呼吸 こきゅう 困難 こんなん (こきゅうこんなん)は、一般 いっぱん 的 てき には息切 いきぎ れ (Shortness of Breath: SOB)とも呼 よ ばれ、十分 じゅうぶん に呼吸 こきゅう ができていない不快 ふかい な感覚 かんかく を指 さ す。アメリカ英語 えいご では、"dyspnea" 、イギリス英語 えいご では"dyspno ea" と綴 つづ りが異 こと なる。アメリカ胸部 きょうぶ 疾患 しっかん 学会 がっかい (英語 えいご 版 ばん ) は、呼吸 こきゅう 困難 こんなん の定義 ていぎ を「強 つよ さは様々 さまざま だが、いつもと違 ちが う感覚 かんかく より成 な る、主観 しゅかん 的 てき な呼吸 こきゅう 愁訴 しゅうそ 」
A subjective experience of breathing discomfort that consists of qualitatively distinct sensations that vary in intensity
—American Thoracic Society
とし、呼吸 こきゅう 困難 こんなん の評価 ひょうか として、そのいつもと違 ちが う感覚 かんかく の強度 きょうど 、苦痛 くつう や不快 ふかい 感 かん の程度 ていど 、患者 かんじゃ の日常 にちじょう 生活 せいかつ 動作 どうさ (ADL)に対 たい する負担 ふたん や影響 えいきょう を評価 ひょうか することを推奨 すいしょう している。「いつもと違 ちが う」感覚 かんかく には、呼吸 こきゅう 自体 じたい に努力 どりょく が要 い る、胸 むね の締 し め付 つ け感 かん や痛 いた み、「空気 くうき 飢餓 きが 感 かん 」(酸素 さんそ が足 た りないという感覚 かんかく )などがある[ 1] 。前 ぜん 傾 かたぶけ で肩 かた で息 いき をしている状態 じょうたい (三脚 さんきゃく 位 い 、tripod position)(英語 えいご 版 ばん ) は、しばしばその徴候 ちょうこう であると想定 そうてい される。
呼吸 こきゅう 困難 こんなん は、激 はげ しい肉体 にくたい 運動 うんどう の際 さい に生 しょう じる正常 せいじょう な症状 しょうじょう でもあるが、予期 よき せぬ状況 じょうきょう 、安静 あんせい 時 じ や軽 かる い運動 うんどう 時 じ に生 しょう じると病的 びょうてき なものとなる[ 2] 。85%の症例 しょうれい では、喘息 ぜんそく 、肺炎 はいえん 、心筋 しんきん 虚 きょ 血 ち (英語 えいご 版 ばん ) 、間 あいだ 質 しつ 性 せい 肺 はい 疾患 しっかん 、うっ血 けつ 性 せい 心不全 しんふぜん 、慢性 まんせい 閉塞 へいそく 性 せい 肺 はい 疾患 しっかん 、またはパニック障害 しょうがい や不安 ふあん [ 3] などの心 しん 因 いん 性 せい 原因 げんいん に起因 きいん する[ 2] [ 4] 。息切 いきぎ れを緩和 かんわ し、あるいは取 と り除 のぞ くための最善 さいぜん の治療 ちりょう 法 ほう は通常 つうじょう 、根本 ねもと 原因 げんいん により異 こと なる[ 5] [ 6] 。
呼吸 こきゅう 困難 こんなん とは、「息切 いきぎ れ」を意味 いみ する医学 いがく 用語 ようご である。アメリカ胸部 きょうぶ 疾患 しっかん 学会 がっかい (英語 えいご 版 ばん ) は、呼吸 こきゅう 困難 こんなん を「強 つよ さは様々 さまざま だが、いつもと違 ちが う感覚 かんかく より成 な る、主観 しゅかん 的 てき な呼吸 こきゅう 愁訴 しゅうそ 」と定義 ていぎ している[ 7] 。 他 た の定義 ていぎ では、「息 いき をするのが難 むずか しい」(difficulty in breathing)[ 8] 、「乱 みだ れたまたは不十分 ふじゅうぶん な呼吸 こきゅう 」(disordered or inadequate breathing)[ 9] 、「呼吸 こきゅう 不快 ふかい 感 かん の自覚 じかく 」(uncomfortable awareness of breathing)[ 4] 、または「息切 いきぎ れ」(breathlessness)の経験 けいけん であり、急性 きゅうせい 、慢性 まんせい 、いずれもあり得 え ると記述 きじゅつ されている[ 2] [ 6] [ 10] 。
呼吸 こきゅう 困難 こんなん は一般 いっぱん 的 てき に循環 じゅんかん 器 き 系 けい や呼吸 こきゅう 器 き 系 けい の障害 しょうがい によって引 ひ き起 お こされるが、神経 しんけい 系 けい [ 11] 、筋 すじ 骨格 こっかく 系 けい 、内分泌 ないぶんぴつ 系 けい 、造血 ぞうけつ 系 けい (英語 えいご 版 ばん ) 、精神 せいしん 系 けい などの他 ほか の疾患 しっかん が原因 げんいん となっている場合 ばあい もある[ 12] 。オンライン医療 いりょう エキスパートシステムであるDiagnosisProは2010年 ねん 10月 がつ に497の異 こと なる原因 げんいん を挙 あ げている[ 13] 。