プロジェクト・ウェット(Project WET<Water Education for Teacheers>)は、水に関する環境教育プログラム。モンタナ州ボウズマンにプロジェクト・ウェット・インターナショナルの本部が置かれている。1984年、ノースダコタ州水委員会にて、最初のプログラムが確立。その後、アメリカ政府からの支援により、全米へ広がる。
プロジェクト・フィット(Project FIT<Forestry Institute for Teachers>)は、森林生態系や森林資源管理について学ぶ環境教育プログラム。理科や社会科とも結びつき、基本的な自然科学と生命科学の概念を提示している。森林の利用法・効果、環境に対する意識の育成といったことなどを目標に掲げている。
アース・エデュケーション(Earth Education<E.E>)は1960年代に現在の地球教育研究所(The Institute for Earth Education< I.E.E >)の代表のスティーブ・バン・メーターを中心としたグループが子ども達の自然に対する愛情を育むために開発し、世界的に有名となった自然体験プログラムとして始まったもの。その後、自然についての感覚的、生態学的な理解を、自然と調和した豊かなライフスタイルにつなげるための新しい要素を加えて開発、紹介されている。
ジェムズ(GEMS<Great Explorations in Math and Science >)は、アメリカのカリフォルニア大学バークレー校の研究機関ローレンス科学教育研究所(Lawrence Hall of Science)で、開発・運営されている科学、数学と環境教育のプログラムである。体験型科学教育カリキュラムとなっており、日本では、公益社団法人日本環境教育フォーラムがカリフォルニア大学バークレー校と契約を結び、「ジャパンGEMSセンター」を開設してGEMSのティーチャーズガイドの翻訳出版や指導者養成等の普及活動を行っている。
マーレ(MARE<Marine Activities, Resources and Education>)は、アメリカのカリフォルニア大学バークレー校の研究機関ローレンス科学教育研究所(Lawrence Hall of Science)で、1991年から開発・運営されている海を学ぶための環境教育プログラムである。体験型科学教育カリキュラムとなっており、日本では、NPO法人海の自然史研究所がカリフォルニア大学バークレー校と契約を結び、「ジャパンMAREセンター」を開設してMAREの普及活動を行っている。
ESDプロジェクト(Education for Sustainable Development)は、平成22年度より日本の環境省が進めているプロジェクトで、DESD(国連ESDの10年)に向けて日本のESD(持続可能な開発のための教育)の取組の促進を目的に、ESDに関する情報提供や具体的な取組の紹介、そしてプロジェクト参加者同士のネットワークの形成など、ESDの促進と取組の充実を図る参加型プロジェクトとされている。
ラーニング・フォー・ネイチャー(Learning for Nature)は、国際連合開発計画(UNDP)が提供するe-learningプログラムである。このプログラムは、生物多様性の政策立案者、変革者、現場の専門家をつなぎ、生物多様性条約の愛知目標の達成や持続可能な開発目標(SDGs)の達成を促進することを目的としている。