吉よし善よし宙ちゅう

吉よし善よし宙ちゅう

吉よし 善よし宙ちゅう（キル・ソンジュ、길선주, 1869年ねん3月25日にち - 1935年ねん11月26日にち）は朝鮮ちょうせん平安へいあん南道みなみどう安やす州しゅう郡ぐん出身しゅっしんの長老ちょうろう派は牧師ぼくし、独立どくりつ運動うんどう家か。本ほん貫ぬきは海うみ平吉へいきち氏し、雅号がごうは霊れい渓けい。韓国かんこくのキリスト教きりすときょうに特有とくゆうに見みられる「通つう声ごえ祈祷きとう」および「早天そうてん祈祷きとう」の創始そうし者しゃ。

生涯しょうがい

若わかい時期じきから宗教しゅうきょうに関心かんしんが強つよく、仙道せんどうと巫みこ俗ぞくに関心かんしんを持もって入山にゅうざん修行しゅぎょうを行おこない、宣教師せんきょうしによりプロテスタントに入信にゅうしんした。

1907年ねん平壌ぴょんやん神学校しんがっこう第だい1回かい卒業生そつぎょうせいであり、朝鮮ちょうせん初はつの長老ちょうろう教きょう牧師ぼくし7人にん中ちゅうの1人ひとりだった。キリスト教きょう教育きょういく事業じぎょうにも関心かんしんを寄よせ平壌ぴょんやんの崇たかし実じつ学校がっこうと崇たかし悳とく学校がっこうの経営けいえいに参加さんかした。

1911年ねん105人にん事件じけん時ときに逮捕たいほされ、また1919年ねんの3・1運動うんどう時ときは民族みんぞく代表だいひょう33人にん中ちゅうの一人ひとりとして独立どくりつ宣言せんげん文ぶんに署名しょめいして逮捕たいほされたが、当時とうじ眼疾がんしつによって視力しりょくを失うしなっており集会しゅうかい不参加ふさんかの事実じじつも確認かくにんされたため、逮捕たいほされた32人にん中ちゅう唯一ゆいいつ無罪むざい判決はんけつを受うけた。1935年ねん平安へいあん南道みなみどう江西えにし郡ぐんにて脳溢血のういっけつのため死去しきょした。

近年きんねん1年ねん7ヶ月かげつ間あいだの投獄とうごくが確認かくにんされたとして、2009年ねん8月がつ15日にち光ひかり復ふく節ぶし記念きねん式しきで建国けんこく勲章くんしょう独立どくりつ章しょうが叙勲じょくんされた。