娼婦 と淑女
ジャンル |
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オープニング |
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プロデューサー |
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ステレオ | |
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2010 | |
30 | |
65 | |
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『
概要
[ドラマは
あらすじ
[キャスト
[主人公
[藤堂 (山田 )紅子 -安達 祐実 貧 しい大工 の許 に生 まれ、生活苦 に喘 ぐ家族 を支 えるべく、スリや窃盗 を繰 り返 していた。一人称 は「アタイ」(第 3部 では「あたし」)で、言葉 遣 いは乱暴 で男勝 りな性格 。幸 せになるために蛾 のように光 を追 い求 めるような生 き方 をしていたが、根 は優 しい。侵入 先 の武蔵野 の別荘 で出会 った凛 子 の死 を偶然 知 り、苦 しい生活 から家族 を救 い、はい上 がる為 に凛 子 の身代 わりになり凛 子 を演 じた。しかし、清瀬 家 の人々 に正体 がばれ、真彦 と二人 で生 きていく決意 をした矢先 、泰造 と和子 に実 の娘 でないことを告 げられ、さらに凛 子 の双子 の妹 で、真彦 とは異母 兄妹 であることを知 る。そして武蔵野 の別荘 で真彦 と一 夜 を共 にした後 に別 れ、真彦 への想 いを抱 きながら、藤堂 との結婚 を決 める。その後 、真彦 を庇 って太一 に刺 され、一命 を取 りとめるが、太一 の密告 により凛 子 殺害 の容疑 をかけられ、清瀬 家 を救 うために全 ての罪 を被 り、詐欺 罪 で逮捕 されてしまう。- それによって
山田 家 への援助 が切 られ、長屋 を追 われた家族 が行方 不明 となり、さらに藍子 が死 んだことを服役 中 に藤堂 から聞 かされ、自分 を戒 めるために、4年 後 に刑務所 を出所 してからは女 を捨 て男装 の執事 となり、清瀬 家 への復讐 を誓 う。一人称 は「俺 」を使 うようになり、髪 も短 く切 った。一 つ復讐 を果 たすたびに自分 の左手 をハサミやガラス片 で傷 つけ、自分 も苦 しめていたが、封印 してきた真彦 への愛 と清瀬 家 への憎 しみの狭間 で精神 的 に耐 え切 れなくなり、過 呼吸 の症状 を起 こしていた。久我山 に屋敷 を奪 われた後 も爵位 に固執 するミツに対 し、すべてを失 わせて分 からせるために特高 に密告 。横流 しした武器 の取引 現場 で太一 とともに逮捕 されるが、久我山 のもとで杏子 が暮 らし始 めたことから釈放 される。太一 を刺殺 した罪 で逮捕 された麗華 に代 わって眞一 を育 てていくために、山田 家 を売却 。 空襲 で焼 かれた藤堂 の孤児 院 の代 わりに、武蔵野 の別荘 を新 たな孤児 院 「清風 庵 」とし、眞一 と孤児 たちを守 る一方 で、裏 では金貸 しをしている。眞 一 に実 の母親 を取 り戻 すために、娼婦 になった麗華 を連 れ戻 そうとするが拒絶 され、自 らも「麻莉 亜 」で娼婦 として働 き、麗華 の客 たちを奪 っていく。その後 、生 き別 れとなっていた妹 ・藍子 と再会 を果 たすが、藍子 に憎 まれている事 を知 りショックを受 ける。康 助 の命令 で陽平 に抱 かれた時 、忘 れようとしながらも自分 の中 で生 き続 けていた真彦 の存在 に気 づき、愛 し合 う藤堂 を裏切 った気持 ちから別 れを告 げるが、強引 に結婚 させられる。麗華 ・陽平 と暮 らし始 めた眞一 を康 助 から守 るために「麻莉 亜 」で一緒 に暮 らすが、陽平 に心 惹 かれ、二人 で「麻莉 亜 」を出 て暮 らそうとする。だが、その矢先 、藤堂 の通報 で「麻莉 亜 」に警察 がやってきて、康 助 になすりつけられる形 で、娼婦 たちを守 るために「麻莉 亜 」のオーナーとなる。藤堂 に「清風 庵 」を追 われた子供 たちと千鶴 を「麻莉 亜 」に住 まわせ、孤児 院 にしようとする。しかし女 主人 となった麗華 に出 て行 くことを要求 され、千鶴 や子供 たち、娼婦 たちの居場所 を守 るためにそれに応 じる。数日 後 、陽平 から別 れを告 げられるが、彼 が結核 を再発 したとは知 らず、愛 していると告白 する。藍子 から陽平 の結核 が再発 したと聞 かされると同時 に、妊娠 した藍子 を切 り捨 てた藤堂 の裏切 りを知 る。そして、陽平 を一人 で死 なせないため、そばにいることを固 く決意 する。 