鳥類ちょうるい

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鳥類ちょうるい
Aves
生息せいそく年代ねんだい: 後期こうきジュラ紀じゅらき現世げんせい、150–0 Ma
現存げんそんしている鳥類ちょうるいおよそ30の分類ぶんるいのうち、
代表だいひょうてきな18しゅしめす。(クリックして拡大かくだい
分類ぶんるい
ドメイン : かく生物せいぶつ Eukaryota
さかい : 動物界どうぶつかい Animalia
もん : 脊索せきさく動物どうぶつもん Chordata
もん : 脊椎動物せきついどうぶつもん Vertebrata
階級かいきゅうなし : 四足しそくるい Tetrapoda
階級かいきゅうなし : ゆうひつじまくるい Amniota
階級かいきゅうなし : りゅうゆみるい Sauropsida
階級かいきゅうなし : 恐竜きょうりゅうるい Dinosauria
階級かいきゅうなし : ししあしるい Theropoda
階級かいきゅうなし : とりつばさるい Avialae
つな : とりつな Aves
学名がくめい
Aves
Linnaeus1758[1]
シノニム
  • こんとりつな Neornithes
和名わみょう
とり
鳥類ちょうるい
英名えいめい
Bird
下位かい分類ぶんるいぐん

鳥類ちょうるい(ちょうるい、Aves)あるいはとり(とり)は、りゅうゆみるいぞくする脊椎動物せきついどうぶつ一群いちぐんである。

概説がいせつ[編集へんしゅう]

分類ぶんるい階級かいきゅうは、つな[2][3]である。

飛行ひこう得意とくいとした動物どうぶつである。現生げんなま鳥類ちょうるい (Modern birds) はくちばし卵生らんせい脊椎動物せきついどうぶつであり、一般いっぱんてきには(つまり以下いか項目こうもくてはまらないたねよわい現生げんなまする)からだひょう羽毛うもうおおわれた恒温動物こうおんどうぶつで、はなく、前肢ぜんしつばさになって、飛翔ひしょうのための適応てきおう顕著けんちょであり、そく歩行ほこうおこな[4]後述こうじゅつとおり、ほんつな爬虫つなりゅうばんししあし分類ぶんるいし、つなおよび廃止はいしするとするせつもある。[よう出典しゅってん]

現存げんそん英語えいごばんする鳥類ちょうるいやく1まんしゅであり[5](これまでのかく分類ぶんるいもとづき、8600しゅ[2]や、9000しゅ[3]などとしているものもある)、四肢しし動物どうぶつのなかではもっと種類しゅるい豊富ほうふつな分類ぶんるい)となっている。現存げんそんしている鳥類ちょうるいおおきさはマメハチドリの5cmからダチョウの2.75mにおよび、体重たいじゅうはマメハチドリが2g[6]、ダチョウは100kgである[7]化石かせき記録きろくによれば、鳥類ちょうるい1おく5000まんとしから2おくとしまえごろのジュラ紀じゅらきあいだに、ししあしるい恐竜きょうりゅうから進化しんかしたことがしめされている[8][9]。そしてもっと初期しょき鳥類ちょうるいとしてられているのが、中生代ちゅうせいだいジュラ紀じゅらき後期こうき始祖しそとり (Archaeopteryx) で、およそ1おく5000まんとしまえである[10]現在げんざいでは多数たすう生物せいぶつがくものが、鳥類ちょうるいやく6550まんとしまえK-Pg境界きょうかい絶滅ぜつめつイベントびた、恐竜きょうりゅう唯一ゆいいつ系統けいとうぐんであるなしている。

現生げんなま鳥類ちょうるい特徴とくちょうは、羽毛うもうがあり、のないくちばしつこと、かたからたまごむこと、たか代謝たいしゃりつ心房しんぼう心室しんしつ心臓しんぞう、そして軽量けいりょうながら強靭きょうじん骨格こっかくつことである[4]つばさ前肢ぜんし進化しんかしたもので、ほとんどのとりがこのつばさもちいてぶことができるが、ひらむねるいはし鳥類ちょうるい)や、ペンギンるい、いくつかの島嶼とうしょ適応てきおうした固有こゆうしゅなどではつばさ退化たいかしてべなくなっている。それでも現存げんそんする鳥類ちょうるいのすべてのたねつばさつが[4]すうひゃくねんまえ絶滅ぜつめつしてしまったモアるいのように、完全かんぜんつばさうしなったれいもある[11]。また鳥類ちょうるい飛翔ひしょうすることに高度こうど適応てきおうした、独特どくとく消化しょうか呼吸こきゅうっている。また、ヒトとともにそく歩行ほこうができる2だい生物せいぶつともえる。

あるしゅ鳥類ちょうるい、とりわけカラスるいオウムるいもっと知能ちのうたか動物どうぶつしゅのひとつであり、おおくのたねにおいて道具どうぐ加工かこうして使用しよう英語えいごばんすることが観察かんさつされており、また、さまざまな社会しゃかいてきたねが、世代せだいあいだ知識ちしき文化ぶんかてき伝達でんたつしめしている。

鳥類ちょうるい北極ほっきょくから南極なんきょくいた地球ちきゅううえ広範囲こうはんい生態せいたいけい生息せいそくしている。また、おおくのたね毎年まいとし長距離ちょうきょりわたおこない、さらにおおくが不規則ふきそく短距離たんきょり移動いどうおこなっている。

鳥類ちょうるい社会しゃかいてき英語えいごばんであり、視覚しかくてき信号しんごうや、地鳴じなき (call)、さえずり (song) などの聴覚ちょうかくてき伝達でんたつ行動こうどうり、そして協同きょうどう繁殖はんしょく英語えいごばん捕食ほしょくり)行動こうどう形成けいせい (flocking)、モビング(mobbingにせ攻撃こうげき捕食ほしょくしゃたいしてれをなしてさわ撃退げきたいする行動こうどう)などの社会しゃかいてき行動こうどうくわわる[12]だい多数たすうたね社会しゃかいてき一夫一婦いっぷいっぷであり、この関係かんけい通常つうじょう1かい繁殖はんしょくごととなる。なかにはすうねんにわたるのもあるが、生涯しょうがいつづくものはまれである。一夫多妻いっぷたさい複数ふくすうめす)や、まれいちつまおっと複数ふくすうゆう)の繁殖はんしょくシステムをたね存在そんざいする。たまご通常つうじょう産卵さんらんされ、親鳥おやどりによってだきたまご英語えいごばんされる。ほとんどの鳥類ちょうるい孵化ふか、しばらくつづけて親鳥おやどりひな(ひな)の世話せわをする。

おおくのたね経済けいざいてき重要じゅうようせいになっており、ほとんどは狩猟しゅりょう対象たいしょうもしくは家禽かきんであるが、なかにはペットとして、とりわけ鳴禽めいきんるいオウムるいのように人気にんきのあるしゅもある。それ以外いがいにも、グアノとりくそせき)が肥料ひりょうにするために採取さいしゅされる。鳥類ちょうるいは、宗教しゅうきょうからポピュラー音楽おんがく歌詞かしにいたるまで、人間にんげんのあらゆる文化ぶんかめんによく登場とうじょうする。しかし、かっているだけでやく130しゅとりが、17世紀せいき以降いこう人間にんげん活動かつどうによって絶滅ぜつめつ[13][14]、さらにそれ以前いぜんにはすうひゃくしゅ以上いじょう絶滅ぜつめつしている。保全ほぜんへのみがすすめられてはいるが、現在げんざいやく1200しゅとりが、人的じんてき活動かつどうによって絶滅ぜつめつ危機ききひんしている。

進化しんか分類ぶんるい[編集へんしゅう]

恐竜きょうりゅうるい進化しんか[編集へんしゅう]

ドロマエオサウルス恐竜きょうりゅうデイノニクス
オヴィラプトロサウルスるい恐竜きょうりゅうネメグトマイア

鳥類ちょうるいは、系統けいとう分類ぶんるい英語えいごばんでは恐竜きょうりゅういち系統けいとうであるししあしるい分類ぶんるいされる[15]。さらにししあしるいなかでも、ドロマエオサウルスオヴィラプトロサウルスるいふくぬすめるい仲間なかまであるとされる[16][17]

現代げんだい生物せいぶつがくにおける定説ていせつでは、鳥類ちょうるいとりつばさるい)は、ドロマエオサウルスるいトロオドンるいふくむデイノニコサウルスるい (Deinonychosauria) にもっときんえん[18]、これらははら鳥類ちょうるい (Paraves) とばれるグループを構成こうせいする。はら鳥類ちょうるい基部きぶには、ドロマエオサウルスミクロラプトル(ミクロラプトル・グイ、Microraptor gui[19]など、滑空かっくうまたは飛行ひこうしていた可能かのうせいがあると形態けいたいからかんがえられているたね位置いちしている。デイノニコサウルスるいもっと基部きぶのものは非常ひじょう小型こがたであり、はら鳥類ちょうるい祖先そせんが、うえせい英語えいごばんまたは滑空かっくう可能かのう、あるいはその両方りょうほうであった可能かのうせい示唆しさしている[20][21]。2014ねんには、ししあしるい恐竜きょうりゅうから鳥類ちょうるいへの進化しんか詳細しょうさいかんする研究けんきゅう報告ほうこくされている[8][9]

