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春分しゅんぶん

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』

春分しゅんぶん(しゅんぶん、えい: vernal equinox)は、太陽たいよう春分しゅんぶんてんてん赤道せきどうみなみからきた横切よこぎてん)を通過つうかすること[1][2]じゅうよん節気せっきだい4にあたる。3月20にちまたは3がつ21にちになることがおおい。

いたりふん冬至とうじ夏至げし春分しゅんぶん秋分しゅうぶん)を基盤きばんとする暦法れきほう春秋しゅんじゅう時代じだいには存在そんざいしていたが、「春分しゅんぶん」ののちに「じゅうよん節気せっき」における節気せっきめいとして名付なづけられた[3]

概要がいよう

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春分しゅんぶん概念がいねん

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地球ちきゅうやく1ねん周期しゅうき太陽たいようまわりを公転こうてんしており、この太陽たいようとししゅう運動うんどう天球てんきゅうじょうあらわしたもの(太陽たいようとおみち)が黄道こうどうである[1][2]黄道こうどうてん赤道せきどう天球てんきゅうじょうの2箇所かしょまじわっており、春分しゅんぶんてん太陽たいようてん赤道せきどうみなみからきた横切よこぎてんで、ここを通過つうかするのが春分しゅんぶん(そのぞくする春分しゅんぶん)である[1][2]

  • 春分しゅんぶん太陽たいよう春分しゅんぶんてん通過つうかした瞬間しゅんかん時刻じこくをそのくに標準時ひょうじゅんじあらわしたもの。春分しゅんぶんということもある[4]たとえば2022ねん春分しゅんぶんは、日本にっぽん時間じかんでは3がつ21にち033ふんである[5]
  • 春分しゅんぶん春分しゅんぶんぞくする時差じさのためにくに地域ちいきによって1にちちがいがしょうずる。 たとえば2022ねん春分しゅんぶんは、日本にっぽんでは3がつ21にちであり、中国ちゅうごくでは3がつ20にちである。

昼夜ちゅうやなが

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春分しゅんぶん太陽光たいようこうたりかた
太陽たいよううご

こよみ便覧びんらん』では春分しゅんぶんについて「にちてんなかゆく昼夜ちゅうやとうぶんのときなり」(ちなみに秋分しゅうぶんについては「陰陽いんよう中分なかぶんなれば也」)としるされ、昼夜ちゅうや時間じかんおなじになるという意味いみであるが、これは江戸えど時代じだい庶民しょみんもちいたときほうぶしによる昼夜ちゅうや時間じかん長短ちょうたんおうじて1単位たんい時間じかんながさが変動へんどうする定時ていじほうだったことによる[6][7]

現代げんだいでは春分しゅんぶん太陽たいようけいが0となる瞬間しゅんかん定義ていぎされ、定時ていじほう採用さいようされているもとでは、昼夜ちゅうやがちょうど12あいだずつとはならない[7]

実際じっさいにはひるほうよるよりもながくなるが、これはつぎ理由りゆうによる。

にちいれ定義ていぎ
太陽たいよう上端じょうたん地平線ちへいせん一致いっちした時刻じこくおよいれ定義ていぎしているため[8]
大気たいき
大気たいきによる屈折くっせつ太陽たいよう位置いち実際じっさいよりうええるため、太陽たいよううええる角度かくどぶん日出にっしゅつはやく、日没にちぼつおそくなる。屈折くっせつ太陽たいよう地平線ちへいせんちかいほどおおきくなる。国立こくりつ天文台てんもんだいでは、太陽たいよう地平線ちへいせん付近ふきんにあるときの、その角度かくどを35ふん8びょうかく見積みつもっている[8]

これらをわせると日本にっぽんにおいて、日出にっしゅつは、太陽たいよう中心ちゅうしん地平線ちへいせんからのぼるより平均へいきん3ふん25びょうはやく、日没にちぼつは、太陽たいよう中心ちゅうしん地平線ちへいせんしずむより平均へいきん3ふん25びょうおそくなる。したがって、春分しゅんぶんひるながさは平均へいきん12あいだ7ふんよるながさは平均へいきん11あいだ53ふんである。そして、実際じっさい昼夜ちゅうやながさのもっとちいさくなる春分しゅんぶんの4にち程度ていどまえになる[8]

