応おう長ちょう

応おう長ちょう（おうちょう、（旧きゅう字体じたい：應おう長ちょう）は、日本にっぽんの元号げんごうの一ひとつ。延のべ慶けいの後のち、正和しょうわの前まえ。1311年ねんから1312年ねんまでの期間きかんを指さす。この時代じだいの天皇てんのうは花園天皇はなぞのてんのう。鎌倉かまくら幕府ばくふ将軍しょうぐんは守まもり邦くに親王しんのう、執権しっけんは北条ほうじょう師し時じ、北条ほうじょう宗はじめ宣せん。

改元かいげん

• 延のべ慶けい4年ねん4月がつ28日にち（ユリウス暦れき1311年ねん5月17日にち）：疫病えきびょうにより改元かいげん。
• 応おう長ちょう2年ねん3月がつ20日はつか（ユリウス暦れき1312年ねん4月がつ27日にち）：正和しょうわに改元かいげん。

出典しゅってん

『旧きゅう唐とう書しょ』礼儀れいぎ志こころざしの「応おう長ちょう暦れき之の規ぶんまわし、象ぞう中ちゅう月がつ之これ度ど、広こう綜陰陽ひ之の数かず、傍はた通どおり寒かん暑あつ之これ和わ」から。

応おう長期ちょうきにおきた出来事できごと

元年がんねん

• 10月3日にち：北条ほうじょう宗はじめ宣せん、第だい11代だい執権しっけんとなる。

死去しきょ

• 元年がんねん
  • 9月22日にち：北条ほうじょう師し時じ（鎌倉かまくら幕府ばくふ執権しっけん、享年きょうねん37）
  • 10月26日にち：北条ほうじょう貞時さだとき（鎌倉かまくら幕府ばくふ執権しっけん、享年きょうねん41）

横浜よこはま市しの富岡八幡宮とみおかはちまんぐう等ひとしのい伝いつたえで、応おう長年ながねん間あいだに大だい津波つなみがあったとされるが、それ以外いがいの記録きろくはなく、存否そんぴや詳細しょうさいは不明ふめい。

西暦せいれきとの対照たいしょう表ひょう

※は小しょうの月つきを示しめす。

応おう長ちょう元年がんねん（辛からし亥い）	一いち月がつ※	二に月がつ	三さん月がつ	四よん月がつ※	五月ごがつ※	六ろく月がつ	閏うるう六ろく月がつ※	七なな月がつ※	八はち月がつ	九きゅう月がつ※	十じゅう月がつ	十一月じゅういちがつ	十二月じゅうにがつ※
ユリウス暦れき	1311/1/21	2/19	3/21	4/20	5/19	6/17	7/17	8/15	9/13	10/13	11/11	12/11	1312/1/10
応おう長ちょう二に年ねん（壬みずのえ子こ）	一いち月がつ	二に月がつ	三さん月がつ※	四よん月がつ	五月ごがつ※	六ろく月がつ	七なな月がつ※	八はち月がつ	九きゅう月がつ※	十じゅう月がつ※	十一月じゅういちがつ	十二月じゅうにがつ
ユリウス暦れき	1312/2/8	3/9	4/8	5/7	6/6	7/5	8/4	9/2	10/2	10/31	11/29	12/29