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パイオニア

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パイオニア株式会社かぶしきがいしゃ
Pioneer Corporation
パイオニアの本社ほんしゃ入居にゅうきょする文京ぶんきょうグリーンコート
種類しゅるい 株式会社かぶしきがいしゃ
市場いちば情報じょうほう 上場じょうじょう以下いか過去かこのデータ)
東証とうしょう1 6773
1961ねん10がつ2にち - 2019ねん3がつ27にち
本社ほんしゃ所在地しょざいち 日本の旗 日本にっぽん
113-0021
東京とうきょう文京ぶんきょう本駒込ほんこまごめ丁目ちょうめ28ばん8ごう
文京ぶんきょうグリーンコート
設立せつりつ 1947ねん昭和しょうわ22ねん5月8にち
福音ふくいん電機でんき株式会社かぶしきがいしゃ
業種ぎょうしゅ 電気でんき機器きき
法人ほうじん番号ばんごう 1020001086473 ウィキデータを編集
事業じぎょう内容ないよう 車載しゃさいよう音響おんきょう機器ききおよびPCよう光学こうがくドライブ製造せいぞう販売はんばい
代表だいひょうしゃ 代表だいひょう取締役とりしまりやくけん社長しゃちょう執行しっこう役員やくいん はら 史郎しろう
資本しほんきん 928おく8,100まんえん
2018ねん3月31にち現在げんざい
発行済はっこうずみ株式かぶしき総数そうすう 3おく8,334まんかぶ
(2018ねん3がつ31にち現在げんざい
売上うりあげだか 連結れんけつ:3,654おく17ひゃくまんえん
単独たんどく:2,092おく19ひゃくまんえん
(2018ねん3がつ
経常けいじょう利益りえき 連結れんけつ:△31おく21ひゃくまんえん
単独たんどく:△88おく32ひゃくまんえん
(2018ねん3がつ
じゅん利益りえき 連結れんけつ:△71おく23ひゃくまんえん
単独たんどく:△87おく66ひゃくまんえん
(2018ねん3がつ
純資産じゅんしさん 連結れんけつ:849おく34ひゃくまんえん
単独たんどく:957おく26ひゃくまんえん
(2018ねん3がつ31にち現在げんざい
そう資産しさん 連結れんけつ:2,875おく10ひゃくまんえん
単独たんどく:2,951おく21ひゃくまんえん
(2018ねん3がつ31にち現在げんざい
従業じゅうぎょう員数いんずう 連結れんけつ:7,655めい
(2024ねん3がつ31にち現在げんざい
決算けっさん 3月31にち
主要しゅよう株主かぶぬし アイルランドの旗 Wolfcrest Limited 100%
(2019ねん3がつ31にち現在げんざい
主要しゅよう子会社こがいしゃ 東北とうほくパイオニア(株)かぶしきがいしゃ 100%
パイオニア・マイクロ・テクノロジー(株)かぶしきがいしゃ 100%
関係かんけいする人物じんぶつ 松本まつもとのぞむ創業そうぎょうしゃ
外部がいぶリンク https://jpn.pioneer/ja/
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パイオニア株式会社かぶしきがいしゃえい: Pioneer Corporation)は、東京とうきょう文京ぶんきょう本社ほんしゃく、カーナビゲーション製造せいぞう販売はんばいなどを手掛てがける日本にっぽん電機でんきメーカーである。かつては、日本にっぽん代表だいひょうするオーディオメーカー(東証とうしょう1上場じょうじょう)であった。1938ねん昭和しょうわ13ねん創業そうぎょう

2023ねん現在げんざい上場じょうじょう企業きぎょうであり、財務諸表ざいむしょひょう非公開ひこうかいである。同社どうしゃ公式こうしきサイトで公表こうひょうしている直近ちょっきん連結れんけつ売上うりあげだかやく2685おくえん2023ねん3がつ)である[1]

概要がいよう

事業じぎょう内容ないよう

2023ねん現在げんざいカーナビゲーション(カーナビ)の大手おおてで、日本にっぽん国内こくないではパナソニックぐ2である。

個人こじん製品せいひんとしては、カーナビ、カーオーディオドライブレコーダーなど車載しゃさい機器きき製造せいぞう販売はんばいおもっている。法人ほうじんけとしては、モビリティソリューションサービスを主力しゅりょくとして展開てんかいしている。カーナビは、自社じしゃブランド「カロッツェリア」のほか自動車じどうしゃメーカーの純正じゅんせいカーナビへのOEM供給きょうきゅうおこなっている。2020ねんよりどくコンチネンタルしゃ提携ていけいし、次世代じせだい自動車じどうしゃCASE(Connected、Autonomous、Shared & Service、Electric)に対応たいおうした統合とうごうコックピットの開発かいはつすすめている。経営けいえい悪化あっかすえ、2018ねん上場じょうじょう廃止はいしとなったが、カーナビメーカーからデータサービス企業きぎょうへと変革へんかくたすことで経営けいえい好転こうてんし、2025年度ねんどをめどにさい上場じょうじょう目指めざしている。

過去かこ手掛てがけていたおも事業じぎょう

オーディオ事業じぎょう(2015ねん撤退てったい

スピーカー製造せいぞうはじまるパイオニアは、高度こうど経済けいざい成長せいちょうから2000ねんころまでは「日本にっぽん代表だいひょうするオーディオメーカー」の地位ちいゆうしていたが、その次第しだい経営けいえい悪化あっかした。

プラズマテレビ事業じぎょう失敗しっぱいによる巨額きょがく損失そんしつ→ #プラズマテレビで失敗しっぱい)もあり、2010年代ねんだいはいって経営けいえい危機ききおちいったパイオニアは、自社じしゃ祖業そぎょうであるオーディオ事業じぎょうのほとんどを[ちゅう 1]2015ねんに、オーディオ事業じぎょう拡大かくだい目指めざしていた、パイオニアとおなじく「日本にっぽん代表だいひょうするオーディオメーカー」であったオンキヨー(総称そうしょう[ちゅう 2]事実じじつじょうゆずわたし、オーディオ事業じぎょうから撤退てったいした。なお、オンキヨー(総称そうしょう)は複雑ふくざつ経緯けいいて、7ねん2022ねんに「オンキヨーホームエンターテイメント株式会社かぶしきがいしゃ」として破綻はたんした。

オンキヨー(総称そうしょう)は破綻はたんする直前ちょくぜんの2021ねんに、オーディオ事業じぎょうVoxx International英語えいごばん(Voxx)に売却ばいきゃくし、オンキヨーテクノロジー事業じぎょう継承けいしょうした経緯けいいから、2024ねん現在げんざいは、Voxx子会社こがいしゃPremium Audio Company(PAC)とオンキヨーテクノロジーがパイオニアブランドのオーディオ事業じぎょう継承けいしょうしている。なお、オンキヨーテクノロジーはPACの子会社こがいしゃである。

TAD(当社とうしゃ創設そうせつ、2007ねんべつ法人ほうじん、オーディオ事業じぎょう継続けいぞく

ただし、パイオニアが、オーディオメーカーとしての全盛期ぜんせいきの1970年代ねんだいに、「PIONEER」ブランドとはべつさい高級こうきゅうブランドとして創設そうせつした「TAD」(1975ねん創設そうせつ)と「EXCLUSIVE」(1977ねん創設そうせつ)の2つのブランド(その「TAD」ブランドに一本いっぽん)は、欧米おうべいからの輸入ゆにゅうひん匹敵ひってきする、さい高級こうきゅうオーディオブランドとしてのこう評価ひょうか[ちゅう 3]定着ていちゃくするにいたった[2]

いまだパイオニアに余力よりょくがあった2007ねんに、「TAD」ブランドは、本体ほんたいである「パイオニア株式会社かぶしきがいしゃ」とはべつ法人ほうじんとして新規しんき設立せつりつされた「株式会社かぶしきがいしゃ テクニカル オーディオ デバイセズ ラボラトリーズ」(通称つうしょうTADラボラトリーズ[1])に移管いかんされた[2][3]

TADブランドとTADラボラトリーズは、すんでじゅつしたパイオニア株式会社かぶしきがいしゃ経営けいえい危機ききによるオーディオ事業じぎょうからの撤退てったい2015ねんのちも、「さい高級こうきゅうオーディオブランドとしてのこう評価ひょうか維持いじ」「独自どくじのオーディオ事業じぎょう継続けいぞく」「企業きぎょうとしての存続そんぞく」に成功せいこうし、「全盛期ぜんせいきのパイオニアを源流げんりゅうとする、日本にっぽんさい高級こうきゅうオーディオメーカー」の地位ちい現在げんざいまもっている。

なお、TADラボラトリーズは、現在げんざいもパイオニアのグループ会社かいしゃの1つである[ちゅう 4]

地図ちず事業じぎょう(2015ねん撤退てったい

カーナビ地図ちずなどを手掛てがける地図ちず事業じぎょう(MapFan)は2021ねんポラリス・キャピタル・グループ売却ばいきゃくし、2023ねん現在げんざいジオテクノロジーズとしてパイオニア本体ほんたいから独立どくりつして展開てんかいしている。

歴史れきし

オーディオメーカーとして創業そうぎょう

創業そうぎょうしゃである松本まつもとのぞむは、アメリカせいのダイナミックスピーカーいて「いつかかなら自分じぶんじゅん国産こくさんのスピーカー(ユニット)をつくりたい」とこころざし、1937ねん昭和しょうわ12ねん)にはつじゅん国産こくさんダイナミックスピーカー「A-8」をみずからの開発かいはつして「パイオニア (PIONEER)」を商標しょうひょうとした。1938ねん昭和しょうわ13ねん)1がつ福音ふくいん商会しょうかい電機でんき製作所せいさくしょ設立せつりつして販売はんばい開始かいしした[5]松本まつもとのち印刷いんさつ会社かいしゃおこして「フクイン旧称きゅうしょう福音ふくいん印刷いんさつ)」とし、パイオニア製品せいひん取扱とりあつかい説明せつめいしょやカタログを印刷いんさつして収益しゅうえき独占どくせんはかる。1961ねん昭和しょうわ36ねん)に商標しょうひょうであったパイオニアを社名しゃめいとした。

1962ねんには世界せかいはつのセパレートがたステレオを発売はつばい。1960ねんから1970年代ねんだいにかけてのオーディオブーム全盛期ぜんせいきサンスイトリオならび「オーディオ御三家ごさんけ」として「サン・トリ・パイ」ともひろ俗称ぞくしょうされ、オーディオファンから「スピーカーのパイオニア」としてしたしまれた[6]

1975ねんくるまでカセットテープがける世界せかいはつのカーコンポ「KP-55G」を発売はつばい。カーコンポは、1977ねんより「LONESOME CAR-BOY」のブランドで展開てんかいする(1986ねん以降いこうは「carrozzeria」ブランド)。1984ねんにはくるまでCDがける世界せかいはつのカーCDプレーヤ「CDX-1」を発売はつばい。カーオーディオで他社たしゃをリードした。