最 もっと も一般 いっぱん 的 てき な心 しん 血管 けっかん 系 けい の原因 げんいん は急性 きゅうせい 心筋梗塞 しんきんこうそく とうっ血 けつ 性 せい 心不全 しんふぜん であり、一般 いっぱん 的 てき な肺 はい の原因 げんいん は慢性 まんせい 閉塞 へいそく 性 せい 肺 はい 疾患 しっかん 、喘息 ぜんそく 、気胸 ききょう 、肺 はい 水腫 すいしゅ 、肺炎 はいえん である[ 2] 。病態 びょうたい 生理学 せいりがく 的 てき には、原因 げんいん は、(1)不安 ふあん 発作 ほっさ などの通常 つうじょう の呼吸 こきゅう に対 たい する意識 いしき の高 たか まり、(2)呼吸 こきゅう 努力 どりょく の増大 ぞうだい 、(3)換気 かんき または呼吸 こきゅう 器 き 系 けい の異常 いじょう [ 11] に分 わ けることができる。
呼吸 こきゅう 困難 こんなん の病因 びょういん を知 し るには、発症 はっしょう の速 はや さと呼吸 こきゅう 困難 こんなん の持続 じぞく 時間 じかん が有用 ゆうよう である。急性 きゅうせい の呼吸 こきゅう 困難 こんなん は、通常 つうじょう 、喉頭 こうとう 浮腫 ふしゅ 、気管支 きかんし 痙攣 けいれん 、心筋梗塞 しんきんこうそく 、肺 はい 塞 ふさが 栓 せん 症 しょう 、気胸 ききょう などの急激 きゅうげき な生理 せいり 的 てき 変化 へんか と関連 かんれん している。COPD や特発 とくはつ 性 せい 肺 はい 線維 せんい 症 しょう (IPF)の患者 かんじゃ は、労作 ろうさく 時 じ の呼吸 こきゅう 困難 こんなん が軽度 けいど から徐々 じょじょ に進行 しんこう し、呼吸 こきゅう 困難 こんなん の急性 きゅうせい 増悪 ぞうあく に至 いた る。一方 いっぽう 、喘息 ぜんそく 患者 かんじゃ の多 おお くは日常 にちじょう 的 てき な症状 しょうじょう はないが、呼吸 こきゅう 困難 こんなん 、咳 せき 、胸部 きょうぶ 圧迫 あっぱく 感 かん などの間欠 かんけつ 的 てき なエピソード があり、通常 つうじょう 、上気 じょうき 道 どう 感染 かんせん やアレルゲンへの暴露 ばくろ などの特定 とくてい の誘因 ゆういん に関連 かんれん している[ 14] 。
急性 きゅうせい 冠 かんむり 症候群 しょうこうぐん (Acute Coronary Syndrome: ACS)[ 編集 へんしゅう ]
急性 きゅうせい 冠 かんむり 症候群 しょうこうぐん は、後 のち 胸部 きょうぶ 不快 ふかい 感 かん や息苦 いきぐる しさを訴 うった えることが多 おお いが[ 2] 、非 ひ 典型 てんけい 的 てき に呼吸 こきゅう 困難 こんなん だけで発症 はっしょう することもある[ 15] 。危険 きけん 因子 いんし は、高齢 こうれい 、喫煙 きつえん 、高血圧 こうけつあつ 、高 こう 脂 あぶら 血 ち 症 しょう 、糖尿 とうにょう 病 びょう である[ 15] 。診断 しんだん と治療 ちりょう の方向 ほうこう 付 づ けには、心電図 しんでんず と心筋 しんきん 酵素 こうそ (英語 えいご 版 ばん ) が重要 じゅうよう である[ 15] 。 治療 ちりょう には心臓 しんぞう の酸素 さんそ 要求 ようきゅう 量 りょう を下 さ げる対策 たいさく と冠 かんむり 血 ち 流量 りゅうりょう を増 ふ やす努力 どりょく が含 ふく まれる[ 2] 。
COVID-19 に感染 かんせん した人 ひと は、発熱 はつねつ 、乾性 かんせい 咳嗽 がいそう 、嗅覚 きゅうかく や味覚 みかく の低下 ていか といった症状 しょうじょう を呈 てい し、中等 ちゅうとう 度 ど から重度 じゅうど の場合 ばあい は呼吸 こきゅう 困難 こんなん などの症状 しょうじょう がある場合 ばあい がある。
X線 せん 写真 しゃしん 前後 ぜんご 像 ぞう 上 じょう の拡大 かくだい した心臓 しんぞう のシルエットは、慢性 まんせい 的 てき な高血圧 こうけつあつ が左 ひだり 心室 しんしつ に与 あた える影響 えいきょう によるうっ血 けつ 性 せい 心不全 しんふぜん によるものである。心臓 しんぞう は肥大 ひだい し、胸水 きょうすい が貯留 ちょりゅう し、肺 はい うっ血 けつ を呈 てい している。
うっ血 けつ 性 せい 心不全 しんふぜん は、労作 ろうさく 時 じ の呼吸 こきゅう 困難 こんなん 、起 おこり 坐 すわ 呼吸 こきゅう (寝 ね ると息苦 いきぐる しくなるために座 すわ っている)(英語 えいご 版 ばん ) 、発作 ほっさ 性 せい 夜間 やかん 呼吸 こきゅう 困難 こんなん (英語 えいご 版 ばん ) などを頻繁 ひんぱん に呈 てい する[ 2] 。米国 べいこく の一般 いっぱん 人口 じんこう の1~2%が発症 はっしょう し、65歳 さい 以上 いじょう では10%が発症 はっしょう している[ 2] [ 15] 。 急性 きゅうせい 非 ひ 代償 だいしょう 性 せい 心不全 しんふぜん (英語 えいご 版 ばん ) の危険 きけん 因子 いんし には、食塩 しょくえん 摂取 せっしゅ 過多 かた 、薬 くすり を処方 しょほう 通 どお りに内服 ないふく しない、心筋 しんきん 虚 きょ 血 ち 、不整脈 ふせいみゃく 、腎不全 じんふぜん 、肺 はい 塞 ふさが 栓 せん 、高血圧 こうけつあつ 、感染 かんせん 症 しょう などがある[ 15] 。治療 ちりょう 努力 どりょく は肺 はい うっ血 けつ の減少 げんしょう を目指 めざ すことになる[ 2] 。