現生げんなま動物どうぶつとりもっときんえん動物どうぶつワニである。ワニとり、(とり以外いがいの)恐竜きょうりゅうはいずれもしゅりゅうるい分類ぶんるいされる。

鳥類ちょうるい起源きげんをめぐってはおおくの論争ろんそうがあった。恐竜きょうりゅうよりも原始げんしてきしゅりゅうるいから進化しんかしたのではないか、とりばんるい恐竜きょうりゅうほうきんえんなのではないか、といったものである[22]とりばんるい現生げんなま鳥類ちょうるいは、骨盤こつばん構造こうぞうがよくているが、鳥類ちょうるいりゅうばんるいぞくするししあしるい恐竜きょうりゅう起源きげんであるとかんがえられているので、とりばんるい鳥類ちょうるい類似るいじせい無関係むかんけい進化しんかしたものとされる[23]事実じじつ鳥類ちょうるい骨盤こつばん構造こうぞうは、特異とくいししあしるいとしてられるテリジノサウルス英語えいごばんにおいて3獲得かくとくされている。

一部いちぶ少数しょうすう研究けんきゅうしゃは、鳥類ちょうるい恐竜きょうりゅうから進化しんかしたのではなく、ロンギスクアマのような初期しょき爬虫類はちゅうるいから進化しんかしたと主張しゅちょうしており[24]代表だいひょうてき人物じんぶつノースカロライナ大学だいがく鳥類ちょうるい生物せいぶつ学者がくしゃアラン・フェドゥーシアがいる。これを発展はってんさせて、「鳥類ちょうるいこそ恐竜きょうりゅう起源きげんである」とする「恐竜きょうりゅう鳥類ちょうるい起源きげんせつ(BCF理論りろん)」をとなえる研究けんきゅうしゃもいたが、このようなせつにはほとんどの生物せいぶつ学者がくしゃ反対はんたいしており[25]反論はんろんおおい。またこのせつ根拠こんきょとされ、ぞくに「プロトアビス」としょうされた、最初さいしょ恐竜きょうりゅうラウィスクスるい生物せいぶつも、とりはおろかマニラプトルるいとの直接ちょくせつ関係かんけいまったくなかったことが判明はんめいしている。

とりつばさるい進化しんか[編集へんしゅう]

とりつばさるい始祖しそとり
とりつばさるいアンキオルニス

鳥類ちょうるい (Avis) は、ふるくは現在げんざいよりひろ意味いみもちいられていた。たとえば、鳥類ちょうるい現生げんなま鳥類ちょうるい始祖しそとり (Archaeopteryx lithographica) のもっとちか共通きょうつう祖先そせん子孫しそんのすべてと定義ていぎされていた[26]。この広義こうぎ定義ていぎでは、始祖しそとりもっとふる鳥類ちょうるい (Avis) ということになる。

しかし、鳥類ちょうるいきんえん鳥類ちょうるいがたじゅうあしるい化石かせき発見はっけんされるたびに、明瞭めいりょうだった鳥類ちょうるい鳥類ちょうるい区別くべつ曖昧あいまいになった[27]。1990年代ねんだい以降いこう中国ちゅうごく東北とうほく遼寧りょうねいしょうでの発見はっけんによって、おおくの小形こがたししあしるい羽毛うもうがあったことがあきらかになったことがこれに拍車はくしゃをかけた[28][29]

そこでジャック・ゴーティエは、鳥類ちょうるい (Avis) を現生げんなま鳥類ちょうるいのみからなるクラウングループとして定義ていぎなおした。この定義ていぎ現在げんざいおおくの科学かがくしゃもちいられている。この定義ていぎでは鳥類ちょうるい (Avis) とこんとりつな (Neornithes) の範囲はんい一致いっちする。

とりつばさるい

始祖しそとり
Archaeopteryx

尾端びたんこつるい

孔子こうしとり
Confuciusornis

とりむねるい

はん鳥類ちょうるい
Enantiornithes

鳥類ちょうるい

ヘスペロルニスるい
Hesperornithiformes

鳥類ちょうるい=こんとりつな
Avis=Neornithes

Euornithes
Ornithothoraces
Pygostylia
Avialae
簡略かんりゃくした基礎きそ鳥類ちょうるい (Basal bird) の系統けいとう発生はっせい
キアッペ (Chiappe)、2007 にもとづく[30]

また、鳥類ちょうるいからはずされた化石かせきしゅ大半たいはんは、鳥類ちょうるいともとりつばさるい[31] (Avialae[32])に位置いちづけられた[33]。これはひとつには、始祖しそとり系統けいとうてき位置いちのこ不確ふたしかさの問題もんだい回避かいひするためである。

とりつばさるい最古さいこ化石かせきは、やく1おく6せんまんねんまえジュラ紀じゅらき後期こうき(オックスフォーディアン)にさかのぼる。中国ちゅうごくの髫髻やまそう発見はっけんされたもので、アンキオルニス (Anchiornis huxleyi)、シャオティンギア (Xiaotingia zhengi)、および アウロルニス (Aurornis xui) などがある。

始祖しそとり (Archaeopteryx) はそのすこ年代ねんだいやく1おく5500まんねんまえジュラ紀じゅらきのドイツの地層ちそう発見はっけんされた。最初さいしょ発見はっけんされたミッシングリンク移行いこう化石かせき)のひとつとして有名ゆうめいであり、この化石かせきは19世紀せいき後期こうきにおいて進化しんかろん支持しじされる根拠こんきょとなった[34]始祖しそとりは、従来じゅうらい爬虫類はちゅうるい特徴とくちょうとされてきた、かぎつめのあるゆびながトカゲといった特徴とくちょうちながら、現生げんなま鳥類ちょうるい同様どうよう風切かざきりつばさあわ生物せいぶつがいたことをしめ最初さいしょ化石かせきとなった[35]始祖しそとりは、現生げんなま鳥類ちょうるい直接ちょくせつ祖先そせんであるとはかんがえられていないが、おそらくはそれにきんえんであったとされる[36]

これらの初期しょきとりつばさるいおおくは、ぬまで接地せっちせずちゅうかっていた可能かのうせいのあるだい2趾のおおきなつめや、空中くうちゅう制動せいどうもち後肢あとあしつばさなど、現生げんなま鳥類ちょうるいとはことなる解剖かいぼうがくてき特徴とくちょう共有きょうゆうしていた。これらの特徴とくちょう現生げんなま鳥類ちょうるい祖先そせんにもられたかもしれないが、進化しんか過程かていうしなわれた。

近年きんねん研究けんきゅうでは、初期しょきとりつばさるいは、肉食にくしょくであった始祖しそとり羽毛うもう恐竜きょうりゅうとはことなり、雑食ざっしょくせいであったことが示唆しさされている[37]

尾端びたんこつるい進化しんか[編集へんしゅう]

尾端びたんこつるいぞくする孔子こうしとり

はく亜紀あきになると、とりつばさるいおおきく形態けいたいてき多様たようせいした[30]つばさかぎつめなどの原始げんし形質けいしつ維持いじしたグループもおおかったが、現生げんなま鳥類ちょうるいしんあごるい)をはじめとしたおおくのグループで独立どくりつうしなわれていった。始祖しそとりジェホロルニス英語えいごばんのようなもっと初期しょきのものでは、祖先そせん由来ゆらいする、ほねとおったながられたが[30]、より進化しんかしたとりつばさるいである尾端びたんこつるい[31] (Pygostylia) では、尾端びたんこつ英語えいごばん出現しゅつげんともみじかくなっていった。

みじかとりつばさるい系統けいとうのうち、最初さいしょ多様たようげたのがはん鳥類ちょうるい (Enantiornithes) である。学名がくめいは「さかさのとり」を意味いみし、かたかぶとこつ構造こうぞう現生げんなま鳥類ちょうるいのものと反転はんてんしていることに由来ゆらいしている。はん鳥類ちょうるい生態せいたいけいにおいて多様たようニッチ[30]わたるのように砂浜すなはまえさをあさるものや、さかな捕食ほしょくするものから、じょうむもの、種子しゅしべるものがいた。はん鳥類ちょうるいはく亜紀あき繁栄はんえいしたものの、中生代ちゅうせいだいわりに恐竜きょうりゅうとも絶滅ぜつめつした。

