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イングランド などの宗派 しゅうは の一覧 いちらん 。 Broadsheet. 1647年 ねん
セクト (Sect )は元来 がんらい 、それぞれの宗教 しゅうきょう から派生 はせい した「分派 ぶんぱ 」のこと。一様 いちよう には定義 ていぎ できないが、近年 きんねん 、宗教 しゅうきょう 団体 だんたい による深刻 しんこく な社会 しゃかい 問題 もんだい がしばしば起 お こったことで、ヨーロッパ の各国 かっこく でも同様 どうよう な法 ほう 整備 せいび がなされたことから、セクトには「カルト 」と関連 かんれん する語 かたり として、社会 しゃかい 的 てき に警戒 けいかい を要 よう する団体 だんたい という否定 ひてい 的 てき な意味 いみ も加 くわ わった。日本 にっぽん では、「セクト」と「カルト 」は、かなり異 こと なる概念 がいねん を表 あらわ す。
「セクト」(Sect) という言葉 ことば は「後 ご を追 お う・続 つづ く・受 う ける」を意味 いみ するラテン語 らてんご 「secta」から派生 はせい したものという説 せつ がある。また、「結 むす ぶ・繋 つな がる」を意味 いみ するラテン語 らてんご 「religare」が「religion」(宗教 しゅうきょう )となったことに関連 かんれん して、「切 き る・断 た つ」を意味 いみ するラテン語 らてんご 「sectare」から派生 はせい したものとする語源 ごげん 学者 がくしゃ もいる。このように「セクト」とは、既 すで に認知 にんち ・確立 かくりつ されている宗教 しゅうきょう の「分派 ぶんぱ 」、もしくは、思想 しそう 的 てき 指導 しどう 者 しゃ のもとに集 あつ まった人 ひと たちの「集 あつ まり」、を指 さ す。こうしたことから、仏教 ぶっきょう 、ヒンドゥー教 きょう 、神道 しんとう 、道教 どうきょう などから派生 はせい した団体 だんたい を指 さ して「セクト」という表現 ひょうげん をする。しかしながら、前出 ぜんしゅつ の宗教 しゅうきょう が離脱 りだつ や分裂 ぶんれつ に対 たい して、比較的 ひかくてき 寛容 かんよう であったのに対 たい し、教 おし えの正統 せいとう 性 せい を重視 じゅうし するキリスト教 きりすときょう は、離脱 りだつ や分裂 ぶんれつ そのものに反対 はんたい してきた。キリスト教 きょう 国 こく で「セクト」の語 かたり が否定 ひてい 的 てき な意味合 いみあ いを持 も つのは、こうしたことによる。
現在 げんざい の代表 だいひょう 的 てき 宗教 しゅうきょう の幾 いく つかは、それ以前 いぜん に存在 そんざい していた宗教 しゅうきょう のセクト(分派 ぶんぱ )が起源 きげん になっている。例 たと えばキリスト教 きりすときょう は、ユダヤ教 きょう のセクトとして派生 はせい し、ユダヤ教 きょう の教義 きょうぎ (『旧約 きゅうやく 聖書 せいしょ 』)を継承 けいしょう している。これらの宗教 しゅうきょう は、時 とき を経 へ るにつれて信者 しんじゃ を増 ふ やし、別個 べっこ の宗教 しゅうきょう として公 おおやけ に認知 にんち されるようになったのである。
ラテン語 らてんご の「secta」に相当 そうとう するギリシア語 ご は、「haireis」(選択 せんたく 、教義 きょうぎ の好 この み)である。「hérésie」(エレジー)とは元々 もともと 、思想 しそう の学派 がくは (学校 がっこう )のことであった。古代 こだい の哲学 てつがく 者 しゃ エピクロス が自 みずか らの理想 りそう の実践 じっせん のために作 つく った「エピクロスの園 えん 」は、そうした「hairesis」の一 ひと つであった。古代 こだい においては、「セクト」の語源 ごげん となった「haireis」に軽蔑 けいべつ 的 てき なニュアンスは無 な かったのである。後世 こうせい になり、ある特定 とくてい の宗派 しゅうは が政治 せいじ 権力 けんりょく と結 むす びつくに至 いた ると(例 れい :コンスタンティヌス1世 せい によるキリスト教 きょう の公認 こうにん )、「orthodoxie」(正統 せいとう 派 は )という観念 かんねん や、「hétérodoxie」(異端 いたん ・異説 いせつ )」という観念 かんねん が発生 はっせい した。正統 せいとう とは「王 おう のセクト」に過 す ぎなかったとする見方 みかた をする著作 ちょさく もある。
社会 しゃかい 学 がく 的 てき 定義 ていぎ [ 編集 へんしゅう ]
19世紀 せいき にマックス・ヴェーバー (Max Weber) とエルンスト・トレルチ (Ernst Troeltsch) の二人 ふたり の社会 しゃかい 学者 がくしゃ が、「セクト」とは「社会 しゃかい に対 たい し、強硬 きょうこう 的 てき かつ断絶 だんぜつ 的 てき な姿勢 しせい を持 も つ過激 かげき 主義 しゅぎ 的 てき 宗教 しゅうきょう グループ」であると定義 ていぎ した。これにより、教会 きょうかい は社会 しゃかい による二 に 極 きょく 分化 ぶんか 的 てき な評価 ひょうか に晒 さら され、多 おお くの宗教 しゅうきょう は穏健 おんけん な社会 しゃかい 的 てき 地位 ちい を獲得 かくとく した。
この定義 ていぎ は20世紀 せいき 末 すえ まで受 う け継 つ がれたのであるが、近代 きんだい 社会 しゃかい において「セクト」の意味合 いみあ いが変化 へんか していることから、今日 きょう の現状 げんじょう に即 そく していないと考 かんが える人 ひと たちがいる。しかし、様々 さまざま な議論 ぎろん があるため、「セクト」の語義 ごぎ と定義 ていぎ についての意見 いけん の一致 いっち は難 むずか しいのが現状 げんじょう である。
この社会 しゃかい 学 がく 的 てき 定義 ていぎ においては“セクトと社会 しゃかい の断絶 だんぜつ 性 せい ”が根本 こんぽん 的 てき な判断 はんだん 基準 きじゅん となる。この断絶 だんぜつ こそが常 つね に問題 もんだい とされるのであり、見方 みかた によって、セクトに問題 もんだい があるとされたり、社会 しゃかい の側 がわ にこそ問題 もんだい があるとされる。ある者 もの は損失 そんしつ だと言 い い、ある者 もの は利益 りえき だと言 い うように、解釈 かいしゃく は分 わ かれる。一方 いっぽう にとっては予防 よぼう 策 さく であり適切 てきせつ な懲罰 ちょうばつ であるが、他方 たほう にとっては迫害 はくがい なのである。時 とき として事態 じたい は、対立 たいりつ や内戦 ないせん に発展 はってん することもある。
プロテスタント が長 なが い間 あいだ 、カトリック教会 きょうかい から「異端 いたん 」とみなされて、ルネッサンス 期 き には弾圧 だんあつ を受 う け、ヨーロッパ における長期 ちょうき の戦争 せんそう (フランス やドイツ における内戦 ないせん 、宗教 しゅうきょう を異 こと にする国 くに による戦争 せんそう )や虐殺 ぎゃくさつ (1572年 ねん 8月 がつ 23日 にち のサン・バルテルミの虐殺 ぎゃくさつ 、マクデブルク占領 せんりょう など)に発展 はってん したのはこうしたことによる。その数 すう 世紀 せいき 前 まえ 、「hérésie cathare」(異端 いたん カタリ派 は )」に対 たい して行 おこな われた宗教 しゅうきょう 裁判 さいばん による迫害 はくがい は、それ以上 いじょう に激 はげ しいものであった。
19世紀 せいき から20世紀 せいき の変 か わり目 め の頃 ころ 、ドイツのマックス・ヴェーバーやエルンスト・トレルチなどの社会 しゃかい 学者 がくしゃ 、神学 しんがく 者 しゃ による説 せつ では、キリスト教 きょう 団体 だんたい を「教会 きょうかい 」(各国 かっこく の主要 しゅよう な教団 きょうだん )と「セクト 」に分 わ ける類型 るいけい 法 ほう が提唱 ていしょう されたが定着 ていちゃく していない。セクトは既存 きそん の教会 きょうかい を批判 ひはん し、宗教 しゅうきょう 的 てき により正 ただ しい生 い き方 かた を目指 めざ して分派 ぶんぱ した小規模 しょうきぼ 団体 だんたい であると定義 ていぎ した。また、20世紀 せいき 後半 こうはん 、「教会 きょうかい [2] →教派 きょうは [3] →分派 ぶんぱ [4] 」に次 つ ぐ下部 かぶ 概念 がいねん とする学術 がくじゅつ 的 てき 試 こころ みがあったが、これも定着 ていちゃく はしなかった[5] 。
1980年代 ねんだい には、「カルト 」によって多 おお くの問題 もんだい (集団 しゅうだん 自殺 じさつ 、政治 せいじ 金融 きんゆう スキャンダル、労働 ろうどう 法 ほう 違反 いはん 、不法 ふほう 医療 いりょう 行為 こうい など)が引 ひ き起 お こされた。
2001年 ねん 5月30日 にち 、フランスの国民 こくみん 議会 ぎかい において、人権 じんけん や基本 きほん 的 てき 自由 じゆう を侵害 しんがい する傾向 けいこう のある団体 だんたい について、「セクト法案 ほうあん 」(日本 にっぽん での別名 べつめい :アブ・ピカール法 ほう [6] 、反 はん セクト法 ほう 、2001年 ねん 6月12日 にち 施行 しこう )が採択 さいたく され、「信者 しんじゃ の心理 しんり 的 てき 、身体 しんたい 的 てき 依存 いぞん 状態 じょうたい をつくり出 だ し、利用 りよう しようとする団体 だんたい 」について対策 たいさく をすることとした。セクト法案 ほうあん の要約 ようやく は「組織 そしき 的 てき に信者 しんじゃ を扇動 せんどう し犯罪 はんざい を起 お こさせたり、洗脳 せんのう を行 おこな い信者 しんじゃ に犯罪 はんざい を起 お こさせるなど組織 そしき 自体 じたい の犯罪 はんざい 誘因 ゆういん 性 せい が高 たか い場合 ばあい 、裁判 さいばん を開 ひら いて解散 かいさん の可否 かひ を問 と えるようにする法律 ほうりつ 」である。
