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田口たぐち麗うらら斗と

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア（Wikipedia）』
田口たぐち 麗うらら斗と
東京とうきょうヤクルトスワローズ #34
基本きほん情報じょうほう
国籍こくせき 日本の旗 日本にっぽん
出身しゅっしん地ち 広島ひろしま県けん広島ひろしま市し佐伯さいき区く
生年月日せいねんがっぴ (1995-09-14) 1995年ねん9月14日にち（28歳さい）
身長しんちょう
体重たいじゅう		 171 cm
83 kg
選手せんしゅ情報じょうほう
投球とうきゅう・打席だせき 左ひだり投とう左ひだり打だ
ポジション 投手とうしゅ
プロ入いり 2013年ねん ドラフト3位い
初はつ出場しゅつじょう 2015年ねん4月がつ11日にち
年俸ねんぽう 1億おく7500万まん円えん（2024年ねん）[1]
※2024年ねんから3年ねん契約けいやく
経歴けいれき（括弧かっこ内ないはプロチーム在籍ざいせき年度ねんど）
国際こくさい大会たいかい
代表だいひょうチーム 日本の旗 日本にっぽん
プレミア12 2019年ねん
この表ひょうについて
獲得かくとくメダル
男子だんし 野球やきゅう
日本の旗 日本にっぽん
WBSCプレミア12
金きむ 2019
アジア プロ野球やきゅうチャンピオンシップ
金きむ 2017
金きむ 2023

田口たぐち 麗うらら斗と（たぐち かずと、1995年ねん9月14日にち - ）は、広島ひろしま県けん広島ひろしま市し佐伯さいき区く出身しゅっしんのプロ野球やきゅう選手せんしゅ（投手とうしゅ）。左ひだり投とう左ひだり打だ。東京とうきょうヤクルトスワローズ所属しょぞく。

経歴けいれき

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プロ入いり前まえ

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2歳さいから五日市いつかいち観音かんのん少年しょうねん野球やきゅうクラブで野球やきゅうを始はじめ、カープJrでNPB12球団きゅうだんジュニアトーナメントに出場しゅつじょうした[2]。五日市いつかいち観音かんのん中学校ちゅうがっこうでは、「五日市いつかいち観音かんのんシニア」（軟式なんしき）に在籍ざいせきし、エースとして県けん大会たいかい出場しゅつじょう[3]。広島ひろしま新庄しんじょう高等こうとう学校がっこうでは1年生ねんせいからベンチ入いり、高校こうこう3年ねん時じの2013年ねん全国ぜんこく高等こうとう学校がっこう野球やきゅう選手権せんしゅけん広島ひろしま大会たいかい決勝けっしょうにて広島ひろしま県けん瀬戸内せとうち高等こうとう学校がっこうと対戦たいせんし、山岡やまおか泰やすし輔と投手とうしゅ戦せんを演えんじ、延長えんちょう15回かいを無む失点しってん完投かんとう。規定きていによる引ひき分わけで、決着けっちゃくは2日にち後ごの再さい試合しあい（2013年ねん7月がつ30日にち）で、9回かい1失点しってん完投かんとうと奮闘ふんとうしたが敗戦はいせんした。

甲子園こうしえん大会たいかいには未み出場しゅつじょうながら、第だい26回かいAAA世界せかい野球やきゅう選手権せんしゅけん大会たいかい日本にっぽん代表だいひょうに選出せんしゅつされ、大会たいかいでは3試合しあいに登板とうばんした。

2013年ねん10月24日にち、ドラフト会議かいぎで読売よみうりジャイアンツから3位い指名しめいを受うけ、契約けいやく金きん5000万まん円えん、年俸ねんぽう600万まん円えん（金額きんがくは推定すいてい）で入団にゅうだん[4]。巨人きょじんの担当たんとうスカウトであった益田ますだ明典あきのりからは『東ひがしの松井まつい（裕樹ゆうき）、西にしの田口たぐち』という評価ひょうかを与あたえられ[5][2]、仮かり契約けいやく時じの山下やました哲治てつじスカウト部長ぶちょうのコメントでも「スライダーとカットボールは本当ほんとうにレベルが高たかいし、何なん年ねんか後ごには確実かくじつに一軍いちぐんで活躍かつやくできる。」と評ひょうされた[6]。背番号せばんごうは90。

