石いし揮

せき き 石いし 揮
本名ほんみょう	石いし 毓涛
生年月日せいねんがっぴ	1915年ねん
没ぼつ年月日ねんがっぴ	1957年ねん12月
出生しゅっしょう地ち	中華民国ちゅうかみんこく・天津てんしん市し
死没しぼつ地ち	中華人民共和国ちゅうかじんみんきょうわこく・上海しゃんはい市し （東シナ海ひがししなかい 海上かいじょう）
国籍こくせき	中華民国ちゅうかみんこく→ 中華人民共和国ちゅうかじんみんきょうわこく
職業しょくぎょう	映画えいが監督かんとく、俳優はいゆう
ジャンル	映画えいが
活動かつどう期間きかん	1940年代ねんだい - 1957年ねん
主おもな作品さくひん
『我わが這一輩やから子こ』（1950年ねん）
受賞じゅしょう エディンバラ映画えいが祭さい 入賞にゅうしょう

石いし 揮（せき き、Shi Hui、出生しゅっしょう名めい：石いし 毓涛、Shi Yutao、1915年ねん - 1957年ねん12月）は、1940年代ねんだいから1950年代ねんだいにかけて広ひろく知しられていた中国ちゅうごくの俳優はいゆう、映画えいが監督かんとく。1950年代ねんだい半なかばには反はん右派うは闘争とうそうの犠牲ぎせいとなり、その後ご程ほどなくして自殺じさつした。

経歴けいれき

石いしは天津てんしん市しに生うまれ、北京ぺきん市しで育そだち、1940年ねんに上海しゃんはいへ移うつり住すんで舞台ぶたい俳優はいゆうとして活動かつどうした。

石いしの映画えいが俳優はいゆうとしての経歴けいれきは、比較的ひかくてき遅おそく始はじまった。最初さいしょに出演しゅつえんした映画えいがは、呉ご仞之監督かんとくによる1941年ねんの映画えいが『乱世らんせい風光ふうこう』であったが、広ひろく知しられるようになったのは第だい二に次じ世界せかい大戦たいせん後ごの1947年ねんに文ぶん華はな影かげ業ぎょう公司こうしに入はいり、黄き佐さ臨監督かんとくの『假かり鳳おおとり虚きょ凰 (Phony Phoenixes)』や黄き紹芬監督かんとくの『太ふと太ふと萬まん歲さい (Long Live the Missus!)』など一連いちれんの古典こてん的てき作品さくひんに出演しゅつえんしてからであった。石いしは、『哀楽あいらく中年ちゅうねん (Miserable at Middle Age)』でも主演しゅえんを務つとめたが、この作品さくひんは中国ちゅうごくの映画えいが史上しじょうにおいて最もっとも優すぐれたもののひとつにしばしば挙あげられる。

共産きょうさん革命かくめい後ご、石いしは徐々じょじょにカメラの背後はいごに回まわるようになり、自みずから主演しゅえんした古典こてん的てき映画えいが『私わたしの一生いっしょう (This Life of Mine)』を監督かんとくした。1950年代ねんだい前半ぜんはんを通とおして、石いしは映画えいが監督かんとくとして活動かつどうし、1954年ねんの映画えいが『鸡毛信しん (Letter with Feather)』は国際こくさい的てきにも注目ちゅうもくされ、エディンバラ映画えいが祭さいで賞しょうを獲得かくとくした。その翌年よくねん、彼かれは戯曲ぎきょく（中国ちゅうごくオペラ）の舞台ぶたいをそのまま撮影さつえいした『天仙てんせん配はい (The Heavenly Match)』を監督かんとくし、香港ほんこんの観衆かんしゅうの間あいだで人気にんきとなった。

しかし、その後ご、程ほどなくして、石いしは共産党きょうさんとう当局とうきょくと対立たいりつし、反はん右派うは闘争とうそうの中なかで反はん革命かくめい分子ぶんしとして非難ひなんされ、遂ついには1957年ねん12月に入水じゅすい自殺じさつを遂とげるに至いたった。特とくに1957年ねんの映画えいが『夜よる航こう』が批判ひはんの対象たいしょうとされ、2回かいの批判ひはん大会たいかいが催もよおされた後のち、石いしは行方ゆくえ不明ふめいとなり、後のちに水死すいし体たいが発見はっけんされた。名誉めいよ回復かいふくがなされたのは、1979年ねんのことであった。

外部がいぶリンク

• Shi Hui - IMDb（英語えいご）
• Shi Hui at the Chinese Movie Database