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ペドロ・エマヌエル

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア（Wikipedia）』
この名前なまえは、ポルトガル語ご圏けんの人名じんめい慣習かんしゅうに従したがっています。第だい一いち姓せい（母方ははかたの姓せい）はドス・サントス、第だい二に姓せい（父方ちちかたの姓せい）はマルティンス・シルヴァです。
ペドロ・エマヌエル
ペドロ・エマヌエル（2008年ねん）
名前なまえ
本名ほんみょう Pedro Emanuel dos Santos Martins Silva
カタカナ ペドロ・エマヌエル・ドス・サントス・マルティンス・シルヴァ
ラテン文字もじ Pedro Emanuel
基本きほん情報じょうほう
国籍こくせき ポルトガルの旗 ポルトガル
アンゴラの旗 アンゴラ
生年月日せいねんがっぴ (1975-02-11) 1975年ねん2月がつ11日にち（49歳さい）
出身しゅっしん地ち ポルトガル領りょう西にしアフリカ
(現げん：アンゴラの旗 アンゴラ)
ルアンダ州しゅうルアンダ
身長しんちょう 180cm
選手せんしゅ情報じょうほう
ポジション DF
クラブ1
年とし クラブ 出場しゅつじょう (得点とくてん)
1993-1994 ポルトガルの旗 マルコ 28 (2)
1994-1995 ポルトガルの旗 オヴァレンセ 31 (2)
1995-1996 ポルトガルの旗 ペナフィエル 28 (2)
1996-2002 ポルトガルの旗 ボアヴィスタ 154 (2)
2002-2009 ポルトガルの旗 ポルト 120 (1)
通算つうさん 361 (9)
代表だいひょう歴れき
1995-1996 ポルトガルの旗 ポルトガル U-21 4 (0)
監督かんとく歴れき
2009-2010 ポルトガルの旗 ポルト (ユース)
2010-2011 ポルトガルの旗 ポルト (コーチ)
2011-2013 ポルトガルの旗 アカデミカ
2013-2015 ポルトガルの旗 FCアロウカ
2015-2016 キプロスの旗 アポロン・リマソール
2017 ポルトガルの旗 エストリル・プライア
2018-2019 サウジアラビアの旗 タアーウンFC
2019 スペインの旗 UDアルメリア
2020-2021 アラブ首長国連邦の旗 アル・アイン
2021 サウジアラビアの旗 アル・ナスル
1. 国内こくないリーグ戦せんに限かぎる。
■テンプレート（■ノート ■解説かいせつ）■サッカー選手せんしゅpj

ペドロ・エマヌエル (Pedro Emanuel) ことペドロ・エマヌエル・ドス・サントス・マルティンス・シルヴァ（Pedro Emanuel dos Santos Martins Silva、1975年ねん2月がつ11日にち - ）は、アンゴラ共和きょうわ国こく・ルアンダ出身しゅっしんの元もとサッカー選手せんしゅ、現げんサッカー指導しどう者しゃ。現役げんえき時代じだいのポジションはディフェンダー（センターバック）であり、U-21ポルトガル代表だいひょうの経験けいけんがある。

プロ選手せんしゅとしての16年間ねんかんのキャリアのほとんどを、ポルトガル北部ほくぶの大都市だいとしポルトにあるボアヴィスタFCとFCポルトで過すごした。ボアヴィスタFCではクラブ初はつにして唯一ゆいいつのスーペル・リーガ優勝ゆうしょうに貢献こうけんし、FCポルトではスーペル・リーガの他ほかにUEFAカップ・UEFAチャンピオンズリーグ・インターコンチネンタルカップで優勝ゆうしょうしてクラブの全盛期ぜんせいきを築きずいた。それぞれのクラブでキャプテンを務つとめている。

経歴けいれき

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選手せんしゅ時代じだい

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クラブ

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ボアヴィスタFCの下部かぶ組織そしき出身しゅっしんであるが、1993年ねんにリーガ・サグレス（2部ぶ）のFCマルコ（ポルトガル語ご版ばん）からプロデビューし、続つづく2シーズンは同おなじくリーガ・サグレスのADオヴァレンセ（ポルトガル語ご版ばん）とFCペナフィエルでプレーした。

