母体 ぼたい のなかの子宮 しきゅう と胎児 たいじ 。図 ず 中 ちゅう で胎盤 たいばん と胎児 たいじ をつないでいるものが臍帯 さいたい である。臍帯 さいたい の中 なか で絡 から み合 あ う赤 あか が臍帯 さいたい 動脈 どうみゃく 、青 あお が臍帯 さいたい 静脈 じょうみゃく 。臍帯 さいたい 動脈血 どうみゃくけつ と臍帯 さいたい 静脈 じょうみゃく 血 ち が臍帯 さいたい 血 ち である。臍帯 さいたい 血 ち の採取 さいしゅ は出産 しゅっさん 後 ご 、赤 あか ちゃんと臍帯 さいたい が切 き り離 はな されてから行 おこな う
胎盤 たいばん の拡大 かくだい 図 ず 。胎盤 たいばん で母体 ぼたい 側 がわ と胎児 たいじ 側 がわ との栄養 えいよう や酸素 さんそ 、老廃 ろうはい 物 ぶつ の交換 こうかん が行 おこな われるが、母 はは の血液 けつえき と胎児 たいじ 血 ち が直接 ちょくせつ 交 ま じり合 あ うことは無 な い。
出生 しゅっしょう 直後 ちょくご の新生児 しんせいじ 。まだ臍帯 さいたい がつながっている。半 はん 透明 とうめい のひも状 じょう のものが臍帯 さいたい で、なかで黒 くろ く見 み えているのが臍帯 さいたい 血 ち である。臍帯 さいたい はクリップされた位置 いち から母体 ぼたい 側 がわ で切 き られる。臍帯 さいたい 血 ち の採取 さいしゅ では臍帯 さいたい は2ヶ所 かしょ でクリップされ2つのクリップの中間 ちゅうかん で切 き り離 はな し、表面 ひょうめん を消毒 しょうどく 後 ご 、臍帯 さいたい に注射 ちゅうしゃ 針 はり を刺 さ して採取 さいしゅ される。クリップで止 と めて針 はり を刺 さ して採取 さいしゅ するのは細菌 さいきん などの混入 こんにゅう を防 ふせ ぐためである。
臍帯 さいたい 血 ち (さいたいけつ、英名 えいめい :Umbilical cord blood)とは、胎児 たいじ と母体 ぼたい を繋 つな ぐ胎児 たいじ 側 がわ の組織 そしき であるへそ の緒 いとぐち (臍帯 さいたい :さいたい)の中 なか に含 ふく まれる胎児 たいじ 血 ち 。「臍 ほぞ (さい・へそのお)」は常用漢字 じょうようかんじ ではないため、さい帯 たい 血 ち とも表記 ひょうき される。1993年 ねん 以降 いこう は白血病 はっけつびょう などの血液 けつえき 疾患 しっかん 患者 かんじゃ への移植 いしょく 医療 いりょう に広 ひろ く用 もち いられるようになっている。
胎児 たいじ は胎盤 たいばん を通 とお して母 はは 側 がわ から酸素 さんそ や栄養分 えいようぶん を受 う け取 と り、老廃 ろうはい 物 ぶつ を母体 ぼたい 側 がわ に渡 わた すが、胎児 たいじ と胎盤 たいばん をつないでいるのが臍帯 さいたい である。出生 しゅっしょう 時 じ の臍帯 さいたい は太 ふと さが2cm,長 なが さが50-60cmほどで、臍帯 さいたい には2本 ほん の臍帯 さいたい 動脈 どうみゃく と1本 ほん の臍帯 さいたい 静脈 じょうみゃく が流 なが れているが、その血管 けっかん 内 ない の血液 けつえき が臍帯 さいたい 血 ち で[ 1] 40ml-100ml程度 ていど の量 りょう がある[ 2] 。移植 いしょく に使 つか われる臍帯 さいたい 血 ち は出産 しゅっさん 後 ご に胎盤 たいばん や臍帯 さいたい 内 ない に取 と り残 のこ された胎児 たいじ 血 ち を採取 さいしゅ 保存 ほぞん したものである[ 3] [ 4] 。以前 いぜん には出産 しゅっさん 後 ご に臍帯 さいたい や胎盤 たいばん とともに破棄 はき されるものだったが、1980年代 ねんだい 前半 ぜんはん に臍帯 さいたい 血 ち には造血 ぞうけつ 幹 みき 細胞 さいぼう が含 ふく まれることがわかり、1988年 ねん 、臍帯 さいたい 血 ち を使 つか った最初 さいしょ の移植 いしょく 医療 いりょう (Gluckman博士 はかせ らによるFnconi貧血 ひんけつ 児 じ への移植 いしょく )が行 おこな われ、その後 ご 各地 かくち で臍帯 さいたい 血 ち バンクが設立 せつりつ され1993年 ねん 以降 いこう バンクを通 とお して白血病 はっけつびょう などの疾患 しっかん への移植 いしょく 医療 いりょう が各国 かっこく で行 おこな われている[ 6] 。
出産 しゅっさん 後 ご 、臍帯 さいたい は新生児 しんせいじ からは切 き り離 はな され、胎盤 たいばん もまもなく娩出(後産 あとざん )される。そのため出産 しゅっさん 後 ご 、新生児 しんせいじ から切 き り離 はな された後 のち の臍帯 さいたい から血液 けつえき を採取 さいしゅ しても、新生児 しんせいじ や母体 ぼたい にはなんら影響 えいきょう はない[ 7] 。
臍帯 さいたい 血 ち に含 ふく まれる造血 ぞうけつ 幹 みき 細胞 さいぼう 移植 いしょく は骨髄 こつづい 移植 いしょく や末梢 まっしょう 血幹 けっかん 細胞 さいぼう 移植 いしょく と並 なら ぶ造血 ぞうけつ 細胞 さいぼう の移植 いしょく 術 じゅつ であるが、臍帯 さいたい 血 ち は骨髄 こつづい や動員 どういん 末梢 まっしょう 血幹 けっかん 細胞 さいぼう に比 くら べると造血 ぞうけつ 幹 みき 細胞 さいぼう の数 かず が少 すく なく、生 なま 着 ちゃく 率 りつ は約 やく 85% とされ[ 8] HLA 適合 てきごう 度 ど が低 ひく いと造血 ぞうけつ の回復 かいふく が遅 おそ いデメリット(移植 いしょく 初期 しょき の失敗 しっぱい が多 おお い)はあるが、適切 てきせつ に保存 ほぞん された臍帯 さいたい 血 ち は短期間 たんきかん で移植 いしょく が可能 かのう で、造血 ぞうけつ 幹 みき 細胞 さいぼう が一旦 いったん 生 なま 着 ちゃく し安定 あんてい した造血 ぞうけつ が始 はじ まると骨髄 こつづい や動員 どういん 末梢 まっしょう 血幹 けっかん 細胞 さいぼう による造血 ぞうけつ よりも移植 いしょく 片 へん 対 たい 宿主 しゅくしゅ 病 びょう (GVHD)が少 すく ないメリットがある。移植 いしょく 片 へん 対 たい 宿主 しゅくしゅ 病 びょう (GVHD)が少 すく ない為 ため にHLAが完全 かんぜん 一致 いっち でなくても移植 いしょく が可能 かのう でありより少 すく ないドナープールでドナーを見 み つけられる。造血 ぞうけつ 細胞 さいぼう 数 すう が少 すく ないために、臍帯 さいたい 血 ち 移植 いしょく が始 はじ まった当初 とうしょ は、移植 いしょく 先 さき は小児 しょうに が多 おお かったが、近年 きんねん では大人 おとな への移植 いしょく も多 おお く行 おこな われている。
