青木あおき勇人はやと (野球やきゅう)

青木あおき 勇人はやと

埼玉さいたま西武せいぶライオンズ 投手とうしゅコーチ #93
広島ひろしま選手せんしゅ時代じだい （2008年ねん6月がつ27日にち 阪神はんしん甲子園こうしえん球場きゅうじょうにて）
基本きほん情報じょうほう
国籍こくせき	日本にっぽん
出身しゅっしん地ち	東京とうきょう都と江戸川えどがわ区く
生年月日せいねんがっぴ	(1977-05-06) 1977年ねん5月6日にち（47歳さい）
身長しんちょう 体重たいじゅう	173 cm 80 kg
選手せんしゅ情報じょうほう
投球とうきゅう・打席だせき	右みぎ投とう右みぎ打だ
ポジション	投手とうしゅ
プロ入いり	1999年ねん ドラフト6位い
初はつ出場しゅつじょう	2000年ねん7月がつ12日にち
最終さいしゅう出場しゅつじょう	2010年ねん5月がつ1日にち
経歴けいれき（括弧かっこ内ないはプロチーム在籍ざいせき年度ねんど）
選手せんしゅ歴れき
修徳高等学校しゅうとくこうとうがっこう (硬式こうしき→軟式なんしき) 同志社大学どうししゃだいがく (準じゅん硬式こうしき) 西武せいぶライオンズ (2000 - 2006) 広島東洋ひろしまとうようカープ (2006 - 2010)
コーチ歴れき
広島東洋ひろしまとうようカープ (2011 - 2019) 埼玉さいたま西武せいぶライオンズ (2020 - )
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青木あおき 勇人はやと（あおき はやと、1977年ねん5月6日にち - ）は、東京とうきょう都と江戸川えどがわ区く出身しゅっしんの元もとプロ野球やきゅう選手せんしゅ（投手とうしゅ、右みぎ投とう右みぎ打だ）。2020年ねんから埼玉さいたま西武せいぶライオンズの投手とうしゅコーチを務つとめる。

中学ちゅうがく・高校こうこうでは軟式なんしき野球やきゅう、大学だいがくでは準じゅん硬式こうしき野球やきゅうをしており、硬式こうしきの経験けいけんが長ながくないながらプロ野球やきゅうに入はいった異色いしょくの選手せんしゅ。

経歴けいれき

プロ入いり前まえ

幼少ようしょう期きは巨人きょじんファンで、桑田くわた真澄ますみ・斎藤さいとう雅樹まさき・原はら辰たつ徳とくらに憧あこがれていた。江戸川えどがわ区立くりつ上じょう一色いっしょく南みなみ小学校しょうがっこう1年ねんから野球やきゅうを始はじめ、中学ちゅうがく時代じだいも軟式なんしき野球やきゅう部ぶに所属しょぞくし、遊撃手ゆうげきしゅとして活躍かつやくした。

修徳高等学校しゅうとくこうとうがっこうに進学しんがくし、硬式こうしき野球やきゅう部ぶに入部にゅうぶしたが、本人ほんにんと推薦すいせん組ぐみの選手せんしゅ達たちとの間あいだにある待遇たいぐうの差さに、1か月げつで退すさ部ぶした。一時いちじは野球やきゅうを辞やめようと思おもったが、軟式なんしき野球やきゅう部ぶの監督かんとくに誘さそわれて軟式なんしきに転向てんこう。エース投手とうしゅとして活躍かつやくし、3年ねん時じは全国ぜんこく高等こうとう学校がっこう軟式なんしき野球やきゅう選手権せんしゅけん大会たいかいでベスト8に進出しんしゅつ。

一般いっぱん入試にゅうしで進学しんがくした同志社大学どうししゃだいがくでは準じゅん硬式こうしき野球やきゅう部ぶに所属しょぞく。1年ねん時じの全日本ぜんにほん大学だいがく準じゅん硬式こうしき野球やきゅう選手権せんしゅけん大会たいかいで優勝ゆうしょうする。準じゅん硬式こうしきの関西かんさい六ろく大学だいがくリーグでは通算つうさん28勝しょう、全ぜん公式こうしき戦せん39勝しょうを挙あげた。

1999年度ねんどドラフト会議かいぎで西武せいぶライオンズから6位い指名しめいを受うけ、入団にゅうだん。

西武せいぶ時代じだい

ドラフト6位いと下位かい指名しめいながら、1年ねん目めの2000年ねんから17試合しあいに登板とうばんし、防御ぼうぎょ率りつ2.60を記録きろく。2001年ねんには登板とうばん数すうを伸のばし、大事だいじな場面ばめんでの登板とうばんも増ふえ、46試合しあいで防御ぼうぎょ率りつ2.96、プロ初はつ勝利しょうりを含ふくむ4勝しょうを記録きろくした。2002年ねんも36試合しあいに登板とうばんした。3年ねん目めまでは126イニングで四死球ししきゅうは32とかなり少すくなく、主力しゅりょく投手とうしゅとして活躍かつやくした。

