井筒屋いづつや

株式会社かぶしきがいしゃ井筒屋いづつや
IZUTSUYA CO.,LTD.

小倉おぐら本店ほんてん本館ほんかん(左ひだり)と新館しんかん(右みぎ)
種類しゅるい	株式会社かぶしきがいしゃ
機関きかん設計せっけい	監査かんさ役やく会かい設置せっち会社かいしゃ
市場いちば情報じょうほう	東証とうしょうスタンダード 8260 1972年ねん9月がつ1日にち上場じょうじょう 福ぶく証しょう 8260 1961年ねん12月1日にち上場じょうじょう
本社ほんしゃ所在地しょざいち	日本にっぽん 〒802-8511 福岡ふくおか県けん北九州きたきゅうしゅう市し小倉北こくらきた区く船場ふなば町まち1番ばん1号ごう 北緯ほくい33度ど53分ふん4.2秒びょう 東経とうけい130度ど52分ふん42.0秒びょう
設立せつりつ	1935年ねん（昭和しょうわ10年ねん）7月がつ30日にち （株式会社かぶしきがいしゃ井筒屋いづつや百貨店ひゃっかてん）
業種ぎょうしゅ	小売こうり業ぎょう
法人ほうじん番号ばんごう	7290801000329
事業じぎょう内容ないよう	百貨店ひゃっかてん業ぎょう
代表だいひょう者しゃ	影山かげやま英雄ひでお（代表だいひょう取締役とりしまりやく兼けん社長しゃちょう執行しっこう役員やくいん兼けん営業えいぎょう本部ほんぶ長ちょう）
資本しほん金きん	105億おく3200万まん円えん （2021年ねん2月がつ28日にち現在げんざい）
発行済はっこうずみ株式かぶしき総数そうすう	1148万まん0495株かぶ （2021年ねん2月がつ28日にち現在げんざい）
売上うりあげ高だか	連結れんけつ: 505億おく3400万まん円えん 単独たんどく: 439億おく6000万まん円えん （2021年ねん2月がつ期き）
営業えいぎょう利益りえき	連結れんけつ: 115億おく6300万まん円えん 単独たんどく: 1億おく6700万まん円えん （2021年ねん2月がつ期き）
経常けいじょう利益りえき	連結れんけつ: △1億おく6500万まん円えん 単独たんどく: △2億おく5900万まん円えん （2021年ねん2月がつ期き）
純じゅん利益りえき	連結れんけつ: 1億おく1100万まん円えん 単独たんどく: 2200万まん円えん （2021年ねん2月がつ期き）
純資産じゅんしさん	連結れんけつ: 82億おく5700万まん円えん 単独たんどく: 67億おく7300万まん円えん （2021年ねん2月がつ28日にち現在げんざい）
総そう資産しさん	連結れんけつ: 479億おく8700万まん円えん 単独たんどく: 451億おく8000万まん円えん （2021年ねん2月がつ28日にち現在げんざい）
従業じゅうぎょう員数いんずう	連結れんけつ: 794人にん 単独たんどく: 684人にん （2021年ねん2月がつ28日にち現在げんざい）
決算けっさん期き	2月がつ末日まつじつ
会計かいけい監査かんさ人じん	EY新しん日本にっぽん有限ゆうげん責任せきにん監査かんさ法人ほうじん
主要しゅよう株主かぶぬし	井筒屋いづつや共栄きょうえい持株もちかぶ会かい 9.4% 西日本鉄道にしにっぽんてつどう 9.2% 日本にっぽんマスタートラスト信託しんたく銀行ぎんこう（信託しんたく口こう） 4.1% だいこう証券ビジネスしょうけんびじねす 3.9% 福岡銀行ふくおかぎんこう 2.9% SBI証券しょうけん 1.6% 日本にっぽんカストディ銀行ぎんこう（信託しんたく口こう5） 1.5% 日本にっぽんカストディ銀行ぎんこう（信託しんたく口こう6） 1.2% 酒井さかい一いち 1.2% 北九州きたきゅうしゅう銀行ぎんこう 1.2% （2021年ねん2月がつ28日にち現在げんざい）
主要しゅよう子会社こがいしゃ	#主おもな関連かんれん企業きぎょうの項こうを参照さんしょう。
外部がいぶリンク	www.izutsuya.co.jp

井筒屋いづつや小倉こくら本店ほんてん（北九州きたきゅうしゅう市し小倉北こくらきた区く、2009年ねん1月がつ）

井筒屋いづつや八幡やはた店てん（後ごの黒崎くろさき店てん移転いてん前まえ）の屋上おくじょう遊技ゆうぎ場じょう（北九州きたきゅうしゅう市し八幡西やはたにし区く、1969年ねん7月がつ）

井筒屋いづつや黒崎くろさき店てん（北九州きたきゅうしゅう市し八幡西やはたにし区く、2017年ねん2月がつ時点じてんの写真しゃしん、2020年ねん8月がつに閉店へいてん）

株式会社かぶしきがいしゃ井筒屋いづつや（いづつや、英えい: IZUTSUYA CO.,LTD.）は、福岡ふくおか県けん北九州きたきゅうしゅう市しを地盤じばんとする百貨店ひゃっかてん。日本にっぽん百貨店ひゃっかてん協会きょうかい加盟かめい。

政令せいれい指定してい都市としである北九州きたきゅうしゅう市しにおいて百貨店ひゃっかてん事業じぎょうを展開てんかいする唯一ゆいいつの事業じぎょう者しゃ（事業じぎょうグループ）であり、過去かこに北九州きたきゅうしゅう市しで営業えいぎょうしていた他社たしゃの競合きょうごう百貨店ひゃっかてんは、全すべて同市どうしから撤退てったい・閉店へいてんしている。

• 黒崎くろさきそごう - 1979年ねん10月6日にち開店かいてん-2000年ねん12月25日にち閉店へいてん →井筒屋いづつや黒崎くろさき店てん
• 小倉おぐらそごう - 1993年ねん10月がつ10日とおか開店かいてん-2000年ねん12月25日にち閉店へいてん。
• 小倉玉屋こくらたまや - 2002年ねん12月25日にち閉店へいてん・廃業はいぎょう
• 小倉おぐら伊勢丹いせたん - 2004年ねんから2008年ねんまで