2006年 ねん には秋篠宮 あきしののみや 妃 ひ 紀子 のりこ が悠 ゆう 仁 じん 親王 しんのう を出産 しゅっさん した際 さい に、悠 ゆう 仁 じん 親王 しんのう の臍帯 さいたい 血 ち を公的 こうてき バンクの一 ひと つである東京 とうきょう 都 と 赤十字血液 せきじゅうじけつえき センターさい帯 たい 血 ち バンク(2012年 ねん 現在 げんざい の日本赤十字社 にほんせきじゅうじしゃ 関東甲信越 かんとうこうしんえつ さい帯 たい 血 ち バンクの前身 ぜんしん )に提供 ていきょう している[ 9] [ 10] 。
出生 しゅっしょう 時 じ に臍帯 さいたい に取 と り残 のこ された胎児 たいじ /新生児 しんせいじ 血 ち である臍帯 さいたい 血 ち は、個体 こたい 差 さ は大 おお きいものの平均 へいきん 値 ち で成人 せいじん の末梢 まっしょう 血 ち と比 くら べると赤血球 せっけっきゅう がやや大 おお きめで血液 けつえき の濃 こ さはやや濃 こ い目 め である。白血球 はっけっきゅう も成人 せいじん の末梢 まっしょう 血 ち 中 ちゅう の白血球 はっけっきゅう より多 おお く、成人 せいじん の末梢 まっしょう 血 ち ではほとんど見 み られない造血 ぞうけつ 細胞 さいぼう も臍帯 さいたい 血 ち では見 み られる特徴 とくちょう がある。
個体 こたい 差 さ があるため検査 けんさ 施設 しせつ の報告 ほうこく により数字 すうじ に差 さ はあるが、一 ひと つの信頼 しんらい できるデータでは臍帯 さいたい 血 ち の平均 へいきん 値 ち として赤血球 せっけっきゅう 数 すう 470万 まん /μ みゅー l、ヘモグロビン (Hb)16.5g/d L、ヘマトクリット (Ht)51%、平均 へいきん 赤血球 せっけっきゅう 容積 ようせき (MCV)108f L、白血球 はっけっきゅう 数 すう 1.8万 まん /μ みゅー l、好 こう 中 ちゅう 球 だま 数 すう 1.1万 まん /μ みゅー l、リンパ球 だま 数 すう 5500/μ みゅー lであり、体積 たいせき あたりの赤血球 せっけっきゅう の数 かず は成人 せいじん とあまり変 か わらないものの、赤血球 せっけっきゅう 一 ひと つ一 ひと つの大 おお きさが108fLであり、それは成人 せいじん の90fLより大 おお きい。そのために臍帯 さいたい 血 ち はヘモグロビン(Hb)値 ち やヘマトクリット(Ht)値 ち が成人 せいじん の末梢 まっしょう 血 ち より大 おお きく、つまり臍帯 さいたい 血 ち は成人 せいじん の末梢 まっしょう 血 ち よりやや濃 こ い目 め の血液 けつえき といえる。(ただし、それは正常 せいじょう な時期 じき に出産 しゅっさん された新生児 しんせいじ の数字 すうじ であり、早産 そうざん 児 じ では赤血球 せっけっきゅう は大 おお きいが、数 かず は少 すく なく貧血 ひんけつ の早産 そうざん 児 じ が多 おお い)白血球 はっけっきゅう も成人 せいじん の基準 きじゅん 値上 ねあげ 限 げん のおよそ2倍 ばい 程度 ていど の数 かず である。血小板 けっしょうばん 数 すう は個人 こじん 差 さ が大 おお きいものの成人 せいじん と同 おな じ範囲 はんい 内 ない におさまる。従 したが って、新生児 しんせいじ は多血 たけつ 気味 ぎみ が多 おお く、取 と り残 のこ されるはずの臍帯 さいたい 血 ち が取 と り残 のこ されずに新生児 しんせいじ に流 なが れ込 こ むとさらに多血 たけつ 気味 ぎみ になりうる[ 11] 。出生 しゅっしょう 時 じ の臍帯 さいたい 血 ち の赤血球 せっけっきゅう 中 ちゅう のヘモグロビンの60-80%は胎児 たいじ 型 がた ヘモグロビンFであり、成人 せいじん 型 がた のヘモグロビンAは少 すく ない[ 13] 。
新生児 しんせいじ の臍帯 さいたい 血 ち の量 りょう は、個人 こじん 差 さ は大 おお きいものの、体重 たいじゅう 3Kgの新生児 しんせいじ でおよそ100ml程度 ていど である[ 14] 。
臍帯 さいたい 血 ち 中 ちゅう の有 ゆう 核 かく 細胞 さいぼう 数 すう は4-6億 おく 個 こ の物 もの が一番 いちばん 多 おお く約 やく 3割 わり 、6-8億 おく 個 こ の物 もの も約 やく 3割 わり 、8-10億 おく 個 こ が3番目 ばんめ で約 やく 2割 わり 、10億 おく 個 こ 以上 いじょう のものが1割 わり 強 きょう である[ 15] 。体 からだ の大 おお きい成人 せいじん への移植 いしょく には8億 おく 個 こ 以上 いじょう が必要 ひつよう とされている[ 16] 。有 ゆう 核 かく 細胞 さいぼう に含 ふく まれるCD34 +細胞 さいぼう (造血 ぞうけつ 幹 みき 細胞 さいぼう を含 ふく む若 わか い造血 ぞうけつ 細胞 さいぼう )は成人 せいじん の末梢 まっしょう 血 ち ではほとんど見 み られないが、臍帯 さいたい 血 ち では0.2-0.5%の範囲 はんい でふくまれるものが多 おお い[ 15] 。
白血病 はっけつびょう などの難治 なんじ 性 せい 血液 けつえき 疾患 しっかん の根本 こんぽん 的 てき 治療 ちりょう のひとつである造血 ぞうけつ 幹 みき 細胞 さいぼう 移植 いしょく において、造血 ぞうけつ 幹 みき 細胞 さいぼう の供給 きょうきゅう 源 げん として骨髄 こつづい および幹 みき 細胞 さいぼう 動員 どういん 末梢 まっしょう 血 ち などと同 おな じく移植 いしょく ソースの一 ひと つとされる。臍帯 さいたい 血 ち は、細胞 さいぼう 提供 ていきょう 者 しゃ (ドナー)の負担 ふたん がなく、HLA2座 ざ 不一致 ふいっち [ 註 1] でも移植 いしょく が可能 かのう なことなどから、造血 ぞうけつ 幹 みき 細胞 さいぼう の有力 ゆうりょく な供給 きょうきゅう 源 げん と考 かんが えられている[ 6] 。