慢性 まんせい 閉塞 へいそく 性 せい 肺 はい 疾患 しっかん (COPD)、特 とく に肺気腫 はいきしゅ や慢性 まんせい 気管支炎 きかんしえん の患者 かんじゃ は、慢性 まんせい 的 てき な呼吸 こきゅう 困難 こんなん や湿性 しっせい 咳嗽 がいそう を伴 ともな うことが多 おお い[ 2] 。急性 きゅうせい 増悪 ぞうあく (英語 えいご 版 ばん ) 時 とき は息切 いきぎ れが増悪 ぞうあく し、喀痰 かくたん (英語 えいご 版 ばん ) が増 ふ える[ 2] 。COPDは肺炎 はいえん の危険 きけん 因子 いんし であるため、この状態 じょうたい (急性 きゅうせい 増悪 ぞうあく )を除外 じょがい する必要 ひつよう がある[ 2] 。急性 きゅうせい 増悪 ぞうあく 時 じ の治療 ちりょう は、抗 こう コリン薬 やく 、β べーた 2アドレナリン受容 じゅよう 体 たい 作動 さどう 薬 やく 、ステロイド 、場合 ばあい によっては人工 じんこう 呼吸 こきゅう 器 き 、これらを組 く み合 あ わせることによる[ 2] 。
喘息 ぜんそく は、呼吸 こきゅう 困難 こんなん で救急 きゅうきゅう 外来 がいらい を受診 じゅしん する最 もっと も一般 いっぱん 的 てき な理由 りゆう である[ 2] 。発展 はってん 途上 とじょう 国 こく ・先進 せんしん 国共 こっきょう に最 もっと も多 おお い肺 はい 疾患 しっかん であり、人口 じんこう の約 やく 5%が罹患 りかん している[ 2] 。その他 た の症状 しょうじょう には喘鳴 ぜんめい (英語 えいご 版 ばん ) 、胸 むね のつかえ、乾性 かんせい 咳嗽 がいそう がある[ 2] 。小児 しょうに の治療 ちりょう には吸入 きゅうにゅう コルチコステロイド が望 のぞ ましい。しかしこれらの薬剤 やくざい は成長 せいちょう 速度 そくど を下 さ げる[ 16] 。急性 きゅうせい 症状 しょうじょう は短 たん 作用 さよう 性 せい 気管支 きかんし 拡張 かくちょう 剤 ざい で治療 ちりょう する[ 17] 。
胸部 きょうぶ CTスキャンで左側 ひだりがわ 気胸 ききょう が認 みと められる。治療 ちりょう のために胸腔 きょうこう ドレーン が留置 りゅうち されている。
気胸 ききょう は、典型 てんけい 的 てき には急性 きゅうせい 発症 はっしょう の胸膜炎 きょうまくえん 性 せい 胸痛 きょうつう と酸素 さんそ 吸入 きゅうにゅう で改善 かいぜん しない呼吸 こきゅう 困難 こんなん を呈 てい する[ 2] 。 身体 しんたい 所見 しょけん は、片側 かたがわ の胸部 きょうぶ の呼吸 こきゅう 音 おん の消失 しょうしつ 、頚 けい 静脈 じょうみゃく 怒張 どちょう (英語 えいご 版 ばん ) 、気管 きかん の偏 へん 位 い がある[ 2] 。
肺炎 はいえん の症状 しょうじょう は、発熱 はつねつ 、湿性 しっせい 咳嗽 がいそう 、呼吸 こきゅう 困難 こんなん 、胸膜 きょうまく 痛 つう である[ 2] 。診察 しんさつ 時 じ に吸気 きゅうき 時 じ の湿性 しっせい ラ音 おん (英語 えいご 版 ばん ) が聞 き こえることがある[ 2] 。肺炎 はいえん とうっ血 けつ 性 せい 心不全 しんふぜん を区別 くべつ するには、胸部 きょうぶ X線 せん が役 やく に立 た つ[ 2] 。原因 げんいん は通常 つうじょう 細菌 さいきん 感染 かんせん なので、通常 つうじょう 治療 ちりょう に抗生 こうせい 剤 ざい が用 もち いられる[ 2] 。
肺 はい 塞 ふさが 栓 せん 症 しょう は、典型 てんけい 的 てき には急性 きゅうせい に発症 はっしょう する呼吸 こきゅう 困難 こんなん を呈 てい する[ 2] 。その他 た の症状 しょうじょう としては、胸膜炎 きょうまくえん 様 よう の胸痛 きょうつう 、咳 せき 、喀血 かっけつ 、発熱 はつねつ などがある[ 2] 。危険 きけん 因子 いんし としては、深部 しんぶ 静脈 じょうみゃく 血栓 けっせん 症 しょう 、最近 さいきん の手術 しゅじゅつ 、がん 、血 ち 栓塞 せんそく 栓 せん 症 しょう の既往 きおう が挙 あ げられる[ 2] 。 死亡 しぼう リスクが高 たか いため急性 きゅうせい 呼吸 こきゅう 困難 こんなん の発症 はっしょう 時 じ には必 かなら ず考慮 こうりょ しなければならない[ 2] 。しかし診断 しんだん は困難 こんなん な場合 ばあい もある[ 2] ので、ウェルズ・スコア (英語 えいご 版 ばん ) を使 つか った臨床 りんしょう 確 かく 率 りつ の評価 ひょうか がよく行 おこな われている。治療 ちりょう は、症状 しょうじょう の重症 じゅうしょう 度 ど に応 おう じて、通常 つうじょう 、抗 こう 凝固 ぎょうこ 剤 ざい から開始 かいし する。危険 きけん な徴候 ちょうこう (低 てい 血圧 けつあつ )がある場合 ばあい は、血栓 けっせん 溶解 ようかい 療法 りょうほう が行 おこな われることがある[ 2] 。
