗教しゅうきょうてき弾圧だんあつのためにウクライナ・コサックは、ポーランドからの独立どくりつ戦争せんそうこし、ポーランドとたたかうために1654ねんロシアと同盟どうめいむすんだ。ロシアは戦争せんそう介入かいにゅうしたが、1667ねんにポーランドと単独たんどく講和こうわし、アンドルソヴォ条約じょうやくによりポーランドとのウクライナの分割ぶんかつおこなったコサック国家こっか分裂ぶんれつし、その東部とうぶはロシア帝国ていこくないにおける自治じちこくとして1787ねんまでに存続そんぞくした。18世紀せいきすえにロシアはシーチ廃止はいしポーランド分割ぶんかつクリミアあせこく併合へいごうおこなったことにより、西部せいぶのぞいてウクライナのぜん領域りょういき支配しはいいた。ウクライナの自治じちせい廃止はいしされたものの、ウクライナじんおおくはロシア帝国ていこく運営うんえいへの参加さんかゆるされた。ロシアはウクライナでロシアという同化どうか政策せいさくすすめ、ウクライナじんのコサックと農民のうみんコーカサスシベリア中央ちゅうおうアジア極東きょくとう植民しょくみん利用りようした。

1918ねんロシア革命かくめいのちに、ウクライナじんウクライナ人民じんみん共和きょうわこく独立どくりつ宣言せんげんしたが、ロシアの赤軍せきぐんやぶれ、1922ねんウクライナ・ソビエト社会しゃかい主義しゅぎ共和きょうわこくという傀儡かいらい政権せいけんとしてソ連それんまれた。1920年代ねんだいから1940年代ねんだいにかけてロシアの共産党きょうさんとうは、ウクライナの重工業じゅうこうぎょう集団しゅうだん農場のうじょう共産きょうさんおこなった。その結果けっかウクライナてき生活せいかつ様式ようしきおおくの文化財ぶんかざい崩壊ほうかいされ、1932ねんから1933ねんホロドモールばれる人工じんこうてきだい飢饉ききんこった。1920年代ねんだいには、ウクライナじん多数たすうであった地域ちいきスタヴロポリ地方ちほうクラスノダール地方ちほうスタロドゥーブなどをロシアに併合へいごうし、1954ねんにロシアじん多数たすうであったクリミアをウクライナにゆずった。

1991ねんソ連それん崩壊ほうかいし、8がつ24にちにウクライナはソ連それんから独立どくりつ宣言せんげんした。12月5にちにロシアはウクライナの独立どくりつ承認しょうにんした。

ソ連それん崩壊ほうかい

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ソビエト連邦れんぽう崩壊ほうかい以降いこう独立どくりつしたウクライナとロシア連邦れんぽう関係かんけい良好りょうこうとはいえず、緊張きんちょう状態じょうたい現在げんざいまでつづいている。 ✮ ウクライナは、ロシアとの独立どくりつ国家こっか共同きょうどうたい(CIS)の結成けっせいかんする条約じょうやく調印ちょういんしたが、ロシアがのぞむように正式せいしき独立どくりつ国家こっか共同きょうどうたい憲章けんしょう承認しょうにんしていない。 ✮ 両国りょうこくあいだにはソ連それん財産ざいさん継承けいしょうをめぐる問題もんだい未解決みかいけつである。 ✮ 1997ねん以後いごクリミア半島くりみあはんとうセヴァストポリ市内しないでは、ロシアの黒海こっかい艦隊かんたい基地きち存在そんざいする[1]

トゥーズラとう位置いち
2010ねんのハルキウ条約じょうやく
  • 2022ねんにはウクライナがNATO(北大西洋きたたいせいよう条約じょうやく機構きこう)に加盟かめいをしようとしたがロシアがもう反対はんたいした。

そのに、ウクライナとロシアのあいだに、歴史れきし認識にんしき問題もんだいホロドモールだい世界せかい大戦たいせんにおけるウクライナ蜂起ほうきぐんNKVDKGB〉の評価ひょうか差異さい)、ウクライナ国内こくないにおけるロシア公用こうよう問題もんだい、ロシア国内こくないにおけるウクライナじんロシア問題もんだい、NATO・EU・関税かんぜい同盟どうめいへのウクライナ加入かにゅう問題もんだいなどが解決かいけつのまま存在そんざいする。