しかし、陽平 がみんなの為 に麗華 と一緒 にいることを決意 すると、それを受 け入 れ、陽平 と最後 の抱擁 をする。紅子 の中 で陽平 が生 き続 けることに嫉妬 した藤堂 が陽平 を殺 そうとしたが、自分 の手 で終 わらせると言 って陽平 を刺 す(実 は刺 したふりをしただけで、自分 の手 でナイフを握 り締 めて出血 させ、陽平 の流血 と見 せかけた)。その後 行方 をくらますが、陽平 との遺 された時間 を共 にし最期 を看取 った後 、孝太郎 ・杏子 と富士山 の麓 で孤児 院 を開 いている。その一方 で謎 の女性 歌手 ・RINとして歌 った「いばらのみち」がラジオで話題 となり、この歌 が眞 一 と再会 するきっかけとなった。清瀬 凛 子 -安達 祐実 〔二 役 〕(幼少 期 -浅見 姫 香 )紅子 の双子 の姉 で、清瀬 家 の正統 後継 者 。真彦 とは兄妹 同然 に育 ち、相思相愛 の仲 。紅子 とは対照 的 に、一人称 は「私 」で、甘 い声 (紅子 も声 真似 をすることは可能 )を持 つ清楚 で可憐 なお嬢様 。真彦 の不 注意 により左肩 に火傷 の痕 がある。生 まれつき体 が弱 く、毒 が混 ぜられた薬 を服用 して亡 くなった。当初 は何者 かに毒物 を混入 されて殺 されたと思 われたが、杏子 から父親 が孝太郎 でなく久我山 で、真彦 とは異母 兄妹 で結婚 できないと聞 かされた夜 、真彦 に抱 いてほしいと伝 えるも受 け入 れられず、翌日 自 ら命 を絶 つ。
清瀬 家
[清瀬 孝太郎 -岸 博之 凛 子 ・紅子 の養父 、太一 の実父 。清瀬 家 の遠縁 の子爵 家 出身 で書生 として清瀬 家 に入 り、婿養子 として杏子 と結婚 したが、使用人 だった千鶴 に手 を出 し、生 まれた太一 を清瀬 家 の養子 にする。その後 も千鶴 との不倫 関係 は続 いている。凛 子 を演 じる紅子 や自分 に心 を開 いてくれない杏子 を心配 している。その後 、千鶴 とは別 れ、壊 れてしまった杏子 を献身 的 に支 えていた。ところが、久我山 が杏子 の帯 紐 を届 けに清瀬 家 にやって来 てから、二人 の関係 に疑念 を抱 き始 め、妻 の裏切 りと凛 子 ・紅子 が自分 とは血 のつながりがないことを知 る。それでも復讐 に囚 われる紅子 を責 めることなく、逆 に娘 の苦 しみを受 け止 める。清瀬 家 を訪 れた久我山 から紅子 と杏子 を守 り、書生 時代 から憧 れていた杏子 と結婚 でき、愛 する杏子 が産 んだ娘 だからこそ凛 子 ・紅子 を自分 の娘 として愛情 を注 ぎ、幸 せだったことを伝 え、ようやく杏子 と本当 に愛 し合 えるようになる。屋敷 を追 われた後 は杏子 ・ミツとともに、紅子 が買 い戻 した旧 山田 家 の長屋 で暮 らしている。杏子 が久我山 の元 へ行 ってからは千鶴 の元 で暮 らす。その後 杏子 とは別 れ、闇市 で働 きながら一人暮 らしをするが、闇市 で食糧 を手 に入 れ紅子 や杏子 に調達 している。娼婦 となった紅子 を心配 し「麻莉 亜 」でボーイの仕事 に就 く。娼館を出 ることになった千鶴 と「清風 庵 」の孤児 たちに新 たな孤児 院 を紹介 する。10年 後 には、富士山 の麓 でよりを戻 した杏子 と孤児 院 を開 いている。清瀬 杏子 -越智 静香 凛 子 ・紅子 の実母 。実 は凛 子 ・紅子 の父親 は孝太郎 でなく久我山 だという秘密 を抱 えていた。久我山 と愛 し合 っており、駆 け落 ちする約束 をしていたが、清瀬 家 も凛 子 も捨 てられないと家 を出 ず、久我山 の元 から離 れる。愛 する久我山 の子 だと信 じる気持 ちから、凛 子 に対 し異常 なまでに過保護 だったが、真彦 が婿 候補 として預 けられて以降 、久我山 と愛 し合 った事実 に苦 しみ続 け、凛 子 ・紅子 が異母 兄妹 である真彦 と結婚 することに当初 から反対 していた。凛 子 の死 の真相 を偶然 知 って自殺 未遂 を図 り、一命 を取 り留 めるも紅子 が太一 に刺 されたことにより精神 が崩壊 してしまう。しかし、紅子 に久我山 の元 に連 れられ、彼 に抱 かれてから正気 に戻 る。夢 の世界 にいた間 の真実 を知 り、久我山 と愛 し合 ったことがすべての元凶 だと紅子 に聞 かされる。久我山 との関係 を孝太郎 に知 られるも、既 に久我山 に対 する愛情 はなく、自分 や凛 子 ・紅子 に対 する孝太郎 の愛情 を知 り、本当 の夫婦 関係 となる。久我山 に二度 と自分 の前 に現 れないよう告 げるが、特高 に逮捕 された紅子 を釈放 させるために、久我山 と共 に暮 らす道 を選 ぶ。ところが、そこで真彦 の出生 の秘密 を知 ってしまう。