プリティ・プリンセス

プリティ・プリンセス
The Princess Diaries
監督かんとく	ゲイリー・マーシャル
脚本きゃくほん	ジーナ・ウェンドコス
原作げんさく	メグ・キャボット
製作せいさく	ホイットニー・ヒューストン デブラ・マーティン・チェイス マリオ・イスコヴィッチ
出演しゅつえん者しゃ	アン・ハサウェイ ジュリー・アンドリュース
音楽おんがく	ジョン・デブニー
撮影さつえい	カール・ウォルター・リンデンローブ
編集へんしゅう	ブルース・グリーン
製作せいさく会社かいしゃ	ウォルト・ディズニー・ピクチャーズ ブラウンハウス・プロダクションズ Bottom of the Ninth Productions
配給はいきゅう	ブエナ・ビスタ・ピクチャーズ ブエナ ビスタ インターナショナル（ジャパン）
公開こうかい	2001年ねん8月がつ3日にち 2002年ねん1月がつ26日にち
上映じょうえい時間じかん	115分ふん
製作せいさく国こく	アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく
言語げんご	英語えいご
製作せいさく費ひ	$26,000,000
興行こうぎょう収入しゅうにゅう	$165,335,153
次つぎ作さく	プリティ・プリンセス2/ロイヤル・ウェディング

『プリティ・プリンセス』（原題げんだい: The Princess Diaries）は、2001年ねんに公開こうかいされたアメリカ合衆国あめりかがっしゅうこくの映画えいが。メグ・キャボットの『プリンセス・ダイアリー』を原作げんさくとする。ある日ひ突然とつぜん、自分じぶんが高貴こうきな身分みぶんの出自しゅつじであることを明あかされた、ごく普通ふつうの女子高じょしこう生せいを主人公しゅじんこうにしたシンデレラストーリー。また2004年ねんには、続編ぞくへんである『プリティ・プリンセス2/ロイヤル・ウェディング』も製作せいさくされた。

ストーリー

サンフランシスコで母親ははおやと二人ふたりで暮くらすミア・サーモポリスは冴さえない女子高じょしこう生せい。人前ひとまえに立たつことも運動うんどうも苦手にがてで、地味じみで野暮やぼったい彼女かのじょをまともに相手あいてにしてくれるのは親友しんゆうのリリーとその兄あにのマイケルのみ。それでも消防署しょうぼうしょを改造かいぞうした個性こせい的てきな家いえで、奔放ほんぽうな画家がかの母ははと共ともに自由じゆうかつ幸しあわせに暮くらしていた。

そんなある日ひ、ミアは、自分じぶんの亡なき父ちちフィリップが、欧州おうしゅうにある国くにジェノヴィア（「架空かくうの国くに」、スペインとフランスの間あいだに在ある小国しょうこくの設定せってい）のクラリス・レナルディ女王じょおうの息子むすこであり、女王じょおうの孫まごである自分じぶんが唯一ゆいいつの王位おうい継承けいしょう者しゃであることを知しらされる。突然とつぜんのことに、ミアは、事実じじつを隠かくし続つづけて来きた母ははにも、自分じぶんを王女おうじょとしてジェノヴィアに連つれて行いこうとする祖母そぼにも反発はんぱつする。それでも、王位おうい継承けいしょうとは別べつに、王女おうじょとしてのお披露目ひろめとなる舞踏ぶとう会かいに出席しゅっせきするために「王女おうじょ教育きょういく」を受うけることを、ミアはしぶしぶ承諾しょうだくするしかなかった。

放課後ほうかごの「王女おうじょ教育きょういく」を重かさねるうちに、ミアとクラリス女王じょおうの絆きずなは深ふかまる。ところが、ミアを見違みちがえるように美うつくしく変身へんしんさせた美容びよう師しパオロによって王女おうじょの存在そんざいがマスコミに知しられることとなり、ミアは一躍いちやく「時じの人ひと」となる。そんなミアに、ミアが兼かねてから想おもいを寄よせていたジョシュが近付ちかづいてくる。ミアは浮うかれるが、ジョシュは単たんなる目立めだちたがり屋やの軽薄けいはくな男おとこでしかなかった。ジョシュとキスする姿すがただけでなく、意地悪いじわるなラナの意地悪いじわるによって着替きがえ中ちゅうの姿すがたまでマスコミに撮とられてしまったミアは深ふかく傷きず付つく。翌日よくじつの新聞紙しんぶんし面めんをミアの写真しゃしんが飾かざり、クラリス女王じょおうはミアを厳きびしく叱責しっせきする。ミアは自みずからの軽率けいそつさを反省はんせいする。