概要がいよう

1935年ねん7月がつ、小倉おぐら市長しちょうで旅館りょかん「梅屋うめや」主人しゅじんだった神崎かんざき慶けい次郎じろうと、門司もじ市し（現げん・北九州きたきゅうしゅう市し門司もじ区く）で呉服ごふく店てん「井筒屋いづつや」を経営けいえいしていた住岡すみおか由太郎よしたろうとの、共同きょうどう出資しゅっしにより設立せつりつされた。建物たてものの敷地しきちは梅屋うめやの土地とちを充当じゅうとうし、社名しゃめいは井筒屋いづつやの屋号やごうを継承けいしょう。更さらに設立せつりつにあたっては九州きゅうしゅう電気でんき軌道きどう（後ごの西日本鉄道にしにっぽんてつどう）の出資しゅっしを仰あおいだ。1936年ねん10月に小倉こくら本店ほんてんが開店かいてんした。このような経緯けいいがあるため、かつては西鉄にしてつグループに属ぞくしていた。なお、現在げんざいも西日本にしにほん鉄道てつどう（西鉄にしてつ）は9.2%の株式かぶしきを保有ほゆうする大だい株主かぶぬしである。

三越みつこし伊勢丹いせたんグループ主導しゅどうの全日本ぜんにほんデパートメントストアーズ開発かいはつ機構きこう（A・D・O）に加盟かめいしており、百貨店ひゃっかてん形態けいたいの直営店ちょくえいてんとして、本店ほんてん（北九州きたきゅうしゅう市し小倉北こくらきた区く船場ふなば町まち）の他ほかに、山口やまぐち県けん山口やまぐち市しで関連かんれん会社かいしゃにより店舗てんぽを運営うんえいしている。かつては黒崎くろさき店てん（同市どうし八幡西やはたにし区く黒崎くろさき）など福岡ふくおか県けん内外ないがいに複数ふくすう店舗てんぽがあった。現在げんざい福岡ふくおか県内けんないを中心ちゅうしんに進物しんもつ、婦人ふじん衣料いりょう雑貨ざっかなど限かぎられた商品しょうひんを扱あつかう小しょう店舗てんぽを展開てんかいしており、その多おおくが大型おおがた量販りょうはん店てんに併設へいせつまたは隣接りんせつしたサテライトショップである。

1号ごう店てんとして黒崎くろさき店てんに近接きんせつして設もうけた大型おおがた書店しょてん「井筒屋いづつやブックセンター」はその後ご、馬借ばしゃく駐車ちゅうしゃ場じょう再さい開発かいはつに合あわせた小倉こくら店てんオープンの際さい「ブックセンタークエスト」に名称めいしょう変更へんこう。のち別べつ法人ほうじん化かして独立どくりつ後ご、地場じば書店しょてんチェーンの積せき文ぶん館かん書店しょてん（福岡ふくおか市し）に株式かぶしきを売却ばいきゃく（後のちに同社どうしゃが吸収きゅうしゅう合併がっぺい）して井筒屋いづつやグループから離脱りだつしており、現在げんざいは井筒屋いづつやや西鉄にしてつとは無関係むかんけいな場所ばしょでの店舗てんぽ展開てんかいも行おこなっている。

2004年ねん2月がつに小倉おぐらそごう跡あとに開業かいぎょうした小倉おぐら伊勢丹いせたんにも30%出資しゅっしし、持分もちぶん法ほう適用てきよう会社かいしゃとなっていたが、商圏しょうけん競合きょうごうによる売うり上あげ不振ふしん・共倒ともだおれ状態じょうたい防止ぼうしの観点かんてんから、伊勢丹いせたん持分もちぶんの株式かぶしきを備忘びぼう価額かがくの1株かぶ1円えんで全すべて買かい取とり、2008年ねん4月がつ1日にちに「株式会社かぶしきがいしゃコレット井筒屋いづつや」（新店しんてん名めい「COLET IZUTSUYA」）に商号しょうごう変更へんこうして再さい開業かいぎょうした。伊勢丹いせたんとは、小倉おぐら伊勢丹いせたん開業かいぎょうを機きに全国ぜんこくに先駆さきがけ情報じょうほうシステムを統合とうごうするなど関係かんけいを強化きょうかしていたこともあり、大おおきな混乱こんらんなく移行いこうさせることができたとみられている。2009年ねん（平成へいせい21年ねん）3月11日にちには、井筒屋いづつや本店ほんてんとの棲すみ分わけを図はかるために改装かいそうし、新店しんてん名めい「コレット」に改称かいしょうした。

福岡ふくおか市しにおける事業じぎょう

1966年ねんに開業かいぎょうした福岡ふくおか市しのJR九州きゅうしゅう博多はかた駅えき博多はかた口こうの駅えきビル「博多はかたステーションビル」で関連かんれん会社かいしゃの博多井筒屋はかたいづつやが営業えいぎょうしていたが、2007年ねん3月がつ31日にちで九州きゅうしゅう新幹線しんかんせん博多はかた駅えき延伸えんしんに伴ともなうJR九州きゅうしゅうによる博多はかた駅えき再さい開発かいはつのため閉店へいてんした。同時どうじに博多井筒屋はかたいづつや社しゃも解散かいさんした。2005年ねん（平成へいせい17年ねん）1月がつ26日にちには社長しゃちょう名めいの文書ぶんしょで「新駅しんえきビルへの核かく百貨店ひゃっかてんとしての出店しゅってんについて前向まえむきに検討けんとうしたい」などと営業えいぎょう継続けいぞくを求もとめた。しかし、2006年ねん（平成へいせい18年ねん）4月がつ3日にちに、JR九州きゅうしゅうが、新博多しんはかた駅えきビルには阪急百貨店はんきゅうひゃっかてんが博多はかた阪急はんきゅうとして進出しんしゅつにすることで正式せいしきに合意ごういしたことを発表はっぴょうした。これにより、補償ほしょう金きん45億おく円えんで退去たいきょすることとなった。

博多井筒屋はかたいづつや閉店へいてんの際さい、井筒屋いづつやから発表はっぴょう・公開こうかいされた文章ぶんしょうの中なかで「新しんJR博多はかた駅えきビルでの営業えいぎょうは」と書かかれており、当時とうじから博多はかた駅えきビル以外いがいでの場所ばしょで再さい出店しゅってんを示唆しさ。その後ご2007年ねん（平成へいせい19年ねん）11月2日にちに博多はかたリバレインイニミニマニモ地下ちか2階かい部分ぶぶんに井筒屋いづつや本体ほんたいによる直営ちょくえい店舗てんぽ「SALON DE IZUTSUYA U（サロン・ド・井筒屋いづつや・ユー）」として開店かいてんした。「大人おとなの価値かち観かんにフィットする上質じょうしつなセレクトショップ」をコンセプトとしていた。しかし、売うり上あげが伸のび悩なやみ、会社かいしゃ全体ぜんたいの経営けいえいも厳きびしい状況じょうきょうとなったことから、「本拠ほんきょ（北九州きたきゅうしゅう）に経営けいえい資源しげんを集中しゅうちゅうする」として、2009年ねん（平成へいせい21年ねん）3月30日にちに同年どうねん6月がつをもって閉店へいてんし、福岡ふくおか市しから事実じじつ上じょう撤退てったいすると発表はっぴょうした。閉店へいてん後ごは、特産とくさん品ひんと九州きゅうしゅう産さん焼酎しょうちゅうを扱あつかう2店舗てんぽが引ひき続つづき営業えいぎょうしている。

