菌類きんるい

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きんかい
生息せいそく年代ねんだい: 410–0 Ma
地質ちしつ時代じだい
やく4おく1000まんねんまえ - 現世げんせい
古生代こせいだいデボン前期ぜんき中盤ちゅうばん[プラギアン〈cf.〉]- 新生代しんせいだいだいよんかんしんすえサブアトランティックcf.〉])
分類ぶんるい
ドメイン : かく生物せいぶつ Eukaryota
階級かいきゅうなし : オピストコンタ Opisthokont
さかい : きんかい Fungi L.
学名がくめい
Regnum Fungi
(L., 1753) R.T. Moore, 1980 [1]
和名わみょう
きんかい
英名えいめい
Kingdom Fungus
下位かい分類ぶんるいぐんもん

Hibbett, D. S. et al.(2007)


伝統でんとうてきよんだい分類ぶんるい

アオカビコウジカビふく様々さまざま無菌むきん培養ばいようされた菌類きんるい

菌類きんるい(きんるい)とは、広義こうぎには細菌さいきんるいたまご菌類きんるい変形へんけい菌類きんるいおよ菌類きんるいし、狭義きょうぎには菌類きんるいす。本稿ほんこうではおも狭義きょうぎ菌類きんるい菌類きんるい)についてあつかう。菌類きんるいは、キノコカビ単細胞たんさいぼうせい酵母こうぼむちったゆうはしなどの多様たよう形態けいたいしめかく生物せいぶつであり、きんかい学名がくめいRegnum Fungi)に分類ぶんるいされる生物せいぶつぐんである。だい部分ぶぶん菌類きんるいは、外部がいぶ分解ぶんかい酵素こうそ分泌ぶんぴつして有機物ゆうきぶつ消化しょうかし、細胞さいぼう表面ひょうめんから摂取せっしゅする従属じゅうぞく栄養えいよう生物せいぶつである[2][3]

菌類きんるいぞくする生物せいぶつもん分類ぶんるい後述こうじゅつするように、現在げんざい活発かっぱつ議論ぎろんされ、いまさだまった分類ぶんるいがない状態じょうたいつづいており、教科書きょうかしょではかつての古典こてんてき分類ぶんるいもちいて説明せつめいされている。

概要がいよう[編集へんしゅう]

菌類きんるいぞくする生物せいぶつは、ほとんどが固着こちゃくせい生物せいぶつである。微視的びしてきには、細胞さいぼうかべのある細胞さいぼうからなり、先端せんたん成長せいちょうおこなうものがおおい。これらは高等こうとう植物しょくぶつ共通きょうつうする特徴とくちょうであり、菌類きんるい当初とうしょにおいて植物しょくぶつなされた理由りゆうでもある。しかし、みどりたいたず、光合成こうごうせいおこなわない従属じゅうぞく栄養えいよう生物せいぶつである。そのてん動物どうぶつおなじであるが、体外たいがい有機物ゆうきぶつ分解ぶんかいし、細胞さいぼう表面ひょうめんから吸収きゅうしゅうする、という栄養えいよう摂取せっしゅ方法ほうほうをとる。

形態けいたいてきには単細胞たんさいぼう微生物びせいぶつであるものから、肉眼にくがんてきおおきさ以上いじょう発達はったつする細胞さいぼう生物せいぶつまでをふくむ。しかし、細胞さいぼうたいつものにおいても、菌糸きんしばれる1れつ配置はいちする細胞さいぼうれつまでしかたず、しん組織そしき発達はったつさせない。からだ多数たすう菌糸きんしから構成こうせいされているものは糸状いとじょうきん(しじょうきん)とばれ、単細胞たんさいぼうのままで繁殖はんしょくするものは酵母こうぼばれる。キノコ、カビ、あるいは糸状いとじょうきんおよび酵母こうぼはいずれも分類ぶんるいじょう単位たんいではない。

生殖せいしょくには、胞子ほうし形成けいせいするものがおおい。生活せいかつ様々さまざまであるが、無性むしょう生殖せいしょく有性ゆうせい生殖せいしょくふくむものがおおく、それぞれにことなった胞子ほうし形成けいせいするものがおおい。生活せいかつたまきにおいては、かくたんしょう状態じょうたいゆううらないし、ふくしょう期間きかんかぎられる。担子きんおよび嚢菌はたんしょう (n) のいち菌糸きんしからだ細胞さいぼう接合せつごうによりかく菌糸きんしとなる時期じきがあり、おおくの有性ゆうせい生殖せいしょくおこな生物せいぶつられるふくしょう (2n) にたいしてこれをおもしょう (n+n) 世代せだいぶ。酵母こうぼ出芽しゅつがまたは分裂ぶんれつにより増殖ぞうしょくし、細胞さいぼう融合ゆうごうおこなれいもある[4]

