チャチャチャ

チャチャチャ (cha-cha-chá) は、ダンソン（英語えいご版ばん）とソン・モントゥーノ（英語えいご版ばん）をベースにした、キューバ起源きげんのリズム、およびダンスである。ラテン音楽おんがくのリズムの1つで、2拍子ひょうし系けい。キューバのダンス音楽おんがくダンソンを改良かいりょうしたもので、1950年代ねんだいに流行りゅうこうした。

1953年ねん、作曲さっきょく家か・ヴァイオリニストのエンリケ・ホリンが創始そうしした。

主おもにチャランガ（英語えいご版ばん）（フルート、ヴァイオリン、ピアノ、ベース、打楽器だがっき等とうによる楽器がっき編成へんせい）で演奏えんそうされ、主要しゅようなグループにオルケスタ・アラゴン（英語えいご版ばん）、（ホリンも在籍ざいせきした）オルケスタ・アメリカ（英語えいご版ばん）などがある。

歴史れきし

チャチャチャはマンボから発展はってんした。マンボの創始そうし者しゃの1人ひとりとされるアントニオ・アルカーニョ（英語えいご版ばん）の楽団がくだんから、1948年ねんに脱退だったいしたキューバの作曲さっきょく者しゃ兼けんヴァイオリン奏者そうしゃエンリケ・ホリンがオルケスタ・アメリカ楽団がくだんに参加さんかし、1953年ねんに書かいた最初さいしょのチャチャチャ「ラ・エンガニャドーラ（英語えいご版ばん）（惑まどわす女おんな）」がヒットし、一大いちだいブームとなった^[1]。「ラ・エンガニャドーラ」はスローなリズムのマンボだが、バンドメンバー全員ぜんいんでコーラスをユニゾンで歌うたい、ダブルビートの終おわりに「チャ」という吐息といきのようなアクセントを入いれた点てんが特徴とくちょうである。ホリンはダンサーのステップが床ゆかを叩たたく音おとからチャチャチャのリズムを思おもいついたという。

マンボよりもスローなチャチャチャは、ダンサーにとって踊おどりやすく美うつくしいステップが踏ふめると好評こうひょうだった^[1]。世界せかい的てきなマンボのブームの最中さいちゅう、キューバではマンボよりもチャチャチャに人気にんきが集あつまっていた。

参考さんこう文献ぶんけん

スー・スチュワード著ちょ、星野ほしの真里まり訳やく『サルサ：ラテンアメリカの音楽おんがく物語ものがたり』アスペクト、2000年ねん。ISBN 4757207905。

出典しゅってん

^ ^a ^b スチュワード 2000, pp. 35–37.

歴史れきし

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