経営けいえい再建さいけんの道みちのり

2009年ねん（平成へいせい21年ねん）2月がつ期き連結れんけつ決算けっさんで経常けいじょう損益そんえきが9期きぶりの赤字あかじに転落てんらくし、経営けいえい再建さいけんを図はかるため、以下いかの方策ほうさくが採とられることとなった。

• 北九州きたきゅうしゅう市内しないの直営ちょくえい2店てんの閉店へいてん時間じかんを繰くり上あげて19時じとするとともに、元日がんじつ以外いがいの定休ていきゅう日びを年とし8日にち程度ていどに限かぎって復活ふっかつさせる。
• 久留くる米べい井筒屋いづつや閉店へいてん後ごの2009年ねん（平成へいせい21年ねん）3月1日にち付づけで会長かいちょう以下いか全ぜん役員やくいんを降格こうかくとし、中村なかむら眞人まさとが社長しゃちょうに復帰ふっきするとともに営業えいぎょう本部ほんぶ長ちょうを兼かねる。同時どうじに、役員やくいん数すうを削減さくげんする。
• 外部がいぶに委託いたくしていた一部いちぶの業務ぎょうむを自前じまえに戻もどし、経費けいひを削減さくげんする。

またこれに加くわえ、筑豊ちくほう唯一ゆいいつの百貨店ひゃっかてんであった、子会社こがいしゃ運営うんえいの飯塚いいづか井筒屋いづつや（飯塚いいづか市し）についても、売うり上あげの回復かいふくが見込みこめないとして2009年ねん（平成へいせい21年ねん）8月がつ31日にちをもって閉店へいてんしたが、地元じもとからの再開さいかい要望ようぼうを受うけ、翌月よくげつ半なかばから井筒屋いづつや本体ほんたい直営ちょくえいの小型こがた店舗てんぽおよび外商がいしょう窓口まどぐち「飯塚いいづか・井筒屋いづつやサロン」の営業えいぎょうを開始かいしした。

それでもなお業績ぎょうせきが回復かいふくせず、2010年ねん（平成へいせい22年ねん）2月がつ期きの決算けっさんでも大幅おおはば赤字あかじになる見通みとおしとなったことから、同年どうねん1月がつ9日にち、福岡ふくおか・山口やまぐち・みずほといった主力しゅりょく取引とりひき銀行ぎんこうに対たいして金融きんゆう支援しえんを要請ようせいして合意ごういを受うけた 。 この責任せきにんをとるため、中村なかむらは後日ごじつ、社長しゃちょう職しょくを退任たいにんした（なお、中村なかむらは本業ほんぎょうに専念せんねんするため、それ以前いぜんから旧きゅうニューウェーブ北九州きたきゅうしゅう後援こうえん会かい会長かいちょうなど、兼務けんむしていた公職こうしょくを段階だんかい的てきであったが退しりぞいていた）。 これらの経費けいひ削減さくげんが功こうを奏そうし2010年ねん（平成へいせい22年ねん）8月がつ中間ちゅうかん連結れんけつ決算けっさんにおいて減収げんしゅうではあったが、3期きぶりに黒字くろじに転換てんかんした。

2018年ねん4月がつ10日とおか、2009年ねん9月がつ以来いらい、旧きゅう飯塚いいづか店てんの後継こうけいとして営業えいぎょうしていた飯塚いいづか・井筒屋いづつやサロンについて、商圏しょうけん内ないの消費しょうひ環境かんきょうが不透明ふとうめいな状況じょうきょうにある中なか、将来しょうらいの業績ぎょうせき好転こうてんの見通みとおしは厳きびしく、さらに、店舗てんぽ建物たてものの維持いじ・管理かんりコストの増加ぞうかも見込みこまれることから、同年どうねん10月がつ末まつでの閉店へいてんを決定けっていした。

同年どうねん7月がつ31日にち、経営けいえい不振ふしんにより賃料ちんりょう負担ふたんが重おもく、立たて直なおしが厳きびしいとして、宇部うべ店てん（山口やまぐち県けん宇部うべ市し）を同年どうねん12月がつ末まつ、コレットを2019年ねん2月がつ末まつ、黒崎くろさき店てんを2019年ねん5月がつ末まつでそれぞれ営業えいぎょう終了しゅうりょうし、関連かんれんの特別とくべつ損失そんしつ34億おく円えんを2018年ねん8月がつ中ちゅう間あいだ期きに計上けいじょうすることを発表はっぴょうした。黒崎くろさき店てんに関かんしては、建物たてものの大家たいかとなっている北九州きたきゅうしゅう市し出資しゅっしの第だい三さんセクター・メイト黒崎めいとくろさきとの賃料ちんりょう減額げんがく交渉こうしょうなどで黒字くろじとなる見通みとおしが付ついたため、同年どうねん7月がつ31日にちまではそのままで営業えいぎょう、8月がつ1日にちからは（7階かいのブックセンタークエストを除のぞいて）1階かいから3階かいに規模きぼを縮小しゅくしょうして営業えいぎょうを継続けいぞくする旨むねを2019年ねん2月がつ25日にちに発表はっぴょうした。ところが、井筒屋いづつやの縮小しゅくしょう営業えいぎょう継続けいぞく後ごに今度こんどはメイト黒崎めいとくろさき側がわが井筒屋いづつやからの賃料ちんりょう収入しゅうにゅう激減げきげんを主因しゅいんとして業績ぎょうせきが悪化あっか、最終さいしゅう的てきには2020年ねん1月がつ24日にちに破産はさんを申請しんせいした。このため同年どうねん4月がつ2日にちの取締役とりしまりやく会かいで、黒崎くろさき店てんを同年どうねん8月がつ17日にちに閉店へいてんすることを決定けっていし、閉店へいてんした（だが同年どうねんの9月がつ1日にちにイオンタウン黒崎くろさき1階かいにマイナーチェンジしたサテライト店舗てんぽとして再開さいかい）。