セクトに反対 はんたい する運動 うんどう を行 おこな う団体 だんたい は、セクトは個人 こじん と社会 しゃかい の安寧 あんねい を脅 おびや かすと捉 とら えている。そして、情報 じょうほう 提供 ていきょう や合法 ごうほう 的 てき 運動 うんどう を通 つう じ、また必要 ひつよう とあれば裁判 さいばん を起 お こすなどして、セクトによる被害 ひがい に対処 たいしょ しようとしている。「セクトとは、社会 しゃかい と断絶 だんぜつ し、社会 しゃかい に対立 たいりつ する全体 ぜんたい 主義 しゅぎ 的 てき なグループである」という見解 けんかい の下 した 、市民 しみん を守 まも るという理念 りねん で活動 かつどう している。セクト団体 だんたい が行 おこな っている精神 せいしん 操作 そうさ が、肉体 にくたい 的 てき ・精神 せいしん 的 てき ・知能 ちのう 的 てき ・人間 にんげん 関係 かんけい 的 てき ・宗教 しゅうきょう 的 てき ・哲学 てつがく 的 てき ・教育 きょういく 的 てき ・連帯 れんたい 的 てき ・政治 せいじ 的 てき ・経済 けいざい 的 てき な面 めん において人間 にんげん を破壊 はかい すると考 かんが えているのである。
また、こうした運動 うんどう はセクトが社会 しゃかい を支配 しはい する脅威 きょうい についても懸念 けねん している。真理 しんり を保持 ほじ していると信 しん じている者 もの はそれを他者 たしゃ に熱心 ねっしん に伝 つた えようとするため、セクト団体 だんたい は大 おお きくなる。そして、それらのセクト中 ちゅう には多数 たすう の信者 しんじゃ (会員 かいいん )より得 え た巨額 きょがく の資金 しきん や活動 かつどう によって、宗教 しゅうきょう 的 てき 信念 しんねん または世俗 せぞく 的 てき 動機 どうき から、経済 けいざい ・政治 せいじ ・司法 しほう の中枢 ちゅうすう に侵入 しんにゅう しようとするものがあるからである(そのような野望 やぼう をセクトは公 おおやけ には語 かた らないが、内部 ないぶ で語 かた られたものが、離脱 りだつ 者 しゃ によって伝 つた えられている)。
今日 きょう の世界 せかい の安全 あんぜん 保障 ほしょう それ自体 じたい が、宗教 しゅうきょう 戦争 せんそう の時代 じだい がそうであったように、既 すで に蝕 むしば まれていると考 かんが える者 もの もおり、セクト同士 どうし の闘争 とうそう やセクト的 てき 宗派 しゅうは を含 ふく む宗教 しゅうきょう 同士 どうし の闘争 とうそう が、既 すで に地球 ちきゅう 規模 きぼ に拡大 かくだい していると考 かんが える者 もの もいる。また、アメリカ政府 せいふ がヨーロッパ諸国 しょこく の問題 もんだい に介入 かいにゅう している、あるいは、ヨーロッパがセクトから法的 ほうてき に身 み を守 まも ろうとしている一方 いっぽう でそのセクト団体 だんたい がアメリカ で好意 こうい 的 てき な支援 しえん を受 う けている、と指摘 してき する者 もの もある。
反 はん セクト団体 だんたい は、科学 かがく 者 しゃ や社会 しゃかい 学者 がくしゃ たちは、セクト団体 だんたい の危険 きけん 性 せい を過小 かしょう 評価 ひょうか している、と主張 しゅちょう している。実際 じっさい 、セクト擁護 ようご 者 しゃ の幾 いく つかの研究 けんきゅう に対 たい してセクト団体 だんたい からの資金 しきん 提供 ていきょう があったことが明 あき らかになっている。このように、反 はん セクト団体 だんたい は、セクトの主張 しゅちょう の客観 きゃっかん 性 せい の欠如 けつじょ を告発 こくはつ したり、セクトの擁護 ようご 者 しゃ となっている社会 しゃかい 学者 がくしゃ を公表 こうひょう したりしている。これら反 はん セクト運動 うんどう に対抗 たいこう するため、セクトの中 なか には反対 はんたい する者 もの たちの評価 ひょうか を落 お とすための作為 さくい 的 てき な情報 じょうほう 操作 そうさ や、買収 ばいしゅう や、嫌 いや がらせや脅迫 きょうはく を初 はじ めとした様々 さまざま な妨害 ぼうがい 行為 こうい を行 おこな うものもあり、法的 ほうてき な制裁 せいさい を受 う けたものも少 すく なからずいる。1990年代 ねんだい には、反 はん セクトの有力 ゆうりょく な機関 きかん だったCAN(カルト警戒 けいかい ネットワーク)がセクト側 がわ との裁判 さいばん での敗訴 はいそ し、多額 たがく の損害 そんがい 賠償 ばいしょう 金 かね による破産 はさん で、CANの商標 しょうひょう がサイエントロジー側 がわ のものになり、まったく正 せい 反対 はんたい の組織 そしき になるという事態 じたい も起 お きた。この時 とき の裁判 さいばん で取 と り扱 あつか われた事件 じけん 内容 ないよう であるが概要 がいよう は下記 かき の通 とお りである。CANは普段 ふだん から家族 かぞく の依頼 いらい の元 もと 、洗脳 せんのう された信者 しんじゃ を家族 かぞく に会 あ わせる活動 かつどう を行 おこな っていた。本件 ほんけん に置 お いても、家族 かぞく の依頼 いらい の元 もと CANはサイエントロジー 信者 しんじゃ の説得 せっとく を行 おこな ったのだが、信者 しんじゃ は説得 せっとく に応 おう じず家族 かぞく に会 あ うことすら拒否 きょひ した。
CANは洗脳 せんのう されていると判断 はんだん しやむなく信者 しんじゃ を拉致 らち 監禁 かんきん したうえで、信者 しんじゃ を家族 かぞく の下 した に送 おく り届 とど けた。この件 けん について拉致 らち 監禁 かんきん を訴 うった えられたのであり、裁判 さいばん に負 ま けたのも当然 とうぜん といえる。しかし全 ぜん 財産 ざいさん を教団 きょうだん に委譲 いじょう したうえ、家族 かぞく に会 あ うことすら拒 こば む信者 しんじゃ や集団 しゅうだん 自殺 じさつ などの事例 じれい もある以上 いじょう 依頼 いらい する家族 かぞく の気持 きも ち当然 とうぜん であり、毒 どく を持 も って毒 どく を制 せい す団体 だんたい だったといえる。世 よ の中 なか には反 はん セクトを隠 かく れ蓑 みの とする団体 だんたい 等 とう もあり多種 たしゅ 多様 たよう である。
反 はん セクト団体 だんたい の主張 しゅちょう [ 編集 へんしゅう ]
「Association de défense des familles et de l'individu(ADFI、家族 かぞく と個人 こじん を守 まも る会 かい )」、「Centre de documentation, d'education et d'action contre les manipulations mentales(CCMM、精神 せいしん 操作 そうさ 防止 ぼうし 資料 しりょう 教育 きょういく 活動 かつどう センター、マインドコントロール 救済 きゅうさい センター)、「Centre Roger Ikor」(ロジェ・イコール センター)等 とう のセクトに反対 はんたい する運動 うんどう 団体 だんたい が、セクト指定 してい の新 あら たな判断 はんだん 基準 きじゅん を定 さだ め、一定 いってい の成果 せいか を収 おさ めている。
セクト指定 してい の判断 はんだん 基準 きじゅん は以下 いか の通 とお り。
信徒 しんと (会員 かいいん )の精神 せいしん 的 てき 操作 そうさ
カリスマ性 せい を持 も つグル ・教祖 きょうそ ・指導 しどう 者 しゃ や、その側近 そっきん への権力 けんりょく 集中 しゅうちゅう
ピラミッド型 がた 組織 そしき
財産 ざいさん の接収 せっしゅう
唯一 ゆいいつ 排他 はいた 的 てき な教義 きょうぎ
セクトの擁護 ようご 者 しゃ は、反対 はんたい 派 は が被害 ひがい を受 う けているという訴 うった えを相手 あいて にせず、セクトを迫害 はくがい の被害 ひがい 者 しゃ だと説明 せつめい しようとする。そして、自分 じぶん たちは「魔女 まじょ 狩 か り 」に遭 あ っているのであり、精神 せいしん 性 せい と思想 しそう の自由 じゆう に対 たい する現代 げんだい 版 ばん の宗教 しゅうきょう 裁判 さいばん が行 おこな われているのだと主張 しゅちょう する。彼 かれ らにとって反 はん セクト思想 しそう とは信者 しんじゃ (会員 かいいん )に教義 きょうぎ や指導 しどう 者 しゃ に対 たい する不信 ふしん 感 かん 、恐怖 きょうふ 感 かん を引 ひ き起 お こし、脱会 だっかい させることを目的 もくてき としたもので、脱退 だったい 者 しゃ の証言 しょうげん を元 もと に世論 せろん を操作 そうさ する不 ふ 寛容 かんよう の合理 ごうり 化 か なのである。また、反対 はんたい する者 もの たちを、宗教 しゅうきょう の価値 かち を理解 りかい しない、無 む 神 かみ 論 ろん 、唯物 ゆいぶつ 論 ろん 者 もの であるとか、お金 かね 目当 めあ てであるかのように決 き め付 づ けて非難 ひなん することも多 おお い。
彼 かれ らはまた、セクトの判断 はんだん 基準 きじゅん (精神 せいしん 操作 そうさ ・権力 けんりょく 集中 しゅうちゅう など)が曖昧 あいまい で、広 ひろ く認知 にんち されている宗教 しゅうきょう はもとより、企業 きぎょう やスポーツクラブなどの非 ひ 宗教 しゅうきょう 団体 だんたい の殆 ほとん どにも当 あ てはまり、また、セクトの呼称 こしょう 自体 じたい が恣意 しい 的 てき だと主張 しゅちょう している。