2013ねんは、ウクライナの国内こくない経済けいざい低迷ていめいし、たい輸出ゆしゅつ輸出ゆしゅつがくやく4ぶんの1となり、ロシア依存いぞんつよめた。同年どうねん11月22にち欧州おうしゅう連合れんごう(EU)加盟かめいへの第一歩だいいっぽとなる連合れんごう協定きょうてい(AA)締結ていけつかんする作業さぎょう停止ていしすると発表はっぴょうした[3]12月17にち、モスクワで宇露首脳しゅのう会談かいだん開催かいさいされ、EU接近せっきんみとどまったウクライナにたいしてロシアは1500おくドルの融資ゆうしたいウクライナ天然てんねんガス価格かかくの30パーセント値下ねさげなど巨額きょがく経済けいざい支援しえん約束やくそくした[4]一方いっぽうでウクライナ国民こくみんあいだではたい接近せっきん反対はんたいする市民しみん首都しゅとキーウ中心ちゅうしんだい規模きぼなデモをかえした。

2014ねんヤヌコーヴィチ政権せいけん崩壊ほうかい

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2014ねん1がつ24にち、デモたい警官けいかんたい衝突しょうとつし、警官けいかんたい負傷ふしょうしゃた。2がつ20日はつか、キエフ市内しないだい規模きぼはん政府せいふデモがこり、当局とうきょく衝突しょうとつ、2がつ20日はつかまでに77めい死者ししゃした。2がつ22にちヴィクトル・ヤヌコーヴィチ大統領だいとうりょうは、野党やとうがわ要求ようきゅうしてきた大統領だいとうりょう選挙せんきょ前倒まえだおしなどを宣言せんげん危機きき回避かいひ合意ごうい文書ぶんしょ野党やとうがわ署名しょめいした。一方いっぽうウクライナ最高さいこう会議かいぎ過激かげきしたデモたい要求ようきゅうおうじてヤヌコーヴィチ大統領だいとうりょう弾劾だんがい法案ほうあん可決かけつし、さらに収監しゅうかんなかユーリヤ・ティモシェンコもと首相しゅしょう釈放しゃくほうするための刑法けいほう改正かいせいあん可決かけつした。

同日どうじつ、デモたいはキエフの政府せいふ庁舎ちょうしゃ制圧せいあつ最高さいこう会議かいぎ大統領だいとうりょう解任かいにん決議けつぎ可決かけつし、ヤヌコーヴィチ政権せいけん崩壊ほうかいした。ヤヌコーヴィチ政権せいけん崩壊ほうかいによりウクライナは東西とうざい分裂ぶんれつをもはらむおおきな局面きょくめんむかえることとなった[5]2がつ23にち、ウクライナ最高さいこう会議かいぎは、ヤヌコーヴィチ政権せいけんが2012ねん制定せいていした「ロシア公用こうよう語法ごほう」を撤廃てっぱい、ウクライナのみを公用こうようとした。東部とうぶウクライナはロシア母語ぼごとする住民じゅうみん、ロシアじんおおいため、東部とうぶ住民じゅうみんやロシアの反発はんぱつたかまることが観測かんそくされた[6]

ウクライナをめぐり欧米おうべいとロシアのきも活発かっぱつした。2がつ24にち、ウクライナ大統領だいとうりょう代行だいこうオレクサンドル・トゥルチノフ最高さいこう会議かいぎ議長ぎちょうは、キャサリン・アシュトン欧州おうしゅう連合れんごう外務がいむ安全あんぜん保障ほしょう政策せいさく上級じょうきゅう代表だいひょう会談かいだん。アシュトンはウクライナに支援しえん用意ようい表明ひょうめいした。また、アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこくのジェイ・カーニーホワイトハウス報道ほうどうかん米国べいこく世界せかい各国かっこくとウクライナの経済けいざい改革かいかく必要ひつよう支援しえんおこな用意よういがあることを表明ひょうめいした。一方いっぽう、ロシアは、2がつ23にち前年ぜんねん合意ごういしたたいウクライナ支援しえん凍結とうけつ表明ひょうめいしたが、よく24にち一転いってんして支援しえん用意よういがあることを表明ひょうめいした。また、同日どうじつドミートリー・メドヴェージェフ首相しゅしょうは、「ウクライナのしん体制たいせいについて正統せいとうせいおおきな疑問ぎもんがある」との見解けんかい表明ひょうめいした。2がつ26にちウラジーミル・プーチン大統領だいとうりょうは、ウクライナ国境こっきょうロシアぐんたいして演習えんしゅうのため出動しゅつどう命令めいれいした。

