ナタリア・マカロワ

ナタリア・マカロワ

ナターリア・ロマノヴナ・マカロワ （Natalia Makarova, 露ろ: Наталья Романовна Макарова, 英えい: Natalia Romanovna Makarova, 1940年ねん11月21日にち - ） は、ロシア出身しゅっしんのバレエダンサー、振付ふりつけ家か、女優じょゆう。

経歴けいれき

ソヴィエト連邦れんぽう時代じだいのレニングラードに生うまれる。12歳さいのとき地元じもとのバレエクラブに入会にゅうかいし、13歳さいで単身たんしんレニグラード・バレエ学校がっこう（現げんワガノワ・バレエ・アカデミー）をたずねた。バレエ学校がっこうに入学にゅうがくするには遅おそい年齢ねんれいだったが（通常つうじょうは10歳さい頃ごろ入学にゅうがくする）入学にゅうがくを許ゆるされ、名めいプリマだったナタリア・ドゥジンスカヤらの丁寧ていねいな指導しどうを受うける。1959年ねんに卒業そつぎょうし、卒業そつぎょう公演こうえんでは『ジゼル』と『白鳥はくちょうの湖みずうみ』のアダージョを踊おどった。同年どうねんコール・ド（群舞ぐんぶを担当たんとうする階級かいきゅう）などを経へずにソリストとしてレニングラード・バレエ団だん（現げんマリインスキー・バレエ）に入団にゅうだんした（当時とうじバレエ学校がっこうの卒業そつぎょう公演こうえんはオーディションも兼かねていた）。

『バフチサライの泉いずみ』のマリアなどで注目ちゅうもくを浴あびるようになる。その後ご着実ちゃくじつに大役たいやくをこなし、『ジゼル』『白鳥はくちょうの湖みずうみ』『眠ねむれる森もりの美女びじょ』の主役しゅやくを踊おどって高たかい評価ひょうかを得える。

1970年ねんにキーロフ・バレエのロンドン公演こうえん中ちゅうに亡命ぼうめい。以後いごアメリカン・バレエ・シアター（ABT）と英国えいこくロイヤル・バレエ団だんを中心ちゅうしんに世界せかい各国かっこく数すう多おおくのバレエ団だんで客演きゃくえんするようになる。ABTのために『ラ・バヤデール（バヤデルカ）』、『パキータ』などを改訂かいてい再さい振付ふりつけしている。

1985年ねんごろからバレエの舞台ぶたいから遠とおざかっているが、『オン・ユア・トウズ』で1983年ねんにトニー賞しょう主演しゅえん女優じょゆう賞しょうを受賞じゅしょうするなど舞台ぶたい女優じょゆうとして活躍かつやくしている。1989年ねん2月がつ1日にち、芸術げいじゅつ家かの亡命ぼうめい者しゃとして初はじめて故国ここくへの凱旋がいせん公演こうえんを行おこない、キーロフ・バレエの舞台ぶたいに立たった。

外部がいぶリンク

• 「ラ・バヤデール」舞台ぶたい映像えいぞう 東京とうきょうバレエ団だん公式こうしきブログ