彼 かれ らの主張 しゅちょう によれば、反 はん セクト運動 うんどう は、標的 ひょうてき とする団体 だんたい を指名 しめい することに集約 しゅうやく されている。団体 だんたい の信用 しんよう をなくさせようとする目的 もくてき の、事実 じじつ に基 もと づかない中傷 ちゅうしょう 的 てき な運動 うんどう が展開 てんかい されていると彼 かれ らは考 かんが えている。彼 かれ らの標的 ひょうてき のひとつが「UNADFI(個人 こじん と家族 かぞく を守 まも る会 かい 全国 ぜんこく 連合 れんごう )」であり、セクトに対 たい する重大 じゅうだい な間 あいだ 違 ちが った考 かんが えをしていると非難 ひなん し、とりわけ小児 しょうに 性愛 せいあい の問題 もんだい については、証言 しょうげん が嘘 うそ であると非難 ひなん している。
セクトという語 かたり に侮蔑 ぶべつ 的 てき な意味 いみ が加 くわ わったことにより、セクト擁護 ようご 者 しゃ やセクトとされる団体 だんたい は、より中立 ちゅうりつ で好意 こうい 的 てき な言葉 ことば である「新 しん 宗教 しゅうきょう 運動 うんどう (新 しん 宗教 しゅうきょう 団体 だんたい )」の呼称 こしょう を好 この むようになっている。
こうした判断 はんだん 基準 きじゅん に誰 だれ しもが同意 どうい しているものではない。また、セクトとみなされている団体 だんたい についてこれら全 すべ ての判断 はんだん 基準 きじゅん が当 あ てはまっているということでもなく、セクトとみなす基準 きじゅん がこれらだけであるということでもない。実際 じっさい のところ、既存 きそん の判断 はんだん 基準 きじゅん には当 あ てはまらず、規模 きぼ も小 ちい さな新 あたら しい宗教 しゅうきょう グループが出現 しゅつげん しているが、それらがセクトではないと保証 ほしょう されるわけではない。
今日 きょう では、教義 きょうぎ そのものよりも、信徒 しんと (会員 かいいん )に対 たい する態度 たいど を重視 じゅうし して判断 はんだん する。宗教 しゅうきょう 団体 だんたい ではないグループもセクト扱 あつか いするのは、このためである。
イギリス で使 つか われている二 ふた つの単語 たんご を比較 ひかく してみると、フランス語 ふらんすご における曖昧 あいまい さを打 う ち消 け すことが出来 でき る。先 ま ず「sect」であるが、これは語源 ごげん 学 がく 的 てき 定義 ていぎ によるものであり、「sectes protestantes(プロテスタント 派 は )」のように悪 わる い意味合 いみあ いを持 も たないものである。次 つぎ に「cult」であるが、これはフランス語 ふらんすご の「secte」の社会 しゃかい 学 がく 的 てき 定義 ていぎ によるものである。
セクトの語意 ごい と適用 てきよう に関 かん する論争 ろんそう の大 だい 部分 ぶぶん は、その語意 ごい の多様 たよう 性 せい 起因 きいん するが、以下 いか のような事例 じれい をみることができる。
語源 ごげん 学 がく 的 てき 意味 いみ
既存 きそん 宗教 しゅうきょう の新 あら たな宗派 しゅうは (教派 きょうは )
強 つよ い否定 ひてい 的 てき な意味 いみ
信徒 しんと (会員 かいいん )を精神 せいしん 的 てき に操作 そうさ したとして罰 ばっ せられたセクト的 てき 団体 だんたい 全 すべ て(学術 がくじゅつ 的 てき に厳密 げんみつ に定義 ていぎ される「破壊 はかい 的 てき カルト 」)
広義 こうぎ での否定 ひてい 的 てき 意味 いみ
搾取 さくしゅ 目的 もくてき で信徒 しんと (会員 かいいん )を精神 せいしん 的 てき に操作 そうさ していると疑 うたが われている全 すべ ての組織 そしき (世俗 せぞく 的 てき に無責任 むせきにん に用 もち いられる蔑称 べっしょう としての「カルト」)
信仰 しんこう 体系 たいけい や独自 どくじ 思想 しそう を持 も ち、精神 せいしん 的 てき 操作 そうさ を行 おこな っていないと思 おも われる「新 あら たに始 はじ まった宗教 しゅうきょう 」という意味 いみ (新 しん 宗教 しゅうきょう )。
市民 しみん によって付 つ け加 くわ えられた2つの従属 じゅうぞく 的 てき 意味 いみ が否定 ひてい 的 てき なものであることから、宗教 しゅうきょう に批判 ひはん 的 てき な者 もの は、(問題 もんだい のある)「セクト」と「宗教 しゅうきょう 」の言葉 ことば の違 ちが いを最小限 さいしょうげん に留 と め、セクトの問題 もんだい を宗教 しゅうきょう 全体 ぜんたい の問題 もんだい としたいという思惑 おもわく から、「新 あら たに始 はじ まった宗教 しゅうきょう (=新興 しんこう 宗教 しゅうきょう )」という言葉 ことば を遣 や っている。これに対 たい し、主要 しゅよう な宗教 しゅうきょう の擁護 ようご 者 しゃ は、「広義 こうぎ での否定 ひてい 的 てき 意味 いみ 」を採用 さいよう し、彼 かれ らが危険 きけん と判断 はんだん する団体 だんたい をおしなべてセクトと看做 みな す。他方 たほう で、信教 しんきょう の自由 じゆう を重 おも んじる者 もの は、有害 ゆうがい 性 せい についての客観 きゃっかん 的 てき 判断 はんだん を尊重 そんちょう し「強 つよ い否定 ひてい 的 てき な意味 いみ 」を採用 さいよう するに留 と め、精神 せいしん 操作 そうさ を行 おこな っていない宗教 しゅうきょう ・思想 しそう 団体 だんたい に対 たい する不当 ふとう な疑惑 ぎわく が起 お きないよう、この用語 ようご の適用 てきよう を控 ひか えている。
こうした異 こと なった見解 けんかい は、精神 せいしん 操作 そうさ の概念 がいねん を特定 とくてい することの難 むずか しさに起因 きいん するものであり、とりわけ、宗教 しゅうきょう 的 てき 「教化 きょうか 」と区別 くべつ することが難 むずか しい。
メディア及 およ び諸 しょ 団体 だんたい による批判 ひはん [ 編集 へんしゅう ]
特定 とくてい のセクト団体 だんたい によって繰 く り返 かえ しおこされた事件 じけん 、とりわけ集団 しゅうだん 自殺 じさつ や性的 せいてき 暴行 ぼうこう に関 かん する報道 ほうどう が過熱 かねつ すると、セクト擁護 ようご 者 しゃ たちは、世論 せろん に影響 えいきょう を与 あた えるための扇動 せんどう だと指摘 してき した。
「セクト現象 げんしょう 」の過熱 かねつ 報道 ほうどう は、趣旨 しゅし の異 こと なる団体 だんたい までをも混同 こんどう して同一 どういつ 視 し する事態 じたい を導 みちび いた。そして、犯罪 はんざい グループ・危険 きけん 組織 そしき ・小児 しょうに 愛 あい グループ・全体 ぜんたい 主義 しゅぎ 団体 だんたい にはじまり、宗教 しゅうきょう 団体 だんたい ・秘教 ひきょう 団体 だんたい や単 たん なる風変 ふうが わりな団体 だんたい などの犯罪 はんざい を起 お こしたことがない団体 だんたい までをも「セクト」と呼 よ ぶようになったのである。
この現象 げんしょう は、セクト反対 はんたい 者 しゃ によれば、近代 きんだい 的 てき 定義 ていぎ の内容 ないよう によるものだと理解 りかい される。メディア報道 ほうどう が特定 とくてい 団体 だんたい 内部 ないぶ における悪事 あくじ に光 ひかり を当 あ てた一方 いっぽう で、他 た の人々 ひとびと や団体 だんたい にとって非常 ひじょう に有害 ゆうがい な事態 じたい を引 ひ き起 お こした。人権 じんけん 宣言 せんげん で保障 ほしょう されているはずの信教 しんきょう の自由 じゆう と思想 しそう の自由 じゆう が、しばしば侵害 しんがい されたのである。
セクト擁護 ようご 者 しゃ によれば、セクト扱 あつか いされた団体 だんたい に所属 しょぞく するという理由 りゆう で解雇 かいこ されたり、子供 こども の保育 ほいく を断 ことわ られたり、商業 しょうぎょう 契約 けいやく を破棄 はき されたりしたというケースが発生 はっせい している。歌手 かしゅ のNayah(本名 ほんみょう Sylvie Mestre)がメディアから受 う けた圧力 あつりょく や、彼女 かのじょ を包 つつ んだ疑惑 ぎわく ムードは、その好例 こうれい である。1999年 ねん にユーロビジョン・ソング・コンテスト にフランス代表 だいひょう に選 えら ばれるなどの活躍 かつやく をしていた彼女 かのじょ であったが、ラエリアンムーブメントとの関係 かんけい が取 と り沙汰 ざた された影響 えいきょう でキャリアに終止符 しゅうしふ を打 う っている。プロデューサーに対 たい する反 はん セクト団体 だんたい からの圧力 あつりょく が強 つよ く、テレビ出演 しゅつえん やコンサートが中止 ちゅうし に追 お い込 こ まれ、最後 さいご には契約 けいやく が破棄 はき されたのであった。
セクト的 てき で危険 きけん であるとみなされる団体 だんたい に対 たい して、「市民 しみん を保護 ほご するために国 くに が干渉 かんしょう するべきである」という考 かんが える人 ひと たちと、「市民 しみん の信仰 しんこう と結社 けっしゃ の自由 じゆう を制約 せいやく する権利 けんり を国 くに は持 も たない」と考 かんが える人 ひと たちとが、長期 ちょうき にわたって議論 ぎろん を重 かさ ねている。カナダ の社会 しゃかい 学者 がくしゃ ダニエル・ヒル は、次 つぎ のように述 の べている。
自由 じゆう を尊重 そんちょう する社会 しゃかい は、自 みずか ら進 すす んで自立 じりつ 性 せい を放棄 ほうき したり、無駄 むだ な目的 もくてき のために財産 ざいさん を費 つい やしたり、自 みずか らに有害 ゆうがい なことを実践 じっせん したりしている人 ひと たちを保護 ほご 出来 でき るとは限 かぎ らないということを受 う け入 い れなければならない。それが信仰 しんこう や結社 けっしゃ の問題 もんだい なのであるが、真 しん に自由 じゆう な個人 こじん は、自身 じしん の選択 せんたく から喜 よろこ びを受 う けることも自由 じゆう であると同時 どうじ に、それによって苦 くる しみを受 う けることも自由 じゆう なのである(J.F. Mayerが Sectes nouvelles, un regard neuf で引用 いんよう 。1985年 ねん )。