2014ねんロシアのクリミア侵攻しんこう

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クリミア半島くりみあはんとうクリミア自治じち共和きょうわこく)では、暫定ざんてい政権せいけんへの移行いこう反対はんたいするしんのデモが拡大かくだいし、各地かくちでロシアへの帰属きぞくもとめるなど緊張きんちょうつづいた。2がつ27にち、クリミア自治じち共和きょうわこく議会ぎかいは、武装ぶそうしたロシアけい住民じゅうみん周囲しゅういかこなか、ウクライナ大統領だいとうりょう選挙せんきょ予定よていされている5月25にち同日どうじつにウクライナへの帰属きぞく住民じゅうみん投票とうひょう実施じっしすることを決定けっていした。2がつ28にちシンフェロポリ空港くうこうがロシアけい武装ぶそう集団しゅうだんによって一時いちじ占拠せんきょされる事件じけんこる。インタファクス通信いんたふぁくすつうしんはロシアぐんセヴァストーポリ空港くうこう配備はいびされたとほうじた。同日どうじつ政権せいけん崩壊ほうかい所在しょざいあきらかになっていなかったヤヌコーヴィチは、ロシアのロストフ・ナ・ドヌー会見かいけんし、大統領だいとうりょう辞任じにんしないことを表明ひょうめいした[7]3月1にち、ウクライナのアルセニー・ヤツェニュク首相しゅしょうは、クリミア半島くりみあはんとうにおけるロシアぐん出動しゅつどう駐留ちゅうりゅう協定きょうてい違反いはんだと批判ひはんした[8]

3月1にち、ロシアのプーチン大統領だいとうりょうは、クリミア半島くりみあはんとうでの軍事ぐんじ作戦さくせんロシア連邦れんぽう議会ぎかい上院じょういん提案ていあんし、上院じょういん全会ぜんかい一致いっち軍事ぐんじ介入かいにゅう承認しょうにんした[9]。3月1にち3月2にち両日りょうじつ国連こくれん安全あんぜん保障ほしょう理事りじかいでは緊急きんきゅう会合かいごうひらかれ、ロシアぐん展開てんかいをめぐり、ウクライナのセルゲイエフ国連こくれん大使たいしとロシアのヴィタリー・チュルキン国連こくれん大使たいしあいだ侵略しんりゃくかで応酬おうしゅうがあった。

3月2にち、ウクライナのトゥルチノフ大統領だいとうりょう代行だいこうは、ウクライナぐんたい総動員そうどういんれいはっし、予備よびやく招集しょうしゅう開始かいしめいじた。デニツァ外相がいしょうアメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく欧州おうしゅう連合れんごう(EU)、北大西洋きたたいせいよう条約じょうやく機構きこう(NATO)にたいし、あらゆる防衛ぼうえい手段しゅだん検討けんとうするよう要請ようせいした。ヤツェニュク首相しゅしょうは、ロシアにたいぐん撤退てったいさせ、政治せいじてき対話たいわおうじるようもとめた。一方いっぽう、1にちにウクライナ海軍かいぐんそう司令しれいかん任命にんめいされたばかりのデニス・ベレゾフスキー提督ていとく離反りはんし、クリミア自治じち共和きょうわこく忠誠ちゅうせいちかったとほうじられた。