AV機器ききメーカーとして発展はってん

1979ねんビデオディスク規格きかくレーザーディスク (LD)陣営じんえい参画さんかくし、世界せかいはつ業務ぎょうむようLDプレーヤーを発売はつばい。1980年代ねんだいにおけるビデオディスクの規格きかく競争きょうそうにおいて、メーカーの撤退てったいによって一時いちじはパイオニアいちしゃのみとなったLD陣営じんえいひきいて圧倒的あっとうてき多数たすうVHD連合れんごう勝利しょうりする。

1983ねんに「おとひかり未来みらいをひらく」の企業きぎょうスローガンを導入どうにゅう。LDプレーヤー、コンポ、ラジカセなどを中心ちゅうしんに、家庭かていようAV機器ききメーカーとして飛躍ひやくげた。とくにラジカセ「ランナウェイ」のさい上位じょうい機種きしゅ「Runaway SK-900」は非常ひじょう人気にんきはくし、アオシマから1/6プラモデルまで発売はつばいされた(1980年代ねんだいのバブル時代じだい象徴しょうちょうする、いわゆる「バブルラジカセ」のひとつ)。

1989ねん、レーザーディスク普及ふきゅうのために設立せつりつしたレーザーディスクしゃ(Pioneer Laser Disc Company)を「パイオニアLDC」として改変かいへん。OVAやアニメソングなど自社じしゃソフトを展開てんかいすることで、LDプレーヤーやコンポなどの自社じしゃハードをることにつなげるという、メディアミックス文字通もじどおりのパイオニアとなり、ハードのみならずアニメ、ゲーム、音楽おんがくなどソフトでも大手おおてメーカーとなった。『天地無用てんちむよう! 魎皇おに』(1992ねん)『神秘しんぴ世界せかいエルハザード』(1995ねん)『バトルアスリーテスだい運動会うんどうかい』(1997ねん)の「パイオニアさんさく」などOVAを中心ちゅうしんとしたメディアミックス作品さくひんでヒットさく連発れんぱつし、1990年代ねんだいのオタク文化ぶんかささえた。

1990ねん6がつには「みちほし」のキャッチコピーのもと、「carrozzeria」ブランドで世界せかいはつ市販しはんGPSしきカーナビ「AVIC-1」を発売はつばい

1993ねん世界せかいはつのDJようCDプレイヤー(CDJ)「CDJ-50」を発売はつばい。この分野ぶんやでは、デュアルデッキやピッチ可変かへんなど機能きのう豊富ほうふだったデノン製品せいひん当初とうしょされていたが、CDJでありながらアナログプレーヤーのようなスクラッチ機能きのう搭載とうさいした「CDJ-1000」(2001ねん)のだいヒットによってDJ機器きき最大手さいおおてとなった。

1993ねんLDゲームレーザーアクティブ発売はつばい本体ほんたいだけで最低さいてい12まんえんという非常ひじょうこう価格かかくなうえにソフトもすくなかったので一般いっぱんてき普及ふきゅうはしなかったものの、『タイムギャル』(1995ねん)などゲームセンターのLDゲームとほぼおな画質がしつでゲームがあそべるということでマニアに人気にんきはくした。1995ねんにパソコン(Macintosh互換ごかん)のMPCシリーズ発売はつばい自社じしゃせいCD-ROMドライブにくわえ、AV機器ききメーカーらしくこう品質ひんしつなアンプとスピーカーを搭載とうさいしているのがウリだった。

1995ねん、パイオニアLDCから『天地無用てんちむよう! 魎皇おに』のだいOPソングとして『ぼくはもっとパイオニア』(横山よこやま智佐ちさ)をリリース。自社じしゃ規格きかくであるLDでリリースした、自社じしゃ制作せいさくのOVAに、自社じしゃかんしたテーマソングをせるという、このころにはハード・ソフトどもにマルチメディアにおいて強力きょうりょくなブランドを確立かくりつしていた。バブル崩壊ほうかい苦戦くせんする競合きょうごう電機でんきメーカーを尻目しりめ業績ぎょうせきばし、2000ねんには株価かぶかがバブル絶頂ぜっちょうせまる5000えんちかくにたっした。

1995ねんDVDフォーラム加盟かめい。1996ねん世界せかいはつDVD-Video/LDのコンパチブルプレーヤー「DVL-9」、1997ねん世界せかいはつDVD-Rドライブ「DVR-S101」、同年どうねん世界せかいはつの50インチプラズマディスプレイ、1999ねん世界せかいはつDVDレコーダー「DVR-1000」を発売はつばいした。1990年代ねんだいまつから2000年代ねんだいにかけてはアナログからデジタルに移行いこうできずに衰退すいたいした古参こさんオーディオメーカーもおおなか、パイオニアはこのようにAV機器ききのデジタルなみ先導せんどうし、オーディオのみならず映像えいぞう機器きき、またひかりディスクメディアなどの記憶きおく媒体ばいたいにおいても有力ゆうりょくメーカーのひとつとなった。

プラズマテレビで失敗しっぱい

ソニーパナソニック日立製作所ひたちせいさくしょ東芝とうしば三菱電機みつびしでんきなどの総合そうごう電機でんきメーカーとくらべると規模きぼちいさいが、自社じしゃ得意とくい分野ぶんやへの「選択せんたく集中しゅうちゅう」をすすめることで、1980年代ねんだいから2000年代ねんだいにかけて家庭かていようAV機器ききかんしてはこれらの大手おおてメーカーと同等どうとう以上いじょうのブランドりょくっていた。2003ねんにはパイオニアLDCを売却ばいきゃくしてノンコア事業じぎょうとされたソフト制作せいさくから撤退てったいプラズマテレビ中心ちゅうしんとするホームエレクトロニクス事業じぎょう資源しげん集中しゅうちゅうした。しかし、2000年代ねんだいにおいてはプラズマテレビへの「選択せんたく集中しゅうちゅう」が裏目うらめた。

2003ねん、パイオニアしゃはそれまでオーディオの生産せいさんをしていた静岡しずおか工場こうじょうをプラズマパネル工場こうじょう「パイオニア・ディスプレイ・プロダクツ」に改変かいへん、また2004ねんには500おくえんでNECのプラズマ事業じぎょう買収ばいしゅうするなど、プラズマ事業じぎょう多大ただい投資とうしおこない、パイオニアは2004ねんにプラズマパネルの生産せいさんりょう世界せかいシェア1となった[7]。プラズマへの投資とうしにより2005ねんには800おくえんえる巨額きょがく赤字あかじしたものの、2006ねんには売上うりあげが8000おくえんちかくにたっし、売上うりあげ場合ばあいはこの時期じき絶頂ぜっちょうである。しかし、プラズマにパイオニアをかたむけるほどの投資とうしおこなっても、プラズマに5000おくえんえる投資とうしおこなった大手おおてのパナソニックには投資とうしがくではかなわず、プラズマテレビが液晶えきしょうテレビとの市場いちば競争きょうそうによって薄型うすがたテレビ市場いちばから淘汰とうたされるのをたずに2008ねん撤退てったい

2008ねんはテレビなどホームエレクトロニクス事業じぎょう不振ふしんくわえ、リーマン・ショックによる世界せかいてき景気けいき悪化あっかもあってカーナビ事業じぎょう不振ふしんで、合計ごうけいで1300おくえん赤字あかじした[8]。2004ねん以降いこう赤字あかじつづいて経営けいえい悪化あっかしたことから、リーマン・ショック直後ちょくごの2009ねんに、目黒めぐろ本社ほんしゃ不動産ふどうさん売却ばいきゃくして川崎かわさき事業じぎょうしょ移転いてんし、資金しきん創出そうしゅつつとめるとともに事業じぎょう体制たいせいのスリムはかった。2011ねん以降いこうのカーエレの需要じゅよう回復かいふく見越みこしてカーエレ事業じぎょう経営けいえい資源しげん集中しゅうちゅうする方針ほうしんった。

上場じょうじょう廃止はいし

2010年代ねんだい以降いこう音楽おんがくをスマートフォンで時代じだいとなり、同社どうしゃがそれまで主力しゅりょくとしていた家庭かていようAV機器きき販売はんばい不振ふしんおちいり、キャッシュフローが悪化あっか[9]。2014ねんには、販売はんばい不振ふしんつづいた家庭かていようAV機器きき事業じぎょうくわえ、かなりの利益りえきていたDJ機器きき事業じぎょうPioneer DJ、DJ機器きき世界せかい最大手さいおおて)も今後こんご成長せいちょうにむけた資金しきん調達ちょうたつのために売却ばいきゃく[10]。カーナビゲーションシステムなど自動車じどうしゃ関連かんれんとくした電機でんきメーカーとして自主じしゅ再建さいけん模索もさくしたが、スマホの普及ふきゅうなどによりカーナビのげが鈍化どんか

2018ねん香港ほんこん企業きぎょう再生さいせいファンドファンドであるベアリング・プライベート・エクイティ・アジア (BPEA) の傘下さんかはいり、2019ねん3がつ完全かんぜん子会社こがいしゃされた。同時どうじ上場じょうじょう廃止はいし

経営けいえい再建さいけん

2019ねん社内しゃないカンパニーせい導入どうにゅうし、データソリューション事業じぎょうになう「モビリティサービスカンパニー」と、市販しはん事業じぎょうとOEM事業じぎょうになう「モビリティプロダクトカンパニー」の2しゃ新設しんせつ。2020ねん3がつ黒字くろじし、2021ねんには経営けいえい再建さいけん完了かんりょう宣言せんげん。ソリューションサービス企業きぎょうへと変革へんかくし、さい上場じょうじょう目指めざしている。