植物しょくぶつ寄生きせいのものがおおく、農業のうぎょうじょう重要じゅうようなものもおおい。他方たほうきんなど、植物しょくぶつ共生きょうせいするものもられる。動物どうぶつ寄生きせいするものはすくないが、重要じゅうよう病原びょうげんたいふくまれる。自由じゆう生活せいかつをするものはさまざまな生物せいぶつ死体したい排泄はいせつぶつなどの有機物ゆうきぶつ栄養えいようげんとし、生態せいたいけいにおいて分解ぶんかいしゃとしてはたらくとかんがえられる。発酵はっこうかかわって重要じゅうようなもの、抗生こうせい物質ぶっしつ産出さんしゅつするものなどがある。

きんかい古典こてんてきにはツボカビるい接合せつごう菌類きんるい嚢菌るい担子菌類きんるいなどから構成こうせいされる。ツボカビるいむちをもつゆうはし細胞さいぼう形成けいせいし、祖先そせんてき形質けいしつつ。

ツボカビるい古典こてんてき意味いみでの)以外いがい生活せいかつのどの部分ぶぶんでもむち形成けいせいしない。それらは有性ゆうせい生殖せいしょく接合せつごう減数げんすう分裂ぶんれつしょうじる胞子ほうしのありかた)で分類ぶんるいされる。接合せつごうきん接合せつごう胞子ほうし嚢を形成けいせいするグループで、ケカビなどをふくむ。嚢菌はなか胞子ほうしをつくるグループで、ビール酵母こうぼなどをふくむ。担子きんは担子胞子ほうしそとせいするぐんで、キノコのおおくをふく分類ぶんるいぐんである。

伝統でんとうてきには、これに有性ゆうせい生殖せいしょくかた不明ふめいなものをまとめた不完全ふかんぜんきん、それに菌類きんるい藻類そうるい共生きょうせいたいである地衣ちいるい独立どくりつぐんとし、上記じょうき4ぐん併置へいちした。また、胞子ほうし形成けいせい共通きょうつうせいなどから変形へんけい菌類きんるいきんかいふくめた。

しかしながら、20世紀せいき終盤しゅうばんよりの生物せいぶつ分類ぶんるい全般ぜんぱん見直みなおしのなかで、これらにおおきな見直みなおしがなされており、2010年代ねんだい現在げんざいでも変更へんこうかえされている。ツボカビるい接合せつごう菌類きんるいとく変更へんこうはばおおきく、あらたにみとめられたぐんきんかいから排除はいじょされたぐんおおい。また、近年きんねん分子ぶんし系統けいとう解析かいせきにより、これまで原生動物げんせいどうぶつとされてきたほろ胞子ほうしちゅう特殊とくしゅした菌類きんるい一群いちぐんであるとかんがえられている。変形へんけいきん除外じょがいされた。不完全ふかんぜんきん地衣ちいるい独自どくじ分類ぶんるいぐんとしてみとめるのをやめ、菌類きんるい全体ぜんたい体系たいけいなかおさめられることとなった。それらについては後述こうじゅつ分類ぶんるいこう詳細しょうさい解説かいせつされている。

きんかい[編集へんしゅう]

菌類きんるい細菌さいきんるい微生物びせいぶつとしていちくくりにあつかわれる場合ばあいもあるが、前者ぜんしゃかく生物せいぶつ後者こうしゃ原核げんかく生物せいぶつであり、細胞さいぼう構造こうぞうまったことなる生物せいぶつぐんである。

きんかいかく生物せいぶつふくまれるさかい (Kingdom) のひとつであり、動物界どうぶつかい植物しょくぶつかいなどとおなじレベルの分類ぶんるいぐんである。生物せいぶつかい分類ぶんるいしていたころは、菌類きんるいには運動うんどうせいがなく細胞さいぼうかべつことなどから植物しょくぶつ分類ぶんるいされていた。この場合ばあい構造こうぞう単純たんじゅんであることもあって、みどりたいうしなった退化たいかてき植物しょくぶつである、とかんがえられることがおおかった。しかし、菌類きんるいについての理解りかいふかまるにつれ、細胞さいぼう構造こうぞう分子ぶんし遺伝いでんがくてき系統けいとう解析かいせきなどの研究けんきゅうからられる情報じょうほうなどから、植物しょくぶつとはことなる、独自どくじ生物せいぶつぐんであるとかんがえられるようになり、かいせつころより独立どくりつしたさかいとしてひろみとめられるようになった[5]現在げんざい分子ぶんし遺伝いでんがくてき情報じょうほうからは、植物しょくぶつよりも動物どうぶつちか系統けいとうであることがわかっている。動物どうぶつ菌類きんるいふく系統けいとうのことをオピストコンタという。