つぎ多様たようげた鳥類ちょうるい (Euornithes) は、はん水生すいせいで、さかな小型こがた水生すいせい生物せいぶつべるのにとくしていた。 陸上りくじょうじょう繁栄はんえいしたエナンティオルニスるいとはことなり、初期しょき鳥類ちょうるい大半たいはんえだなどにまる能力のうりょく発達はったつさせなかった、シギ・チドリるいたものや、渉禽類しょうきんるいたもの、水泳すいえい潜水せんすいおこなうものなどがあった。

イクチオルニス
ヘスペロルニス

そうしたもののなかには、カモメるいイクチオルニスぞくほか[38]海洋かいようでのさかな捕食ほしょく非常ひじょうによく適応てきおうしたヘスペロルニスがあり、これは飛翔ひしょうする能力のうりょくうしなっておも水中すいちゅう生活せいかつしていた[30]。また、初期しょき鳥類ちょうるいはまた、発達はったつした竜骨りゅうこつ突起とっきのある胸骨きょうこつのないくちばしになったあごなど、現生げんなま鳥類ちょうるいてきおおくの特性とくせい発達はったつさせた(ただし、現生げんなま鳥類ちょうるい以外いがいでは、大半たいはんくちばしよりうしろにそなえていた)。鳥類ちょうるいなかには、尾端びたんこつ扇状せんじょう尾羽おは自由じゆう制御せいぎょできた最初さいしょ鳥類ちょうるいもおり、後肢あとあしはねになっていた空中くうちゅう制動せいどう役割やくわりぎ、後肢あとあしになるきっかけとなった可能かのうせいがある。

鳥類ちょうるい進化しんか[編集へんしゅう]

カギハシオオハシモズ
ニシコウライウグイス

すべての現生げんなま鳥類ちょうるい鳥類ちょうるい (ちょうるい、Avis) すなわちこんとりつな[39](こんちょうあこう、Neornithes)に位置いちづけられる。

頭骨とうこつのモザイク進化しんかかんする研究けんきゅうにより、すべてのこんとりつなもっとあたらしい共通きょうつう祖先そせんは、カギハシオオハシモズにくちばしとニシコウライウグイスに頭骨とうこつっていたことがわかった。りょうたね小型こがたでよくぶ、林冠りんかんえさする雑食ざっしょくせい鳥類ちょうるいであり、共通きょうつう祖先そせんについても同様どうようであるとかんがえられる。

こんとりつなあごるいしんあごるいけられる。この2つの分類ぶんるいぐん上目うわめとしてあつかわれることがおおいが[40]リブジー英語えいごばんやZusiはとしてあつかっている[15]

ダチョウ

あごるい (Palaeognathae) は従来じゅうらい胸骨きょうこつ竜骨りゅうこつ突起とっきのこシギダチョウるいと、竜骨りゅうこつ突起とっき喪失そうしつしたべないひらむねるいはし鳥類ちょうるいダチョウるい〉)にけられてきたが、ひらむねるいたん系統けいとうせい分子ぶんし系統けいとうにより否定ひていされた[41]

はく亜紀あき鳥類ちょうるいヴェガヴィス

しんあごるい (Neognathae) はキジカモるい (Galloanserae) としん鳥類ちょうるい[31][42] (Neoaves) にけられる。キジカモるいにはカモカモるいガンるいハクチョウるいサケビドリるい)とキジキジライチョウるいツカツクリるいホウカンチョウなど)がふくまれる。しんあごるい多様たようは、中生代ちゅうせいだいのうちにこっていたことが、はく亜紀あき後期こうきのカモヴェガヴィス (Vegavis) の発見はっけんによってあきらかになっている[43]。また、8500まんねんまえAustinornis lentus がキジぞくするというせつもある。

分岐ぶんきこった年代ねんだいについてはまださかんに議論ぎろんされている。こんとりつなはく亜紀あき進化しんかしたこと、しんあごるいからキジカモるい分岐ぶんきしたのがK-T境界きょうかい絶滅ぜつめつイベント以前いぜんであることについては意見いけん一致いっちしているが、キジカモるい以外いがいしんあごるい適応てきおう放散ほうさん恐竜きょうりゅう絶滅ぜつめつ以前いぜんだったのかどうかはことなる見解けんかいがある[44]。これは、適応てきおう放散ほうさん推定すいてい年代ねんだい結果けっか手法しゅほうによってことなるためである。化石かせき記録きろくではだい三紀みき、DNA分岐ぶんき年代ねんだい推定すいていはく亜紀あき適応てきおう放散ほうさん示唆しさしている[44][45]

既知きち現生げんなま鳥類ちょうるいたねすうはおよそ9700しゅ以上いじょう[7]、9930しゅ[46]から1まん530しゅ[5]となる。鳥類ちょうるい現生げんなましゅのうち、あごるいは0.5%、キジカモるいは4.5%をめるにすぎず、しん鳥類ちょうるいたねの95%がふくまれる。

鳥類ちょうるい分類ぶんるい議論ぎろんえない分野ぶんやである。鳥類ちょうるい分類ぶんるい体系たいけいなかもっとふるいものは、1676ねんの『鳥類ちょうるいがくOrnithologiaeにおいてフランシス・ウィラビイジョン・レイによってしめされたものである[47][48]

カール・フォン・リンネは1758ねんに、現在げんざいつながる生物せいぶつ分類ぶんるい体系たいけい発表はっぴょうしているが、鳥類ちょうるい分類ぶんるいはウィラビイとレイのものをもとにしている[49]

シブリーアールキストの『シブリー・アールキスト鳥類ちょうるい分類ぶんるいPhylogeny and Classification of Birds (1990) は、鳥類ちょうるい分類ぶんるいにおける画期的かっきてき業績ぎょうせきである[50]。この分類ぶんるいは、かつては位置いちづけが正確せいかくであることを示唆しさする証拠しょうこおおいとかんがえられていたが[51]、2000年代ねんだい後半こうはんあきらかになった分子ぶんし系統けいとうにより、いくつかの分類ぶんるい大幅おおはば修正しゅうせいけた。

Neoaves の2つの姉妹しまいぐんCoronavesとMetaves[52]

Ericson et al. (2006)[44]は、しん鳥類ちょうるい (Neoaves) が2つの姉妹しまいぐんCoronavesMetavesかれるとした。Hackett et al. (2008)[53]にもよわ支持しじされたが、異論いろんもある[54]

以下いか分類ぶんるい国際こくさい鳥類ちょうるい学会がっかい (IOC) にもとづく。和名わみょう山崎やまざき亀谷かめたに[55]準拠じゅんきょレベルまでの系統けいとう完全かんぜんにはかれていないが、以下いかのような分類ぶんるいぐん提案ていあんされた(ただしlandbirdsりくとり〉は正式せいしき分類ぶんるいぐんではない)。

あごるい Palaeognathae シギダチョウ Tinamiformesダチョウ Struthioniformesレア Rheiformesヒクイドリ Casuariiformesキーウィ Apterygiformes
しんあごるい
Neognathae
キジカモるい
Galloanserae
キジ Galliformesカモ Anseriformes
しん鳥類ちょうるい[31][42]
Neoaves
ネッタイチョウ Phaethontiformesサケイ Pteroclidiformesクイナモドキ Mesitornithidaeハト Columbiformesジャノメドリ Eurypygiformesツメバケイ Opisthocomiformesノガン Otidiformesカッコウ Cuculiformesツル Gruiformesエボシドリ Musophagiformesチドリ Charadriiformes
  さん鳥類ちょうるい[42]
Mirandornithes[56]
カイツブリ Podicipediformesフラミンゴ Phoenicopteriformes
Strisores[54] ヨタカ Caprimulgiformesアマツバメ Apodiformes
水禽すいきんるい[42]
Aequornithes[54]
アビ Gaviiformesペンギン Sphenisciformesミズナギドリ Procellariiformesコウノトリ Ciconiiformesペリカン Pelecaniformesカツオドリ Suliformes
Landbirds[44] ノガンモドキ Cariamiformesタカ Accipitriformesフクロウ Strigiformesネズミドリ Coliiformesオオブッポウソウ Leptosomatiformesキヌバネドリ Trogoniformes
  ゲラ・ブッポウソウるい[42]
Picocoraciae[54]
サイチョウ Bucerotiformesキツツキ Piciformesブッポウソウ Coraciiformes
ハヤブサがたるい[42]
Eufalconimorphae[57]
ハヤブサ Falconiformes
  オウム・スズメるい[42]
Psittacopasserae[57]
オウム Psittaciformesスズメ Passeriformes

伝統でんとうてき分類ぶんるいたいする修正しゅうせいにより、上表じょうひょうはほぼ系統けいとう分類ぶんるいとなっている。これらの修正しゅうせいは、初期しょき分子ぶんし系統けいとう分類ぶんるい シブリーら (1990) や、よりあたらしい形態けいたい系統けいとう分類ぶんるい Livezey & Zusi (2007) などと共通きょうつうてんすくない[53]有望ゆうぼうレトロポゾンによるものや[57]近年きんねん複数ふくすう研究けんきゅう (Hackett, 2008[53]; Mayr 2011[54]) でも支持しじされている。