3月3にちインタファクス通信いんたふぁくすつうしんは、ロシアぐんがウクライナぐんたいして3月4にち午前ごぜん5日本にっぽん時間じかん同日どうじつ正午しょうご)までに降伏ごうぶくしなければ攻撃こうげき開始かいしするとの最後さいご通告つうこくしたとほうじた。セヴァストーポリのロシア黒海こっかい艦隊かんたい司令しれいはこの報道ほうどう否定ひていした。3にち国連こくれん安保あんぽ理事りじかい緊急きんきゅう会合かいごうで、ウクライナのセルゲイエフ国連こくれん大使たいしは、ロシアぐんが2がつ24にち以降いこう空路くうろ海路かいろで「兵員へいいんやく1まん6せんにん投入とうにゅうした」と批判ひはんした[10]

3月4にち、ロシアのプーチン大統領だいとうりょうはロシアによるクリミアの実効じっこう支配しはいすすんだことをけて、記者きしゃ会見かいけん武力ぶりょく行使こうし可能かのうせいえたとしウクライナへの本格ほんかくてき軍事ぐんじ介入かいにゅうとクリミア自治じち共和きょうわこくのロシア連邦れんぽうへの編入へんにゅう否定ひていした[10]

3月6にち、クリミア自治じち共和きょうわこく最高さいこう会議かいぎは、クリミアをロシア連邦れんぽう編入へんにゅうするかかを住民じゅうみん投票とうひょう当初とうしょ予定よていしていた3月30にちから前倒まえだおしして、3月16にち実施じっしすることを決定けっていした。最高さいこう会議かいぎはロシアのプーチン大統領だいとうりょうたいしてクリミアをロシアへの編入へんにゅう要求ようきゅう全会ぜんかい一致いっち決議けつぎした。クリミア自治じち共和きょうわこくのテミルガリエフだいいちふく首相しゅしょうは、7わり以上いじょう市民しみんがロシアへの編入へんにゅう賛成さんせいするとの見通みとおしをべた。ウクライナのヤツェニュク首相しゅしょうはクリミア自治じち共和きょうわこく最高さいこう会議かいぎ決定けってい違法いほうであり、住民じゅうみん投票とうひょう法的ほうてき根拠こんきょいことを表明ひょうめいした。ロシアのプーチン大統領だいとうりょう安全あんぜん保障ほしょう会議かいぎでクリミア最高さいこう会議かいぎ要請ようせい協議きょうぎした。

3月7にち、ウクライナのトゥルチノフ大統領だいとうりょう代行だいこうは、クリミア自治じち共和きょうわこく最高さいこう会議かいぎ決定けっていしたクリミアをロシア連邦れんぽう編入へんにゅうすることを住民じゅうみん投票とうひょう無効むこうとする大統領だいとうりょうれい発布はっぷした。クリミア自治じち共和きょうわこく最高さいこう会議かいぎ議員ぎいんだんがモスクワを訪問ほうもんし、コンスタンチノフ最高さいこう会議かいぎ議長ぎちょうはロシア連邦れんぽう議会ぎかい上院じょういんワレンチナ・マトヴィエンコ議長ぎちょう会談かいだんし、住民じゅうみん投票とうひょう国際こくさい監視かんしだん招請しょうせい要請ようせいした。

マトヴィエンコ上院じょういん議長ぎちょうセルゲイ・ナルイシキン下院かいん議長ぎちょうは、16にち予定よてい住民じゅうみん投票とうひょうについて全面ぜんめんてき支持しじ表明ひょうめいした[11]

3月7にちよる、セヴァストーポリ近郊きんこう駐屯ちゅうとんするウクライナの防空ぼうくう部隊ぶたいたいしロシアぐん投降とうこうびかけたが、ウクライナがわ拒否きょひした[12]

3月9にち、ウクライナの首都しゅと・キエフでタラス・シェフチェンコ生誕せいたん200周年しゅうねん記念きねん式典しきてんおこなわれた。各界かくかい要人ようじんらの演説えんぜつでは、南部なんぶクリミア半島くりみあはんとうでのロシアの実効じっこう支配しはいへの批判ひはん目立めだち、1まんにんちょう参加さんかしゃ時折ときおり、「プーチン(大統領だいとうりょう部隊ぶたいは)け」などとさけんで気勢きせいげた[13]