徐々 じょじょ に進行 しんこう する貧血 ひんけつ は、通常 つうじょう 、労作 ろうさく 時 じ 呼吸 こきゅう 困難 こんなん 、疲労 ひろう 、脱力 だつりょく 、頻 しき 脈 みゃく を呈 てい する[ 18] 。 心不全 しんふぜん に至 いた る場合 ばあい もある[ 18] 。貧血 ひんけつ はしばしば呼吸 こきゅう 困難 こんなん の原因 げんいん である。月経 げっけい は、特 とく に過多 かた の場合 ばあい 、貧血 ひんけつ の原因 げんいん となり、女性 じょせい では結果 けっか 的 てき に呼吸 こきゅう 困難 こんなん の原因 げんいん となることがある。頭痛 ずつう も貧血 ひんけつ 患者 かんじゃ における呼吸 こきゅう 困難 こんなん の症状 しょうじょう である。また、酸素 さんそ と圧力 あつりょく の不足 ふそく により目 め の奥 おく が低 てい 血圧 けつあつ になり、視界 しかい がぼやけるという患者 かんじゃ もいる。これらの患者 かんじゃ はひどい頭痛 ずつう を訴 うった え、脳 のう に障害 しょうがい を残 のこ すことすらある。症状 しょうじょう としては、集中 しゅうちゅう 力 りょく の低下 ていか 、疲労 ひろう 、言語 げんご 能力 のうりょく 障害 しょうがい 、記憶 きおく 力 りょく の低下 ていか などがある[ 19] 。
呼吸 こきゅう 困難 こんなん は、がん 患者 かんじゃ にはよくあることで、多 おお くの異 こと なる要因 よういん によって引 ひ き起 お こされる可能 かのう 性 せい がある。進行 しんこう がんの患者 かんじゃ では、より継続 けいぞく 的 てき な呼吸 こきゅう 困難 こんなん の感覚 かんかく とともに、激 はげ しい呼吸 こきゅう 困難 こんなん のエピソード があることがある[ 20] 。
呼吸 こきゅう 困難 こんなん の他 ほか の重要 じゅうよう なまたは一般 いっぱん 的 てき な原因 げんいん には、心 こころ タンポナーデ 、アナフィラキシー 、間 あいだ 質 しつ 性 せい 肺炎 はいえん 、パニック発作 ほっさ [ 6] [ 12] [ 18] 、肺 はい 高 だか 血圧 けつあつ 症 しょう がある。また、女性 じょせい の約 やく 2/3が正常 せいじょう な妊娠 にんしん の症状 しょうじょう の一部 いちぶ として息切 いきぎ れを経験 けいけん する[ 9] 。
心 こころ タンポナーデは、呼吸 こきゅう 困難 こんなん 、頻 しき 脈 みゃく 、頸静脈 じょうみゃく 圧 あつ 上昇 じょうしょう 、奇 き 脈 みゃく (吸気 きゅうき 時 じ の収縮 しゅうしゅく 期 き 血圧 けつあつ 低下 ていか が10mmHg以上 いじょう となる)(英語 えいご 版 ばん ) を呈 てい する[ 18] 。診断 しんだん のゴールドスタンダードは心臓 しんぞう 超 ちょう 音波 おんぱ 検査 けんさ である[ 18] 。
アナフィラキシーは通常 つうじょう 、既往 きおう のある人 ひと に数 すう 分 ふん で発症 はっしょう する[ 6] 。その他 た の症状 しょうじょう としては、蕁麻疹 じんましん 、血管 けっかん 性 せい 浮腫 ふしゅ (上気 じょうき 道 どう 浮腫 ふしゅ を伴 ともな う)(英語 えいご 版 ばん ) 、胃腸 いちょう の不調 ふちょう などがある[ 6] 。主 おも な治療 ちりょう 法 ほう はエピネフリン である[ 6] 。
間 あいだ 質 しつ 性 せい 肺炎 はいえん は、典型 てんけい 的 てき には、素因 そいん となる環境 かんきょう 暴露 ばくろ の既往 きおう があり、呼吸 こきゅう 困難 こんなん は緩徐 かんじょ に悪化 あっか していく[ 12] 。 頻 しき 脈 みゃく 性 せい 不整脈 ふせいみゃく を有 ゆう する患者 かんじゃ では、呼吸 こきゅう 困難 こんなん が唯一 ゆいいつ の症状 しょうじょう であることが多 おお い[ 15] 。
パニック発作 ほっさ は、典型 てんけい 的 てき には過 か 呼吸 こきゅう 、発汗 はっかん 、パレステジア(異常 いじょう 感覚 かんかく ) を呈 てい する[ 6] が、これらは除外 じょがい 診断 しんだん (英語 えいご 版 ばん ) である[ 12] 。
脊髄 せきずい 損傷 そんしょう 、横 よこ 隔 へだた 神経 しんけい 損傷 そんしょう 、ギラン・バレー症候群 しょうこうぐん 、筋 すじ 萎縮 いしゅく 性 せい 側 がわ 索 さく 硬化 こうか 症 しょう 、多発 たはつ 性 せい 硬化 こうか 症 しょう 、筋 きん ジストロフィー などの神経 しんけい 疾患 しっかん は、すべて呼吸 こきゅう 困難 こんなん の原因 げんいん となり得 え る[ 11] 。また、声帯 せいたい 機能 きのう 障害 しょうがい (英語 えいご 版 ばん ) の結果 けっか 、呼吸 こきゅう 困難 こんなん が生 しょう じることもある[ 21] 。
