記録 媒体
CD-ROM、DVD-ROM、BD-ROMなどの
種類 ・用途
[磁気 磁気 テープ - ポリエステルなどの樹脂 で作 られたテープに磁性 体 を塗布 して、映像 や音楽 、コンピュータのプログラムやデータなどを磁気 で記録 するもの。大 容量 のデータを安価 に記録 出来 、かつ耐久 性 に優 れているがランダムアクセスは出来 ないため、大量 の情報 を記録 する必要 があるが頻繁 には利用 されない場合 (企業 における情報 のバックアップなど)に用 いられる。コンシューマー用途 としては、フロッピーディスクが普及 する以前 に、コンパクトカセットがコンピュータのデータ記録 メディアとして活用 された。音楽 録音 用途 においてもコンパクトカセットが用 いられている。- DDS(デジタル・データ・ストレージ) - DAT
技術 を利用 した大 容量 補助 記憶 装置 。業務 用 に使 われる。
- DDS(デジタル・データ・ストレージ) - DAT
磁気 ディスク- ハードディスクドライブ(HDD) - アルミニウム(
過去 にガラスのものもあった)の円盤 に磁性 体 を塗布 して、映像 や音楽 、コンピュータのプログラムやデータなどを磁気 で記録 するもの。大量 のデータを保存 することができ、2009年 現在 の最大 容量 は3.5インチサイズの単一 HDDで2テラバイトに達 している。容量 当 たりの単価 が安価 であり、アクセススピードにも優 れていることからパーソナルコンピュータ・サーバなどのコンピュータに広 く使 われている。信頼 性 の観点 から、業務 用 機器 ではRAIDなどで危険 分散 をはかっている。 - フロッピーディスク(FD) -
薄 いポリエステル円盤 に磁性 体 を塗布 して、データを磁気 で記録 するもの。出現 当初 は、ドライブ機器 が高価 であったため普及 していなかったが、PCの普及 に伴 い価格 が下 がり、急激 に普及 した。8インチ、5インチ、3.5インチ等 の種類 があり、片面 /両面 記録 や記録 密度 で更 に区分 された。磁気 テープと異 なり、記録 できる情報 は少 ないがランダムアクセスが可能 である。一般 的 に1枚 あたり1.2から1.4 MBが記録 可能 である(両面 HDフォーマットの場合 )。
- ハードディスクドライブ(HDD) - アルミニウム(
光 光 ディスク- レーザーディスク(LD) -
直径 30センチの両面 書 き込 み可能 なディスクで、最大 2時 間 の映像 を記録 することが可能 である。しかし、一般 家庭 での書 き込 みが不能 で読 み取 り専用 、材料 の劣化 が早 いなどの問題 点 があり、DVDの普及 に伴 って2007年 3月 にディスクの製造 は終了 した。他 にレーザーディスクカラオケなどに利用 されていた。 - コンパクトディスク (CD)、DVD、Blu-ray Disc(BD)-
直径 は8センチまたは12センチ。最大 容量 はCDが900 MB程度 、DVDは片面 1層 で4.7 GB、片面 2層 で8.5 GB、両面 1層 で 9.4GB、BDは4層 で128 GB。データ、音声 、映像 の記録 およびフロッピーディスクと同様 にランダムアクセスが可能 で生産 性 に優 れている。読 み込 み専用 (CD-ROM、DVD-ROM、BD-ROM)、書 き込 み後 に改変 不可能 (CD-R、DVD-R、BD-R)、約 1000回 程度 の書 き換 えが可能 (CD-RE、DVD-RE、BD-RE)なディスクがある。
- レーザーディスク(LD) -
光 磁気 光 磁気 ディスク(MO) - カートリッジに保護 されることで傷 、埃 に強 く、耐久 性 に優 れた長寿 命 の記録 媒体 で1000万 回 の書 き換 えに耐 えるとされる。サイズは8インチ、5.25インチ、3.5インチがあり、3.5インチのMOは128 MBから2.3 GBまで6種類 の記録 媒体 がある。書 き換 えに専用 のアプリケーションを必要 とせず、フロッピーディスクと同 じような使 い勝手 でデータの保存 に用 いる。ただし2020年 現在 、民生 用 3.5インチドライブの生産 は終了 されている。- ミニディスク(MD) - ソニーが
開発 した小型 の光 磁気 ディスクで、データおよび音声 の保存 に用 いる。音声 はATRAC方式 で記録 される。記録 再生 ドライブの生産 は終了 されている。
半導体 - フラッシュメモリ
- ソリッドステートドライブ(SSD:Solid State Drive) -
入出力 をHDDと同等 の規格 (シリアルATAなど)にしたフラッシュメモリで、コンピュータの起動 ディスクとして使用 可能 な記録 媒体 。駆動 部 がないためシーク時間 がHDDと比較 して短 く、高速 なランダムアクセスができる。またHDDと比較 して消費 電力 が低 く、振動 や衝撃 に耐久 性 があるため、ノートパソコンなどの携帯 機器 で記録 媒体 として用 いられる。 - メモリーカード -
半導体 メモリー(フラッシュメモリ)を使 うため、可動 部 がなく一般 的 には低 消費 電力 である。ビットあたりの単価 が登場 当初 は1 GBあたり10万 円 で高価 であったが、その後 技術 改良 や普及 によりコストダウンした。薄型 でカードのような外見 をもつ。比較的 小 容量 でよいデジタルカメラや携帯 電話 のデータメディアとして普及 した。メモリーカードを使 うタイプのカムコーダやデジタルオーディオプレーヤーもある。 - USBメモリ - USBポートを
