武たけ宮みや陽光ようこう

武たけ宮みや 陽光ようこう（たけみや ようこう、1977年ねん4月がつ29日にち - ）は、日本棋院にほんきいん所属しょぞくの囲碁いご棋士きし。東京とうきょう都と出身しゅっしん。筑波大つくばだい付属ふぞく高校こうこう卒業そつぎょう。

母方ははかたの祖父そふの梶かじ和かず為ために師事しじ後ご、父ちちの武たけ宮みや正樹まさきの門下もんかとなる。

経歴けいれき

5歳さいくらいの時とき、家いえにある碁ごの本ほんを並ならべているうちに碁ごを覚おぼえた。祖父そふの梶かじ和かず為ためから本格ほんかく的てきに手てほどきを受うけ、小学校しょうがっこう1年ねんの時ときには木谷きたに会かいに通かよい、5、6級きゅうで打うてるほどになった。

小学校しょうがっこう5年ねんの時ときに父ちちから｢やってみる? 入はいってみたら」といわれ院生いんせいとなった。父ちちには院生いんせいで打うった碁ごを見みてもらっていたが、打うってもらうことはほとんどなく「どうしてもプロになれ」という感かんじではなかったが、あるとき父ちちが世界せかいアマ選手権せんしゅけんで3位い入賞にゅうしょうしたこともあるオランダのロナルド・シュレンパーから｢子供こどもに碁ごを教おしえるのは親おやの義務ぎむ、教おしえなさい｣と言いわれ、それから毎日まいにち朝あさ5時じに起おき学校がっこうに行いく前まえに父ちちと20秒びょう碁ごを1、2局きょく打うつ生活せいかつとなった。

入にゅう段だんする直前ちょくぜんには祖父そふに互先たがいせんで勝かつようになっていた。入にゅう段だん試験しけんでは4勝しょう4敗はいと絶ぜっ不調ふちょうで父ちちに一喝いっかつされ、それから息いきを吹ふき返かえし10連勝れんしょうしてプロとなった。

1998年ねん入にゅう段だん、1999年ねん二に段だん、2000年ねん三さん段だん、2001年ねん四よん段だん、2005年ねん五ご段だん。

2007年ねん度ど前期ぜんき、NHK『囲碁いごの時間じかん』の講師こうしを矢代やしろ久美子くみこと担当たんとう。

2016年ねん2月がつ16日にち付づけで、勝かち星ぼし対象たいしょう棋戦きせん通算つうさん90勝しょうにて六ろく段だんに昇段しょうだん。

2016年ねん6月がつ7日にち、北九州きたきゅうしゅう市しで開ひらかれた人工じんこう知能ちのう学会がっかいの公開こうかいイベントでコンピュータ囲碁いごプログラム「Zen（ゼン）」と二子ふたご局きょく（Zenがあらかじめ黒石くろいし2個こを置おくハンデ）で対戦たいせんし敗やぶれた。

2016年ねん7月がつ8日にち放送ほうそうのNHK『ドキュメント72時じ間あいだ』（新宿しんじゅく・歌舞伎町かぶきちょうの24時じ間あいだ営業えいぎょうの碁ご会所かいしょ「秀しゅう策さく」が舞台ぶたいの回かい）で、撮影さつえい2日にち目めの夜よるにたまたま碁ご会所かいしょに来店らいてんし出演しゅつえんを果はたした。

2024年ねん7月がつ、小林こばやし覚さとしの後任こうにんとして日本棋院にほんきいんの新しん理事りじ長ちょうに就任しゅうにん。任期にんきは2026年ねん6月がつまで。

記録きろく

• 2002年ねん、通算つうさん100勝しょうを達成たっせい。

著書ちょしょ

• 「やっしー&陽光ようこうの置おき碁ごで上達じょうたつ」（NHK出版しゅっぱん、2008年ねん）

外部がいぶリンク

• 日本棋院にほんきいんの紹介しょうかい