花井はない悠ゆう

花井はない悠ゆう
基本きほん情報じょうほう
国籍こくせき	日本にっぽん
出身しゅっしん地ち	岐阜ぎふ県けん
生年月日せいねんがっぴ	1932年ねん1月がつ19日にち
没ぼつ年月日ねんがっぴ	2007年ねん12月14日にち（75歳さい没ぼつ）
身長しんちょう; 体重たいじゅう	166 cm; 79 kg
選手せんしゅ情報じょうほう
投球とうきゅう・打席だせき	左ひだり投とう左ひだり打だ
ポジション	外野がいや手しゅ
プロ入いり	1957年ねん
初はつ出場しゅつじょう	1957年ねん
最終さいしゅう出場しゅつじょう	1964年ねん
経歴けいれき（括弧かっこ内ないはプロチーム在籍ざいせき年度ねんど）
	選手せんしゅ歴れき
	岐阜ぎふ県立けんりつ岐阜ぎふ高等こうとう学校がっこう; 慶應義塾大学けいおうぎじゅくだいがく; 日本石油にほんせきゆ; 西鉄にしてつライオンズ (1957 - 1964);
	コーチ歴れき
	西鉄にしてつライオンズ (1965 - 1967);
	この表ひょうについて

花井はない悠ゆう（はないゆう、1932年ねん 1月がつ19日にち - 2007年ねん 12月14日にち^[1]）は、岐阜ぎふ県けん出身しゅっしんのプロ野球やきゅう選手せんしゅ、野球やきゅう解説かいせつ者しゃ。

経歴けいれき

岐阜ぎふ高等こうとう学校がっこう（1948年ねん8月がつまでの校こう名めいは岐阜ぎふ第一高等学校だいちこうとうがっこう）では、エースとして1948年ねんの夏なつの甲子園こうしえんに出場しゅつじょう。準決勝じゅんけっしょうに進すすむが、小倉こくら高だかの福嶋ふくしま一雄かずおに抑おさえられ完封かんぷう負まけ^[2]。翌よく1949年ねんの夏なつの甲子園こうしえんでも順調じゅんちょうに勝かち進すすみ、決勝けっしょうに進出しんしゅつ。佐々木ささき信也しんやのいた湘南しょうなん高だかと対戦たいせんするが3-5で逆転ぎゃくてん負まけ、準じゅん優勝ゆうしょうにとどまる^[2]。チームメートに河合かわい保彦やすひこ、森もり和彦かずひこらがいた。卒業そつぎょう後ごは慶應義塾大学けいおうぎじゅくだいがくへ進学しんがくし、野手のて転向てんこう。東京とうきょう六ろく大学だいがく野球やきゅうリーグでは1951年ねん秋季しゅうきリーグから2季き連続れんぞく優勝ゆうしょう、右翼うよく手しゅ、四よん番ばん打者だしゃとして活躍かつやくする。リーグ通算つうさん86試合しあい出場しゅつじょう、265打数だすう76安打あんだ、0本塁打ほんるいだ、49打点だてん、打率だりつ.287。

大学だいがく卒業そつぎょう後ごは社会しゃかい人じんの日本石油にほんせきゆに進すすむ。1955年ねんの都市とし対抗たいこうに四よん番ばん打者だしゃとして出場しゅつじょう。準決勝じゅんけっしょうに進すすむが全ぜん鐘紡かねぼうに敗退はいたい^[3]。翌よく1956年ねんの都市とし対抗たいこうでは、大学だいがく後輩こうはいの新しんエース藤田ふじた元もと司つかさを擁ようし、決勝けっしょうで熊谷組くまがいぐみを降くだし神奈川かながわ県勢けんせい初はつの優勝ゆうしょうを飾かざる^[3]。他たのチームメートに石井いしい連れん蔵ぞう（日本鋼管にほんこうかんから補強ほきょう）がいた。同年どうねんの第だい2回かい世界せかい野球やきゅう大会たいかいに社会しゃかい人じん野球やきゅう日本にっぽん代表だいひょうとして出場しゅつじょう^[3]。

1957年ねんに西鉄にしてつライオンズへ入団にゅうだんすると、1年ねん目めから一軍いちぐんに定着ていちゃくする。当時とうじの西鉄にしてつの外野がいや陣じんには関口せきぐち清治きよじ、高倉たかくら照幸てるゆき、玉造たまつくり陽二ようじが揃そろっており、なかなかレギュラーには届とどかなかったが、黄金おうごん時代じだいを築きずいたチームの脇役わきやくとして活躍かつやくした。1958年ねんの日本にっぽんシリーズでは10打数だすう2安打あんだを記録きろくする。1959年ねんには関口せきぐちと併用へいようされ、74試合しあいに先発せんぱつ出場しゅつじょう。翌よく1960年ねんには高倉たかくらの長期ちょうき欠場けつじょうもあって、主おもに右翼うよく手しゅとして88試合しあいに先発せんぱつ出場しゅつじょうし、規定きてい打席だせきには届とどかなかったが打率だりつ.313の好成績こうせいせきをあげた。その後ごは段々だんだんと出場しゅつじょう機会きかいが減へるが、1963年ねんの読売よみうりジャイアンツとの日本にっぽんシリーズにも3試合しあいに代打だいだとして起用きようされた。1964年ねん限かぎりで引退いんたい。老ふけ顔がおでナインからは「おっちゃん」と呼よばれた。