沿革えんかく

2009ねんまでの本社ほんしゃビル(東京とうきょう目黒めぐろ
2009ねんから2016ねんまでの本社ほんしゃ川崎かわさきさいわい
代目だいめロゴマーク(1969ねん - 1998ねん
  • 1938ねん昭和しょうわ13ねん)1がつ1にち - 福音ふくいん商会しょうかい電機でんき製作所せいさくしょとして東京とうきょう東京とうきょう品川しながわ大崎おおさき創業そうぎょう日本にっぽん国産こくさんはつのダイナミックスピーカーユニット「A-8」を発売はつばい
  • 1940ねん昭和しょうわ15ねん)1がつ - 東京とうきょう東京とうきょう小石川こいしかわ現在げんざい東京とうきょう文京ぶんきょう音羽おとわ丁目ちょうめ移転いてんし、音羽おとわ工場こうじょう開設かいせつ
  • 1944ねん昭和しょうわ19ねん)5がつ - 音羽おとわ6丁目ちょうめ本社ほんしゃ工場こうじょう移転いてん
  • 1947ねん昭和しょうわ22ねん)5がつ8にち - 福音ふくいん電機でんき株式会社かぶしきがいしゃ設立せつりつ会社かいしゃ組織そしき)。
  • 1946ねん昭和しょうわ21ねん)12月 - 電気でんき抵抗ていこうしめす「オーム」と「音叉おんさ」をわせたパイオニアマークを商標しょうひょう登録とうろく
  • 1952ねん昭和しょうわ27ねん)12月 - 東京とうきょう新宿しんじゅく下落合しもおちあい菓子かし工場こうじょう買収ばいしゅうして落合おちあい工場こうじょう開設かいせつ
  • 1957ねん昭和しょうわ32ねん)9がつ - 東京とうきょう文京ぶんきょう巣鴨すがも工場こうじょう開設かいせつ
  • 1958ねん昭和しょうわ33ねん)8がつ -東京とうきょう大田おおた大森おおもり工場こうじょう開設かいせつ
  • 1960ねん昭和しょうわ35ねん)8がつ - 埼玉さいたまけん所沢ところざわ所沢ところざわ工場こうじょう開設かいせつ
  • 1961ねん昭和しょうわ36ねん)6がつ - パイオニア株式会社かぶしきがいしゃ商号しょうごう変更へんこう。これと同時どうじにロゴマーク (CI) を変更へんこう当初とうしょはオーディオ専業せんぎょうであった。
  • 1962ねん昭和しょうわ37ねん) - 世界せかいはつ、セパレートステレオ発売はつばい
  • 1963ねん昭和しょうわ38ねん) - 北米ほくべいでカーステレオを発売はつばい開始かいし
  • 1964ねん昭和しょうわ39ねん
  • 1965ねん昭和しょうわ40ねん)10がつ - 首都高しゅとこうそく5号線ごうせん建設けんせつため音羽おとわ工場こうじょう閉鎖へいさ
  • 1966ねん昭和しょうわ41ねん) - 日本にっぽん国内こくないでカーステレオを発売はつばい開始かいし
    • 8がつ - 山形やまがたけん天童てんどう東北とうほくパイオニア株式会社かぶしきがいしゃ設立せつりつ
  • 1967ねん昭和しょうわ42ねん)12月 - 創業そうぎょう30周年しゅうねんに「パイオニア音楽おんがく鑑賞かんしょう境域きょういき振興しんこうかい」を設立せつりつ
  • 1968ねん昭和しょうわ43ねん)2がつ - 東京とうきょう証券しょうけん取引とりひきしょ市場いちばだい2銘柄めいがらからだい1銘柄めいがら指定していえ。
  • 1969ねん昭和しょうわ44ねん)9がつ - ロゴマークを変更へんこうする。製品せいひん採用さいようは1970ねん1がつ以降いこう発売はつばいされた製品せいひんより実施じっし
  • 1970ねん昭和しょうわ45ねん) - 米国べいこくワーナーブラザース・レコード(のちの米国べいこくワーナー・レコード)、渡辺わたなべプロダクションとの合弁ごうべん会社かいしゃワーナーブラザーズ・パイオニア(のちのワーナー・パイオニア → ワーナーミュージック・ジャパン)を設立せつりつ
  • 1971ねん昭和しょうわ46ねん
  • 1974ねん昭和しょうわ49ねん) - 本社ほんしゃ東京とうきょう目黒めぐろ自社じしゃビルへ移転いてん売却ばいきゃくえられてしん目黒めぐろ東急とうきゅうビルとなった。社屋しゃおく目黒めぐろ品川しながわにかけて位置いちした。
  • 1975ねん昭和しょうわ50ねん) - 世界せかいはつ、コンポーネントカーステレオを発売はつばい
  • 1979ねん昭和しょうわ54ねん
    • 2がつ - 同社どうしゃはつメタルポジションろくさい対応たいおうステレオカセットデッキ「CT-600M」発売はつばい
    • 5月 - 世界せかいはつのリボンセンダストヘッドを録音ろくおん/再生さいせいコンビネーションヘッドに採用さいようした3ヘッドタイプの高級こうきゅうカセットデッキ「CT-A1」(価格かかく23まんえん(当時とうじ))発売はつばい
    • 10月 - ろくさいオートリバースとしては業界ぎょうかいはつとなるメタルポジションろくさい対応たいおうステレオカセットデッキ「CT-620」発売はつばい
  • 1980年代ねんだい - レーザーディスク展開てんかい映像えいぞう分野ぶんや進出しんしゅつし、のちにCD-ROMなどのデバイスもがける。
  • 1980ねん昭和しょうわ55ねん)1がつ - 「山梨やまなしパイオニア株式会社かぶしきがいしゃ」を設立せつりつ
  • 1981ねん昭和しょうわ56ねん) - LDソフトの製作せいさく子会社こがいしゃレーザーディスク株式会社かぶしきがいしゃ設立せつりつ
  • 1982ねん昭和しょうわ57ねん) - 「おとひかり未来みらいをひらく」をキャッチフレーズとする。
  • 1983ねん昭和しょうわ58ねん) - 世界せかいはつ半導体はんどうたいレーザーを使用しようした家庭かていようLDプレーヤー、LD-7000を発売はつばい[ちゅう 5][11]
  • 1984ねん昭和しょうわ59ねん) - 世界せかいはつ、CD、LD両方りょうほう再生さいせい可能かのうなLD/CDコンパチブルプレーヤー発売はつばい[11][ちゅう 6]
  • 1986ねん昭和しょうわ61ねん) - 静止せいしやコマおくりなどの特殊とくしゅ再生さいせいをデジタルメモリの搭載とうさいによって可能かのうにした、フルアナログ処理しょりのLDプレーヤーとしてのさい高級こうきゅうである、LD-S1を発売はつばい[11]
  • 1987ねん昭和しょうわ62ねん) - カーオーディオようブランドを「ロンサム・カーボーイ(Lonesome Car-boy)」から「カロッツェリア(carrozzeria)」に名称めいしょう変更へんこう
  • 1988ねん昭和しょうわ63ねん
  • 1989ねん平成へいせい元年がんねん) - レーザーディスクしゃをパイオニアLDCに改組かいそ
  • 1990ねん平成へいせい2ねん
    • ワーナー・パイオニアから資本しほん撤退てったい
    • 市販しはんひんとして世界せかいはじめてGPSカーナビゲーションシステム発売はつばい
  • 1992ねん平成へいせい4ねん) - 民生みんせいようでは世界せかいはつ96kHzきろへるつ/16bit・ハイサンプリング対応たいおうDATレコーダー「D-07」(価格かかく14まんえん当時とうじ税別ぜいべつ))発売はつばい
  • 1993ねん平成へいせい5ねん
    • - バブル崩壊ほうかいえんだかによるきょう深刻しんこくするなか、 50 さい以上いじょう管理かんりしょく 330 にんのうち 35 にんたい早期そうき退職たいしょく勧告かんこく事実じじつじょう指名しめい解雇かいこ)をおこなう。当時とうじ終身しゅうしん雇用こようたりまえだった日本にっぽん社会しゃかいおおきく報道ほうどうされ、「パイオニア・ショック」とばれる。
    • - レーザーアクティブ発売はつばい
    • - 埼玉さいたまけん鶴ヶ島つるがしま富士見ふじみ工業こうぎょう団地だんちうち総合そうごう研究所けんきゅうじょしんむね完成かんせい[12]。2009ねん閉鎖へいさ明治めいじ建物たてもの取得しゅとくし、2012ねん菓子かし開発かいはつ研究所けんきゅうじょ移転いてんして使用しよう[13]
  • 1994ねん平成へいせい6ねん) - 96 kHz/16bit・ハイサンプリング対応たいおう民生みんせいよう普及ふきゅうがたDATレコーダー「D-05」(価格かかく7まん5せんえん当時とうじ税別ぜいべつ〉)発売はつばい発売はつばい直後ちょくご同機どうきのち民生みんせいよう据置すえおきがたDATレコーダーとしてロングセラーモデルとなった(2001ねん3がつ販売はんばい終了しゅうりょう)。
    • 5月1にち - デジタル地図ちず事業じぎょう子会社こがいしゃインクリメントP株式会社かぶしきがいしゃ設立せつりつ
  • 1995ねん平成へいせい7ねん) - Macintosh互換ごかん発売はつばい
  • 1996ねん平成へいせい8ねん) - DVDプレーヤーおよび世界せかいはつ家庭かていようDVD/LD/CDコンパチブルプレーヤー発売はつばい
  • 1997ねん平成へいせい9ねん) - ハイビジョン対応たいおうプラズマディスプレイシステム(価格かかく250まんえん当時とうじ税別ぜいべつ))・世界せかいはつ、DVDカーナビゲーションシステム発売はつばい
  • 1998ねん平成へいせい10ねん
    • 8がつ - 創業そうぎょう60周年しゅうねん( ← 同年どうねん1がつ1にち)にともない、ロゴマークを現在げんざいのものに変更へんこう変更へんこう発売はつばいされた製品せいひんでも一部いちぶきゅうロゴが使つかわれた製品せいひんもあったが、これらの製品せいひん順次じゅんじしんロゴに変更へんこうされた)。
  • 1999ねん平成へいせい11ねん
    • 6月29にち - 英語えいご社名しゃめいを“PIONEER ELECTRONIC CORPORATION”から"PIONEER CORPORATION"に変更へんこう[14]
    • 12月 - 世界せかいはつDVD-RWフォーマット対応たいおうDVDレコーダー発売はつばい価格かかく25まんえん当時とうじ税別ぜいべつ))。
  • 2001ねん平成へいせい13ねん) - 世界せかい統一とういつブランドスローガン“sound.vision.soul導入どうにゅう(2008ねん平成へいせい20ねん)3がつ31にちまで)。
  • 2001ねん平成へいせい13ねん) - 業界ぎょうかいはつ車載しゃさい機器ききとして)『ミュージックサーバー機能きのう搭載とうさいHDD(ハードディスクドライブ)カーナビゲーションシステム発売はつばい