巨人きょじん時代じだい

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巨人きょじん時代じだい（2014年ねん）

2014年ねんは二に軍ぐんで7試合しあいに登板とうばんし、2勝しょう0敗はい、防御ぼうぎょ率りつ1.75を記録きろく。一軍いちぐん登録とうろくなしでルーキーイヤーを終おえた。オフに、30万まん円えん増ぞうの推定すいてい年俸ねんぽう630万まん円えんで契約けいやくを更改こうかいした[7]。

2015年ねん4月がつ11日にちの東京とうきょうヤクルトスワローズ戦たたかえ（東京とうきょうドーム）で先発せんぱつ投手とうしゅとして公式こうしき戦せん初はつ登板とうばん、7回かい5被ひ安打あんだ1失点しってんで初はつ勝利しょうりを収おさめた。またこの試合しあいでは1-1の同点どうてんで迎むかえた4回かい裏うらに打者だしゃとして決勝けっしょう打だとなる適時てきじ内野ないや安打あんだを打うち、プロ初はつ安打あんだ・初はつ打点だてんも記録きろくした[8]。この年としは先発せんぱつローテーション定着ていちゃくとまではいかなかったが13試合しあいに登板とうばんし3勝しょう5敗はい、防御ぼうぎょ率りつ2.71の成績せいせきを残のこした。オフに、1170万まん円えん増ぞうの推定すいてい年俸ねんぽう1800万まん円えんで契約けいやくを更改こうかいした[9]。

2016年ねんも開幕かいまくから先発せんぱつローテーション入いりし、4月がつ27日にちの阪神はんしんタイガース戦たたかえ（甲子園こうしえん）ではプロ入いり初はつの完投かんとう勝利しょうりを挙あげた。8月3日にちの中日ちゅうにちドラゴンズ戦たたかえ（ナゴヤドーム）ではプロ初はつ完封かんぷうを記録きろくし[10]、最終さいしゅう的てきに26試合しあいに登板とうばんしてプロ入いり初はつ、チーム唯一ゆいいつの2桁けた勝利しょうりとなる10勝しょうを挙あげて規定きてい投球とうきゅう回かいに到達とうたつした。オフの10月がつ18日にちに「侍さむらいジャパン 野球やきゅうオランダ代表だいひょう 野球やきゅうメキシコ代表だいひょう 強化きょうか試合しあい」の日本にっぽん代表だいひょうに選出せんしゅつされたことが発表はっぴょうされた[11]。オフに、3200万まん円えん増ぞうの推定すいてい年俸ねんぽう5000万まん円えんで契約けいやくを更改こうかいした[12]。

2017年ねんは開幕かいまくから好調こうちょうを維持いじし、一時いちじは8連勝れんしょうを記録きろくする。しかし、シーズン終盤しゅうばんが近ちかづいた9月6日にちの中日ちゅうにち戦せんで谷たに哲也てつやに3点てん本塁打ほんるいだを打うたれる[13]など6回かい4失点しってんで敗戦はいせん投手とうしゅになり連勝れんしょうがストップ[14]。やや調子ちょうしを落おとしていき、10月1日にちの阪神はんしん戦せんでは先発せんぱつするも4回かい3失点しってんでKOされ敗戦はいせん投手とうしゅになり、チーム11年ねんぶりBクラスが決きまった[15]。それでも前年ぜんねんを上回うわまわる13勝しょうを挙あげ、前年ぜんねんの10敗はいから半分はんぶん以下いかの4敗はいにとどめた。オフの10月がつ12日にちに第だい1回かいアジア プロ野球やきゅうチャンピオンシップの日本にっぽん代表だいひょうに選出せんしゅつされた[16]。11月19日にちの決勝けっしょう戦せんに先発せんぱつ登板とうばん。7回かいを無む失点しってんに抑おさえて勝利しょうり投手とうしゅとなり、優勝ゆうしょうに貢献こうけんした。オフに、4000万まん円えん増ぞうの推定すいてい年俸ねんぽう9000万まん円えんで契約けいやくを更改こうかいした[17]。