問題 もんだい 点 てん としては、臍帯 さいたい 血 ち に含 ふく まれる造血 ぞうけつ 幹 みき 細胞 さいぼう の数 かず が骨髄 こつづい や末梢 まっしょう 血 ち 動員 どういん 幹 みき 細胞 さいぼう に比 くら べて少 すく ないために、生 なま 着 ちゃく 不全 ふぜん (造血 ぞうけつ 幹 みき 細胞 さいぼう が定着 ていちゃく しないこと)の確 かく 率 りつ が骨髄 こつづい ・末梢 まっしょう 血 ち 動員 どういん 幹 みき 細胞 さいぼう に比 くら べて高 たか いことや、造血 ぞうけつ の回復 かいふく が遅 おそ いことがあげられる。含 ふく まれる造血 ぞうけつ 幹 みき 細胞 さいぼう 数 すう の多寡 たか が移植 いしょく の成否 せいひ を分 わ ける重要 じゅうよう な要素 ようそ となるため、採取 さいしゅ された臍帯 さいたい 血 ち の全 すべ てが移植 いしょく に利用 りよう できる訳 わけ ではないこと(採取 さいしゅ された細胞 さいぼう 数 すう が少 すく ない場合 ばあい は移植 いしょく には用 もち いられない)、特 とく に成人 せいじん の患者 かんじゃ への適応 てきおう 症例 しょうれい はまだ多 おお くはなく、骨髄 こつづい 移植 いしょく に比 くら べ知見 ちけん が少 すく ないことなどもあげられる[ 6] 。
が、造血 ぞうけつ 幹 みき 細胞 さいぼう 数 すう の少 すく ない臍帯 さいたい 血 ち も、幹 みき 細胞 さいぼう を増殖 ぞうしょく させた上 うえ で移植 いしょく したり、複数 ふくすう 人 じん の臍帯 さいたい 血 ち を一緒 いっしょ に移植 いしょく する「カクテル移植 いしょく 」が試 こころ みられるなど、問題 もんだい を克服 こくふく する努力 どりょく も行 おこな われている[ 18] 。
近年 きんねん 、造血 ぞうけつ 幹 みき 細胞 さいぼう 以外 いがい の体 からだ 性 せい 幹 みき 細胞 さいぼう である間 あいだ 葉 は 系 けい 幹 みき 細胞 さいぼう が臍帯 さいたい 血 ち 中 ちゅう から見出 みいだ された。これまで間 あいだ 葉 は 系 けい 幹 みき 細胞 さいぼう は骨髄 こつづい 中 なか に存在 そんざい することが報告 ほうこく されていたが、骨髄 こつづい だけでなく臍帯 さいたい 血 ち も間 あいだ 葉 は 系 けい 幹 みき 細胞 さいぼう の供給 きょうきゅう 源 げん として、骨 ほね や軟骨 なんこつ の組織 そしき 工学 こうがく 的 てき 修復 しゅうふく あるいは再生 さいせい 医療 いりょう への臨床 りんしょう 応用 おうよう へ適用 てきよう できる可能 かのう 性 せい が示 しめ された。さらに、神経 しんけい 細胞 さいぼう や肝 かん 細胞 さいぼう 、上皮 じょうひ 細胞 さいぼう など、より広範 こうはん な組織 そしき への多 た 分化 ぶんか 能 のう を有 ゆう する前駆 ぜんく 細胞 さいぼう の存在 そんざい も示唆 しさ されており、世界 せかい 各国 かっこく で熱心 ねっしん に研究 けんきゅう が進 すす められている[ 19] [ 20] [ 21] [ 22] [ 23] 。
臍帯 さいたい 血 ち 移植 いしょく の対象 たいしょう となる疾患 しっかん [ 編集 へんしゅう ]
急性 きゅうせい リンパ性 せい 白血病 はっけつびょう ・急性 きゅうせい 骨髄 こつづい 性 せい 白血病 はっけつびょう ・慢性 まんせい 骨髄 こつづい 性 せい 白血病 はっけつびょう ・若年 じゃくねん 性 せい 骨髄 こつづい 単 たん 球 たま 性 せい 白血病 はっけつびょう ・骨髄 こつづい 異 い 形成 けいせい 症候群 しょうこうぐん ・悪性 あくせい リンパ腫 りんぱしゅ ・多発 たはつ 性 せい 骨髄腫 こつづいしゅ ・副腎 ふくじん 皮質 ひしつ ジストロフィー・骨髄 こつづい 巨 きょ 核 かく 球 だま 造血 ぞうけつ 不全 ふぜん 性 せい 血小板 けっしょうばん 減少 げんしょう 症 しょう ・先天 せんてん 性 せい 赤 あか 芽 め 球 だま 癆・Fanconi貧血 ひんけつ ・遺伝 いでん 性 せい ニューロパチー ・Hurler病 びょう ・Hunter病 びょう ・再生 さいせい 不良 ふりょう 性 せい 貧血 ひんけつ ・重症 じゅうしょう 先天 せんてん 性 せい 好 こう 中 ちゅう 球 だま 減少 げんしょう 症 しょう ・サラセミア ・X連鎖 れんさ リンパ増殖 ぞうしょく 症候群 しょうこうぐん など
早期 そうき に移植 いしょく が必要 ひつよう な場合 ばあい は臍帯 さいたい 血 ち を積極 せっきょく 的 てき に検討 けんとう する(骨髄 こつづい 移植 いしょく はドナーの選定 せんてい ・調整 ちょうせい に時間 じかん を要 よう する)。ただし、感染 かんせん リスクの高 たか い患者 かんじゃ や抗 こう HLA抗体 こうたい が存在 そんざい する場合 ばあい 、幹 みき 細胞 さいぼう の生 なま 着 ちゃく が悪 わる い疾患 しっかん (再生 さいせい 不良 ふりょう 性 せい 貧血 ひんけつ など)、骨髄 こつづい 移植 いしょく が良 よ い成績 せいせき を上 あ げている疾患 しっかん (慢性 まんせい 骨髄 こつづい 性 せい 白血病 はっけつびょう など)などでは臍帯 さいたい 血 ち より骨髄 こつづい 移植 いしょく を優先 ゆうせん する。
造血 ぞうけつ 幹 みき 細胞 さいぼう ソースとして各 かく ドナーソースとの比較 ひかく [ 編集 へんしゅう ]
血液 けつえき の元 もと になる造血 ぞうけつ 幹 みき 細胞 さいぼう は成人 せいじん では骨髄 こつづい の中 なか に存在 そんざい し、1960年代 ねんだい から白血病 はっけつびょう などの治療 ちりょう で失 うしな われた造血 ぞうけつ 機能 きのう 再建 さいけん に骨髄 こつづい 移植 いしょく が行 おこな われてきた。その後 ご 研究 けんきゅう が進 すす み、2012年 ねん 現在 げんざい 、造血 ぞうけつ 幹 みき 細胞 さいぼう のソースとしては骨髄 こつづい の他 ほか に、末梢 まっしょう 血 ち 動員 どういん 幹 みき 細胞 さいぼう 、臍帯 さいたい 血 ち がある。
臍帯 さいたい 血 ち 移植 いしょく は骨髄 こつづい 移植 いしょく や末梢 まっしょう 血 ち 動員 どういん 幹 みき 細胞 さいぼう 移植 いしょく と比 くら べると初期 しょき の治療 ちりょう 関連 かんれん 死 し は多 おお いが、再発 さいはつ 率 りつ と移植 いしょく 片 へん 対 たい 宿主 しゅくしゅ 病 びょう (GVHD)の発症 はっしょう 頻度 ひんど は低 ひく く、全体 ぜんたい としては無病 むびょう 生存 せいぞん 率 りつ はほぼ同 おな じである[ 25] 。