フランスは、セクトに関 かん する委員 いいん 会 かい の報告 ほうこく 書 しょ の中 なか で、セクト団体 だんたい リストを作成 さくせい したが、激 はげ しい批判 ひはん がなかったわけではない。専門 せんもん 家 か は慎重 しんちょう に受 う け入 い れたのであった。ヴェルネット司教 しきょう は、教会 きょうかい が認 みと めている組織 そしき がセクト指定 してい されていることに懸念 けねん を示 しめ した。ベルギー においては、1996年 ねん に国会 こっかい 委員 いいん 会 かい が同様 どうよう の試 こころ みを行 おこな ったが、添付 てんぷ されていたセクト団体 だんたい リストも含 ふく め、報告 ほうこく 書 しょ は国会 こっかい でほぼ全面 ぜんめん 否決 ひけつ された。この件 けん に関 かん し、ヴェルネット司教 しきょう は次 つぎ のような声明 せいめい を発表 はっぴょう した。
「(ベルギーの委員 いいん 会 かい 報告 ほうこく 書 しょ は)幾 いく つかの団体 だんたい を間違 まちが ってセクト扱 あつか いするなど、不当 ふとう な認定 にんてい と思 おも われる要素 ようそ を含 ふく んでいると同時 どうじ に、リストの内容 ないよう がメディアで報 ほう じられたことから、当該 とうがい 団体 だんたい やその信者 しんじゃ (会員 かいいん )に対 たい して甚大 じんだい な影響 えいきょう をもたらした。しかしながら、その声 こえ は取 と り上 あ げられることもない。復権 ふっけん や新 あら たな裁判 さいばん が実施 じっし されることもない。この件 けん を扱 あつか う権限 けんげん を有 ゆう するとされる機関 きかん が無 な いからである。これは法治 ほうち 国家 こっか においては深刻 しんこく な事態 じたい であり、また別 べつ の角度 かくど から同様 どうよう の事態 じたい が起 お きる危険 きけん が懸念 けねん される」。ヴェルネット司教 しきょう はまた、新興 しんこう 宗教 しゅうきょう とセクトに関 かん する事典 じてん を著 あらわ しているが、それには400の団体 だんたい が記載 きさい されている(国会 こっかい 報告 ほうこく 書 しょ には172団体 だんたい が記載 きさい )。カトリック教会 きょうかい の何人 なんにん かの指導 しどう 者 しゃ たちの懸念 けねん 及 およ びその反応 はんのう の慎重 しんちょう さは、カトリックの内部 ないぶ において、カリスマ的 てき 存在 そんざい を有 ゆう しセクトとみなされるような逸脱 いつだつ の様相 ようそう を呈 てい している団体 だんたい がセクト指定 してい されるのではないか、という心配 しんぱい によるところが大 おお きい。
主要 しゅよう な宗教 しゅうきょう への批判 ひはん [ 編集 へんしゅう ]
「主要 しゅよう な宗教 しゅうきょう 」もセクト指定 してい されるべき基準 きじゅん を満 み たしていると考 かんが える人 ひと たちもいる。彼 かれ らはそう考 かんが える根拠 こんきょ として、カトリック神父 しんぷ の小児 しょうに 愛 あい 事件 じけん や、イスラム教 いすらむきょう やユダヤ教 きょう における盲目的 もうもくてき 信仰 しんこう (狂信 きょうしん )を挙 あ げる。また、「主要 しゅよう な宗教 しゅうきょう 」自体 じたい はセクトではないが、その内部 ないぶ にセクトが存在 そんざい している、と主張 しゅちょう する人 ひと たちもいる。他方 たほう で、「主要 しゅよう な宗教 しゅうきょう 」はセクトと同一 どういつ 視 し されるものではない、と考 かんが える人 ひと たちもいる。それらが社会 しゃかい に認 みと められ、社会 しゃかい に溶 と け込 こ んでいるというのがその理由 りゆう である。言 い うなれば、その団体 だんたい が存在 そんざい する国 くに の政府 せいふ が、セクトか否 ひ かの決定 けってい の保証人 ほしょうにん となり、宗教 しゅうきょう 団体 だんたい によって管理 かんり されている場合 ばあい を除 のぞ き、セクトである可能 かのう 性 せい があるグループについての調査 ちょうさ を禁 きん じているのである。また、「主要 しゅよう な宗教 しゅうきょう 」(とりわけカトリック教会 きょうかい が槍玉 やりだま に挙 あ げられている)が、セクトに対 たい する不信 ふしん 感 かん を利用 りよう し、正統 せいとう 派 は とされないグループをアウトサイダー化 か させたり、異端 いたん 呼 よ ばわりしようとしている、と考 かんが えている。セクト擁護 ようご 者 しゃ たちは、カトリック教会 きょうかい がそのために、反 はん セクト運動 うんどう の活動 かつどう を利用 りよう しカトリックの思想 しそう や知識 ちしき を「ADFI(家族 かぞく と個人 こじん を守 まも る会 かい )」に教育 きょういく している、とも考 かんが えている(Joël Labruyère(OMNIUM 代表 だいひょう 、サイエントロジーに近 ちか いとされている)。の「L'Etat inquisiteur 」参照 さんしょう 。)
著書 ちょしょ Dictionnaire de philosophie の中 なか で、André Comte-Sponvilleはこう記 しる している。
「セクトとは、別 べつ の人 ひと の教会 きょうかい である」
新聞 しんぶん Charlie-Hebdo 2000年 ねん 6月 がつ 28日 にち 号 ごう の記事 きじ の中 なか で、François Cavannaはこう記 しる している。
「宗教 しゅうきょう とは、成功 せいこう を収 おさ めたセクトである」
ヨーロッパではEU議会 ぎかい において、1982年 ねん 4月 がつ 、社会 しゃかい 問題 もんだい を起 お こす統一教会 とういつきょうかい への対策 たいさく が検討 けんとう された。議題 ぎだい は統一教会 とういつきょうかい に以外 いがい のセクト、新 しん 宗教 しゅうきょう に広 ひろ がり、2年間 ねんかん の討議 とうぎ を経 へ て、1984年 ねん 5月、セクト対策 たいさく に関 かん する共通 きょうつう の指針 ししん を示 しめ した「EC決議 けつぎ 」(「宗教 しゅうきょう 団体 だんたい に与 あた えられた保護 ほご の下 した で活動 かつどう している新 あたら しい組織 そしき によるさまざまな法 ほう の侵害 しんがい に対 たい する欧州共同体 おうしゅうきょうどうたい 加盟 かめい 諸国 しょこく による共同 きょうどう の対応 たいおう に関 かん する決議 けつぎ 」)が採択 さいたく された(賛成 さんせい 98、反対 はんたい 28、棄権 きけん 27))[7] 。その後 ご EU議会 ぎかい は1993年 ねん 、1996年 ねん にも更 さら なる決議 けつぎ を採択 さいたく した。ユーロポール(欧州 おうしゅう 刑事 けいじ 警察 けいさつ 機構 きこう )もセクトの情報 じょうほう 収集 しゅうしゅう を行 おこな って来 き た。
フランス ・ベルギー・ドイツでは、委員 いいん 会 かい を設 もう けて、セクト団体 だんたい リストの作成 さくせい などを行 おこな った。フランス政府 せいふ は、セクト現象 げんしょう についての調査 ちょうさ 委員 いいん 会 かい を国会 こっかい に設置 せっち した。2000年 ねん 2月 がつ 7日 にち 、MILS(Mission interministérielle de lutte contre les sectes = 府 ふ 省 しょう 間 あいだ セクト対策 たいさく 本部 ほんぶ )が最初 さいしょ の報告 ほうこく 書 しょ をまとめ、「人権 じんけん 及 およ び基本 きほん 的 てき 自由 じゆう を侵害 しんがい するセクト団体 だんたい に対 たい しての予防 よぼう と規制 きせい を強化 きょうか しなくてはならない」と結論 けつろん づけている。セクト団体 だんたい リストを含 ふく んだこの報告 ほうこく 書 しょ に続 つづ いて反 はん セクト法 ほう (アブー・ピカール法 ほう とも呼 よ ばれている)が2001年 ねん 4月 がつ に可決 かけつ された。法案 ほうあん 審議 しんぎ の段階 だんかい では「精神 せいしん 操作 そうさ 罪 ざい 」の新設 しんせつ が議論 ぎろん されたが、ヨーロッパ人権 じんけん 条約 じょうやく に抵触 ていしょく しないかという懸念 けねん 、伝統 でんとう 宗教 しゅうきょう からの反対 はんたい により見送 みおく られた[8] 。代 か わりに新設 しんせつ されたのが「無知 むち 脆弱 ぜいじゃく 状態 じょうたい 不法 ふほう 利用 りよう 罪 ざい 」である[8] 。
