(Translated by https://www.hiragana.jp/)
シコルスキー S-2 - Wikipedia コンテンツにスキップ

シコルスキー S-2

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』

S-2

試験を行うS-2

試験しけんおこなうS-2

シコルスキー S-2は、イゴーリ・シコルスキーロシア帝国ていこく開発かいはつした固定こていつばさである。

開発かいはつ設計せっけい

[編集へんしゅう]

S-2はシコルスキーが開発かいはつしたはつ複葉ふくようであるS-1つづき、同年どうねん6がつ開発かいはつされた2番目ばんめ機体きたいである。S-1は1910ねん5月上旬じょうじゅんはつ離陸りりく試験しけんおこなっていたものの、試験しけん事実じじつじょう失敗しっぱいわったことから解体かいたいされており、S-2は解体かいたいされたS-1の主翼しゅよく流用りゅうようして製作せいさくされた。

S-2の開発かいはつたっては使用しようするエンジン尾翼びよく形状けいじょうなどに改良かいりょうほどこされた。エンジンはS-1とおなじくアンザーニせいであるが、よりこう出力しゅつりょくなものが採用さいようされ、プロペラのレイアウトも推進すいしんしきから牽引けんいんしき変更へんこうされた。

1910ねん6がつ3にち実施じっしされたいち度目どめ飛行ひこう試験しけんでは地上ちじょう1.5mほどたかさを12秒間びょうかんやく200m飛行ひこう[1]7がつ30にち試験しけんでも600mの距離きょりを42秒間びょうかん飛行ひこうするなど[2]、ある程度ていど飛行ひこうには成功せいこうしていたが、その試験しけん地上ちじょうやく21mを旋回せんかい飛行ひこうちゅう失速しっそく墜落ついらくした。このさい機体きたい完全かんぜん破損はそんしている。[1][3]

要目ようもく

[編集へんしゅう]
  • 乗員じょういん:1めい
  • 全長ぜんちょう:8 m
  • つばさはば:8 m
  • つばさ面積めんせき:24 m²
  • 空虚くうきょ重量じゅうりょう:190 kg
  • 全備ぜんび重量じゅうりょう:260 kg
  • エンジン:1 × アンザーニせいWがた3気筒きとうエンジン、19 kW (25 hp)

脚注きゃくちゅう

[編集へんしゅう]
  1. ^ a b Sikorsky S-2 1910”. 2020ねん2がつ27にち閲覧えつらん
  2. ^ BIS No.2”. 2020ねん2がつ27にち閲覧えつらん
  3. ^ Sikorsky, Igor (1944). The Story of the Winged-S. New York: Dodd, Mead & Company. p. 41. ISBN 9781258163556 

関連かんれん項目こうもく

[編集へんしゅう]