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かい

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』
ふね右左みぎひだりているものがかい

かい(かい)は、人力じんりきによりふね推進すいしんりょくるための道具どうぐである。かい使つかってふねすすませることを「ぐ」(こぐ)という。かい使つかってうみかわ移動いどうする。かい一般いっぱんなが棒状ぼうじょうであり、一端いったんたいらな部分ぶぶんみずれ、しゅはその反対はんたいがわ部分ぶぶんにぎって操作そうさする。

英語えいごでは、ボートなどで使用しようするふなべりに支点してんつものを "oar"(日本語にほんご発音はつおん:オール)とび、カヌーなどにもちいるふなべりに支点してんたないものを "paddle"(日本語にほんご発音はつおん:パドル)とって区別くべつするように、日本語にほんごでも、それぞれを「かい」(かい)と「橈」(かい)といて区別くべつすることがある。

日本にっぽん独特どくとく和船わせんもちいられるかいには、末端まったん部分ぶぶんに「かい杆」(かいずく)や「撞木しゅもく」(しゅもく)とばれるT字形じけいよこぼういている。このような和船わせんかいは、みずをかいてふねあやつるだけではなく、のように水中すいちゅう左右さゆうつばさめんることで揚力ようりょくすす操作そうさおこなえるようになっている。また、日本にっぽんむかしからのふねでは、西洋せいようしきのオールと同様どうようふねりょうふなばたからしてふなべりに支点してんもうけてみずをかくことで推進すいしんりょくる「くるまかい」(くるまがい)とばれるものがある。

和船わせんでは、かい船尾せんびに1つだけそなえて船頭せんどう操作そうさする。また、和船わせんでは、かいから発展はってんしたかい(ねりがい、ねりかい)とばれるかい道具どうぐがある。これには、かいよりもながかい杆がいており、やはり船尾せんびに1つだけそなえて船頭せんどう操作そうさするてん同様どうようであるが、両手りょうて操作そうさすることで推進すいしんりょくがさらにやすいだけでなく、かじとして機能きのうさせ、ふね針路しんろ制御せいぎょすることもできる。かい発展はってんして艪がまれたとかんがえられている。

脚注きゃくちゅう

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関連かんれん項目こうもく

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