メン・イン・キャット

メン・イン・キャット
Nine Lives
監督かんとく	バリー・ソネンフェルド
脚本きゃくほん	グウェン・ルーリー マット・R・アレン ケイレブ・ウィルソン ダニエル・アントニアッツィ ベン・シフリン
製作せいさく	リサ・エルジー
製作せいさく総そう指揮しき	ジョナサン・バンガー クロード・レジェ マーク・ガオ グレゴリー・ウェノン
出演しゅつえん者しゃ	ケヴィン・スペイシー ジェニファー・ガーナー
音楽おんがく	エフゲニー・ガルペリン サーシャ・ガルペリン
撮影さつえい	カール・ウォルター・リンデンローブ
編集へんしゅう	ドン・ジマーマン デヴィッド・ジマーマン
製作せいさく会社かいしゃ	ヨーロッパ・コープ
配給はいきゅう	ヨーロッパ・コープ ヨーロッパ・コープUSA アスミック・エース
公開こうかい	2016年ねん8月がつ3日にち 2016年ねん8月がつ5日にち 2016年ねん11月25日にち
上映じょうえい時間じかん	87分ふん
製作せいさく国こく	フランス 中国ちゅうごく
言語げんご	英語えいご
製作せいさく費ひ	$30,000,000
興行こうぎょう収入しゅうにゅう	$57,814,445 $19,700,032

『メン・イン・キャット』（原題げんだい：Nine Lives）は、2016年ねん制作せいさくのフランス・中国ちゅうごくのコメディ映画えいが。バリー・ソネンフェルド監督かんとく、ケヴィン・スペイシー主演しゅえん。原題げんだいは英語えいごのことわざ“A cat has nine lives.”（猫ねこには9つの命いのちがある。＝なかなか死しなない、強つよ運うんの持もち主ぬし）から。

あらすじ

トム・ブランドは、仕事しごと一筋ひとすじで家庭かていを顧かえりみない傲慢ごうまんな大だい企業きぎょうの社長しゃちょうである。

ある日ひ、トムは妻つまララから、娘むすめレベッカの誕生たんじょう日びが迫せまっていることを知しらされる。娘むすめへの誕生たんじょう日びプレゼントに困こまったトムは、ララのアドバイスに従したがいレベッカに誕生たんじょう日びに欲ほしい物ものを尋たずねたところ、猫ねこが欲ほしいとねだられる。 猫ねこ嫌ぎらいのトムは、猫ねこが欲ほしいという娘むすめの要望ようぼうを回避かいひすべく、部下ぶかにアイデアを求もとめて会議かいぎを開催かいさいするが、猫ねこのぬいぐるみや宮城みやぎ県けんの田代島たしろじま（猫ねこの島しまとして有名ゆうめい）などの案あんが挙あがるも、要望ようぼうどおりに猫ねこを贈おくるべきとの結論けつろんとなってしまう。

その帰かえり道みち、トムはしぶしぶ最寄もよりのペットショップに立たち寄より、店主てんしゅのパーキンスから勧すすめられた1匹ひきの猫ねこを購入こうにゅうする。 店みせを出でる間際まぎわに部下ぶかから建設けんせつ中ちゅうのビルについての提案ていあんの連絡れんらくがあり、天候てんこうが荒あれる中なか、購入こうにゅうした猫ねこと共ともにビルの屋上おくじょうへ立たち寄よる。屋上おくじょうで部下ぶかから提案ていあんについての説明せつめいを受うけるも口論こうろんとなるが、その最中さいちゅうにビルに雷かみなりが落おち、その衝撃しょうげきでトムは猫ねこと共ともにビルから転落てんらくし、意識いしき不明ふめいの重体じゅうたいになってしまう。 一方いっぽう、猫ねこは幸さいわいにも無傷むきずで、そのままペットとしてトムの家族かぞくに迎むかえられるが、実じつは転落てんらくの際さい、トムと猫ねこの意識いしきが入いれ替かわってしまっていた。 猫ねこのトムは、家族かぞくに自分じぶんがトムであることを伝つたえられず悪戦苦闘あくせんくとう、ついには猫ねこらしからぬ珍めずらし行動こうどうを始はじめてしまう。

その頃ころトムの会社かいしゃでは、トムが意識いしき不明ふめいであることを知しった部下ぶかたちによる乗のっ取とり計画けいかくが着々ちゃくちゃくと進行しんこうしていた。

