岡田おかだ定三ていぞう

岡田おかだ 定三ていぞう（おかだ　ていぞう、1936年ねん - 2011年ねん1月がつ28日にち）は、マクロビオティック普及ふきゅう団体だんたいである正せい食しょく協会きょうかいの最高さいこう顧問こもん。京都きょうと市し出身しゅっしん。

概要がいよう

同志社大学どうししゃだいがく商学部しょうがくぶ卒業そつぎょう。

実父じっぷの岡田おかだ周三しゅうぞう（正せい食しょく協会きょうかい初代しょだい会長かいちょう）は、マクロビオティック創始そうし者しゃであり食しょく養やしなえ研究けんきゅう家か・思想家しそうかの桜沢さくらざわ如一の熱心ねっしんな門下生もんかせいの一人ひとりであったが、定三ていぞうも16歳さいの時ときに初はじめて桜沢さくらざわに出会であって以来いらい、MI塾じゅくと名なづけられた私塾しじゅくに通かよううちに桜沢さくらざわの人間にんげん性せいや思想しそうに共感きょうかんし、師父しふと仰あおぐようになった。

当時とうじ、桜沢さくらざわに「嫌きらいなものを好すきになるにはどうしたらいいか」という問題もんだいを与あたえられ、「嫌きらいなものは嫌きらいでいいので、好すきになる必要ひつようはないでしょう」と答こたえると一喝いっかつされた。のちに定三ていぞうはこのやりとりを振ふり返かえり、「マクロビオティックの一物いちもつ全体ぜんたいという考かんがえはこの世よに不要ふようなものなどない、ということ『オールOK』とよく言いわれていた桜沢さくらざわ先生せんせいは、すべてを受うけ入いれるという重要じゅうような問題もんだいを問とわれたと思おもう」と話はなしている。

• 1969年ねん、会社かいしゃ勤つとめを経へて33歳さいの時ときに自然しぜん食品しょくひん製造せいぞう販売はんばいを行おこなうムソー食品しょくひん株式会社かぶしきがいしゃ（現げんムソー株式会社かぶしきがいしゃ）を大阪おおさか市し天王寺てんのうじ区くに創業そうぎょう、代表だいひょう取締役とりしまりやくに就つく。
• 1988年ねん、ムソー株式会社かぶしきがいしゃを退任たいにん。正せい食しょく協会きょうかいの専務せんむ理事りじに就任しゅうにん。
• 1997年ねん、正せい食しょく協会きょうかい会長かいちょうに就任しゅうにん。マクロビオティック思想しそう研究けんきゅうの傍かたわら、地方ちほうを含ふくむ各種かくしゅセミナーや講演こうえん会かいの開催かいさい、正せい食しょく協会きょうかい会員かいいん向むけの月刊げっかん誌し「むすび」（前身ぜんしんは「健康けんこうと平和へいわ」「正せい食しょく」「コンパ21」）をはじめとした関連かんれん出版しゅっぱん物ぶつの発行はっこう、妻つまの岡田おかだ昭子あきこが校長こうちょうを務つとめる正せい食しょくクッキングスクールの運営うんえい、食品しょくひんを中心ちゅうしんとした関連かんれん商品しょうひんの販売はんばいなど、多方面たほうめんにわたりマクロビオティックの啓発けいはつや玄米げんまい正せい食しょくの普及ふきゅうに尽力じんりょくした。旺盛おうせいな講義こうぎ・講演こうえん・執筆しっぴつ活動かつどうを展開てんかいし、正せい食しょくクッキングスクールの運営うんえいでは大阪おおさか本校ほんこうのほか西日本にしにほんを中心ちゅうしんとした地方ちほう教室きょうしつやネットワーク教室きょうしつの拡充かくじゅうにも力ちからを注そそいだ。

2010年ねん9月、正せい食しょく協会きょうかい会長かいちょうを退任たいにんし、最高さいこう顧問こもんとなる。

2011年ねん1月がつ28日にち 76歳さいで永眠えいみん

著書ちょしょ

• 『正せい食生活しょくせいかつ術じゅつ』正せい食しょく出版しゅっぱん、2010年ねん
• 『【新しん編集へんしゅう版ばん】無双むそう原理げんり・易えき』（桜沢さくらざわ如一著しる、岡田おかだ定三ていぞう編集へんしゅう・解説かいせつ）サンマーク出版しゅっぱん、2004年ねん

関連かんれん項目こうもく

• 岡田おかだ周三しゅうぞう

外部がいぶリンク

• 正せい食しょく協会きょうかい