サルコイドーシス は、一般 いっぱん に乾性 かんせい 咳嗽 がいそう 、疲労 ひろう 、呼吸 こきゅう 困難 こんなん を呈 てい する原因 げんいん 不明 ふめい の炎症 えんしょう 性 せい 疾患 しっかん であるが、複数 ふくすう の臓器 ぞうき 系 けい が侵 おか され、目 め 、皮膚 ひふ 、関節 かんせつ などの部位 ぶい が侵 おか されることがある[ 22] 。
酸 さん 感受性 かんじゅせい イオンチャネル化学 かがく 受容 じゅよう 器 き 、機械 きかい 受容 じゅよう 器 き 、肺 はい 内 ない 受容 じゅよう 体 たい (英語 えいご 版 ばん ) など、異 こと なる生理学 せいりがく 的 てき 経路 けいろ が呼吸 こきゅう 困難 こんなん に介在 かいざい している可能 かのう 性 せい がある[ 15] 。
呼吸 こきゅう 困難 こんなん は、求心 きゅうしん 性 せい 信号 しんごう 、遠心 えんしん 性 せい 信号 しんごう 、中枢 ちゅうすう の情報処理 じょうほうしょり という3つの要素 ようそ で構成 こうせい されていると考 かんが えられている。脳 のう の中央 ちゅうおう 処理 しょり では、求心 きゅうしん 性 せい 信号 しんごう と遠心 えんしん 性 せい 信号 しんごう を比較 ひかく し、換気 かんき の必要 ひつよう 性 せい (求心 きゅうしん 性 せい 信号 しんごう )が実際 じっさい の呼吸 こきゅう (遠心 えんしん 性 せい 信号 しんごう )によって満 み たされない場合 ばあい など、両者 りょうしゃ の間 あいだ に「ミスマッチ」が生 しょう じた場合 ばあい に呼吸 こきゅう 困難 こんなん を生 しょう じると考 かんが えられている[ 23] [要 よう ページ番号 ばんごう ] 。
求心 きゅうしん 性 せい 信号 しんごう は、脳 のう に到達 とうたつ する感覚 かんかく 神経 しんけい 信号 しんごう である。呼吸 こきゅう 困難 こんなん に重要 じゅうよう な求心 きゅうしん 性 せい ニューロンは、頸動脈 みゃく 小体 こてい 、延髄 えんずい 、肺 はい 、胸壁 きょうへき 筋 すじ を含 ふく む多数 たすう の起点 きてん として生 しょう じる。頸動脈 みゃく 小体 こてい および延髄 えんずい の化学 かがく 受容 じゅよう 体 たい は、O2 、CO2 およびH+ の血液 けつえき ガス中 ちゅう の濃度 のうど に関 かん する情報 じょうほう を提供 ていきょう する[ 24] 。肺 はい では、傍 はた 毛細血管 もうさいけっかん 受容 じゅよう 体 たい (J受容 じゅよう 体 たい )(英語 えいご 版 ばん ) が肺 はい の間 あいだ 質 しつ 性 せい 浮腫 ふしゅ に敏感 びんかん で、伸張 しんちょう 受容 じゅよう 体 たい は気管支 きかんし 収縮 しゅうしゅく を知 し らせる。胸壁 きょうへき の筋 すじ 紡錘 ぼうすい は、呼吸 こきゅう 筋 すじ の伸張 しんちょう と緊張 きんちょう を知 し らせるものである。したがって、高 こう 炭酸 たんさん ガス血 ち 症 しょう (英語 えいご 版 ばん ) につながる換気 かんき 不良 ふりょう 、肺 はい の間 あいだ 質 しつ 性 せい 浮腫 ふしゅ (ガス交換 こうかん の障害 しょうがい )につながる左 ひだり 心不全 しんふぜん 、気管支 きかんし 攣縮 (気流 きりゅう の制限 せいげん )につながる喘息 ぜんそく 、および呼吸 こきゅう 筋 すじ の非 ひ 効率 こうりつ な動作 どうさ につながる筋肉 きんにく 疲労 ひろう はすべて、呼吸 こきゅう 困難 こんなん の感覚 かんかく の原因 げんいん となる可能 かのう 性 せい がある[ 23] [要 よう ページ番号 ばんごう ] 。
遠心 えんしん 性 せい 信号 しんごう は、呼吸 こきゅう 筋 すじ に下降 かこう する運動 うんどう 神経 しんけい 信号 しんごう である。呼吸 こきゅう 筋 すじ の中 なか で最 もっと も重要 じゅうよう なのは横隔膜 おうかくまく である。その他 た の呼吸 こきゅう 筋 すじ には、外 そと 肋間 ろっかん 筋 すじ (英語 えいご 版 ばん ) と内 うち 肋間 ろっかん 筋 すじ 、腹筋 ふっきん 、副 ふく 呼吸 こきゅう 筋 すじ がある[ 25] 。
脳 のう は換気 かんき に関 かん する豊富 ほうふ な求心 きゅうしん 性 せい 情報 じょうほう を受 う け取 と ると、遠心 えんしん 性 せい 信号 しんごう によって決定 けってい される現在 げんざい の呼吸 こきゅう レベルと比較 ひかく することができる。呼吸 こきゅう のレベルが身体 しんたい の状態 じょうたい に対 たい して不適切 ふてきせつ な場合 ばあい 、呼吸 こきゅう 困難 こんなん が生 しょう じる可能 かのう 性 せい がある。また、呼吸 こきゅう 困難 こんなん には心理 しんり 的 てき な要素 ようそ もあり、そのような状況 じょうきょう で呼吸 こきゅう を意識 いしき しても、呼吸 こきゅう 困難 こんなん の典型 てんけい 的 てき な苦痛 くつう を感 かん じない人 ひと もいる[ 23] [要 よう ページ番号 ばんごう ] 。
初期 しょき アプローチは、蘇生 そせい のABC、すなわち気道 きどう (Airway)、呼吸 こきゅう (Breathing)、循環 じゅんかん (Circulation)(英語 えいご 版 ばん ) の評価 ひょうか から始 はじ まり[ 注釈 ちゅうしゃく 1] 、病歴 びょうれき 聴取 ちょうしゅ と身体 しんたい 診察 しんさつ を行 おこな う[ 2] 。