  • 2003ねん平成へいせい15ねん) - パイオニアLDCの株式かぶしき電通でんつう売却ばいきゃく。のちにNBCユニバーサル売却ばいきゃく、ジェネオン・ユニバーサル・エンターテイメントジャパンをNBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン合同ごうどう会社かいしゃ改称かいしょう
  • 2004ねん平成へいせい16ねん) - 日本電気にほんでんきから、プラズマディスプレイ事業じぎょう(NECプラズマディスプレイ株式会社かぶしきがいしゃ)を買収ばいしゅう、パイオニアプラズマディスプレイ株式会社かぶしきがいしゃとしてパイオニアグループにむ。
  • 2007ねん平成へいせい19ねん
  • 4がつ - 所沢ところざわ工場こうじょう閉鎖へいさ
    • 6がつ - 東北とうほくパイオニアにたいし、株式かぶしき公開こうかい (TOB) を実施じっし
    • シャープ資本しほん業務ぎょうむ提携ていけい第三者だいさんしゃ増資ぞうしでシャープが14%保有ほゆう筆頭ひっとう株主かぶぬしになる。
  • 2008ねん平成へいせい20ねん) - プラズマパネルの自社じしゃ生産せいさんから撤退てったいては継続けいぞくし、パネルはパナソニックから調達ちょうたつする。
  • 2009ねん平成へいせい21ねん
    • 3月 - プラズマテレビの開発かいはつ生産せいさんから完全かんぜん撤退てったい発表はっぴょう
    • 5月 - 本田技研工業ほんだぎけんこうぎょう第三者だいさんしゃ増資ぞうしにより資本しほん提携ていけい。ホンダがだい2だい株主かぶぬしとなる予定よてい
    • 11月 - シャープと合弁ごうべん会社かいしゃ「パイオニアデジタルデザインアンドマニュファクチャリング株式会社かぶしきがいしゃ」を設立せつりつし、光学こうがくドライブ事業じぎょう移管いかん[15][16][17][18]
    • 11月24にち - 本社ほんしゃ東京とうきょう目黒めぐろ目黒めぐろいち丁目ちょうめ4ばん1ごうから川崎かわさきさいわいしん小倉おぐら1ばん1ごう移転いてん[19]登記とうきじょう本店ほんてんは2010ねん6がつ25にち定款ていかん変更へんこう同地どうち移転いてん[20]
  • 2010ねん平成へいせい22ねん
    • 2がつ9にち - 三菱化学みつびしかがく有機ゆうきEL照明しょうめいかんする業務ぎょうむ資本しほん提携ていけいすることで合意ごうい同社どうしゃ第三者だいさんしゃ割当わりあてによるしん株式かぶしき発行はっこうすることを発表はっぴょう[21]三菱電機みつびしでんきとカーナビ分野ぶんや業務ぎょうむ提携ていけい強化きょうかし、同社どうしゃ第三者だいさんしゃ割当わりあてによるしん株式かぶしき発行はっこうすることを発表はっぴょうした[22]
    • 3月15にち - 新卒しんそつ採用さいよう中止ちゅうし決定けってい発表はっぴょう[23]
  • 2011ねん平成へいせい23ねん
  • 2013ねん平成へいせい25ねん
    • 5月13にち - 株式会社かぶしきがいしゃNTTドコモ資本しほん業務ぎょうむ提携ていけい、および第三者だいさんしゃ割当わりあてによるしん株式かぶしき発行はっこう発表はっぴょうした[25]
    • 7がつ1にち - ホームAV事業じぎょうパイオニアマーケティング株式会社かぶしきがいしゃ統合とうごうし、パイオニアホームエレクトロニクス株式会社かぶしきがいしゃ (PHE) へ商号しょうごう変更へんこう
    • 9月 - 次世代じせだいオートアフタービジネス研究けんきゅうかい株式会社かぶしきがいしゃNTTドコモ、ならびに株式会社かぶしきがいしゃオートバックスセブン設立せつりつ
    • 12月 - カーライフ支援しえんサービス「ドコモ ドラブネットインフォ」を株式会社かぶしきがいしゃNTTドコモと共同きょうどう開発かいはつ(ドコモのサービスとして提供ていきょう開始かいし)。
  • 2014ねん平成へいせい26ねん
    • 3月 - 株式会社かぶしきがいしゃ資生堂しせいどう専用せんよう「メークよう有機ゆうきEL照明しょうめい」を製品せいひんならびに世界せかいはつ発光はっこうそう塗布とふがた有機ゆうきEL照明しょうめいモジュールの量産りょうさん出荷しゅっか開始かいし
    • 8がつ28にち - シャープとの資本しほん提携ていけい解消かいしょう[26]
    • 9がつ10日とおか - PHEはオンキヨーの吸収きゅうしゅう合併がっぺい経営けいえい統合とうごう発表はっぴょうし、オンキヨーの保有ほゆう株式かぶしきを14.95%取得しゅとくしてだい3株主かぶぬしとなり、経営けいえい関与かんよ方針ほうしん発表はっぴょうする。
    • 11月7にち - オンキヨーと経営けいえい統合とうごう形態けいたい変更へんこう発表はっぴょうする。パイオニアのヘッドホン事業じぎょう吸収きゅうしゅう分割ぶんかつによりPHEが承継しょうけいし、オンキヨーが第三者だいさんしゃ割当わりあてにより発行はっこうする株式かぶしきそう議決ぎけつけんすうの14.95%)をパイオニアがけ、パイオニアが保有ほゆうするPHEのぜん株式かぶしきをオンキヨーに譲渡じょうとする。2015ねん7がつ1にちにPHEがオンキヨーのAV事業じぎょう吸収きゅうしゅう分割ぶんかつによって承継しょうけいする[27]
  • 2015ねん平成へいせい27ねん
    • 1がつ - 業務ぎょうむよう車両しゃりょうけテレマティクスサービス「ビークルアシスト」の提供ていきょう開始かいしする。
    • 3月2にち - ホームAV事業じぎょう電話機でんわき事業じぎょう、ヘッドフォン関連かんれん事業じぎょうにな子会社こがいしゃPHEをオンキヨーへ譲渡じょうとし、商号しょうごうオンキヨー&パイオニア株式会社かぶしきがいしゃ変更へんこうして両社りょうしゃのホームAV事業じぎょう継承けいしょうする[28][29]販売はんばいがけるオンキヨーマーケティングジャパンは商号しょうごうを「オンキヨー&パイオニアマーケティングジャパン株式会社かぶしきがいしゃ」に変更へんこうする。DJ機器きき事業じぎょうの「プロSV事業じぎょう」を世界せかい有数ゆうすう投資とうしファンドKKRへ事業じぎょう譲渡じょうとし、「Pioneer DJ株式会社かぶしきがいしゃ[ちゅう 7]発足ほっそくする。
    • 6がつ - 東京とうきょう海上かいじょう日動にちどう火災かさい保険ほけん株式会社かぶしきがいしゃとテレマティクスサービス事業じぎょう協業きょうぎょうする。
  • 2016ねん平成へいせい28ねん
    • 3月7にち - 東京とうきょう文京ぶんきょう本駒込ほんこまごめ丁目ちょうめ28ばん8ごう文京ぶんきょうグリーンコート移転いてん[30]
    • 11月 - すんで販売はんばいしゃ搭載とうさい可能かのう先進せんしん運転うんてん支援しえんシステム「Intelligent Pilot」を開発かいはつ
    • 12月 - ドライバーの眠気ねむけ検知けんちして改善かいぜんする「ドライバーモニタリングシステム」を開発かいはつ医療いりょうよう電子でんし聴診ちょうしん出荷しゅっか開始かいし
  • 2017ねん平成へいせい29ねん
  • 2018ねん平成へいせい30ねん
    • 1がつ1にち - 創業そうぎょう80周年しゅうねん
    • 6がつ - ハイエンドオーディオ カーナビ 「サイバーナビ Xシリーズ」を発売はつばい
    • 9月 - 計測けいそく距離きょりことなるMEMSミラー方式ほうしきの「3D-LiDARセンサー」の提供ていきょう開始かいし呼気こきアセトン計測けいそくようひかりバイオ方式ほうしきセンサモジュールを東京医科歯科大学とうきょういかしかだいがく共同きょうどう開発かいはつ
    • 12月7にち - 香港ほんこん投資とうしファンドベアリング・プライベート・エクイティ・アジア(BPEA)の出資しゅっしれ、どう投資とうしファンドの完全かんぜん子会社こがいしゃになることをめたと発表はっぴょう[32][33]第三者だいさんしゃ割当わりあて増資ぞうしによるはら金額きんがくは1かぶ50えんで、既存きそん株主かぶぬしたいするかぶ価格かかくは66.1えん発表はっぴょうされたため、7にち終値おわりねで88えんあった株価かぶかはその一気いっきまれることとなった[34]
  • 2019ねん平成へいせい31ねん
    • 1がつ25にち - 臨時りんじ株主かぶぬし総会そうかいにてBPEAの完全かんぜん子会社こがいしゃとなるあん全会ぜんかい一致いっち可決かけつ[34]
    • 3月8にち - BPEAの子会社こがいしゃであるWolfcrest Limitedにたいする第三者だいさんしゃ割当わりあて増資ぞうし実施じっしし、Wolfcrest Limitedの子会社こがいしゃとなる[35]
    • 3月27にち - 東京とうきょう証券しょうけん取引とりひきしょだい一部いちぶ上場じょうじょう廃止はいし[36]
    • 3月31にち - 株式かぶしき併合へいごうにより、Wolfcrest Limitedの完全かんぜん子会社こがいしゃとなる[35]
    • 4がつ - キヤノン株式会社かぶしきがいしゃとの「3D-LiDARセンサー」共同きょうどう開発かいはつ発表はっぴょう
  • 2020ねんれい2ねん自動車じどうしゃよう統合とうごうコックピットの開発かいはつで、ドイツコンチネンタルしゃ戦略せんりゃくてきパートナーシップを締結ていけつ
  • 2021ねんれい3ねん
    • 3がつ10日とおか - 100%子会社こがいしゃであるインクリメント・ピーを、PIPホールディングス(かぶ)に譲渡じょうとする契約けいやく締結ていけつ[37]同年どうねん6がつ1にち譲渡じょうと実行じっこうし、インクリメント・ピーは子会社こがいしゃではなくなる。
  • 2022ねんれい4ねん
    • 5月13にち - 当時とうじパイオニアブランドを展開てんかいしていたオンキヨーホームエンターテイメントが経営けいえい破綻はたん家庭かていようAV機器ききにおけるパイオニアブランドが一時いちじてき停止ていしするが、流通りゅうつう・アフターサービス体制たいせいととの次第しだい、オンキヨーホームエンターテイメントのホームAV事業じぎょういだ米国べいこくPREMIUM AUDIO COMPANYしゃ傘下さんかオンキヨーテクノロジーによって再開さいかいされる[38]