王女おうじょであることを諦あきらめ、旅たびに出でることにしたミアは、事情じじょうを知しらずに強つよく叱しかりすぎたことを謝あやまりにたずねて来きたクラリス女王じょおうから渡わたされた父ちちから贈おくられた「日記にっき帳ちょう」に挟はさまれていた亡なき父ちちの手紙てがみを見みつける。その中なかに綴つづられた王族おうぞくとしての責任せきにんを果はたすために生いきた父ちちの姿すがた、贈おくられた言葉ことば（「勇気ゆうきとは恐おそれぬことではない」「たいせつな何なにかのために恐おそれを克服こくふくしようと決心けっしんすることの方ほうがだいじなのだ」…「自分じぶんのできること、可能かのう性せいを追求ついきゅうしなさい」…）により、ミアは、雨あめの中なかを舞踏ぶとう会かいに向むかう。びしょぬれの私服しふく姿すがたで舞踏ぶとう会かいの記者きしゃ会見かいけんの場ばに現あらわれたミアに一同いちどうは驚おどろくが、ミアは王女おうじょとして生いきて行いくことを堂々どうどうと宣言せんげんする。

美うつくしく着飾きかざったミアを中心ちゅうしんに舞踏ぶとう会かいが華はなやかに執とり行おこなわれる。そして、常つねにミアを見守みまもり続つづけて来きたマイケルと、ミアは念願ねんがんの「本当ほんとうのkiss」(足あしが跳はねるkiss)をする。

その後ご、ミアは王女おうじょとして初はじめてジェノヴィアを訪おとずれる。

キャスト

アミーリア（ミア）・サーモポリス

演えんじ - アン・ハサウェイ、声こえ - 甲斐田かいだ裕子ゆうこ

画家がかである母親ははおやとサンフランシスコで2人ふたり暮くらしの冴さえない女子高じょしこう生せい。15歳さい。

クラリス・レナルディ女王じょおう

演えんじ - ジュリー・アンドリュース、声こえ - 谷たに育子いくこ

ジェノヴィアの女王じょおう。ミアの父方ちちかたの祖母そぼ。

ラナ・トーマス

演えんじ - マンディ・ムーア、声こえ - 吉住よしずみ梢こずえ

ミアの同級生どうきゅうせい。派手はでで意地悪いじわるな性格せいかく。

リリー・モスコヴィッツ

演えんじ - ヘザー・マタラッツォ、声こえ - 永澤ながさわ菜さい教きょう

ミアの親友しんゆう。女性じょせい活動かつどう家かの卵たまご。

マイケル・モスコヴィッツ

演えんじ - ロバート・シュワルツマン、声こえ - 野島のじま健児けんじ

リリーの兄あに。自動車じどうしゃ整備せいび工場こうじょうでアルバイトしながらバンド活動かつどうをしている。

ミアに密ひそかに想おもいを寄よせている。

ジュシュ・ブライアント

演えんじ - エリック・フォン・デッテン、声こえ - 谷山たにやま紀章きしょう

ミアが片想かたおもいをしている男子だんし。ラナの恋人こいびと。

ジョー（ジョゼフ）

演えんじ - ヘクター・エリゾンド、声こえ - 麦人ばくじん

ミアの警護けいご係がかり兼けん運転うんてん手しゅ。クラリス女王じょおうと密ひそかに愛あいし合あっている。

パオロ

演えんじ - ラリー・ミラー

派手はでな美容びよう師し。ミアを美うつくしく変身へんしんさせる。

ヘレン・サーモポリス

演えんじ - キャロライン・グッドール、声こえ - 寺内てらうちよりえ

ミアの母親ははおや。奔放ほんぽうな画家がか。

パトリック・オコーネル

演えんじ - ショーン・オブライアン

ミアの高校こうこうの独身どくしん教師きょうし。ヘレンと付つき合あうようになる。

シャーロット・カタウェイ

演えんじ - キャスリーン・マーシャル

クラリス女王じょおうのアシスタント（秘書ひしょ）。

グプタ

演えんじ - サンドラ・オー

ミアの高校こうこうの副ふく校長こうちょう（教頭きょうとう）。

フィリップ・レナルディ

演えんじ - ルネ・オーベルジョノワ（声こえのみ）

ジェノヴィア皇太子こうたいし。ヘレンの元もと夫おっと。ミアの亡父ぼうふ。

ヘレンを愛あいしていたが王族おうぞくとしての責任せきにんを果はたすために離婚りこんした。

物語ものがたりの舞台ぶたいについて

原作げんさくの小説しょうせつはニューヨークを舞台ぶたいにしているが、映画えいがはサンフランシスコの設定せっていに変かえられた。この変更へんこうの理由りゆうは監督かんとくゲイリー・マーシャルの孫まごがサンフランシスコに住すんでいたからであった。映画えいがの中なかではアルカトラズ島とうとゴールデンゲートブリッジが何なん度ども登場とうじょうし、当時とうじの市長しちょうウィリー・ブラウンも登場とうじょうする。西海岸にしかいがんのラジオパーソナリティ、マーク&ブライアンも自身じしん役やくで登場とうじょうする（ただし彼かれらはロサンゼルスで活動かつどうしている）。

プロデューサー陣じんには歌手かしゅのホイットニー・ヒューストンも名前なまえを連つらねた。

外部がいぶリンク

• 公式こうしきウェブサイト（日本語にほんご）
• 公式こうしきウェブサイト（英語えいご）
• プリティ・プリンセス - Disney+（日本語にほんご）
• Filming locations in the Los Angeles area
• プリティ・プリンセス - allcinema
• プリティ・プリンセス - KINENOTE
• The Princess Diaries - オールムービー（英語えいご）
• The Princess Diaries - IMDb（英語えいご）