ペトル・パルレーシュ

ペトル・パルレーシュ Petr Parléř
生誕せいたん	1333年ねん??月つき??日ひ シュヴェービッシュ・グミュント
死没しぼつ	1399年ねん7月がつ13日にち プラハ
別名べつめい	Petrus de Gemunden, Peter von Gemünd, Peter Parler
職業しょくぎょう	建築けんちく家か

ペトル・パルレーシュ(Petr Parléř、1333年ねん – 1399年ねん7月がつ13日にち) は、中世ちゅうせいボヘミアの建築けんちく家か。

生涯しょうがい

神かみ聖きよしロろーマ帝国まていこくのシュヴェービッシュ・グミュントで誕生たんじょうした。父ちちのハインリヒはドイツのケルン大だい聖堂せいどうで石工せっこうとして働はたらいていた。パルレーシュはシュヴェービッシュ・グミュントで育そだち、見習みならいとして学まなぶ。パルレーシュは徒弟とてい制度せいどを終おえて、フランスのパリを訪おとずれてさらにストラスブールにも滞在たいざいした。現地げんちでノートルダム＝ド＝ストラスブール大だい聖堂せいどうを見聞けんぶんして研究けんきゅうして、ゴシック様式ようしきなど大おおいに感化かんかされた。パルレーシュはケルンで働はたらき、現地げんちで建築けんちく家かの娘むすめゲルトルートと結婚けっこんした。息子むすこのヴェンツェル・パルレーシュとヨハン・パルレーシュはのちに建築けんちく家かになった。

ドイツのニュルンベルクで神聖しんせいローマ皇帝こうていカール4世せい (神聖しんせいローマ皇帝こうてい)の主導しゅどうのもと、パルレーシュは父ちちとともに聖母せいぼ教会きょうかいの建築けんちくに関与かんよした。それからニュルンベルク近郊きんこうのラウフ・アン・デア・ペグニッツでラウフ城じょうの建設けんせつにも寄与きよした。ほどなくして神聖しんせいローマ皇帝こうていカール4世せいはパルレーシュの能力のうりょくに注目ちゅうもくして気きに入いって、ボヘミア王国おうこくの首都しゅとプラハに招まねいた。カール4世せいはプラハを大だい改造かいぞうするためにパルレーシュを任命にんめいした。

フランス人じんであったアラスのマティアが聖せいヴィート大だい聖堂せいどうの建設けんせつを担当たんとうしていたが、途中とちゅうで死去しきょしたためパルレーシュは聖せいヴィート大だい聖堂せいどうの建設けんせつを引ひき継ついだ。

1357年ねんにカール4世せいはパルレーシュにヴルタヴァ川がわに新あたらしい橋はしを建設けんせつするように命令めいれいしたあと建築けんちくに着手ちゃくしゅして、パルレーシュ死後しごの1402年ねんにカレル橋きょうは完成かんせいした。パルレーシュはさらにティーン教会きょうかいや祭壇さいだん、旧きゅう市街地しがいちに塔とうやホールを建設けんせつした。またクトナー・ホラの聖せいバルボラ教会きょうかいや、カルルシュテインのカルルシュテイン城じょうにも関与かんよした。

パルレーシュはプラハの市民しみん権けんを得えて、1399年ねんにプラハで死去しきょした。遺骸いがいは聖せいヴィート大だい聖堂せいどうに埋葬まいそうされた。

チェコのクレチ天文台てんもんだいで1988年ねんにアントニーン・ムルコスが発見はっけんした小惑星しょうわくせいパルレーシュ (小惑星しょうわくせい)は彼かれの名なに因ちなむ。

作品さくひん

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  聖せいヴィート大だい聖堂せいどう