久我山 により地下 牢 に囚 われていたが、久我山 の暴走 を止 めようとしていた真彦 に助 けられる。ゆで卵 の殻 すらむけず、お粥 に塩 と間違 えて砂糖 を入 れるほど料理 は不得手 だったが、千鶴 の店 を譲 り受 けてから努力 を重 ね、小料理 店 の女将 として自立 した。みんなの幸 せを見届 けるまでは、孝太郎 とよりを戻 さないと決 め、自分 が久我山 を変 えてしまった戒 めとして、店 には久我山 に壊 されたマリオネットを飾 っている。紅子 や眞 一 のことはまだ気 にかけており、麗華 によって「麻莉 亜 」を追出 されそうになった娼婦 たちに新 しい勤 め先 を見 つけた。10年 後 には小料理 店 を麗 華 に譲 り、富士山 の麓 でよりを戻 した孝太郎 と孤児 院 を開 いている。久我山 (羽賀 、清瀬 )麗華 -木下 あゆ美 凛 子 の友人 。父親 は成金 。凛 子 と真彦 が恋仲 だと知 りつつも、一途 に真彦 に想 いを寄 せ、凛 子 に嫉妬 していた。紅子 の正体 を知 り、真彦 と結 ばれることを反対 していたが、彼女 と仲良 しになる。その後 紆余曲折 を経 て、真彦 と婚約 するが、紅子 が武蔵野 の別荘 にいると騙 した太一 に強姦 される。紅子 の逮捕 後 、実家 が破産 し、清瀬 家 に戻 った太一 と結婚 。実 は、眞一 は真彦 との間 に出来 た息子 である事 を隠 していた(太一 は気 づいている)。真彦 による庇護 の申 し出 を断 り、太一 と眞一 と一家 三 人 での新 しい生活 を志 したが、釈放 された太一 による無理心中 のもみ合 いになった責任 で、太一 を刺 したのは自分 だと警察 に自 ら通報 した上 で逮捕 される。出所 後 、眞一 に会 いに行 くが、太一 を刺 し殺 した贖罪 から顔 を見 せられず、たどり着 いた「麻莉 亜 」で自 ら娼婦 となり、前借 した金 を紅子 の元 に送 る。その後 「麻莉 亜 」でナオミの借金 の取 り立 てに来 た紅子 と再会 。「清風 庵 」に眞 一 の様子 を見 に行 った際 、千鶴 に追 い返 されたこともあり、眞一 の元 には戻 っていないが、息子 への思 いは断 ち切 れないでいる。陽平 が演 じる記憶 の戻 った真彦 を信 じて「麻莉 亜 」を出 ようとするが、太一 を殺 したことを眞 一 にばらすと康 助 に脅 される。「麻莉 亜 」で眞一 と陽平 の3人 で暮 らし始 めるが、紅子 に懐 く眞 一 の姿 に、なかなか本当 の母親 になれずにいる。藍子 から眞 一 に太一 を殺害 した事 を暴露 されるが、紅子 が罪 をかぶったため、「麻莉 亜 」を二人 で出 て行 く。数日 後 、眞一 が父親 を殺 したのは紅子 だと思 い込 み、その恨 みから紅子 を刺 そうとするが、それをかばい腕 を怪我 する。その後 、眞一 に太一 を殺 したことがばれ、そのショックから声 が出 なくなった眞一 と向 き合 い、事実 を伝 える。献身 的 に世話 をしたかいもあり、眞一 に声 が戻 るが、第一声 は自分 ではなく紅子 を求 めるものだった。自分 から太一 や真彦 、陽平 だけでなく、眞一 までも奪 っていったと紅子 を憎 み始 め、康 助 と結婚 して女 主人 となり豹変 。紅子 を追 い出 し、地下 牢 に閉 じ込 めた陽平 を求 めた上 、眞一 には実 の父親 が太一 でなく真彦 だと告 げる。陽平 を愛 し眞一 を拒否 し続 けていたが、康 助 に殺 されそうになった時 に身 を挺 して守 った眞一 の姿 にようやく目 が覚 める。その後 、杏子 から小料理 店 を譲 り受 け、女手 一 つで眞一 を育 てる。清瀬 眞一 -西村 亮 海 (第 2部 )、根岸 泰樹 (第 3部 )、鳥羽 潤 (最終 話 Cパート)太一 と麗華 の息子 。実 は父親 は太一 ではなく真彦 。父親 は戦死 し、母親 は満州 にいると紅 子 から聞 かされているが、自分 を育 ててくれている紅子 以上 に、実 の母親 である麗華 への思 いを募 らせている。戻 ってこない麗華 に捨 てられたと思 い、紅子 が藤堂 と結婚 した時 には自分 が捨 てられるのではと不安 を抱 いている。「清風 庵 」を訪 れた麗華 の後 をつけ、「麻莉 亜 」で娼婦 となった紅子 と麗華 を目撃 してしまう。友 造 とケンカし、止 めに入 った千鶴 にも麗 華 を追 い返 したことを責 めて「清風 庵 」を飛 び出 すが、藤堂 と男 同士 で話 す中 で紅子 や麗華 の気持 ちを知 り、紅子 ・千鶴 ・友 造 と和解 。康 助 の企 みでたびたび麗華 に捨 てられたと誤解 し、寂 しい思 いをするが、紅子 と陽平 の尽力 により「麻莉 亜 」で麗華 と陽平 と3人 で暮 らし始 める。その後 藍子 から麗華 が太一 を殺 した事 を知 らされ、ショックを受 ける。