事業じぎょうしょ

本社ほんしゃ移転いてん

構造こうぞう改革かいかく一環いっかんとして、2009ねん11月に本社ほんしゃ機能きのう東京とうきょう目黒めぐろから神奈川かながわけん川崎かわさき川崎かわさき事業じぎょうしょ移転いてんし、目黒めぐろきゅう本社ほんしゃ2010ねん7がつに88おくえん売却ばいきゃくされた[39]

2015ねん10がつに、経営けいえい体制たいせいのスリム目的もくてきとして川崎かわさき本社ほんしゃ不動産ふどうさん売却ばいきゃくし、本社ほんしゃ再度さいど東京とうきょう移転いてんすることを発表はっぴょうした[40]2016ねん3月7にち東京とうきょう文京ぶんきょう文京ぶんきょうグリーンコート移転いてんした[41][30]文京ぶんきょう本社ほんしゃとなるのは1964ねん以来いらい、およそ52ねんぶりである[42]

事業じぎょう展開てんかい

2000年代ねんだいなかばにかけ、ホームエレクトロニクス事業じぎょうとしてPDP(プラズマテレビ)、DVDレコーダー、PCようDVDマルチドライブ、Blu-ray Discプレイヤー、PCようBDマルチドライブなどをがけた。「カロッツェリア」ブランドで車載しゃさいようAV機器ききカーナビゲーションカーオーディオ)を展開てんかいしている。これらホームエレクトロニクスおよびカーエレクトロニクス事業じぎょう売上うりあげの2ほんばしらであり、2006ねん平成へいせい18ねん)3がつ売上うりあげはそれぞれ3,546おくえん、3,305おくえん合計ごうけいして90%以上いじょうめていた。

しかし、その経営けいえい危機ききにより、ディスプレイ事業じぎょうからは撤退てったいひかりディスク事業じぎょうはシャープとの合弁ごうべんとし(それぞれ後述こうじゅつ)、2013ねん3がつにおいてはカーエレクトロニクスが3,126おくえん、ホームエレクトロニクスが959おくえんと、カーエレクトロニクス事業じぎょう経営けいえい資源しげんをシフトさせた。

オーディオ機器きき

パイオニアのプリメインアンプA-D5a-PMとCDプレーヤーPD-HL5
DJようCDプレーヤー&ミキサー
CDJ-2000 Nexus & DJM-900

プロフェッショナルけオーディオブランドとして、TAD (Technical Audio Devices)ち、おおくのスタジオにモニタースピーカーなどを納入のうにゅうしている。一般いっぱん高級こうきゅうオーディオブランド Exclusiveならび、オーディオマニアに著名ちょめいである。欧米おうべい市場いちばでは1970年代ねんだい初頭しょとうまでCENTREXというブランドめい使つかわれた。日本にっぽん国内こくないではパイオニアブランドのみ展開てんかいする。

家庭かていようオーディオ機器ききでも、なか-高級こうきゅうひん価格かかくたいつよ販売はんばいりょく維持いじしていたが、1980年代ねんだいに「プライベート」ブランドで他社たしゃ先駆さきがけて小型こがたコンポを投入とうにゅう若者わかものをターゲットにすることでシェアをばした。1990ねんごろまでは、アナログディスクプレーヤー、アンプ、チューナー、スピーカー、アナログカセットデッキDATデッキ(生録なまろくよう搬型モデル「D-C88」をふくむ)、MDデッキ(ただしポータブルタイプおよ一部いちぶのミニコンポようシャープのOEM)、CDレコーダーなど、ほぼぜん種類しゅるい民生みんせいようオーディオ機器きき生産せいさんしていたが、バブル崩壊ほうかいによりのメーカーと同様どうようおおきく販売はんばいとし、生産せいさん機種きしゅ大幅おおはば整理せいりおこなった。

AV機器ききふくむホームオーディオ機器きき事業じぎょうは、先述せんじゅつとおり2013ねん7がつ1にちから2015ねん3がつ1にちまでは同社どうしゃ完全かんぜん子会社こがいしゃ当時とうじ)のパイオニアホームエレクトロニクスがあつかっていたが、2015ねん3がつ2にちよりオンキヨーの完全かんぜん子会社こがいしゃのオンキヨー&パイオニア(2020ねん10がつ1にちづけをもって親会社おやがいしゃのオンキヨー(きゅう法人ほうじん存続そんぞく会社かいしゃ)に吸収きゅうしゅう合併がっぺいされるかたちオンキヨーホームエンターテイメント社名しゃめい変更へんこう、ならびに法人ほうじん消滅しょうめつ)があつかうこととなったが、2019ねん12月よりぜん世界せかい発生はっせいしているコロナ影響えいきょうによる業績ぎょうせき悪化あっか理由りゆうに2022ねん5がつ13にちづけでオンキヨーホームエンターテイメントが経営けいえい破綻はたん。これによりカーオーディオとPCようデスクトップマルチメディアオーディオをのぞ純粋じゅんすいなオーディオブランドとしてのパイオニアは、2022ねん7がつ20日はつかに(かつてパイオニアやオンキヨー〈2代目だいめ〉と資本しほん提携ていけいしていた)ティアック米国べいこくプレミアム・オーディオ・カンパニーしゃ (PAC) と代理だいりてん契約けいやく締結ていけつしたことを発表はっぴょう。その2022ねん10がつ以降いこう目途もくとにオンキヨーブランドとともに(日本にっぽん市場いちばけ)ドルビーアトモス対応たいおう高級こうきゅうAVアンプが投入とうにゅうされる予定よていであることがあきらかとなった。このほか、2021年度ねんどまできゅうOPC時代じだいふくむOHEから製造せいぞう発売はつばいされていた一部いちぶのパイオニアブランド・オンキヨーブランド・インテグラブランドとう各種かくしゅAV製品せいひん修理しゅうりとうのサポートもティアックが担当たんとうすることとなった。

車載しゃさい機器きき

カロッツェリア
MEM-P5500

車載しゃさいようのオーディオとしては、1975ねん11月に世界せかいはつのコンポーネントカーステレオを発売はつばいし、市場いちば占有せんゆうりつばした(日本にっぽんはつのカーラジオ(1948ねん)、カーステレオ(1963ねん)はクラリオンがさき開発かいはつ発売はつばい)。1970年代ねんだいまつ発売はつばいされたフェラーリ・512BBでは、純正じゅんせいカーステレオに採用さいようされており、のちF1フェラーリチームへスポンサー参加さんかするきっかけとなっている。

日本にっぽんしゃへの純正じゅんせいカーオーディオの供給きょうきゅうさかんであり、日本にっぽん国内こくないぜんメーカーへ供給きょうきゅう経験けいけんがある。日本にっぽんしゃでは、日産自動車にっさんじどうしゃ三菱自動車みつびしじどうしゃマツダSUBARUダイハツ工業だいはつこうぎょうスズキにラインナップ されている[ちゅう 8]配線はいせんかく社用しゃよう加工かこうされており、2000年代ねんだい前半ぜんはんまでの機種きしゅでは、最大さいだい出力しゅつりょくとすなどの配慮はいりょもなされた。

パイオニア/カロッツェリアともに、オーディオ、カーナビゲーション、スピーカー、ウーファー型番かたばん最後さいごにZy、ZZとはい場合ばあい純正じゅんせいオプションであることをあらわしている。

そのGPS搭載とうさい世界せかいはつカーナビゲーションシステムを開発かいはつした。そのDVD搭載とうさいがたHDD搭載とうさいがた開発かいはつし、カーコンポーネント事業じぎょう世界せかいトップの技術ぎじゅつとシェアを企業きぎょう成長せいちょうした。

渋滞じゅうたい情報じょうほう

ユーザーから走行そうこう情報じょうほう収集しゅうしゅうし、渋滞じゅうたい情報じょうほう作成さくせいしてユーザーに提供ていきょうする「スマートループ渋滞じゅうたい情報じょうほう」があり、パイオニア製品せいひんだけでなく、他社たしゃ製品せいひんでも利用りようできる。

ひかりディスク

レーザーディスク

レーザーディスクプレーヤー
CLD-01(1992ねん

日本にっぽんではレーザーディスク盟主めいしゅとしてもられており、日本にほんビクターげんJVCケンウッド)の開発かいはつしたVHD日本にっぽん国内こくない主要しゅよう電機でんきメーカーのほとんどが賛同さんどうした不利ふり状況じょうきょうにもかかわらず、当時とうじ社長しゃちょうで「パイオニア中興ちゅうこう」とされる石塚いしづか庸三ようぞうが、創業そうぎょうしゃ松本まつもとのぞむをはじめとする社内しゃない反対はんたいり、販売はんばい導入どうにゅうけた。

初期しょき一時いちじてき販売はんばい不振ふしんおちいったが、最終さいしゅうてきにレーザーディスクがシェアあらそいに勝利しょうりした。その過程かてい商品しょうひんされた「るレコード」レーザーディスク・カラオケはバブル一世いっせい風靡ふうび、パイオニアのドルばこ事業じぎょう成長せいちょうし、会社かいしゃ屋台骨やたいぼねささえた。カラオケ以外いがい娯楽ごらく分野ぶんやでは100えんれてビデオクリップをる「Laser Jukebox」や VisualにとくしたゲームようLaser Active」があった。レーザーディスクのランダムアクセス機能きのう活用かつようした業務ぎょうむよう機器きき多数たすう開発かいはつされ、ぜん世界せかい博物館はくぶつかん企業きぎょう映像えいぞう送出そうしゅつよう機器ききとして使用しようされた。

米国べいこくでは小中学校しょうちゅうがっこうけの視聴覚しちょうかく教材きょうざいとして採用さいようされ、Apple Computerとの協業きょうぎょう全米ぜんべい学校がっこう普及ふきゅうすすみ、Appleとの関係かんけい構築こうちくされた。そのも、DVD-RDVD-RW開発かいはつするなど、ひかりディスク事業じぎょうにおいても技術ぎじゅつりょく保持ほじつづけていた。

DVD普及ふきゅう、レーザーディスク事業じぎょうはプレーヤーの少量しょうりょう生産せいさんのみで実質じっしつ撤退てったいしていたが、2009ねん平成へいせい21ねん)1がつ、LDプレーヤーの生産せいさん終了しゅうりょうした[43]

DVD/Blu-ray マルチドライブユニット

DVDメディアの製造せいぞう販売はんばいからは早期そうき撤退てったいし、DVD業界ぎょうかいにおけるパイオニアの功績こうせきたか技術ぎじゅつりょく反映はんえいしたPCようDVDマルチドライブにあった。DVDマルチドライブ黎明れいめいから高性能こうせいのうなドライブを発売はつばいするととも廉価れんか普及ふきゅうばん投入とうにゅうし、DVDドライブのスタンダードとなった。パソコン周辺しゅうへん機器ききメーカーのバッファローロジテックアイ・オー・データけに、DVDドライブをOEM納入のうにゅうしている。

パイオニアせいドライブの品質ひんしつたかさは、ドライブ自体じたい高性能こうせいのうさとあわせ、ディスク(とく太陽誘電たいようゆうでん製造せいぞうおよびOEM供給きょうきゅうしたDVD-Rディスク)との相性あいしょうさがあったからといわれる。だが、2007ねん、DVR-A12シリーズでピックアップの不具合ふぐあいによるリコールをまねいた。以前いぜんより、本件ほんけんはユーザーのあいだでは話題わだいになっており、対応たいおうおそさが批判ひはんびた。どう時期じきひかりディスクドライブ市場いちば急激きゅうげき価格かかく低下ていかくるしみ、2007ねん9がつ、パイオニアはシャープと資本しほん業務ぎょうむ提携ていけいおこない、合弁ごうべん会社かいしゃ「パイオニアデジタルデザインアンドマニュファクチャリング株式会社かぶしきがいしゃ」を設立せつりつした[44]。しかし、この提携ていけいは2014ねん8がつ解消かいしょうされ[45]、パイオニアデジタルデザインアンドマニュファクチャリングはパイオニア単独たんどく子会社こがいしゃとなった。

