砂時計すなどけい (1995年ねんのテレビドラマ)

砂時計すなどけい
各種かくしゅ表記ひょうき
ハングル：	모래시계
発音はつおん：	モレシゲ

『砂時計すなどけい』（すなどけい、原題げんだい：모래시계）は、1995年ねんに韓国かんこくSBSで放送ほうそうされた全ぜん24回かいのテレビドラマである。1970年代ねんだいから1990年代ねんだいまでの激動げきどうの韓国かんこく現代げんだい史しを、3人にんの主人公しゅじんこうを通とおして描えがいている。戒厳かいげん軍ぐんによって市民しみん200人にん以上いじょうが死亡しぼうまたは行方ゆくえ不明ふめいになった1980年ねんの光州こうしゅう事件じけんを韓国かんこくのテレビドラマとして初はじめて扱あつかった。ソン・ジナが脚本きゃくほんを書かき、キム・ジョンハクが演出えんしゅつを担当たんとうした。

平均へいきん45%の視聴しちょう率りつを記録きろくした。当時とうじ『砂時計すなどけい』の放映ほうえい時間じかんになると人々ひとびとがこれを見みるために早はやく帰宅きたくし、通とおりが閑散かんさんとなるという現象げんしょうが起おき、そのため砂時計すなどけいをもじって「帰宅きたく時計とけい」と呼よばれることがあった。

作品さくひんの中なかで光州こうしゅう事件じけんの実際じっさいの映像えいぞうが使用しようされている部分ぶぶんがある。これは金きむ泳三よんさむ政権せいけん下かで初はじめて可能かのうになった韓国かんこく初はつ公開こうかいの映像えいぞうである。

日本にっぽんでは、2006年ねんの4月がつから9月がつにかけてBS朝日あさひで放送ほうそうされた。

ストーリー

テスとウソクは高校生こうこうせいのころからの親友しんゆう。父ちちの左翼さよく活動かつどうという過去かこのために士官しかん学校がっこうへの進学しんがくがかなわなかったテスはヤクザになり、裏うらの道みちを歩あゆんでいく一方いっぽうでウソクは司法しほう試験しけんに備そなえる大学生だいがくせいとなっていた。

ヘリンはカジノを経営けいえいし政治せいじ家かの資金しきん調達ちょうたつをする父ちちと暮くらしている。ヘリンは子供こどもの頃ころ、父親ちちおやの事業じぎょうが原因げんいんで誘拐ゆうかいされる。誘拐ゆうかいされたヘリンをペク・ジェヒが助たすけ、ヘリンの父ちちの援助えんじょで成長せいちょう、ヘリンの用心棒ようじんぼうとして生いきる道みちを選えらぶ。そしてウソクとユン・ヘリンは大学だいがくで知しり合あう。

登場とうじょう人物じんぶつ

• パク・テス（チェ・ミンス）
• ユン・ヘリン（コ・ヒョンジョン）
• カン・ウソク（パク・サンウォン）
• ペク・ジェヒ（イ・ジョンジェ）
• パク・ソンボム（イ・ヒド）
• 検事けんじ長ちょう（チョ・ギョンファン）
• オ係長かかりちょう（イム・ヒョンシク）

参考さんこう文献ぶんけん

• 李り泳およげ釆（イ・ヨンチェ）、韓かん興きょう鉄てつ（ハン・フンチョル）共著きょうちょ 『なるほど！これが韓国かんこくか－名言めいげん・流行りゅうこう語ご・造語ぞうごで知しる現代げんだい史し－』（朝日あさひ選書せんしょ 799）、朝日新聞社あさひしんぶんしゃ、2006年ねん