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古川ふるかわかおる

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』
古川ふるかわ かおる
誕生たんじょう (1925-06-05) 1925ねん6月5にち
日本の旗 日本にっぽん山口やまぐちけん下関しものせき
死没しぼつ (2018-05-05) 2018ねん5月5にち(92さいぼつ
日本の旗 日本にっぽん山口やまぐちけん下関しものせき
墓地ぼち 下関しものせきこう山寺やまでら
職業しょくぎょう 小説しょうせつ
最終さいしゅう学歴がくれき 山口大学やまぐちだいがく教育きょういく学部がくぶ
活動かつどう期間きかん 1965ねん - 2018ねん
代表だいひょうさく走狗そうく」(1965ねん
女体にょたいぞうこころざし」(1973ねん
ふさがおきなにじ」(1974ねん
漂泊ひょうはくしゃのアリア』(1990ねん多数たすう
おも受賞じゅしょうれき だい104かい直木賞なおきしょう(1990ねん
山口やまぐちけん文化ぶんか振興しんこう奨励しょうれい特別とくべつしょう(1991ねん
デビューさく 「ジープのいえ
パートナー 森重もりしげ香代子かよこ
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古川ふるかわ かおる(ふるかわ かおる、1925ねん6月5にち - 2018ねん5月5にち)は、日本にっぽん小説しょうせつつま歌人かじん森重もりしげ香代子かよこ[1]

来歴らいれき人物じんぶつ

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山口やまぐちけん下関しものせき出身しゅっしん、18さい航空機こうくうき製造せいぞう会社かいしゃ入社にゅうしゃし、1945ねん召集しょうしゅうされ、兵庫ひょうごけん丹波たんば篠山しのやま航空こうくう通信つうしん連隊れんたい教育きょういく期間きかんちゅう終戦しゅうせんむかえた[2][3]

復員ふくいん宇部うべたて高等こうとう学校がっこうげん山口やまぐち県立けんりつ宇部うべ中央ちゅうおう高等こうとう学校がっこう定時ていじせい編入へんにゅうがく、1953ねん山口大学やまぐちだいがく教育きょういく学部がくぶ卒業そつぎょう中学ちゅうがく教師きょうし山口やまぐち新聞しんぶんしゃはいり、記者きしゃ編集へんしゅう局長きょくちょうつとめる。1970ねん退社たいしゃ作家さっか専業せんぎょうとなった。

郷土きょうど作家さっかとして、作品さくひんだい多数たすうは、戦国せんごくもう利家としいえ幕末ばくまつ長州ちょうしゅうはん明治維新めいじいしん山口やまぐちけん周防すおうこく長門ながとこく)の関連かんれん人物じんぶつげた歴史れきし小説しょうせつ随筆ずいひつであった。

わかのエピソード

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古川ふるかわは、芥川賞あくたがわしょう受賞じゅしょう作家さっか火野ひの葦平あしへい講演こうえんを2いている。1度目どめは1939ねん昭和しょうわ14ねんはるころ、火野ひの葦平あしへい宇部うべ渡辺わたなべおう記念きねん会館かいかん講演こうえんしたとき、古川ふるかわあにたちにさそわれてにいった。壇上だんじょう火野ひの軍服ぐんぷく姿すがたこし銃剣じゅうけんをつるしていた。
2度目どめ講演こうえんいたのは、1951ねん昭和しょうわ26ねんなつ夕刻ゆうこく古川ふるかわ学生がくせいだった。アルバイトさき小野田おのだセメントのつとめがわった帰路きろに「火野ひの葦平あしへいる!」という手書てがきのポスターがはいり、すぐちかくの公民館こうみんかんだったので入場にゅうじょうした。会場かいじょう満員まんいんで、火野ひの本人ほんにんは、ややくたびれた軍服ぐんぷくていた[4]

1946ねん昭和しょうわ21ねん)、世界せかいてきなヴァイオリニストの諏訪すわ自子よりこが、山口やまぐち占領せんりょうぐんのためにリサイタルやるというので、古川ふるかわ会場かいじょうはいるところをった。占領せんりょうぐん将校しょうこうたちがずらっとならんで挙手きょしゅれい一番いちばんえらいべいぐん大佐たいさ少佐しょうさかが握手あくしゅもとめると、をピンとばして握手あくしゅする。そして堂々どうどう会場かいじょうはいっていく。芸術げいじゅつというものはすごいもんだなとおもった。それでくことがきだったので、小説しょうせつにでもなってやろうかとおもった[5]回想かいそうしている。

高校こうこう時代じだい担任たんにん中野なかの真琴まこと(1918ねんまれ、のち作家さっか)とともに、1950ねん学校がっこう発行はっこう文芸ぶんげい同人どうじん里程りていしるべ』を発刊はっかん創刊そうかんごうに400字詰じづ原稿げんこう用紙ようし21まい小説しょうせつ「ジープのいえ」を発表はっぴょう敗戦はいせん混乱こんらん反映はんえいした佳作かさくであり、初期しょき古川ふるかわ文学ぶんがく貴重きちょう資料しりょうとなっている[6]