キャスト

• トム・ブランド：ケヴィン・スペイシー（吹替：仲野なかの裕ひろし）
• ララ・ブランド：ジェニファー・ガーナー（吹替：安藤あんどう麻吹あさぶき）
• フェリックス・パーキンス：クリストファー・ウォーケン（吹替：立川たちかわ三貴みき）
• レベッカ・ブランド：マリーナ・ワイスマン（吹替：竹内たけうち恵美子えみこ）
• マディソン：シェリル・ハインズ(吹替：髙梨愛あい)
• イアン・コックス：マーク・コンスエロス
• デヴィッド・ブランド：ロビー・アメル (吹替:こばたけまさふみ)
• ジョシュ：テディ・シアーズ
• その他たの日本語にほんご吹ふき替かえ‐陣じん谷たに遥はるか/矢野やの亜あ沙すな美び/辻井つじい健吾けんご/高橋たかはし大輔だいすけ

製作せいさく

2015年ねん1月がつ12日にち、バリー・ソネンフェルドが本ほん作さくの監督かんとくに起用きようされたとの報道ほうどうがあった。28日にちにはケヴィン・スペイシーの出演しゅつえんが決きまった。3月25日にち、マリーナ・ワイスマンの出演しゅつえんが決きまった。31日にち、クリストファー・ウォーケンがフェリック・パーキンス役やくに起用きようされたとの報道ほうどうがあった。4月9日にち、ロビー・アメルとジェニファー・ガーナーの出演しゅつえんが決きまった。13日にちにはマーク・コンスエロスが本ほん作さくに出演しゅつえんすると報ほうじられた。27日にち、タリサ・ベイトマンの起用きようが発表はっぴょうされた。

本ほん作さくの主要しゅよう撮影さつえいは2015年ねん5月がつ4日にちに始はじまり、7月がつ24日にちに終おわった。

興行こうぎょう収入しゅうにゅう

2016年ねん8月がつ5日にち、本ほん作さくは全米ぜんべい2264館かんで封切ふうぎられ、公開こうかい初はつ週末しゅうまつに624万まんドルを稼かせぎ出だし、週末しゅうまつ興行こうぎょう収入しゅうにゅうランキング初はつ登場とうじょう6位いとなった。

評価ひょうか

本ほん作さくは批評ひひょう家かから酷評こくひょうされている。映画えいが批評ひひょう集積しゅうせきサイトのRotten Tomatoesには56件けんのレビューがあり、批評ひひょう家か支持しじ率りつは11%、平均へいきん点てんは10点てん満点まんてんで2.8点てんとなっている。サイト側がわによる批評ひひょう家かの見解けんかいの要約ようやくは「意地いじ悪わるく論評ろんぴょうするような真似まねはしない。しかし、論評ろんぴょうする気きも起おきない。」となっている。また、Metacriticには16件けんのレビューがあり、加重かじゅう平均へいきん値ちは11/100となっている。なお、本ほん作さくのCinemaScoreはB+となっている。

インディワイアーのデヴィッド・エーリッヒは本ほん作さくにD評価ひょうかを下くだし、「猫ねこには9つの命いのちがあるのかもしれないが、観客かんきゃくには1つの命いのちしかない。こんな幼稚ようちな作品さくひんに貴重きちょうな時間じかんを浪費ろうひできない。一いち切きれのパンに顔かおを近ちかづけている猫ねこのGIF画像がぞうを見みていた方ほうが良よい。そうすれば、チケット代だい20ドルと時間じかんの節約せつやくになる。」と述のべている。『ローリング・ストーン』のピーター・トラヴァースは星ほしを一ひとつも与あたえずに、「笑わらうところが全まったくない拷問ごうもんのような87分間ふんかんで、この映画えいがは猫ねこ愛好あいこう家かのほとんどを猫ねこ嫌ぎらいに変貌へんぼうさせるだろう」と評ひょうした。

外部がいぶリンク

• 英語えいご版ばん公式こうしきサイト
• 日本にっぽん版ばん公式こうしきサイト
• メン・イン・キャット - allcinema
• メン・イン・キャット - KINENOTE
• Nine Lives - オールムービー（英語えいご）
• Nine Lives - IMDb（英語えいご）