フランスはセクト対策 たいさく 専 せん 門 もん の有効 ゆうこう なネットワークを有 ゆう しており、各 かく 省庁 しょうちょう (警察 けいさつ ・法務 ほうむ ・文部 もんぶ 科学 かがく など)に情報 じょうほう を提供 ていきょう している。また、MILSの担当 たんとう 者 しゃ が各 かく 省庁 しょうちょう に派遣 はけん されており、情報 じょうほう 収集 しゅうしゅう ・情報 じょうほう 提供 ていきょう ・研修 けんしゅう を行 おこな っているほか、行政 ぎょうせい 組織 そしき 内 ない にセクトが侵入 しんにゅう しないように努 つと めている。この仕事 しごと は「勧誘 かんゆう の試 こころ みを発見 はっけん する」ことと逸脱 いつだつ 行為 こうい を罰 ばっ することに集約 しゅうやく される。その一方 いっぽう で、フランス政府 せいふ は、宗教 しゅうきょう 団体 だんたい に対 たい して「セクト」のレッテルを貼 は る方法 ほうほう に変更 へんこう を行 おこな ったように思 おも われる。先 ま ず、MILSが解散 かいさん され、MIVILUDES (フランス語 ふらんすご : Mission interministérielle de vigilance et de lutte contre les dérives sectaires 、府 ふ 省 しょう 間 あいだ セクト的 てき 運動 うんどう 警戒 けいかい 対策 たいさく 本部 ほんぶ )に置 お き換 か えられた。「政府 せいふ の行動 こうどう は、信徒 しんと (会員 かいいん )に対 たい して肉体 にくたい 的 てき ・精神 せいしん 的 てき な束縛 そくばく を行 おこな っている特定 とくてい のグループの活動 かつどう との戦 たたか いと、自由 じゆう の尊重 そんちょう 及 およ び政教 せいきょう 分離 ぶんり の原則 げんそく とを、うまく両立 りょうりつ させようという配慮 はいりょ に基 もと づいている。危険 きけん 性 せい を持 も つと考 かんが えられる団体 だんたい の監 かん 視 し は維持 いじ もしくは強化 きょうか されている。一方 いっぽう で、 2005年 ねん 6月 がつ 、サイエントロジー が起 お こした裁判 さいばん の際 さい (同 どう 団体 だんたい は敗訴 はいそ した)、国務 こくむ 院 いん は「セクト団体 だんたい リスト」に「情報 じょうほう 提供 ていきょう 的 てき 価値 かち 」があるとした上 うえ で、「セクトと呼 よ ばれている特定 とくてい の団体 だんたい の行為 こうい が引 ひ き起 お こしかねない危険 きけん を考慮 こうりょ し、そうした団体 だんたい が宗教 しゅうきょう 活動 かつどう を行 おこな っていることを知 し らせる通達 つうたつ が信仰 しんこう の自由 じゆう の原則 げんそく を無視 むし しているものではない」と述 の べている。
ベルギーでは、こうした試 こころ みは国会 こっかい での大 だい 論争 ろんそう に発展 はってん し、同様 どうよう のリストは作成 さくせい されなかったが、詳細 しょうさい な報告 ほうこく 書 しょ が発表 はっぴょう された。
スイス では、連邦 れんぽう 評議 ひょうぎ 会 かい が「互 たが いに関係 かんけい のない」グループに対 たい する悪意 あくい 的 てき な同 どう 一 いち 視 し に注意 ちゅうい を払 はら っており、「思想 しそう と信仰 しんこう の自由 じゆう 及 およ び結社 けっしゃ の権利 けんり は、スイス連邦 れんぽう 憲法 けんぽう に記 しる されたものである」としている。スイス国内 こくない の少 すく なくとも4か所 しょ の裁判所 さいばんしょ が、サイエントロジーは宗教 しゅうきょう ではなくて事業 じぎょう だと認定 にんてい している。
1984年 ねん 5月 がつ 22日 にち 、欧州 おうしゅう 評議 ひょうぎ 会 かい (EC議会 ぎかい )において宗教 しゅうきょう 団体 だんたい による法 ほう の侵害 しんがい に対 たい する共同 きょうどう の対応 たいおう についての決議 けつぎ が採択 さいたく された。ECの各 かく 組織 そしき が情報 じょうほう 交換 こうかん することを促 うなが し、各 かく 組織 そしき の調査 ちょうさ ・評価 ひょうか のための13の基準 きじゅん を定 さだ めた[9] 。
1995年 ねん には、セクト対策 たいさく の引 ひ き金 がね となる議会 ぎかい 報告 ほうこく 書 しょ 「フランスにおけるセクト」(「フランスのセクト」、「フランスにおけるセクト教団 きょうだん 」、「ギュイヤール報告 ほうこく 書 しょ 」とも呼 よ ばれている)が提出 ていしゅつ された。この報告 ほうこく 書 しょ はフランス国内 こくない で活動 かつどう 中 ちゅう のセクト的 てき 傾向 けいこう の見 み られる団体 だんたい の紹介 しょうかい と、それによって引 ひ き起 お こされる社会 しゃかい 問題 もんだい への対処 たいしょ を提案 ていあん したものだった。フランスではこの報告 ほうこく 書 しょ 等 とう に基 もと づきセクト対策 たいさく 室 しつ が設置 せっち され、継続 けいぞく 的 てき なセクト対策 たいさく が行 おこな われることとなる。セクト対策 たいさく の課程 かてい で提案 ていあん され実行 じっこう に移 うつ されたのは、脱税 だつぜい 対策 たいさく 、人権 じんけん 侵害 しんがい 調査 ちょうさ 、子供 こども への洗脳 せんのう 的 てき 教育 きょういく が行 おこな われていないかの監視 かんし 、人権 じんけん の侵害 しんがい を行 おこな う団体 だんたい への対処 たいしょ 、異 い 文化 ぶんか とセクトの線引 せんひ きをどうするか、異 い 文化 ぶんか の受 う け入 い れ、裁判 さいばん 実績 じっせき の積 つ み重 かさ ね、各 かく 県 けん (海外 かいがい 県 けん を含 ふく む)における専 せん 門部 かとべ 署 しょ の設置 せっち などである。
2002年 ねん からはセクトによる反 はん 社会 しゃかい 的 てき な行動 こうどう に対 たい する予防 よぼう 、抑止 よくし 、対処 たいしょ のために「セクト的 てき 逸脱 いつだつ 行為 こうい 関係 かんけい 省庁 しょうちょう 警戒 けいかい 対策 たいさく 本部 ほんぶ 」 (フランス語 ふらんすご : MIVILUDES )(朝日新聞 あさひしんぶん の記事 きじ や一般 いっぱん の翻訳 ほんやく では「省庁 しょうちょう 間 あいだ セクト対策 たいさく 室 しつ 」とも表記 ひょうき される)というフランス首相 しゅしょう 所轄 しょかつ の機関 きかん を中心 ちゅうしん に大々的 だいだいてき にセクト対策 たいさく を行 おこな って来 き た。
特 とく にフランス政府 せいふ のセクト対策 たいさく で問題 もんだい となったのは西欧 せいおう 的 てき 人権 じんけん だけが人類 じんるい の価値 かち 観 かん でない以上 いじょう セクトと多 た 文化 ぶんか の線引 せんひ きをどうするかと、旧来 きゅうらい の世俗 せぞく 主義 しゅぎ との調和 ちょうわ であった。この問題 もんだい は根幹 こんかん 的 てき なものであり、政府 せいふ のみならずフランス国内 こくない でも話題 わだい となり膨大 ぼうだい な議論 ぎろん が行 おこな われた。またフランスのセクト対策 たいさく は、宗教 しゅうきょう に対 たい し踏 ふ み込 こ んだものであったため、ヨーロッパ各国 かっこく から注目 ちゅうもく された。
フランス政府 せいふ は、人権 じんけん や法 ほう は宗教 しゅうきょう に優先 ゆうせん するという価値 かち 基準 きじゅん により、社会 しゃかい 問題 もんだい となっているかを監視 かんし するべきリストを作成 さくせい した。その結果 けっか として宗教 しゅうきょう で無 な い団体 だんたい などもセクトのリストに含 ふく まれている。セクト対策 たいさく の内容 ないよう は実際 じっさい の問題 もんだい 行動 こうどう に対 たい する情報 じょうほう 収集 しゅうしゅう や行政 ぎょうせい 指導 しどう 、各 かく 地域 ちいき への専 せん 門部 かとべ 署 しょ の設置 せっち 、洗脳 せんのう などを含 ふく めて教育 きょういく 方法 ほうほう に問題 もんだい のあると見 み られる団体 だんたい の子供 こども へのモニタリング、各種 かくしゅ 法 ほう 整備 せいび や制度 せいど の整備 せいび 、不法 ふほう 医療 いりょう 行為 こうい の取 と り締 し まり、被害 ひがい 者 しゃ 救済 きゅうさい のための判例 はんれい の積 つ み重 かさ ねなどである。
セクト対策 たいさく については反 はん セクト法 ほう を始 はじ め、法律 ほうりつ も整備 せいび されており、ウェブサイト「Legifrance 」で調 しら べることができる。
フランスでは一般 いっぱん 的 てき な団体 だんたい が悪質 あくしつ すぎる活動 かつどう を行 おこな うことが法 ほう 規制 きせい されるように、宗教 しゅうきょう 団体 だんたい も悪質 あくしつ すぎる活動 かつどう ができないようある程度 ていど の規制 きせい が行 おこな われるべきだと考 かんが えられている。宗教 しゅうきょう の名 な のもとにどんな悪質 あくしつ な活動 かつどう も許 ゆる されるべきではなく普通 ふつう の団体 だんたい と同 おな じように誠実 せいじつ であれと考 かんが えられているのである。
これはフランス政府 せいふ が1995年 ねん にセクトへの対策 たいさく を始 はじ めた年 とし から、フランス人 じん 全体 ぜんたい が熱心 ねっしん に議論 ぎろん し、信教 しんきょう の自由 じゆう を守 まも るべきだという考 かんが えと、社会 しゃかい 的 てき 逸脱 いつだつ が見 み られる活動 かつどう は一般 いっぱん の団体 だんたい と同 おな じように規制 きせい されるべきだという考 かんが えのもと奥 おく の深 ふか い議論 ぎろん が行 おこな われ、その結果 けっか 政府 せいふ が一定 いってい の規制 きせい をかける方針 ほうしん をとったという経緯 けいい が存在 そんざい する。
フランス政府 せいふ のセクト対策 たいさく はキリスト教 きりすときょう 以外 いがい を排斥 はいせき するためだという陰謀 いんぼう 論 ろん じみたレベルの低 ひく い議論 ぎろん や、キリスト教 きょう を守 まも れという議論 ぎろん はフランスでは主流 しゅりゅう とならなかった。全 まった く違 ちが う高度 こうど な議論 ぎろん の末 すえ に対策 たいさく の議論 ぎろん が行 おこな われた。
その内容 ないよう は以下 いか のようなものとなる。
西欧 せいおう 的 てき 価値 かち 観 かん ではかって、非常 ひじょう に悪質 あくしつ とされる行為 こうい が常態 じょうたい 化 か している団体 だんたい の活動 かつどう の自由 じゆう はフランス国内 こくない では認 みと められない。
洗脳 せんのう などの結果 けっか 、被害 ひがい 者 しゃ や加害 かがい 者 しゃ が生 う まれるような状況 じょうきょう が常態 じょうたい 化 か している団体 だんたい も規制 きせい や行政 ぎょうせい 処分 しょぶん や警察 けいさつ や司法 しほう の介入 かいにゅう が行 おこな われるべきである