直木賞なおきしょう受賞じゅしょうまで

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1965ねん昭和しょうわ40ねん上半期かみはんき小説しょうせつ走狗そうく』でだい53かい直木賞なおきしょう候補こうほになりはつ候補こうほ。1973ねん昭和しょうわ48ねん下半期しもはんきに『女体にょたいぞうこころざし』でだい70かい直木賞なおきしょう候補こうほ、1974ねん昭和しょうわ49ねん下半期しもはんきに『ふさがおきなにじ』でだい72かい直木賞なおきしょう候補こうほ、1977ねん昭和しょうわ52ねん下半期しもはんきに『じゅうさんにん修羅しゅら』でだい78かい直木賞なおきしょう候補こうほ、1978ねん昭和しょうわ53ねん下半期しもはんきに『野山のやまごく相聞そうもんしょう』でだい80かい直木賞なおきしょう候補こうほ、1980ねん昭和しょうわ55ねん下半期しもはんきに『きらめきさむらい』『刀痕とうこん』でだい84かい直木賞なおきしょう候補こうほ、1981ねん昭和しょうわ56ねん下半期しもはんきに『暗殺あんさつもり』でだい86かい直木賞なおきしょう候補こうほ、1988ねん昭和しょうわ63ねん下半期しもはんきに『正午しょうご位置いち(アット・ヌーン)』でだい100かい直木賞なおきしょう候補こうほ、1989ねん平成へいせい元年がんねん上半期かみはんきに『まぼろしのザビーネ』でだい101かい直木賞なおきしょう候補こうほ [7]だった。

1991ねん1がつ16にちに、だい104かい(1990ねん下半期しもはんき直木賞なおきしょう選考せんこうかいが、築地つきじの「新喜楽しんきらく」でおこなわれ、古川ふるかわの『漂泊ひょうはくしゃのアリア』が受賞じゅしょう決定けっていした。今回こんかい候補こうほ10かい最多さいた、また65さいでの受賞じゅしょうもっと高齢こうれい当時とうじ)であった、はつ山口やまぐちけん出身しゅっしんだった。よる7時半じはんすぎ、自宅じたく古川ふるかわは「受賞じゅしょう決定けってい」のらせをけ、ただちに報道陣ほうどうじんかまえるちかくの下関しものせき市長しちょうのホテルで記者きしゃ会見かいけんおうじ「かたりたかんじです」「一時いちじ直木賞なおきしょうえんろうとおもったこともあったが、っていてよかった」、いかにもほっとした表情ひょうじょうせ「直木賞なおきしょうわたし文学ぶんがく生活せいかつとずっと平行へいこうしてあったがやっと交差こうさすることができました」とよろこびをかみしめるように言葉ことばをつないだ。

さき直木賞なおきしょう受賞じゅしょうした白石しらいし一郎いちろう福岡ふくおか在住ざいじゅう)ら文学ぶんがく仲間なかまけ「おめでとう」としんから祝福しゅくふくし、白石しらいしは「本当ほんとうにおめでとうといたい。わたし自身じしんはちかい候補こうほ受賞じゅしょうしたが、じゅうかい最多さいた候補こうほだった古川ふるかわさんにはやっとみましたねという気持きもちだ。今後こんごからだ大事だいじにして頑張がんばってほしい。」[8]べた。

選考せんこう委員いいん渡辺わたなべ淳一じゅんいちは「古川ふるかわさんはほぼ満票まんぴょうまった。藤原ふじわら義江よしえ一生いっしょう過不足かふそくなく、愛情あいじょうってけている。おおくの女性じょせい遍歴へんれきなどをかさねるにいた屈折くっせつした背景はいけいが、はっきりかんでくる。非常ひじょう安定あんていした文章ぶんしょうで、明確めいかくかれている」「藤原ふじわら義江よしえへのおもれと大正たいしょう昭和しょうわ初期しょき時代じだい背景はいけい的確てきかく文章ぶんしょうえがっている」とべた。