用 いてデータを転送 する、手軽 な補助 記憶 装置 。
- ソリッドステートドライブ(SSD:Solid State Drive) -
- フラッシュメモリ
仕様
[テープタイプ
[ディスクタイプ
[- カートリッジ -- ディスクを
保護 するためのプラスチック製 のケースのこと。CDなど、一部 のメディアには存在 しない - シャッター -- カートリッジに
設 けられた、記録 面 にアクセスするための孔 を塞 ぐための機構 。これにより記録 面 が汚 れたり傷 つくのを防 ぐ。一部 のメディアはカートリッジ式 でも存在 しない - レーベル
面 --信号 が記録 されていない、内容 を表 す写真 などが印刷 されたディスクの面 のこと。CDやDVD、Blu-ray Discのみに存在 する 記録 面 --信号 が記録 されているディスクの面 のこと- セクタ -- ディスクメディアの
最小 単位 。このセクタ単位 でしか読 み書 きできない。 - クラスタ -- セクタをいくつかまとめた、データ
本体 の記録 単位 。File Allocation Tableを使用 したファイルシステム上 での、読 み書 き最小 単位 。 - トラック -- ディスクに
設 けられた、信号 を記録 する部分 。螺旋 状 または同心円 状 に作 られている。ディスクによっては溝 として物理 的 に設 けられており、溝 をグルーブ、グルーブとグルーブの間 をランドという。ランドのみに信号 を記録 するランド記録 、グルーブのみに記録 するグルーブ記録 、ランドとグルーブの両方 に記録 するランド&グルーブ記録 とがあり、左 から順 に記憶 容量 が向上 していく - シリンダ -- ハードディスクにおいて、
各 プラッタの同 一 同心円 上 のトラックをひとまとめにした円筒 形 の領域 - スピンドルホール -- スピンドルモーターの
回転 軸 を通 す孔 のこと 記録 マーク -- 0と1を表 す部分 のこと。CD-ROMやDVD-ROMにおけるピット[1]を記録 マークと考 えて差 し支 えない。この記録 マークの形成 方法 にはマークポジション記録 とマークエッジ記録 とがある。前者 は記録 マークを1、その他 を0として記録 する方式 。後者 は記録 は記録 マークの端点 を1、その他 を(記録 マークが形成 されていても)0として記録 する方式 。記録 マークが多少 大 きくても記録 密度 の向上 が可能 回転 制御 方式 -- ディスクの回転 の制御 の方法 のこと。方式 によって記録 密度 とシークタイムが変 わってくる。- CAV -- CAVとはConstant Angular Velocity、つまり
角速度 一定 という制御 方式 で、ディスクの回転 数 と記録 回数 が一定 であるため、外周 に向 かうにしたがって記録 密度 が低下 してしまう。しかし、CAVはシークタイムが短 く済 む。この方式 はフロッピーで採用 されている。 - ZCAV(ZBR) -- Zoned CAVのことで、
外周 に向 かうにしたがって記録 周波数 を変化 させることで記録 回数 を変 え、外周 でも記録 密度 を一定 に保 つことが出来 た。また、回転 数 は一定 であるためシークタイムは短 い。主 にHDDや230MB以降 の3.5インチMOで採用 されている。 - CLV -- CLVとはConstant Liner Velocity、
線 速度 一定 。ディスクの回転 数 を変化 させることでトラックの記録 密度 を一定 に保 つ方式 。しかし、ディスクの回転 数 を変化 させなければならず、シークタイムが伸 び悩 む。CDやDVDに採用 されている。 - ZCLV -- Zoned CLV。
媒体 の半径 方向 でセクタ数 が異 なるように複数 のゾーンに分 け、それぞれのゾーンで回転 数 を変化 させることで記録 密度 の向上 を図 る方式 。DVD-RAMに採用 されている。 - PCAV(パーシャルCAV) -- CAVとCLVを
組 み合 わせた方式 。Professional Discに「自動 最適 化 モード」として採用 されている。
- CAV -- CAVとはConstant Angular Velocity、つまり
メモリータイプ
[弱点
[磁気 テープ・磁気 ディスク
[フロッピーディスク、ハードディスクなどが
テープ
光 ディスク
[レーザーディスク、コンパクトディスク、DVDなどが
光 磁気 ディスク
[カートリッジに
半導体 メモリ
[フラッシュメモリを
寿命
[書 き込 み・書 き換 えの上限
[その他 の要因
[石英 ガラスを使 った記憶 媒体 の可能 性
[2014
出典
[- ^ “
電子 媒体 で申請 するに当 たっての注意 事項 ”.厚生 労働 省 . 2022年 1月 8日 閲覧 。 - ^ “
電子 媒体 申請 ”.日本 年金 機構 (2021年 4月 1日 ). 2022年 1月 8日 閲覧 。 - ^
渡辺 康一 ,渡部 隆夫 ,塩澤 学 , et al. 2013 「恒久 的 データアーカイブに向 けた石英 ガラスへの記録 再生 技術 (固体 メモリ・媒体 ,一般 )」『電子 情報 通信 学会 技術 研究 報告 . MR,磁気 記録 』 113(127):35-36