なお、かつてはその胞子ほうし形成けいせい類似るいじなどから、ねばきんるいきんかいふくめてあつかっていた。変形へんけいきんるい細胞さいぼうせいねばきんラビリンチュラるいをまとめて変形へんけいきんもんとし、菌類きんるいきんもんとするのが通例つうれいであった。また、たまごきんるいサカゲツボカビるいなども菌類きんるいかんがえられていたため、これらをツボカビるいとあわせてむちきんもん位置いちづけていた。しかし、現在げんざいではこれらはべつ系統けいとうぞくするものと判明はんめいしたため、菌類きんるいとしてあつかっていない。それらをまとめてにせ菌類きんるいぶことがある。

系統けいとう学的がくてきには、以下いかたねすべてをふく最小さいしょうクレードとして定義ていぎされている[6]

以上いじょう定義ていぎPhyloCodeでも有効ゆうこうなものとして登録とうろくされている。

その一方いっぽうで、形態けいたいじょうあるいは細胞さいぼうがく生化学せいかがくてきな、明快めいかい共有きょうゆう派生はせい形質けいしつ存在そんざいしていない。一般いっぱんてき特徴とくちょうとしては、キチンしつ細胞さいぼうかべ菌糸きんしから構成こうせいされ、むちき、中心ちゅうしん小体こてい出現しゅつげんせずかくないゆういと分裂ぶんれつおこなうことがげられる。しかしきんには、単細胞たんさいぼうのもの、中心ちゅうしん小体こてい出現しゅつげんするもの、細胞さいぼうかべむち時期じきがあるものなどもふくまれている。不動ふどうせいもっぱ吸収きゅうしゅう栄養えいようにより生活せいかつすると形容けいようされることもあるが、ロゼラのように貪食どんしょくのうつものもある。キチンしつ細胞さいぼうかべはほぼ一貫いっかんしてられる特徴とくちょうであるが、しかしこれはきん以外いがい生物せいぶつにもみとめられるため祖先そせん形質けいしつだとかんがえられる[6]

菌類きんるい系統けいとう進化しんか[編集へんしゅう]

様々さまざま菌類きんるい

一般いっぱんてきに、菌類きんるいにはツボカビもん接合せつごうきんもん嚢菌もん担子きんもんよんぐんふくまれるとされてきたが、近年きんねん分子ぶんし系統けいとう解析かいせきにより接合せつごう菌類きんるいたん系統けいとうでないこと、これまで原生動物げんせいどうぶつとされてきたほろ胞子ほうしちゅう菌類きんるいふくまれるであろうことがしめされている。このうちでむち細胞さいぼうつのはツボカビるいのみである。水中すいちゅう生活せいかつをするものがあるのもだい部分ぶぶんがこれで、ぐんでは水中すいちゅう生活せいかつのものはあるが、陸上りくじょうのものがてき水中すいちゅうはいったとかんがえられるものがおおい。したがって、ツボカビるいがもっとも原始げんしてきなものとかんがえてい。また、接合せつごう菌類きんるい形態けいたい構造こうぞう単純たんじゅんめんおおいため、これも比較的ひかくてき下等かとうなものとなされる。そして、嚢菌、担子菌類きんるいがより高等こうとうなものとかんがえられていて、この2ぐんをまとめたものをディカリアとする分類ぶんるい仕方しかた提唱ていしょうされている。しかし、これらの関係かんけいについてはあきらかではない。

嚢菌、担子きんにはそれぞれに酵母こうぼかた糸状いとじょうきんかた生活せいかつをするものがふくまれる。これらが進化しんか系列けいれつしめすものか、適応てきおう放散ほうさん結果けっかであるかは判断はんだんかれる。なかには、生活せいかつたまきなかでそれらのかたするものがあるので、すくなくともたとえば酵母こうぼがた単細胞たんさいぼうだから下等かとう、といった単純たんじゅん判断はんだんはできない。

不完全ふかんぜん菌類きんるい[編集へんしゅう]

このほか、重要じゅうよう菌類きんるいぐんとして、不完全ふかんぜんきんるい (Deuteromycetes, Imperfect fungi, Fungi imperfecti) とばれるグループが存在そんざいする。これらは無性むしょう生殖せいしょくだけで繁殖はんしょくしているようにえる嚢菌(しのうきん)または担子きん(たんしきん)である。からだ細胞さいぼう分裂ぶんれつによって形成けいせいされるぶん生子いくこ(ぶんせいし)とばれる胞子ほうしにより、あるいは胞子ほうしつくらずに菌糸きんし栄養えいよう成長せいちょうのみによって、または酵母こうぼとして増殖ぞうしょくする。不完全ふかんぜん菌類きんるいはそのぶん生子おいご形成けいせい様式ようしきなどによって便宜べんぎてき学名がくめいあたえられているが、完全かんぜん世代せだい有性ゆうせい生殖せいしょくおこな世代せだい)が発見はっけん命名めいめいされればその学名がくめいがその生物せいぶつ正式せいしきとして使用しようされる。不完全ふかんぜん菌類きんるいとしてはおなぞく分類ぶんるいされていたものが、完全かんぜん世代せだいではべつぞく分類ぶんるいされることもあり、不完全ふかんぜん菌類きんるいとしての分類ぶんるいはあくまで暫定ざんていてきなものである。しかし、たとえばアオカビコウジカビなど身近みぢかられるカビのほとんどはこれであり、また植物しょくぶつ病原菌びょうげんきんなど実用じつようじょう重要じゅうようなものがおおふくまれている。