以下いか系統けいとうじゅは Braun & Kimball (2021)[58]もとづく。和名わみょう山崎やまざき亀谷かめたに[55]準拠じゅんきょ

鳥類ちょうるい

あごるい Palaeognathae

しんあごるい
にわとりかりるい[61]

キジ Galliformes

カモ Anseriformes

Galloanserae
しん鳥類ちょうるい[31][42]
さん鳥類ちょうるい[42]

フラミンゴ Phoenicopteriformes

カイツブリ Podicipediformes

Mirandornithes
ばとがたるい[42]

ハト Columbiformes

クイナモドキ Mesitornithiformes

サケイ Pterocliformes

Columbimorphae
燕雀えんじゃくうえるい[42]

ノガン Otidiformes

カッコウ Cuculiformes

エボシドリ Musophagiformes

ツル Gruiformes

チドリ Charadriiformes

ツメバケイ Opisthocomiformes

Strisoresヨタカ Caprimulgiformes+アマツバメ Apodiformes

Ardeae
広尾ひろおかたちるい[42]

ネッタイチョウ Phaethontiformes

ジャノメドリ Eurypygiformes

Eurypygimorphae
水禽すいきんるい[42]

アビ Gaviiformes [59]

Austrodyptornithes

ミズナギドリ Procellariiformes

ペンギン Sphenisciformes

コウノトリ Ciconiiformes

カツオドリ Suliformes

ペリカン Pelecaniformes

Aequornithes
りく鳥類ちょうるい[42]
猛禽もうきんるい[60]

コンドル Cathartiformes

タカ Accipitriformes

Accipitrimorphae

フクロウ Strigiformes

ブッポウソウ上目うわめ[42]

ネズミドリ Coliiformes

鳥類ちょうるい[42]

オオブッポウソウ Leptosomiformes

キヌバネドリ Trogoniformes

ゲラ・ブッポウソウるい[42]

サイチョウ Bucerotiformes

つよカゲラるい[42]

ブッポウソウ Coraciiformes

キツツキ Piciformes

Picodynastornithes
Picocoraciae
Cavitaves
Coraciimorphae
オーストラリア鳥類ちょうるい[42]

ノガンモドキ Cariamiformes

ハヤブサがたるい[42]

ハヤブサ Falconiformes

オウム・スズメるい[42]

オウム Psittaciformes

スズメ Passeriformes

Psittacopasserae
Eufalconimorphae
Australaves
Telluraves
Passerea
Neoaves
Neognathae
Aves

分布ぶんぷ[編集へんしゅう]

模様のある翼と頭に、明るい色の腹と胸をした小さな鳥がコンクリートの上にいる。
イエスズメ生息せいそくいき人間にんげん活動かつどうによって、劇的げきてき拡大かくだいした[62]

鳥類ちょうるい生活せいかつ繁殖はんしょくは、ほとんどの陸上りくじょう生息せいそくいとなまれており、これらは7大陸たいりくすべてでることができる。その南限なんげんユキドリ繁殖はんしょくで、南極大陸なんきょくたいりく内陸ないりく 440 km (300 mi)におよぶ[63]もっとたか鳥類ちょうるい多様たようせい熱帯ねったい地方ちほうこっている。以前いぜんには、このたか多様たようせい熱帯ねったいでのよりたかたね分化ぶんか変化へんかりつによるものとかんがえられていたが、近年きんねん研究けんきゅうでは、高緯度こういど地方ちほうたかたね分化ぶんか比率ひりつが、熱帯ねったいよりもおおきい絶滅ぜつめつりつによって、相殺そうさいされていることがわかった[64]鳥類ちょうるいのさまざまなが、世界中せかいじゅう海洋かいようでの生活せいかつにも適応てきおうしており、たとえば、あるしゅ海鳥うみどり繁殖はんしょくのときにだけ上陸じょうりく[65]、また、あるペンギンるいは 300 m (1,000 ft)以上いじょう潜水せんすいした記録きろく[66]、ときに500 m (1,600 ft)以上いじょう潜水せんすいしてえさするとされる[67]

鳥類ちょうるいのなかには、人為じんいてき移入いにゅうされた地域ちいきで、繁殖はんしょく個体こたいぐん確立かくりつしたたねがいくつもある。これらの移入いにゅうのなかには計画けいかくてきになされたものもあり、たとえばコウライキジは、狩猟しゅりょうとりとして世界中せかいじゅう移入いにゅうされた[68]。そのほか偶発ぐうはつてきなものとしては、飼育しいくからし(かごけ)、きたアメリカの複数ふくすう都市とし野生やせいしたオキナインコ安定あんてい個体こたいぐん確立かくりつのようなれいもある[69]。また、アマサギ[70]キバラカラカラ[71]モモイロインコ[72]などのように、耕作こうさくによってあらたにつくられた生息せいそくてきした地域ちいきに、元来がんらい分布ぶんぷいきをはるかにえて自然しぜん分布ぶんぷ拡大かくだい英語えいごばんしていったたねもある。

解剖かいぼうがく生理学せいりがく[編集へんしゅう]

鳥類ちょうるい典型てんけいてき外見がいけんてき特徴とくちょう。1:くちばし、2:頭頂とうちょう、3:虹彩こうさい、4:瞳孔どうこう、5:上背うわぜい (Mantle)、6:小雨こさめくつがえ (Lesser coverts)、7:かた (Scapular)、8:あめくつがえ (Coverts)、9:さんれつ風切かざきり (Tertials)、10:、11:はつれつ風切かざきり、12:下腹かふく、13:もも、14:かかと、15:跗蹠 (Tarsus)、16:、17:ずね、18:はら、19:わき、20:むね、21:のど、22:にくたれ (Wattle)、23:せん

ほかの脊椎動物せきついどうぶつ比較ひかくして、鳥類ちょうるいすうおおくの特異とくい適応てきおうしめ体制たいせい(ボディプラン) をっており、そのほとんどは飛翔ひしょう英語えいごばんたすけるためのものである。

骨格こっかく[編集へんしゅう]

骨格こっかく非常ひじょう軽量けいりょうほねから構成こうせいされている。含気こつにはおおきな空気くうきたされた空洞くうどう(含気腔)があり、呼吸こきゅう結合けつごうしている[73][74]成鳥せいちょう頭骨とうこつ癒合ゆごうしており縫合ほうごうせん英語えいごばんがみられない[75]眼窩がんかおおきく、ほねちゅうへだた英語えいごばんへだてられている。脊椎せきついには、頸(くびしい胸椎きょうつい腰椎ようついしい部位ぶいがあり、頸椎は可動かどうせい非常ひじょうたかく、きわめて柔軟じゅうなんであるが、関節かんせつ胸椎きょうつい (thoracic vertebrae) 前部ぜんぶり、後部こうぶ脊椎せきついこつにはない[76]脊椎せきつい最後さいごのいくつかは骨盤こつばん融合ゆうごうしてふくあい仙骨せんこつ英語えいごばん形成けいせいする[77]べない鳥類ちょうるいをのぞいて、肋骨あばらぼね平坦へいたんになっており、胸骨きょうこつ飛翔ひしょうのための筋肉きんにく結合けつごうするために、ふね竜骨りゅうこつのような形状けいじょうをしている。前肢ぜんしつばさへと修正しゅうせいされている[78]

消化しょうか排泄はいせつ生殖せいしょく[編集へんしゅう]

ニワトリ輸卵管ゆらんかん
1 漏斗ろうと(受精じゅせい)、2 つつ卵白らんぱくす)、3峡部きべ卵殻らんかくまく形成けいせい)、4 子宮しきゅう卵殻らんかく形成けいせい)、5ちつたまごはいっている)

鳥類ちょうるい消化しょうかけい独特どくとくである。まずべたものを一時いちじてき貯蔵ちょぞうするための(そのう)がある。もと嚢の役割やくわり種類しゅるいによってことなり、いだめをする種類しゅるい嚢からもどした食物しょくもつ嚢から分泌ぶんぴつされる嚢乳雛鳥ひなどりえさとしてあたえる種類しゅるいがいるほかダチョウるいのように嚢をたない種類しゅるいもいる[79]もと嚢にたくわえられた食物しょくもつおくられるが、ぜんすじふたつにかれている。ぜんせんともばれ、内壁ないへき多数たすう消化腺しょうかせんがあり、消化しょうか酵素こうそおよび酸性さんせい分泌ぶんぴつぶつす。すじ砂嚢さのう(さのう)ともばれ、筋肉きんにく発達はったつしているほか、んだ砂粒さりゅうはいっており、このすじ食物しょくもつをすりつぶすことで、のないことをおぎなっている[80][81]。ほとんどの鳥類ちょうるいは、飛翔ひしょうたすけるため、すばやく消化しょうかすることに高度こうど適応てきおうしている[82]わたりをおこなとりのなかには、ちょう蛋白質たんぱくしつといった、そのからだのいろいろな部分ぶぶんからの蛋白質たんぱくしつを、わたりのあいだ補助ほじょてきなエネルギーげんとして使用しようするようになっているものがある[83]