暦法れきほう

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中国ちゅうごくでは春秋しゅんじゅう時代じだいいたりふん冬至とうじ夏至げしいたりおよ春分しゅんぶん秋分しゅうぶんふん)を基盤きばんとする暦法れきほうもちいられていた[3]

その二十八宿にじゅうはっしゅく天空てんくうじょう配置はいちするモデルが出現しゅつげんした[3]二十八宿にじゅうはっしゅくすみ宿やど春秋しゅんじゅう時代じだい前期ぜんきから戦国せんごく時代じだい直前ちょくぜんにかけて、春分しゅんぶん日没にちぼつひがし位置いちしていたことが判明はんめいしている[3]

ただ、「春分しゅんぶん」というかたりはあくまでも後世こうせいの「じゅうよん節気せっき」における節気せっきめいである[3]

じゅうよん節気せっき

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じゅうよん節気せっきいち太陽年たいようねんを24等分とうぶんやく15日間にちかん)にしてぶし目安めやすとしたもので、春分しゅんぶん啓蟄けいちつ清明せいめいあいだにあたる[9]当初とうしょは1ねんながさをそのまま24等分とうぶんする平気へいきほうつねほうつねほう)がもちいられたが、天保てんぽうれき太陽たいようけいが15倍数ばいすうになる瞬間しゅんかん定義ていぎするていほうじつほう)が導入どうにゅうされた[10]春分しゅんぶん太陽たいようけいが0のときにあたる[9]

ななじゅうこう

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春分しゅんぶん期間きかんななじゅうこう以下いかのとおり。

はつこう
すずめはじめ(すずめ はじめて すくう):すずめかまはじめる(日本にっぽん
げんとりいたり(げんちょう いたる):つばめみなみからやってる(中国ちゅうごく
こう
さくらはじめひらく(さくら はじめて ひらく):さくらはなはじめる(日本にっぽん
かみなり発声はっせい(かみなり すなわち こえを はっす):とおくでかみなりおとがしはじめる(中国ちゅうごく
すえこう
かみなり発声はっせい(らい すなわち こえを はっす):とおくでかみなりおとがしはじめる(日本にっぽん
はじめかみなり(はじめて いなびかりす):稲光いなびかりはじめてひかる(中国ちゅうごく

春分しゅんぶん日付ひづけ

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ていほうによる春分しゅんぶん瞬間しゅんかん世界せかい、UT)と、日本にっぽん中国ちゅうごくでの春分しゅんぶん日付ひづけひょうのとおり。日本にっぽんにおける時刻じこくはこのひょうの9あいだ[11][12]中国ちゅうごくでは8あいだとなり、世界せかい15だいの2こく日付ひづけことなる。

日本にっぽん中国ちゅうごくとの時差じさが1あいだあるので、春分しゅんぶん時刻じこく世界せかいの15だいである場合ばあい日本にっぽん時間じかんでは翌日よくじつ0だい)には、日本にっぽん中国ちゅうごくでの春分しゅんぶん日付ひづけがずれる。1989ねん、2022ねん、2051ねん、2055ねんがこれにたる。