2021年ねん4月がつ20日はつかには、資本しほん金きんを105億おく3200万まん円えん→1億おく円えんに減資げんしし、資本しほん剰余じょうよ金きんも119億おく400万まん円えん→9億おく2400万まん円えんに減へらして利益りえき剰余じょうよ金きんに振ふり替かえ、累積るいせき損失そんしつを一掃いっそうすることを発表はっぴょうした。税制ぜいせい上じょうは中小ちゅうしょう企業きぎょうとなり、税ぜい負担ふたんも軽減けいげんされる。

沿革えんかく

• 1935年ねん（昭和しょうわ10年ねん）7月がつ30日にち - 株式会社かぶしきがいしゃ井筒屋いづつや百貨店ひゃっかてんとして設立せつりつ。
• 1936年ねん（昭和しょうわ11年ねん）10月6日にち - 「井筒屋いづつや」（現在げんざいの本店ほんてん）を開店かいてん。
• 1937年ねん（昭和しょうわ12年ねん） - 九州きゅうしゅう電気でんき軌道きどう（西日本鉄道にしにっぽんてつどうの前身ぜんしん）系列けいれつの株式会社かぶしきがいしゃ九きゅう軌百貨店ひゃっかてんと吸収きゅうしゅう合併がっぺい。その後ご九州きゅうしゅう電気でんき軌道きどう系列けいれつに入はいる。
• 1949年ねん（昭和しょうわ24年ねん） - 飯塚いいづか支店してんが開店かいてん。
• 1951年ねん（昭和しょうわ26年ねん）10月 - 株式会社かぶしきがいしゃ井筒屋いづつやに商号しょうごう変更へんこう。
• 1959年ねん（昭和しょうわ34年ねん）11月 - 八幡やはた店てん（後ごの黒崎くろさき店てん）が開店かいてん。
• 1961年ねん（昭和しょうわ36年ねん）12月 - 福岡ふくおか証券しょうけん取引とりひき所しょに上場じょうじょう。
• 1965年ねん（昭和しょうわ40年ねん）10月がつ - 飯塚いいづか支店してんを分社ぶんしゃ化かして設立せつりつした株式会社かぶしきがいしゃ飯塚いいづか井筒屋いづつや（1964年ねん8月がつの法人ほうじん設立せつりつ時じは株式会社かぶしきがいしゃ井光いかり。その後ご、1965年ねん3月がつに商号しょうごう変更へんこう）が飯塚いいづか店てんを開店かいてん。
• 1966年ねん（昭和しょうわ41年ねん） - 子会社こがいしゃの株式会社かぶしきがいしゃ博多井筒屋はかたいづつやが博多はかた駅えきビルで店舗てんぽ開店かいてん。
• 1969年ねん（昭和しょうわ44年ねん）10月がつ - 株式会社かぶしきがいしゃ宇部うべちまきやとの共同きょうどう出資しゅっしにより株式会社かぶしきがいしゃ井筒屋いづつやちまきや（1972年ねん4月がつに株式会社かぶしきがいしゃ宇部うべ井筒屋いづつやへ商号しょうごう変更へんこう）を設立せつりつ。同年どうねん12月がつに「井筒屋いづつやちまきや」（現在げんざいの山口やまぐち井筒屋いづつや宇部うべ店てん）を開店かいてん。
• 1972年ねん（昭和しょうわ47年ねん）9月1日にち - 東京とうきょう証券しょうけん取引とりひき所しょ二に部ぶに上場じょうじょう。
• 1973年ねん（昭和しょうわ48年ねん）7月がつ - 東京とうきょう証券しょうけん取引とりひき所しょ一部いちぶに指定してい替がえ。
• 1979年ねん（昭和しょうわ54年ねん）10月がつ - 若松わかまつ井筒屋いづつやを開業かいぎょう。
• 1987年ねん（昭和しょうわ62年ねん）10月がつ - 浮羽うきわ井筒屋いづつやが開店かいてん。
• 1995年ねん（平成へいせい7年ねん）8月がつ - 若松わかまつ井筒屋いづつやが閉店へいてん。
• 1997年ねん（平成へいせい9年ねん）9月がつ - 浮羽うきわ井筒屋いづつやが閉店へいてん。
• 1998年ねん（平成へいせい10年ねん）8月がつ - 本店ほんてん新館しんかんが開店かいてん。
• 2001年ねん（平成へいせい13年ねん）
  • 1月がつ - 大牟田おおむた井筒屋いづつやが閉店へいてん（ゆめタウン大牟田おおむた1階かいに移転いてん）。
  • 10月 - 黒崎くろさき店てんを現在地げんざいち（黒崎くろさき駅えき前まえの黒崎くろさきそごう退すさ店みせ跡あと）に移転いてん。
• 2002年ねん（平成へいせい14年ねん）4月がつ - 井筒屋いづつやアネックス-1（旧きゅう黒崎くろさき店てん）が開店かいてん。
• 2003年ねん（平成へいせい15年ねん） - 伊勢丹いせたんと提携ていけい関係かんけいを樹立じゅりつ。以後いご子会社こがいしゃ整理せいり・小倉おぐら伊勢丹いせたん開業かいぎょうなどにおいて、支援しえんを受うける。
• 2007年ねん（平成へいせい19年ねん）
  • 3月31日にち - 博多井筒屋はかたいづつやが閉店へいてん。
  • 11月 - 「サロン・ド・井筒屋いづつやU」が開店かいてん。
  • 12月25日にち - 伊勢丹いせたんが小倉おぐらからの撤退てったいを表明ひょうめいしたことに伴ともない、株式会社かぶしきがいしゃ小倉こくら伊勢丹いせたんの全ぜん株式かぶしきを取得しゅとくし、店舗てんぽ運営うんえいを引ひき継つぐ方針ほうしんを発表はっぴょう。
• 2008年ねん（平成へいせい20年ねん）
  • 4月がつ1日にち - 小倉おぐら伊勢丹いせたんを引ひき継つぎ「コレット井筒屋いづつや」を開店かいてん。株式会社かぶしきがいしゃ小倉こくら伊勢丹いせたんを株式会社かぶしきがいしゃコレット井筒屋いづつやに商号しょうごう変更へんこう。
  • 5月 - 株式会社かぶしきがいしゃ宇部うべ井筒屋いづつやを株式会社かぶしきがいしゃ山口やまぐち井筒屋いづつやに商号しょうごう変更へんこう。
  • 10月3日にち - 株式会社かぶしきがいしゃ山口やまぐち井筒屋いづつやが宇部うべ市しから山口やまぐち市しに本社ほんしゃを移転いてん、株式会社かぶしきがいしゃちまきやが運営うんえいしていた「ちまきや」を引ひき継つぎ「山口やまぐち井筒屋いづつや」として再さい開業かいぎょう。
• 2009年ねん（平成へいせい21年ねん）
  • 2月がつ28日にち - 久留くる米べい井筒屋いづつやが閉店へいてん。
  • 3月11日にち - コレット井筒屋いづつやを改装かいそうし、店名てんめいを「コレット」に改称かいしょう。
  • 6月30日にち - サロン・ド・井筒屋いづつやUが閉店へいてん。
  • 8月がつ31日にち - 飯塚いいづか井筒屋いづつやが閉店へいてん。
  • 9月11日にち - 飯塚いいづか井筒屋いづつやが「飯塚いいづか・井筒屋いづつやサロン」として規模きぼを縮小しゅくしょうし再さい開業かいぎょう。
• 2014年ねん（平成へいせい26年ねん）
  • 10月 - 飯塚いいづか・井筒屋いづつやサロンを再度さいど縮小しゅくしょう。1階かいのみの営業えいぎょうとなる。
• 2015年ねん（平成へいせい27年ねん）
  • 10月 - 井筒屋いづつやアネックス-1（旧きゅう黒崎くろさき店てん）の営業えいぎょうを終了しゅうりょう。同どうビルの解体かいたい工事こうじに入はいる。
• 2016年ねん（平成へいせい28年ねん）
  • 6月がつ - 井筒屋いづつやアネックス-1の解体かいたい完了かんりょう。土地とちは井筒屋いづつやが保有ほゆうしていたが、2017年ねんに第だい一いち交通こうつう産業さんぎょうに売却ばいきゃく。
  • 2018年ねん（平成へいせい30年ねん）
• 10月31日にち - 飯塚いいづか・井筒屋いづつやサロンが閉店へいてん
• 12月31日にち - 宇部うべ店てんが閉店へいてん
• 2019年ねん（平成へいせい31年ねん/令れい和わ元年がんねん）
  • 2月がつ28日にち - コレットが閉店へいてん
  • 8月がつ1日にち - 黒崎くろさき店てんが規模きぼ縮小しゅくしょう
• 2020年ねん (令れい和わ2年ねん)
  • 8月がつ17日にち　- 黒崎くろさき店てんが閉店へいてん
  • 9月1日にち　- イオンタウン黒崎くろさきにサテライト店舗てんぽとして「イオンタウン黒崎くろさきショップ」を再開さいかい。