重大 じゅうだい な重症 じゅうしょう 度 ど を示 しめ す徴候 ちょうこう や症状 しょうじょう には、低 てい 血圧 けつあつ 、低 てい 酸素 さんそ 血 ち 症 しょう 、気管 きかん 偏 へん 位 い (英語 えいご 版 ばん ) 、意識 いしき レベル の変化 へんか 、循環 じゅんかん 動態 どうたい 不安定 ふあんてい な不整脈 ふせいみゃく 、吸気 きゅうき 時 じ 喘鳴 ぜんめい (英語 えいご 版 ばん ) 、陥没 かんぼつ 呼吸 こきゅう 、チアノーゼ 、前 ぜん 傾 かたぶけ で肩 かた で息 いき をしている状態 じょうたい (三脚 さんきゃく 位 い 、tripod position)(英語 えいご 版 ばん ) 、呼吸 こきゅう 補助 ほじょ 筋 すじ (胸 むね 鎖 くさり 乳 ちち 突筋 、斜 はす 角 かく 筋 すじ )への顕著 けんちょ な依存 いぞん 、呼吸 こきゅう 音 おん の消失 しょうしつ などがある[ 12] 。
呼吸 こきゅう 困難 こんなん の程度 ていど を定量 ていりょう 化 か するために、多 おお くの尺度 しゃくど が用 もち いられている[ 26] 。主観 しゅかん 的 てき に1から10までの尺度 しゃくど で評価 ひょうか し、その数値 すうち に関連 かんれん する記述 きじゅつ 子 こ を付 つ けることもある(修正 しゅうせい ボルグスケール (英語 えいご 版 ばん ) )[ 26] 。
修正 しゅうせい MRC息切 いきぎ れスケール[ 27]
グレード
息切 いきぎ れの程度 ていど
0
激 はげ しい運動 うんどう をしたときだけ息切 いきぎ れがある
1
平坦 へいたん な道 みち を早足 はやあし で歩 ある く,あるいはゆるやかな 上 のぼ り坂 ざか を歩 ある くときに息切 いきぎ れがある
2
息切 いきぎ れがあるので,同年代 どうねんだい の人 ひと よりも平坦 へいたん な 道 みち を歩 ある くのが遅 おそ い,
あるいは平坦 へいたん な道 みち を自分 じぶん のペースで歩 ある いているとき,息切 いきぎ れのために 立 た ち止 ど まることがある
3
平坦 へいたん な道 みち を約 やく 100m,あるいは数 すう 分 ふん 歩 ある くと息 いき 切 き れのため立 た ち止 ど まる
4
息切 いきぎ れがひどく家 いえ から出 で られない,あるいは 衣服 いふく の着替 きが えをするときにも息切 いきぎ れがある
MRC息切 いきぎ れスケール は、呼吸 こきゅう 困難 こんなん が生 しょう じる状況 じょうきょう や重症 じゅうしょう 度 ど に基 もと づき5段階 だんかい の呼吸 こきゅう 困難 こんなん を提案 ていあん するものである[ 28] 。国際 こくさい 的 てき に普及 ふきゅう している呼吸 こきゅう 困難 こんなん の評価 ひょうか 尺度 しゃくど であり、日本 にっぽん でも改訂 かいてい 版 ばん の修正 しゅうせい MRC息切 いきぎ れスケール が近年 きんねん 多 おお くのガイドラインに取 と り入 い れられてきているが、学会 がっかい やガイドライン間 あいだ で訳 わけ に違 ちが いがあるため、どの日本語 にほんご 版 ばん を用 もち いるべきかで臨床 りんしょう 現場 げんば に混乱 こんらん が生 しょう じてもいる[ 29] 。
ヒュー・ジョーンズ分類 ぶんるい
グレード
息切 いきぎ れの程度 ていど
Ⅰ
同年代 どうねんだい の健常 けんじょう 者 しゃ と同様 どうよう の生活 せいかつ ・仕事 しごと ができ、階段 かいだん も健常 けんじょう 者 しゃ なみにのぼれる
Ⅱ
歩行 ほこう は同年代 どうねんだい の健常 けんじょう 者 しゃ 並 なみ にできるが、階段 かいだん の上 のぼ り下 くだ りは健常 けんじょう 者 しゃ なみにできない
Ⅲ
健常 けんじょう 者 しゃ なみに歩 ある けないが、自分 じぶん のペースで1km(または1マイル)程度 ていど の歩行 ほこう が可能 かのう
Ⅳ
休 やす みながらでなければ50m以上 いじょう の歩行 ほこう が不可能 ふかのう
Ⅴ
会話 かいわ や着物 きもの の着脱 ちゃくだつ で息 いき がきれ、外出 がいしゅつ ができない
日本 にっぽん で古 ふる くから利用 りよう されているものに、ヒュー・ジョーンズ分類 ぶんるい (Hugh-Jones分類 ぶんるい )がある[ 30] [ 31] が、そもそもFletcherらが使 つか っていた[ 30] ものなので、名称 めいしょう に疑義 ぎぎ があるために国際 こくさい 的 てき に通用 つうよう しない分類 ぶんるい であり、MRCスケールの使用 しよう が推奨 すいしょう されるようになってきている[ 29] 。