末梢 まっしょう 血 ち 動員 どういん 幹 みき 細胞 さいぼう 移植 いしょく 成人 せいじん に顆粒 かりゅう 球 だま コロニー刺激 しげき 因子 いんし (G-CSF)を投与 とうよ するとドナーの造血 ぞうけつ 幹 みき 細胞 さいぼう が刺激 しげき されて、血液 けつえき (末梢 まっしょう 血 ち )に大量 たいりょう の造血 ぞうけつ 幹 みき 細胞 さいぼう が出現 しゅつげん する。その大量 たいりょう の造血 ぞうけつ 幹 みき 細胞 さいぼう が出現 しゅつげん しているドナーの血液 けつえき を採取 さいしゅ し造血 ぞうけつ 幹 みき 細胞 さいぼう を含 ふく む成分 せいぶん のみを取 と り出 だ し、残 のこ りの赤血球 せっけっきゅう や血漿 けっしょう はドナーに戻 もど す。末梢 まっしょう 血 ち 動員 どういん 幹 みき 細胞 さいぼう 移植 いしょく では骨髄 こつづい からよりもさらに多 おお くの造血 ぞうけつ 細胞 さいぼう が取 と れ造血 ぞうけつ の回復 かいふく が早 はや いというメリットがあるが、ドナーにG-CSFの副作用 ふくさよう の恐 おそ れがあることと、患者 かんじゃ に慢性 まんせい GVHDが強 つよ い傾向 けいこう があるというデメリットもある。G-CSF投与 とうよ で採取 さいしゅ された幹 みき 細胞 さいぼう は分化 ぶんか した傾向 けいこう の物 もの が多 おお く、一生 いっしょう にわたる超 ちょう 長期 ちょうき 的 てき な造血 ぞうけつ の維持 いじ が出来 でき るかについては疑問 ぎもん がもたれている[ 26] [ 28] 。
造血 ぞうけつ 幹 みき 細胞 さいぼう は胎児 たいじ の血液 けつえき (末梢 まっしょう 血 ち )中 ちゅう にも存在 そんざい するが、1980年代 ねんだい には臍帯 さいたい (へその緒 お )および胎盤 たいばん の胎児 たいじ 側 がわ 血管 けっかん のなかの血液 けつえき 中 ちゅう にも造血 ぞうけつ 幹 みき 細胞 さいぼう が含 ふく まれることが明 あき らかになった。臍帯 さいたい 血 ち に含 ふく まれる造血 ぞうけつ 幹 みき 細胞 さいぼう は成人 せいじん の骨髄 こつづい 中 ちゅう の造血 ぞうけつ 幹 みき 細胞 さいぼう より未熟 みじゅく で、つまりより若 わか い細胞 さいぼう であることが確認 かくにん されている。その為 ため に一旦 いったん 生 なま 着 ちゃく して血球 けっきゅう の回復 かいふく が軌道 きどう に乗 の れば成人 せいじん から得 え た造血 ぞうけつ 幹 みき 細胞 さいぼう よりも高 たか い造血 ぞうけつ 能力 のうりょく があると考 かんが えられている。また、臍帯 さいたい 血 ち 中 ちゅう のTリンパ球 だま はより未熟 みじゅく で移植 いしょく 患者 かんじゃ を異物 いぶつ と認識 にんしき して増殖 ぞうしょく する力 ちから が弱 よわ く、その為 ため にHLA型 がた が完全 かんぜん 一致 いっち していなくとも(成人 せいじん から得 え た移植 いしょく ソースに比 くら べ)移植 いしょく 片 へん 対 たい 宿主 しゅくしゅ 病 びょう (GVHD)が重症 じゅうしょう 化 か しにくいと考 かんが えられている。ただし、骨髄 こつづい や末梢 まっしょう 血 ち 動員 どういん 幹 みき 細胞 さいぼう に比 くら べると細胞 さいぼう 数 すう が少 すく ないために幹 みき 細胞 さいぼう の生 なま 着 ちゃく 不全 ふぜん のリスクがあること、造血 ぞうけつ の回復 かいふく が遅 おそ いことが不利 ふり な点 てん としてあげられている[ 30] 。
細胞 さいぼう 数 すう や造血 ぞうけつ の回復 かいふく の早 はや さ・生 なま 着 ちゃく 率 りつ では、末梢 まっしょう 血 ち 動員 どういん 幹 みき 細胞 さいぼう >骨髄 こつづい >臍帯 さいたい 血 ち 。細胞 さいぼう の若 わか さでは、臍帯 さいたい 血 ち >骨髄 こつづい >末梢 まっしょう 血 ち 動員 どういん 幹 みき 細胞 さいぼう となる。慢性 まんせい GVHDのリスクの大 おお きさも末梢 まっしょう 血 ち 動員 どういん 幹 みき 細胞 さいぼう >骨髄 こつづい >臍帯 さいたい 血 ち となる[ 26] <[ 28] 。
骨髄 こつづい 移植 いしょく と比 くら べて臍帯 さいたい 血 ち 移植 いしょく の利点 りてん と不利 ふり な点 てん
利点 りてん
不利 ふり な点 てん
HLA不一致 ふいっち でも移植 いしょく 可能 かのう ドナー探索 たんさく に必要 ひつよう な時間 じかん が短 みじか く短期間 たんきかん で移植 いしょく が可能 かのう GVHDのリスクが少 すく ない ドナー(新生児 しんせいじ ・母体 ぼたい )への負担 ふたん が無 な い ドナー由来 ゆらい の感染 かんせん 症 しょう のリスクが少 すく ない
生 なま 着 ちゃく 不全 ふぜん の可能 かのう 性 せい 移植 いしょく の経験 けいけん ・知見 ちけん ・観察 かんさつ 期間 きかん が少 すく ない 造血 ぞうけつ の回復 かいふく が遅 おそ い 同 どう 一 いち ドナーからの再 さい 移植 いしょく ・ドナーリンパ球 だま 輸注が不可能 ふかのう ドナーに遺伝 いでん 的 てき 疾患 しっかん があった場合 ばあい に伝播 でんぱ の可能 かのう 性 せい
-(浅野 あさの ほか(2006) , p. 834)及 およ び神田 かんだ 善 よし 伸 しん 編集 へんしゅう 『みんなに役立 やくだ つ造血 ぞうけつ 幹 みき 細胞 さいぼう 移植 いしょく の基礎 きそ と臨床 りんしょう 』上巻 じょうかん 、p.255[ 30] を改変 かいへん
臍帯 さいたい 血 ち の採取 さいしゅ は、出産 しゅっさん 直後 ちょくご 、新生児 しんせいじ と臍帯 さいたい を切 き り離 はな したのちに行 おこな われる。新生児 しんせいじ の出産 しゅっさん 後 ご ほどなくして胎盤 たいばん が母体 ぼたい から出 で てくるが(後産 あとざん )多 おお くの場合 ばあい では後産 あとざん の前 まえ に採取 さいしゅ される。具体 ぐたい 的 てき な採取 さいしゅ 方法 ほうほう は施設 しせつ によって多少 たしょう は異 こと なるが、出産 しゅっさん 後 ご 、新生児 しんせいじ に近 ちか い部分 ぶぶん で臍帯 さいたい は切 き り離 はな される。新生児 しんせいじ から切 き り離 はな された臍帯 さいたい の表面 ひょうめん を消毒 しょうどく し、チューブで採取 さいしゅ 用 よう 袋 ぶくろ につながれた採取 さいしゅ 用 よう の針 はり を臍帯 さいたい 血管 けっかん に刺 さ し重力 じゅうりょく で自然 しぜん に臍帯 さいたい 血 ち が流 なが れ出 で てくるのを採取 さいしゅ 用 よう バッグに採取 さいしゅ する[ 31] 。一滴 いってき でも多 おお く採取 さいしゅ するため、臍帯 さいたい は出来 でき るだけ新生児 しんせいじ 側 がわ で切 き り、最後 さいご はチューブをしごいてすべて採取 さいしゅ するようにする[ 33] 。臍帯 さいたい 血 ち の移植 いしょく では、有 ゆう 核 かく 細胞 さいぼう 数 すう の多寡 たか が重要 じゅうよう で有 ゆう 核 かく 細胞 さいぼう 数 すう の少 すく ない臍帯 さいたい 血 ち は使用 しよう されない傾向 けいこう にあるので、臍帯 さいたい 血 ち は1滴 てき でも多 おお く採取 さいしゅ することが肝要 かんよう で、最低 さいてい でも有 ゆう 核 かく 細胞 さいぼう 数 すう 8億 おく 個 こ 臍帯 さいたい 血 ち の量 りょう にして60ml(2007年 ねん 以降 いこう )が最低 さいてい 採取 さいしゅ 量 りょう であり[ 註 2] [ 16] 、これ以下 いか は移植 いしょく には使 つか われず研究 けんきゅう 用 よう となる。臍帯 さいたい 血 ち の採取 さいしゅ と共 とも に母体 ぼたい からも検査 けんさ 用 よう に血液 けつえき を採取 さいしゅ し臍帯 さいたい 血 ち とともに臍帯 さいたい 血 ち バンクに送 おく られる。