なお、不完全ふかんぜんきんは、かつては正式せいしき分類ぶんるいぐんとしてももちいられたが、現在げんざいでは次第しだい使つかわない方向ほうこうかっており、わりにアナモルフきん (Anamorphic fungi) やぶん生子おいご形成けいせいきん (Mitosporic fungi) などの使つかわれる。

地衣ちいるい[編集へんしゅう]

地衣ちいるいは、コケるい間違まちがわれやすいが、菌類きんるいつくった構造こうぞう内部ないぶ藻類そうるい共生きょうせいして成立せいりつしている、ふくあいてき生物せいぶつたいである[7]。これらをけることも不可能ふかのうではなく、それぞれに独立どくりつした生物せいぶつなすことも可能かのうである。しかし、地衣ちいるい構成こうせいするのは菌類きんるいであるから、菌類きんるい分類ぶんるい体系たいけいまれている。実際じっさいには、地衣ちいるいにおける藻類そうるい菌類きんるいつよむすびついて生活せいかつしており、両者りょうしゃそろうことで形成けいせいされる成分せいぶんがあったり、特殊とくしゅ環境かんきょう生活せいかつできたりといっためんもあることから、以前いぜん独立どくりつした生物せいぶつぐんなすかんがえもあった。地衣ちいるい構成こうせいする菌類きんるいとしては嚢菌がおおく、担子きんもある。あるいは複数ふくすう分類ぶんるいぐん菌類きんるいから構成こうせいされる地衣ちいるいもある。構成こうせいする菌類きんるい不完全ふかんぜんきんからなる地衣ちいるいは、不完全ふかんぜん地衣ちいばれる。構成こうせいする菌類きんるい複数ふくすう系統けいとうあることから、平行へいこうてき地衣ちいるい出現しゅつげんしたとかんがえられている。

菌類きんるい進化しんか植物しょくぶつ[編集へんしゅう]

菌類きんるい植物しょくぶつとの関係かんけいふかく、動物どうぶつとの関係かんけいははるかにうすい。たとえば植物しょくぶつ寄生きせいきんにはじつおおくの種類しゅるい存在そんざいし、サビキンクロボキンなど、つなレベルのおおきな分類ぶんるいぐんまるごと植物しょくぶつ寄生きせいであるれいられる。それにくらべると動物どうぶつ寄生きせいのものははるかにすくない。また、その遺体いたい分解ぶんかいする場合ばあいにも、動物どうぶつ遺体いたいしゅとして細菌さいきんるいによって分解ぶんかいされ、植物しょくぶつ遺体いたい菌類きんるい担当たんとうする傾向けいこうがある。また、共生きょうせい関係かんけいにおいても現在げんざいではほとんどの陸上りくじょう植物しょくぶつきんっていることがられている。また、このかたきん古生代こせいだいから存在そんざいしたらしい証拠しょうこつかっている。

他方たほう菌類きんるい進化しんかおも陸上りくじょうこったものとかんがえられる。接合せつごうきん嚢菌、担子きんはどれもだい部分ぶぶん陸生りくせいであり、水中すいちゅう生活せいかつのものはごくわずかである。そのてん植物しょくぶつかい主要しゅようぐんであるコケるい、シダるい種子しゅし植物しょくぶつ陸上りくじょう進化しんかしたものであり、両者りょうしゃのそれは並行へいこうてきである。このようなことから、菌類きんるい植物しょくぶつ共進きょうしんしてきたとかんがえる見方みかたがある。植物しょくぶつ陸上りくじょう進出しんしゅつ段階だんかい丈夫じょうぶ繊維せんいしつくき材木ざいもくとして発達はったつさせた。これを分解ぶんかいするように進化しんかしたのが嚢菌や担子きんではないかというのである。植物しょくぶつがわでもきんなどによって菌類きんるい恩恵おんけいけているから、両者りょうしゃきょう進化しんか関係かんけいにあるともえる。

分類ぶんるい[編集へんしゅう]

古典こてんてきには、きんかい大分おおいたるい以下いかのようになっていた[8]下記かきもんもんとしてあつかったれいもある。現在げんざいにおいても、教科書きょうかしょなどではこれを踏襲とうしゅうしていることがある。