2018年ねんはシーズン当初とうしょから調子ちょうしが上あがらず、オールスター前まえで被ひ本塁打ほんるいだが10本ほんを超こえるなど不振ふしんが続つづき、7月がつ上旬じょうじゅんには登録とうろくを抹消まっしょうされた。以降いこう9月がつのヤクルト戦せんに登板とうばんした以外いがいは一軍いちぐん登板とうばんはなく、登板とうばん10試合しあい連続れんぞく勝かち星ぼしなしでシーズンが終おわりわずか2勝しょうに終おわったが、広島東洋ひろしまとうようカープとのクライマックスシリーズ ファイナルステージ第だい2戦せんでは6回かいまで無む失点しってんの好投こうとうを見みせた。オフに、1500万まん円えん減げんの推定すいてい年俸ねんぽう7500万まん円えんで契約けいやくを更改こうかいし、背番号せばんごうが28に変更へんこうされることが発表はっぴょうされた[18]。

2019年ねんは開幕かいまくを二に軍ぐんで迎むかえた。5月5日にちに一軍いちぐん昇格しょうかくを果はたすと[19]、同日どうじつの広島ひろしま戦せんに4年ねんぶりとなる中継なかつぎとして登板とうばんした[20]。5月8日にちの横浜よこはまDeNAベイスターズ戦たたかえ（新潟にいがた）でプロ初はつホールドを記録きろく[21]、7月がつ9日にちの阪神はんしん戦せん（甲子園こうしえん）ではクローザーとして登板とうばんし、プロ初はつセーブを記録きろくした[22]。このシーズンは7月がつにオールスターを挟はさんで10試合しあい連続れんぞく登板とうばんのセ・リーグタイ記録たいきろく[23]を記録きろくするなど55試合しあいに登板とうばんする大車輪だいしゃりんの活躍かつやくでチームのリーグ優勝ゆうしょうに貢献こうけんした。ポストシーズンでは、阪神はんしんと対戦たいせんしたクライマックスシリーズファイナルステージ第だい1戦せんでセーブを挙あげる[24]など2試合しあいに登板とうばん。福岡ふくおかソフトバンクホークスと対戦たいせんした自身じしん初はつの日本にっぽんシリーズでもリリーフとして2試合しあいに登板とうばんした。しかしチームは敗退はいたいした。オフの10月がつ1日にちに第だい2回かいプレミア12の日本にっぽん代表だいひょうに選出せんしゅつされた[25]。同どう大会たいかいで日本にっぽんはプレミア12で初はつ優勝ゆうしょうし、自身じしんも中継なかつぎ登板とうばんで好投こうとう。日本にっぽんの優勝ゆうしょうに貢献こうけんした。オフに、1000万まん円えん増ぞうの推定すいてい年俸ねんぽう8500万まん円えんで契約けいやくを更改こうかいし、先発せんぱつへの再さい挑戦ちょうせんを希望きぼうした[26]。

2020年ねんは開幕かいまくローテーションの2人ふたり目めとして1勝しょう1敗はいを挙あげ、3試合しあい目めの先発せんぱつとなった7月がつ4日にちの中日ちゅうにち戦せんで3回かいを投なげ終おえたところで左ひだり太腿ふとももの張はりのため降板こうばん[27]。翌よく7月がつ5日にちに出場しゅつじょう登録とうろくを抹消まっしょうされた[28]。8月1日にちに再さい登録とうろくされると、再ふたたび先発せんぱつとして11試合しあいで4勝しょう5敗はいを記録きろく。10月8日にちに、再ふたたび登録とうろくを抹消まっしょうされた[29]。10月18日にちに再さい登録とうろくされた以降いこうは中継なかつぎに配置はいち転換てんかんされ、シーズンを終おえた。最終さいしゅう的てきに26試合しあいに登板とうばんし、5勝しょう7敗はい1セーブ2ホールド、防御ぼうぎょ率りつ4.63だった。12月16日にち、1500万まん円えん減げんの推定すいてい年俸ねんぽう7000万まん円えんで契約けいやくを更改こうかいした[30]。