Blu-ray Disc (BD) ではHD DVD規格きかくあらそしたころからBD陣営じんえいぞくし、もっと初期しょきからドライブの出荷しゅっか開始かいししたメーカーのひとつである。OEMけのBDマルチドライブユニットの生産せいさんりょう、および供給きょうきゅうりょう[ちゅう 9]のシェアとしては2021ねんれい3ねん時点じてん日立ひたちLGデータストレージやパナソニックに大手おおてのメーカーとなっている。

DVDレコーダー

民生みんせいようDVDレコーダー世界せかい最初さいしょ発売はつばいしたメーカーであり、パナソニック東芝とうしばともきゅう御三家ごさんけひとつであった。当時とうじ画質がしつ音質おんしつのこだわりや充実じゅうじつした編集へんしゅう機能きのうにより一定いってい支持しじけていたが、てい価格かかく競争きょうそうによって利益りえき圧迫あっぱくする状態じょうたいつづいた。

2006ねん平成へいせい18ねん)6がつにDVDレコーダーの新規しんき開発かいはつ中止ちゅうしすると報道ほうどうされたが否定ひていした。2007ねん平成へいせい19ねん)はしん機種きしゅ発売はつばいされないまま既存きそんモデルが相次あいついで生産せいさん終了しゅうりょうし、2008ねん4がつ発表はっぴょうされたモデルはシャープからのOEMとなった。以後いごしん製品せいひん発売はつばいく、事実じじつじょう完全かんぜん撤退てったいする。

民生みんせいようテレビ

ディスプレイ分野ぶんやでは、レーザーディスクやBeta hi-fiしきビデオデッキ Hi-Vista(ソニーからパイオニア仕様しようにカスタマイズされたOEM)などのAV製品せいひんともCRT方式ほうしきのコンポビジュアルシステム「SEEDシリーズ」で家庭かていようモニター市場いちば参入さんにゅう同社どうしゃオーディオ機器ききとのデザイン統合とうごうせい、チューナーやテレビゲームパックなどの拡張かくちょうユニットにより、他社たしゃとの差別さべつはかった。

CRT方式ほうしきのリアプロジェクションテレビ(パネルは他社たしゃせい)を日本にっぽん国外こくがいけに販売はんばいするなどおおきなシェアはっていなかったが、1997ねん平成へいせい9ねん)12月に世界せかいはつ民生みんせいようだか精細せいさい50インチがたワイドプラズマテレビ発売はつばいした(42がたワイドプラズマテレビ同年どうねん11がつ富士通ふじつうゼネラル世界せかいはじめて発売はつばい)。パネルの自社じしゃ生産せいさん可能かのう日本にっぽんメーカーのひとつで(チューナーは他社たしゃからOEM)、擬似ぎじ輪郭りんかく消費しょうひ電力でんりょくなどプラズマテレビの弱点じゃくてん克服こくふくした独自どくじ映像えいぞう技術ぎじゅつや、祖業そぎょうのオーディオ技術ぎじゅつ搭載とうさいした高音こうおんしつたか評価ひょうかされた。かつては43Vがたと50Vがたのみを製造せいぞうしたが、NECプラズマディスプレイ買収ばいしゅうにより、61Vがたをラインナップにくわえた。

先行せんこうメーカーとして多数たすう関連かんれん特許とっきょ取得しゅとくし、2006ねんサムスン電子でんしのディスプレイが、アメリカ国内こくない申請しんせいした2けん特許とっきょ抵触ていしょくしているとして、テキサスしゅう東部とうぶ地区ちく連邦れんぽう地方裁判所ちほうさいばんしょ提訴ていそする。基本きほんてき特許とっきょとして2008ねん10がつ29にち判決はんけつ合計ごうけい5900まんドルの損害そんがい賠償ばいしょうる。

日本にっぽん国内こくないでは液晶えきしょうテレビのてい価格かかくされ、2007ねん平成へいせい19ねん)8がつから高級こうきゅう路線ろせんとくしたしんブランド「KURO」を展開てんかいしたが、ライバルの松下電器産業まつしたでんきさんぎょうにはシェアでおよばず、2008ねん平成へいせい20ねん)3がつ7にちにプラズマパネルの自社じしゃ生産せいさん中止ちゅうし発表はっぴょうした。ならびにPDP技術ぎじゅつしゃ大半たいはんをパナソニックのPDP部門ぶもん転籍てんせきさせ、パナソニックからパネルを調達ちょうたつし、組立くみたて自社じしゃブランド販売はんばいのみに専念せんねんする予定よてい発表はっぴょうした。世界せかい金融きんゆう危機ききによる世界せかい経済けいざい急激きゅうげきみをけて、2009ねん2がつ12にちにディスプレイ事業じぎょうからの撤退てったい発表はっぴょうした[46]。2008ねんにシャープから液晶えきしょうパネルの供給きょうきゅうけて自社じしゃブランドの液晶えきしょうテレビ参入さんにゅう予定よていしたが、実現じつげんしないままディスプレイ事業じぎょう撤退てったいした。

パイオニアは、有機ゆうきELディスプレイもふるくから研究けんきゅう開発かいはつし、カーオーディオの照明しょうめい液晶えきしょうのバックライト、携帯けいたい電話でんわ背面はいめん、カーオーディオの単色たんしょくディスプレイようなどですで製品せいひんしている。2005ねん平成へいせい17ねん)に京都大学きょうとだいがく三菱化学みつびしかがくロームともにフレキシブルな有機ゆうきELディスプレイの試作しさく成功せいこうした。2017ねんコニカミノルタ合弁ごうべん企業きぎょう(コニカミノルタパイオニアOLED)をげ、照明しょうめい分野ぶんやへの活用かつよう模索もさくしたが、2019ねん合弁ごうべん解消かいしょうした。合弁ごうべん解消かいしょうは、コニカミノルタが事業じぎょう継承けいしょうした[47]

2016ねん現在げんざい一部いちぶ中国ちゅうごく市場いちば発売はつばいされている同社どうしゃブランドの液晶えきしょうテレビ、スマートフォン、デジタルカメラなどは、販売はんばいてんたいする商標しょうひょうライセンス貸与たいよともな中国ちゅうごくメーカー製造せいぞうひんであり、メーカーとしてのパイオニアとはブランド以外いがいかかわりは一切いっさいない。

電話機でんわき

1970年代ねんだいからアンサホンの商品しょうひんめい留守番るすばん電話でんわ開発かいはつして製造せいぞうする。1980年代ねんだいに、無線むせん機器きき技術ぎじゅつ応用おうようして家庭かていようコードレス電話機でんわき製造せいぞう進出しんしゅつ、シェアをばした。電話機でんわき事業じぎょうは、パイオニアが出資しゅっしし、のち完全かんぜん子会社こがいしゃとなったパイオニアコミュニケーションズ承継しょうけいしたのち同社どうしゃ吸収きゅうしゅう合併がっぺいしたパイオニアホームエレクトロニクス→オンキヨー&パイオニアをて、2020ねん10がつよりオンキヨーホームエンターテイメントがあつかっていたが、こちらも先述せんじゅつとおりオンキヨーホームエンターテイメントの経営けいえい破綻はたんともな停止ていしする。

1990年代ねんだいDDIセルラーグループ(セルラー、げんKDDI/沖縄おきなわセルラー電話でんわ連合れんごうかくauブランド))および日本移動通信にほんいどうつうしん(IDO、げん・KDDI(auブランド))、J-PHONEデジタルツーカーけをふくむ。げんSoftBankけに携帯けいたい電話でんわ供給きょうきゅうおこなっていた。とく携帯けいたいはつ全面ぜんめんタッチパネルしきDP-211は、付属ふぞくのペンで手書てが入力にゅうりょく可能かのうで、オプションのカーオーディオにければハンズフリーにも対応たいおうする時代じだい先取さきどりした商品しょうひんであったが、デザインで人気にんきることはく、携帯けいたい電話でんわ事業じぎょうから撤退てったいする。兄弟きょうだい機種きしゅDP-211SWは、携帯けいたいはつ文字もじメッセージサービス(きゅう・スカイウォーカー、げんスカイメール対応たいおう機種きしゅである。

パソコン

1983ねん昭和しょうわ58ねん)、レーザーディスクとわせ、画像がぞうスーパーインポーズさせてゲームがたのしめるMSXパソコンを発売はつばいする。

1995ねん平成へいせい7ねん)から1997ねんまで、Apple Computerからライセンスをけ、デスクトップがたMacintosh互換ごかん開発かいはつ販売はんばいしていたが、スティーブ・ジョブズ復帰ふっきによるAppleの戦略せんりゃく転換てんかんで、3機種きしゅ発売はつばいしたのみでわった。

おも商品しょうひん

発売はつばいちゅう発売はつばい予定よてい

(2022ねん5がつ現在げんざい

  • カーエレクトロニクス
  • プロフェッショナルハイエンドオーディオ
  • PC関連かんれん
    • パソコンもちいBDマルチドライブ(販売はんばい委託いたく株式会社かぶしきがいしゃエスティトレードが担当たんとう
    • Stellanova(ステラノヴァ。パソコン、およびスマートフォンタブレットようデスクトップマイクロオーディオシステム)