だが、紅子 が麗 華 をかばって自分 が殺 したと告 げたため、その恨 みから紅子 を刺 そうとするが、麗華 に引 き止 められる。その直後 、偶然 麗華 から紅子 に宛 てられた手紙 を読 み、太一 を殺 したのが紅子 でなく麗華 だと知 ったショックから一時 的 に声 が出 なくなる。麗華 の献身 的 な支 えで声 を取 り戻 すが、第一声 は実 の母親 の麗華 ではなく、育 ての母親 である紅子 を探 し求 めるものだった。それが原因 で麗華 が豹変 したことを知 り、自分 を責 めるが、麗華 が元 に戻 るよう自力 で解決 しようとする。しかし実 の父親 が太一 でなく真彦 だと麗 華 から告 げられ、そのショックから紅子 に迎 えを頼 む。笑顔 をなくした紅子 に自分 の人生 を諦 めない本来 の姿 に気 づかせ、二人 で「麻莉 亜 」に向 かい、康 助 から麗華 を守 った。その後 、麗華 と二人 で暮 らし、大学生 になったある日 、探 し続 けていた紅子 と再会 。清瀬 太一 -久保山 知洋 (第 2部 まで)孝太郎 と妾 ・千鶴 の非 嫡出 子 、凛 子 の義弟 。傲慢 な性格 で当主 になることに執着 し、凛 子 の食事 にヒ素 を少 しずつ混 ぜていた。一方 的 に想 いを寄 せている麗華 が真彦 と婚約 し、当初 は祝福 していたが、やがて自分 の気持 ちを抑 えきれなくなり、麗華 を騙 して武蔵野 の別荘 で襲 う。さらに紅子 や真彦 への憎悪 を募 らせ、真彦 を刺 そうとするが、真彦 を庇 った紅子 を刺 してしまい、自分 が警察 に逮捕 される事 を恐 れ、真彦 と紅子 の凛 子 殺 しを警察 に密告 するが、紅子 が太一 に刺 された罪 も被 って逮捕 されたため、清瀬 家 に戻 る。その後 麗華 と結婚 し、陸軍 中尉 となっているが、麗華 に対 し日常 的 に暴行 を加 えている。清瀬 家 の財産 を久我山 に支払 って陸軍 中尉 の地位 を手 に入 れるが、久我山 に屋敷 を奪 われ金 がなくなったため、麗華 と眞一 を守 るために紅子 の仕事 を手伝 うが、取引 現場 に現 れた特高 に逮捕 されてしまう。紅子 が久我山 を脅迫 したことにより釈放 されたが、拘留 中 に麗華 が真彦 と親密 になったと久我山 から嘘 を吹 き込 まれ、一家 で無理心中 を図 ろうとして麗華 ともみ合 いになり、持 っていた包丁 が腹部 に刺 さり亡 くなる。清瀬 ミツ -赤 座 美代子 (第 2部 まで)凛 子 ・紅子 の祖母 。杏子 の実母 。眞 一 の曾祖母 。早 くに夫 を亡 くし、杏子 や家族 を守 るために、清瀬 家 の血筋 にこだわり凛 子 を次期 当主 にすべく、彼女 の結婚 話 を進 めようとする。双子 の家督 争 いで滅亡 の危機 に陥 ったことのある清瀬 家 の家訓 に従 い、双子 の片割 れである紅子 を殺 すよう和子 に命令 し、杏子 には死産 だと伝 えていた。紅子 が全 ての罪 をかぶって逮捕 されたことにより、清瀬 家 が救 われたが、紅子 と山田 家 を切 り捨 てた。紅子 から自分 たちの出生 の秘密 や凛 子 の死 の真相 、さらに杏子 が壊 れてしまった原因 を聞 かされ、動揺 する。久我山 に屋敷 を奪 われた後 も爵位 を守 ることに固執 し、杏子 に久我山 と暮 らすよう命 じていたが、太一 が紅子 と逮捕 された際 、爵位 を剥奪 され、そのショックから心臓 発作 を起 こし倒 れる。だがそれ以降 、自分 の死期 を悟 ったのか子爵 家 へのこだわりを捨 て、杏子 を取 り戻 そうと久我山 の元 を訪 れるが、そこで聞 かされた紅子 と真彦 に血 のつながりがないことを介抱 した紅子 と真彦 に伝 え、紅子 の幸 せを願 いながら亡 くなる。墓 は凛 子 の墓 の隣 に立 てられた。
山田 家
[山田 泰造 -古川 真司 (第 1部 のみ)紅子 の育 ての父 。藍子 の実父 。かつては大工 だったが、華族 家 での仕事 中 に足 を怪我 し、その後遺症 が残 ったため職 を失 う。それ以来 、新 たな仕事 も探 さず、酒浸 りの日々 を送 っている。清瀬 家 からの援助 がなくなり長屋 を追 われ、和子 と藍子 を残 して失踪 。山田 和子 -谷川 清美 (第 1部 のみ)紅子 の育 ての母 。藍子 の実母 。夫 の代 わりに仕立 ての仕事 で家計 を支 えている。清瀬 家 の元 使用人 で、山田 家 を出 た紅子 から凛 子 の墓 の管理 を託 される。清瀬 家 からの援助 がなくなり、家賃 を払 えなくなったため長屋 を追 い出 され、藍子 を療養 所 に入 れるために一人 で働 いていたが、6年 前 に過労 で倒 れて亡 くなる。藤堂 (山田 )藍子 -寺本 純菜 (第 1部 )、柳沢 なな(第 3部 )紅子 の義妹 。貧 しい暮 らしで小 さい時 から体 が弱 く、結核 に侵 され、寝 たきりになっていた。