とし 日時にちじ (UT) 日本にっぽん 中国ちゅうごく
1966ねん 3月21にち01:53 3月21にち 3月21にち
1967ねん 3月21にち07:37 3月21にち 3月21にち
1968ねん 3がつ20日はつか13:22 3がつ20日はつか 3がつ20日はつか
1969ねん 3がつ20日はつか19:08 3月21にち 3月21にち
1970ねん 3月21にち00:56 3月21にち 3月21にち
1971ねん 3月21にち06:38 3月21にち 3月21にち
1972ねん 3がつ20日はつか12:21 3がつ20日はつか 3がつ20日はつか
1973ねん 3がつ20日はつか18:12 3月21にち 3月21にち
1974ねん 3月21にち00:07 3月21にち 3月21にち
1975ねん 3月21にち05:57 3月21にち 3月21にち
1976ねん 3がつ20日はつか11:50 3がつ20日はつか 3がつ20日はつか
1977ねん 3がつ20日はつか17:42 3月21にち 3月21にち
1978ねん 3がつ20日はつか23:34 3月21にち 3月21にち
1979ねん 3月21にち05:22 3月21にち 3月21にち
1980ねん 3がつ20日はつか11:10 3がつ20日はつか 3がつ20日はつか
1981ねん 3がつ20日はつか17:03 3月21にち 3月21にち
1982ねん 3がつ20日はつか22:56 3月21にち 3月21にち
1983ねん 3月21にち04:39 3月21にち 3月21にち
1984ねん 3がつ20日はつか10:24 3がつ20日はつか 3がつ20日はつか
1985ねん 3がつ20日はつか16:14 3月21にち 3月21にち
1986ねん 3がつ20日はつか22:03 3月21にち 3月21にち
1987ねん 3月21にち03:52 3月21にち 3月21にち
1988ねん 3がつ20日はつか09:39 3がつ20日はつか 3がつ20日はつか
1989ねん 3がつ20日はつか15:28 3月21にち 3がつ20日はつか
1990ねん 3がつ20日はつか21:19 3月21にち 3月21にち
1991ねん 3月21にち03:02 3月21にち 3月21にち
1992ねん 3がつ20日はつか08:48 3がつ20日はつか 3がつ20日はつか
1993ねん 3がつ20日はつか14:41 3がつ20日はつか 3がつ20日はつか
1994ねん 3がつ20日はつか20:28 3月21にち 3月21にち
1995ねん 3月21にち02:14 3月21にち 3月21にち
1996ねん 3がつ20日はつか08:03 3がつ20日はつか 3がつ20日はつか
1997ねん 3がつ20日はつか13:55 3がつ20日はつか 3がつ20日はつか
1998ねん 3がつ20日はつか19:55 3月21にち 3月21にち
1999ねん 3月21にち01:46 3月21にち 3月21にち
2000ねん 3がつ20日はつか07:35 3がつ20日はつか 3がつ20日はつか
2001ねん 3がつ20日はつか13:31 3がつ20日はつか 3がつ20日はつか
2002ねん 3がつ20日はつか19:16 3月21にち 3月21にち
2003ねん 3月21にち01:00 3月21にち 3月21にち
2004ねん 3がつ20日はつか06:49 3がつ20日はつか 3がつ20日はつか
2005ねん 3がつ20日はつか12:33 3がつ20日はつか 3がつ20日はつか
2006ねん 3がつ20日はつか18:26 3月21にち 3月21にち
2007ねん 3月21にち00:07 3月21にち 3月21にち
2008ねん 3がつ20日はつか05:48 3がつ20日はつか 3がつ20日はつか
2009ねん 3がつ20日はつか11:44 3がつ20日はつか 3がつ20日はつか
2010ねん 3がつ20日はつか17:32 3月21にち 3月21にち
2011ねん 3がつ20日はつか23:21 3月21にち 3月21にち
2012ねん 3がつ20日はつか05:14 3がつ20日はつか 3がつ20日はつか
2013ねん 3がつ20日はつか11:02 3がつ20日はつか 3がつ20日はつか
2014ねん 3がつ20日はつか16:57 3月21にち 3月21にち