古典こてんてき分類ぶんるい体系たいけい[編集へんしゅう]

これ以降いこうおおきい変更へんこうとしては、まず変形へんけいきんもんきんかいからはずされたことがげられる。上記じょうき体系たいけいではきんもんのみがきんかいとされた。また、むちきんふくめていたサカゲカビるいたまご菌類きんるいきんかいからはずされ、ストラメノパイル分類ぶんるいされるようになった。この見直みなおしできんかいからはずされたぐんときにせ菌類きんるいばれる。

21世紀せいき初頭しょとう現在げんざい菌類きんるい分類ぶんるい体系たいけいにははいつづけている。2007ねん見直みなおされた分類ぶんるい体系たいけいでは嚢菌もん担子きんもんツボカビもんコウマクキンもんネオカリマスティクスもん以上いじょう三門さんもんきゅうツボカビもん)、グロムスきんもんほろ胞子ほうしむしもん、およびもんとしての分類ぶんるいむずかしい4もんおもきゅう接合せつごうきんもん由来ゆらい)に分類ぶんるいされている (Hibbett et al. 2007 [9])。

国際こくさい原生げんせい生物せいぶつ学会がっかい分類ぶんるい体系たいけい[編集へんしゅう]

上位じょうい系統けいとう[編集へんしゅう]

国際こくさい原生げんせい生物せいぶつ学会がっかい(ISOP)がまとめ、改定かいていかえしているかく生物せいぶつ分類ぶんるい体系たいけいがあり、2020ねん現在げんざい最新さいしんばんである2019ねんのもの[10] では下記かき系統けいとう採用さいようされている:

アモルフェア

Amorphea

アメーボゾア

Amoebozoa(アメーバやねばきんふく系統けいとう

incertae sedis オバゾア

Obazoa

アプソモナスるい Apusomonadida
ブレビアータるい Breviatea
オピストコンタ

Opisthokonta

ホロゾア Holozoa 後生ごしょう動物どうぶつ Metazoaふく系統けいとう
ホロマイコータ Nucletmycea Rotosphaerida(ヌクレアリア、Fonticula などをふくむ)
菌類きんるい Fungi
ディアフォレティケス

Diaphoretickes

アーケプラスチダ Archaeplastida灰色はいいろ藻類そうるいべに藻類そうるい緑色みどりいろ植物しょくぶつふく系統けいとう
SAR Sarネコブカビるい不等ふとううずむち藻類そうるい繊毛せんもうむしるい放散ほうさんちゅうるいゆうあなむしるいふく系統けいとうふく系統けいとう
ハプチスタ Haptistaクリプチスタ Cryptista などいくつかのたん系統けいとうぐん
クルムス CRuMs など以上いじょうぞくさないいくつかのたん系統けいとうぐん

下位かい系統けいとう[編集へんしゅう]

おなじく国際こくさい原生げんせい生物せいぶつ学会がっかい(ISOP)の2020ねん現在げんざい最新さいしんばんである2019ねんのもの[10] では下記かき系統けいとう採用さいようされている:

オピストスポリディア[11] Opisthosporidia Aphelidea
Rozellidaロゼラぞく など)
ほろ胞子ほうしちゅう Microsporidia
コウマクノウキン Blastocladiales
ツボカビもん Chytridiomycota ツボカビつな Chytridiomycetes
ディカリア Dikarya 嚢菌もん Ascomycota
担子きんもん Basidiomycota
Incertae sedis エントリザきんつな Entorrhizomycetes
サヤミドロモドキつな Monoblepharidomycetes
ケカビもん Mucoromycota グロムスもん Glomeromycotina
クサレケカビ Mortierellaceae
ケカビもん Mucoromycotina
ネオカリマスティクス Neocallimastigaceae
フクロカビぞく Olpidium
トリモチカビもん Zoopagomycota ハエカビもん[12] Entomophthoromycotina
トリモチカビ Zoopagales
キックセラもん Kickxellomycotina

研究けんきゅう歴史れきし[編集へんしゅう]

はじめてキノコ以外いがいきん観察かんさつしたのは、17世紀せいき光学こうがく顕微鏡けんびきょう考案こうあんして細菌さいきん観察かんさつ成功せいこうしたレーウェンフックとされている。近代きんだい科学かがくとしてのきんがくはじまりはミケーリによるとされ、かれ著書ちょしょである『あたらしい植物しょくぶつるいNova plantarum genera』 (1727) のなかで900しゅおよきん記載きさいしている。かれはまた、きんじゅん培養ばいようこころみた人物じんぶつでもある[13]

細胞さいぼうかくという構造こうぞう有無うむ生物せいぶつ分類ぶんるいにとって重要じゅうよう差異さいであることは、19世紀せいきにはすでに認識にんしきされていた。たとえば原生げんせい生物せいぶつという言葉ことばはじめてもちいたエルンスト・ヘッケルは、細菌さいきんなどのなんの構造こうぞうたない生物せいぶつ原生げんせい生物せいぶつなかモネラとして区別くべつし、のちあいをここにふくめている[14]

