東京とうきょう六ろく大学だいがく準じゅん硬式こうしき野球やきゅう連盟れんめい

東京とうきょう六ろく大学だいがく準じゅん硬式こうしき野球やきゅう連盟れんめい（とうきょうろくだいがくじゅんこうしきやきゅうれんめい、英語えいご表記ひょうき:TOKYO BIG6 JUNKO BASEBALL LEAGUE）とは、東京とうきょうを所在地しょざいちとした6校こうの大学だいがくの準じゅん硬式こうしき野球やきゅう部ぶで構成こうせいされた大学だいがく野球やきゅうリーグである。全日本ぜんにほん大学だいがく準じゅん硬式こうしき野球やきゅう連盟れんめいの傘下さんかとなっている。

川口かわぐち盛もり外がい、呉ご俊宏としひろなどプロ野球やきゅう選手せんしゅを輩出はいしゅつしている。日本にっぽんのリトルリーグの生うみの親おやとして野球やきゅう殿堂でんどう (日本にっぽん)入いりした林はやし和男かずおはのちにこの連盟れんめいに所属しょぞくする準じゅん硬式こうしき野球やきゅう部ぶとなる早稲田大学わせだだいがくの軟式なんしき野球やきゅうチーム出身しゅっしんであり、正式せいしきに部ぶとしての活動かつどうを始はじめた際さいの初代しょだい監督かんとくでもある。

加盟かめい大学だいがく

• 早稲田大学わせだだいがく競技きょうぎスポーツセンター準じゅん硬式こうしき野球やきゅう部ぶ
• 慶應義塾けいおうぎじゅく体育たいいく会かい準じゅん硬式こうしき野球やきゅう部ぶ
• 法政大学ほうせいだいがく体育たいいく会かい準じゅん硬式こうしき野球やきゅう部ぶ
• 東京大学とうきょうだいがく運動会うんどうかい準じゅん硬式こうしき野球やきゅう部ぶ
• 立教大学りっきょうだいがく体育たいいく会かい準じゅん硬式こうしき野球やきゅう部ぶ
• 明治大学めいじだいがく体育たいいく会かい準じゅん硬式こうしき野球やきゅう部ぶ

沿革えんかく

準じゅん硬式こうしき野球やきゅうは軟式なんしき野球やきゅうの一種いっしゅとして発展はってんしてきた。中空なかぞらの軟式なんしき野球やきゅうは小中学生しょうちゅうがくせいや草くさ野球やきゅうで行おこなわれるスポーツで、大学だいがく軟式なんしき野球やきゅうは現在げんざいでいう準じゅん硬式こうしき野球やきゅうのことを指さしていた。中空なかぞらの軟式なんしき野球やきゅうが大学だいがく以上いじょうでも行おこなわれるようになると、当初とうしょは中空ちゅうくうのボールをL号ごう軟式なんしき（1985年ねんの規格きかく変更へんこう以降いこうはA号ごう軟式なんしき）と呼よんでいたが、より区別くべつしやすくするため次第しだいに準じゅん硬式こうしきという名称めいしょうが広ひろまり、こちらが正式せいしき名称めいしょうとされるようになっていった。それに従したがってこの連盟れんめいも軟式なんしき野球やきゅう連盟れんめいとして始はじまり、準じゅん硬式こうしき野球やきゅう連盟れんめいと改称かいしょうしたという経緯けいいがある。