ヤクルト時代じだい

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2021年ねん3月1日にちに東京とうきょうヤクルトスワローズの廣岡ひろおか大志ひろしとの交換こうかんトレードで移籍いせきし、この日ひに公示こうじされた[31][注ちゅう 1]。背番号せばんごうは「34」。開幕かいまく第だい2戦せん目めの3月がつ27日にちの阪神はんしん戦せんで移籍いせき後ご初はつ登板とうばん初はつ先発せんぱつしたが2回かい1/3を6失点しってんでKOされ敗戦はいせん投手とうしゅになった[33]。4月3日にちには古巣ふるす・巨人きょじん戦せんに先発せんぱつするとリリーフ陣じんが8・9回かいに失点しってんして同点どうてんに追おいつかれたため勝利しょうり投手とうしゅにはなれなかったが7回かい無む失点しってんに抑おさえる好投こうとうを見みせた[34]。4月がつ20日はつかの広島ひろしま戦せんで6回かいを1失点しってんで抑おさえる好投こうとうで移籍いせき後ご初はつ勝利しょうりとなった[35][36][37]。好投こうとうしても、野手やしゅの援護えんごに恵めぐまれず勝利しょうり投手とうしゅになれなかったが[38][39]、5月27日にちの北海道ほっかいどう日本にっぽんハムファイターズ戦たたかえ（明治めいじ神宮じんぐう野球やきゅう場じょう）で移籍いせき後ご、本拠地ほんきょち初はつ勝利しょうりを挙あげた[40]。交流こうりゅう戦せん明あけからは投球とうきゅうに安定あんてい感かんを欠かくようになり、終盤しゅうばんに入はいるとブルペンに入はいり左ひだり打者だしゃへのリリーフを中心ちゅうしんに奮闘ふんとうしリリーフでは16試合しあい1勝しょう1敗はい3ホールド防御ぼうぎょ率りつ3.29、11試合しあい無む失点しってんを記録きろくした[41]、ヤクルトにおいても先発せんぱつ・リリーフ双方そうほうをこなしチームの優勝ゆうしょうに貢献こうけんした。前ぜん所属しょぞく球団きゅうだんの巨人きょじんが2019年ねん、2020年ねんに優勝ゆうしょうしていたこともあり、3年ねん連続れんぞくでセ・リーグ優勝ゆうしょうを経験けいけんすることになった[42]。 日本にっぽんシリーズではやや不安定ふあんていな投球とうきゅうが続つづいていたが[43]、第だい6戦せんで役割やくわりを果はたし成績せいせき的てきには3試合しあいで1ホールド無む失点しってんを記録きろくし自身じしん初はつとなる日本一にっぽんいちに貢献こうけんした。

2022年ねんは、救援きゅうえん投手とうしゅとしてブルペンを支ささえ、開幕かいまくから27試合しあい目めの7月がつ6日にちの巨人きょじん戦せんで失点しってんをするまでは自責じせき点てん0の無む失点しってん登板とうばんが続つづいた[44]。イニング途中とちゅうからの登板とうばんが多おおく、史上しじょう最速さいそくでマジックを点灯てんとうさせた好調こうちょうのチームの危機ききを救すくい続つづけてきた[45]。5月24日にちの日本にほんハム戦せん（神宮じんぐう）では、1対たい1の同点どうてんの延長えんちょう10回かいに無死むし満塁まんるいの場面ばめんで登板とうばんし、絶体絶命ぜったいぜつめいのピンチを3者しゃ凡退ぼんたいの無む失点しってんで抑おさえる完璧かんぺきな投球とうきゅうを見みせ、チームをサヨナラ勝利しょうりに導みちびいた[46]。しかし、7月がつ9日にちにチーム内ないで新型しんがたコロナウィルスの感染かんせんが広ひろまり、田口たぐちも陽性ようせい判定はんていを受うけて登録とうろく抹消まっしょう[47]。その後ご隔離かくり療養りょうようを経へて一軍いちぐんに合流ごうりゅうすると7月がつ30日にちの阪神はんしん戦せん（甲子園こうしえん）でリリーフ登板とうばんし、24日にちぶりに復帰ふっきを果はたした[48]。前年ぜんねんに引ひき続つづきチームを支ささえ、2連覇れんぱに貢献こうけんした[49]。12月7日にちには8800万まん円えんで契約けいやくを更改こうかいした[50]。

2023年ねんは、前年ぜんねんまで抑おさえをしていたスコット・マクガフに代かわり、開幕かいまくから抑おさえとして起用きようされた[51]。最終さいしゅう的てきに50試合しあいに登板とうばんし、3勝しょう5敗はい33セーブ、防御ぼうぎょ率りつ1.86を記録きろく[52]。シーズンオフに、同年どうねんに取得しゅとくした国内こくないFA権けんを行使こうしせずに残留ざんりゅうし、3年ねん総額そうがく5億おく5000万まん円えんでサインした[52]。将来しょうらい的てきなメジャーリーグ挑戦ちょうせん希望きぼうを口くちにし、翌年よくねん中ちゅうに取得しゅとく見込みこみである海外かいがいFA権けん取得しゅとく時じには改あらためて話はなし合あいをすることで合意ごういした[52]。