店舗てんぽ

小倉おぐら本店ほんてん

通称つうしょう：小倉おぐら井筒屋いづつや。北九州きたきゅうしゅう市し小倉北こくらきた区く船場ふなば町まち1番ばん1号ごう。

以前いぜんは本館ほんかんの西側にしがわに紫川むらさきがわ別館べっかんが存在そんざいしたが、駐車ちゅうしゃ場じょう棟とう跡地あとちに建設けんせつした新館しんかん開業かいぎょうを期きに取とり壊こわされた。跡地あとちには井筒屋いづつやが飲食いんしょく店てんなどを集あつめた施設しせつ「紫むらさき江こう'S（しこうず）」を開業かいぎょうさせており、井筒屋いづつや本館ほんかんとは地下ちか通路つうろで繋つながっている（北九州きたきゅうしゅう市しルネッサンス構想こうそうも参照さんしょう）。

現在げんざいは本館ほんかん横よこに新館しんかんが建たてられ、連絡れんらく通路つうろで繋つながっている。

1980年代ねんだいには東側ひがしがわ出入口でいりぐちの上うえに電光でんこう掲示板けいじばんが設置せっちされていたが、現在げんざいは撤去てっきょされている。また同どう時期じきより電光でんこう掲示板けいじばん下かにはピーターパンをモチーフにしたからくり時計とけいが設置せっちされているが、現在げんざいは定時ていじになっても稼働かどうしていない。

山口やまぐち店てん

株式会社かぶしきがいしゃ山口やまぐち井筒屋いづつやによる運営うんえい。山口やまぐち市し中市なかいち町まち3番ばん3号ごう。

サテライトショップ（ギフトショップ、小型こがた売店ばいてん）

北九州きたきゅうしゅう空港くうこう店てん

現行げんこう店舗てんぽについては、店舗てんぽ情報じょうほうを参照さんしょう

過去かこに存在そんざいした店舗てんぽ

八幡やはた支店してん→黒崎くろさき店てん

井筒屋いづつや八幡やはた支店してん
店舗てんぽ概要がいよう
所在地しょざいち	北九州きたきゅうしゅう市し八幡西やはたにし区く黒崎くろさき町まち20
正式せいしき名称めいしょう	井筒屋いづつや八幡やはた支店してん
延のべ床ゆか面積めんせき	17,570 m²
商業しょうぎょう施設しせつ面積めんせき	11,064 m²
営業えいぎょう時間じかん	10:00-18:00

通称つうしょう：黒崎くろさき井筒屋いづつや。八幡西やはたにし区く黒崎くろさき1丁目ちょうめ1番ばん1号ごう、クロサキメイト西にしブロック（旧きゅう黒崎くろさきそごう跡あと）。

2019年ねん5月がつ31日にちをもって営業えいぎょう終了しゅうりょう予定よていだったが、7月がつ31日にちまで現状げんじょう規模きぼで、翌よく8月がつ1日にちより1階かいから3階かいに営業えいぎょうフロアを縮小しゅくしょうした上うえで営業えいぎょう継続けいぞく。メイト黒崎めいとくろさきの破産はさんに伴ともない、2020年ねん8月がつ17日にちに閉店へいてんした。

百貨店ひゃっかてん業態ぎょうたいとしての店舗てんぽは幕まくを閉とじたが、14日にちの空白くうはく期間きかんを経へて9月がつ1日にち、イオンタウン黒崎くろさきに（百貨店ひゃっかてん業態ぎょうたいではない）サテライトではあるが後継こうけい店舗てんぽが開店かいてんした。

