バイ・キュリアス

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バイ・キュリアス（英えい: Bi-curious）とは、主しゅとして異性愛者いせいあいしゃであり、かつ当人とうにんが性的せいてき伴侶はんりょとする性別せいべつとは異ことなった性別せいべつの人間にんげんとの性せい行動こうどうに関心かんしんを持もつ、または、抵抗ていこうがない人物じんぶつを指さす用語ようごである。この用語ようごは、その人物じんぶつの性的せいてき指向しこうが、異い性愛せいあいと両りょう性愛せいあい（バイセクシャル）の間あいだの定義ていぎしがたい部分ぶぶんに存在そんざいするということを表現ひょうげんするためにしばしば用もちいられる。この曖昧あいまいな部分ぶぶんには、ほぼ異性いせい愛あいの人間にんげん、あるいはほぼ同性愛どうせいあいの人間にんげんも含ふくまれるが、いずれにおいてもその個人こじんは両りょう性愛せいあいを自認じにんすることなしにバイ・キュリアスを自認じにんしうる。ヘテロ・フレキシブル（英えい: hetero-flexible）やホモ・フレキシブル（英えい: homoflexible）といった用語ようごは、バイ・キュリアスの人々ひとびとに対たいして主おもに適用てきようされる。しかし、書かき手ての中なかには、「バイ・キュリアス」という語かたりによってほのめかされる「セクシュアリティについて経験けいけんを通つうじ探さぐってみたいという当人とうにんの願望がんぼう」が、ヘテロ・フレキシブルやホモ・フレキシブルの語かたりには含ふくまれていないとして、それぞれ区別くべつする者ものもいる。結論けつろんとして、バイセクシャルとバイ・キュリアスの違ちがいは、バイセクシャルの人々ひとびとが彼かれら自身じしんの経験けいけん上じょう両性りょうせいに対たいして性的せいてきに惹ひかれることを理解りかいしている一方いっぽうで、バイ・キュリアスの人々ひとびとはまだ自身じしんのセクシュアリティについて理解りかいしていない点てんにあるといえる。

語源ごげん

メリアム＝ウェブスター社しゃの『ウェブスター辞典じてん』によれば、この用語ようごは1984年ねん以降いこうに人口じんこうに膾炙かいしゃしたとしているが、『The New Partridge Dictionary of Slang and Unconventional English』とオックスフォード英語えいご辞典じてんのレキシコは、この用語ようごが新語しんごとしてできたのは1990年ねんだとする。オンライン辞典じてん、『Dictionary.com』によれば、この語かたりが初はじめて使つかわれたのは1980年ねんから1985年ねんの間あいだである。

関連かんれん項目こうもく

• 性的せいてき流動りゅうどう性せい
• 機会きかい的てき同性愛どうせいあい
• ジェンダー・フルイッド
• クィア
• ノンケ
• レズビアン用語ようご
• ゲイ用語ようご