2002年ねんシーズン中ちゅうに肩かたを故障こしょう。2003年ねんに復帰ふっきするも、対たい大阪おおさか近鉄きんてつバファローズ戦せんにて中村なかむら紀洋のりひろに死球しきゅうを与あたえた時とき、青木あおきが帽子ぼうしに手てをやることもなかったため、そのことに激高げっこうしたタフィ・ローズに突つき飛とばされ、むち打うち症しょうになってしまう。西武せいぶ・小野おの賢二けんじ球団きゅうだん代表だいひょうはローズを暴力ぼうりょく行為こういとして刑事けいじ告訴こくそを示唆しさしたが、青木あおき本人ほんにんにその意思いしがないことや、リーグとは別べつに近鉄きんてつが独自どくじの処分しょぶんを科かしたことから、小野おのは「近鉄きんてつ球団きゅうだんの処置しょちを理解りかいし、これで一いち件けん落着らくちゃくとしたい」と判断はんだんした。

それによる降格こうかく以降いこうは思おもい切きりの良よさが消きえ、故障こしょうも重かさなり、低迷ていめいが続つづいた。これ以降いこう3年ねん連続れんぞく防御ぼうぎょ率りつ2桁けた台だいと不振ふしんに陥おちいった。

2006年ねん3月23日にち、福地ふくち寿樹ひさきとの交換こうかんトレードで広島東洋ひろしまとうようカープへ移籍いせき。

広島ひろしま時代じだい

2006年ねんは8試合しあいのみの登板とうばんだったが、被ひ安打あんだ4で防御ぼうぎょ率りつ0.00と安定あんていしていた。

2007年ねんは梅津うめづ智弘ともひろの不振ふしんと上野うえの弘文ひろふみの経験けいけん不足ふそくもあり、8月がつから中継なかつぎとして活躍かつやくし、防御ぼうぎょ率りつ3.00・15ホールドを挙あげた。四球しきゅうの少すくない投球とうきゅうで防御ぼうぎょ率りつは途中とちゅうまで1点てん台だいと、抑おさえの横山よこやま竜りゅう士しと共ともに安定あんていしていたが、終盤しゅうばんになって打うち込こまれるケースが多おおかった。9月1日にち、前田まえだ智徳とものりの通算つうさん2000本ほん安打あんだ達成たっせい試合しあいにおいて1/3回かい登板とうばんながら5年ねんぶりの勝利しょうりを挙あげた。

2008年ねんは前年ぜんねんから被ひ打率だりつが悪化あっかし、11試合しあいの登板とうばんに終おわった。2009年ねんは再ふたたび出場しゅつじょう機会きかいを増ふやし、29試合しあいに登板とうばんした。

2010年ねんは6試合しあいの出場しゅつじょうに留とまり、10月3日にちに戦力せんりょく外がい通告つうこくを受うけ、同年どうねん限かぎりで現役げんえきを引退いんたい。

引退いんたい後ご

2011年ねんからは広島ひろしまの三軍さんぐん投手とうしゅコーチを務つとめる。2019年ねん10月21日にち、同日どうじつ付づけで投手とうしゅ兼けん強化きょうかコーチを辞任じにんした。

2019年ねん10月がつ25日にち、2020年ねんより埼玉さいたま西武せいぶライオンズの三軍さんぐん投手とうしゅコーチを務つとめることが発表はっぴょうされた。2022年ねんからは一軍いちぐん投手とうしゅコーチへ配置はいち転換てんかんされ、同年どうねん担当たんとうしたブルペン陣じんがリーグトップのチーム防御ぼうぎょ率りつ2.31、平良たいら海馬かいば、水上みずかみ由ゆかり伸しんは最優秀さいゆうしゅう中継なかつぎ投手とうしゅのタイトルを獲得かくとくした。

エピソード

2000年ねん8月がつ7日にちのオリックス対たい西武せいぶ19回戦かいせん（グリぐりーンスタジアム神戸んすたじあむこうべ）において、9回かい表ひょう二死にし満塁まんるいの場面ばめんで代打だいだとして登場とうじょうした投手とうしゅの松坂まつさか大輔だいすけが2点てん適時てきじ打だを放はなったが、青木あおきはその直後ちょくごに松坂まつさかの代走だいそうとして出場しゅつじょうしている。これは西武せいぶベンチが野手やしゅを全員ぜんいん使つかい切きってしまっていたためであり、松坂まつさかに代かえられたのも試合しあい途中とちゅうから9番ばんに入はいっていた投手とうしゅのデニーであった。当時とうじの東尾ひがしお修おさむ監督かんとくはその場面ばめんでの代打だいだ候補こうほとして松坂まつさかと青木あおきの2人ふたりを考かんがえていたという。