呼吸 こきゅう 困難 こんなん の原因 げんいん を特定 とくてい するために、多 おお くの検査 けんさ 項目 こうもく が参考 さんこう になることがある。Dダイマー は、リスクの低 ひく い人 ひと の肺 はい 塞 ふさが 栓 せん 症 しょう を除外 じょがい するのに有用 ゆうよう であるが、呼吸 こきゅう 困難 こんなん につながる多 おお くの疾患 しっかん で陽性 ようせい となる可能 かのう 性 せい があるため、陽性 ようせい であってもあまり参考 さんこう にならない[ 15] 。脳性 のうせい ナトリウム利尿 りにょう ペプチド (BNP)の低 てい 値 ね は鬱血 うっけつ 性 せい 心不全 しんふぜん を除外 じょがい するのに効果 こうか があるが、高値 たかね は診断 しんだん を支持 しじ するが、高齢 こうれい 、腎不全 じんふぜん 、急性 きゅうせい 冠 かんむり 症候群 しょうこうぐん 、大 おお きな肺 はい 塞 ふさが 栓 せん による可能 かのう 性 せい もある[ 15] 。
胸部 きょうぶ X線 せん 撮影 さつえい (英語 えいご 版 ばん ) は、気胸 ききょう 、肺 はい 水腫 すいしゅ 、肺炎 はいえん の確認 かくにん または除外 じょがい に有用 ゆうよう である[ 15] 。放射線 ほうしゃせん 造影 ぞうえい 剤 ざい (英語 えいご 版 ばん ) を静脈 じょうみゃく 内 ない 投与 とうよ するスパイラルCT は、肺 はい 塞 ふさが 栓 せん 症 しょう の評価 ひょうか に選択 せんたく される画像 がぞう 検査 けんさ である[ 15] 。
呼吸 こきゅう 困難 こんなん の主 おも な治療 ちりょう は、その根本 こんぽん 的 てき な原因 げんいん に向 む けられる[ 6] 。 低 てい 酸素 さんそ 症 しょう の患者 かんじゃ には追加 ついか の酸素 さんそ 補給 ほきゅう が有効 ゆうこう であるが、血 ち 中 ちゅう 酸素 さんそ 飽和 ほうわ 度 ど が正常 せいじょう な患者 かんじゃ には効果 こうか がない[ 4] [ 32] 。
理学 りがく 療法 りょうほう による介入 かいにゅう も有益 ゆうえき である[ 33] 。神経 しんけい /神経 しんけい 筋 すじ 異常 いじょう がある人 ひと は、換気 かんき に必要 ひつよう な肋間 ろっかん 筋 すじ 、腹筋 ふっきん および/またはその他 た の筋肉 きんにく が弱 よわ いか麻痺 まひ しているために呼吸 こきゅう 困難 こんなん がある[ 34] 。この集団 しゅうだん に対 たい するいくつかの理学 りがく 療法 りょうほう 介入 かいにゅう には、積極 せっきょく 的 てき 咳嗽 がいそう 補助 ほじょ [ 35] 、息継 いきつ ぎなどの換気 かんき 量 りょう の増強 ぞうきょう [ 36] 、体位 たいい と換気 かんき パターンに関 かん する教育 きょういく [ 37] 、呼吸 こきゅう 促進 そくしん の動作 どうさ 戦略 せんりゃく [ 36] などがある。呼吸 こきゅう 器 き リハビリテーション(英語 えいご 版 ばん ) は、COPD患者 かんじゃ など一部 いちぶ の人 ひと の症状 しょうじょう を緩和 かんわ することはあるが、基礎 きそ 疾患 しっかん を治癒 ちゆ することはない[ 38] [ 39] 。顔面 がんめん への扇風機 せんぷうき 療法 りょうほう (手持 ても ちの小型 こがた 扇風機 せんぷうき を顔 かお に向 む ける)は、がんを含 ふく むさまざまな進行 しんこう 性 せい 疾患 しっかん の患者 かんじゃ の呼吸 こきゅう 困難 こんなん を緩和 かんわ することが示 しめ されている[ 40] 。その作用 さよう 機 き 序 じょ は三叉 みつまた 神経 しんけい への刺激 しげき と考 かんが えられている。
全身 ぜんしん 投与 とうよ の即 そく 放 ひ 型 かた オピオイド は、がんおよびがん以外 いがい の原因 げんいん による呼吸 こきゅう 困難 こんなん の症状 しょうじょう の重症 じゅうしょう 度 ど を迅速 じんそく に軽減 けいげん するのに有効 ゆうこう である[ 4] [ 41] 。長時間 ちょうじかん 作用 さよう 型 がた /徐 じょ 放 ひ 型 かた オピオイドは、緩和 かんわ 領域 りょういき における呼吸 こきゅう 困難 こんなん の予防 よぼう /治療 ちりょう 継続 けいぞく のためにも用 もち いられる。ミダゾラム 、ネブライザー によるオピオイド、混合 こんごう ガスの使用 しよう 、認知 にんち 行動 こうどう 療法 りょうほう を推奨 すいしょう するエビデンスはまだない[ 42] 。
非 ひ 薬理 やくり 学 がく 的 てき 介入 かいにゅう (英語 えいご 版 ばん ) は呼吸 こきゅう 困難 こんなん の管理 かんり に重要 じゅうよう な手段 しゅだん となる[ 20] 。潜在 せんざい 的 てき に有益 ゆうえき なアプローチとしては、心理 しんり 社会 しゃかい 的 てき (英語 えいご 版 ばん ) 問題 もんだい (不安 ふあん 、抑 そもそも うつ など)の積極 せっきょく 的 てき な管理 かんり 、および自己 じこ 管理 かんり 戦略 せんりゃく の実施 じっし 、例 たと えば、身体 しんたい 的 てき および精神 せいしん 的 てき リラックス法 ほう (英語 えいご 版 ばん ) 、ペーシング法 ほう 、エネルギー節約 せつやく 法 ほう 、呼吸 こきゅう 制御 せいぎょ エクササイズの学習 がくしゅう 、健康 けんこう 教育 きょういく などがある[ 20] 。扇風機 せんぷうき の使用 しよう はおそらく有益 ゆうえき と思 おも われる[ 20] 。認知 にんち 行動 こうどう 療法 りょうほう も有益 ゆうえき かもしれない[ 20] 。