• 1939年ねん（昭和しょうわ14年ねん）- 東京とうきょう六ろく大学だいがくで軟式なんしき野球やきゅうのリーグ戦せんが開催かいさいされるが、1941年ねんに戦況せんきょう悪化あっかにより中断ちゅうだんされる。
• 1947年ねん（昭和しょうわ22年ねん）- リーグ戦せん再開さいかい。東京とうきょう六ろく大学だいがく軟式なんしき野球やきゅう連盟れんめいが正式せいしきに組織そしきされる。
• 1949年ねん（昭和しょうわ24年ねん）- 東都とうと大学だいがく軟式なんしき野球やきゅう連盟れんめい、関西かんさい六ろく大学だいがく軟式なんしき野球やきゅう連盟れんめいと共ともに明石あかし市しにて全国ぜんこく大会たいかいを開催かいさい。それを機きに全日本ぜんにほん大学だいがく軟式なんしき野球やきゅう連盟れんめい（初代しょだい。現在げんざいの全日本ぜんにほん大学だいがく軟式なんしき野球やきゅう連盟れんめいとは異ことなる）が組織そしきされ、当とう連盟れんめいも傘下さんかに入はいる。
• 1985年ねん（昭和しょうわ60年ねん）- 軟式なんしき野球やきゅうボールの規格きかく変更へんこうにより、準じゅん硬式こうしき球だまはこれまでのB号ごうからH号ごうへの名称めいしょうが変更へんこうになる。（中空なかぞら軟式なんしき球だまはL号ごう→A号ごう、A号ごう→B号ごう、C号ごう→C号ごう、D号ごう新設しんせつ）
• 1992年ねん（平成へいせい4年ねん）- 上部じょうぶ組織そしきの全日本ぜんにほん大学だいがく軟式なんしき野球やきゅう連盟れんめいがA号ごう軟式なんしき野球やきゅうを統括とうかつする全日本ぜんにほん学生がくせい軟式なんしき野球やきゅう連盟れんめいを合併がっぺいし、当とう連盟れんめいは全日本ぜんにほん大学だいがく軟式なんしき野球やきゅう連盟れんめい準じゅん硬式こうしきの部ぶの傘下さんかに入はいる。
• 1998年ねん（平成へいせい10年ねん）- 東京とうきょう六ろく大学だいがく準じゅん硬式こうしき野球やきゅう連盟れんめいに名称めいしょう変更へんこうする。
• 2000年ねん（平成へいせい12年ねん）- 全日本ぜんにほん大学だいがく軟式なんしき野球やきゅう連盟れんめいが軟式なんしきの部ぶを切きり離はなし、全日本ぜんにほん大学だいがく準じゅん硬式こうしき野球やきゅう連盟れんめいに名称めいしょう変更へんこうする。
• 2020年ねん（令れい和わ2年ねん）- 新型しんがたコロナウイルス感染かんせん拡大かくだいを考慮こうりょし春季しゅんきリーグ戦せんを中止ちゅうしする。

対戦たいせん方法ほうほう

当とう連盟れんめい主催しゅさいのリーグ戦せんは春はると秋あきの年とし2回かい、2勝しょう先取せんしゅの勝かち点てん制せい、総そう当あたりで行おこなわれ、各週かくしゅう土曜日どようびからそのカードでどちらかが2勝しょうするまで試合しあいが行おこなわれる。ただし、次週じしゅうのカードへの影響えいきょうを考慮こうりょし、引ひき分わけ・悪天候あくてんこうなどでの順延じゅんえんなどのために水曜日すいようびまでに決着けっちゃくが着つかない場合ばあい、以降いこうの試合しあいは翌週よくしゅう以降いこうの平日へいじつに組くまれる。さらに、持もち越こし先さきの週しゅうに行おこなわれるカードが当該とうがい日程にっていまで決着けっちゃくが着つかなかった場合ばあい、当初とうしょの予定よていにあった週しゅうの試合しあいが優先ゆうせんされ、持もち越こされていた試合しあいは中止ちゅうしとなり再ふたたび日程にっていを検討けんとうすることになる。

たとえば2015年ねん春季しゅんきリーグ戦せんでは雨天うてん中止ちゅうしが重かさなり、第だい1週しゅうの第だい3戦せんを当該とうがい週しゅうの水曜日すいようびまでに消化しょうかできなかったため、第だい4週しゅうにあたる4月がつ29日にち（水曜日すいようび）に行いった。また、第だい2週しゅうについても第だい2戦せん以降いこうが同様どうように消化しょうかできず第だい2戦せんを5月5日にち（火曜日かようび）に行おこない、5月6日にち（水曜日すいようび）を第だい3戦せん用ようの予備よび日びとした。

各かく試合しあいの延長えんちょう戦せんは2試合しあい予定よていされている日ひの第だい1試合しあいは3時じ間あいだを超こえて新あたらしいイニングに入はいらない。この規定きていや日没にちぼつなどの事情じじょうによる打うち切きりがなければ15回かいまで延長えんちょう戦せんを行おこなう。また、7回かい以降いこう15点てん差さがついた場合ばあいには得点とくてん差さによるコールドゲームが適用てきようされる。