かつて発売はつばいしていたもの

  • パソコン
  • パソコン周辺しゅうへん機器きき
    • CD-ROMドライブ
    • DVDドライブ
    • オーサリングようDVD-Rライター
  • 携帯けいたい電話でんわ
    • DDIセルラーグループIDOけ(TACS方式ほうしき
    • J-PHONE
      • J-PHONEけに「全面ぜんめん液晶えきしょう携帯けいたい」としょうする機種きしゅ生産せいさんし、独自どくじ使つかいやすさを追求ついきゅうした。
      • 初代しょだいモデル・DP-211SWは、カーオーディオのヘッドユニットに可能かのう構造こうぞうなど、独自どくじ商品しょうひん価値かち確立かくりつしていた。
      • 3かいモデルチェンジするも、液晶えきしょうはカラーされなかった(全面ぜんめん液晶えきしょう携帯けいたい最終さいしゅうモデルは1999ねん発売はつばいのJ-PE02)。
  • ラジカセ
    • マルチボーイ(1970年代ねんだい末期まっき
    • ランナウェイ(1980年代ねんだい初期しょき - 中期ちゅうき
  • 大型おおがたシステムコンポ
    • プロジェクト(1970年代ねんだい中期ちゅうき - 1980年代ねんだい初期しょき
    • オールディーズコンポ(1980年代ねんだい初期しょき
  • ミニコンポ
    • セルフィー
    • プライベート - さい末期まっきはCD&LDコンパチブルプレイヤーきミニコンポとして発売はつばいされた。「プライベート」は2017ねんにデジタルオーディオプレイヤーのブランドとして復活ふっかつしている。
    • コレクション - 同社どうしゃはつ本格ほんかくてきなハイコンポで、後述こうじゅつするFILLの前身ぜんしんにあたるブランド
    • WAVE(詳細しょうさい別項べっこう参照さんしょう
    • FILL
    • RMX
    • L+
    • FX
    • HAPPY TUNE
  • ポータブルオーディオ
    • ポータブルヘッドフォンステレオ(ポータブルステレオカセットプレーヤー)「ターザン」 - 1980年代ねんだい初期しょき発売はつばいされた世界せかいはつ防水ぼうすい機能きのうきヘッドフォンステレオ
    • ポータブルMDレコーダー/プレーヤー(シャープからのOEM)
    • ポータブルCDプレーヤー「ループマスター」
  • 家庭かていよう8トラックカラオケ
    • カラオケ「真打しんうち」
  • 業務ぎょうむようカラオケ
    • レーザーカラオケ
    • アルファビジョン(CD動画どうがカラオケ)
    • 通信つうしんカラオケ「ビーマックス」シリーズ
  • ハイバンド・ベータ対応たいおうビデオカセットデッキ
  • テープデッキ
  • MDデッキ
  • CDレコーダー
  • 液晶えきしょうテレビ
    • Pure Vision(2002ねんシャープのOEMで参入さんにゅう。PDL-30HDの1機種きしゅのみで撤退てったい。)
    • KURO LCD TV(2007ねん平成へいせい19ねん)にシャープと業務ぎょうむ提携ていけい発表はっぴょうされたさい液晶えきしょうテレビさい参入さんにゅうがアナウンスされ、2008ねん欧州おうしゅうけモデルとして「KURO」ブランドで3サイズ導入どうにゅう(シャープ・AQUOSのOEM受給じゅきゅう)。この液晶えきしょうテレビは、日本にっぽん発売はつばいされないまま撤退てったい。)
  • プラズマディスプレイ
    • Pure Vision(ピュアビジョン) → 2007ねん平成へいせい19ねん)8がつに、後述こうじゅつの「KURO」にブランドめい変更へんこう
    • KURO2009ねん平成へいせい21ねん)4がつ生産せいさん終了しゅうりょう同時どうじにディスプレイ事業じぎょうから撤退てったい
  • プロジェクションテレビ
  • プロジェクター
    • KURO PROJECTOR(2008ねん海外かいがいけモデルとして発売はつばい日本にほんビクターせいD-ILAプロジェクターのOEM受給じゅきゅう)。日本にっぽん発売はつばいされないまま、1機種きしゅのみで撤退てったい。)
  • レーザーディスク
  • レーザーアクティブ
  • DVDレコーダー
    • スグレコ
    • たっぷりろく
    • さい末期まっきはシャープからOEM受給じゅきゅう(シャープことなり、光学こうがくドライブのみ自社じしゃオリジナルの光学こうがくドライブが搭載とうさいされている)。
  • BDレコーダー
    • 2008ねん平成へいせい20ねん)10がつ新規しんき参入さんにゅう。シャープからOEM受給じゅきゅう(シャープことなり、光学こうがくドライブのみ自社じしゃオリジナルの光学こうがくドライブが搭載とうさいされている)。2機種きしゅのみで撤退てったい
  • パーソナル無線むせん
  • のうりょく開発かいはつ「リラクティブ」
  • ボディソニック(体感たいかん音響おんきょうシステム)
  • サイクルスポーツ事業じぎょう
    • サイクルコンピューターやペダリングモニターなどロードバイクようのパーツ。経営けいえい合理ごうりのため2020ねんシマノ譲渡ゆずりわたされた。

オンキヨーグループあつかいのパイオニアブランドの製品せいひん

以下いかは2022ねん5がつ13にちまでオンキヨーホームエンターテイメントがあつかったパイオニアブランドの製品せいひん
  • DVD・BDプレーヤー(DVD-Vido、BD、音楽おんがくようCD、DVD-Audio、SACDが再生さいせい可能かのうなごく一部いちぶのユニバーサルディスクプレーヤーふくむ)
  • AVアンプをふくむホームシアターシステム
  • ポータブルタイプをふくむヘッドホンアンプ内蔵ないぞうがたUSB-DAC
  • 家庭かていよう電話でんわ
  • 単品たんぴんピュアオーディオ各種かくしゅ(ピュアオーディオようアンプ、CD/SACDプレーヤー、ネットワークオーディオプレーヤー、スピーカーシステムなど)
  • 高級こうきゅうミニコンポ(プレミアムミニコンポ・ハイコンポ)各種かくしゅ一部いちぶのCDレシーバー XC-HMシリーズ、一部いちぶ小型こがたスピーカーシステムS-HMシリーズなど)
  • ゼネラルオーディオ各種かくしゅ一部いちぶてい価格かかくたいミニコンポ X-CMシリーズ、X-EMシリーズなど)
  • デジタルオーディオプレーヤー(Privateシリーズ)
  • 一般いっぱん住宅じゅうたくようシーリングビルトイン)オーディオ
    • ACCO*(アッコ)

国内こくないグループ会社かいしゃ

  • インクリメントP株式会社かぶしきがいしゃ
  • グローバル・サーベイ株式会社かぶしきがいしゃ
  • テーピーエス株式会社かぶしきがいしゃ
  • 株式会社かぶしきがいしゃテクニカルオーディオデバイセズラボラトリー
  • 株式会社かぶしきがいしゃテック・エキスパーツ
  • 東北とうほくパイオニア株式会社かぶしきがいしゃ
  • パイオテック株式会社かぶしきがいしゃ
  • パイオニアウェルフェアサービス株式会社かぶしきがいしゃ
  • パイオニアOLEDライティングデバイス株式会社かぶしきがいしゃ
  • パイオニアサービスネットワーク株式会社かぶしきがいしゃ
  • パイオニアシステムテクノロジー株式会社かぶしきがいしゃ
  • パイオニアデジタルデザインアンドマニュファクチャリング株式会社かぶしきがいしゃ
  • パイオニア販売はんばい株式会社かぶしきがいしゃ
  • パイオニアファインテック株式会社かぶしきがいしゃ
  • パイオニア・マイクロ・テクノロジー株式会社かぶしきがいしゃ
  • 最上もがみ電機でんき株式会社かぶしきがいしゃ

ブランドスローガン

  • ステレオのパイオニア」(1958ねん - 1964ねん
  • 世界せかいのステレオ」(1964ねん - 1979ねん
  • おとひかり未来みらいをひらく」(1982ねん - 1998ねん
  • PIONEER AIR -体験たいけんしかつくらない-」(1994ねん - 1998ねん
  • sound.vision.soul」(2001ねん - 2008ねん

提供ていきょう番組ばんぐみ

すべ過去かこのもの、特記とっきがないものは日本にほんテレビ系列けいれつ放送ほうそう

広告こうこく

モータースポーツ関連かんれん

その

  • 後楽園こうらくえん球場きゅうじょう - 1970年代ねんだい〜80年代ねんだいにスコアボードのスポンサーをつとめていた。
  • 東京とうきょうドーム - 1988ねん - 2008ねんまで看板かんばん広告こうこくのスポンサーだった。2023ねん7がつ開催かいさいされる「オールドサマーシリーズ」ではビジョンスポンサーとして協賛きょうさんし、同期どうきあいだちゅうはメインビジョンがかつて後楽園こうらくえん球場きゅうじょう掲示けいじしていた電光でんこう掲示板けいじばんスタイルになり、スコアボードのりょうはし掲示けいじしていた「パイオニア」ロゴを復活ふっかつさせる[48]

テレビ番組ばんぐみ

脚注きゃくちゅう

注釈ちゅうしゃく

  1. ^ 2007ねんにパイオニアから独立どくりつしていたTAD無関係むかんけいであった。
  2. ^ 経営けいえい迷走めいそう離合りごう集散しゅうさんかえしたオンキヨー(総称そうしょう中核ちゅうかくだったのは、2022ねん破綻はたんした「オンキヨーホームエンターテイメント株式会社かぶしきがいしゃ
  3. ^ 欧米おうべいからの輸入ゆにゅうひん匹敵ひってきする、さい高級こうきゅうオーディオブランドとしてのこう評価ひょうか」が定着ていちゃくし、現在げんざい独立どくりつ企業きぎょうとして存続そんぞくしている日本にっぽんさい高級こうきゅうオーディオメーカーは、TADほかに、アキュフェーズエソテリックラックスマンがある。
  4. ^ 「パイオニア株式会社かぶしきがいしゃ公式こうしきサイト:企業きぎょう情報じょうほう:グループ会社かいしゃ」の「カぎょうらんに、「株式会社かぶしきがいしゃ テクニカル オーディオ デバイセズ ラボラトリーズ」(通称つうしょう:TADラボラトリーズ[1])が記載きさいされている(2023ねん7がつ現在げんざい[4]
  5. ^ それ以前いぜんのモデルにくらべて小型こがた安定あんていていコスト実現じつげんした
  6. ^ あたらしいメディアとの互換ごかんせいをプレーヤーがわ確保かくほするかんがかた業界ぎょうかい定着ていちゃくし、そのながれはDVDやBlu-rayにもがれている。
  7. ^ げん・AlphaTheta。2020ねんリツ鋼機りつこうきグループり。
  8. ^ ただし、トヨタ自動車とよたじどうしゃ本田技研工業ほんだぎけんこうぎょう場合ばあいはラインナップとしては存在そんざいせず、いずれも自動車じどうしゃメーカー純正じゅんせいオリジナル製品せいひんOEMあつかいとして供給きょうきゅうされる。
  9. ^ おもそとけポータブルよう、およびウルトラブックなどの薄型うすがたモバイルタイプをのぞノートパソコン内蔵ないぞうようおおい。