採取 さいしゅ された臍帯 さいたい 血 ち は臍帯 さいたい 血 ち バンクに送 おく られる。臍帯 さいたい 血 ち バンクでは検査 けんさ ・細胞 さいぼう 処理 しょり の上 うえ で臍帯 さいたい 血 ち を液体 えきたい 窒素 ちっそ で冷凍 れいとう 保存 ほぞん し、移植 いしょく のときを待 ま つ。
採取 さいしゅ された臍帯 さいたい 血 ち には、造血 ぞうけつ 幹 みき 細胞 さいぼう ばかりでなく、赤血球 せっけっきゅう ・白血球 はっけっきゅう ・血小板 けっしょうばん ・血漿 けっしょう などが含 ふく まれる。赤血球 せっけっきゅう ・血小板 けっしょうばん ・血漿 けっしょう は移植 いしょく には不要 ふよう なものであり、また移植 いしょく の時点 じてん では異 こと 型 がた である赤血球 せっけっきゅう は移植 いしょく を受 う ける患者 かんじゃ にはむしろ有害 ゆうがい である。また、液体 えきたい 窒素 ちっそ タンクの限 かぎ られたスペースを有効 ゆうこう 利用 りよう する為 ため に不要 ふよう な成分 せいぶん は取 と り除 のぞ く必要 ひつよう もある[ 35] 。
その為 ため 、採取 さいしゅ 病院 びょういん から届 とど けられた臍帯 さいたい 血 ち バンクでは細胞 さいぼう 処理 しょり を行 おこな ったうえで凍結 とうけつ 保存 ほぞん する。
臍帯 さいたい 血 ち はまずは、ヒドロキシエチルスターチ(HES)を加 くわ えて赤血球 せっけっきゅう を凝集 ぎょうしゅう させて遠心 えんしん 分離 ぶんり 、あるいは特殊 とくしゅ なバックを用 もち いて遠心 えんしん 分離 ぶんり して余分 よぶん な赤血球 せっけっきゅう と血漿 けっしょう を取 と り除 のぞ く[ 35] 。検査 けんさ 用 よう のサンプルをとり、凍害 とうがい 保護 ほご 剤 ざい を加 くわ えて凍結 とうけつ バックに移 うつ した後 のち に凍結 とうけつ ・保存 ほぞん される。凍害 とうがい 保護 ほご 剤 ざい の添加 てんか が必要 ひつよう なのは臍帯 さいたい 血 ち をそのまま凍結 とうけつ すると氷 こおり 晶 あきら や脱水 だっすい によって造血 ぞうけつ 幹 みき 細胞 さいぼう が破壊 はかい されるためである。凍結 とうけつ 保存 ほぞん された臍帯 さいたい 血 ち を使用 しよう する際 さい は、液体 えきたい 窒素 ちっそ で凍 こお らせたまま、移植 いしょく 施設 しせつ に運 はこ び、移植 いしょく の直前 ちょくぜん に37℃の温水 おんすい で解凍 かいとう する。その際 さい 、凍害 とうがい 保護 ほご 剤 ざい が患者 かんじゃ に悪影響 あくえいきょう を与 あた えることがあるので(特 とく に体 からだ の小 ちい さい小児 しょうに では)解凍 かいとう した臍帯 さいたい 血 ち を洗浄 せんじょう してから移植 いしょく に用 もち いることも多 おお い。臍帯 さいたい 血 ち の移植 いしょく は移植 いしょく と言 い っても実際 じっさい には静脈 じょうみゃく に点滴 てんてき するだけである。血液 けつえき 循環 じゅんかん で体内 たいない を巡 めぐ り、骨髄 こつづい にたどり着 つ いて造血 ぞうけつ 幹 みき 細胞 さいぼう はそこに定着 ていちゃく する[ 36] [ 37] 。
細菌 さいきん 感染 かんせん 症 しょう や、ヒトヘルペスウイルス6型 がた (HHV-6)脳炎 のうえん が、「骨髄 こつづい 」「末梢 まっしょう 血 ち 」移植 いしょく と比較 ひかく し多 おお いと指摘 してき されている[ 38] 。
1992年 ねん New York Blood Centerのルビンシュタイン博士 はかせ らによって世界 せかい 初 はつ の臍帯 さいたい 血 ち バンク(New York Cord Blood Bank)が設立 せつりつ され、その後 ご 臍帯 さいたい 血 ち バンクはデュッセルドルフ 、パリ 、ミラノ などに設置 せっち され、さらに世界 せかい 各地 かくち に広 ひろ まっていった[ 39] 。
2012年 ねん 現在 げんざい 世界 せかい 的 てき な骨髄 こつづい ドナー検索 けんさく システム(Bone Marrow Donors Worldwide :BMDW)が構築 こうちく され、骨髄 こつづい に関 かん しては48カ国 かこく 66の骨髄 こつづい バンクが参加 さんか しているが、臍帯 さいたい 血 ち でも29カ国 かこく から43の臍帯 さいたい 血 ち バンクがBMDWに参加 さんか し、登録 とうろく された臍帯 さいたい 血 ち のストックは51万 まん 本 ほん になっている[ 40] 。BMDWで検索 けんさく された骨髄 こつづい 血 ち や臍帯 さいたい 血 ち の提供 ていきょう や品質 ひんしつ 管理 かんり などで国際 こくさい 間 あいだ で協力 きょうりょく する組織 そしき としてはThe World Marrow Donor Association (WMDA)がある[ 41] 。
日本 にっぽん 国内 こくない では1995年 ねん から私的 してき な形 かたち で神奈川 かながわ 臍帯 さいたい 血 ち バンクついで近畿 きんき 臍帯 さいたい 血 ち バンクが設立 せつりつ され、2000年 ねん 以降 いこう 厚生省 こうせいしょう による整備 せいび によって2004年 ねん までに11の公的 こうてき なさい帯 たい 血 ち バンク が、善意 ぜんい の提供 ていきょう を受 う けた臍帯 さいたい 血 ち を保存 ほぞん するという体制 たいせい が整 ととの えられており、造血 ぞうけつ 幹 みき 細胞 さいぼう 移植 いしょく ではこれらの臍帯 さいたい 血 ち でまかなわれている。ただし、3バンクはその後 ご 事業 じぎょう を停止 ていし し他 た バンクに移管 いかん したので2012年 ねん では実質 じっしつ は8バンクである。2012年 ねん 現在 げんざい 2万 まん 8千 せん 本 ほん あまりの臍帯 さいたい 血 ち のストックがあり、2011年 ねん では1年間 ねんかん におよそ1100件 けん の臍帯 さいたい 血 ち 移植 いしょく が行 おこな われている[ 43] [ 44] 。