早慶そうけい戦せんを起源きげんとする東京とうきょう六ろく大学だいがく野球やきゅう連盟れんめいとは異ことなりリーグ戦せんの最終さいしゅう週しゅうを早慶そうけい戦せんとすることはなく、球場きゅうじょう使用しようや上位じょうい大会たいかいとの日程にってい重複じゅうふくなどの特別とくべつな事情じじょうのない限かぎり以下いかの前ぜんシーズンの順位じゅんいに応おうじた日程にっていに従したがう。各週かくしゅう2カード（最終さいしゅう週しゅうのみ1カード）が組くまれる。前者ぜんしゃのカードが第だい1戦せんを第だい1試合しあいで戦たたかい、第だい2戦せん以降いこうは第だい2試合しあい、第だい1試合しあいと繰くり返かえされる。

• 第だい1週しゅう　1位い－6位い、2位い－5位い
• 第だい2週しゅう　3位い－5位い、4位い－6位い
• 第だい3週しゅう　1位い－4位い、2位い－3位い
• 第だい4週しゅう　1位い－5位い、2位い－6位い
• 第だい5週しゅう　3位い－6位い、4位い－5位い
• 第だい6週しゅう　1位い－3位い、2位い－4位い
• 第だい7週しゅう　3位い－4位い、5位い－6位い
• 第だい8週しゅう　1位い－2位い

順位じゅんい決定けってい方法ほうほう

• 同どう一いち対戦たいせん校こうに勝かち越こした場合ばあいに勝かち点てん1を獲得かくとくし、勝かち点てんが多おおい方ほうが上位じょうい。勝かち点てんが同おなじ場合ばあいは全体ぜんたいの勝率しょうりつ比較ひかくによって順位じゅんいを決定けってい。
• 勝かち点てんも勝率しょうりつも同おなじ場合ばあいは、優劣ゆうれつの決定けっていが必要ひつような場合ばあい＝優勝ゆうしょう校こうや上位じょうい大会たいかいへの出場しゅつじょう校こうの決定けっていに限かぎり決定けってい戦せん（プレイオフ）を行おこなう。
  • 決定けってい戦せんの成績せいせきは選手せんしゅ個人こじんの成績せいせきを含ふくめリーグ戦せんの成績せいせき累計るいけいには含ふくめない。

背番号せばんごう・ユニフォーム

各校かくこうに共通きょうつうして、背番号せばんごうは監督かんとくが30、総そう監督かんとくが31、コーチが26～29、主将しゅしょうが10、その他たの選手せんしゅは1～25、32～50と定さだめられている。

背番号せばんごう・ベンチ入いり選手せんしゅはカードごとに変更へんこう可能かのうであり、開幕かいまく当初とうしょとシーズン後半こうはんで背番号せばんごうが違ちがう選手せんしゅも見みられる。

ユニフォームは各校かくこうともに、概おおむね硬式こうしき野球やきゅう部ぶと同おなじデザインがベースとなっている。 また、シーズン毎ごとに写真しゃしん付つきの選手せんしゅ名鑑めいかんが発行はっこうされている。

選手せんしゅ表彰ひょうしょう

個人こじんタイトルは最優秀さいゆうしゅう選手せんしゅ賞しょう、最優秀さいゆうしゅう投手とうしゅ賞しょう、最優秀さいゆうしゅう防御ぼうぎょ率りつ、首位しゅい打者だしゃ賞しょう、最優秀さいゆうしゅう審判しんぱん賞しょうとベストナイン。それぞれにトロフィーが与あたえられる。現在げんざいの規定きてい打席だせきは試合しあい数すう×3.1、規定きてい投球とうきゅう回数かいすうは試合しあい数すう×2.5（共ともに小数点しょうすうてん以下いか切捨きりすて）としている。それ以外いがいでもサイクルヒット、完全かんぜん試合しあいなど顕著けんちょな成績せいせきを収おさめた選手せんしゅには特別とくべつ賞しょうが与あたえられる。

また、非公式ひこうしきではあるが、スポーツ報知ほうち紙面しめん上じょうで選手せんしゅ間あいだ投票とうひょうによるゴールデングラブ賞しょう・新人しんじん王おうが表彰ひょうしょうされる。

木村きむら杯はい新人しんじん戦せん

春季しゅんきリーグ戦せんの第だい8週しゅうとその翌週よくしゅうに行おこなわれるトーナメント方式ほうしきの大会たいかい。第だい8週しゅうの土日どにちに1回戦かいせんが1試合しあいずつ、翌週よくしゅう土曜日どようびに準決勝じゅんけっしょう2試合しあい、日曜日にちようびに決勝けっしょうが行おこなわれる。出場しゅつじょう選手せんしゅは基本きほん的てきに1・2年生ねんせいとされ、その2つの学年がくねんだけでは出場しゅつじょう選手せんしゅが不足ふそくする場合ばあいには3・4年生ねんせいの出場しゅつじょうが認みとめられる場合ばあいがある。なお、出場しゅつじょう予定よていはなくても指揮しきを執とる存在そんざいとして主将しゅしょうや次期じき主将しゅしょう候補者こうほしゃがベンチ入いりするチームが多おおい。