鳥類ちょうるい爬虫類はちゅうるい同様どうように、基本きほんてきには尿にょうさん排泄はいせつせいである。すなわち、その腎臓じんぞう血液けつえきちゅう窒素ちっそ廃棄はいきぶつ抽出ちゅうしゅつして、これを尿素にょうそもしくはアンモニアではなく、尿にょうさんとして尿にょうかん経由けいゆしてちょう排出はいしゅつする。鳥類ちょうるいには膀胱ぼうこうないし外部がいぶ尿道にょうどうあながなく(ただしダチョウは例外れいがいである)、このため尿にょうさんはん固体こたい廃棄はいきぶつとして、くそ一緒いっしょ排泄はいせつされる[84][85][86]。ただしハチドリのような鳥類ちょうるいは、条件じょうけんてきアンモニア排泄はいせつせいであり、ほとんどの窒素ちっそ廃棄はいきぶつをアンモニアとして排出はいしゅつすることができる[87]。さらに鳥類ちょうるいは、哺乳類ほにゅうるいクレアチニン排泄はいせつするのにたいして、クレアチン排泄はいせつする[88]。この物質ぶっしつは、ほかのちょうさん生物せいぶつおなじようにそう排出はいしゅつから[89][90]そう排出はいしゅつ腔は多目的たもくてき開口かいこうで、排泄はいせつぶつはこれをとおして排出はいしゅつされ、とり交尾こうびするときにはそれぞれのそう排出はいしゅつ腔を接触せっしょくさせ、そしてめすはそこからたまごむ。これにくわえて、おおくのたねペリット(ペレット、pellet)のもどしをおこな[91]

鳥類ちょうるいめすせい生殖せいしょくは、おおくのたね生殖せいしょく時期じき左側ひだりがわだけが発達はったつし、繁殖はんしょくぎると一時いちじてき退すさちぢみ繁殖はんしょく再度さいど発達はったつする(左側ひだりがわなにかしらの障害しょうがい発生はっせいした場合ばあい右側みぎがわ発達はったつ、タカなど一部いちぶ鳥類ちょうるい両側りょうがわ発達はったつ[92][93]

呼吸こきゅう[編集へんしゅう]

鳥類ちょうるいは、すべての動物どうぶつぐんのなかで、もっと複雑ふくざつ呼吸こきゅうったグループのひとつである[88]とりいきうとき、新鮮しんせん空気くうきの75%がはい迂回うかいして、後部こうぶ気嚢きのう直接ちょくせつながみ、これを空気くうきたす。後部こうぶ気嚢きのうとは、はいからひろがってほねのなかのしつ(含気腔)につながっている気嚢きのうのグループである。のこりの25%の空気くうき直接ちょくせつはいく。とりいきくときには、使つかわれた空気くうきはいから排出はいしゅつされ、同時どうじに、後部こうぶ気嚢きのうたくわえられていた新鮮しんせん空気くうきはいおくまれる。このようにして、鳥類ちょうるいはいにはいきうときにもくときにも、常時じょうじ新鮮しんせん空気くうき供給きょうきゅうされている[94]とりこえは、かん使つかってつくされている。かん筋肉質きんにくしつしつであり、気管きかん下部かぶまつはしから分岐ぶんきし、複数ふくすうがたまくわされている[95][96]

循環じゅんかん[編集へんしゅう]

鳥類ちょうるい心臓しんぞうは、哺乳類ほにゅうるいおなじく4しつ心房しんぼう心室しんしつ)あり[97]右側みぎがわ大動脈だいどうみゃくゆみよりからだ循環じゅんかんこるが、哺乳類ほにゅうるいでは鳥類ちょうるいことなり左側ひだりがわ大動脈だいどうみゃくゆみによる[88][98]下大しもおお静脈じょうみゃくは、じんもんみゃくけい経由けいゆして、四肢ししからのりゅうる。哺乳類ほにゅうるいとはことなり、鳥類ちょうるい赤血球せっけっきゅうにはかくがある[99][100]ニワトリ血糖けっとうは210-240mg/dlであり、鳥類ちょうるい哺乳類ほにゅうるいくらべて2-3ばい血糖けっとうしめ[101]

知覚ちかく[編集へんしゅう]

ズグロトサカゲリおおまどかまく

神経しんけいけいは、鳥類ちょうるいからだおおきさからると相対そうたいてきおおきい[102]のうにおいてもっと発達はったつしているのは、飛翔ひしょう関連かんれんした機能きのうつかさど部位ぶいであり、小脳しょうのう運動うんどう調節ちょうせつする一方いっぽう大脳だいのう行動こうどうパターンや航法こうほう繁殖はんしょく行動こうどう営巣えいそう記憶きおくなどの行動こうどうつかさどる。とくに、カラスるいや、インコ・オウムるいは、人間にんげんの2〜8歳児さいじほどの知能ちのうつとかんがえられている。

ほとんどのとり貧弱ひんじゃく嗅覚きゅうかくしかたないが、顕著けんちょ例外れいがいとしてキーウィるい[103]コンドルるい[104]およびミズナギドリ[105]とりなどがあげられる。鳥類ちょうるい視覚しかくシステムは一般いっぱん高度こうど発達はったつしている。水鳥みずとり特別とくべつ柔軟じゅうなんなレンズをつことで、空気くうきちゅう視覚しかく水中すいちゅう視覚しかく両立りょうりつさせている[106]。なかには2つの中心ちゅうしん窩をたねもいる[107]鳥類ちょうるい4しょくがた色覚しきかくであり、あかみどりあおきりたい細胞さいぼうおなじように、紫外線しがいせん (UV) に感度かんどのあるきりたい細胞さいぼう網膜もうまくっている。これによりかれらは紫外線しがいせん見分みわけることができ、それは求愛きゅうあい行動こうどうにも関係かんけいする。おおくの鳥類ちょうるいは、紫外線しがいせんによる羽衣はごろも(うい)の模様もようしめすが、これはヒトのにはえない。すなわち、ヒトの肉眼にくがんでは雌雄しゆうおなじにえるようなとりでも、その羽毛うもう紫外線しがいせん反射はんしゃするむら存在そんざいによって見分みわけられる。ゆうアオガラ羽毛うもうには、紫外線しがいせん反射はんしゃする冠状かんじょうまだらがあり、求愛きゅうあい行動こうどうさいにはポーズをり、その頸部の羽毛うもうてることでディスプレイをおこな[108]紫外線しがいせんはまた、えさることにも使用しようされている。チョウゲンボウ仲間なかまは、かじるい地上ちじょうのこした紫外線しがいせん反射はんしゃする尿にょう痕跡こんせきつけることで獲物えものさがすことが証明しょうめいされている[109]鳥類ちょうるいのまぶたは、まばたきには使用しようされない。そのかわりには、水平すいへい方向ほうこう移動いどうする3番目ばんめのまぶたであるまどかまくによって潤滑じゅんかつされている[110]。また、おおくの水鳥みずとりにおいて、まどかまくおおコンタクトレンズのようなはたらきをする[111]鳥類ちょうるい網膜もうまくは、くしじょうたいくしじょう突起とっきpecten)とばれる扇状せんじょう血液けつえき供給きょうきゅうシステムをっている[112]。ほとんどのとり眼球がんきゅううごかすことができないが、カワウのような例外れいがいもある[113]鳥類ちょうるいのうち、をその頭部とうぶ側面そくめんつものはひろ視野しや (visual field) をち、フクロウのように頭部とうぶ前面ぜんめん両目りょうめがあるものは、双眼そうがん視覚しかく英語えいごばんち、うつしかい深度しんど見積みつもることができる[114]鳥類ちょうるいみみには外側そとがわみみかいはなく、みみ(じう)という羽毛うもうおおわれているが[115]フクロウるいトラフズクぞく英語えいごばんミミズクコノハズクぞく英語えいごばんようなとりでは、頭部とうぶ羽毛うもうみみのようにえるぼう羽角はすみ、うかく)を形成けいせいする。内耳ないじには蝸牛かぎゅう(かぎゅう)があるが、哺乳類ほにゅうるいのような螺旋らせんじょうではない[116]

化学かがくてき防御ぼうぎょ[編集へんしゅう]

すうしゅ鳥類ちょうるいは、捕食ほしょくしゃたいして化学かがくてき防御ぼうぎょもちいることができる。一部いちぶミズナギドリとりは、攻撃こうげきしゃたいして不快ふかい油状ゆじょう胃液いえき (Stomach oil) をすことができ[117]、また、ニューギニアさんすうしゅピトフーイ(ピトフィ)るい(モリモズるい)のすうしゅは、その皮膚ひふ羽毛うもうなどに強力きょうりょく神経しんけいどくっており[118][119]、これは寄生虫きせいちゅうたいする防御ぼうぎょかんがえられている[120]