直木賞なおきしょう選考せんこう委員いいんかく選評せんぴょう
渡辺わたなべ淳一じゅんいちは「今回こんかいのはまさしく手応てごたえがあった。藤原ふじわら義江よしえという恰好かっこう素材そざいたこともあろうが、みすすむうちに主人公しゅじんこうかれ、ぺーじうのをいそがされたのはひさりである。」「このかいさく受賞じゅしょうされたことを、著者ちょしゃとともによろこびたい。」
平岩ひらいわ弓枝ゆみえは「登場とうじょう人物じんぶつ描写びょうしゃしゅうれていて感銘かんめいけました。」「一人ひとり人間にんげん人生じんせいこわしさ、面白おもしろさ、かなしさをえがった古川ふるかわさんの力量りきりょう感動かんどうしています。」
ちん舜臣しゅんしんは「フィクションをまじえないという原則げんそくをつらぬき、藤原ふじわら義江よしえにまつわる大量たいりょう資料しりょうをみごとに処理しょりしている。」「これをにさらにおおきな噴火ふんか期待きたいしたい。」
井上いのうえひさしは「藤原ふじわら義江よしえ人生じんせい転機てんきにさしかかるたびにあらわれる善意ぜんいひとびとを入念にゅうねんえがくことで、作者さくしゃは「ひとひとつくる」という人生じんせい真実しんじつひとつを読者どくしゃかちあたえることにみごとに成功せいこうした。読後感どくごかんがまことにさわやかなのは、おそらく作者さくしゃのこの姿勢しせい起因きいんするのではあるまいか。また、読後どくご読者どくしゃは、「人生じんせいとはものさびしいものだ」という感想かんそういだかせるかもしれない。この一種いっしゅあいかんは、作者さくしゃ年輪ねんりん自然しぜんつむしたものにちがいない。おもしろく、かつふか作品さくひんである。」
田辺たなべ聖子せいこは「抑揚よくよういたそっけないほどの文体ぶんたいが、かえって波乱はらんちたかたやぶりの芸術げいじゅつ生涯しょうがいえがすのにこうあった。時代じだい翻弄ほんろうされ、みずからの性格せいかくにつきうごかされつつ転変てんぺん明滅めいめつする主人公しゅじんこう人生じんせい人生じんせい時代じだいがくっきりあらわっているおもいだった。作者さくしゃ冷静れいせいだが、だんい。こころざしたか小説しょうせつおもった。ほとんど満票まんぴょうちかかった。古川ふるかわのご受賞じゅしょうをおいしたい。」
五木いつき寛之ひろゆきは「今回こんかい候補こうほさくのなかでは、古川ふるかわさんの『漂泊ひょうはくしゃのアリア』がもっと安定あんていした作家さっかてき力量りきりょう発揮はっきされていた。」「ぜん選考せんこう委員いいん一致いっちしての評価ひょうかであれば、異論いろんのあろうはずがない。今後こんご若々わかわかしいご活躍かつやくしんから期待きたいしたいとおもう。」
黒岩くろいわしげるわれは「今回こんかい候補こうほさく充実じゅうじつしていた。わたし年末ねんまつから体調たいちょうくずしていたが、んでいてたのしかったのは、作品さくひんしつたかさによる。そのなかわたしもっとかれたのは、古川ふるかわかおるの「漂泊ひょうはくしゃのアリア」である。」「淡々たんたんえがきながらも、主人公しゅじんこう人生じんせいおもくのしかかってるのは、作者さくしゃ才能さいのう年輪ねんりんくわわったせいではないか。わか作家さっかには到底とうていえがないテーマがあることを、古川ふるかわは、受賞じゅしょうさくしめした。直木賞なおきしょうにとっておおきな収穫しゅうかくであろう。」
山口やまぐちひとみは「なかでは古川ふるかわかおるさんの『漂泊ひょうはくしゃのアリア』がきんでていていちもリードしている。」「ともかくこの小説しょうせつ候補こうほさくくらべると、プロの文章ぶんしょうはこういうものだとおもわせるくらいのちからがある。安心あんしんしてめるものである。」「古川ふるかわさんが純粋じゅんすいにもっといいものをきたいというねがいをなんじゅうねんたもつづけたことに、ただただあたまがるおもいだ。『漂泊ひょうはくしゃのアリア』でそれを達成たっせいした(わたし古川ふるかわさんの最上さいじょうさくだとおもっている)ことを作者さくしゃとともによろこびたい。」
藤沢ふじさわ周平しゅうへいは「総体そうたいとしてながめれば、この作家さっか安定あんていした筆力ひつりょく候補こうほさくなかあたまひとつていた。とく孤独こどく境涯きょうがいちる晩年ばんねん描写びょうしゃが、伝説でんせつてきなテナー藤原ふじわら義江よしえ孤影こえい陰影いんえいふかげて、作者さくしゃ本来ほんらいえている実力じつりょくしめしていた。つねに水準すいじゅん以上いじょう作品さくひん発表はっぴょうして、候補こうほにのぼることじゅうかい不屈ふくつ作家さっか精神せいしんでかち栄冠えいかんしんから祝福しゅくふくおくりたい。」との選評せんぴょうのこしている[9]

受賞じゅしょうよわい65さいさい高齢こうれい佐藤さとう得二とくじだい49かい・64さい)の記録きろくやぶり、25ねんしでの受賞じゅしょうであった。ただし2010ねんに、すでに故人こじんだった星川ほしかわ清司せいじだい102かい)が、実際じっさいよりも5さいわか年齢ねんれい公表こうひょうしていたこと(受賞じゅしょう68さい)があきらかになり、最年長さいねんちょう受賞じゅしょうしゃ記録きろくゆずることになった[10]

受賞じゅしょうからぼっするまで

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1991ねんには、山口やまぐちけん芸術げいじゅつ文化ぶんか振興しんこう奨励しょうれい特別とくべつしょう受賞じゅしょうした。

1993ねん音楽おんがくげき漂泊ひょうはくしゃのアリア』で舞台ぶたいし、東京とうきょうNHKホール開館かいかん20周年しゅうねん記念きねん公演こうえん皮切かわきりに、大阪おおさか福岡ふくおか名古屋なごや巡回じゅんかい公演こうえんされた。福岡ふくおか公演こうえんは7がつ14にち、15にち福岡ふくおかサンパレスおこなわれ、舞台ぶたいには、歌劇かげき蝶々夫人ちょうちょうふじん」「リゴレット」「ボッカチオ (オペレッタ)」「ラ・ボエーム (プッチーニ)」、歌劇かげきホフマン物語ものがたり」や「出船しゅっせんみなと」「なみ浮のみなと」など、おなじみの名曲めいきょくながれる。出演しゅつえんじんは、主役しゅやく藤原ふじわら義江よしえ沢田さわだ研二けんじえんじ、義江よしえ女性じょせいたちは鮫島さめしま有美子ゆみこじゅんみつき秋吉あきよしちる白木しらき美貴子みきこもり公美子くみこ風吹ふぶきジュン吉行よしゆき和子かずこなど演劇えんげき、クラシック、ミュージカルかいから多彩たさいかおぶれがえんじた。ステージで「出船しゅっせんみなと」などをうた沢田さわだ研二けんじは「うたきただい先輩せんぱいはミステリアスな存在そんざいでもあり、現実げんじつかんはないけど、一生懸命いっしょうけんめいやって、よかったなといわれる舞台ぶたいにしたい」と意欲いよくいっぱいだった。古川ふるかわ原作げんさくしゃとして「脚本きゃくほん原作げんさく忠実ちゅうじつなのがうれしい。今回こんかい公演こうえんがオペラの先駆さきがけをした藤原ふじわら義江よしえ鎮魂歌ちんこんかになるよういのる」[11]べた。

