漢人かんど

漢人かんど（かんじん）

• 漢かん民族みんぞく。
• 金かね朝あさ支配しはい下かの漢かん民族みんぞく集団しゅうだんの分類ぶんるいの一種いっしゅ。旧きゅう北きた宋そう占領せんりょう地域ちいきの住民じゅうみんを南みなみ人じんと称しょうしたのに対たいして、燕つばめ雲くも十じゅう六ろく州しゅう出身しゅっしん者しゃなど遼りょうの遺のこ民みんを漢人かんど・北きた人じんと称しょうした。
• 元朝がんちょう支配しはい下かの人間にんげん集団しゅうだんの分類ぶんるいの一種いっしゅ。蒙こうむ古人こじん、色目いろめ人じん、漢人かんど、南みなみ人じんに分わけられ、金きむの遺のこ民みんを指さした。漢かん民族みんぞくの他ほか、女おんな真しん族ぞく、契ちぎり丹に族ぞくも含ふくまれた。

漢人かんど（あやひと）

• 日本にっぽんにおける中国ちゅうごく系けい帰化きか系けい氏族しぞく。漢かん氏しに属ぞくし漢かん部ぶを統率とうそつした。中国ちゅうごく後こう漢かんの滅亡めつぼうに際さいして、後こう漢かんの朝鮮ちょうせん植民しょくみん地ち帯おび方かた郡ぐんに移住いじゅうした阿知あち使し主ぬしが、旧居きゅうきょ（帯おび方かた郡ぐんの故こ地ち、高句麗こうくりと百済くだらの間あいだ）には才芸さいげいに巧たくみなものが多おおいので迎むかえたいと申請しんせいし、村落そんらくをあげ連づれかえったのが漢かん人じんであるとの説話せつわもある。
• 遣や隋ずい使しに参加さんかした高向たこう漢人かんど玄げん理り（たかむこのあやひとくろまろ）。高向玄理たかむこのくろまろ参照さんしょう。

漢人かんど（かんど）

• 日本にっぽんのいわゆる希少きしょう姓せいの一ひとつ。著名ちょめい人じんに漢人かんど明子あきこ（東京とうきょう都議会とぎかい議員ぎいん）がいる。