せい[編集へんしゅう]

鳥類ちょうるいには2つの性別せいべつ、すなわちゆうめすがある。鳥類ちょうるいせいは、哺乳類ほにゅうるいっているXとYの染色せんしょくたいではなく、ZとWのせい染色せんしょくたいによって決定けっていされる。ゆうとりは、2つのZ染色せんしょくたい (ZZ) をち、めすとりはW染色せんしょくたいとZ染色せんしょくたい (WZ) をっている[121]鳥類ちょうるいのほとんどすべてのたねにおいて、個々ここ性別せいべつ受精じゅせいさい決定けっていされる。しかしながら、最近さいきん研究けんきゅうによって、ヤブツカツクリでは、孵化ふかちゅう温度おんどたかいほど、めすたいするゆうせいたかくなったことから、温度おんど依存いぞんせい決定けってい (Temperature-dependent sex determination) が証明しょうめいされた[122]

羽毛うもう羽衣はごろもうろこ[編集へんしゅう]

目を閉じたフクロウが、同じような色をした木の幹の前にいる。部分的に木の葉に隠れている。
アフリカコノハズク英語えいごばん羽衣はごろもによって、周囲しゅうい風景ふうけいむことができる。

羽毛うもうは(現在げんざいではしん鳥類ちょうるいであるとはかんがえられていない恐竜きょうりゅう一部いちぶにも存在そんざいするが)、鳥類ちょうるい特有とくゆう特徴とくちょうである。羽毛うもうによって飛翔ひしょう可能かのうになり、断熱だんねつによって体温たいおん調節ちょうせつたすけ、そしてディスプレイやカモフラージュ、情報じょうほう伝達でんたつにも使用しようされる[123]羽毛うもうにはいくつもの種類しゅるいがあり、それぞれが、個々ここのさまざまな目的もくてきおうじて機能きのうしている。羽毛うもう皮膚ひふ付属ふぞくした上皮じょうひ成長せいちょうぶつであり、はねいきはね、pterylae)とばれる、皮膚ひふ特定とくてい領域りょういきにのみしょうずる[124]。これらのはねいき分布ぶんぷパターン(はね分布ぶんぷ、pterylosis)は分類ぶんるいがく系統けいとうがく使用しようされている。とりからだにおける羽毛うもう配列はいれつ外観がいかん総称そうしょうして、羽衣はごろも[124]羽衣はごろもは、どう一種いっしゅのなかでも、年齢ねんれい社会しゃかいてき地位ちい[125]性別せいべつによって変化へんかすることがある[126]

羽衣はごろも定期ていきてきわっている(かわはね)。とり標準ひょうじゅんてき羽衣はごろもは、繁殖はんしょくのあとにかわはねしたものであり、繁殖はんしょく (Non-breeding plumage) としてられている。あるいはハンフリー・パークスの用語ようご (Humphrey-Parkes terminology) によれば「基本きほんはね ("basic" plumage) である。繁殖はんしょく、あるいは基本きほん変化へんかしたものは、ハンフリー・パークスの用語ようごほうによれば「交換こうかんはね ("alternate" plumages) としてられる[127]。ほとんどのたねで、かわはねとし1かいこるが、なかにはとし2かいかわはねするものもあり、また、大型おおがた猛禽もうきんるいは、なんねんかに1かいだけわるものもある。かわはねのパターンはたねごとにことなる。スズメとりられる一般いっぱんてきなパターンは、はつれつ風切かざきり外側そとがわかって(遠心えんしんせいかわはね)、れつ風切かざきり内側うちがわかって(求心きゅうしんせいかわはね[124]、そして尾羽おは中央ちゅうおうから外側そとがわかってわっていく(遠心えんしんせいかわはね[128][129]。スズメとりでは、風切かざきりは、もっと内側うちがわはつれつ風切かざきりからはじまり、いち左右さゆう1まいずつわる。はつれつ風切かざきり内側うちがわ半分はんぶん(6番目ばんめだい5)がわると、もっと外側そとがわさんれつ風切かざきりはじめる。もっと内側うちがわさんれつ風切かざきりかわはねしたあと、れつ風切かざきりもっと外側そとがわからはじめ、これがより内側うちがわ羽毛うもうへと進行しんこうしていく。はつれつくつがえは、それがおおっているはつれつ風切かざきりかわはねわせてわる[124][130]ハクチョウるい[131]ガンるいカモるいといったたねは、すべての風切かざきりいちけ、一時いちじてきぶことができなくなるほか[132]アビるい[131]ヘビウるいフラミンゴるいツルるいクイナるいウミスズメるいにもこのようなたねがある[124]一般いっぱんてき様式ようしきとして、尾羽おは脱落だつらくわりは、もっと内側うちがわ一対いっついからはじまる[130]。しかし、キジセッケイるいにおいては、外側そとがわ尾羽おは中心ちゅうしんからかわはねはじまり、双方向そうほうこうへの進行しんこうられる[128]キツツキるいキバシリるい尾羽おはでは、遠心えんしんせいかわはねすこ変更へんこうされ、これらのかわはね内側うちがわから2番目ばんめ一対いっつい尾羽おはからはじまり、そして一対いっつい中央ちゅうおう尾羽おはわる。これによってをよじのぼるのための尾羽おは機能きのう維持いじしている[130][133]営巣えいそう先立さきだって、ほとんどの鳥類ちょうるいめすは、はらちか羽毛うもううしなうことで、皮膚ひふ露出ろしゅつしただきたまごまだら英語えいごばんる。この部分ぶぶん皮膚ひふ血管けっかんがよく発達はったつし、とりだきたまごたすけになる[134][135]

黄色のくちばしをした赤いインコが翼の羽をくわえている。
ヒインコ (Eos bornea) の羽繕はづくろ

羽毛うもうはメンテナンスが必要ひつようであり、鳥類ちょうるい毎日まいにち羽繕はづくろいや手入ていれをおこない、かれらは日常にちじょうの9%前後ぜんごをこの作業さぎょうついやしている[136]。くちばしは、羽毛うもうから異物いぶつのかけらをはらすだけではなく、せん英語えいごばんからのろうのような分泌ぶんぴつぶつることにも使つかわれる。この分泌ぶんぴつぶつ羽毛うもう柔軟じゅうなんせいまもり、抗菌こうきんやくとしてもはたらき、羽毛うもう劣化れっかさせる細菌さいきん成長せいちょう阻害そがいする[137]。この作用さようは、アリの分泌ぶんぴつするギ酸ぎさんによっておぎなわれているとされ、鳥類ちょうるい羽毛うもう寄生虫きせいちゅうのぞくために、ありよくとしてられている行動こうどうとおしてこれをるとかんがえられている[138]

鳥類ちょうるいにおいては、羽毛うもう紫外線しがいせん皮膚ひふへの到達とうたつさまたげている。鳥類ちょうるいは、皮膚ひふから皮脂ひし分泌ぶんぴつし、羽毛うもう羽繕はづくろすることによってくちからビタミンD摂取せっしゅしているとのせつもある。このせつ毛皮けがわゆうする哺乳類ほにゅうるいにも該当がいとうする[139]

鳥類ちょうるいうろこ(うろこ)は、くちばしや、かぎつめ蹴爪けづめおなじくケラチンからつくられている。うろこおも(あしゆび)や跗蹠(ふしょ)にられるが、たねによってはかかと(かかと)のずっとうえ部位ぶいまでられるものもある。カワセミるいキツツキるいのぞいて、だい部分ぶぶんとりうろこはほとんどかさなっていない。鳥類ちょうるいうろこは、爬虫類はちゅうるい哺乳類ほにゅうるいのものとあい同性どうせいであるとかんがえられている[140]

飛翔ひしょう[編集へんしゅう]