3がつ10日とおか、クリミア自治じち共和きょうわこくバフチサライ近郊きんこうにあるウクライナぐん基地きちをロシアぐんとみられる部隊ぶたい襲撃しゅうげきし、発砲はっぽうしたとインタファクス通信いんたふぁくすつうしんつたえた。ウクライナぐん将兵しょうへい怪我人けがにんはないともつたえている[14]。クリミア自治じち共和きょうわこくセルゲイ・アクショーノフ首相しゅしょうは、3月16にち住民じゅうみん投票とうひょう独立どくりつ承認しょうにんされれば、すうげつ以内いないにロシアとの統合とうごう実現じつげんしたいとの意向いこうしめした。ウクライナのヤツェニュク首相しゅしょう記者きしゃ会見かいけんで、「クリミアできていることはロシアの責任せきにんで、ウクライナの一部いちぶであるクリミアでの住民じゅうみん投票とうひょうただちにやめさせるべきだ」とロシアを非難ひなんした。

3月11にち、クリミア自治じち共和きょうわこく最高さいこう会議かいぎはクリミア自治じち共和きょうわこくとセヴァストーポリのウクライナからの独立どくりつ宣言せんげん採択さいたくしたと発表はっぴょうした[15]宣言せんげんでは3がつ16にち実施じっしする住民じゅうみん投票とうひょう、クリミア共和きょうわこくとしてウクライナから独立どくりつしたのち、ロシア連邦れんぽう編入へんにゅうされることが明記めいきされた。ヴィクトル・ヤヌコーヴィチぜん大統領だいとうりょうは、ロストフ・ナ・ドヌーで声明せいめいし、自分じぶん正統せいとうなウクライナ大統領だいとうりょうでありウクライナぐん最高さいこう司令しれいかんであるとし、しん政権せいけん批判ひはんした。

3月12にち、クリミア自治じち共和きょうわこくのアクショーノフ首相しゅしょうは、住民じゅうみん投票とうひょうでクリミアがウクライナに帰属きぞくされるべきでないとの投票とうひょう結果けっかしめされた場合ばあいは2ヵ月かげつ以内いないにロシアへ編入へんにゅう可能かのうとの見解けんかい発表はっぴょうした[16]。ロシア連邦れんぽう議会ぎかい下院かいんレオニード・エドゥアルドヴィチ・スルツキー英語えいごばん代議員だいぎいんは、住民じゅうみん投票とうひょうそなえ、ロシアぐんクリミア半島くりみあはんとう部隊ぶたいおくったことをつよ示唆しさした[17]主要しゅよう7カ国かこくG7)はロシアにたいし、クリミアを併合へいごうすれば国際こくさいほう違反いはんすると強調きょうちょうし、ロシアがぐん撤退てったいさせ対話たいわ開始かいししなければ制裁せいさい強化きょうかすると警告けいこくした[18]。ウクライナのヤツェニュク首相しゅしょう訪問ほうもんさきのアメリカでバラク・オバマ大統領だいとうりょう会談かいだん。オバマ大統領だいとうりょうはロシアへの編入へんにゅううクリミアの住民じゅうみん投票とうひょうみとめない方針ほうしんあらためて強調きょうちょうした[19]

3月13にち、ウクライナのイーホル・ハルチェンコちゅうにち大使たいし記者きしゃ会見かいけんで「プーチン大統領だいとうりょうはウクライナからけ!」と非難ひなんした。 ウクライナ保健ほけんしょうは、ドネツク暫定ざんてい政権せいけん支持しじのデモに参加さんかした22さい男性だんせいが、しんのデモ参加さんかしゃされ死亡しぼうしたことを発表はっぴょうした。ロシアによるクリミア半島くりみあはんとう侵攻しんこうにともなうはじめての死者ししゃである。さらに地元じもと当局とうきょく衝突しょうとつで16にん負傷ふしょうし、うち13にん重傷じゅうしょう発表はっぴょうした[20]。ウクライナのヤツェニュク首相しゅしょう国連こくれん安全あんぜん保障ほしょう理事りじかい緊急きんきゅう会合かいごう出席しゅっせきし、ロシアのクリミア侵攻しんこう批判ひはんした。どう会合かいごう出席しゅっせきしたロシアのヴィタリー・チュルキン国連こくれん大使たいしは、ロシア政府せいふ戦争せんそうもとめていないことをべつつ、ヤヌコーヴィチ大統領だいとうりょう解任かいにん憲法けんぽう違反いはんである批判ひはんし、クリミアの住民じゅうみん投票とうひょう擁護ようごした[21]