開ひらく・閉会へいかい式しき

リーグ戦せん第だい1週しゅうの試合しあい前まえに開会かいかい式しきを、第だい8週しゅうの翌週よくしゅうに閉会へいかい式しきを行おこなう。開会かいかい式しきでは連盟れんめい理事りじ長ちょう・会長かいちょう・来賓らいひんの挨拶あいさつ、審判しんぱん長ちょうからの諸しょ注意ちゅうい、優勝旗ゆうしょうきなどの返納へんのうと選手せんしゅ宣誓せんせい（前ぜんシーズン優勝ゆうしょうチームの主将しゅしょうが行おこなう）が行おこなわれる。閉会へいかい式しきでは各かく杯はいの授与じゅよと連盟れんめい理事りじ長ちょう・会長かいちょう・来賓らいひんの挨拶あいさつ、個人こじん表彰ひょうしょうが行おこなわれ、表彰ひょうしょう者しゃの写真しゃしん撮影さつえいは閉会へいかい式しき終了しゅうりょう後ごに行おこなわれる。

試合しあい会場かいじょう

大田おおたスタジアム・府中ふちゅう市民しみん球場きゅうじょう・立川たちかわ公園こうえん野球やきゅう場じょう・昭島あきしま市民しみん球場きゅうじょうなど公共こうきょうの野球やきゅう場じょうや、加盟かめいする各かく大学だいがくのグラウンドで行おこなわれる。使用しよう頻度ひんどの高たかい大学だいがくのグラウンドとしては早稲田大学わせだだいがく東伏見ひがしふしみキャンパス軟式なんしき野球やきゅう場じょう、法政大学ほうせいだいがく多摩たまキャンパス野球やきゅう場じょうが挙あげられる。明治大学めいじだいがく府中ふちゅう第だい一いち球場きゅうじょう、立教大学りっきょうだいがく富士見ふじみ総合そうごうグラウンド準じゅん硬式こうしき野球やきゅう場じょうも近年きんねんの使用しよう実績じっせきがある。過去かこには東京大学とうきょうだいがく駒場こまんばキャンパス野球やきゅう場じょうも使用しようされており、新人しんじん戦せんでは明治大学めいじだいがく府中ふちゅう第だい二に球場きゅうじょうが会場かいじょうとなったこともある。

いずれの会場かいじょうでも入場にゅうじょう料りょう無料むりょうで、スタンドは一般いっぱん開放かいほうされるため、誰だれでも観戦かんせん可能かのうである。公共こうきょうの野球やきゅう場じょうで試合しあいを行おこなう場合ばあい、次つぎの使用しよう者しゃである高校こうこうの野球やきゅう部ぶが早はやめに到着とうちゃくしてスタンドで見学けんがくを行おこなうこともある。 また各校かくこう応援おうえん団だんも試合しあいによっては駆かけつけている。

記録きろく

連盟れんめいホームページを参照さんしょうのこと。優勝ゆうしょう回数かいすうは連盟れんめい創設そうせつ以降いこう。

優勝ゆうしょう回数かいすう（2023年ねん秋季しゅうきリーグ戦せん終了しゅうりょう時点じてん）

大だい学名がくめい	優勝ゆうしょう回数かいすう	最近さいきんの優勝ゆうしょう
早稲田大学わせだだいがく	50回かい	2023年ねん秋季しゅうき
法政大学ほうせいだいがく	49回かい	2022年ねん春季しゅんき
明治大学めいじだいがく	24回かい	2014年ねん秋季しゅうき
立教大学りっきょうだいがく	17回かい	2020年ねん秋季しゅうき
慶應義塾大学けいおうぎじゅくだいがく	13回かい	2023年ねん春季しゅんき
東京大学とうきょうだいがく	00回かい	なし(最高さいこう成績せいせき：3位い)

関連かんれん項目こうもく

• 東京とうきょう六ろく大学だいがく

外部がいぶリンク

• 公式こうしきホームページ[1]