卵 入 りのお粥 が好物 。一時 は回復 するも、紅子 の逮捕 で清瀬 家 からの援助 がなくなったことにより、家族 とともに長屋 を追 われた後 、和子 が女手 一 つで働 き、結核 の療養 所 に入 っていた。和子 の死後 、療養 所 で出会 った陽平 に養 ってもらいながら共 に暮 らし、陽平 へのお返 しをするために娼婦 となった。一家 が行方 不明 となった後 、結核 の病状 が悪化 し亡 くなったとされたが、戦後 、娼婦 となって働 いていたところを偶然 紅子 と再会 。しかし紅子 のせいで苦 しい生活 を強 いられ、母親 が死 んだことを勝手 に逆恨 みしている。紅子 の幸 せを壊 すために、真彦 と瓜 二 つである陽平 と共謀 する。10歳 の時 から藤堂 が好 きで、「清風 庵 」で働 きながら、紅子 から子供 たちや藤堂 を引 き裂 こうとするが失敗 。だが陽平 から紅子 と寝 たことを聞 き、言葉 巧 みに藤堂 を誘惑 して肉体 関係 を持 ち、紅子 に挑発 的 な態度 を取 る。藤堂 に別 れを告 げられ、紅子 への復讐 のために「麻莉 亜 」で働 き始 め、眞一 に麗華 が太一 を殺 したことを告 げるが、藤堂 に諭 され、麗華 に謝罪 。その後 、紅子 と陽平 への憎 しみを再 び募 らせるが、紅子 や陽平 に対 する自 らの想 いが膨 らみ、紅子 にこれまで紅子 を苦 しめたことを謝罪 し、紅子 と和解 。しばらくして陽平 との子供 を妊娠 したことに気 づき、藤堂 に一緒 に育 てたいと伝 えるが、陽平 のところへ行 けと切 り捨 てられる。地下 牢 で咳 き込 んでいる陽平 を目 にして、その異変 に気 づく。そして紅子 に妊娠 のことや、陽平 が結核 を再発 し余命 わずかだということを話 し、助 けを求 める。藤堂 が毒薬 を飲 んで死 のうとしたことを知 り、自分 さえいなければ苦 しまなくて済 むと代 わりに死 のうとしたが、陽平 に止 められる。10年 後 には藤堂 と一緒 になり、出産 した陽一 を一緒 に育 てている。
孤児 院 「清風 庵 」
[千鶴 -魏涼子 孝太郎 の妾 、清瀬 家 の元 使用人 。清瀬 家 で働 いていた頃 、孝太郎 との間 に太一 を儲 ける。清瀬 家 を出 てからは小料理 店 の女将 をしながら、孝太郎 との愛人 関係 を続 ける一方 で、藤堂 とも肉体 関係 を持 っており、愛 している。紅子 とは気 が合 うらしく仲 が良 い。紅子 の逮捕 後 、孝太郎 と別 れる。爵位 に憧 れており、太一 が清瀬 家 の跡継 ぎになる事 を望 んでいたが、太一 が爵位 を次 いだ事 により孫 の眞 一 と会 えないことを寂 しく思 う。藤堂 から清瀬 家 の権利 書 を奪 おうとする久我山 の謀略 で特高 に乗 り込 まれ、一時 営業 停止 に追 い込 まれる。太一 の死 で無気力 になっていたところを紅子 に誘 われて孤児 院 を手伝 い、店 は杏子 に譲 り渡 している。しかし紅子 のせいで眞 一 の義父 である太一 が死 に、麗華 が逮捕 されたことを逆恨 みし、眞一 を育 てることが紅子 の贖罪 だと考 え、藤堂 と結婚 しようとする紅子 の幸 せを壊 そうとしている。麗華 に対 しても太一 を刺 し殺 し、出所 後 も眞 一 の前 に姿 を見 せずに、金 だけを送 るような人間 に母親 の資格 がないと眞 一 に会 わせるのを拒絶 するが、孝太郎 からの口添 えもあり、麗華 と和解 する。その後 、「清風 庵 」から「麻莉 亜 」へ子供 たちと引 っ越 すが、麗華 の豹変 に衝撃 を受 ける。孝太郎 の世話 により新 たな孤児 院 で働 く。友 造 -谷山 毅 (第 3部 のみ)- 「
清風 庵 」の孤児 。1年 前 に街 で盗 みをしていたところを紅子 に拾 われる。孝太郎 の世話 により新 たな孤児 院 に引 き取 られる。 桜子 -田辺 桃子 (第 3部 のみ)- 「
清風 庵 」の孤児 。桃子 の姉 。2年 前 から暮 らしている。孝太郎 の世話 により新 たな孤児 院 に引 き取 られる。 桃子 -山岡 愛 姫 (第 3部 のみ)- 「
清風 庵 」の孤児 。桜 子 の妹 。2年 前 から暮 らしている。孝太郎 の世話 により新 たな孤児 院 に引 き取 られる。
高級 サロン「麻莉 亜 」