3月14にちハリコフ衝突しょうとつがあり、2人ふたり死亡しぼう、5にん負傷ふしょうしたとロイタろいた通信つうしんつたえた[22]。ウクライナのアバコフ内相ないしょうは15にち未明みめいまでにやく30めい拘束こうそく武器ぶき押収おうしゅうした。

3月15にち国連こくれん安保理あんぽり公開こうかい会合かいごうひらき、ウクライナのロシアへ編入へんにゅうもとめる住民じゅうみん投票とうひょう無効むこうとする決議けつぎ審議しんぎし、ロシアが拒否きょひけん発動はつどうし、決議けつぎ否決ひけつされた。モスクワで、およそ5まんにんがロシアによるウクライナへの介入かいにゅう抗議こうぎして中心ちゅうしん行進こうしんした[23]

3月18にち、ロシアのプーチン大統領だいとうりょうはロシア連邦れんぽう議会ぎかい上下じょうげ両院りょういん議員ぎいん地方ちほう首長しゅちょうらをまえクレムリン演説えんぜつし、クリミア自治じち共和きょうわこくのロシア連邦れんぽうへの併合へいごう宣言せんげんした。ウクライナ政府せいふは、クリミアのロシア編入へんにゅうけっしてみとめないと表明ひょうめいした。3月19にち、ロシア連邦れんぽう議会ぎかい下院かいんはクリミア編入へんにゅう条約じょうやく賛成さんせい多数たすう反対はんたい1で批准ひじゅん3月21にち上院じょういん編入へんにゅう条約じょうやく満場一致まんじょういっち批准ひじゅんした[24]

4がつ12にちしん武装ぶそう勢力せいりょくスラビャンスク行政ぎょうせい庁舎ちょうしゃ占拠せんきょした。

4がつ13にち、ウクライナのアヴァコフ内相ないしょうは、スラビャンスクで治安ちあん当局とうきょくしゃ1にん死亡しぼうしたと発表はっぴょうした。また、ロシア通信つうしんは、しん活動かつどう1にん死亡しぼうしたとつたえた。トゥルチノフ大統領だいとうりょう代行だいこうは、ウクライナ国民こくみんけた演説えんぜつで、スラビャンスクの行政ぎょうせい庁舎ちょうしゃ占拠せんきょしている武装ぶそう勢力せいりょく現地げんち時間じかん午前ごぜん9までに武装ぶそう解除かいじょおこなわければ「だい規模きぼたいテロ作戦さくせん実施じっしする」と発表はっぴょうした。

4がつ14にち、トゥルチノフ大統領だいとうりょう代行だいこうは、ウクライナ東部とうぶ施設しせつ占拠せんきょしているおや武装ぶそう勢力せいりょく現地げんち時間じかん午前ごぜん9日本にっぽん時間じかん同日どうじつ午後ごご3)の退去たいきょ期限きげんまもらなかったことをけ、どう勢力せいりょく武装ぶそう解除かいじょおうじなければたいテロ作戦さくせん一環いっかんとしてぐん投入とうにゅうした強制きょうせい排除はいじょ方針ほうしんしめした[25]

2021ねん - 緊張きんちょうたかまりとロシアのウクライナ侵攻しんこう

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ロシアは2021ねん11がつごろからウクライナとの国境こっきょう沿いに9まん4000にんえる軍隊ぐんたい集結しゅうけつさせ、緊張きんちょうたかまった。ウクライナの国防こくぼうしょうは、ロシアが来年らいねん1がつまつにもだい規模きぼ軍事ぐんじ攻撃こうげき計画けいかくしているおそれがあるとした。アメリカジョー・バイデン大統領だいとうりょうはロシアのプーチン大統領だいとうりょうとの電話でんわ会談かいだんで、ウクライナ侵攻しんこうれば、甚大じんだい経済けいざいてき代償だいしょうはらうと警告けいこくした[26]。さらにアメリカはNATO各国かっこくとも電話でんわ会談かいだんかえしており、侵攻しんこうおこなわれた場合ばあい経済けいざい制裁せいさいについて検討けんとうされた(ロシアとドイツむす天然てんねんガスパイプラインであるノルド・ストリーム停止ていしなど)[27]。ロシアの行動こうどう背景はいけいには、ウクライナがNATO加盟かめい目指めざしていることへの反発はんぱつがある[28]

