鈴屋すずや

株式会社かぶしきがいしゃ 鈴屋すずや

種類しゅるい	株式会社かぶしきがいしゃ
市場いちば情報じょうほう	非ひ上場じょうじょう
本社ほんしゃ所在地しょざいち	日本にっぽん 〒150-0034 東京とうきょう都と渋谷しぶや区く代官山だいかんやま町まち2-7 シャトレ代官山だいかんやま102号ごう
設立せつりつ	1909年ねん6月がつ
業種ぎょうしゅ	繊維せんい製品せいひん
法人ほうじん番号ばんごう	2010001047450
事業じぎょう内容ないよう	ファッション性せいの高たかい服飾ふくしょく品ひんに関かんする企画きかく、製造せいぞう、販売はんばい
代表だいひょう者しゃ	代表だいひょう取締役とりしまりやく会長かいちょう　鈴木すずき 義雄よしお 代表だいひょう取締役とりしまりやく副ふく会長かいちょう　鈴木すずき 健司けんじ 代表だいひょう取締役とりしまりやく社長しゃちょう　鈴木すずき 教きょう世よ
資本しほん金きん	5,000万まん円えん
外部がいぶリンク	http://suzuya-net.co.jp/

鈴屋すずや（すずや）は、東京とうきょうを拠点きょてんに、服飾ふくしょく品ひんの企画きかく・製造せいぞう・販売はんばいを行おこなっている企業きぎょうである。

かつては、三愛さんあい、鈴丹すずたんなどとともに、婦人ふじん服ふく専門せんもん店てん大手おおての一角いっかくにあった。特とくに1960年代ねんだいから1970年代ねんだいにかけては、日本にっぽんのファッション界かいをリードする存在そんざいのひとつであった。

概要がいよう

青山あおやまベルコモンズ
（2010年ねん）

鈴屋すずやは、日本にっぽんで最初さいしょにファッション・スペシャリティ・ストアー（ファッション専門せんもん店てん）を目指めざした企業きぎょうであり、昭和しょうわ30年代ねんだいから昭和しょうわ50年代ねんだいにかけて、日本にっぽんのカジュアル・ファッション界かいにおけるリーディング・カンパニーのひとつとして存在そんざいしていた。

20代だい-30代だいの女性じょせいを主おも対象たいしょうとしたブランド『SUZUYA』で知しられたほか、1976年ねん（昭和しょうわ51年ねん）には東京とうきょう・青山あおやまにファッションビル「青山あおやまベルコモンズ」を開業かいぎょうした。最盛さいせい期きの1988年ねん（昭和しょうわ63年ねん）時点じてんでは、全国ぜんこくに約やく300店舗てんぽを展開てんかいし、香港ほんこんには工場こうじょうも有ゆうしていたが、1990年代ねんだい以降いこうの売うり上あげ減少げんしょうと不動産ふどうさん購入こうにゅうや財ざいテクによる借入金かりいれきん増大ぞうだいとその利子りし負担ふたんから、1997年ねん（平成へいせい9年ねん）には一いち度ど倒産とうさんしている。

歴史れきし

創業そうぎょう

会社かいしゃの創業そうぎょうは、1909年ねん（明治めいじ42年ねん）で、鈴木すずき房吉ふさきちが開業かいぎょうした、「鈴木すずきシャツ被服ひふく店てん」が始はじまりである。その後ご、店みせは太平洋戦争たいへいようせんそう後ごの1951年ねん（昭和しょうわ26年ねん）に法人ほうじん化かされた。

婦人ふじん服ふく専門せんもん店てん

1954年ねん（昭和しょうわ29年ねん）、後のちに社長しゃちょうとなる鈴木すずき義雄よしお（鈴木すずき房吉ふさきちの実子じっし）が専務せんむとして入社にゅうしゃ、婦人ふじん服ふく専門せんもん店てんとするとともに、ブランド「SUZUYA（スズヤ）」を始はじめた。鈴木すずきは、後のちに日本にっぽんチェーンストア協会きょうかい副ふく会長かいちょう、日本にっぽん小売こうり協会きょうかい副ふく会長かいちょう、日本にっぽん専門せんもん店てん協会きょうかい会長かいちょうを歴任れきにんするなどしている。

1962年ねん（昭和しょうわ37年ねん）に鈴木すずき義雄よしおは社長しゃちょうに就任しゅうにんする。東京とうきょう、大阪おおさかをはじめ、日本にっぽん全国ぜんこくに展開てんかいするとともに、1972年ねん（昭和しょうわ47年ねん）にはパリ・シャンゼリゼ店みせ、翌年よくねんには香港ほんこん店みせを出店しゅってんした。