1999ねん3がつに、山口大学やまぐちだいがく吉田よしだキャンパス(山口やまぐち)で電気でんき学会がっかい全国ぜんこく大会たいかいがあり、古川ふるかわは「日本にっぽんのなかの山口やまぐちけん平知盛たいらのとももりから高杉たかすぎ晋作しんさくまで」とだい講演こうえんした。

2000ねん母校ぼこう山口大学やまぐちだいがくこう中平なかひらゆう学長がくちょうより、2001年度ねんど発足ほっそくの「運営うんえい諮問しもん会議かいぎ委員いいん任命にんめいされた。

2002ねんはなあらし女優じょゆう田中たなか絹代きぬよ生涯しょうがい』でだい15かい大衆たいしゅう文学ぶんがく研究けんきゅうしょう特別とくべつしょう受賞じゅしょう。このえんもあり、2010ねん下関しものせき市立しりつ近代きんだい先人せんじん顕彰けんしょうかん田中たなか絹代きぬよぶんかかん)の名誉めいよ館長かんちょう就任しゅうにんかんのホームページ「名誉めいよ館長かんちょうのつぶや」は、2010ねん3がつ開館かいかんから2018ねん3がつ20日はつかまで更新こうしんされた。

2004ねん9がつ20日はつか古川ふるかわ滝口たきぐち康彦やすひことともに「西国さいこくさんにんしゅ」とばれた白石しらいし一郎いちろう死去しきょしたさいに「3にん直木賞なおきしょうにノミネートされた回数かいすうは20かいにもなる。地方ちほうにいながらふで一本いっぽんべていくのは大変たいへんなこと。戦友せんゆうのような存在そんざいだ。なにおおきなテーマをかかえていたとおもうが、それがみられなくて残念ざんねん」とこえとした[12]

2005ねん12月9にち123ふんごろ当時とうじ首相しゅしょう小泉こいずみ純一郎じゅんいちろう古川ふるかわかおる首相しゅしょう官邸かんていまねき、昼食ちゅうしょくともにした。小泉こいずみ古川ふるかわ作品さくひんんで興味きょうみったことがきっかけで、下関しものせき選挙せんきょ安倍晋三あべしんぞうわせた。小泉こいずみは「長州ちょうしゅうはんはんまくかたは、突破とっぱりょく自分じぶんかた多少たしょうている。」とかたり、ふる自民党じみんとうをぶっこわした自身じしん討幕とうばく立役者たてやくしゃである長州ちょうしゅうはんに、抵抗ていこう勢力せいりょく幕末ばくまつ江戸えど政府せいふになぞらえた。この小泉こいずみ長州ちょうしゅう藩士はんし気分きぶん吉田よしだ松陰しょういんらの活躍かつやく絶賛ぜっさんしながら、同席どうせきした当時とうじ官房かんぼう長官ちょうかん安倍晋三あべしんぞうへの期待きたいかんもにじませた[13]

2006ねん山口やまぐちけん岩国いわくに開催かいさいされた「国民こくみん文化ぶんかさい」の合唱がっしょう部門ぶもん創作そうさくきょくとして「明日あした(あす)へのふう」:紺碧こんぺきうみえてきた聖者せいじゃフランシスコ・サビエル物語ものがたり交聲こうせいきょくカンタータ混声こんせい4合唱がっしょう(ソプラノアルトテノールバス)が発表はっぴょうされた。テーマはフランシスコ・サビエル作曲さっきょく松下まつしたこう古川ふるかわろしで作詞さくし作詩さくし[14]をした。

2016ねん3がつ19にち古川ふるかわとも親交しんこうふかかった作家さっか夏樹なつき静子しずこぼつに「たんなる殺人さつじん推理すいりではなく、社会しゃかい現象げんしょう敏感びんかんとらえた作品さくひんぐんは、視野しやひろく、しかも骨太ほねぶとで、刺激しげきつづけてきた。頻発ひんぱつするテロ事件じけんなど、これからもきたいことはまだまだあったはず」と残念ざんねんがった。古川ふるかわは3がつ25にち夏樹なつき拠点きょてんとしていた福岡ふくおかでの告別こくべつしき弔辞ちょうじべた。「夏樹なつきさんの知己ちきたのは1970ねん当時とうじ作家さっかとして(地方ちほうの)福岡ふくおか孤軍こぐん奮闘ふんとうしている姿すがたはげまされた。よくおさけみ、れないぼくらの愚痴ぐちいてくれた。やすらかにおやすみください」と哀悼あいとうべた[15]