生態せいたいけいにおける菌類きんるい[編集へんしゅう]

分解ぶんかいしゃとしての菌類きんるい[編集へんしゅう]

菌類きんるい栄養えいよう吸収きゅうしゅうするために、酵素こうそによって動植物どうしょくぶつ構成こうせいする高分子こうぶんし分解ぶんかいしている。 とくに、セルロースリグニンコラーゲンといったほか生物せいぶつにとって分解ぶんかいむずかしい高分子こうぶんし炭素たんそ窒素ちっそリンてい分子ぶんし化合かごうぶつ分解ぶんかいすることができるので、それらの物質ぶっしつ生態せいたいけいのサイクルにもど分解ぶんかいしゃとしての役割やくわりになっている。

たとえば、森林しんりんうちでは生産せいさんしゃである植物しょくぶつ現存げんそんりょうは、そのかなりの部分ぶぶんが、消費しょうひしゃまわまえざい落葉らくようなどの枯死こし(こし)部分ぶぶんとして蓄積ちくせきされる。これら植物しょくぶつ遺体いたい主成分しゅせいぶんセルロースリグニンであり、窒素ちっそ、リンなどの含有がんゆうりょうすくない。そのためおおくの動物どうぶつはこれを直接ちょくせつ利用りようすることができない。しかし、これを菌類きんるい分解ぶんかいし、なおかつ周囲しゅういから無機むき窒素ちっそ化合かごうぶつなどを吸収きゅうしゅうしてそのからだつくることで、動物どうぶつ植物しょくぶつ遺体いたい菌類きんるい同時どうじ摂取せっしゅし、それをえさとして利用りようすることが可能かのうになる。

共生きょうせい[編集へんしゅう]

菌類きんるい生物せいぶつ病気びょうき原因げんいんとなるが、その一方いっぽうおおくの菌類きんるい生物せいぶつ共生きょうせいしている。

地衣ちいるい菌類きんるい緑藻りょくそうシアノバクテリアとの共生きょうせいたいである[15]。維管たば植物しょくぶつ菌類きんるいとの共生きょうせいによって形成けいせいされる器官きかんきんばれる[16]きん植物しょくぶつ水分すいぶん養分ようぶん吸収きゅうしゅうするじょう重要じゅうよう役割やくわりたすことがあり、きん種類しゅるいによって植物しょくぶつたいしてしゅとしてリン供給きょうきゅうするものや窒素ちっそ供給きょうきゅうするもの、さらには有機物ゆうきぶつ供給きょうきゅうするものもられている。また,土壌どじょう病原菌びょうげんきんから植物しょくぶつ防御ぼうぎょする機能きのう場合ばあいもあると推測すいそくされている。一方いっぽう菌類きんるいがわ植物しょくぶつから同化どうか産物さんぶつ供給きょうきゅうされている。種子しゅし植物しょくぶつではランイチヤクソウ、シダ植物しょくぶつではマツバランハナヤスリヒカゲノカズラ植物しょくぶつ発芽はつが初期しょき特定とくてい菌類きんるいとの共生きょうせい成立せいりつしないと生育せいいくできない。植物しょくぶつなどの組織そしきない共生きょうせいしている菌類きんるいうちせいきん(エンドファイト)とばれ、その機能きのうについてはまだよくかっていないが摂食せっしょく阻害そがい物質ぶっしつなどの生成せいせい寄与きよしているとかんがえられるケースがられている。アーバスキュラーきんというかたきん陸上りくじょう植物しょくぶつのひどく広範囲こうはんいられるもので、やはり植物しょくぶつにとって有用ゆうよう栄養素えいようそなどの運搬うんぱんあずかっているらしい。

なお、ランムヨウランやイチヤクソウギンリョウソウなど、いくつかの種子しゅし植物しょくぶつ光合成こうごうせい色素しきそたず、地下ちかきんたよって生活せいかつしている。従来じゅうらいはこれをくさなま植物しょくぶつんだ。きんであるので、植物しょくぶつ菌類きんるい共生きょうせいることもあるが、最近さいきんではむしろ、植物しょくぶつ菌類きんるい一方いっぽうてき収奪しゅうだつしている寄生きせいとみなされている。かつてはネナシカズラなどとおなじような生息せいそく基質きしつへの寄生きせいて、土壌どじょうちゅう腐植ふしょくしつ寄生きせいしているとして死物しぶつ寄生きせいという言葉ことばもあった。最近さいきん研究けんきゅうでは、これらの植物しょくぶつ依存いぞんしている菌類きんるいしゅとして植物しょくぶつ共生きょうせいしているきんきん植物しょくぶつ病原菌びょうげんきん一部いちぶ木材もくざい腐朽ふきゅうきんであり、くさなま植物しょくぶつ菌類きんるいかいしてきている植物しょくぶつ枯死こし植物しょくぶつから、間接かんせつてき栄養分えいようぶん摂取せっしゅしていることがあきらかになりつつある。イチヤクソウ植物しょくぶつ光合成こうごうせいをするしゅであっても栽培さいばい困難こんなんなものがおおいが、これも菌類きんるいかいして周囲しゅういきん形成けいせい植物しょくぶつから栄養分えいようぶん収奪しゅうだつして生活せいかつしているためである。そのため、そとせいきん形成けいせいした樹木じゅもくとイチヤクソウるい一緒いっしょ鉢植はちうえにすると、長期間ちょうきかん栽培さいばい可能かのうであることが実証じっしょうされている。