信者 しんじゃ の財産 ざいさん を搾取 さくしゅ し、信者 しんじゃ に最低 さいてい クラスの生活 せいかつ レベルを強要 きょうよう する自由 じゆう はない。
他 ほか にも色々 いろいろ あるが基本 きほん はこのようなものとなる。
一般 いっぱん の組織 そしき が悪質 あくしつ すぎることができないよう規制 きせい が行 おこな われるのが当然 とうぜん であるように、宗教 しゅうきょう 団体 だんたい も一般 いっぱん の組織 そしき と同 おな じように悪質 あくしつ すぎる行動 こうどう が多数 たすう 判明 はんめい した場合 ばあい 一定 いってい の規制 きせい を受 う ける。悪質 あくしつ すぎる行動 こうどう が出来 でき ないように行政 ぎょうせい 指導 しどう や緩 ゆる やかな規制 きせい 、あくどさが判明 はんめい している団体 だんたい について活動 かつどう にいきすぎや被害 ひがい 者 しゃ の発生 はっせい がないか一定 いってい の監査 かんさ や情報 じょうほう 収集 しゅうしゅう を行 おこな うというものである。これらは各 かく 省庁 しょうちょう の行政 ぎょうせい の専門 せんもん 家 か による思慮 しりょ 深 ふか く法的 ほうてき 倫理 りんり 的 てき に言 い って妥当 だとう な範囲 はんい で慎重 しんちょう に規制 きせい や対策 たいさく が進 すす められ法 ほう 整備 せいび や省庁 しょうちょう の活動 かつどう が行 おこな われることとなった。
セクト対策 たいさく は無数 むすう の難 むずか しさを露呈 ろてい した。例 たと えば教団 きょうだん の活動 かつどう の結果 けっか 、被害 ひがい 者 しゃ や加害 かがい 者 しゃ が続出 ぞくしゅつ し信者 しんじゃ が搾取 さくしゅ されたとしても、それは信者 しんじゃ の自由 じゆう 意思 いし で行 おこな われているのか、教団 きょうだん の体質 たいしつ によるものなのかを慎重 しんちょう に判断 はんだん しなくていはいけないとされる。自由 じゆう 意思 いし であるものなら教団 きょうだん の責任 せきにん は非常 ひじょう に小 ちい さく見積 みつ もらねばならず、教団 きょうだん の法人 ほうじん としての責任 せきにん を問 と うことは難 むずか しい。
またフランスでは西欧 せいおう 的 てき 価値 かち 観 かん でみて活動 かつどう 内容 ないよう が悪質 あくしつ と発覚 はっかく した団体 だんたい であっても、それをセクトと安易 あんい に認定 にんてい せず、西欧 せいおう 的 てき 価値 かち 観 かん 以外 いがい では悪質 あくしつ でない可能 かのう 性 せい も考慮 こうりょ し、社会 しゃかい 的 てき 逸脱 いつだつ が見 み られる活動 かつどう が多 おお いが別 べつ の文化 ぶんか ではそんなに逸脱 いつだつ していないのかもしれない団体 だんたい としてとりあつかわなくてはいけないとされている。
信教 しんきょう の自由 じゆう を守 まも りながら慎重 しんちょう に行 おこな われた対策 たいさく がフランスのセクト対策 たいさく の本質 ほんしつ となった。多数 たすう の行政 ぎょうせい の専門 せんもん 家 か や民間 みんかん の識者 しきしゃ が思慮 しりょ 深 ふか くそれぞれの専門 せんもん 分野 ぶんや で高度 こうど な議論 ぎろん を行 おこな い。狭義 きょうぎ の刑法 けいほう を根拠 こんきょ として悪質 あくしつ なセクト活動 かつどう への有効 ゆうこう な対策 たいさく を積 つ み上 あ げていった。安易 あんい なキリスト保護 ほご 主義 しゅぎ とは正 せい 反対 はんたい の専門 せんもん 家 か 達 たち による高度 こうど な対策 たいさく 、その活動 かつどう 内容 ないよう がフランスのセクト対策 たいさく といえた。
国民 こくみん 議会 ぎかい 「ギュイヤール報告 ほうこく 書 しょ 」[ 編集 へんしゅう ]
1995年 ねん 12月、フランス国民 こくみん 議会 ぎかい で採択 さいたく された報告 ほうこく 書 しょ 『フランスにおけるセクト』は「通常 つうじょう の宗教 しゅうきょう か、セクト(カルト)か」を判定 はんてい する国際 こくさい 的 てき な指針 ししん の一 ひと つとされている。この報告 ほうこく 書 しょ は、報告 ほうこく 書 しょ の報告 ほうこく 者 しゃ の名前 なまえ を取 と って『ギュイヤール報告 ほうこく 書 しょ 』ともよばれている。
この中 なか で、セクトの本質 ほんしつ を「新 あたら しい形 かたち の全体 ぜんたい 主義 しゅぎ 」と定義 ていぎ した上 うえ で、以下 いか のように「セクト構成 こうせい 要件 ようけん の10項目 こうもく 」を列挙 れっきょ している。
精神 せいしん の不安定 ふあんてい 化 か
法外 ほうがい な金銭 きんせん 的 てき 要求 ようきゅう
住 す み慣 な れた生活 せいかつ 環境 かんきょう からの断絶 だんぜつ
肉体 にくたい 的 てき 保全 ほぜん の損傷 そんしょう
子供 こども の囲 かこ い込 こ み
反 はん 社会 しゃかい 的 てき な言説 げんせつ
公 おおやけ 秩序 ちつじょ の攪乱 かくらん
裁判 さいばん 沙汰 ざた の多 おお さ
従来 じゅうらい の経済 けいざい 回路 かいろ からの逸脱 いつだつ
公権力 こうけんりょく への浸透 しんとう の試 こころ み
以上 いじょう の項目 こうもく のいずれかにあてはまる団体 だんたい をセクトとみなしている[10]
セクト的 てき 逸脱 いつだつ 行為 こうい 関係 かんけい 省庁 しょうちょう 警戒 けいかい 対策 たいさく 本部 ほんぶ (MIVILUDES) の報告 ほうこく [ 編集 へんしゅう ]
この節 ふし の内容 ないよう の信頼 しんらい 性 せい について検証 けんしょう が求 もと められています 。 確認 かくにん のための文献 ぶんけん や情報 じょうほう 源 げん をご存 ぞん じの方 ほう はご提示 ていじ ください。出典 しゅってん を明記 めいき し 、記事 きじ の信頼 しんらい 性 せい を高 たか めるためにご協力 きょうりょく をお願 ねが いします。
以下 いか においては、セクト的 てき 逸脱 いつだつ 行為 こうい 関係 かんけい 省庁 しょうちょう 警戒 けいかい 対策 たいさく 本部 ほんぶ (MIVILUDES) の2004年 ねん 報告 ほうこく 書 しょ 、2005年 ねん 報告 ほうこく 書 しょ による内容 ないよう である。
その後 ご 進展 しんてん がありフランスのセクト対策 たいさく で重要 じゅうよう 視 し されるのは、セクトが西欧 せいおう 的 てき 人権 じんけん の侵害 しんがい をし犯罪 はんざい 誘因 ゆういん 性 せい の温床 おんしょう となっていないかにシフトした。
その団体 だんたい が西欧 せいおう と異質 いしつ な価値 かち 観 かん を持 も つ異 い 文化 ぶんか にすぎないのか、逆 ぎゃく に適度 てきど な国家 こっか の介入 かいにゅう が必要 ひつよう であるかの線引 せんひ きが特 とく に重要 じゅうよう 視 し された。
2004年 ねん 頃 ごろ には、フランスはセクトに対 たい する有効 ゆうこう なネットワークを有 ゆう することとなり、その対策 たいさく も本格 ほんかく 化 か した。
具体 ぐたい 的 てき な対策 たいさく 内容 ないよう は、各 かく 省庁 しょうちょう における専 せん 門部 かとべ 署 しょ の設置 せっち 、警察 けいさつ の捜査 そうさ 、司法 しほう における判例 はんれい の蓄積 ちくせき 、人権 じんけん 侵害 しんがい や犯罪 はんざい がなされていないのかの追跡 ついせき 調査 ちょうさ 、民間 みんかん 団体 だんたい からの情報 じょうほう 収集 しゅうしゅう 等 とう である。
各 かく 省庁 しょうちょう が正当 せいとう な事由 じゆう に基 もと づき個別 こべつ に団体 だんたい の問題 もんだい 行動 こうどう に対処 たいしょ するスタンスも重視 じゅうし されている。
フランスの幾 いく つかの県 けん では、被害 ひがい が少 すく ない、または国家 こっか とは違 ちが う思惑 おもわく によりセクト対策 たいさく に消極 しょうきょく 的 てき で、国策 こくさく としてのセクト対策 たいさく に参加 さんか してない県 けん も存在 そんざい する。
セクト対策 たいさく は微妙 びみょう で取 と り扱 あつか いの難 むずか しい問題 もんだい を引 ひ き起 お こした。
教義 きょうぎ 等 とう による医療 いりょう 行為 こうい の拒否 きょひ は信者 しんじゃ の自由 じゆう 意識 いしき に基 もと づくなら合法 ごうほう であるが、教団 きょうだん がそれを強制 きょうせい するならセクト的 てき であるとみなされる、どこからが信者 しんじゃ の自由 じゆう 意思 いし による拒否 きょひ であり、どこからが洗脳 せんのう なのか判断 はんだん することは難 むずか しい。
フランス政府 せいふ は国民 こくみん を市民 しみん 社会 しゃかい 人 じん として育 そだ て子供 こども の将来 しょうらい の自由 じゆう を保障 ほしょう する教育 きょういく 義務 ぎむ を負 お っているが、セクト的 てき 団体 だんたい の教育 きょういく カリキュラムにはそれらを困難 こんなん 化 か するものがある。その場合 ばあい 裁判 さいばん などを通 つう じてどこまで教団 きょうだん の教育 きょういく を認 みと めるかが争点 そうてん となる。
セクト的 てき 組織 そしき の中 なか には信者 しんじゃ が社会 しゃかい 復帰 ふっき できなくなるほど財産 ざいさん を搾取 さくしゅ し、洗脳 せんのう する団体 だんたい がある。教団 きょうだん は信者 しんじゃ が教団 きょうだん に疑問 ぎもん を感 かん じたとき財産 ざいさん を回復 かいふく する権利 けんり を保障 ほしょう しなくてはいけない。そのための判例 はんれい が積 つ み重 かさ ねられた。問題 もんだい は本格 ほんかく 的 てき に洗脳 せんのう された信者 しんじゃ の社会 しゃかい 復帰 ふっき は財産 ざいさん の回復 かいふく だけでは極 きわ めて困難 こんなん だという現実 げんじつ に直面 ちょくめん したことでなどある。
