ブルトン語 コルヌアイユ方言
ブルトン
方言 と地理
[ブルトン
この
この
コルヌアイユ方言 の特徴
[アクセント
[文法
[動詞 小 辞 (particule verbale) o はときどき é に置 きかわる(これは同 じ混合 変化 mutation mixte をひきおこす)。例 :ema o tont(彼 は来 る、来 ている最中 である)はコルヌアイユ方言 では ema é tont (/ma i tõn/) となる。- しかし
一般 にはどの母音 も発音 されない。 - そのかわり、
混合 変化 は聞 こえる。同 じく(東側 で顕著 に)聞 こえる場合 がある語源 的 な h は以下 の場合 である(o は ouzh に由来 する):- /l/, /n/, /r/ を /lh/, /nh/, /x/ に
変 えるもの (oh lenn /lhε n/); - /m/, /b/ に
変異 をひきおこし、/v/ のかわりに /f/ とするもの (oh vont /fõn/); - s が /z/, f が /v/ と
発音 されることを妨 げるもの (oh sevel /sewl/)。
- /l/, /n/, /r/ を /lh/, /nh/, /x/ に
- しかし
小 辞 a は関係 代名詞 として以外 は聞 こえない(ただしそれがひきおこす子音 変異 は除 く)。小 辞 ne はめったに聞 こえない。そのかわり3人称 の否定 文 は一般 に「否定 主語 sujet négatif」anezañ, anezi, aneze (発音 は /nõ/, /nèj/, /nε /) を含 む。そのためたとえば Ne glevont ket mad. (彼 らはよく理解 していない)でなく (Ne) glev ket mad aneze. /glε f ke ma: nε / となる。
小 辞 e はもはや発音 されない。補足 従属 節 の導入 のため、それに用 いられる従 位 接続詞 lar (または la)が現 れた。
この« ne veze ket gouiet la e oa kamm kén » (
彼 がびっこだとはもう言 われていなかった)構文 は、動詞 が小 辞 の直後 に来 ることを要求 する古典 的 な構文 よりもずっと自由 である。これによって主語 に:
あるいはほかの« soñjal a ran la an ouvrierien a chomas da gousked » (
工員 たちは眠 りつづけていたと私 は思 う)節 になりうるものならどんな項 にでも、lar を後続 させることが可能 になった:« evel ar c'hefeleg, la ma ve yen an amzer en em blija… » (……に
寒 いとき好 まれるヤマシギのように)
注 :同 じ状況 で、ヴァンヌ方言 とトレゴール方言 では penaos を用 いることがある。ジャン=マリー・ル・スクラーニュ (Jean-Marie Le Scraigne, 1920 - ) は2つとも用 いることがある:« gwelet e-meump abaoe lar penaos ne oa ket gwir ! » (それが本当 でなかったときから私 たちは見 た)
- コルヌアイユ
方言 は、文語 ブルトン語 が e と書 くところでほとんど一貫 して ba の語 を用 いる(e-barzh (……の中 に)に由来 している)。派生 語 の前置詞 では同 じように ba が e(n) にとってかわる:そのため e-kreis, e-lec'h, e-mesk, e-tal は ba-kreis, ba-lec'h (または ba-plass), ba-mesk, ba-tal となる。
- gant の
語 は同 じ省略 に従 いしばしば /ga/ と発音 される。 - コルヌアイユ
方言 では前置詞 eus, ouzh, diouzh をほとんど区別 しない、すべて一貫 して deus なり doc'h なりと発音 する(方言 による)。
子音 の発音
[- トレゴール
方言 ・ヴァンヌ方言 とまったく同様 に、コルヌアイユ方言 では一般 に古 い /ð/ (ウェールズ語 の dd) に由来 する /z/ を発音 しない。たとえば ezomm (「欲求 」。ペルユンヴァンでは不正 確 に ezhomm と書 かれる)の語 は /e:m/ またはさらに /i:m/ と発音 されるであろうし、動詞 anavezout(知 る)は /ã'nowt/ となろう。 一方 、ラテン語 の古 い /s/ (asen, ロバ) またはケルト語 のそれ (isel,低 い) に由来 する /z/ は発音 される(例外 もある:neuse(そのとき)は /'nœhe/, an dra-se(それ、その物 ) は /'ndrahe/ と発音 されることがある。- c'h はさまざまに
発音 される:一般 的 な規則 としては /h/ (バス=ブルターニュの大 部分 と同様 。- c'hoa /xwa/ で
始 まる語 、k の変異 、語末 などでは /x/。 - g の
変異 に由来 する場合 には、/ɣ/ または南東 部 では /ʀ/。
- v の
文字 は /w/ (または /µ/) と発音 されることがある。他方 w の文字 が /v/ と発音 されることがある。さもなければこれらは発音 されない。 - ビグダン
地方 とその周辺 では、c'hw は /h/ と /v/ の結合 の結果 として子音 /f/ に至 る。それゆえ c'hwi(あなたがた)は fi, c'hwec'h (6) は fec'h と言 われる。
語彙
[- ブルトン
語 には「決 して……ない (仏 jamais)」にあたる複数 の訳語 がある。コルヌアイユ方言 ではそれは morse ととりわけ james である。 - martese(たぶん、おそらく)の
方言 的 変種 は本来 の語 の音 位 転換 による派生 である:matrese / matre'e / mantr'eñ / matros / matrèhe, ... - Pegouls(いつ)は
非常 にしばしば pedavare / pezavare / pevare / peur に置 きかわる。 疑問 副詞 peseurt mod(「どのように」。もっとも多 い発音 は /pessa mod/)はコルヌアイユ方言 ではしばしば現用 である。ただし同 司教 区 の多 くの方言 では penaos も用 いられつづけている。