2015ねん 3がつ20日はつか22:45 3月21にち 3月21にち
2016ねん 3がつ20日はつか04:30 3がつ20日はつか 3がつ20日はつか
2017ねん 3がつ20日はつか10:28 3がつ20日はつか 3がつ20日はつか
2018ねん 3がつ20日はつか16:15 3月21にち 3月21にち
2019ねん 3がつ20日はつか21:58 3月21にち 3月21にち
2020ねん 3がつ20日はつか03:49 3がつ20日はつか 3がつ20日はつか
2021ねん 3がつ20日はつか09:37 3がつ20日はつか 3がつ20日はつか
2022ねん 3がつ20日はつか15:33 3月21にち 3がつ20日はつか
2023ねん 3がつ20日はつか21:24 3月21にち 3月21にち
2024ねん 3がつ20日はつか03:06 3がつ20日はつか 3がつ20日はつか
2025ねん 3がつ20日はつか09:01 3がつ20日はつか 3がつ20日はつか
2026ねん 3がつ20日はつか14:45 3がつ20日はつか 3がつ20日はつか
2027ねん 3がつ20日はつか20:24 3月21にち 3月21にち
2028ねん 3がつ20日はつか02:16 3がつ20日はつか 3がつ20日はつか
2029ねん 3がつ20日はつか08:01 3がつ20日はつか 3がつ20日はつか
2030ねん 3がつ20日はつか13:51 3がつ20日はつか 3がつ20日はつか
2031ねん 3がつ20日はつか19:40 3月21にち 3月21にち
2032ねん 3がつ20日はつか01:21 3がつ20日はつか 3がつ20日はつか
2033ねん 3がつ20日はつか07:22 3がつ20日はつか 3がつ20日はつか
2034ねん 3がつ20日はつか13:16 3がつ20日はつか 3がつ20日はつか
2035ねん 3がつ20日はつか19:01 3月21にち 3月21にち
2036ねん 3がつ20日はつか01:01 3がつ20日はつか 3がつ20日はつか
2037ねん 3がつ20日はつか06:49 3がつ20日はつか 3がつ20日はつか
2038ねん 3がつ20日はつか12:39 3がつ20日はつか 3がつ20日はつか
2039ねん 3がつ20日はつか18:31 3月21にち 3月21にち
2040ねん 3がつ20日はつか00:10 3がつ20日はつか 3がつ20日はつか
2041ねん 3がつ20日はつか06:05 3がつ20日はつか 3がつ20日はつか
2042ねん 3がつ20日はつか11:52 3がつ20日はつか 3がつ20日はつか
2043ねん 3がつ20日はつか17:26 3月21にち 3月21にち
2044ねん 3月19にち23:19 3がつ20日はつか 3がつ20日はつか
2045ねん 3がつ20日はつか05:06 3がつ20日はつか 3がつ20日はつか
2046ねん 3がつ20日はつか10:56 3がつ20日はつか 3がつ20日はつか
2047ねん 3がつ20日はつか16:51 3月21にち 3月21にち
2048ねん 3月19にち22:32 3がつ20日はつか 3がつ20日はつか
2049ねん 3がつ20日はつか04:27 3がつ20日はつか 3がつ20日はつか
2050ねん 3がつ20日はつか10:18 3がつ20日はつか 3がつ20日はつか
2051ねん 3がつ20日はつか15:58 3月21にち 3がつ20日はつか
2052ねん 3月19にち21:54 3がつ20日はつか 3がつ20日はつか
2053ねん 3がつ20日はつか03:46 3がつ20日はつか 3がつ20日はつか
2054ねん 3がつ20日はつか09:33 3がつ20日はつか 3がつ20日はつか
2055ねん 3がつ20日はつか15:27 3月21にち 3がつ20日はつか
2056ねん 3月19にち21:09 3がつ20日はつか 3がつ20日はつか
2057ねん 3がつ20日はつか03:06 3がつ20日はつか 3がつ20日はつか
2058ねん 3がつ20日はつか09:03 3がつ20日はつか 3がつ20日はつか
2059ねん 3がつ20日はつか14:43 3がつ20日はつか 3がつ20日はつか
2060ねん 3月19にち20:37 3がつ20日はつか 3がつ20日はつか