選手せんしゅとしての特徴とくちょう

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巨人きょじん時代じだい（2016年ねん4月がつ2日にち）

身長しんちょう171cmと投手とうしゅとしては小柄こがらであり、140km/h台だいの直球ちょっきゅうとスライダー、フォーク、カットボール、ツーシームを中心ちゅうしんに投球とうきゅうを組くみ立たてて[53]、そこにチェンジアップ、スローカーブなどの緩ゆるい変化球へんかきゅうも加くわえている。リリーフ時じには自己じこ最速さいそく151km/hを記録きろくした[54]。

高校こうこう時代じだいは最速さいそく147km/hを計測けいそくした直球ちょっきゅう、カーブ、スライダー等とうで特とくにキレのあるスライダーが武器ぶきであり、素晴すばらしいとスカウトからも認みとめられた[55]。奪だつ三振さんしん能力のうりょく・制球せいきゅう力りょくが高たかく、当初とうしょは中継なかつぎ候補こうほとして指名しめいされたが、スタミナもある[2]。

打撃だげきに関かんしても投手とうしゅとしては申もうし分ぶんなく、2020年ねんではタイ記録たいきろくとはいえ投手とうしゅとして、そのシーズンでの最多さいた安打あんだである6本ほんを放はなった[56]。

人物じんぶつ

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愛称あいしょうは「マリモ」[57]。

家族かぞくは両親りょうしんと妹いもうと。毎年まいとしオフに広島ひろしまの実家じっかに帰かえることが楽たのしみ[58]。

名前なまえの由来ゆらいは「北斗ほくとのように麗うららしく」である。

巨人きょじん時代じだいのチームメイトの畠はたけ世よ周しゅうが遠とおい親戚しんせきであることを、2020年ねん5月がつ10日とおかにインスタライブで告白こくはくしている[59]。なお、畠はたけとは高校こうこう時代じだいに対戦たいせん経験けいけんがある。

2歳さいの時ときに小児しょうに急性きゅうせい熱性ねっせい皮膚ひふ粘膜ねんまくリンパ節ぶし症候群しょうこうぐん、いわゆる川崎病かわさきびょうに罹患りかんし、中学生ちゅうがくせいになるまで闘病とうびょう生活せいかつを続つづけていた。田口たぐち自身じしんは「子供こどもの頃ころに病院びょういんの方々かたがたにお世話せわになり、大変たいへん感謝かんしゃしている」と振ふり返かえる。そのこともあって日本にっぽんでの新型しんがたコロナウイルス流行りゅうこうを受うけ、対応たいおうに当あたっている故郷こきょうの広島ひろしま県けんの医療いりょう従事じゅうじ者しゃを励はげますべくサージカルマスク1万まん枚まいを寄付きふした[60]。

小学生しょうがくせい時代じだいからの原はら辰たつ徳とくのファンで、小学生しょうがくせいの時ときには「巨きょ人じんで活躍かつやくして優勝ゆうしょうしたら、原はら監督かんとくを（自身じしんの好物こうぶつである）やきそばパーティに招待しょうたいしたいです」という絵え作文さくぶんを書かいていた。料理りょうりを作つくることが得意とくいである[6]。

ドラフト指名しめい時じには「小ちいさいころから夢見ゆめみた舞台ぶたいに立たてるのでうれしいです。頭あたまが真まっ白しろになりました」と語かたり[5]、高校こうこう日本にっぽん代表だいひょうとして共ともに戦たたかった松井まつい裕樹ゆうきとの対戦たいせんを熱望ねつぼうし[61]、目標もくひょうは最終さいしゅう的てきには「200勝しょう投手とうしゅ、内海うつみさんのように誰だれからも信頼しんらいされるエースになりたいと思おもいます」と語かたっている[62]。

2015年ねん、本拠地ほんきょちでの登場とうじょう曲きょくに同郷どうきょうで誕生たんじょう日びが同おなじ矢沢やざわ永吉えいきちのキャロル時代じだいの曲きょく『ファンキー・モンキー・ベイビー』を使用しようした[3][63][64]。

