マルセロ・フィリピーニ

基本きほん情報じょうほう
国籍こくせき	ウルグアイ
出身しゅっしん地ち	同どう・モンテビデオ
生年月日せいねんがっぴ	1967年ねん8月がつ4日にち（57歳さい）
身長しんちょう	177cm
体重たいじゅう	65kg
き手きて	右みぎ
ツアー経歴けいれき
デビュー年ねん	1987年ねん
引退いんたい年ねん	2001年ねん
ツアー通算つうさん	8勝しょう
シングルス	5勝しょう
ダブルス	3勝しょう
生涯しょうがい通算つうさん成績せいせき	311勝しょう325敗はい
シングルス	244勝しょう250敗はい
ダブルス	67勝しょう75敗はい
生涯しょうがい獲得かくとく賞金しょうきん	2,016,190 アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこくドル
4大だい大会たいかい最高さいこう成績せいせき・シングルス
全ちょん豪つよし	2回戦かいせん（1993）
全ぜん仏ふつ	ベスト8（1999）
全ちょん英すぐる	1回戦かいせん（1997-99）
全米ぜんべい	2回戦かいせん（1997・98）
4大だい大会たいかい最高さいこう成績せいせき・ダブルス
全ぜん仏ふつ	1回戦かいせん（1989・90）
キャリア自己じこ最高さいこうランキング
シングルス	30位い
ダブルス	44位い
	■テンプレート ■プロジェクトテニス

マルセロ・フィリピーニ（Marcelo Filippini, 1967年ねん 8月がつ4日にち - ）は、ウルグアイ・モンテビデオ出身しゅっしんの元もと男子だんしプロテニス選手せんしゅ。1999年ねんの全ぜん仏ふつオープンでベスト8に入はいり、当地とうちのテニス選手せんしゅとして4大だい大会たいかい男子だんしシングルスの最高さいこう成績せいせきを出だした選手せんしゅである。

自己じこ最高さいこうランキングはシングルス30位い、ダブルス44位い。彼かれはATPツアーでシングルス5勝しょう、ダブルス3勝しょうを挙あげた。フォアハンド・ストロークを最もっとも得意とくいにしたベースライン・プレーヤーである。

経歴けいれき

フィリピーニはテニスインストラクターである父親ちちおやの手てほどきで、5歳さいからテニスを始はじめた。1985年ねんから男子だんしテニス国こく別べつ対抗たいこう戦せんデビスカップウルグアイ代表だいひょう選手せんしゅに選えらばれ、1987年ねんに20歳さいでプロ入いりする。1988年ねん全ぜん仏ふつオープンで4大だい大会たいかい初はつ出場しゅつじょう。この年とし、フィリピーニはATPツアーでシングルス・ダブルスともに初はつ優勝ゆうしょうを果はたした。シングルスでは1988年ねん7月がつのスウェーデン・オープンで優勝ゆうしょうし、ダブルスは2ヶ月かげつ後ごの9月がつ下旬げじゅんにシチリア国際こくさいを制せいしている。1989年ねん8月がつにプラハ・オープン大会たいかいでシングルス2勝しょう目めを獲得かくとくするが、それから5年間ねんかんシングルスの優勝ゆうしょうがなかった。

1992年ねん全ぜん仏ふつオープン男子だんしシングルスでは、フィリピーニとディエゴ・ペレス（英語えいご版ばん）の2人ふたりのウルグアイ人じん選手せんしゅが4回戦かいせんに勝かち残のこった。これは当地とうちの男子だんしテニス界かいでは史上しじょう初はじめての出来事できごとであった。フィリピーニは4回戦かいせんでアンリ・ルコントに3-6, 2-6, 4-6で敗やぶれ、予選よせん勝者しょうしゃだったペレスもニクラス・クルティに敗やぶれたため、ウルグアイ勢ぜいはここではベスト8に届とどかなかった。1994年ねん6月がつ、フィレンツェ国際こくさいトーナメントで5年ねんぶりのツアー3勝しょう目めを挙あげる。