臍帯 さいたい 血 ち 移植 いしょく が他 た の方法 ほうほう (骨髄 こつづい 移植 いしょく や末梢 まっしょう 血 ち 動員 どういん 幹 みき 細胞 さいぼう 移植 いしょく )に比 くら べて欠点 けってん の一 ひと つは細胞 さいぼう 数 すう が少 すく ないために生 なま 着 ちゃく 率 りつ が悪 わる いことである。生 なま 着 ちゃく 率 りつ の悪 わる さをカバーするためにいくつかの方法 ほうほう が研究 けんきゅう されている。臍帯 さいたい 血 ち は通常 つうじょう は静脈 じょうみゃく から輸注(点滴 てんてき )で入 い れられ体内 たいない を巡 めぐ るが、造血 ぞうけつ 幹 みき 細胞 さいぼう が骨髄 こつづい に届 とど くまでに肺 はい などの組織 そしき で捕 つか まる細胞 さいぼう も多 おお いと考 かんが えられている。そのために骨髄 こつづい 内 ない に直接 ちょくせつ 、臍帯 さいたい 血 ち を入 い れる方法 ほうほう が試 ため されているが、2011年 ねん 現在 げんざい のところまでは生 なま 着 ちゃく 率 りつ の向上 こうじょう と言 い ったメリットははっきりしていない。また、臍帯 さいたい 血 ち を2ユニット(2人 ふたり の臍帯 さいたい 血 ち )の移植 いしょく を行 おこな う方法 ほうほう も試 ため されている。2つの臍帯 さいたい 血 ち が同時 どうじ に移植 いしょく されるが移植 いしょく 後 ご 100日 にち までには移植 いしょく された2ユニットの細胞 さいぼう のどちらかが優位 ゆうい になる(生 なま 着 ちゃく 率 りつ の悪 わる さをカバーする目的 もくてき なので2ユニットの臍帯 さいたい 血 ち の造血 ぞうけつ 幹 みき 細胞 さいぼう のどちらか一方 いっぽう が生 い き残 のこ ってくれれば良 よ い)。複数 ふくすう 臍帯 さいたい 血 ち 移植 いしょく では生 なま 着 ちゃく 率 りつ は良 よ く、再発 さいはつ 率 りつ も低 ひく い傾向 けいこう にあるが、急性 きゅうせい GVHD は多 おお い傾向 けいこう にある[ 25] 。
日本 にっぽん の臍帯 さいたい 血 ち 移植 いしょく の件数 けんすう は世界 せかい 最多 さいた であり[ 45] [ 46] 、2007年 ねん までのデータでは3546件 けん の非 ひ 血縁 けつえん 者 しゃ 間 あいだ 臍帯 さいたい 血 ち 移植 いしょく (公的 こうてき バンク)が行 おこ なわれ、これは世界 せかい の4割 わり を占 し める[ 48] 。日本 にっぽん では2011年 ねん には1100件 けん の臍帯 さいたい 血 ち 移植 いしょく が行 おこな われ[ 44] 、2012年 ねん 5月 がつ では日本 にっぽん での臍帯 さいたい 血 ち 移植 いしょく の総 そう 件数 けんすう は8400件 けん を超 こ え、2012年 ねん までの累計 るいけい でも日本 にっぽん での臍帯 さいたい 血 ち 移植 いしょく は世界 せかい の総 そう 臍帯 さいたい 血 ち 移植 いしょく 件数 けんすう の約 やく 1/3を占 し めている[ 49] 。アメリカやヨーロッパの人口 じんこう (それぞれ3億 おく 人 にん 以上 いじょう )と日本 にっぽん の人口 じんこう (1億 おく 人 にん 強 きょう )を考慮 こうりょ すると、日本 にっぽん では臍帯 さいたい 血 ち 移植 いしょく が非常 ひじょう に多 おお く行 おこな われているといえる。(欧米 おうべい では非 ひ 血縁 けつえん 者 しゃ 間 あいだ での幹 みき 細胞 さいぼう 動員 どういん 末梢 まっしょう 血 ち 移植 いしょく (PBSCT)が多 おお い。日本 にっぽん では長 なが く非 ひ 血縁 けつえん 者 しゃ 間 あいだ でのPBSCTは認 みと められておらず、2010年 ねん から日本 にっぽん でも非 ひ 血縁 けつえん 者 しゃ 間 あいだ でのPBSCTは認 みと められるようになったが、欧米 おうべい での実績 じっせき に比 くら べるとゼロに等 ひと しい)。2015年 ねん においても世界 せかい の臍帯 さいたい 血 ち 移植 いしょく の累計 るいけい で約 やく 1/3が日本 にっぽん で行 おこな われている。2015年 ねん 、日本 にっぽん では臍帯 さいたい 血 ち 移植 いしょく は年間 ねんかん で約 やく 1200件 けん 行 おこな われ、累計 るいけい では12853件 けん となっている。日本 にっぽん で臍帯 さいたい 血 ち 移植 いしょく が多 おお い理由 りゆう としては保険 ほけん 制度 せいど で欧米 おうべい より費用 ひよう が安 やす く済 す むことと、日本人 にっぽんじん の体格 たいかく は一般 いっぱん に欧米 おうべい 人 じん より小 ちい さいので細胞 さいぼう 数 すう の少 すく ない臍帯 さいたい 血 ち でも移植 いしょく が可能 かのう などの理由 りゆう があげられている[ 註 3] 。
日本 にっぽん では臍帯 さいたい 血 ち バンクは2018年 ねん 現在 げんざい 6バンク[ 註 4] である。臍帯 さいたい 血 ち の採取 さいしゅ には医療 いりょう スタッフ数 すう の充実 じゅうじつ や設備 せつび の一定 いってい の基準 きじゅん の達成 たっせい や、スタッフの技術 ぎじゅつ が必要 ひつよう なのでどの病院 びょういん でも採取 さいしゅ できるわけではない。2012年 ねん 5月 がつ 現在 げんざい では臍帯 さいたい 血 ち の採取 さいしゅ 病院 びょういん は98ある。2018年 ねん 現在 げんざい 採取 さいしゅ された臍帯 さいたい 血 ち を調製 ちょうせい 保存 ほぞん する臍帯 さいたい 血 ち バンクは以下 いか の通 とお りである[ 4] [ 50] [ 51] 。
非 ひ 血縁 けつえん 者 しゃ 間 あいだ 臍帯 さいたい 血 ち 移植 いしょく の方針 ほうしん 例 れい 、(一 いち 戸 こ (2013) )より引用 いんよう 。
レシピエントのHLA抗体 こうたい のスクリーニングを行 おこな い、抗体 こうたい の保有 ほゆう が判明 はんめい した場合 ばあい には、その標的 ひょうてき となるHLAを発現 はつげん しないさい帯 たい 血 ち ユニットを優先 ゆうせん 的 てき に選択 せんたく する。
