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パリ天文台てんもんだい

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座標ざひょう: 北緯ほくい4850ふん11.18びょう 東経とうけい220ふん11.42びょう / 北緯ほくい48.8364389 東経とうけい2.3365056 / 48.8364389; 2.3365056

パリ天文台てんもんだい
地図
地図ちず

パリ天文台てんもんだい(パリてんもんだい、ふつ:Observatoire de Paris)は、フランスパリ14オブセルヴァトワールどおり (Avenue de l'Observatoire) 61番地ばんちにある、フランス国内こくない最大さいだい天文台てんもんだいで、世界せかい最大さいだいきゅう天文学てんもんがく研究けんきゅうセンターのひとつである。また、PSL研究けんきゅう大学だいがく正式せいしき機関きかんでもある。

組織そしき

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パリ天文台てんもんだいフランス国民こくみん教育きょういくしょうグランエタブリスマンのひとつであり、その位置いちづけは国立こくりつ大学だいがくちかい。その役割やくわり以下いかのとおり[1]

  • 天文学てんもんがく天体てんたい物理ぶつりがく研究けんきゅう
  • 教育きょういく(4修士しゅうし課程かてい博士はかせ課程かてい
  • 天文てんもん知識ちしき普及ふきゅう
パリ天文台てんもんだい子午線しごせんしつ別名べつめいカッシーニしつ)。パリ子午線しごせんしょうめんはし

ムードン北緯ほくい4848ふん18.32びょう 東経とうけい213ふん51.61びょう / 北緯ほくい48.8050889 東経とうけい2.2310028 / 48.8050889; 2.2310028)に付属ふぞく太陽たいよう観測かんそくしょナンセ **電波でんぱ観測かんそくしょがある[1]。またここには1987ねんまで国際こくさいほう時局じきょく(BIH)がかれていたが、その業務ぎょうむ1988ねん国際こくさい度量衡どりょうこうきょく(BIPM)に移管いかんされた[2]

歴史れきし

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フランスの国際こくさい貿易ぼうえき海上かいじょう交通こうつう活発かっぱつした17世紀せいきに、ジャン=バティスト・コルベール野心やしんてき計画けいかくから実現じつげんした。1667ねんルイ14せい治世ちせい建設けんせつはじまり[3]1671ねん竣工しゅんこうした。建設けんせつ担当たんとうしたのはコルベールの秘書ひしょ公共こうきょう事業じぎょう統括とうかつ責任せきにんしゃシャルル・ペロー建築けんちくクロード・ペロー **とみられるが、この2人ふたり兄弟きょうだいである[4]光学こうがく機器ききジュゼッペ・カンパーニ **製作せいさくした。建物たてもの1730ねん1810ねん1834ねん1850ねん1951ねん拡張かくちょうされた.[3]最後さいご増築ぞうちくにはジャン・プルーヴェデザインの子午線しごせんしつ設置せっちされた[5]

パリ天文台てんもんだい世界せかいはつくに海事かいじれき Connaissance des temps **1679ねん出版しゅっぱんしたが、ここでは海上かいじょう船乗ふなのりが経度けいど確定かくていする手段しゅだんとして木星もくせい衛星えいせいによるしょく現象げんしょう利用りようした。1863ねん、パリ天文台てんもんだいはつ近代きんだいてき気象きしょう出版しゅっぱんした。1882ねんには口径こうけい33cmの屈折くっせつ天体てんたい写真しゃしん設置せっち国際こくさい協力きょうりょくによるほしひょう Carte du Ciel ** プロジェクトの先鞭せんべんをつけた。

1913ねん11月にパリ天文台てんもんだいエッフェル塔えっふぇるとうアンテナとして使つかい、アメリカ海軍かいぐん天文台てんもんだい無線むせん信号しんごう電波でんぱ)を交換こうかんして、2地点ちてんあいだ正確せいかく経度けいど決定けっていした[6]

歴代れきだいだいちょう

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天文台てんもんだい開設かいせつされてから100年間ねんかんたいちょうしょくもうけられておらず[7]、1771ねんあき、セザール=フランソワ・カッシーニがはじめて正式せいしきなパリ天文台てんもんだいだいちょうとなった。それまではかくメンバーがきなときに観測かんそくをしていこととなっていた[7]ジョヴァンニ・カッシーニ(フランスめい:ジャン=ドミニク・カッシーニ)はルイ14せい招聘しょうへいされてパリにうつみ、パリ天文台てんもんだい開設かいせつされると天文台てんもんだい住居じゅうきょうつんで観測かんそくおこなった[7]同様どうよう息子むすこジャック・カッシーニもパリ天文台てんもんだい観測かんそくおこなったが、いずれも正式せいしきたいちょうではなかった。

カッコない在任ざいにん期間きかん

脚注きゃくちゅう

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  1. ^ a b The Paris Observatory”. l'Observatoire de Paris. 2007ねん8がつ24にち時点じてんオリジナルよりアーカイブ。2007ねん8がつ27にち閲覧えつらん
  2. ^ Guinot (2000)
  3. ^ a b [Anon.] (2001) "Paris Observatory", Encyclopaedia Britannica, Deluxe CDROM edition
  4. ^ [Anon.] (2001) "Perrault, Claude", Encyclopaedia Britannica, Deluxe CDROM edition
  5. ^ [Anon.] (2001) "Prouvé, Jean", Encyclopaedia Britannica, Deluxe CDROM edition
  6. ^ "Paris Time By Wireless," New York Times, Nov 22, 1913, pg 1.
  7. ^ a b c Friedjung, Michael (1971). “Cassini and the Paris Observatory”. Journal of the British Astronomical Association 81: 479-480. Bibcode1971JBAA...81..479F. ISSN 0007-0297. 

参考さんこう文献ぶんけん

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  • [Anon.] (2001) "Paris Observatory", Encyclopaedia Britannica, Deluxe CDROM edition
  • Aubin, D. (2003). “The fading star of the Paris Observatory in the nineteenth century: astronomers' urban culture of circulation and observation”. Osiris 18: 79-100.  [1]
  • Guinot, B. (2000). "History of the Bureau International de l'Heure". Polar Motion: Historical and Scientific problems. pp. 175–184.

関連かんれん項目こうもく

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外部がいぶリンク

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