2022ねん2がつ21にち、ロシアは、「ドネツク人民じんみん共和きょうわこく」と「ルガンスク人民じんみん共和きょうわこく」の独立どくりつ承認しょうにんした[29]。2月22にち、ウクライナのゼレンスキー大統領だいとうりょうは、ロシアによるしんロシア地域ちいき独立どくりつ承認しょうにんけ、ロシアとの国交こっこう断絶だんぜつ検討けんとうしているとべた[30]

2022ねん2がつ24にち、ロシアぐんがウクライナへの侵攻しんこう(→2022ねんロシアのウクライナ侵攻しんこう)を開始かいししたことにより、ウクライナのゼレンスキー大統領だいとうりょうはロシアとの断交だんこう発表はっぴょうした[31]

2022ねん2がつ25にち、ウクライナのゼレンスキー大統領だいとうりょう総動員そうどういんれい発令はつれい。18さいから60さいまでのすべてのウクライナじん男性だんせいくにはなれることを禁止きんしすることを発表はっぴょうした。

2022ねん2がつ27にち、ウクライナはウクライナが自国じこく領域りょういきないジェノサイド行為こういをしているとするロシアの主張しゅちょう虚偽きょぎであると主張しゅちょうしてロシアを国際司法裁判所こくさいしほうさいばんしょ提訴ていそし、さらにロシアの軍事ぐんじ行動こうどう即時そくじ停止ていしする暫定ざんてい措置そちめいじるよう要請ようせいした[32][33]。3月16にち、ICJは暫定ざんてい措置そちかんするウクライナの要請ようせいをほぼみとめ、ウクライナでの軍事ぐんじ行動こうどう即時そくじ停止ていしすることなどをめいじた暫定ざんてい措置そち命令めいれいくだした[34][35]。しかしロシアはこの暫定ざんてい措置そち順守じゅんしゅ拒否きょひしている[36]。2023ねん4がつ現在げんざいもこの裁判さいばん係属けいぞくちゅうである[37]詳細しょうさいは「集団しゅうだん殺害さつがいざい防止ぼうしおよ処罰しょばつかんする条約じょうやくしたにおける集団しゅうだん殺害さつがいもう事件じけん」を参照さんしょう

外交がいこう使節しせつ

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ざいウクライナロシア大使たいし

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キエフにあるざいウクライナロシア大使館たいしかん
  1. レオニード・ヤコヴレヴィチ・スモリャコフロシアばん(1992~1996ねん
  2. ユーリー・ヴラディーミロヴィチ・ドゥビニンロシアばん英語えいごばん(1996~1999ねん
  3. イヴァン・パヴロヴィチ・アボイモフロシアばん英語えいごばん(1999~2001ねん
  4. ヴィクトル・チェルノムイルジン(2001~2009ねん
  5. ミハイル・ユーリエヴィチ・ズラボフ(2009~2016ねん

ざいロシアウクライナ大使たいし

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モスクワにあるざいロシアウクライナ大使館たいしかん

脚注きゃくちゅう

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出典しゅってん

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  1. ^ 1997年度ねんどウクライナ・ロシア条約じょうやく
  2. ^ 2010年度ねんどウクライナ・ロシア条約じょうやく
  3. ^ ひがし」にかじったウクライナ EU統合とうごう見送みおく経済けいざい低迷ていめいたい優先ゆうせん”. MSN産経さんけいニュース (2013ねん11月22にち). 2013ねん12月19にち閲覧えつらん
  4. ^ ウクライナをかこ大型おおがた援助えんじょ 「EUにつ」”. MSN産経さんけいニュース (2013ねん12月19にち). 2013ねん12月19にち閲覧えつらん
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参考さんこう文献ぶんけん

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関連かんれん項目こうもく

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外部がいぶリンク

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