2018ねん5月5にち血管けっかん肉腫にくしゅのため死去しきょした[16]。92さいぼつ

古川ふるかわ安倍晋三あべしんぞうちち安倍あべすすむ太郎たろうとも親交しんこうふかかった。当時とうじ首相しゅしょうだった安倍晋三あべしんぞう事務所じむしょつうじ「親子おやこ2だいにわたってしたしくおいをさせていただいた。故郷こきょうあいした作家さっかだった。近年きんねんまで旺盛おうせい創作そうさく意欲いよくつづけておられただけに残念ざんねんです」とのコメントをした[17]安倍晋三あべしんぞうは、地元じもと下関しものせき帰郷ききょうちゅうの2018ねん8がつ13にちひるに、古川ふるかわたく弔問ちょうもんおとずれた[18]

2019ねん3月、下関しものせき名誉めいよ市民しみん称号しょうごう授与じゅよされる[19]

著書ちょしょ

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  • 『ジープのいえ里程りていしるべ 1950
  • 走狗そうく柏書房かしわしょぼう 1967
  • 長州ちょうしゅう歴史れきし散歩さんぽ 維新いしんのあしおと』つくもとしゃ 1968
  • 幕末ばくまつ長州ちょうしゅう舞台裏ぶたいうら 椋梨むくなし藤太とうたおぼがき新人物往来社しんじんぶつおうらいしゃ 1971 「幕末ばくまつ長州ちょうしゅうはん暗闘あんとう徳間とくま文庫ぶんこ
  • 長州ちょうしゅう攘夷じょうい戦争せんそう始末しまつ時事通信社じじつうしんしゃ 1972
  • 長州ちょうしゅう兵隊へいたい 栄光えいこう挫折ざせつそうもとしゃ 1972
  • 高杉たかすぎ晋作しんさく 戦闘せんとうしゃあい新人物往来社しんじんぶつおうらいしゃ 1973 のち新潮しんちょう文庫ぶんこ
  • うみ西洋せいようかん筑摩書房ちくましょぼう 1973(たん編集へんしゅう
  • 長州ちょうしゅう歴史れきし拾遺しゅうい 山口やまぐちけん風土ふうど舞台裏ぶたいうらそうもとしゃ 1973
  • 吉田よしだ松陰しょういんとその門下もんか新人物往来社しんじんぶつおうらいしゃ 1974 のちPHP文庫ぶんこ
  • 大内おおうち興亡こうぼう 西海さいかい守護しゅご大名だいみょうそうもとしゃ 1974
  • 『討賊始末しまつ』エルム 1975
  • おうレンズの歴史れきし小説しょうせつ条例じょうれい出版しゅっぱん 1976
  • 吉田よしだ松陰しょういん 維新いしん先駆せんくした吟遊詩人ぎんゆうしじんそうもとしゃ 1977 のち光文社こうぶんしゃ文庫ぶんこ
  • じゅうさんにん修羅しゅら講談社こうだんしゃ 1977 のち文庫ぶんこ英国えいこく公使館こうしかん事件じけん)
  • ほのお青雲せいうんかつら小五郎こごろうへん木戸きど孝允たかよしへん 文藝春秋ぶんげいしゅんじゅう 1977-1978 「かつら小五郎こごろう文庫ぶんこ
  • 維新いしん烈風れっぷう 高杉たかすぎ晋作しんさく小峰こみね書店しょてん 1977 「高杉たかすぎ晋作しんさく奔る」講談社こうだんしゃ文庫ぶんこ、のち「松下まつした村塾そんじゅく」とわせ「維新いしん烈風れっぷう」として徳間とくま文庫ぶんこ、「松陰しょういん晋作しんさく人物じんぶつ文庫ぶんこ
  • 獅子しし廊下ろうか文藝春秋ぶんげいしゅんじゅう 1978 「獅子しし廊下ろうか陰謀いんぼう講談社こうだんしゃ文庫ぶんこさかそんなどをえが短編たんぺんしゅう
  • 花冠かかん志士しし 久坂くさかげんみずつて文藝春秋ぶんげいしゅんじゅう 1979 のち文庫ぶんこ
  • 松下まつした村塾そんじゅく 吉田よしだ松陰しょういん門弟もんていたち』偕成社かいせいしゃ 1979 のち新潮しんちょう選書せんしょ
  • ほのおとう 小説しょうせつ大内おおうち義弘よしひろ文藝春秋ぶんげいしゅんじゅう 1980 のち文庫ぶんこ
  • 野山のやまごく相聞そうもんしょう文藝春秋ぶんげいしゅんじゅう 1981 「吉田よしだ松陰しょういんこい文庫ぶんこ
  • 暗殺あんさつもり講談社こうだんしゃ 1981 のち文庫ぶんこたん編集へんしゅう
  • べ、わが志士ししたち 吉田よしだ松陰しょういんそうたかししゃ 1983 「夜明よあけをひらいた志士ししたち」徳間とくま文庫ぶんこ
  • 城下町じょうかまちはぎ 歴史れきし散歩さんぽしん日本にっぽん教育きょういく図書としょ 1983
  • 『パリの大砲たいほう古舘ふるたちたかししん (イラスト) そうもとしゃ 1983
  • 源氏物語げんじものがたり夕顔ゆうがお殺人さつじん事件じけん新潮社しんちょうしゃ 1983
  • じゅうさんひきねこあいつまわたし文藝春秋ぶんげいしゅんじゅう 1984 のち文庫ぶんこ