井筒屋いづつやアネックス-1

井筒屋いづつやアネックス-1（2009年ねん3月がつ）

黒崎くろさき店てんが2001年ねんに旧きゅう黒崎くろさきそごう跡あとへ移転いてん後ご、旧きゅう黒崎くろさき店てんをリニューアルして2002年ねんに開業かいぎょうした。裏手うらてにあったブックセンタークエスト黒崎くろさき店てん（旧きゅう井筒屋いづつやブックセンター）を移転いてん開業かいぎょうさせ、無印むじるし良品りょうひん、家具かぐ店てんi-Maison等とうの専門せんもん店てん商業しょうぎょう施設しせつとして営業えいぎょうを続つづけたが、ビルの老朽ろうきゅう化かに伴ともなう維持いじ管理かんりや黒崎くろさき店てんへの一極いっきょく集中しゅうちゅうを理由りゆうに、2015年ねん、55年間ねんかんの同どうビルでの営業えいぎょうに幕まくを下おろした。

本城ほんじょう店てん

北九州きたきゅうしゅう市し八幡西やはたにし区く光貞台みつさだだい1丁目ちょうめにあった、屋上おくじょうに駐車ちゅうしゃ場じょうを備そなえる郊外こうがい型がたの2階かい建だての店舗てんぽ。近ちかくに産業医科大学さんぎょういかだいがくが開設かいせつされた3年ねん後ごの1981年ねんに、同どう大学だいがく北側きたがわの大学だいがく関係かんけい者しゃも多おおく住すむ住宅じゅうたく街がいに開店かいてんしたが、幹線かんせん道路どうろに面めんしていないことや、鉄道てつどう駅えきに直結ちょっけつしていないことなどから経営けいえい状じょう況きょうは改善かいぜんせず、1984年ねんに閉店へいてん。跡地あとちはしばらく空あき店舗てんぽの後のち、太陽たいよう家具かぐ北九州きたきゅうしゅう西にし店てんが開業かいぎょうしていたが2018年ねんに閉店へいてんしている。

閉店へいてん後ごは長ながらく、旧きゅう店舗てんぽから東ひがし方向ほうこうに3kmほど離はなれた場所ばしょにある「Mr.Max本城ほんじょうショッピングセンター」にて「本城ほんじょう・井筒屋いづつやサロン」を運営うんえいしていたが、現在げんざいはイオン若松わかまつ店てんに移転いてんし、「二島ふたじまショップ」として出店しゅってんしている。

中津なかつ店てん

大分おおいた県けん中津なかつ市しのJR九州きゅうしゅう中津なかつ駅えき北側きたがわに1978年ねん（昭和しょうわ53年ねん）10月がつ、売場うりば面積めんせき2257平方へいほうメートルの店舗てんぽを開店かいてんした。当初とうしょは大分おおいた交通こうつうと提携ていけいする形かたちで駅えき南側みなみがわの同社どうしゃ所有しょゆう地ちに売場うりば面積めんせき8千せん平方へいほうメートル程度ていどの中型ちゅうがた百貨店ひゃっかてんを建設けんせつし、バスターミナルを併設へいせつする計画けいかくをもっていたが、地元じもと商業しょうぎょう者しゃの百貨店ひゃっかてん計画けいかくへの反対はんたいにより実現じつげんしなかった。2000年ねん（平成へいせい12年ねん）8月がつ24日にち、売上うりあげ不振ふしんを理由りゆうに閉店へいてんを発表はっぴょうし、同年どうねん12月がつ末まつをもって店舗てんぽを閉鎖へいさ・撤退てったいした。中津なかつ店てんの閉店へいてん後ごは、ゆめタウン中津なかつに「中津なかつショップ」を出店しゅってんしている。

若松わかまつ井筒屋いづつや

北九州きたきゅうしゅう市し若松わかまつ区く本町ほんまち3丁目ちょうめにあった「丸まる柏かしわ百貨店ひゃっかてん」（1938年ねん開業かいぎょう）を1979年ねん10月に買収ばいしゅうし、「若松わかまつ井筒屋いづつや」として子会社こがいしゃ化かし営業えいぎょうしていたが、1995年ねんに閉店へいてん。若松わかまつ井筒屋いづつやは北九州きたきゅうしゅう市役所しやくしょの売店ばいてん運営うんえいも担当たんとうしていたため、閉店へいてん後ごの売店ばいてん運営うんえいは井筒屋いづつや本体ほんたいが引ひき継ついだ。

閉店へいてん後ごの建物たてものは数すう年間ねんかん放置ほうちされていたが、解体かいたい後ごは空地くうちとなっていた期間きかんを経へて、2007年ねんにホテルルートイン北九州きたきゅうしゅう若松わかまつ駅えき東ひがしが建たっている。

若松わかまつ井筒屋いづつや閉店へいてんから12年ねん後ごの2007年ねん3月がつ10日とおかに、「サンリブ若松わかまつ店てん」に「井筒屋いづつや若松わかまつショップ」を出店しゅってん。売場うりば面積めんせきは320平方へいほうメートルで、洋菓子ようがし・和菓子わがしやギフト、婦人ふじん服ふく等とうを販売はんばいする。

博多井筒屋はかたいづつや

博多はかたステーションビルに入居にゅうきょしていた。1966年ねんに開店かいてん。2007年ねん3月31日にち午後ごご7時じをもって博多はかた駅えき再さい開発かいはつのため閉店へいてんした（上述じょうじゅつ）。

詳細しょうさいは「博多井筒屋はかたいづつや」を参照さんしょう

SALON DE IZUTSUYA U

博多はかた店てんの事実じじつ上じょうの後継こうけい店舗てんぽとして、博多はかたリバレインイニミニマニモ地下ちか2階かいに開店かいてんしたが、2009年ねん6月がつに撤退てったいした（上述じょうじゅつ）。

久留くる米べい井筒屋いづつや

子会社こがいしゃの「久留くる米べい井筒屋いづつや」による運営うんえい。業績ぎょうせき不振ふしんにより2009年ねん2月がつをもって閉店へいてんしたが、同社どうしゃの運営うんえいする大牟田おおむた、筑後ちくごのサテライトショップの営業えいぎょうは継続けいぞくしていた。後のちに大牟田おおむたショップは本社ほんしゃ直営ちょくえいに移管いかんされ、筑後ちくごショップは閉店へいてんした。法人ほうじんは現存げんそんしており、不動産ふどうさん管理かんり業ぎょうを担になう。

詳細しょうさいは「久留くる米べい井筒屋いづつや」を参照さんしょう

久留くる米べい井筒屋いづつや大牟田おおむた店てん

久留くる米べい井筒屋いづつやが大牟田おおむた市しの西鉄にしてつ天神てんじん大牟田線おおむたせん新しん栄町さかえまち駅えき前まえに1970年ねんに開業かいぎょうし、2000年ねん12月に閉店へいてんした。現在げんざいはゆめタウン大牟田おおむたで「大牟田おおむたショップ」を営業えいぎょうしている。