出典しゅってん

  1. ^ a b c 会社かいしゃ概要がいよう”. パイオニア株式会社かぶしきがいしゃ 公式こうしきサイト. パイオニア株式会社かぶしきがいしゃ. 2023ねん7がつ8にち閲覧えつらん
  2. ^ a b TAD年表ねんぴょう”. TAD株式会社かぶしきがいしゃ テクニカル オーディオ デバイセズ ラボラトリーズ). 2023ねん7がつ8にち閲覧えつらん
  3. ^ COMPANY PROFILE:TADとは”. TAD株式会社かぶしきがいしゃ テクニカル オーディオ デバイセズ ラボラトリーズ). 2023ねん7がつ8にち閲覧えつらん
  4. ^ 企業きぎょう情報じょうほう:グループ会社かいしゃ”. パイオニア株式会社かぶしきがいしゃ 公式こうしきサイト. パイオニア株式会社かぶしきがいしゃ. 2023ねん7がつ17にち閲覧えつらん
  5. ^ A-8とはこ写真しゃしん - パイオニアのヘッドフォン「SE-MASTER1」の紹介しょうかいページ。はこには「PIONEER」と「FUKUIN SHOKAI DENKI SEISAKUSHO」のかれている。
  6. ^ パイオニア、オーディオ王者おうじゃ没落ぼつらく みずか成長せいちょうみちざし巨額きょがく負債ふさい、カーエレ注力ちゅうりょく周回しゅうかいおく ビジネスジャーナル、2014ねん12月12にち
  7. ^ パイオニア、NECのプラズマディスプレイ生産せいさん会社かいしゃ買収ばいしゅう AV Watch
  8. ^ パイオニア:1まんにん削減さくげんへ、テレビ撤退てったい今期こんき最終さいしゅう赤字あかじ1300おくえんに(4) - Bloomberg
  9. ^ パイオニアが上場じょうじょう廃止はいしへ 香港ほんこんけいファンドの完全かんぜん子会社こがいしゃ - Engadget 日本にっぽんばん
  10. ^ パイオニア、AV手放てばなす グループ2200にん削減さくげん - 日本経済新聞にほんけいざいしんぶん
  11. ^ a b c 昭和しょうわ55ねん 写真しゃしん生活せいかつ』(2017ねん、ダイアプレス)p103
  12. ^ 部門ぶもん紹介しょうかい 総合そうごう研究所けんきゅうじょ紹介しょうかい パイオニア R&D 2004ねん VOL.14 NO.1
  13. ^ 研究けんきゅう開発かいはつのあゆみ|研究けんきゅう開発かいはつ|株式会社かぶしきがいしゃ明治めいじ
  14. ^ 英文えいぶん社名しゃめい変更へんこうについて - 報道ほうどう資料しりょう 1999ねん6がつ29にち
  15. ^ https://jpn.pioneer/ja/corp/news/press/2009/pdf/0806-2.pdf (PDF)
  16. ^ https://jpn.pioneer/ja/corp/news/press/2009/pdf/1111-1.pdf (PDF)
  17. ^ https://corporate.jp.sharp/news/091111-a.html
  18. ^ https://av.watch.impress.co.jp/docs/news/296627.html
  19. ^ パイオニア本社ほんしゃ川崎かわさき事業じぎょうしょ移転いてん (PDF) - 報道ほうどう資料しりょう 2009ねん11月5にち
  20. ^ だい64かい定時ていじ株主かぶぬし総会そうかい決議けつぎ通知つうち(パイオニア株式会社かぶしきがいしゃ (PDF) 2010ねん6がつ25にち
  21. ^ 三菱化学みつびしかがく株式会社かぶしきがいしゃとの業務ぎょうむ提携ていけいおよび第三者だいさんしゃ割当わりあてによるしん株式かぶしき発行はっこうについてのおらせ (PDF) (2010ねん2がつ9にちづけプレスリリース)
  22. ^ 三菱電機みつびしでんき株式会社かぶしきがいしゃとの業務ぎょうむ提携ていけい強化きょうかおよび第三者だいさんしゃ割当わりあてによるしん株式かぶしき発行はっこうについてのおらせ (PDF) (2010ねん2がつ9にちづけプレスリリース)
  23. ^ 採用さいよう情報じょうほう
  24. ^ 〜ダンサーけのカルチャーブランド「STEEZ」をげ、ストリートダンス市場いちば参入さんにゅうしんアイテムの先行せんこう体験たいけんダンスイベント“STEEZ PARTY KIDS” “STEEZ PARTY TOKYO”を開催かいさい (2011ねん6がつ21にちづけプレスリリース)
  25. ^ 株式会社かぶしきがいしゃエヌ・ティ・ティ・ドコモとの資本しほん業務ぎょうむ提携ていけいおよび第三者だいさんしゃ割当わりあてによるしん株式かぶしき発行はっこうについてのおらせ (PDF) (2013ねん5がつ13にちづけプレスリリース)
  26. ^ シャープ、パイオニアと提携ていけい解消かいしょう かぶ売却ばいきゃく財務ざいむ強化きょうか(2014ねん8がつ28にち - 日本経済新聞にほんけいざいしんぶん 2015ねん2がつ28にち閲覧えつらん
  27. ^ パイオニアとオンキヨーのAV事業じぎょう統合とうごう詳細しょうさい決定けってい。オンキヨーのAV事業じぎょう分割ぶんかつし、PHEが承継しょうけい AV Watch、2014ねん11月7にち
  28. ^ オンキヨー株式会社かぶしきがいしゃしん株式かぶしき引受ひきうけ、ホームAV事業じぎょうとう譲渡じょうと完了かんりょうかんするおらせ (報道ほうどう資料しりょう 2015ねん3がつ2にち - パイオニア 2015ねん3がつ2にち閲覧えつらん
  29. ^ パイオニア株式会社かぶしきがいしゃからの事業じぎょう取得しゅとくかんするおせ(子会社こがいしゃ異動いどうともな株式かぶしき取得しゅとく および海外かいがい事業じぎょう取得しゅとく - オンキヨー 2015ねん3がつ2にち閲覧えつらん
  30. ^ a b 東京とうきょう文京ぶんきょうへの本社ほんしゃ移転いてんともない、会社かいしゃ情報じょうほう更新こうしんしました。 - パイオニア 2016ねん3がつ7にち閲覧えつらん
  31. ^ パイオニアとみちのりホールディングス 路線ろせんバスの自動じどう運転うんてん技術ぎじゅつ開発かいはつけた実証じっしょう実験じっけん合意ごうい パイオニア、みちのりホールディングス 2017ねん8がつ31にち
  32. ^ 第三者だいさんしゃ割当わりあてによるしん株式かぶしき発行はっこう現物げんぶつ出資しゅっし(デット・エクイティ・スワップ)および金銭きんせん出資しゅっし)および定款ていかん一部いちぶ変更へんこう株式かぶしき併合へいごうおよび単元たんげん株式かぶしきすうさだめの廃止はいしならびに親会社おやがいしゃおよび主要しゅよう株主かぶぬしである筆頭ひっとう株主かぶぬし異動いどうについてのおらせ パイオニア 2018ねん12月7にち
  33. ^ パイオニア、香港ほんこんファンド完全かんぜん子会社こがいしゃに=来年らいねんがつ上場じょうじょう廃止はいし時事じじドットコムニュース) - 時事通信社じじつうしんしゃ 2018ねん12月7にち(2018ねん12月7にち閲覧えつらん
  34. ^ a b パイオニア、売却ばいきゃく決定けってい 1かぶ66.1えんでファンドへ 株主かぶぬし総会そうかい 朝日新聞あさひしんぶん 2019ねん1がつ26にち
  35. ^ a b 第三者だいさんしゃ割当わりあてによるしん株式かぶしき発行はっこう払込はらいこみ完了かんりょうについてのおらせ パイオニア 2019ねん3がつ8にち
  36. ^ 上場じょうじょう廃止はいしとう決定けってい:パイオニア(株)かぶしきがいしゃ 東京とうきょう証券しょうけん取引とりひきしょ 2019ねん3がつ8にち
  37. ^ <パイオニア連結れんけつ子会社こがいしゃ地図ちず事業じぎょう譲渡じょうとかんするおらせ”. July 27, 2021閲覧えつらん
  38. ^ 人生じんせいをかけてオンキヨーのブランドとDNAを継続けいぞく」。親会社おやがいしゃCEOら来日らいにちインタビュー - PHILE WEB 2022ねん6がつ1にち(2022ねん6がつ1にち閲覧えつらん
  39. ^ 固定こてい資産しさん譲渡じょうとについてのおらせ” (PDF). パイオニア株式会社かぶしきがいしゃ (2010ねん3がつ30にち). 2015ねん11月1にち閲覧えつらん
  40. ^ パイオニア株式会社かぶしきがいしゃ 本社ほんしゃ不動産ふどうさん売却ばいきゃくおよび移転いてんについてのおらせ” (PDF). パイオニア株式会社かぶしきがいしゃ (2015ねん10がつ5にち). 2015ねん11月1にち閲覧えつらん
  41. ^ パイオニア株式会社かぶしきがいしゃ 本社ほんしゃ移転いてんについてのおらせ” (PDF). パイオニア株式会社かぶしきがいしゃ (2015ねん11月6にち). 2016ねん1がつ17にち閲覧えつらん
  42. ^ 回顧かいこ前進ぜんしん 1978.
  43. ^ レーザーディスクプレーヤー生産せいさん終了しゅうりょうのおらせ”. パイオニア株式会社かぶしきがいしゃ (2009ねん1がつ14にち). 2015ねん11月1にち閲覧えつらん
  44. ^ シャープ株式会社かぶしきがいしゃとパイオニア株式会社かぶしきがいしゃ業務ぎょうむ資本しほん提携ていけいかんするおらせ” (PDF). シャープ株式会社かぶしきがいしゃ、パイオニア株式会社かぶしきがいしゃ (2007ねん9がつ20日はつか). 2015ねん11月1にち閲覧えつらん
  45. ^ パイオニア株式会社かぶしきがいしゃとの資本しほん提携ていけい解消かいしょうかんするおらせ” (2014ねん8がつ28にち). 2015ねん11月1にち閲覧えつらん
  46. ^ 構造こうぞう改革かいかくについてのおらせ” (PDF). パイオニア株式会社かぶしきがいしゃ (2009ねん2がつ12にち). 2015ねん11月1にち閲覧えつらん
  47. ^ コニカミノルタ、パイオニアと有機ゆうきELの合弁ごうべん解消かいしょう”. 日本経済新聞にほんけいざいしんぶん (2019ねん4がつ24にち). 2019ねん5がつ3にち閲覧えつらん
  48. ^ 7がつ東京とうきょうドームで開催かいさいされる「オールドサマーシリーズ」に協賛きょうさんパイオニアロゴがはいった後楽園こうらくえん球場きゅうじょう電光でんこう掲示板けいじばん復活ふっかつ! - パイオニア 2023ねん6がつ12にち(2023ねん6がつ15にち閲覧えつらん
  49. ^ カーナビの未来みらい地図ちず - テレビ東京てれびとうきょう 2005ねん2がつ1にち

参考さんこう文献ぶんけん

  • 松本まつもとのぞむだい13 本社ほんしゃ移転いてんのあとさき(3)」『回顧かいこ前進ぜんしん電波でんぱ新聞しんぶんしゃ、1978ねん6がつASIN B000J8M3TYNCID BN04704496OCLC 703879390全国ぜんこく書誌しょし番号ばんごう:78032377https://jpn.pioneer/ja/corp/info/history/contents/kaikotozenshin/13/3/ 

関連かんれん項目こうもく

  • S-180
  • サントリー - 同社どうしゃ山崎やまざき蒸溜じょうりゅうしょ実際じっさい使用しようしたウイスキーだる廃材はいざいをスピーカーシステムのエンクロージャーやスピーカースタンド、オーディオラックとう加工かこう利用りようした「ピュアモルトオーディオシリーズ」のコラボレーション企画きかく直接ちょくせつかかわっており、オンキヨー&パイオニア移管いかん継続けいぞくしていたが、近年きんねん慢性まんせいてきなピュアオーディオ市場いちば縮小しゅくしょう販売はんばい不振ふしんなどの理由りゆうにより、2018ねんまつまでにそのまま提携ていけい終了しゅうりょうとなった。
  • 松本まつもと記念きねん音楽おんがく迎賓館げいひんかん - 松本まつもとのぞむ居宅きょたく利用りようしている。

外部がいぶリンク