[久我山 康 助 -古澤 蓮 (第 3部 のみ)久我山 の長男 。真彦 の異父 兄 。紅子 ・凛 子 の異母 兄 。陸軍 指揮 官 として戦地 に赴 き、復員 後 は旧 清瀬 邸 で娼館「麻莉 亜 」を開 き、オーナーを務 めている。娼館に不釣合 いな神父 姿 で聖職 者 を気取 り、「麻莉 亜 」で働 く娼婦 からも「久我山 様 」と崇 められている。性格 ・笑 い方 等 、父親 にそっくりだが、父親 の死 は自業自得 だと考 えている。麗華 と紅子 が愛 した真彦 には憎悪 を抱 いており、あらゆる手 を使 って眞一 を利用 し、麗華 を自分 のものにしようとしている。麗華 を抱 こうとしたが勃起 不全 で関係 を持 てなかった。「麻莉 亜 」を出 ようとした麗華 を地下 牢 に監禁 するが、紅子 に奪還 され怒 りを募 らせる一方 、麗華 を失 ったショックから精神 的 に幼児 化 し、アケミに甘 える一 面 も持 つ。「麻莉 亜 」で働 き始 めた藍子 とは、紅子 への憎 しみを募 らせる者 同士 としてウマが合 う。麗華 が眞一 と「麻莉 亜 」を去 り、紅子 が「ここで暮 らす」と宣言 すると、「お前 なんか、異母 妹 じゃない!」と猛 反対 し、追 い出 そうとするが娼婦 たちに止 められ渋々 同意 。藤堂 の通報 で警察 に乗 り込 まれた際 、オーナーは自分 でなく紅子 だとなすりつけたが、正式 に紅子 が「麻莉 亜 」のオーナーとなったため、ボーイとして働 くこととなる。だが紅子 を憎 む麗華 から求婚 され、再 びオーナーに返 り咲 く。麗華 と結婚 したことを喜 ぶが、やがて麗華 の心 が自分 ではなく陽平 にあると気 づき、陽平 や麗華 を憎 む。藤堂 にそそのかれて陽平 を撃 とうとしたが、麗華 に銃 を向 けるも眞一 が立 ちふさがり結局 は撃 つことができず姿 を消 す。- ナオミ -
椎名 法子 (第 3部 のみ) - 「
麻莉 亜 」の娼婦 。復員 してこない夫 の帰 りを待 ちながら、子供 と病気 の母親 を養 うため、紅子 から借金 し、その返済 のために娼婦 となる。杏子 の世話 により新 たな仕事 に就 く。 - アケミ -
滝沢 乃南(第 3部 のみ) - 「
麻莉 亜 」の娼婦 。恋人 の暴力 から逃 げてきた。幼児 化 した康 助 を慰 めている。杏子 の世話 により新 たな仕事 に就 く。 - チエミ -
橘 仁美 (第 3部 のみ) - 「
麻莉 亜 」の娼婦 。空襲 で怪我 をした親 のために働 いている。杏子 の世話 により新 たな仕事 に就 く。 - コトミ -
小山 真 (第 3部 のみ) - 「
麻莉 亜 」の娼婦 。空襲 で怪我 をした親 のために働 いている。杏子 の世話 により新 たな仕事 に就 く。 - ボーイ -
安田 敦 (第 3部 のみ) - 「
麻莉 亜 」のボーイ。康 助 の命令 で紅子 たちの素性 を調査 する。
その他
[久我山 真彦 -鳥羽 潤 〔三 役 〕(幼少 期 -泉 大地 )(第 2部 まで)子爵 家 ・久我山 家 の次男 として生 まれ、10歳 の時 に清瀬 家 に引 き取 られる。自 らの不注意 で凛 子 が火傷 をして以降 は彼女 を守 っていくことを誓 う。凛 子 の死後 は犯人 に復讐 すべく、山田 家 の生活 の面倒 を見 ることを条件 に、紅子 を凛 子 の身代 わりとする。その中 で次第 に紅子 への愛情 が芽生 え始 める。しかし凛 子 ・紅子 とは異母 兄妹 であることと、兄妹 という事実 を知 った凛 子 を受 け入 れなかったことで死 に追 いやったことを知 り、紅子 とは結婚 しないと宣言 。清瀬 家 を出 ようとしていたが、凛 子 を演 じる紅子 を心配 する孝太郎 の訴 えを聞 き、紅子 を守 るため、麗華 との結婚 を条件 に清瀬 家 に戻 った。だが太一 が麗 華 を騙 して強姦 したことを知 り、さらに自分 を庇 って太一 に刺 された紅子 のために、武蔵野 の別荘 にいた太一 を殺 そうとするが、凛 子 殺 しの共犯 で逮捕 されるも嫌疑 不十分 で釈放 。行方 をくらました後 、世捨 て人 となって武蔵野 の別荘 で暮 らしていたが、紅子 の復讐 を止 めるために清瀬 家 に戻 り、執事 となる。久我山 の策略 で太一 が逮捕 された時 、麗華 と自分 の実 の息子 である眞一 を守 るために久我山 家 に戻 るが、麗華 からは庇護 されることを断 られる。父親 から愛 されず、長年 抱 いていた寂 しさが自分 の出生 に関係 していたことを知 り、紅子 を守 るために、自分 のせいで壊 れ、暴走 してしまった久我山 と対峙 。そして海辺 の断崖 で紅子 を射殺 しようとした久我山 を撃 ち、久我山 を抱 きかかえて一緒 に海 に飛 び込 む。実 は母親 と他 の男 との間 にできた子 で、久我山 とは血縁 関係 がなく、康 助 とは異父 兄弟 にあたる。藤堂 賢吾 -石川 伸 一郎 元 は孤児 だったが勉学 に励 み、書生 として清瀬 家 に入 り執事 となる。地位 と金銭 に執着心 を持 ち、千鶴 とは度々 肉体 関係 を結 んでいたが、凛 子 と入 れ替 わった紅子 に当初 から疑 いを持 っていた。その後 、発見 した凛 子 の日記 の最後 のページにより、凛 子 ・紅子 が真彦 と異母 兄妹 で、真彦 が凛 子 を死 に追 いやったことを知 る。