白い胸をした黒い鳥が翼を下に降り下ろして、広がった尾羽を下に向けて飛んでいる。
ばたき飛翔ひしょうつばさろすフタイロヒタキ英語えいごばん

ほとんどのとり飛翔ひしょう英語えいごばんすることができ、このことが鳥類ちょうるいを、のほとんどすべての脊椎動物せきついどうぶつつなから際立きわだたせている。飛翔ひしょうはほとんどのたねとりにとってだいいち移動いどう手段しゅだんであり、繁殖はんしょくえさ、そして捕食ほしょくしゃからの回避かいひ脱出だっしゅつもちいられる。鳥類ちょうるいは、飛行ひこうつばさとして機能きのうするように修正しゅうせいされた前肢ぜんしつばさ)ばかりではなく[141]軽量けいりょう骨格こっかく構造こうぞう[142]、2つのおおきな飛翔ひしょうのための筋肉きんにく飛翔ひしょうすじとりぜん体重たいじゅうの20%以上いじょうめる[143])であるだいむねすじがらす口上こうじょうすじ(うこうじょうきん)といった飛行ひこうのためのさまざまな適応てきおうられる[144]。これに付随ふずいして、胸骨きょうこつ竜骨りゅうこつ突起とっき竜骨りゅうこつりょう)が発達はったつすること、脊椎せきついこつ腰骨こしぼね癒合ゆごうすること、しい癒合ゆごうによる尾端びたんこつなども飛翔ひしょうへの適応てきおう一部いちぶをなしている[77]みじか消化しょうかかん体内たいない蓄積ちくせきする食物しょくもつすくなくし、尿にょうさんによる排出はいしゅつ排出はいしゅつぶつ蓄積ちくせきらすことでからだ軽量けいりょう貢献こうけんする。なお、羽毛うもう気嚢きのうなどは飛行ひこう能力のうりょく発達はったつ先立さきだって恐竜きょうりゅうっていたとかんがえられ、これらはぜん適応てきおうれいである。

つばさ形状けいじょうおおきさは、一般いっぱんてきとり飛翔ひしょうのタイプによってまる[145]おおくのとりは、ちから必要ひつようばたきによる飛翔ひしょうと、よりエネルギー要求ようきゅうひくしょう(ソアリング、soaring)による飛翔ひしょうわせている。

おおくの絶滅ぜつめつしゅであったようなべないとりは、やく60しゅ現存げんそんしている[146]飛行ひこう能力のうりょく消滅しょうめつは、隔絶かくぜつされた島嶼とうしょ鳥類ちょうるいにしばしばきるが、おそらくこれはかぎられた資源しげんと、陸棲りくせい捕食ほしょくしゃ不在ふざいによる[147]ペンギンるい飛行ひこうこそしないが、ウミスズメるいミズナギドリるいカワガラスるいなど、飛翔ひしょうする鳥類ちょうるいつばさ使つかって水中すいちゅうおよ場合ばあい同様どうよう筋肉きんにく使つかい、水中すいちゅうを「飛行ひこう」する[148]

生態せいたい[編集へんしゅう]

鳥類ちょうるいはほとんどがひるぎょうせいであるが、たとえばフクロウヨタカおおくのたねは、夜行やこうせいないし薄明はくめい薄暮はくぼせい薄明はくめい時間じかんたい活動かつどうする)であり、渉禽類しょうきんるいにはしお干満かんまんにあわせて、昼夜ちゅうやかかわりなくえさするたねおお存在そんざいする[149]

食餌しょくじえさ[編集へんしゅう]

ことなる形状と大きさのくちばしを持つ16種の鳥の頭部の図
くちばしの形状けいじょうられるえさへの適応てきおう

鳥類ちょうるい食餌しょくじ多彩たさいであり、おおくの場合ばあいみつ果実かじつ植物しょくぶつ種子しゅしかばねにくとりふくむさまざまなしょう動物どうぶつなどがふくまれる[150]とりにはがないことから、その消化しょうかけいは、まるのみにした、咀嚼そしゃくされていない食物しょくもつ処理しょりすることに適応てきおうしている[151]

鳥類ちょうるいには、さまざまな食料しょくりょうにおいて食物しょくもつないしえさるために、おおくの方法ほうほうもちいる「こうしょくせい多食たしょくせい)」(ゼネラリスト)とばれるもののほか、特定とくてい食料しょくりょう時間じかん労力ろうりょく集中しゅうちゅうさせるか、単一たんいつ方法ほうほう食物しょくもつる「せましょくせいたんしょくせい)」(スペシャリスト)とばれるものがいる[88]鳥類ちょうるいえさ方法ほうほうしゅによってことなる。鳥類ちょうるいおおくは、昆虫こんちゅう脊椎動物せきついどうぶつ果実かじつ、または種子しゅしる (gleaning)。なかにはえだから急襲きゅうしゅうして昆虫こんちゅうるものもある。害虫がいちゅうねらうようなたねは、有益ゆうえきな「生物せいぶつてき防除ぼうじょ」となされ、生物せいぶつてき防除ぼうじょプログラムにおいては、それらの生息せいそく奨励しょうれいされている[152]ハチドリるいタイヨウチョウるいヒインコるいのような、とりわけはなみつしょくするものは、特別とくべつ適応てきおうしたブラシじょうしたち、おおくの場合ばあいくちばしの形状けいじょうきょう適応てきおうしたはなてきするようにデザインされている[153]キーウィ渉禽類しょうきんるいは、そのながいくちばしをさがせはりとして使つかい、脊椎動物せきついどうぶつさがす。シギチドリるいあいだでくちばしのながさとえさ方法ほうほうちがいがあることによって、生態せいたいてき地位ちい生態せいたいてきニッチ)の分離ぶんりしょうじている[154][155]アビるい潜水せんすいガモるい (Diving duck)、ペンギンるいウミスズメるいなどは、水中すいちゅうつばさないしそく推進すいしんとして使つかい、その獲物えものいかけるが[65]、それにたいしてカツオドリるいカワセミるいアジサシるいのような飛翔ひしょうがた捕食ほしょくしゃは、獲物えものねらいをつけて空中くうちゅうからみずむ。フラミンゴるい、クジラドリるい (Prion) のうちの3しゅ、そしてカモるい一部いちぶ濾過ろか摂食せっしょくおこな[156][157]ガンるいやカモるい基本きほんてき草食そうしょく動物どうぶつである。

グンカンドリるいカモメるい[158]トウゾクカモメるい[159]など一部いちぶたねは、ぬす寄生きせい(ほかのとりから食料しょくりょうになるものをうばること)をおこなう。ぬす寄生きせいによる食料しょくりょうはいずれのたねにおいても、食料しょくりょう主要しゅよう部分ぶぶんというよりは、むしろ狩猟しゅりょうによる収穫しゅうかくおぎなうものであるとかんがえられている。アオツラカツオドリからえさぬすオオグンカンドリについての研究けんきゅうによれば、うばったえさ割合わりあいはかれらの食物しょくもつのうちおおくても40%、平均へいきんではわずか5%と見積みつもられている[160]鳥類ちょうるいには腐肉ふにくしょくのものがある。なかにはコンドルのように、かばねにくとくしたものもあり、また一方いっぽうではカモメやカラス、あるいは猛禽もうきんるいのような日和見ひよりみてきかばねにく利用りようするものもある[161]。なお一部いちぶ鳥類ちょうるいではひなたいして授乳じゅにゅうおこなことられている。これは哺乳類ほにゅうるい授乳じゅにゅうとはことなり、食道しょくどう一部いちぶからミルクをしているが、こうした行動こうどう先祖せんぞである恐竜きょうりゅうからいだものかもしれない[162]

みず摂取せっしゅ[編集へんしゅう]

排泄はいせつ方法ほうほうと、汗腺かんせん欠如けつじょによって、鳥類ちょうるい水分すいぶんたいする生理せいりてき要求ようきゅう軽減けいげんされてはいるが、それでもおおくのとりにとってみず必要ひつようである[163]。あるしゅ砂漠さばくとりは、その食物しょくもつふくまれる水分すいぶんだけで、必要ひつようとするみずをすべてることができる。さらにかれらはこれ以外いがいにも、体温たいおん上昇じょうしょう許容きょようして蒸散じょうさん冷却れいきゃくあさそく呼吸こきゅう)による水分すいぶん損失そんしつおさえるといった適応てきおうおこなっているとかんがえられている[164]海鳥うみどり海水かいすいむことができ、頭蓋とうがい内部ないぶ塩類えんるいせん英語えいごばんっている。この塩類えんるいせんによって過剰かじょう塩分えんぶんを、鼻孔びこうから排出はいしゅつする[165]

ほとんどのとりみずさいに、そのくちばしでみずをすくいり、そしてみずがのどをながちるように、頸をうえにそらせる。一部いちぶたね、ことに乾燥かんそうした地域ちいき生息せいそくするハトカエデチョウネズミドリミフウズラノガンなどにぞくするたねは、みずをすする能力のうりょくがあり、そのあたまうしろにかたむける必要ひつようがない[166]砂漠さばくせいとり一部いちぶ水源すいげん依存いぞんし、とくサケイとりは、毎日まいにちみずたまりにあつまってくることで有名ゆうめいである。営巣えいそうしているサケイるいや、チドリおおくのとりは、そのはら羽毛うもうみずふくませて、ひなはこ[167]。なかには、ひなませるみずを、自分じぶんれてはこび、あるいは、えさ一緒いっしょもどとりもある。ハト、フラミンゴやペンギンとりは、嚢乳ばれる栄養分えいようぶんふくんだ液体えきたい分泌ぶんぴつして、これをひなあたえるような適応てきおうおこなっている[168]

わた[編集へんしゅう]

