杉すぎ宜むべ陳ひね

杉すぎ宜むべ陳ひね

杉すぎ 宜むべ陳ひね（すぎ よしのぶ、1888年ねん（明治めいじ21年ねん）11月6日にち - 1949年ねん（昭和しょうわ24年ねん）4月がつ2日にち）は、日本にっぽんの衆議院しゅうぎいん議員ぎいん（中正ちゅうせい倶楽部くらぶ→立憲りっけん政友せいゆう会かい）、弁護士べんごし。

経歴けいれき

愛媛えひめ県けん周桑しゅうそう郡ぐん三芳みよし村むら（現在げんざい西条さいじょう市し）出身しゅっしん。第一高等学校だいちこうとうがっこうを経へて、1912年ねん（明治めいじ45年ねん）に東京とうきょう帝国ていこく大学だいがく法科ほうか大学だいがく独どく法科ほうかを卒業そつぎょうした。高等こうとう文官ぶんかん試験しけんに合格ごうかくして逓信ていしん書記官しょきかん補ほとなり、1916年ねん（大正たいしょう5年ねん）には朝鮮ちょうせん銀行ぎんこう書記しょき・勝田かつた主計かずえ総裁そうさい秘書ひしょとなった。寺内てらうち内閣ないかくが成立せいりつして、勝田かつたが大蔵おおくら大臣だいじんに就任しゅうにんすると、引ひき続つづき秘書官ひしょかんとなり、大蔵おおくら参事官さんじかんも兼かねた。1924年ねん（大正たいしょう13年ねん）に清浦きようら内閣ないかくが成立せいりつして再ふたたび勝田かつたが大蔵おおくら大臣だいじんとなると、杉すぎもまた秘書官ひしょかんとなった。

同年どうねん、第だい15回かい衆議院しゅうぎいん議員ぎいん総そう選挙せんきょに出馬しゅつばし当選とうせんを果はたした。

その後ごは弁護士べんごしを開業かいぎょうしたが、1928年ねん（昭和しょうわ3年ねん）に勝田かつたが田中たなか義一ぎいち内閣ないかくで文部もんぶ大臣だいじんに就任しゅうにんすると秘書官ひしょかんを務つとめた。

さらに1930年ねん（昭和しょうわ5年ねん）には中野なかの中学校ちゅうがっこう校長こうちょうに就任しゅうにんした。

その他た、東興とうこう実業じつぎょう会社かいしゃ取締役とりしまりやくを務つとめた。

参考さんこう文献ぶんけん

• 校友こうゆう調査ちょうさ会かい編へん『帝国ていこく大学だいがく出身しゅっしん名鑑めいかん』校友こうゆう調査ちょうさ会かい、1934年ねん。 
• 『伊予いよの事業じぎょうと人物じんぶつ』愛媛えひめ通信つうしん社しゃ、1934年ねん。 
• 『日本にっぽん更生こうせい史し』日本にっぽん更生こうせい史し編纂へんさん局きょく、1930年ねん。