紅子 と真彦 が一夜 を共 にした事 に嫉妬 するも紅子 と結婚 。やがて紅子 を心 から愛 し始 める。紅子 の逮捕 後 は清瀬 家 を出 て金貸 しをする一方 で孤児 院 を開 き、自 ら買 い取 った武蔵野 の別荘 で暮 らしている。出所 した紅子 の復讐 に協力 し、久我山 との仕事 を紹介 する。しかし久我山 が千 鶴 の店 や孤児 院 に特高 を回 したため、やむなく紅子 から預 かった清瀬 家 の権利 書 を手放 す。その結果 、清瀬 家 の人々 が屋敷 を追 われたことを知 り、久我山 の元 に乗 り込 むが、そこで久我山 から真彦 とは血縁 関係 がないことを聞 かされる。久我山 が手 を回 し、赤紙 が発令 されたため、戦地 に赴 くが、戦後 復員 し、紅子 と金貸 しを共同 経営 する。「どちらか生 き残 った方 が紅子 を守 る」と出征 前 に真彦 と約束 したとおり、紅子 との結婚 を決意 するが、陽平 の出現 により、まだ紅子 の中 に真彦 への気持 ちが残 っていることを感 じ、陽平 に嫉妬 している。陽平 が真彦 でないことを隠 している紅子 が麗 華 や眞 一 にこだわり続 けるのに疑問 を抱 いているところを藍子 につけこまれ、一夜 を共 にする。「麻莉 亜 」で紅子 と陽平 が抱 き合 っているところを目 にするが、紅子 への執着 から強引 に2度目 の結婚 をし、藍子 と3人 で同居 することを決 める。だが、やられたらやり返 せばいいと藍子 に誘惑 され、再 び関係 を持 ってしまうが、藍子 に別 れを告 げ、紅子 の元 に戻 ろうとする。しかし、紅子 からも別 れを告 げられる。紅子 が陽平 と生 きてゆこうとしていることから気 が狂 い、紅子 に嫌 がらせを始 める。だが元 の自分 に戻 ると言 い、紅子 と杏子 に土下座 し謝罪 し、ただ純粋 に紅子 を愛 する元 の藤堂 に戻 ったかに見 えたが、実 は紅子 との仲 を取 り戻 したかったがための行動 で、自分 に振 り向 いてくれない紅子 への苛立 ちや、陽平 に対 する嫉妬 心 が彼 の中 から消 えることは無 かった。妊娠 した藍子 を切 り捨 てたことを知 った紅子 から完全 に別 れを告 げられても、紅子 を取 り戻 すために眞一 を自分 のものにしようとする。しばらくして陽平 に時間 が無 く、陽平 が紅子 の為 に麗華 といることを知 り、彼 の紅子 に対 する愛 の深 さを思 い知 らされる。紅子 の中 で陽平 が生 き続 けることに嫉妬 し、自分 が紅子 の心 の中 にずっといたいという想 いから、毒薬 を飲 み自殺 しようとするが、死 ぬことはできなかった。さらに陽平 を拳銃 で撃 とうとするが、紅子 が陽平 を刺 し、自分 たちが紅子 を追 いつめてしまった贖罪 を背負 う。その後 、藍子 と一緒 になり、陽平 の子 である陽 一 の父親 として、武蔵野 の別邸 で一緒 に暮 らしている。葛原 陽平 -鳥羽 潤 〔三 役 〕(第 3部 のみ)- 「
麻莉 亜 」に現 れた真彦 と瓜 二 つの青年 。真彦 とは対照 的 に軽薄 な性格 だが、記憶 を失 くしている。唯一 の存在 証明 となる凛 子 と同 じ蝶 の首飾 りをしていたことから、紅子 たちは死 んだと思 っていた真彦 が生 きていたと考 えていた。実 は赤 の他人 で、両親 に捨 てられるも同然 で結核 の療養 所 に入 れられ、周 りで次々 と患者 たちが死 んでいく中 で、命 を絶 とうとしていた。しかし9年 前 に出会 った藍子 の笑顔 に救 われ、生 きる気力 を得 て、それ以降 藍子 を養 いながら共 に暮 らしていた。紅子 に復讐 しようとする藍子 に加担 し、記憶 を失 くした真彦 のふりをしている。だが紅子 が逮捕 される時 に清瀬 家 ・山田 家 のどちらを選 んでも、もう一方 を切 り捨 てることになり苦 しんだことや、死 んだと聞 かされていた藍子 のために山田 家 を切 り捨 てた清瀬 家 に復讐 していたことを藤堂 から聞 かされ、藍子 から伝 えられた紅子 像 と違 っていたことから次第 に揺 らぎ始 め、復讐 の目的 の違 いから藍子 との同居 を解消 する。紅子 から頼 まれ、麗華 のために記憶 が戻 った真彦 を演 じるうちに、誰 も切 り捨 てない生 き方 をする紅子 に惹 かれていき、「真彦 よりも、俺 だけで心 をいっぱいにしてみせる」と改 めて紅子 に告白 。数日 後 、豹変 してしまった麗華 に地下 牢 に入 れられるが、前 から再発 していた結核 で吐血 してしまう。麗華 にあなたとの子供 が欲 しいと子 づくりを要求 されるが、それを拒否 する。そして紅子 をもう守 れないという想 いから、紅子 を愛 しているという気持 ちに蓋 をし、結核 の再発 で自分 の命 が長 くないことを隠 したまま、紅子 に別 れを告 げる。 