15歳 さい 以下 いか の症例 しょうれい に対 たい しては、一定 いってい の有 ゆう 核 かく 細胞 さいぼう 数 すう が確保 かくほ されていればHLA適合 てきごう 度 ど の高 たか いさい帯 たい 血 ち を優先 ゆうせん 的 てき に選択 せんたく する。
16歳 さい 以上 いじょう の症例 しょうれい に対 たい しては、HLA適合 てきごう 度 ど にかかわらず有 ゆう 核 かく 細胞 さいぼう 数 すう の多 おお いさい帯 たい 血 ち を優先 ゆうせん 的 てき に選択 せんたく する。
2018年 ねん 5月 がつ 現在 げんざい 臍帯 さいたい 血 ち の受 う け入 い れをしている臍帯 さいたい 血 ち バンク[ 編集 へんしゅう ]
日本赤十字社 にほんせきじゅうじしゃ 北海道 ほっかいどう さい帯 たい 血 ち バンク
日本赤十字社 にほんせきじゅうじしゃ 関東甲信越 かんとうこうしんえつ さい帯 たい 血 ち バンク[ 註 5]
一般 いっぱん 社団 しゃだん 法人 ほうじん 中部 ちゅうぶ さい帯 たい 血 ち バンク[ 註 6]
日本赤十字社 にほんせきじゅうじしゃ 近畿 きんき さい帯 たい 血 ち バンク
特定 とくてい 非 ひ 営利 えいり 活動 かつどう 法人 ほうじん 兵庫 ひょうご さい帯 たい 血 ち バンク
日本赤十字社 にほんせきじゅうじしゃ 九州 きゅうしゅう さい帯 たい 血 ち バンク[ 50] [ 註 7]
日本 にっぽん の臍帯 さいたい 血 ち 移植 いしょく は世界 せかい 最多 さいた を誇 ほこ るが、その臍帯 さいたい 血 ち 移植 いしょく を支 ささ える公的 こうてき 臍帯 さいたい 血 ち バンクが抱 かか える問題 もんだい は資金 しきん 難 なん である[ 45] [ 16] 。日本 にっぽん には公的 こうてき バンクは11あったが、そのうち3つのバンクは活動 かつどう を中止 ちゅうし し、他 た の公的 こうてき バンクに業務 ぎょうむ を移管 いかん している。関係 かんけい 各位 かくい からは臍帯 さいたい 血 ち の保険 ほけん 点数 てんすう の引 ひ き上 あ げが求 もと められていた[ 45] 。2012年 ねん 、臍帯 さいたい 血 ち 移植 いしょく への診療 しんりょう 報酬 ほうしゅう が骨髄 こつづい 移植 いしょく と同額 どうがく に引 ひ き上 あ げられ、臍帯 さいたい 血 ち バンクへの配分 はいぶん も
2012年 ねん 3月 がつ までは17,400点 てん (1点 てん 10円 えん )だったのが[ 46] 、40,800点 てん に引 ひ き上 あ げられた[ 49] 。
民間 みんかん の臍帯 さいたい 血 ち バンク(私的 してき 保存 ほぞん )[ 編集 へんしゅう ]
一方 いっぽう 、臍帯 さいたい 血 ち の将来 しょうらい の再生 さいせい 医療 いりょう での利用 りよう に期待 きたい して、自身 じしん の臍帯 さいたい 血 ち を子供 こども 本人 ほんにん のために保存 ほぞん しておくというビジネス(民間 みんかん 臍帯 さいたい 血 ち バンク)が米国 べいこく を中心 ちゅうしん に拡大 かくだい している。日本 にっぽん でも自己 じこ 臍帯 さいたい 血 ち の私的 してき 保管 ほかん 事業 じぎょう を行 おこ なっている会社 かいしゃ が数社 すうしゃ 存在 そんざい する[ 52] [ 53] 。ただし、民間 みんかん の臍帯 さいたい 血 ち バンクによる私的 してき 保存 ほぞん については利用 りよう できる細胞 さいぼう 数 すう についての懸念 けねん や自己 じこ さい帯 たい 血 ち 移植 いしょく についてのデータが少 すく ないことなどが表明 ひょうめい されている[ 54] 。自己 じこ 臍帯 さいたい 血 ち ではGVHD が無 な いというメリットがあるかわりに、GVL効果 こうか (移植 いしょく 片 へん 対 たい 白血病 はっけつびょう ・リンパ腫 りんぱしゅ ・骨髄腫 こつづいしゅ 効果 こうか )がないので白血病 はっけつびょう やリンパ腫 りんぱしゅ の再発 さいはつ 率 りつ が高 たか いというデメリットがあり、細胞 さいぼう 数 すう が保障 ほしょう されない点 てん は決定的 けっていてき に不利 ふり な条件 じょうけん である。また、臍帯 さいたい 血 ち 採取 さいしゅ に慣 な れていない医師 いし によって採取 さいしゅ された臍帯 さいたい 血 ち には細菌 さいきん が混入 こんにゅう している可能 かのう 性 せい もある。成人 せいじん への移植 いしょく には有 ゆう 核 かく 細胞 さいぼう 8億 おく 個 こ が目安 めやす だが、有 ゆう 核 かく 細胞 さいぼう が8億 おく 個 こ 以上 いじょう の臍帯 さいたい 血 ち は3割 わり 程度 ていど であり、有料 ゆうりょう で保存 ほぞん しておいた自己 じこ 臍帯 さいたい 血 ち がいざと言 い うときには細胞 さいぼう 数 すう 不足 ふそく で、結局 けっきょく は使 つか えないというケースが多 おお いことが予想 よそう される。幹 みき 細胞 さいぼう を増 ふ やす技術 ぎじゅつ も確実 かくじつ なものでは無 な い[ 54] 。
また、日本 にっぽん では私的 してき 保存 ほぞん を行 おこな っている民間 みんかん の臍帯 さいたい 血 ち バンクのひとつが2009年 ねん 12月に倒産 とうさん し、倒産 とうさん した臍帯 さいたい 血 ち バンクの社長 しゃちょう は同業 どうぎょう の民間 みんかん 臍帯 さいたい 血 ち バンクへの移管 いかん は「引受 ひきうけ 先 さき にきちんとした保管 ほかん 技術 ぎじゅつ や施設 しせつ があるかどうか分 わ からず、どう扱 あつか われるか心配 しんぱい だ」と話 はな しているとのことである[ 55] 。
新生児 しんせいじ の自己 じこ 輸血 ゆけつ ソースとしての臍帯 さいたい 血 ち [ 編集 へんしゅう ]
臍帯 さいたい 血 ち は新生児 しんせいじ 自身 じしん の血液 けつえき であるので、例 れい は少 すく ないものの新生児 しんせいじ で輸血 ゆけつ が必要 ひつよう になった際 さい に臍帯 さいたい 血 ち を新生児 しんせいじ 自身 じしん に輸血 ゆけつ することがある。自己 じこ 血 ち の輸血 ゆけつ なので副作用 ふくさよう が少 すく ない利点 りてん がある。