飯塚いいづか井筒屋いづつや

株式会社かぶしきがいしゃ 飯塚いいづか井筒屋いづつや

飯塚いいづか井筒屋いづつや（2009年ねん5月がつ）
種類しゅるい	株式会社かぶしきがいしゃ
市場いちば情報じょうほう	非ひ上場じょうじょう
本社ほんしゃ所在地しょざいち	日本にっぽん 福岡ふくおか県けん飯塚いいづか市し本町ほんまち9-17
設立せつりつ	1965年ねん（昭和しょうわ40年ねん）10月9日にち
業種ぎょうしゅ	小売こうり業ぎょう
法人ほうじん番号ばんごう	7290801000329
事業じぎょう内容ないよう	百貨店ひゃっかてんの運営うんえい
代表だいひょう者しゃ	代表だいひょう取締役とりしまりやく社長しゃちょう 丸林まるばやし和徳かずのり
資本しほん金きん	1000万まん円えん
売上うりあげ高だか	9億おく5000万まん円えん （1967年ねん（昭和しょうわ42年ねん）） ↓ 11億おく円えん （1968年ねん（昭和しょうわ43年ねん））
従業じゅうぎょう員数いんずう	133

飯塚いいづか井筒屋いづつや
店舗てんぽ概要がいよう
所在地しょざいち	福岡ふくおか県けん飯塚いいづか市し本町ほんまち9-17
正式せいしき名称めいしょう	飯塚いいづか井筒屋いづつや
延のべ床ゆか面積めんせき	4,765 m²
商業しょうぎょう施設しせつ面積めんせき	3,247 m²
営業えいぎょう時間じかん	10:00-18:00

株式会社かぶしきがいしゃ丸まる神しん百貨店ひゃっかてん（1936年ねん創業そうぎょう・飯塚いいづか市し東町ひがしまち）を買収ばいしゅう、当時とうじ小倉おぐらでのみ営業えいぎょうしていた井筒屋いづつやの初はつの支店してんとして1949年ねんに開業かいぎょうし、後のちに分社ぶんしゃされ「飯塚いいづか井筒屋いづつや」として営業えいぎょうを行おこなった。2007年ねん頃ころから百貨店ひゃっかてん営業えいぎょうを終了しゅうりょうする2009年ねんまで、小倉おぐら本店ほんてんで販売はんばいしている「いづつや饅頭まんじゅう」の社やしろ章あきら焼印やきいんを、地元じもと出身しゅっしんで内閣ないかく総理そうり大臣だいじんを務つとめた麻生あそう太郎たろうの似顔絵にがおえに変かえた「たろちゃん饅頭まんじゅう」を販売はんばいしていた。

飯塚いいづか井筒屋いづつやとしての百貨店ひゃっかてん営業えいぎょうは2009年ねんに終了しゅうりょうしたが、その後ごは4階かい建だてビルの1階かい・2階かいだけに店舗てんぽを縮小しゅくしょうし、「飯塚いいづか・井筒屋いづつやサロン」として営業えいぎょうを続つづけた。しかし2018年ねん10月でビルの老朽ろうきゅう化かによるコスト増大ぞうだい等とうを理由りゆうに閉店へいてんした。後継こうけいとして、「飯塚いいづかショップ」をイオン穂波ほなみショッピングセンター内ないに開店かいてんしている。

浮羽うきわ井筒屋いづつや

1987年ねん10月に、ショッピングセンター「うきはプラザ」の核かく店舗てんぽとして開店かいてんし、1997年ねん9月に閉店へいてんした。

過去かこに存在そんざいしたサテライトショップ（ギフトショップ、小型こがた売店ばいてん）

小倉おぐら記念きねん病院びょういん売店ばいてん

小倉おぐら記念きねん病院びょういんの移転いてんに伴ともない閉店へいてん。

福岡空港ふくおかくうこう店てん

かつて福岡空港ふくおかくうこう国内線こくないせんターミナルに出店しゅってんしていた。正式せいしき店舗てんぽ名めいは不ふ詳しょう。

小郡おごおりショップ

かつて小郡おぐに市しの西鉄小郡にしてつおごおり駅えき前まえに出店しゅってんしていた。現在げんざいは空家あきやとなっており、民主党みんしゅとうの選挙せんきょ事務所じむしょとして使つかわれたこともある。外装がいそうにIZUTSUYAマークの跡あとが確認かくにんできる。

筑後ちくごショップ

筑後ちくご市し。久留くる米べい井筒屋いづつや閉店へいてん後ごも運営うんえいされていたが、久留くる米べい井筒屋いづつやの営業えいぎょう休止きゅうしに伴ともない閉店へいてん。

出店しゅってんを計画けいかくしていた店舗てんぽ

大分おおいた店てん

中津なかつ店てんに続つづき新しん産業さんぎょう都市としとして発展はってんが期待きたいされた大分おおいた市しへの出店しゅってんを目指めざし、同どう市内しないへの出店しゅってん用地ようちを決定けってい、用地ようち買収ばいしゅう費用ひようの10億おく円えんを含ふくむ事業じぎょう費ひ50億おく円えんを投とうじ、売場うりば面積めんせき2万まん6324平方へいほうメートルの百貨店ひゃっかてんとして1973年ねん（昭和しょうわ48年ねん）10月がつ1日にちに営業えいぎょう開始かいしする計画けいかくを百貨店ひゃっかてん審議しんぎ会かいに申請しんせいしていたが、大分おおいた市しの購買こうばい力りょくが当初とうしょ想定そうていしていたほど伸のびなかったことから出店しゅってんを取とりやめた。

井筒屋いづつやの出店しゅってん断念だんねん後ご、大分おおいた店てんの出店しゅってん予定よてい地ちは大分おおいた市しが総合そうごうコミュニティセンターの建設けんせつ用地ようちとして取得しゅとくし、1986年ねん（昭和しょうわ61年ねん）6月がつに図書館としょかんや文化ぶんかホールなどからなる複ふく合あい施設しせつ「コンパルホール」として開館かいかんした。

西鉄にしてつ福岡ふくおか駅えき再さい開発かいはつへの出店しゅってん計画けいかく

かつての親会社おやがいしゃであった西日本鉄道にしにっぽんてつどうによる西鉄にしてつ福岡ふくおか駅えきの再さい開発かいはつ構想こうそうに対たいし、三越みつこし、そごう、岩田屋いわたやなどの百貨店ひゃっかてんと並ならび出店しゅってん意向いこうを表明ひょうめいしていた。西鉄にしてつは三越みつこし・井筒屋いづつやグループとしての出店しゅってん計画けいかくを選定せんていし、当初とうしょ運営うんえい会社かいしゃに井筒屋いづつやも出資しゅっししていたが、最終さいしゅう的てきには三越みつこしによる「福岡三越ふくおかみつこし」として1997年ねん（平成へいせい9年ねん）に開店かいてんした。