  • 郡司ぐんじ八平はちへい礼法れいほう指南しなん新潮社しんちょうしゃ 1984 「きらめきさむらい文庫ぶんこ
  • 異聞いぶん岩倉いわくら使節しせつだん新潮社しんちょうしゃ 1986
  • ゆめたましいひと小説しょうせつ高杉たかすぎ晋作しんさく講談社こうだんしゃ 1986
  • しつ楽園らくえん武者むしゃ 小説しょうせつ大内おおうち義隆よしたか講談社こうだんしゃ 1987 のち文庫ぶんこ
  • 『だれが広沢ひろさわ参議さんぎころしたか』文春ぶんしゅん文庫ぶんこ 1987
  • 維新いしん長州ちょうしゅうそうもとしゃ 1988 「幕末ばくまつ長州ちょうしゅういたふう」PHP文庫ぶんこ
  • じられた海図かいず文藝春秋ぶんげいしゅんじゅう 1988 のち文庫ぶんこ石見いわみ浜田はまだはんみつ貿易ぼうえきえがく)
  • 坂本さかもと竜馬りょうま』(少年しょうねん少女しょうじょ伝記でんき文学ぶんがくかん)講談社こうだんしゃ 1988
  • きょうくもわれをぐ』新人物往来社しんじんぶつおうらいしゃ 1988 のち新潮しんちょう文庫ぶんこ赤根あかね武人たけひとなどをえが短編たんぺんしゅう
  • 正午しょうご位置いち(アット・ヌーン)』文藝春秋ぶんげいしゅんじゅう 1988(現代げんだい小説しょうせつ
  • まぼろしのザビーネ』文藝春秋ぶんげいしゅんじゅう 1989(現代げんだい小説しょうせつ
  • ながれるをる』毎日新聞社まいにちしんぶんしゃ 1989(たん編集へんしゅう
  • 不逞ふていたましい新潮しんちょう文庫ぶんこ 1989(田中たなか義一ぎいちわかえがく)
  • 彼方かなたねむ日本にっぽんゆめ うみこうの幕末ばくまつ維新いしん紀行きこうPHP研究所けんきゅうじょ 1989
  • 幕末ばくまつ維新いしん群像ぐんぞう だい11かん 吉田よしだ松陰しょういん』PHP研究所けんきゅうじょ(歴史れきし人物じんぶつシリーズ) 1990 のち文庫ぶんこ
  • 漂泊ひょうはくしゃのアリア』文藝春秋ぶんげいしゅんじゅう 1990 のち文庫ぶんこ
  • 『さらば風雲ふううん海峡かいきょう新人物往来社しんじんぶつおうらいしゃ 1990 のち光文社こうぶんしゃ文庫ぶんこ
  • 覇道はどうわし毛利もうり元就もとなり新潮社しんちょうしゃ 1990 のち文庫ぶんこ、「毛利もうり元就もとなりとその時代じだい文春ぶんしゅん文庫ぶんこ
  • 『わが風雲ふううん文藝春秋ぶんげいしゅんじゅう 1991 「高杉たかすぎ晋作しんさく文庫ぶんこ
  • 乱世らんせいおど武将ぶしょうぐんぞう』PHP研究所けんきゅうじょ 1991 「毛利もうり元就もとなり戦国せんごく武将ぶしょうたち」文庫ぶんこ
  • 完走かんそうしゃ首飾くびかざり』毎日新聞社まいにちしんぶんしゃ 1991(エッセイしゅう
  • ゆきけん 維新いしん小説しょうせつしゅう講談社こうだんしゃ 1992 のち文庫ぶんこ収録しゅうろくされた作品さくひんひとつである「春雪しゅんせつもん」は高瀬たかせ理恵りえによってSPコミックスから『ごうけん たたかえけん 時代じだいげき傑作けっさくせん』として漫画まんがされた。
  • 天辺てっぺん椅子いす にち戦争せんそう児玉こだま源太郎げんたろう毎日新聞社まいにちしんぶんしゃ 1992 のち文春ぶんしゅん文庫ぶんこ
  • 浮雲うきぐもけん新潮社しんちょうしゃ 1992(短篇たんぺん時代じだい小説しょうせつしゅう
  • 勇者ゆうしゃのモデル』文藝春秋ぶんげいしゅんじゅう 1992
  • 関門海峡かんもんかいきょう 歴史れきしをはこぶ運河うんがしん日本にっぽん教育きょういく図書としょ 1993
  • しんべいおう回覧かいらん 岩倉いわくら使節しせつだんたび歴史れきし紀行きこう毎日新聞社まいにちしんぶんしゃ 1993
  • ゆめみち 関門かんもん海底かいてい国道こくどうトンネル』文藝春秋ぶんげいしゅんじゅう 1993
  • 長州ちょうしゅう暴走ぼうそう 幕末ばくまつ青春せいしゅん 疾風しっぷう怒濤どとう時代じだいきたわか志士ししたち』ベストセラーズ 1994
  • ザビエルなぞ文藝春秋ぶんげいしゅんじゅう 1994 のち文庫ぶんこ
  • けん法典ほうてん しょうナポレオン山田やまだあらわよし文藝春秋ぶんげいしゅんじゅう 1994 のち文庫ぶんこ
  • とめたましいつばさ 吉田よしだ松陰しょういんあい中央公論社ちゅうおうこうろんしゃ 1995 のち文庫ぶんこ
  • はかりごとしま新人物往来社しんじんぶつおうらいしゃ 1996 「影武者かげむしゃ光文社こうぶんしゃ文庫ぶんこ (毛利もうり元就もとなりなどをえが短編たんぺんしゅう
