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孝悌こうてい

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孝悌こうてい(こうてい)は、儒教じゅきょうにおける根本こんぽんてき徳目とくもくひとつで、おやあにあねといった年長ねんちょうしゃたいする崇敬すうけい意味いみする概念がいねん

概要がいよう

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こう」はよくおやしたがうこと、「」はあに年長ねんちょうしゃによくしたがうことであり、「孝悌こうてい」と併用へいようされることもおおい。春秋しゅんじゅう時代じだいにあらわれた孔子こうし言行げんこうろくである『論語ろんご』には「孝悌こうていなるものは、それじんほんなるか」とあり、儒教じゅきょうにおける最高さいこう徳目とくもくである「ひとし」の根本こんぽんとされる[1]

戦国せんごく時代じだいあらわれた孟子もうしにおいては、秩序ちつじょある社会しゃかいつくっていくためにはなによりも、おや年長ねんちょうしゃたいする崇敬すうけいねんすなわち「孝悌こうていしん」をわすれないことが肝要かんようであることをき、『孟子もうし』滕文こう(とうぶんこう)じょうへんにおいては、「孝悌こうてい」を基軸きじくに、道徳どうとくてき法則ほうそくとしておやよしべつじょしんの「五倫ごりん」のとく実践じっせん重要じゅうようであることを主張しゅちょうした[2]


脚注きゃくちゅう

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  1. ^ 倫理りんり政治せいじ経済けいざい用語ようご資料集しりょうしゅう』p.46
  2. ^ 白取しらとり(2005)pp.54-55

参考さんこう文献ぶんけん

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関連かんれん項目こうもく

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