フランス政府 せいふ が特定 とくてい 団体 だんたい をセクト指定 してい しているという認識 にんしき は誤 あやま りである。
悪質 あくしつ な活動 かつどう に対 たい しその範囲 はんい で正当 せいとう な規制 きせい や罰則 ばっそく や調査 ちょうさ が適用 てきよう され、基本 きほん 的 てき にセクト団体 だんたい の活動 かつどう の自由 じゆう は認 みと められている。
各 かく 省庁 しょうちょう や国民 こくみん への注意 ちゅうい 喚起 かんき として注目 ちゅうもく すべき活動 かつどう が確認 かくにん された団体 だんたい 名 めい が公文書 こうぶんしょ に記載 きさい され、各 かく 省庁 しょうちょう や判例 はんれい を通 つう じて問題 もんだい 団体 だんたい (資料 しりょう に掲載 けいさい されてない団体 だんたい も含 ふく む)の確認 かくにん されている悪質 あくしつ な行動 こうどう に対処 たいしょ するというプロセスがとられている。
2001年 ねん にフランスで制定 せいてい された反 はん セクト法 ほう が唯一 ゆいいつ のセクト指定 してい (強制 きょうせい 解散 かいさん 、フランス国内 こくない での5年間 ねんかん の活動 かつどう 禁止 きんし を裁判 さいばん で争 あらそ うことを可能 かのう にした法律 ほうりつ )と呼 よ べるものであるが、この法律 ほうりつ は非常 ひじょう に悪質 あくしつ な団体 だんたい を想定 そうてい しておりセクト的 てき 逸脱 いつだつ 行為 こうい 関係 かんけい 省庁 しょうちょう 警戒 けいかい 対策 たいさく 本部 ほんぶ (MIVILUDES)2004年度 ねんど 報告 ほうこく 書 しょ によれば適用 てきよう はまだないと公文書 こうぶんしょ に記 しる されている。
フランス政府 せいふ による反 はん セクト法 ほう 以外 いがい でのセクト指定 してい や解除 かいじょ であるが。指定 してい や解除 かいじょ が事実 じじつ あるならそれを示 しめ す公文書 こうぶんしょ が存在 そんざい するはずである。しかしそのような公文書 こうぶんしょ は存在 そんざい していない、指定 してい や解除 かいじょ に関 かん する話 はなし は虚構 きょこう である(この記述 きじゅつ に要 よう 出典 しゅってん をつけるには指定 してい や解除 かいじょ を記録 きろく した公文書 こうぶんしょ を一 いち 枚 まい 提示 ていじ するだけでよい)
出典 しゅってん 「MIVILUDES2004年度 ねんど 報告 ほうこく 書 しょ - wikisource」日本語 にほんご 訳 やく (安定 あんてい 版 ばん ) 各 かく 省庁 しょうちょう のセクト対策 たいさく の成果 せいか やセクト対策 たいさく の法 ほう 改正 かいせい などの具体 ぐたい 的 てき な話 はなし を確認 かくにん できる。原文 げんぶん も存在 そんざい するので原文 げんぶん と照合 しょうごう すればよい。
フランス以外 いがい のヨーロッパ諸国 しょこく [ 編集 へんしゅう ]
ドイツ は東西 とうざい が統一 とういつ した1990年代 ねんだい 、共産 きょうさん 主義 しゅぎ の助長 じょちょう 防止 ぼうし などを理由 りゆう に旧 きゅう 東 ひがし ドイツ側 がわ で作 つく られた新 しん 宗教 しゅうきょう 団体 だんたい に対 たい し活動 かつどう 内容 ないよう から共産 きょうさん 主義 しゅぎ の内容 ないよう を削除 さくじょ するよう求 もと めた。削除 さくじょ に従 したが わなかった団体 だんたい には、解散 かいさん 命令 めいれい が下 くだ った。また1996年 ねん 、創価学会 そうかがっかい インタナショナル (SGI)等 とう を新 しん 宗教 しゅうきょう と精神 せいしん 世界 せかい グループの一 いち 団体 だんたい としてリストアップした[11] 。続 つづ いてベルギーも1990年代 ねんだい SGIに入会 にゅうかい した若者 わかもの らによる犯罪 はんざい 、不法 ふほう 行為 こうい が社会 しゃかい 問題 もんだい 化 か 。調査 ちょうさ でSGIが未成年 みせいねん 者 しゃ を勧誘 かんゆう したことが発覚 はっかく 、1997年 ねん 、ベルギー議会 ぎかい は未成年 みせいねん 者 しゃ 保護 ほご のためSGIをセクト的 てき な活動 かつどう を行 おこな う団体 だんたい にリストアップし未成年 みせいねん 者 しゃ への勧誘 かんゆう 、入会 にゅうかい を禁止 きんし した[12] 。逆 ぎゃく にイタリア (ヴァチカン市 し 国 こく )は創価学会 そうかがっかい と反目 はんもく する日蓮 にちれん 正宗 まさむね 、冨士 ふじ 大石寺 たいせきじ 顕正 けんしょう 会 かい をリストアップしていた。
2001年 ねん 9月 がつ 6日 にち 、「Chevaliers du Lotus d'or」の指導 しどう 者 しゃ Gilbert Bourdinの巨大 きょだい 像 ぞう が、建築 けんちく 許可 きょか に関 かん する裁判 さいばん の判決 はんけつ によって取 と り壊 こわ された。
司法 しほう はまた、元 もと 信徒 しんと の名前 なまえ を電子 でんし ファイルデータに不当 ふとう 使用 しよう したとして、サイエントロジー を告訴 こくそ している(サイエントロジーは敗訴 はいそ )。同 どう 団体 だんたい は「組織 そしき 的 てき 詐欺 さぎ 」の疑 うたが いでも取 と り調 しら べを受 う けた。同 どう 団体 だんたい はこの他 ほか にも、世界 せかい 各国 かっこく で、不審 ふしん 死亡 しぼう 事件 じけん に関連 かんれん した裁判 さいばん で敗訴 はいそ している。
セクト的 てき 宗教 しゅうきょう 団体 だんたい の告訴 こくそ 及 およ び判決 はんけつ における主 おも な罪状 ざいじょう は、労働 ろうどう 法 ほう 違反 いはん 、詐欺 さぎ 、危険 きけん な状態 じょうたい にある人 ひと の救済 きゅうさい 過失 かしつ 、不法 ふほう 医療 いりょう 行為 こうい 、児童 じどう 虐待 ぎゃくたい が列挙 れっきょ できる。フランスの法律 ほうりつ は「精神 せいしん 操作 そうさ 」の罪 つみ を認知 にんち していない(人権 じんけん 諮問 しもん 委員 いいん 会 かい によって2000年 ねん に提案 ていあん されたが、採択 さいたく されなかった)し、成人 せいじん の同意 どうい に基 もと づくところの社会 しゃかい 生活 せいかつ の損失 そんしつ に係 かか る問題 もんだい には関与 かんよ しない。政府 せいふ のセクト対策 たいさく は、情報 じょうほう 提供 ていきょう と、特定 とくてい 団体 だんたい の手法 しゅほう を記載 きさい した報告 ほうこく 書 しょ を発表 はっぴょう することにもある。
ヨーロッパ人権 じんけん 裁判所 さいばんしょ の与 あた えた影響 えいきょう [ 編集 へんしゅう ]
欧州 おうしゅう 人権 じんけん 裁判所 さいばんしょ のホフマン裁判 さいばん でフランスが1996年 ねん に敗訴 はいそ して以降 いこう 、フランスの司法 しほう はセクト問題 もんだい においてヨーロッパ人権 じんけん 条約 じょうやく に準拠 じゅんきょ した判決 はんけつ を下 くだ すようになった。
欧州 おうしゅう 人権 じんけん 条約 じょうやく 9条 じょう は宗教 しゅうきょう の自由 じゆう を制限 せいげん する場合 ばあい には具体 ぐたい 的 てき な犯罪 はんざい があること等 ひとし 、相当 そうとう の理由 りゆう が必要 ひつよう であると定 さだ めており、以後 いご 、これらの問題 もんだい に関 かん してはこの条約 じょうやく に準拠 じゅんきょ するようになった。この結果 けっか フランスの反 はん セクト法 ほう も人権 じんけん 条約 じょうやく に違反 いはん しないよう何 なん 度 ど も検討 けんとう され、条約 じょうやく に批准 ひじゅん した法律 ほうりつ として制定 せいてい された。人権 じんけん 条約 じょうやく 9条 じょう 自体 じたい は国家 こっか が多様 たよう な宗教 しゅうきょう 制度 せいど を取 と る中 なか で生 う まれた妥協 だきょう 的 てき な産物 さんぶつ であり、国教 こっきょう を定 さだ めた国 くに を違法 いほう とみなさないなどの片手落 かたてお ちな側面 そくめん も見 み られるが、個人 こじん や団体 だんたい の活動 かつどう を国家 こっか が正当 せいとう な理由 りゆう なく制限 せいげん する場合 ばあい には違法 いほう とみなす判決 はんけつ を下 くだ す。また同 どう 裁判所 さいばんしょ は国教 こっきょう を定 さだ めないフランスの政教 せいきょう 分離 ぶんり をヨーロッパにおいて最 もっと も見習 みなら うべきものとの見解 けんかい を示 しめ している。またヨーロッパ人権 じんけん 裁判所 さいばんしょ は欧州 おうしゅう 人権 じんけん 条約 じょうやく の批准 ひじゅん にもとづき各国 かっこく の裁判所 さいばんしょ と同等 どうとう の地位 ちい を保証 ほしょう されている。
日本 にっぽん での反響 はんきょう [ 編集 へんしゅう ]
フランス政府 せいふ のセクト対策 たいさく の対象 たいしょう に国際 こくさい 的 てき な団体 だんたい も含 ふく まれていた。創価学会 そうかがっかい やサイエントロジー 、エホバの証人 しょうにん 、天理教 てんりきょう 、モルモン教 きょう なども含 ふく まれていたため各国 かっこく で議論 ぎろん が起 お こり、日本 にっぽん でも議論 ぎろん が起 お きた。
これらの議論 ぎろん はいくつかに分類 ぶんるい できる。
その1 フランスキリスト教会 きょうかい では、他 た 宗教 しゅうきょう 拡大 かくだい を防止 ぼうし するため、セクトのレッテルを張 は ることを政策 せいさく 的 てき に利用 りよう してきた。
このようなセクトを定義 ていぎ する国 くに は、フランスだけであったが(人道的 じんどうてき 見地 けんち からカトリックの強 つよ いドイツでも行 おこな われていなかった)、ヨーロッパ各国 かっこく でも同様 どうよう の法 ほう 整備 せいび がなされ、この傾向 けいこう は世界 せかい に広 ひろ がりつつある。