2017年ねん1月がつ5日にち、母校ぼこうの広島ひろしま新庄しんじょう高校こうこうで2学年がくねん後輩こうはいだった一般いっぱん女性じょせいと結婚けっこん[65][66]。同校どうこうが夏なつの甲子園こうしえんに出場しゅつじょうした際さい、応援おうえん団だんとして参加さんかしてテレビの試合しあい中継ちゅうけいに映うつり、「美うつくしすぎるチアリーダー」として話題わだいになったことのある女性じょせいである[67][68]。

明あかるく人懐ひとなつっこい性格せいかくでチームのムードメーカー的てき存在そんざいである。巨人きょじんからヤクルトに移籍いせきが決きまった際さいは、巨人きょじん関係かんけい者しゃから惜おしむ声こえが挙あがった[69]。

野球やきゅう選手せんしゅのものまねが得意とくいであり、巨人きょじん時代じだいは球団きゅうだん公式こうしきYouTubeチャンネルで度々たびたび披露ひろうしていた[70][71]。

2021年ねんにヤクルトに移籍いせきしたが元々もともとは巨人きょじんの選手せんしゅだったこともあり、やり方かたが全然ぜんぜん違ちがうなどの違和感いわかんを感かんじることが特とくにあったという[72]。

2023年ねん5月がつ20日はつかに横浜よこはまスタジアムで行おこなわれた対たいDeNA戦せんで自身じしんはこの試合しあい登板とうばんしていないものの、ヤクルトの投手とうしゅ3人にんが試合しあいを通とおして3つの死球しきゅうを出だし試合しあいの一部いちぶで乱闘らんとう騒さわぎ[73][74]が起おこった。試合しあい後ごの夜よる、自身じしんのInstagram上うえでライブ配信はいしんを行おこない、騒動そうどうをめぐる持論じろんを展開てんかい、一部いちぶのファンなどに対たいし「同おなじ土俵どひょうに立たってないし、同おなじレベルの世界せかいで生いきてないって、俺おれ思おもっちゃうんよね。そういう人ひとのこと、申もうし訳わけないけど、見下みくだしてしまうんですよ」[75]と発言はつげんし物議ぶつぎを醸かもし炎上えんじょう、翌日よくじつTwitterに謝罪しゃざい文ぶんを投稿とうこうした[76]。

2023年ねん8月がつ19日にち、神宮球場じんぐうきゅうじょうで行おこなわれた対たい中日ちゅうにち戦せんでヤクルト木澤きさわ尚文なおふみの投球とうきゅうが中日ちゅうにち石川いしかわ昂のぼる弥わたるの頭部とうぶへの死球しきゅうとなり、石川いしかわは救急きゅうきゅう搬送はんそうにより交代こうたい[77]、木澤きさわも危険きけん球だま退場たいじょうという事態じたいが発生はっせいしたが、田口たぐち自身じしんは試合しあい後ご、いつも通とおりスワローズファンへの勝利しょうりパフォーマンスをしてしまった[78]。のちに、Xで「先程さきほど、石川いしかわ選手せんしゅが病院びょういんへ搬送はんそうされたとニュースを見みました。試合しあい中ちゅう、試合しあい直後ちょくごだったので情報じょうほうが入はいってきておらずいつも通とおりスワローズファンの皆様みなさまへのパフォーマンスをしました。石川いしかわ選手せんしゅの無事ぶじを祈いのります。そしてドラゴンズ関係かんけい者しゃの皆様みなさま不快ふかいな気持きもちになる行動こうどうをとってしまいすみませんでした。」と釈明しゃくめいした[79]。