  • 『シベリアのまめ 香月かつき泰男やすおものがたり』しん日本にっぽん教育きょういく図書としょ 1996
  • 幕末ばくまつ長州ちょうしゅうはん攘夷じょうい戦争せんそう 欧米おうべい連合れんごう艦隊かんたい来襲らいしゅう中公新書ちゅうこうしんしょ 1996
  • 乱世らんせい智将ちしょう毛利もうり元就もとなり 歴史れきし紀行きこう中国新聞社ちゅうごくしんぶんしゃ 1996 「智謀ちぼうひと毛利もうり元就もとなり中公ちゅうこう文庫ぶんこ
  • 松下まつした村塾そんじゅく吉田よしだ松陰しょういん 維新いしんはしった若者わかものたち』しん日本にっぽん教育きょういく図書としょ 1996
  • そらうつぶね文藝春秋ぶんげいしゅんじゅう 1996 (曲亭馬琴きょくていばきんがUFOに遭遇そうぐうするはなし
  • 軍神ぐんしん角川書店かどかわしょてん 1996 (乃木のぎ希典まれすけ
  • 毛利もうり一族いちぞく文藝春秋ぶんげいしゅんじゅう 1997
  • 毛利もうり軍記ぐんき しょうよくだいせいす』れきおもえ書院しょいん 1997
  • ひかりをめざしてはし時代じだいをさきがけた吉田よしだ松陰しょういんしん日本にっぽん教育きょういく図書としょ(影絵かげえものがたりシリーズ)1997
  • 将軍しょうぐん慶喜よしのぶ幕末ばくまつ風雲ふううん文藝春秋ぶんげいしゅんじゅう 1998
  • 山河さんがありき 明治めいじ武人ぶじん宰相さいしょうかつら太郎たろう人生じんせい文藝春秋ぶんげいしゅんじゅう 1999 のち文庫ぶんこ
  • 時代じだいうごかした人々ひとびと 維新いしんへん小峰こみね書店しょてん
  1. 坂本さかもと竜馬りょうま べ!ペガスス 2000
  2. 高杉たかすぎ晋作しんさく はしれ!わか獅子しし 2000
  3. かつ海舟かいしゅう わが青春せいしゅんのポセイドン 2001
  4. 西郷さいごう隆盛たかもり 薩摩さつまハヤトのバラード 2001
  5. 吉田よしだ松陰しょういん 吟遊詩人ぎんゆうしじんのグラフィティ 2002
  6. 板垣いたがき退助たいすけ 三日月みかづきいの自由じゆう民権みんけん志士しし 2003
  7. かつら小五郎こごろう 奔れ!うれがお剣士けんし 2004
  8. アーネスト・サトウ 女王じょおう陛下へいか外交がいこうかん 2005
  9. 佐久間さくま象山ぞうさん ほこたかきサムライ・テクノクラート 2006
  10. 伊藤いとう博文ひろぶみ 明治めいじ日本にっぽんつくった志士しし 2007
  • 城下じょうか町長まちなが 新編しんぺん歴史れきし散歩さんぽしん日本にっぽん教育きょういく図書としょ 2000
  • 古川ふるかわかおるしゅう』(げんだい時代じだい小説しょうせつ だい7かん) リブリオ出版しゅっぱん 2000
  • 異聞いぶん関ヶ原せきがはら合戦かっせん文藝春秋ぶんげいしゅんじゅう 2000
  • けん出撃しゅつげき」』光文社こうぶんしゃ文庫ぶんこ 2001
  • はなあらし女優じょゆう田中たなか絹代きぬよ生涯しょうがい文藝春秋ぶんげいしゅんじゅう 2002 のち文庫ぶんこ
  • 宮本みやもと武蔵むさし まぼろしだん二天にてん光芒こうぼう光文社こうぶんしゃ文庫ぶんこ 2003
  • 如是にょぜぶん きょうのむこうにえたもの』古川ふるかわかおるこれ文集ぶんしゅう刊行かんこう委員いいんかい 2004
  • 惑星わくせい久原くはら房之助ふさのすけつて日経にっけいBPしゃ 2004 「ゆめはるかなる」PHP文庫ぶんこ
  • うみしおてら境内けいだいかたき光文社こうぶんしゃ文庫ぶんこ 2004
  • はね白熊しろくまわし 筑紫平野つくしへいやはわがふるさと』あずさ書院しょいん 2005
  • わたし航海こうかい日誌にっし North Africa~Japan : May 1996~July 1966』みなと山口合同新聞社やまぐちごうどうしんぶんしゃ 2005
  • 望郷ぼうきょうたん文藝春秋ぶんげいしゅんじゅう 2006(くも道人どうじん/田中たなかたかし/二村にむら定一さだいち/ハヤフサヒデト
  • 『わが長州ちょうしゅうほう流離譚りゅうりたん毎日新聞社まいにちしんぶんしゃ 2006
  • 斜陽しゃようつ』毎日新聞社まいにちしんぶんしゃ 2008 「乃木のぎ希典まれすけ児玉こだま源太郎げんたろう 斜陽しゃようつ」文春ぶんしゅん文庫ぶんこ 2011
  • きみきゅうふことなかれ 神風かみかぜ特攻とっこう龍虎りゅうこたい幻冬舎げんとうしゃ 2015
  • 維新いしん商人しょうにん かた白石しらいし正一郎しょういちろう日記にっき毎日新聞まいにちしんぶん出版しゅっぱん 2017