新生児 しんせいじ の外科 げか 疾患 しっかん では、エコー検査 けんさ などの出産 しゅっさん 前 ぜん 検査 けんさ の進歩 しんぽ によって出産 しゅっさん 前 まえ に「出産 しゅっさん 後 ご 早期 そうき に手術 しゅじゅつ が必要 ひつよう 」と判明 はんめい するケースがある。そのようなケースで出生 しゅっしょう 後 ご 2週間 しゅうかん 以内 いない に手術 しゅじゅつ すると見込 みこ まれる際 さい には、出産 しゅっさん 時 じ に臍帯 さいたい 血 ち を採取 さいしゅ ・保存 ほぞん して手術 しゅじゅつ 時 じ に輸血 ゆけつ が必要 ひつよう になったら保存 ほぞん していた自己 じこ の臍帯 さいたい 血 ち を輸血 ゆけつ することがある。自己 じこ 血 ち なので副作用 ふくさよう が少 すく ないメリットがある。臍帯 さいたい 血 ち 自己 じこ 血 ち 輸血 ゆけつ に積極 せっきょく 的 てき な病院 びょういん の例 れい では、出生 しゅっしょう 後 ご 2週間 しゅうかん 以内 いない に外科 げか 手術 しゅじゅつ したケースの89%で輸血 ゆけつ が必要 ひつよう になり、その63%では自己 じこ 臍帯 さいたい 血 ち だけで輸血 ゆけつ 用 よう 血液 けつえき が足 た りた。しかしながら新生児 しんせいじ の手術 しゅじゅつ の為 ため に自己 じこ 臍帯 さいたい 血 ち を採取 さいしゅ ・保存 ほぞん することは限 かぎ られた施設 しせつ でしか行 おこな われていない。輸血 ゆけつ の為 ため に臍帯 さいたい 血 ち を採取 さいしゅ ・保存 ほぞん するには人手 ひとで ・設備 せつび ・技術 ぎじゅつ が十分 じゅうぶん で無 な いと難 むずか しい。産科 さんか 医院 いいん ではスタッフ不足 ふそく に悩 なや んでいるところが多 おお く、また臍帯 さいたい 血 ち 採取 さいしゅ ・保存 ほぞん の設備 せつび も不足 ふそく している病院 びょういん が多 おお いためである[ 14] 。
また、早産 そうざん 児 じ では貧血 ひんけつ のケースが多 おお く、貧血 ひんけつ を改善 かいぜん するために、出生 しゅっしょう 時 じ に臍帯 さいたい 血 ち を送 おく り込 こ んでやることがある。新生児 しんせいじ と臍帯 さいたい を結紮 けっさつ するのを遅 おく らせたり、臍帯 さいたい をしごいたりして臍帯 さいたい 内 ない の血液 けつえき を新生児 しんせいじ に送 おく る[ 56] 。
^ 臍帯 さいたい 血 ち 移植 いしょく はHLA2座 ざ 不一致 ふいっち でも移植 いしょく が可能 かのう なとはいってもあくまでもHLA一致 いっち ドナーが見 み つからない際 さい の緊急 きんきゅう 避難 ひなん 的 てき な移植 いしょく であり、決 けっ して積極 せっきょく 的 てき に行 おこな われるべきではないとされる(原 はら 宏 ひろし (2006) , p. 2-3)
^ 臍帯 さいたい 血 ち の最低 さいてい 採取 さいしゅ 量 りょう は初期 しょき には有 ゆう 核 かく 細胞 さいぼう 数 すう 3億 おく 個 こ 以上 いじょう でこれは体重 たいじゅう が15kgまでの小児 しょうに にしか移植 いしょく できなかったが、2003年 ねん には6億 おく 個 こ 以上 いじょう となり体重 たいじゅう が30kgまでの小児 しょうに に移植 いしょく が可能 かのう で、2007年 ねん 以降 いこう は8億 おく 個 こ 以上 いじょう となり、これは成人 せいじん にも移植 いしょく は可能 かのう である。-出典 しゅってん 中村 なかむら 正雄 まさお 「臍帯 さいたい 血 ち バンク」『周 しゅう 産 さん 期 き 医学 いがく 』Vol.41 No.9、東京 とうきょう 医学 いがく 社 しゃ 、2011年 ねん 、pp.1183-1187 もっとも、これはバンクに保存 ほぞん される最低 さいてい 量 りょう であって、2007年 ねん 以前 いぜん にも十分 じゅうぶん な量 りょう の臍帯 さいたい 血 ち は確保 かくほ されており、日本 にっぽん では早期 そうき から成人 せいじん への臍帯 さいたい 血 ち 移植 いしょく が行 おこな われている。
^ 2006-2008年 ねん の3年間 ねんかん の累計 るいけい では世界 せかい で約 やく 3万 まん 件 けん の非 ひ 血縁 けつえん 者 しゃ 間 あいだ の造血 ぞうけつ 幹 みき 細胞 さいぼう 移植 いしょく が行 おこな われたが、そのうち54%が末梢 まっしょう 血幹 けっかん 細胞 さいぼう 移植 いしょく 、27%が骨髄 こつづい 移植 いしょく 、臍帯 さいたい 血 ち 移植 いしょく は19%に過 す ぎないが、日本 にっぽん では骨髄 こつづい 移植 いしょく が3001件 けん 57%、末梢 まっしょう 血幹 けっかん 細胞 さいぼう 移植 いしょく は5件 けん 0.1%、臍帯 さいたい 血 ち 移植 いしょく は2262件 けん 43%と欧米 おうべい と日本 にっぽん では移植 いしょく の様相 ようそう が異 こと なる(内田 うちだ 直之 なおゆき (2016) )
^ 日本 にっぽん の臍帯 さいたい 血 ち バンクは11あったが、神奈川 かながわ 臍帯 さいたい 血 ち バンクと宮城 みやぎ さい帯 たい 血 ち バンク、中国 ちゅうごく 四国 しこく 臍帯 さいたい 血 ち バンク、東京 とうきょう 臍帯 さいたい 血 ち バンク、東海大学 とうかいだいがく さい帯 たい 血 ち バンクは事業 じぎょう 継続 けいぞく が難 むずか しいため、他 た のバンクに移管 いかん し事業 じぎょう 中止 ちゅうし したため、現在 げんざい は6バンクである。
^ 日本赤十字社 にほんせきじゅうじしゃ 関東甲信越 かんとうこうしんえつ さい帯 たい 血 ち バンクは旧 きゅう 東京 とうきょう 都 と 赤十字血液 せきじゅうじけつえき センター臍帯 さいたい 血 ち バンク)神奈川 かながわ 臍帯 さいたい 血 ち バンク採取 さいしゅ 施設 しせつ 分 ぶん の調製 ちょうせい 保存 ほぞん は日本赤十字社 にほんせきじゅうじしゃ 関東甲信越 かんとうこうしんえつ さい帯 たい 血 ち バンクが行 おこな っている。-出典 しゅってん 日本赤十字社 にほんせきじゅうじしゃ 関東甲信越 かんとうこうしんえつ さい帯 たい 血 ち バンク・設立 せつりつ と沿革 えんかく [リンク切 き れ ] 2012年 ねん 5月 がつ 29日 にち 閲覧 えつらん 。
^ 2012年 ねん 8月 がつ に東海 とうかい 臍帯 さいたい 血 ち バンクから一般 いっぱん 社団 しゃだん 法人 ほうじん 中部 ちゅうぶ さい帯 たい 血 ち バンクに名称 めいしょう 変更 へんこう 。ー出典 しゅってん 一般 いっぱん 社団 しゃだん 法人 ほうじん 中部 ちゅうぶ さい帯 たい 血 ち バンク 設立 せつりつ と沿革 えんかく 2018年 ねん 5月 がつ 6日 にち 閲覧 えつらん 。
^ 各 かく 臍帯 さいたい 血 ち バンクと提携 ていけい している産科 さんか 医院 いいん については日本 にっぽん さい帯 たい 血 ち バンクネットワーク・さい帯 たい 血 ち を提供 ていきょう したい > 提携 ていけい 産科 さんか 施設 しせつ を参照 さんしょう