現役げんえき引退いんたい後ごは西鉄にしてつに二に軍ぐん打撃だげきコーチ（1965年ねん - 1967年ねん）としてしばらく残留ざんりゅう、退団たいだん後ごは朝日放送あさひほうそうのプロ野球やきゅう解説かいせつで長年ながねん活躍かつやく。1979年ねんから1987年ねんまでは同局どうきょくの「おはよう朝日あさひです」のスポーツコーナー「スポーツ&悠ゆう」を担当たんとう。野球やきゅう解説かいせつに加くわえ、番組ばんぐみ視し聴者ちょうしゃを集あつめての「少年しょうねん野球やきゅう教室きょうしつ」なども行おこない人気にんきを博はくす。その後ご、中継ちゅうけいへの出演しゅつえんからは退しりぞいたが、日刊にっかんスポーツの専属せんぞく評論ひょうろん家か、また朝日放送あさひほうそうのラジオ番組ばんぐみ「アベロクのどんまい!サンデー」のゲストコメンテーターとして活躍かつやくしていた。

西鉄にしてつコーチ時代じだい、当時とうじ投手とうしゅとして西鉄にしてつに在籍ざいせきしていた尾崎おざき正司せいじ（現げん・将司まさし）に、「お前まえ、このまま野球やきゅうやってもアカンやろう。ゴルフをやってみたらええんやないか？　ゴルフのプロになったらどうや」と言いって、プロゴルファーへの転向てんこうを勧すすめたことで知しられる^[4]。

2007年ねん 12月14日にち、敗血症はいけつしょうのため死去しきょ。75歳さい没ぼつ。

詳細しょうさい情報じょうほう

年度ねんど別べつ打撃だげき成績せいせき

年とし度ど	球たま団だん	試ためし合ごう	打だ席せき	打だ数かず	得とく点てん	安やす打だ	二に塁るい打だ	三さん塁るい打だ	本ほん塁るい打だ	塁るい打だ	打だ点てん	盗ぬすめ塁るい	盗ぬすめ塁るい死し	犠打だ	犠飛ひ	四よん球たま	敬けい遠とお	死し球たま	三さん振ふ	併殺ころせ打だ	打だ率りつ	出で塁るい率りつ	長なが打だ率りつ	O P S
1957	西鉄にしてつ	78	104	88	15	21	1	1	1	27	6	4	4	2	0	14	0	0	11	4	.239	.343	.307	.650
1958		97	198	177	19	43	4	1	1	52	11	0	3	5	1	14	0	1	23	2	.243	.302	.294	.596
1959		123	326	291	34	74	8	1	3	93	29	5	2	8	2	22	0	3	43	5	.254	.313	.320	.633
1960		115	354	313	37	98	19	3	1	126	32	6	1	3	3	34	1	1	38	1	.313	.382	.403	.785
1961		87	241	214	27	50	11	3	3	76	26	2	0	2	1	21	0	2	25	6	.234	.308	.355	.663
1962		97	184	167	14	39	9	2	0	52	14	0	2	1	3	12	1	1	21	2	.234	.289	.311	.600
1963		72	78	67	3	20	4	1	1	29	20	0	0	0	0	8	1	3	9	1	.299	.397	.433	.830
1964		82	83	80	0	13	4	0	0	17	10	0	0	0	0	3	0	0	12	1	.163	.193	.213	.405
通算つうさん：8年ねん		751	1568	1397	149	358	60	12	10	472	148	17	12	21	10	128	3	11	182	22	.256	.324	.338	.661

背番号せばんごう

45 （1957年ねん - 1967年ねん）

脚注きゃくちゅう

^ “OB NEWS Vol.37” (PDF). 公益社こうえきしゃ団だん法人ほうじん全国ぜんこく野球やきゅう振興しんこう会かい（日本にっぽんプロ野球やきゅうOBクラブ） (2008年ねん3月がつ). 2021年ねん2月がつ7日にち閲覧えつらん。
^ ^a ^b 「全国ぜんこく高等こうとう学校がっこう野球やきゅう選手権せんしゅけん大会たいかい70年ねん史し」朝日新聞社あさひしんぶんしゃ編へん 1989年ねん
^ ^a ^b ^c 「都市とし対抗たいこう野球やきゅう大会たいかい60年ねん史し」日本にっぽん野球やきゅう連盟れんめい毎日新聞社まいにちしんぶんしゃ 1990年ねん
^ 元もと西鉄にしてつ外野がいや手しゅの花井はない悠ゆうさん死去しきょ - 野球やきゅうニュース : nikkansports.com

花井はない悠ゆう

経歴けいれき

詳細しょうさい情報じょうほう

年度ねんど別べつ打撃だげき成績せいせき

背番号せばんごう

関連かんれん情報じょうほう

出演しゅつえん番組ばんぐみ

脚注きゃくちゅう

関連かんれん項目こうもく