重度 じゅうど 、慢性 まんせい 、または制御 せいぎょ 不能 ふのう な呼吸 こきゅう 困難 こんなん のある人 ひと には、呼吸 こきゅう 困難 こんなん を治療 ちりょう するための非 ひ 薬理 やくり 学 がく 的 てき アプローチを薬物 やくぶつ と併用 へいよう することがある。呼吸 こきゅう 困難 こんなん の原因 げんいん となっているがんを持 も つ患者 かんじゃ に対 たい しては、オピオイド 、ベンゾジアゼピン 、酸素 さんそ 、ステロイド などの薬物 やくぶつ 療法 りょうほう が提案 ていあん されている[ 20] 。最近 さいきん のシステマティック・レビュー およびメタアナリシス では、オピオイドは進行 しんこう がん患者 かんじゃ の治療 ちりょう において必 かなら ずしも高 たか い有効 ゆうこう 性 せい と関連 かんれん していないことがわかった[ 43] [ 44] 。
薬 くすり による副作用 ふくさよう や有害 ゆうがい 作用 さよう と、薬 くすり による改善 かいぜん の可能 かのう 性 せい のバランスを、薬 くすり を処方 しょほう する前 まえ に慎重 しんちょう に検討 けんとう する必要 ひつよう があることを確認 かくにん する[ 20] 。がん患者 かんじゃ の緩和 かんわ ケアにおいて、副腎 ふくじん 皮質 ひしつ ホルモンの全身 ぜんしん 投与 とうよ はよく行 おこな われているが、成人 せいじん がん患者 かんじゃ におけるこのアプローチの有効 ゆうこう 性 せい と潜在 せんざい 的 てき な有害 ゆうがい 作用 さよう は十分 じゅうぶん に研究 けんきゅう されていない[ 20] 。
米国 べいこく では、救急 きゅうきゅう 外来 がいらい を受診 じゅしん する人 ひと の3.5%が呼吸 こきゅう 困難 こんなん を主 おも な原因 げんいん としている。このうち約 やく 51%が入院 にゅういん し、13%が1年 ねん 以内 いない に死亡 しぼう している[ 45] 。入院 にゅういん 患者 かんじゃ の最大 さいだい 27%が呼吸 こきゅう 困難 こんなん を発症 はっしょう し[ 46] 、死 し にゆく患者 かんじゃ では75%が呼吸 こきゅう 困難 こんなん を経験 けいけん するという研究 けんきゅう もある[ 23] [要 よう ページ番号 ばんごう ] 。急性 きゅうせい 呼吸 こきゅう 困難 こんなん は、姑息 こそく 的 てき 治療 ちりょう を要 よう する人 ひと が救急 きゅうきゅう 外来 がいらい を訪 おとず れる最 もっと も多 おお い理由 りゆう である[ 4] 。進行 しんこう がんの成人 せいじん の最大 さいだい 70%も呼吸 こきゅう 苦 く を呈 てい する[ 20] 。
呼吸 こきゅう 困難 こんなん を意味 いみ する英語 えいご のdyspneaはラテン語 らてんご のdyspnoea 、ギリシャ語 ご のdyspnoia に由来 ゆらい し、文字通 もじどお り「呼吸 こきゅう の乱 みだ れ」を意味 いみ する[ 12] [ 47] 。その結合 けつごう 辞 じ (dys- + -pnea)は、機能 きのう 障害 しょうがい dysfunction(dys- + function)や無 む 呼吸 こきゅう apnea(a- + -pnea)といった他 ほか の医学 いがく 英語 えいご でおなじみである。医学 いがく 英語 えいご での最 もっと も一般 いっぱん 的 てき な発音 はつおん は、 disp-NEE -ə で、pが発音 はつおん され、niː音節 おんせつ が強 つよ く発音 はつおん (英語 えいご 版 ばん ) される。しかし、pnのpが黙 だま 字 じ である発音 はつおん (pneumo- も同様 どうよう )は一般 いっぱん 的 てき であり( または )[ 48] 、 また、最初 さいしょ に強 つよ 音節 おんせつ があるもの( or )もある[ 48] 。
英語 えいご では、医学 いがく でよく用 もち いられる様々 さまざま な"-pnea "を接尾 せつび 辞 じ とする単語 たんご は、niːの音節 おんせつ とその前 まえ の音節 おんせつ のどちらが強調 きょうちょう されるかについて、一 ひと つの明確 めいかく なパターンに従 したが っていない。pは通常 つうじょう 発音 はつおん されるが、単語 たんご によっては黙 だま 字 じ となることがある。以下 いか の照合 しょうごう 表 ひょう は、主要 しゅよう な辞書 じしょ がどのように発音 はつおん ・表記 ひょうき しているかを示 しめ したものである(あまり用 もち いられない表記 ひょうき は省略 しょうりゃく )。
^ 一般 いっぱん 的 てき な蘇生 そせい のアプローチは2023年 ねん 現在 げんざい はC、A、Bの順 じゅん に変 か わってきているが、呼吸 こきゅう を原因 げんいん とした急変 きゅうへん に対 たい する優先 ゆうせん 度 ど はA、B、Cで良 よ いであろう。
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