詳細しょうさい情報じょうほう

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年度ねんど別べつ投手とうしゅ成績せいせき

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年とし

度ど		 球たま

団だん		 登とう

板いた		 先さき

発はつ		 完かん

投とう		 完かん

封ふう		 無む
四よん
球たま		 勝かち

利り		 敗はい

戦せん		 セ
丨
ブ		 ホ
丨
ル
ド		 勝かち

率りつ		 打だ

者もの		 投とう
球たま
回かい		 被ひ
安やす
打だ		 被ひ
本ほん
塁るい
打だ		 与あずか
四よん
球たま		 敬けい

遠とお		 与あずか
死し
球たま		 奪だつ
三さん
振ふ		 暴

投とう		 ボ
丨
ク		 失しつ

点てん		 自じ
責せめ
点てん		 防ぼう
御お
率りつ		 W
H
I
P
2015 巨人きょじん 13 12 0 0 0 3 5 0 0 .375 274 66.1 54 5 26 1 3 64 2 1 26 20 2.71 1.21
2016 26 26 2 1 0 10 10 0 0 .500 668 162.0 150 15 49 0 6 126 1 0 54 49 2.72 1.23
2017 26 26 3 2 1 13 4 0 0 .765 709 170.2 159 14 49 1 4 122 1 0 59 57 3.01 1.22
2018 16 16 1 0 0 2 8 0 0 .200 396 86.1 113 13 27 2 6 60 1 0 52 46 4.80 1.62
2019 55 2 0 0 0 3 3 1 14 .500 276 65.1 59 11 18 2 2 66 2 0 30 30 4.13 1.18
2020 26 14 0 0 0 5 7 1 2 .417 379 89.1 91 10 26 2 5 58 2 0 48 46 4.63 1.31
2021 ヤクルト 33 17 0 0 0 5 9 0 4 .357 449 100.2 126 10 28 3 2 81 1 0 59 45 4.02 1.53
2022 45 0 0 0 0 1 1 2 18 .500 143 36.0 30 0 8 2 3 31 1 0 7 5 1.25 1.06
2023 50 0 0 0 0 3 5 33 6 .375 193 48.1 39 2 13 1 0 55 1 0 11 10 1.86 1.08
通算つうさん：9年ねん 290 113 6 3 1 45 52 37 44 .464 3487 825.0 821 80 244 14 31 663 12 1 346 308 3.36 1.29
  • 2023年度ねんどシーズン終了しゅうりょう時じ

WBSCプレミア12での投手とうしゅ成績せいせき

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年とし

度ど		 代だい

表ひょう		 登とう

板いた		 先さき

発はつ		 勝かち

利り		 敗はい

戦せん		 セ
｜
ブ		 打だ

者もの		 投とう
球たま
回かい		 被ひ
安やす
打だ		 被ひ
本ほん
塁るい
打だ		 与あずか
四よん
球たま		 敬けい

遠とお		 与あずか
死し
球たま		 奪だつ
三さん
振ふ		 暴

投とう		 ボ
｜
ク		 失しつ

点てん		 自じ
責せめ
点てん		 防ぼう
御お
率りつ
2019 日本にっぽん 3 0 0 0 1 14 4.0 4 0 0 0 0 2 0 0 0 0 0.00

年度ねんど別べつ守備しゅび成績せいせき

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年とし
度ど		 球たま
団だん		 投手とうしゅ
試ためし

合ごう		 刺とげ

殺ころせ		 補ほ

殺ころせ		 失しつ

策さく		 併

殺ころせ		 守もり
備
率りつ
2015 巨人きょじん 13 3 11 0 1 1.000
2016 26 6 31 1 2 .974
2017 26 9 37 1 2 .979
2018 16 0 18 0 1 1.000
2019 55 2 11 1 0 .929
2020 26 3 14 1 1 .944
2021 ヤクルト 33 4 13 1 1 .944
2022 45 1 8 0 1 1.000
2023 50 1 10 0 1 1.000
通算つうさん 290 29 153 5 10 .973
  • 2023年度ねんどシーズン終了しゅうりょう時じ

表彰ひょうしょう

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記録きろく

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初はつ記録きろく
投手とうしゅ記録きろく
打撃だげき記録きろく
  • 初はつ安打あんだ・初はつ打点だてん：2015年ねん4月がつ11日にち、対たい東京とうきょうヤクルトスワローズ2回戦かいせん（東京とうきょうドーム）、4回かい裏うらに石川いしかわ雅まさ規ただしから三塁さんるい適時てきじ内野ないや安打あんだ
その他たの記録きろく

背番号せばんごう

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  • 90（2014年ねん - 2018年ねん）
  • 28（2019年ねん - 2020年ねん）
  • 34（2021年ねん - ）

登場とうじょう曲きょく

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代表だいひょう歴れき

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脚注きゃくちゅう

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[脚注きゃくちゅうの使つかい方かた]