主おもな関連かんれん会社かいしゃ

山口やまぐち井筒屋いづつや本店ほんてん（2008年ねん10月がつ）

山口やまぐち井筒屋いづつや宇部うべ店てん（2009年ねん1月がつ）

株式会社かぶしきがいしゃ山口やまぐち井筒屋いづつや

1969年ねん（昭和しょうわ44年ねん）にちまきやとの合弁ごうべんで「井筒屋いづつやちまきや」として開業かいぎょう。1972年ねん（昭和しょうわ47年ねん）に井筒屋いづつやの100%出資しゅっしとなり、2008年ねん（平成へいせい20年ねん）に現げん社名しゃめいに変更へんこう。

株式会社かぶしきがいしゃ井筒屋いづつや友ともの会かい

株式会社かぶしきがいしゃレストラン井筒屋いづつや

井筒屋いづつや各店かくてんのレストラン、飲食いんしょく店てんの運営うんえいの他ほか、小倉北こくらきた区役所くやくしょや九州厚生年金病院きゅうしゅうこうせいねんきんびょういんのレストランの運営うんえいも行おこなっている。

株式会社かぶしきがいしゃ井筒屋いづつや商事しょうじ

その他たの関連かんれん企業きぎょうについては、公式こうしきサイトのグループ企業きぎょう案内あんないを参照さんしょう

過去かこの関連かんれん会社かいしゃ

コレット（2009年ねん6月がつ）

株式会社かぶしきがいしゃコレット井筒屋いづつや

旧きゅう店名てんめい・社名しゃめい「小倉おぐら伊勢丹いせたん」。実質じっしつ的てきには、運営うんえいは小倉おぐら本店ほんてんと一体化いったいかされていたが、法人ほうじんは別べつであった。2020年ねん2月がつに清算せいさん結ゆい了りょう。

博多井筒屋はかたいづつや

過去かこにJR博多はかた駅えきビル内ないにあった。駅えきビル建替たてかえに伴ともない、2007年ねん（平成へいせい19年ねん）3月がつ末すえに閉店へいてん、法人ほうじんも解散かいさんした。4月がつ以降いこうは、しばらくの間あいだ井筒屋いづつや本社ほんしゃが博多はかた駅えきの専門せんもん店てん街がいに相談そうだん窓口まどぐちを設もうけていた。

井筒屋いづつやウィズカード

山口やまぐちフィナンシャルグループに属ぞくするカード会社かいしゃ。伊勢丹いせたんとの提携ていけいの際さい、伊勢丹いせたんのMDシステム・顧客こきゃく情報じょうほう分析ぶんせきシステムを有効ゆうこう活用かつようするために譲渡じょうとし、伊勢丹いせたんアイカード子会社こがいしゃとなった。後のちに伊勢丹いせたん経営けいえい統合とうごうで発足ほっそくした三越みつこし伊勢丹いせたんホールディングスの事業じぎょう見直みなおし過程かていで、山口やまぐちフィナンシャルグループに売却ばいきゃくされ現在げんざいに至いたる。

ブックセンタークエスト

分社ぶんしゃ後ご、株式かぶしきの90%を積せき文ぶん館かん書店しょてんに売却ばいきゃく。そのため、井筒屋いづつやの持株もちかぶ比率ひりつは10%に低下ていかし、関連かんれん会社かいしゃではなくなった。その後ご、積せき文ぶん館かん書店しょてんと共ともに日本にっぽん出版しゅっぱん販売はんばいの連結れんけつ対象たいしょう関連かんれん会社かいしゃとなり、井筒屋いづつやの連結れんけつ対象たいしょうから外はずれているが、従来じゅうらい通どおり井筒屋いづつやウィズカードなども利用りようできる。2009年ねん（平成へいせい21年ねん）3月1日にち付づけで積せき文ぶん館かん書店しょてんと合併がっぺい（合併がっぺい後ごの社名しゃめいは、株式会社かぶしきがいしゃ積せき文ぶん館かん書店しょてん）。

タミー

西日本鉄道にしにっぽんてつどうと共同きょうどう出資しゅっしで西鉄にしてつ久留米くるめ駅えきビルでスーパーマーケットを運営うんえい。後のちにグランドストア西都さいとと合併がっぺい。その後ご、西鉄にしてつストアに吸収きゅうしゅうされた。

その他たの話題わだい

• 流通りゅうつう業界ぎょうかいへの就職しゅうしょくを後押あとおしするため、全国ぜんこくで初はじめて店舗てんぽ販売はんばい員いんを養成ようせいする専門せんもん学校がっこう「西日本にしにほんリテールカレッジ」を2005年ねん（平成へいせい17年ねん）4月がつに開校かいこうした。
• 2000年代ねんだい前半ぜんはんにテレビ西日本てれびにしにほんで放送ほうそうされていた番組ばんぐみ『女神めがみのアンクレット』の一いち社しゃ提供ていきょうを行おこなっていた。北九州きたきゅうしゅうにゆかりのある人ひとにスポットを当あて、贈おくり物もの、プレゼントに関かんするトークを繰くり広ひろげる15分ふん番組ばんぐみであった。
• 北九州きたきゅうしゅう市しに拠点きょてんを置おくJリーグクラブ、ギラヴァンツ北九州きたきゅうしゅうのイヤーブックスポンサーを務つとめている。かつてはベンチ広告こうこくスポンサーを務つとめていた。同どうクラブがニューウェーブ北九州きたきゅうしゅうとして九州きゅうしゅうサッカーリーグに加盟かめいしていた2007年ねんまでは、ユニフォームスポンサーであった。
• 2014年ねんに放送ほうそうされたドラマ『MOZU』、2017年ねん2月がつ11日にちに公開こうかいされた映画えいが『相棒あいぼう -劇場げきじょう版ばんIV- 首都しゅとクライシス 人質ひとじちは50万まん人にん! 特命とくめい係がかり 最後さいごの決断けつだん』などのロケ地ちとして、小倉こくら店てんと周辺しゅうへん道路どうろが使用しようされ、従業じゅうぎょう員いんも出演しゅつえんした。

外部がいぶリンク

• 公式こうしきウェブサイト
• 北九州きたきゅうしゅう市しの百貨店ひゃっかてん史し 黒崎くろさきそごうメモリアル