その後 、紅子 に結核 が再発 したのがばれたことに気 づく。紅子 とともに残 された時間 を過 ごそうとするが、麗華 の深 い孤独 に気 づき、紅子 やみんなの為 に麗華 と一緒 にいることを決意 する。藤堂 に殺 されそうになるが、代 わりに紅子 に刺 される(実際 は紅子 が刺 したふりをした)。紅子 と二 人 きりで最期 の時 を過 ごし、紅子 に看取 られながらこの世 を去 る。 久我山 慎 之 助 -野村 宏伸 (第 2部 のみ)凛 子 ・紅子 ・康 助 の実父 。真彦 の養父 。子爵 家 ・久我山 家 当主 で陸軍 大佐 。その一方 で横流 しした武器 を敵対 国 に売 り渡 している。望 みどおりに成長 した長男 の康 助 と違 い、次男 の真彦 とは婿 候補 として清瀬 家 に預 けたと同時 に縁 を切 った。凛 子 が自分 の娘 だと知 りながら、真彦 を婿 候補 として清瀬 家 に送 り出 したことがすべての悲劇 の始 まりとなる。他 の男 と愛 し合 い真彦 を産 んだ妻 や、一緒 に駆 け落 ちする約束 をしていた杏子 に相次 いで裏切 られ、清瀬 家 を憎 みながらも、杏子 への愛 に執着 し続 け、紅子 に杏子 と引 き合 わされた後 も清瀬 家 に乗 り込 んで、杏子 を自分 のものにしようとする。そして汚 い手 を使 って藤堂 から清瀬 家 の権利 書 を奪 い、清瀬 家 の人間 を追 い出 して屋敷 を独 り占 めにし、特高 に捕 まった紅子 を救 うためにやってきた杏子 と暮 らす。真彦 や実 の娘 である紅子 を憎 み射殺 しようとしたが、真彦 に撃 たれて死亡 。藤堂 陽一 -根岸 泰樹 〔二 役 〕(最終 話 Cパート)陽平 と藍子 の子 。藍子 と藤堂 に育 てられているが、実 の父 である陽平 のことも大切 に想 っている。
サブタイトル
[サブタイトル | サブタイトル | サブタイトル | ||||||
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ふたりの | ||||||||
よみがえる | ||||||||
ふたりだけの |
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そして |
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娼館の |
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いばらのみち | ||||||||
4月 | ||||||||
スタッフ
[企画 -西本 淳一 (東海 テレビ)脚本 -野依 美幸 音楽 -中島 靖雄 - プロデューサー -
松本 圭 右 (東海 テレビ)、小池 唯一 (泉 放送 制作 )、佐藤 禎 剛 (泉 放送 制作 ) 演出 -島 﨑敏樹 (泉 放送 制作 )、金子 与志 一 (泉 放送 制作 ) 、茂山 佳則 (泉 放送 制作 )、松本 圭 右 (東海 テレビ)広報 -胡桃 千春 (東海 テレビ)、山本 章子 (東海 テレビ)制作 -東海テレビ放送 、泉 放送 制作
テーマ曲
[主題歌 :椿 屋 四 重奏 「いばらのみち」(ワーナーミュージック・ジャパン)- エンディングテーマ:
紅子 starring安達 祐実 「いばらのみち(紅子 version)」(第 27話 - )[6]
DVD
[- ポニーキャニオンよりDVDボックスセットが
発売 された。娼婦 と淑女 DVD‐BOX1 2010年 12月24日 発売 ・DVD4枚 組 (第 1話 ~第 27話 収録 )娼婦 と淑女 DVD‐BOX2 2011年 1月 19日 発売 ・DVD3枚 組 (第 28話 ~第 47話 収録 )娼婦 と淑女 DVD‐BOX3 2011年 2月 16日 発売 ・DVD4枚 組 (第 48話 ~第 65話 収録 +特典 ディスク)
脚注
[- ^ “エゴイスト:メリハリつけ
企画 で冒険 東海 テレビ昼 ドラ45周年 --6日 からフジ系 ”.毎日 jp・毎日新聞 東京 夕刊 (2009年 4月 2日 ). 2009年 4月 8日 時点 のオリジナルよりアーカイブ。2010年 5月 26日 閲覧 。 - ^
昼 ドラ枠 の初 主演 ・初 出演 作品 は『よい子 の味方 』(2004年 、TBS「愛 の劇場 」枠 )であった。 - ^
特別 番組 『安達 祐実 ひるドラにハマッた!鳥羽 潤 が語 る『娼婦 と淑女 』の魅力 』より。 - ^ https://www.bs11.jp/drama/sp/syofutosyukujo/
- ^ a b
第 1部 終了 →第 2部 開始 の回 となっている。 - ^
最終 話 で歌手 となった紅子 が歌 うシーンがある。
外部 リンク
[(2010 |