共著きょうちょへんほか

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森重もりしげ香代子かよこ夫人ふじん

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森重もりしげ 香代子かよこ1936ねん1がつ1にち- ) 山口やまぐちけんまれ、本姓ほんせい古川ふるかわ。『こう臈人(かろうと)短歌たんかかい主宰しゅさい

  • 『うらむらさき 森重もりしげ香代子かよこ歌集かしゅう』コスモス叢書そうしょ 石川書房いしかわしょぼう 1982.8
  • せい 森重もりしげ香代子かよこ歌集かしゅう』コスモス叢書そうしょ ひいらぎ書房しょぼう 2005.4
  • おっととの共著きょうちょに『周防すおう長門ながとはわがふるさと』そうもとしゃ 1986.11

脚注きゃくちゅう

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  1. ^ 文学ぶんがく歌碑かひ詩碑しひ )|境内けいだい紹介しょうかい高杉たかすぎ晋作しんさく墓所はかしょ ひがしぎょうあん
  2. ^ 西日本にしにほん新聞しんぶん2018ねん5がつ6にち福岡ふくおか朝刊ちょうかん
  3. ^ 毎日新聞まいにちしんぶん2018ねん5がつ6にち西部せいぶ朝刊ちょうかん
  4. ^ 火野ひの葦平あしへい中津なかつたい葦平あしへいかわはくほらかい巻末かんまつ古川ふるかわかおる解説かいせつ「いまっている時代じだい」。福岡ふくおか総合そうごう図書館としょかん所蔵しょぞう
  5. ^ 『オール讀物よみもの文藝春秋ぶんげいしゅんじゅう1991ねん3がつごう、pp161-162
  6. ^ 毎日新聞まいにちしんぶん2019ねん7がつ21にち西部せいぶ朝刊ちょうかん日曜にちようカルチャー記事きじ
  7. ^ 読売新聞よみうりしんぶん2018ねん5がつ6にち西部せいぶ朝刊ちょうかん、『芥川賞あくたがわしょう直木賞なおきしょう名鑑めいかん名鑑めいかんしゃ ISBN 4-944221-00-2
  8. ^ 西日本にしにほん新聞しんぶん1991ねん1がつ17にち福岡ふくおか朝刊ちょうかん毎日新聞まいにちしんぶん1991ねん1がつ17にち縮刷しゅくさつばん日本経済新聞にほんけいざいしんぶん1991ねん1がつ17にち縮刷しゅくさつばん
  9. ^ 『オール讀物よみもの文藝春秋ぶんげいしゅんじゅう1991ねん3がつごうP.32からP.42
  10. ^ 星川ほしかわ清司せいじさん、08ねん死去しきょ 直木賞なおきしょう最年長さいねんちょう受賞じゅしょうしゃ変更へんこう. 日本経済新聞にほんけいざいしんぶん (日本経済新聞社にほんけいざいしんぶんしゃ). (2010ねん4がつ9にち). https://www.nikkei.com/article/DGXNASDG0901F_Z00C10A4000000/ 2019ねん6がつ17にち閲覧えつらん 
  11. ^ 西日本にしにほん新聞しんぶん1993ねん4がつ5にち福岡ふくおか夕刊ゆうかん
  12. ^ 西日本にしにほん新聞しんぶん2004ねん9がつ24にち福岡ふくおか夕刊ゆうかん
  13. ^ 2005ねん12月10にち毎日新聞まいにちしんぶん縮刷しゅくさつばん、2005ねん12月10にち日本経済新聞にほんけいざいしんぶん縮刷しゅくさつばん、2005ねん12月10にち朝日新聞あさひしんぶん縮刷しゅくさつばん
  14. ^ カワイ出版しゅっぱん ISBN 978-4-7609-1230-8
  15. ^ 読売新聞よみうりしんぶん2016ねん3がつ22にち西部せいぶ朝刊ちょうかん読売新聞よみうりしんぶん2016ねん3がつ26にち西部せいぶ朝刊ちょうかん西日本にしにほん新聞しんぶん2016ねん3がつ22にち福岡ふくおか朝刊ちょうかん
  16. ^ 訃報ふほう古川ふるかわかおるさん92さい直木賞なおきしょう作家さっか、「漂泊ひょうはくしゃのアリア」”. 毎日新聞まいにちしんぶん (毎日新聞社まいにちしんぶんしゃ). (2018ねん5がつ5にち). https://mainichi.jp/articles/20180506/k00/00m/040/015000c 2018ねん5がつ5にち閲覧えつらん 
  17. ^ 読売新聞よみうりしんぶん2018ねん5がつ6にち西部せいぶ朝刊ちょうかん
  18. ^ 2018ねん8がつ13にち首相しゅしょう動静どうせい時事通信社じじつうしんしゃ時事じじドットコム」より日本経済新聞にほんけいざいしんぶん2018ねん8がつ14にち朝刊ちょうかん
  19. ^ 下関しものせき名誉めいよ市民しみん古川ふるかわかおるさんに 夫人ふじん証書しょうしょなど授与じゅよ山口やまぐち. 毎日新聞まいにちしんぶん (毎日新聞社まいにちしんぶんしゃ). (2019ねん3がつ27にち). https://mainichi.jp/articles/20190327/ddl/k35/040/456000c 2019ねん6がつ17にち閲覧えつらん 

関連かんれん項目こうもく

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