宗教 しゅうきょう の名 な のもとに西欧 せいおう 的 てき 人権 じんけん が無視 むし されることがある。これは異 い 文化 ぶんか なのか、それとも国 くに が対策 たいさく すべきセクトなのか。国 くに が介入 かいにゅう することは弾圧 だんあつ にならないのか?1995年 ねん に始 はじ まったフランスのセクト対策 たいさく は、このような認識 にんしき から始 はじ まった。その後 ご フランスのライシテが時代 じだい に合 あ っているのかにまで議論 ぎろん はおよび、2000年 ねん 頃 ごろ には十分 じゅうぶん に予算 よさん のついた国家 こっか 規模 きぼ の施策 しさく となっている。セクト調査 ちょうさ の基準 きじゅん は警察 けいさつ や裁判 さいばん 資料 しりょう や各 かく 県 けん に設 もう けられた専 せん 門部 かとべ 署 しょ や民間 みんかん 団体 だんたい の資料 しりょう をもとにしている。
セクト対策 たいさく は国 くに の政策 せいさく であり、人権 じんけん と基本 きほん 的 てき 自由 じゆう のみの完全 かんぜん に純粋 じゅんすい な目的 もくてき であったとは主張 しゅちょう しない。脱税 だつぜい を取 と り締 し まって税収 ぜいしゅう を増 ふ やしたかったのではないかという意見 いけん にも一理 いちり あり複 ふく 合 あい 的 てき なものである。フランスのセクト対策 たいさく は国際 こくさい 的 てき に注目 ちゅうもく を浴 あ び、各国 かっこく で議論 ぎろん された。おおむねまともな政策 せいさく であるとの評価 ひょうか を受 う けている。
またセクト政策 せいさく はフランス国内 こくない にある現地 げんち 法人 ほうじん のみを対象 たいしょう としておりフランス国内 こくない に支部 しぶ のない宗教 しゅうきょう 団体 だんたい は全 すべ てセクトの対象 たいしょう 外 がい であった(例 れい としてオウム真理教 おうむしんりきょう )。
なお、2020年 ねん 、フランスの首相 しゅしょう 所轄 しょかつ 機関 きかん であるMIVILUDESに対 たい し、日本 にっぽん で現在 げんざい 、政権 せいけん 与党 よとう である公明党 こうめいとう の支持 しじ 母体 ぼたい ・創価学会 そうかがっかい に関 かん する通報 つうほう が、10件 けん あった。[13]
^ 英 えい : Church
^ 英 えい : denomination
^ 英 えい : sect
^ 大貫 おおぬき 隆 たかし ; 名取 なとり 四郎 しろう ; 宮本 みやもと 久雄 ひさお ; 百瀬 ももせ 文 ぶん 晃 あきら 『岩波 いわなみ キリスト教 きりすときょう 辞典 じてん 』岩波書店 いわなみしょてん 、2002年 ねん 6月 がつ 10日 とおか 。ISBN 4-00-080202-X 、ISBN 978-4-00-080202-4 。
^ 「カルト教団 きょうだん 、本気 ほんき で規制 きせい 仏 ふつ 国民 こくみん 議会 ぎかい 、裁判所 さいばんしょ に解散 かいさん 命令 めいれい 権 けん 付与 ふよ 」『朝日新聞 あさひしんぶん 』 2001年 ねん 6月 がつ 1日 にち 付 づけ
^ 山口 やまぐち 広 ひろ (著 ちょ ), 紀藤 きとう 正樹 まさき (著 ちょ ), 滝本 たきもと 太郎 たろう (著 ちょ ) 『Q&A 宗教 しゅうきょう トラブル110番 ばん ―しのびよるカルト』 民事 みんじ 法 ほう 研究 けんきゅう 会 かい 、全 ぜん 訂 てい 増補 ぞうほ 版 ばん 、2004年 ねん 2月 がつ 、ISBN 4-89628-186-1 、ISBN 978-4-89628-186-6 。
^ a b 伊達 だて 聖 きよし 伸 しん 著 ちょ 「フランスのライシテとセクト規制 きせい 」、島 しま 薗 その 進 すすむ 編 へん 『政治 せいじ と宗教 しゅうきょう ―統一教会 とういつきょうかい 問題 もんだい と危機 きき に直面 ちょくめん する公共 こうきょう 空間 くうかん ―』岩波書店 いわなみしょてん 〈岩波 いわなみ 新書 しんしょ 〉、2023年 ねん 1月 がつ 20日 はつか 、148頁 ぺーじ 。ISBN 978-4-00-431957-3 。
^ 山口 やまぐち 広 ひろ ・中村 なかむら 周 あまね 而 ・平田 ひらた 広志 ひろし ・紀藤 きとう 正樹 まさき 『カルト宗教 しゅうきょう のトラブル対策 たいさく 』 教育 きょういく 史料 しりょう 出版 しゅっぱん 会 かい 、2000年 ねん 5月 がつ 20日 はつか 、ISBN 4-87652-381-9 、ISBN 978-4-87652-381-8 。
^ 古川 ふるかわ 利明 としあき 『カルトとしての創価学会 そうかがっかい =池田 いけだ 大作 だいさく 』 第 だい 三 さん 書 しょ 館 かん 、2000年 ねん 11月、ISBN 4-8074-0017-7 、ISBN 978-4-8074-0017-1 。
^ Bundestags-Drucksache 13/4132: Antwort der Bundesregierung auf die Kleine Anfrage Drucksache 13/3712 (1.Welche Gruppierungen zählt die Bundesregierung zu den sog. Jugendsekten oder Psychogruppen, und welche dieser Gruppierungen treten z.Z. verstärkt in Deutschland in Erscheinung?) AGPF(Aktion für Geistige und Psychische Freiheit; 精神 せいしん 的 てき ・心理 しんり 的 てき 自由 じゆう のためのアクション) 1996年 ねん 3月 がつ 15日 にち 2009-9-19閲覧 えつらん "ドイツ連邦 れんぽう 政府 せいふ はすべての州 しゅう と協力 きょうりょく し、パンフレット"ドイツ連邦 れんぽう 共和 きょうわ 国 こく のいわゆる新 しん 宗教 しゅうきょう と精神 せいしん 世界 せかい グループ "を作成 さくせい した。以下 いか のグループ、団体 だんたい を含 ふく む:"(Die Bundesregierung hat in Kooperation mit allen Bundesländern den Entwurf einer Informationsbroschüre »Sogenannte Jugendsekten und Psychogruppen in der Bundesrepublik Deutschland« erarbeitet, in den u. a. die nachfolgenden Gruppierungen und Organisationen aufgenommen wurden: " "...サイエントロジー団体 だんたい (創設 そうせつ 者 しゃ ロン・ハバートが純粋 じゅんすい な経済 けいざい 志向 しこう と共 とも に精神 せいしん セクト性 せい を少 すく なくした), 創価学会 そうかがっかい (仏教 ぶっきょう »改革 かいかく 運動 うんどう «),セレマ 団 だん (新 しん 悪魔 あくま 崇拝 すうはい 協会 きょうかい ), ..."(...Scientology-Organisation (auf ihren Gründer L. Ron Hubbard zurückgehender Psychokult mit ausschließlich wirtschaftlicher Orientierung), Soka Gakkai (Buddhistische »Reformbewegung«), Thelema-Orden (Neosatanistische Vereinigung),... )
^ Enquête Parlementaire visant à élaborer une politique en vue de lutter contre les practiques illégales des sectes et le danger qu'elles représentent pour la société et pour les personnes, particulièrement les mineurs d'âge. Rapport fait au nom de la Commission d'enquête par MM. Duquesne et Willems. Partie II.[(和訳 わやく )セクトの不法 ふほう 行為 こうい 、社会 しゃかい や人々 ひとびと 、特 とく に未成年 みせいねん 者 しゃ にとっての危険 きけん と戦 たたか うことを目的 もくてき とした政策 せいさく を説明 せつめい する議会 ぎかい 公聴 こうちょう 。ドゥケイン氏 し 、ウィレム氏 し による委員 いいん 会 かい での公聴 こうちょう 、の名称 めいしょう での報告 ほうこく パート2] 報告 ほうこく 書 しょ (PDF) -- フランス語 ふらんすご とフラマン語 ご のニ言語 げんご 報告 ほうこく , retrieved 2007-01-08.
^ FORUM21 通巻 つうかん 321号 ごう 2022年 ねん 10月 がつ 号 ごう 8・9・11頁 ぺーじ
出典 しゅってん は列挙 れっきょ するだけでなく、脚注 きゃくちゅう などを用 もち いてどの記述 きじゅつ の情報 じょうほう 源 げん であるかを明記 めいき してください。記事 きじ の信頼 しんらい 性 せい 向上 こうじょう にご協力 きょうりょく をお願 ねが いいたします。(2015年 ねん 9月 がつ )
講演 こうえん 当時 とうじ 、阿部 あべ 氏 し は最新 さいしん の情報 じょうほう に目 め を通 とお しておらず90年代 ねんだい の情報 じょうほう しか知 し らなかったと推測 すいそく されている、そのためフランスで反 はん セクト法 ほう が制定 せいてい されたことを知 し らなかった[要 よう 出典 しゅってん ] 。