閏年うるうどし循環じゅんかんとの関係かんけい

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グレゴリオれきによる17世紀せいきから24世紀せいきまでの日本にっぽん春分しゅんぶんひょうのとおり[13][14][15]

2024ねん春分しゅんぶん3がつ20日はつか[更新こうしん]

365にちからのちょう過分かぶん毎年まいとし蓄積ちくせきし、4ねんいち閏年うるうどしでリセットされる様子ようすがわかる(春分しゅんぶんうるう挿入そうにゅうされる2がつ末日まつじつよりのちのため、4でれるとし先頭せんとう)。 1924ねんから2091ねん3がつ20日はつか3月21にちだが、1923ねんまでは3月22にちもあり、2092ねんからは3月19にちもある。

ひょう 春分しゅんぶん日本にっぽん時間じかんにおけるもの)
とし としを4でったあま 確定かくてい困難こんなんな(またぐ)ねん
0 1 2 3 真夜中まよなか前後ぜんご10ふん
1583ねん - 1599ねん 20日はつか 21にち 21にち 21にち
1600ねん - 1631ねん 20日はつか 20日はつか 21にち 21にち
1632ねん - 1663ねん 20日はつか 20日はつか 20日はつか 21にち
1664ねん - 1699ねん 20日はつか 20日はつか 20日はつか 20日はつか 1696(19-20日はつか),
1700ねん - 1731ねん 20日はつか 21にち 21にち 21にち 1729(20-21にち),
1732ねん - 1763ねん 20日はつか 20日はつか 21にち 21にち
1764ねん - 1795ねん 20日はつか 20日はつか 20日はつか 21にち 1795(20-21にち),
1796ねん - 1799ねん 20日はつか 20日はつか 20日はつか 20日はつか
1800ねん - 1827ねん 21にち 21にち 21にち 21にち
1828ねん - 1859ねん 20日はつか 21にち 21にち 21にち 1828(20-21にち),
1860ねん - 1891ねん 20日はつか 20日はつか 21にち 21にち
1892ねん - 1899ねん 20日はつか 20日はつか 20日はつか 21にち 1894(20-21にち),
1900ねん - 1923ねん 21にち 21にち 21にち 22にち
1924ねん - 1959ねん 21にち 21にち 21にち 21にち 1927(21-22にち),
1960ねん - 1991ねん 20日はつか 21にち 21にち 21にち
1992ねん - 2023ねん 20日はつか 20日はつか 21にち 21にち
2024ねん - 2055ねん 20日はつか 20日はつか 20日はつか 21にち
2056ねん - 2091ねん 20日はつか 20日はつか 20日はつか 20日はつか
2092ねん - 2099ねん 19にち 20日はつか 20日はつか 20日はつか
2100ねん - 2123ねん 20日はつか 21にち 21にち 21にち
2124ねん - 2155ねん 20日はつか 20日はつか 21にち 21にち
2156ねん - 2187ねん 20日はつか 20日はつか 20日はつか 21にち 2187(20-21にち),
2188ねん - 2199ねん 20日はつか 20日はつか 20日はつか 20日はつか
2200ねん - 2223ねん 21にち 21にち 21にち 21にち 2220(20-21にち),
2224ねん - 2255ねん 20日はつか 21にち 21にち 21にち 2253(20-21にち),
2256ねん - 2287ねん 20日はつか 20日はつか 21にち 21にち 2286(20-21にち),
2288ねん - 2299ねん 20日はつか 20日はつか 20日はつか 21にち
2300ねん - 2319ねん 21にち 21にち 21にち 22にち 2319(21-22にち),
2320ねん - 2351ねん 21にち 21にち 21にち 21にち
2352ねん - 2383ねん 20日はつか 21にち 21にち 21にち 2352(20-21にち),
2384ねん - 2399ねん 20日はつか 20日はつか 21にち 21にち

記念きねん

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日本にっぽんでは春分しゅんぶんという休日きゅうじつ国民こくみん祝日しゅくじつ)となる。この休日きゅうじつとなる歴史れきし1879ねん明治めいじ12ねん)からつづいており、1948ねん昭和しょうわ23ねん)に休日きゅうじつせきスルけん昭和しょうわ2ねんみことのりれいだい25ごう)が廃止はいしされるまでは春季しゅんき皇霊こうれいさいという名称めいしょうだった。

春分しゅんぶんは、国立こくりつ天文台てんもんだい算出さんしゅつするていほうによる春分しゅんぶんもとにして、前年ぜんねん2がつだい1平日へいじつづけ官報かんぽう公告こうこく特殊とくしゅ法人ほうじんひとしらんこよみ要項ようこうとして公告こうこくされる。なお、このこよみ要項ようこうは、閣議かくぎ決定けっていひとしはされず、閣議かくぎ報告ほうこく事項じこうでもない[16]

イランれき元日がんじつノウルーズ(nawrūz)はちょうど春分しゅんぶんたり、イランを中心ちゅうしんに、中央ちゅうおうアジアからアフリカまでにおよひろ地域ちいきいわわれる祭日さいじつである。ヨーロッパなどでも、春分しゅんぶんをもってはる開始かいしとする。いくつかのくにでは休日きゅうじつとされる。

キリスト教きりすときょう復活ふっかつさい日付ひづけ算出さんしゅつするには、春分しゅんぶん基点きてんとし、春分しゅんぶん最初さいしょ満月まんげつつぎ日曜日にちようび復活ふっかつさいさだめる。この算出さんしゅつ方法ほうほうコンプトゥスという。ただし、ここでいう「春分しゅんぶん」はこよみうえでの3がつ21にち固定こていされており、太陽たいようけいが0とはかならずしも一致いっちしない。「満月まんげつ」も簡素かんそした計算けいさんによってもとめられており、天文学てんもんがくじょう満月まんげつとはかならずしも一致いっちしない。この算定さんていほうだい1ニカイアこう会議かいぎさだめられた。