ボアヴィスタFC

1996年ねんにはユース時代じだいを過すごしたスーペル・リーガ（1部ぶ）のボアヴィスタFCに移籍いせきし、以前いぜんにもともにプレーしていたセンターバックのリトス、サイドバックのヌーノ・フレシャウトとエリヴァン・ナシメント、キーパーのリカルド・ペレイラなどとともにゴール前まえに壁かべを築きずいた。2000-01シーズンにはクラブ初はつのリーグ優勝ゆうしょうを成なし遂とげた。2001年ねん夏なつにリトスがマラガCFに移籍いせきしたため、2001-02シーズンはペドロ・エマヌエルがキャプテンを務つとめた。

FCポルト

2002年ねん夏なつにはSLベンフィカがエマヌエルの獲得かくとくレースに勝利しょうりするかと思おもわれたが、彼かれはジョゼ・モウリーニョ監督かんとく率ひきいるFCポルトと契約けいやくした。ジョルジュ・コスタ、リカルド・カルバーリョ、パウロ・フェレイラ、ヌーノ・ヴァレンテなどとともに形成けいせいされた強力きょうりょくな守備しゅび陣じんの中なかでも、彼かれは常つねに献身けんしん的てきなプレースタイルでモウリーニョ監督かんとくからの信頼しんらいを得えた。2002-03シーズンにはUEFAカップで優勝ゆうしょうし、2003-04シーズンにはUEFAチャンピオンズリーグで優勝ゆうしょうしたが、セルティックFC（スコットランド）と戦たたかった前者ぜんしゃ、ASモナコ（フランス）と戦たたかった後者こうしゃいずれの決勝けっしょうにも出場しゅつじょうした。2004年ねん夏なつにはモウリーニョ監督かんとくがチェルシーFC監督かんとくに就任しゅうにんしたが、エマヌエルはレギュラーの座ざを離はなさず、同年どうねん12月がつのインターコンチネンタルカップ・オンセ・カルダス（コロンビア）戦せん（0-0、PK8-7）では彼かれが蹴けったPKが勝敗しょうはいを決きめた。同どう大会たいかいは2005年ねんからFIFAクラブワールドカップに移行いこうしたため、名称めいしょう変更へんこう前まえの同どう大会たいかいで最後さいごにボールに触さわった選手せんしゅとなった[1]。

2005年ねん夏なつに就任しゅうにんしたコー・アドリアーンセ監督かんとくはキーパーのビトール・バイーアやサイドに位置いちするジョルジュ・コスタがキャプテンとなることを好このまず、エマヌエルが新しんキャプテンに選えらばれた。2006年ねん8月がつ、マンチェスター・シティFCとのプレシーズンマッチの試合しあい前まえに左ひだりアキレス腱あきれすけんを負傷ふしょうし[2]、2度どの手術しゅじゅつを行おこなって2006-07シーズンを丸々まるまる棒ぼうに振ふった[3]。2007-08シーズンはレギュラーに返かえり咲ざき、リーグ戦せん19試合しあいに出場しゅつじょうしてリーグタイトル奪還だっかんに貢献こうけんした。2008年ねん夏なつにはクラブからU-17チーム監督かんとく就任しゅうにんの打診だしんを受うけたが、この申もうし出でを断たって現役げんえきにこだわった[4]。2008-09シーズンは公式こうしき戦せんを通つうじて5試合しあいしか出場しゅつじょうできず、2009年ねん6月がつ16日にちに現役げんえき引退いんたいを表明ひょうめいした[4]。

代表だいひょう

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アンゴラ共和きょうわ国こく出身しゅっしんであるが、各かく年代ねんだいのアンゴラ代表だいひょうでプレーしたことはない。1995年ねんから1996年ねんにはU-21ポルトガル代表だいひょうとしてプレーしているため、アンゴラ代表だいひょうからの招集しょうしゅうを受うけないのはポルトガル代表だいひょうでプレーする可能かのう性せいを残のこしたいためだと解釈かいしゃくする者ものもいた。

2006 FIFAワールドカップ前まえには、同どう大会たいかい出場しゅつじょうを決きめたアンゴラ代表だいひょうから招集しょうしゅうを受うけ、エマヌエルはこれに応おうじたが、国際こくさいサッカー連盟れんめい (FIFA) は、2004年ねんに制定せいていされた新あたらしい規則きそくを理由りゆうに、彼かれとカルロス・シャイーニョがポルトガル代表だいひょう以外いがいから試合しあいに出場しゅつじょうすることを認みとめなかった[5]。

