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つめキスト

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』

つめキスト(つめきすと)とは詰将棋つめしょうぎ創作そうさくする人物じんぶつ通称つうしょう詰将棋つめしょうぎ作家さっか簡略かんりゃくしたものである。

また、鑑賞かんしょう解答かいとうをする人物じんぶつにも使つかわれる場合ばあいがある。

概説がいせつ

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詰将棋つめしょうぎとは将棋しょうぎのルールをもちいたパズルの名前なまえで、一般いっぱん相手あいて玉将ぎょくしょうめるものとなっている。

家元いえもとによる献上けんじょう図式ずしき伝統でんとう途絶とだえた江戸えど時代じだい後期こうき詰将棋つめしょうぎかいでは、200きょく作品さくひんしゅうのこした桑原くわばらくんなか最後さいごるべき作品さくひん登場とうじょうすることもなく、明治めいじ時代じだいはいっても不毛ふもう時代じだいつづいたが、大正たいしょう時代じだい末期まっきになり発刊はっかんされた『将棋しょうぎ月報げっぽう』が詰将棋つめしょうぎ復活ふっかつ契機けいきとなったとされている。当時とうじ代表だいひょうてき詰将棋つめしょうぎ作家さっかとしては酒井さかいかつら丸山まるやまただしため塚田つかだ正夫まさお杉本すぎもとけんあき里見さとみ義周よしちか田辺たなべ重信しげのぶ山田やまだ芳久よしひさ今田いまだ正一しょういち有馬ありま康晴やすはる有馬ありま頼寧よりやす)のげられるが、塚田つかだ以外いがいはアマチュアであり、アマチュア作家さっか本流ほんりゅうとなったてん江戸えどとの相違そういてん指摘してきされている。『将棋しょうぎ月報げっぽう』は昭和しょうわ19ねん廃刊はいかんとなったが、その同人どうじん戦後せんごになり『詰将棋つめしょうぎパラダイス』を発刊はっかんし、『近代きんだい将棋しょうぎ』『かざぐるま』『つめ棋界きかい』など詰将棋つめしょうぎ作家さっか活躍かつやく舞台ぶたい増加ぞうか現代げんだい詰将棋つめしょうぎかい興隆こうりゅう原動力げんどうりょくとなった。


代表だいひょうてきつめキスト

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  • 黒川くろかわ一郎いちろう
  • ななじょうけんさん秋葉原あきはばらラジオ会館かいかん創業そうぎょうしゃ
  • 駒場こまば和男かずお
  • 大塚おおつか敏男としお
  • 山田やまだ修司しゅうじ
  • かしわがわ悦夫えつお
  • 岡田おかださとし
  • 酒井さかい克彦かつひこ
  • 田中たなかいたる
  • 上田うえだ吉一よしかず
  • 若島わかしまただし
  • 山本やまもと昭一しょういち
  • 山崎やまざきたかし
  • 森長もりなが宏明ひろあき
  • 柳田やなぎだあきら
  • 伊藤いとうただし
  • 藤本ふじもとかず
  • 添川そえかわ公司こうじ
  • 橋本はしもと孝治こうじミクロコスモス創作そうさく
  • 相馬そうま康幸やすゆき
  • 田島たじま秀男ひでお
  • 相馬そうま慎一しんいち
  • 加藤かとうとおる

参考さんこう文献ぶんけん

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  • 全日本ぜんにほん詰将棋つめしょうぎ連盟れんめいよんひゃくにんいちきょくしゅう
  • ぞくむやまざるや』(門脇かどわき芳雄よしおへん)、平凡社へいぼんしゃ東洋文庫とうようぶんこISBN 4582803350