1996年ねん3月のハサン2世せいグランプリ1回戦かいせんでアルベルト・ベラサテギと「男子だんしテニス史上しじょう最長さいちょうゲーム」を繰くり広ひろげた。デュースを「28回かい」繰くり返かえした「20分ふん」のゲームをベラサテギが取とり、フィリピーニは2-6, 3-6で敗やぶれた。同年どうねんにアトランタ五輪ごりんのウルグアイ選手せんしゅ団だん入はいりしオリンピックに出場しゅつじょうした。シングルスのみ出場しゅつじょうし2回戦かいせん敗退はいたい。1997年ねん春はる、彼かれは4月がつのベライゾン・テニスチャレンジと5月がつ中旬ちゅうじゅんのヒポ・グループ・テニス国際こくさいで優勝ゆうしょうし、シングルスで年間ねんかん2勝しょうを獲得かくとくした。ヒポ・グループ・テニス国際こくさい決勝けっしょうではパトリック・ラフターを7-6, 6-2で破やぶったが、これがフィリピーニの最後さいごのツアー優勝ゆうしょうになった。

1999年ねん全ぜん仏ふつオープンで、フィリピーニに最大さいだいのハイライトが訪おとずれる。7年ねんぶり2度目どめの4回戦かいせんでグレグ・ルーゼドスキーを破やぶった彼かれは、ウルグアイ人じん男子だんし選手せんしゅの4大だい大会たいかい最高さいこう成績せいせきとなるベスト8進出しんしゅつを果はたし、準々じゅんじゅん決勝けっしょうでアンドレ・アガシに2-6, 2-6, 0-6のストレートで完敗かんぱいした。この大会たいかいではフィリピーニのほかに、ブラジルからグスタボ・クエルテンとフェルナンド・メリジェニの2人ふたり、チリのマルセロ・リオスがベスト8に入はいり、8強きょうのうち4人にんを南米なんべい勢ぜいが占しめたことから“南米なんべい旋風せんぷう”と呼よばれた。フィリピーニ、クエルテン、リオスが準々じゅんじゅん決勝けっしょうで敗やぶれ、メリジェニも準決勝じゅんけっしょうでアンドレイ・メドベデフに敗やぶれて、ここで南米なんべい勢ぜいは姿すがたを消けした。

フィリピーニは赤土あかつちの全ぜん仏ふつオープン以外いがいでの4大だい大会たいかい出場しゅつじょう記録きろくが少すくない。全豪ぜんごうオープン出場しゅつじょうは1993年ねん・1998年ねんの2度どのみで、1993年ねんの2回戦かいせんでケネス・カールセンに敗やぶれた。ウィンブルドン選手権せんしゅけんは1997年ねん-1999年ねんの3年ねん連続れんぞく出場しゅつじょうで、すべて1回戦かいせん敗退はいたいに終おわっている。全米ぜんべいオープンだけは、キャリア初期しょきの1990年ねんに初はつ出場しゅつじょうし、それから1996年ねん-1999年ねんまで出場しゅつじょう記録きろくを残のこした。

1999年ねん全ぜん仏ふつオープンの“南米なんべい旋風せんぷう”からちょうど1年ねん後ご、フィリピーニは2000年ねん7月がつに33歳さいでATPツアーから引退いんたいした。デビスカップは2001年ねんまで出場しゅつじょうを続つづけ、16年間ねんかんの代表だいひょう経歴けいれきを通つうじて通算つうさん「42勝しょう36敗はい(シングルス31勝しょう22敗はい・ダブルス11勝しょう14敗はい)」の成績せいせきを残のこし、すべての部門ぶもんでウルグアイ代表だいひょうの歴代れきだい1位い記録きろく保持ほじ者しゃになった。

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