注釈ちゅうしゃく

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  1. ^ ヤクルトと巨人きょじんの交換こうかんトレードは1976年ねん12月の浅野あさの啓司けいじと倉田くらた誠まこと以来いらい44年ねんぶりとなる[32]。

出典しゅってん

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  77. ^ “頭部とうぶの死球しきゅうを受うけた石川いしかわ昂のぼる弥わたるを脳のう振ふとう特例とくれい措置そちで出場しゅつじょう選手せんしゅ登録とうろくを抹消まっしょう【中日ちゅうにち】：中日ちゅうにちスポーツ・東京とうきょう中日ちゅうにちスポーツ”. 中日ちゅうにちスポーツ・東京とうきょう中日ちゅうにちスポーツ. 2024年ねん3月がつ31日にち閲覧えつらん。
  78. ^ 「場内じょうない騒然そうぜん...中日ちゅうにちの石川いしかわ昂のぼる弥わたるが頭部とうぶ死球しきゅうで途中とちゅう交代こうたい　ヤクルト木澤きさわ尚文なおふみは危険きけん球だま退場たいじょう」『日にっテレNEWS』2023年ねん8月がつ19日にち。2023年ねん8月がつ19日にち閲覧えつらん。
  79. ^ 「中日ちゅうにち・石川いしかわ昂のぼるに頭部とうぶ死球しきゅう　試合しあい後ごにヤクルト・田口たぐちが配慮はいりょ欠かく行動こうどうを取とり謝罪しゃざい「すみませんでした」搬送はんそう知しらず」『スポーツニッポン』2023年ねん8月がつ19日にち。2023年ねん8月がつ19日にち閲覧えつらん。
  80. ^ 「東鉄工業とうてつこうぎょうpresents燕つばめの下したの力持ちからもち賞しょう」事務じむ局きょく [@ennoshita_YS] (2022年ねん6月がつ27日にち). "【東鉄工業とうてつこうぎょうpresents燕つばめの下したの力持ちからもち賞しょう 第だい1回かい3〜5月がつ度ど 受賞じゅしょう者しゃ発表はっぴょう!】". X（旧きゅうTwitter）より2022年ねん7月がつ13日にち閲覧えつらん。

関連かんれん項目こうもく

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外部がいぶリンク

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監督かんとく・コーチ
監督かんとく
一軍いちぐんコーチ
二に軍ぐん監督かんとく・コーチ
 
支配しはい下か選手せんしゅ
投手とうしゅ
捕手ほしゅ
内野ないや手しゅ
外野がいや手しゅ
 
育成いくせい選手せんしゅ
投手とうしゅ
捕手ほしゅ
内野ないや手しゅ
 
日本の旗 野球やきゅう日本にっぽん代表だいひょう
日本の旗 野球やきゅう日本にっぽん代表だいひょう - 2013 18U野球やきゅうワールドカップ 2位
監督かんとく
コーチ
投手とうしゅ
捕手ほしゅ
内野ないや手しゅ
外野がいや手しゅ
日本の旗 野球やきゅう日本にっぽん代表だいひょう - 2014 WBSC U-21ワールドカップ 2位
監督かんとく
コーチ
投手とうしゅ
捕手ほしゅ
内野ないや手しゅ
外野がいや手しゅ
日本の旗 野球やきゅう日本にっぽん代表だいひょう - 2017 アジア プロ野球やきゅうチャンピオンシップ 1位 優勝ゆうしょう
監督かんとく
コーチ
投手とうしゅ
捕手ほしゅ
内野ないや手しゅ
外野がいや手しゅ
日本の旗 野球やきゅう日本にっぽん代表だいひょう - 2019 WBSCプレミア12 1位 優勝ゆうしょう
監督かんとく
コーチ
投手とうしゅ
捕手ほしゅ
内野ないや手しゅ
外野がいや手しゅ
日本の旗 野球やきゅう日本にっぽん代表だいひょう - 2023 アジア プロ野球やきゅうチャンピオンシップ 1位 優勝ゆうしょう
監督かんとく
コーチ
投手とうしゅ
捕手ほしゅ
内野ないや手しゅ
外野がいや手しゅ
読売よみうりジャイアンツ - 2013年ねんドラフト指名しめい選手せんしゅ
支配しはい下か選手せんしゅ
育成いくせい選手せんしゅ
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