趙ちょう巧たくみ雲くも

趙ちょう巧たくみ雲くも（ちょうこううん、1110年ねん - ?）は、北きた宋そうの徽宗の第だい16皇女おうじょ（夭逝ようせいを除のぞいて第だい8皇女おうじょ）。

経歴けいれき

永えい嘉よしみ郡ぐん君くん喬たかし氏し（後のちに才人さいじんとなった。喬たかし貴き妃ひとは別人べつじん）の娘むすめとして生うまれた。大観たいかん4年ねん（1110年ねん）春はるに生うまれ、7月がつ8日にちに顕あらわ福ぶく公主こうしゅの位いを授さづけられた。政和まさかず3年ねん（1113年ねん）閏うるう4月がつ、顕あらわ福ぶく帝みかど姫ひめの位いを改あらため授された。宣せん和わ7年ねん（1125年ねん）8月がつ、顕徳けんとく帝みかど姫ひめを再さい授され、劉りゅう文彦ふみひこに降嫁こうかした。

靖やすし康やすしの変へん後ご、金きむに連行れんこうされ、金かねの天てん会かい6年ねん（1128年ねん）8月がつに洗あらい衣ころも院いんに下くだされた。以後いごの動静どうせいは不明ふめいであるが、『三朝みささ北きた盟めい会かい編へん』（1162年ねん完成かんせい）によると、同書どうしょの頃ころまでに金かねで没ぼっしていたという。

伝記でんき資料しりょう

『靖やすし康かん稗史はいし箋證』
『皇すめらぎ第だい十じゅう六女特封顕福公主制』
『顕あらわ福ぶく公主こうしゅ特とく改あらため封ふう顕あらわ福ぶく帝みかど姫ひめ制せい』
『三朝みささ北きた盟めい会かい編へん』