詳細しょうさい情報じょうほう

年度ねんど別べつ投手とうしゅ成績せいせき

年とし 度ど	球たま 団だん	登とう 板いた	先さき 発はつ	完かん 投とう	完かん 封ふう	無む 四よん 球たま	勝かち 利り	敗はい 戦せん	セ 丨 ブ	ホ 丨 ル ド	勝かち 率りつ	打だ 者もの	投とう 球たま 回かい	被ひ 安やす 打だ	被ひ 本ほん 塁るい 打だ	与あずか 四よん 球たま	敬けい 遠とお	与あずか 死し 球たま	奪だつ 三さん 振ふ	暴 投とう	ボ 丨 ク	失しつ 点てん	自じ 責せめ 点てん	防ぼう 御お 率りつ	W H I P
2000	西武せいぶ	17	1	0	0	0	0	2	1	--	.000	141	34.2	32	3	11	1	1	5	1	0	10	10	2.60	1.24
2001		46	0	0	0	0	4	1	0	--	.800	225	54.2	58	2	9	2	2	33	0	0	21	18	2.96	1.23
2002		36	0	0	0	0	4	1	0	--	.800	163	36.2	46	5	7	1	2	25	0	0	22	19	4.66	1.45
2003		4	0	0	0	0	0	0	0	--	----	32	4.0	15	2	4	0	1	2	0	0	11	11	24.75	4.75
2004		4	0	0	0	0	0	0	0	--	----	28	5.0	9	2	4	0	0	7	1	0	8	8	14.40	2.60
2005		6	0	0	0	0	0	0	0	0	----	35	6.2	16	1	1	0	1	3	0	0	8	8	10.80	2.55
2006	広島ひろしま	8	0	0	0	0	0	0	0	2	----	30	8.2	4	0	0	0	0	4	0	0	0	0	0.00	0.46
2007		43	0	0	0	0	1	1	0	15	.500	138	36.0	29	4	4	1	0	17	1	0	12	12	3.00	0.92
2008		11	0	0	0	0	0	1	0	1	.000	53	11.0	17	1	2	0	2	6	0	0	4	4	3.27	1.73
2009		29	0	0	0	0	0	0	0	4	----	99	23.2	25	3	4	2	1	10	0	0	10	10	3.80	1.23
2010		6	0	0	0	0	0	0	0	0	----	49	10.2	11	2	3	1	1	4	0	0	8	7	5.91	1.32
通算つうさん：11年ねん		210	1	0	0	0	9	6	1	22	.600	993	231.2	262	25	49	8	11	116	3	0	114	107	4.16	1.34

記録きろく

初はつ記録きろく

• 初はつ登板とうばん：2000年ねん7月がつ12日にち、対たい日本にっぽんハムファイターズ16回戦かいせん（西武せいぶドーム）、9回かい表ひょうに3番手ばんてで救援きゅうえん登板とうばん・完了かんりょう、1回かい無む失点しってん
• 初はつ先発せんぱつ登板とうばん：2000年ねん7月がつ14日にち、対たい千葉ちばロッテマリーンズ16回戦かいせん（千葉ちばマリンスタジアム）、5回かい1/3を3失点しってんで敗戦はいせん投手とうしゅ
• 初はつ奪だつ三振さんしん：同上どうじょう、4回かい表ひょうに平井ひらい光ひかり親おやから
• 初はつセーブ：2000年ねん8月がつ6日にち、対たいオリックス・ブルーウェーブ18回戦かいせん（グリぐりーンスタジアム神戸んすたじあむこうべ）、7回かい裏うらに2番手ばんてで救援きゅうえん登板とうばん・完了かんりょう、3回かい無む失点しってん
• 初はつ勝利しょうり：2001年ねん6月がつ24日にち、対たいオリックス・ブルーウェーブ15回戦かいせん（ナゴヤドーム）、9回かい裏うらに8番手ばんてで救援きゅうえん登板とうばん、3回かい無む失点しってん
• 初はつホールド：2006年ねん7月がつ14日にち、対たい横浜よこはまベイスターズ8回戦かいせん（横浜よこはまスタジアム）、8回かい裏うらに3番手ばんてで救援きゅうえん登板とうばん、1回かい2/3を無む失点しってん

背番号せばんごう

• 53（2000年ねん - 2006年ねん途中とちゅう）
• 36（2006年ねん途中とちゅう - 2010年ねん）
• 93（2011年ねん - ）

関連かんれん項目こうもく

• 東京とうきょう都と出身しゅっしんの人物じんぶつ一覧いちらん
• 同志社大学どうししゃだいがくの人物じんぶつ一覧いちらん
• 埼玉さいたま西武せいぶライオンズの選手せんしゅ一覧いちらん
• 広島東洋ひろしまとうようカープの選手せんしゅ一覧いちらん

外部がいぶリンク

• 個人こじん年度ねんど別べつ成績せいせき 青木あおき勇人はやと - NPB.jp 日本にっぽん野球やきゅう機構きこう
• 選手せんしゅの各国かっこく通算つうさん成績せいせき Baseball-Reference (Japan)、The Baseball Cube
• 93 青木あおき 勇人はやと 選手せんしゅ名鑑めいかん - 埼玉さいたま西武せいぶライオンズオフィシャルサイト