昆虫こんちゅう菌類きんるいとの共生きょうせいられている。アンブロシアビートルと総称そうしょうされるキクイムシ菌類きんるい運搬うんぱんするためにマイカンギアとばれる器官きかんち,自身じしん樹幹じゅかんないったあなどう内側うちがわんだ菌類きんるい繁殖はんしょくさせ、それを摂食せっしょくしている。菌類きんるいがわからると、こうした昆虫こんちゅう菌類きんるい生育せいいくてきした環境かんきょう運搬うんぱんしていることになり、菌類きんるい分散ぶんさん寄与きよしているとかんがえられる。また,熱帯ねったいハチハキリアリと、シロアリ高等こうとうシロアリの一部いちぶは、巨大きょだいつくり、そのなか外部がいぶから植物しょくぶつへんはこみ、かみくだいて「苗床なえどこ」をつくり、そこで菌類きんるいを「栽培さいばい」し、食料しょくりょうとしている[17]。シロアリにおいては、外部がいぶ菌類きんるいがシロアリのたまご擬態ぎたいしてきんかく保護ほごさせるターマイトボールというものも発見はっけんされている。

人類じんるいとのかかわり[編集へんしゅう]

食材しょくざい食品しょくひん加工かこう薬品やくひん[編集へんしゅう]

人間にんげんふるくからキノコを食品しょくひんとして利用りようしてきた。世界せかい存在そんざいするやく10000しゅのキノコのうち、食用しょくようキノコとなるものはやく1000しゅあるとされ、日本にっぽんでは80しゅから100しゅ食用しょくようとされている[18]ぜん世界せかい食用しょくようキノコのうち30しゅシイタケエリンギのようにキノコ栽培さいばいされているものはすくなく、おおくの食用しょくようキノコは栽培さいばいされていない[18]乾燥かんそうさせたしキノコドイツばん乾燥かんそうキノコ)は、ビタミンDやB1が増加ぞうかするなどの栄養えいよう変化へんかきる[19]

各種かくしゅ発酵はっこう産業さんぎょうにおいて、カビ酵母こうぼ細菌さいきんとともにもっと重要じゅうよう地位ちいめている[20]酵母こうぼブドウ糖ぶどうとうショとうエタノール発酵はっこうする。この能力のうりょくビールワイン日本酒にほんしゅといったアルコール飲料いんりょう醸造じょうぞうもちいられている[21]日本酒にほんしゅ焼酎しょうちゅう醤油じょうゆ味噌みそなど、日本にっぽん古来こらい発酵はっこう食品しょくひんでは、コウジカビ穀物こくもつ培養ばいようし、繁殖はんしょくさせたこうじ(こうじ)をもちいて醸造じょうぞうおこな[22]

パンには発酵はっこうのものも存在そんざいするが、酵母こうぼ(イースト)をもちいて発酵はっこうさせるとやわらかさや香気こうきおおきく向上こうじょう美味びみとなるため、一般いっぱんてきなパンのほとんどは酵母こうぼによる発酵はっこうたものである[23]。また、カビや酵母こうぼチーズつくるために重要じゅうよう役割やくわりはたしており、ブルーチーズやしろかびチーズなどがられている[24]鰹節かつおぶし食材しょくざい冷暗所れいあんしょ保管ほかんし、表面ひょうめんにカビをやせて熟成じゅくせいさせる[25] 食品しょくひんおおく、金華きんかハムもそのうちのひとつである。

そのほか、くさワイン生産せいさんには果実かじつにつくハイイロカビ必要ひつようであるなど、カビがかかわる食品しょくひん様々さまざまである。

菌類きんるいには様々さまざま有機ゆうき化合かごうぶつ生産せいさんするものがいる。たとえば、アオカビの一種いっしゅ抗生こうせい物質ぶっしつペニシリン生産せいさんする[26]。またほかにもシクロスポリン[27]クレスチン[28] などが菌類きんるい由来ゆらいする薬品やくひんとしてもちいられてきた。 ベニテングタケたけしどくアルカロイドアミノ酸あみのさんふくんでいる。マジックマッシュルームのように動物どうぶつ中枢ちゅうすう神経しんけい作用さようし、幻覚げんかく症状しょうじょうこす成分せいぶんふくんでいる菌類きんるいもある。