指導しどう者しゃ時代じだい

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現役げんえき引退いんたい発表はっぴょう直後ちょくごにFCポルトのU-17チーム監督かんとくに就任しゅうにんした[4]。2009-10シーズンのU-17全国ぜんこく選手権せんしゅけんではスポルティングCPのU-17チームを倒たおして優勝ゆうしょうした[6]。2010年ねん7月がつには新あらたに就任しゅうにんしたアンドレ・ヴィラス＝ボアス監督かんとくのアシスタントコーチとしてトップチームに復帰ふっきした。2010-11シーズンは他たクラブを圧倒あっとうする成績せいせきでリーグ優勝ゆうしょうを果はたし、UEFAヨーロッパリーグなどを含ふくめて4冠かんを達成たっせいした。

2011年ねん6月がつ、ヴィラス＝ボアス監督かんとくもかつて指揮しきしたアカデミカ・コインブラの監督かんとくに就任しゅうにんし、初はじめてプロクラブのトップチームを指揮しきすることになった。2011-12シーズンのタッサ・デ・ポルトガルでは、4回戦かいせんでFCポルトに3-0で勝利しょうりするなどし[7]、クラブにとって1969年ねん以来いらいとなる決勝けっしょう進出しんしゅつを果はたした。決勝けっしょうではスポルティングCPを1-0で下くだし、クラブにとって1939年ねん以来いらいとなる国内こくないカップ制覇せいはを果はたした[8]。

2018年ねんから1年間ねんかん、サウジアラビアのタアーウンFCを率ひきいる。2019年ねん8月がつ4日にち、サウジアラビア人じんオーナーに買収ばいしゅうされたスペインのUDアルメリア監督かんとくに就任しゅうにん[9]。

2021年ねん10月がつ1日にち、サウジアラビアのアル・ナスルFC監督かんとくに就任しゅうにんするが[10]、わずか1ヶ月かげつ後ごの11月10日にちに解任かいにんされた[11]。

所属しょぞくクラブ

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選手せんしゅ

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指導しどう者しゃ

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タイトル

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選手せんしゅ時代じだい

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ボアヴィスタFC
FCポルト

指導しどう者しゃ時代じだい

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アカデミカ・コインブラ
  • タッサ・デ・ポルトガル：1回かい（2011-12）
アポロン・リマソール
タアーウンFC

脚注きゃくちゅう

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[脚注きゃくちゅうの使つかい方かた]
  1. ^ Porto triumph in World Club Cup BBC Sport、2004年ねん12月13日にち
  2. ^ Achilles agony for Porto skipper UEFA.com、2006年ねん8月がつ13日にち
  3. ^ ポルトのエマヌエル、今季こんき絶望ぜつぼうも UEFA.com、2007年ねん1月がつ18日にち
  4. ^ a b c ポルトのペドロ・エマヌエルが現役げんえき引退いんたい UEFA.com、2009年ねん6月がつ17日にち
  5. ^ Angola plea to FIFA BBC Sport、2006年ねん5月がつ1日にち
  6. ^ F.C. Porto: Pedro Emanuel campeão nacional com os juvenis Mais Futebol、2010年ねん6月がつ26日にち （ポルトガル語ご）
  7. ^ Porto humbled by Academica Archived 2012年ねん1月がつ25日にち, at the Wayback Machine. PortuGOAL、2011年ねん11月19日にち
  8. ^ アカデミカ、下馬評げばひょう覆くつがえして国内こくないカップ初はつ制覇せいは UEFA.com、2012年ねん5月がつ20日はつか
  9. ^ “El portugués Pedro Emanuel es el nuevo entrenador de la UD Almería” (スペイン語ご). UDアルメリア (2019年ねん8月がつ4日にち). 2019年ねん9月がつ26日にち閲覧えつらん。
  10. ^ アル・ナスル [@AlNassrFC_EN] (2021年ねん10月がつ1日にち). "OFFICIAL : ✍️ The Portuguese Pedro Emanuel is the New Head Coach of @AlNassrFC 🤩". X（旧きゅうTwitter）より2021年ねん11月がつ10日とおか閲覧えつらん。
  11. ^ アル・ナスル [@AlNassrFC_EN] (2021年ねん11月10日にち). "The club has decided to terminate the contract with the first team coach Mr. Pedro Emanuel". X（旧きゅうTwitter）より2021年ねん11月がつ10日とおか閲覧えつらん。

外部がいぶリンク

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