前後ぜんご節気せっき

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啓蟄けいちつ春分しゅんぶん清明せいめい

脚注きゃくちゅう

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  1. ^ a b c 児玉こだま光義みつよし. “プラネタリウム技術ぎじゅつ系統けいとう調査ちょうさ”. 国立こくりつ科学かがく博物館はくぶつかん産業さんぎょう技術ぎじゅつ資料しりょう情報じょうほうセンター. 2023ねん12月19にち閲覧えつらん
  2. ^ a b c 江越えごえ こう. “春分しゅんぶん”. 大阪おおさか市立しりつ科学かがくかん. 2023ねん12月19にち閲覧えつらん
  3. ^ a b c d e 小沢おざわ賢二けんじ春秋しゅんじゅう暦法れきほう戦国せんごく暦法れきほう : 『きおい建内けんない』にられる日食にっしょく表現ひょうげんとその史的してき背景はいけい」『中国ちゅうごく研究けんきゅうしゅうかんだい45ごう大阪大学おおさかだいがく、2007ねん、195-202ぺーじ 
  4. ^ 宮崎みやざき しげる巌本いわもと いわお宮崎みやざき しげる巌本いわもと いわお7. 2 あいだ上部じょうぶ電離でんりけんにおける o+イオン密度みつど トラフのぶし変化へんか特性とくせい」『電波でんぱ研究所けんきゅうじょほうだい28かんだい146ごう国立こくりつ研究けんきゅう開発かいはつ法人ほうじん情報じょうほう通信つうしん研究けんきゅう機構きこう、1982ねん、471-477ぺーじ 
  5. ^ 理科りか年表ねんぴょう2022、p.3(こよみ3)
  6. ^ 染谷そめや康宏やすひろ. “じゅうよん節気せっき ぶしかんじる運命うんめいがく春分しゅんぶん”. 一般いっぱん社団しゃだん法人ほうじん数理すうり暦学れきがく協会きょうかい. 2023ねん12月19にち閲覧えつらん
  7. ^ a b 湯浅ゆあさ吉美よしみぜん近代きんだい日本人にっぽんじん時間じかん意識いしき」『埼玉さいたま学園がくえん大学だいがく紀要きよう 人間にんげん学部がくぶへん埼玉さいたま学園がくえん大学だいがくだい15ごう、2015ねん、195-202ぺーじ 
  8. ^ a b c 国立こくりつ天文台てんもんだい よくある質問しつもん春分しゅんぶん秋分しゅうぶんには、ひるよるながさはおなじになるの?」
  9. ^ a b 伊藤いとう節子せつこ. “天象てんしょう用語ようご解説かいせつ1 24節気せっき”. 天文てんもん月報げっぽうだい72かんだい7ごう. 2023ねん12がつ20日はつか閲覧えつらん
  10. ^ 旧暦きゅうれき2033ねん問題もんだいについて”. 国立こくりつ天文台てんもんだい 天文てんもん情報じょうほうセンター れき計算けいさんしつ. 2023ねん12がつ20日はつか閲覧えつらん
  11. ^ 国立こくりつ天文台てんもんだい こよみ要項ようこう かくとしばんより世界せかい換算かんさん(1984ねん - 2016ねん
  12. ^ 2009年版ねんばんより理論りろん更新こうしんされているが、「ぶん」の精度せいどでほとんどちがいはない。
  13. ^ 現代げんだい天体てんたい力学りきがくによる位置いち推算すいさんのため、過去かここよみ記述きじゅつとはかならずしも一致いっちしない(わりにぶん単位たんい精度せいどがある)。 将来しょうらい見積みつもりについては(おもうるうびょう不確ふたしかさから)日付ひづけ前後ぜんごするおそれがある(10ぶん誤差ごさ見込みこんだが、ひょう末尾まつびではおそらく不足ふそく)。
  14. ^ JPL HORIZONS Web-Interface(2015ねん8がつ22にち Ver 3.9.8)取得しゅとく TT→UT変換へんかん
  15. ^ NASAによるΔでるたTの解説かいせつ計算けいさんしき
  16. ^ 閣議かくぎ案件あんけんは、首相しゅしょう官邸かんていHP閣議かくぎ公表こうひょうされている。

関連かんれん項目こうもく

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  1. ^ 魔女まじょ宅急便たっきゅうびん その2』p.p.364-366に「あかね・ねのたね・たねのつぶ・つぶり・めのつぶ・つるのたね・ねこのめ・すずのめ・めめりぐさ・くさや・くさぐさ・さくやはな」と12種類しゅるいすべてがかされている(最初さいしょの6つがあさくすりぐさ、後半こうはん6つはよるくすりぐさ)が、すべ実在じつざいしない植物しょくぶつである。