病原びょうげんたいとしての菌類きんるい[編集へんしゅう]

植物しょくぶつ病原菌びょうげんきん[編集へんしゅう]

様々さまざま植物しょくぶつ寄生きせいする菌類きんるいられている。なかには農作物のうさくもつ重大じゅうだい被害ひがいあたえるものも多々たたある。植物しょくぶつ寄生きせいする菌類きんるい様々さまざまぐんふくまれる。代表だいひょうてきなものを以下いかげる。

なお、たまご菌類きんるいにも植物しょくぶつ寄生きせいきんがあり、アブラナしろさびびょうなど菌類きんるいこすものと病気びょうきられる。

きんしょう[編集へんしゅう]

菌類きんるいによって、ヒトやその動物どうぶつ感染かんせんする病気びょうき感染かんせんしょう)として、白癬はくせんきんによる白癬はくせん水虫みずむしたむし、およびしらくも)やカンジダによるカンジダしょう、マラセチアによるあぶらせい湿疹しっしんクリプトコックスによるクリプトコックスしょうアスペルギルスによるアスペルギルスしょうプネウモキスチス(ニューモシスチス)によるニューモシスチス肺炎はいえんがあり、臨床りんしょうてき問題もんだいとなっている。

医学いがくおよ獣医じゅういがく領域りょういきにおいては、菌類きんるいを『きん』とび、その学問がくもんきんがくしょうする。きんによる感染かんせんしょう一般いっぱんきんしょうばれ、患部かんぶ皮膚ひふ角質かくしつまり真皮しんぴおよばないおもてざいせいきんしょうと、患部かんぶ真皮しんぴ以降いこう皮下ひか組織そしきにおよぶ深部しんぶひょうざいせいきんしょうや、のうはい心臓しんぞうなどの内部ないぶ臓器ぞうきまでおよふかざいせいきんしょう全身ぜんしんせいきんしょう内臓ないぞうきんしょう)に大別たいべつされる[13]おも皮膚ひふ領域りょういきあつかぜん両者りょうしゃと、内科ないかけいあつか後者こうしゃでは、病気びょうき性質せいしつおおきくことなり、治療ちりょうほうおよび、使用しよう可能かのう薬剤やくざいこうきんやく)もことなる。

これらの病原菌びょうげんきんは、糖類とうるいからなるキチンしつ強固きょうこ細胞さいぼうかべっているのみならず、人体じんたいおなかく生物せいぶつであるため、菌類きんるい細胞さいぼうだけに損傷そんしょうあたえて人体じんたい組織そしきがいすくない薬物やくぶつは、非常ひじょうかぎられたものとなる。そのため、原核げんかく生物せいぶつであり、非対称ひたいしょうてき細菌さいきんのみにおおきな損傷そんしょうあたえることのできる抗生こうせい物質ぶっしつおお発見はっけんされている細菌さいきんによる感染かんせんしょうくらべ、治療ちりょう困難こんなんである[13]白癬はくせんきんによる水虫みずむしこうきんやく開発かいはつすれば「ノーベルしょうれる」とわれるのはこのため)。

また、ふかざいせいきんしょう日和見ひよりみ感染かんせんしょう色彩しきさいつよく、診断しんだん困難こんなんであることから症例しょうれい増加ぞうか一途いっとにあり、致命ちめいりつたかい。また世界せかいにおける風土病ふうどびょうが、おもあつ輸入ゆにゅう感染かんせんしょうとして日本にっぽん発症はっしょうする事例じれい増加ぞうかしている。医学いがく医療いりょう高度こうど国民こくみん高齢こうれい、および国際こくさい交流こうりゅう普遍ふへん背景はいけいに、きんしょう教育きょういく研究けんきゅう、および臨床りんしょう充実じゅうじつさせることが期待きたいされる。

生物せいぶつ農薬のうやく[編集へんしゅう]

動植物どうしょくぶつへの寄生きせい利用りようして、害虫がいちゅう雑草ざっそうふせ生物せいぶつ農薬のうやくとして使つかわれる菌類きんるいがある。

その[編集へんしゅう]

このほかに、菌類きんるい生産せいさんする毒素どくそどくキノコカビどく)による中毒ちゅうどくしょうや、アレルギーしょうといった病気びょうき原因げんいんでもある[13]

出典しゅってん[編集へんしゅう]

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参考さんこう文献ぶんけん[編集へんしゅう]

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関連かんれん項目こうもく[編集へんしゅう]

外部がいぶリンク[編集へんしゅう]