しかしバブル経済けいざい崩壊ほうかい後ごの1990年代ねんだいになると、衣料いりょう販売はんばいの不振ふしんが続つづくようになり、1994年ねん（平成へいせい6年ねん）の業績ぎょうせきは赤字あかじに転落てんらくした。経営けいえいの改善かいぜんを迫せまられた鈴屋すずやは、保有ほゆう資産しさんの活用かつようのために東京とうきょう都心としんや地方ちほうの大型おおがた店舗てんぽの運営うんえいの業務ぎょうむ提携ていけいや委託いたくへの転換てんかんを進すすめるようになり、1995年ねん（平成へいせい7年ねん）8月がつには渋谷しぶや店てん（東京とうきょう・渋谷しぶや）がサンドラッグに、11月には新宿しんじゅく店てん（東京とうきょう・新宿しんじゅく）がツタヤへとかわった。また、ツタヤを運営うんえいするカルチュア・コンビニエンス・クラブ（CCC）とは、広範囲こうはんいでの業務ぎょうむ提携ていけいを目指めざすこととなった。

倒産とうさん・再建さいけん

鈴屋すずやの経営けいえい悪化あっかは、1995年ねん（平成へいせい7年ねん）末まつにはさらに深刻しんこく化か、自主じしゅ再建さいけんが試こころみられたものの、翌よく1996年ねん（平成へいせい8年ねん）9月がつには、メインバンクであった第一勧業銀行だいいちかんぎょうぎんこう（当時とうじ）による支援しえんが打うち切きられた。それでも同年どうねん末まつには、住金物産すみきんぶっさん、住友商事すみともしょうじ、鈴乃屋すずのやの3社しゃ主導しゅどうによる再建さいけん計画けいかくがまとまりかけたが、当時とうじ銅どうの不正ふせい取引とりひき事件じけんの当事とうじ者しゃとなっていた住友商事すみともしょうじが、自社じしゃのリスク回避かいひなどを理由りゆうとして支援しえん計画けいかくを撤回てっかいした。鈴屋すずやは、1995年ねん（平成へいせい7年ねん）2月がつ期き、さらに翌よく1996年ねん（平成へいせい8年ねん）2月がつ期きと、いずれも赤字あかじ決算けっさんであった。

1997年ねん（平成へいせい9年ねん）2月がつ24日にち、7億おく円えんの手形てがたの不渡ふわたりが確実かくじつとなった鈴屋すずやは東京とうきょう地方裁判所ちほうさいばんしょに和議わぎを申請しんせいし、事実じじつ上じょう倒産とうさんした。この時点じてんで鈴すず屋やは日本にっぽん国内こくないに約やく200店舗てんぽを有ゆうしていたが、これらの事業じぎょうは和議わぎ申請しんせい後ごにも継続けいぞくされるとされた。また、和議わぎ申請しんせい時じ、鈴屋すずやの資本しほん金きんは1億おく9,900万まん円えん、従業じゅうぎょう員いんは約やく1,000名めいであった。

店舗てんぽ数すうは68店てん、2007年ねん（平成へいせい19年ねん）度どの売上うりあげは約やく89億おく円えんとなっている。

鈴屋すずや出身しゅっしんの人物じんぶつ

鈴屋すずやでの勤務きんむ歴れきを経へて独立どくりつ、著ちょ明あかりな功績こうせきを残のこした人物じんぶつには、ファイブフォックス社長しゃちょうの上田うえだ稔夫としお、カルチュア・コンビニエンス・クラブ（ツタヤ）創業そうぎょう者しゃの増田ますだ宗そう昭あきら、ユナイテッドアローズの栗野くりの宏文ひろふみ、ファッションビジネスコンサルタントの小島こじま健輔けんすけらがいる。また、バイヤーで実業じつぎょう家かの岩いわ高だか要子ようこ、笑顔えがおの経営けいえいコンサルタント門川かどがわ義彦よしひこも鈴屋すずや出身しゅっしんである。

企業きぎょうデータ

• 本社ほんしゃ: 〒150-0034東京とうきょう都と渋谷しぶや区く代官山だいかんやま町まち2-7 シャトレ代官山だいかんやま102号ごう
• 代表だいひょう取締役とりしまりやく社長しゃちょう: 鈴木すずき教きょう世よ
• 代表だいひょう取締役とりしまりやく副ふく会長かいちょう: 鈴木すずき健司けんじ

外部がいぶリンク

• 株式会社かぶしきがいしゃ鈴屋すずや