たくさんのたね鳥類ちょうるいが、ぶしごとの気温きおん地域ちいき利用りようするためにわたりをおこない、これによって食料しょくりょう供給きょうきゅう繁殖はんしょく確保かくほ最適さいてきはかっている。これらのわたりの行動こうどうは、それぞれのグループによってことなっている。通常つうじょう天候てんこう条件じょうけんとともに日長ひなが変化へんかをきっかけとして、おおくのりくとり海鳥うみどり渉禽類しょうきんるいおよび水鳥みずとり毎年まいとし長距離ちょうきょりわたりにしてく。これらの鳥類ちょうるい特徴とくちょうづけているのは、かれらが繁殖はんしょく温暖おんだん地域ちいき、ないしは北極ほっきょくまたは南極なんきょくきょく地方ちほうごし、そうでない時期じき熱帯ねったい地方ちほうか、あるいは反対はんたい半球はんきゅうごすことである。わたりに先立さきだって、とりたちはからだ脂肪しぼう栄養えいよう蓄積ちくせき大幅おおはばやし、また一部いちぶからだ組織そしきおおきさを縮小しゅくしょうさせる[83][169]わたりは、とく食料しょくりょう補給ほきゅうなしに砂漠さばく大洋たいよう横断おうだんする必要ひつようがあるとりたちにとって、おおくのエネルギーを必要ひつようとする。陸棲りくせい小鳥ことりはおよそ2,500 km (1,600 mi) 前後ぜんこう飛翔ひしょう持続じぞく距離きょりち、シギ・チドリるいは4,000 km (2,500 mi)をぶことができるとされ[170]オオソリハシシギは11,000 km (6,800 mi)の距離きょりつづける能力のうりょくがある[171][172][173]海鳥うみどり長距離ちょうきょりわたりをおこない、なかでももっと長距離ちょうきょり周期しゅうきてきわたりをおこなうのがハイイロミズナギドリである。かれらはニュージーランドチリ営巣えいそうし、日本にっぽんアラスカカリフォルニアおききた太平洋たいへいようで、えさって北半球きたはんきゅうなつごす。このぶしてき周回しゅうかい移動いどうは、そう距離きょり 64,000 km (39,800 mi) にもおよぶ[174][175]。このほかの海鳥うみどりでは、繁殖はんしょくぎると分散ぶんさんしてひろ範囲はんい移動いどうするが、わたりのルートをたない。南極なんきょくかい営巣えいそうするアホウドリは、繁殖はんしょく繁殖はんしょくあいだに、しばしばごく周回しゅうかい移動いどうおこなっている[176]

ニュージーランドから韓国に至る、鳥の飛行経路を示す複数の着色した線が描かれている太平洋の地図
人工じんこう衛星えいせいによって追跡ついせきされた、ニュージーランドからきたかうハイイロミズナギドリわたりの経路けいろ。かれらは海鳥うみどりのなかで最長さいちょうの10,200 km (6,300 mi)にもおよぶ、ノンストップのわたりをおこなたねとしてられている。

悪天候あくてんこうけたり、食料しょくりょうたりするのに必要ひつようなだけの、よりみじか移動いどうおこなとりもいる。北方ほっぽうアトリるいのようなだい発生はっせいするたねは、そのようなグループのひとつであり、あるとしにはある場所ばしょでごく普通ふつうられたものが、つぎとしにはまったくいなくなったりする。このたねわたりは、通常つうじょう食料しょくりょう入手にゅうしゅ容易たやすさに関連かんれんしている[177]高緯度こういど地方ちほうにいた個体こたいが、同種どうしゅとりがすでにいる分布ぶんぷいき移動いどうするように、分布ぶんぷ域内いきないでのさらに短距離たんきょりわたりをするたねもいる。そしてほかのものは、個体こたいぐん一部分いちぶぶんだけが移動いどうする部分ぶぶんてきわたりをおこな[178]部分ぶぶんてきわたりは、地域ちいきによって、鳥類ちょうるいわた行動こうどうおおきなパーセンテージをめることがある。オーストラリアでの調査ちょうさによれば、スズメとりでその44%が、またスズメとりでその32%が、部分ぶぶんてきわたりをおこなっていることがわかっている[179]たかさの移動いどうは、短距離たんきょりわたりのひとつの形態けいたいで、繁殖はんしょく高地こうちごし、じゅん最適さいてき条件下じょうけんかでは、より高度こうどひく地域ちいき移動いどうするようなとりられる。この行動こうどうのきっかけは気温きおん変化へんかであることがもっとおおく、通常つうじょう縄張なわばりが、食料しょくりょう不足ふそくによって生息せいそくてきさなくなるときにこるのが普通ふつうである[180]。また一部いちぶたね放浪ほうろうせいである場合ばあいもあり、まった縄張なわばりをたず、気候きこう食料しょくりょうとくやすさにおうじて移動いどうする。インコだい部分ぶぶんわたりもしないが定住ていじゅうせいでもなく、分散ぶんさんてきか、突発とっぱつてきか、放浪ほうろうせいか、あるいは小規模しょうきぼ不規則ふきそくわたりをするか、そのいずれかとみなされている[181]

鳥類ちょうるいが、膨大ぼうだい距離きょりえて、正確せいかく位置いちもどってくる能力のうりょくっていることは以前いぜんからられていた。1950年代ねんだいおこなわれた実験じっけんでは、ボストンはなされたマンクスミズナギドリは、13にちに5,150 km (3,200 mi) の距離きょりえて、ウェールズしゅうスコーマーとう英語えいごばんにあったもとの集団しゅうだん繁殖はんしょく(コロニー)に帰還きかんした[182]とりわたりのあいだ、さまざまな方法ほうほう使つかって航行こうこうしている。ひるぎょうせいわたどり場合ばあいにちちゅう航行こうこうには太陽たいようもちいられ、夜間やかん恒星こうせいがコンパスとして使用しようされる。太陽たいようもちいるとりは、体内たいない時計とけい利用りようしてにちちゅう太陽たいよう移動いどう補正ほせいしている[183]恒星こうせいによるコンパスでは、その方向ほうこうは、北極星ほっきょくせいかこ星座せいざ位置いち依存いぞんしている[184]。あるしゅとりたちは特殊とくしゅひかり受容じゅようたいによる地球ちきゅう地磁気ちじき検知けんちする能力のうりょくによってこれらの航法こうほうをバックアップしている[185]

コミュニケーション[編集へんしゅう]

中央部に大きな斑点を持つ翼をそれぞれ左右いっぱいに広げている、大型で褐色の模様の陸鳥
ジャノメドリおどろくべきディスプレイ。大型おおがた捕食ほしょくしゃ擬態ぎたいしている。

鳥類ちょうるいは、基本きほんてき視覚しかくてき信号しんごう聴覚ちょうかく信号しんごう使つかってコミュニケーションおこなう。これらの信号しんごうは、異種いしゅあいだたねあいだ)の場合ばあいも、どう一種いっしゅないたねない)の場合ばあいもある。

鳥類ちょうるいは、ときには社会しゃかいてき優位ゆういせい判断はんだんしたり、主張しゅちょうするために羽衣はごろも使用しようすることがあり[186]、また、せい淘汰とうたこったたねのなかでは、繁殖はんしょく可能かのう状態じょうたいにあることをしめすために使つかわれることもある。あるいはまた、ジャノメドリられるように、親鳥おやどりおさなひなまもるため、大型おおがた捕食ほしょくしゃ擬態ぎたいをしてタカるいなどをおどかしはらうために羽衣はごろも使つかわれることもある[187]羽衣はごろものバリエーションはまた、とく異種いしゅあいだにおいて、たね識別しきべつ可能かのうにする。鳥類ちょうるい相互そうご視覚しかくてきコミュニケーションには、羽繕はづくろいや羽毛うもう位置いち調整ちょうせいせい)、突つき、あるいはのさまざまな行動こうどうのような、信号しんごうとしてではない動作どうさから発展はってんしたとかんがえられる、儀式ぎしきされたディスプレイがふくまれる。これらのディスプレイは、攻撃こうげきないし服従ふくじゅう信号しんごうである場合ばあいもあるし、またつがい(ペア)関係かんけい形成けいせい寄与きよする場合ばあいもある[88]もっと精巧せいこうなディスプレイは、求愛きゅうあいさいおこなわれる。このいわゆる“ダンス”はおおくの場合ばあい、なしるいくつもの動作どうさ構成こうせい要素ようそとする複雑ふくざつわせによって構成こうせいされており[188]ゆう繁殖はんしょく成功せいこうは、そのようなディスプレイの出来栄できばえに左右さゆうされることもある[189]

かんによってはっせられる鳥類ちょうるい地鳴じなきやさえずり英語えいごばんは、鳥類ちょうるいおとによってコミュニケーションをおこなさい主要しゅよう手段しゅだんである。このコミュニケーションは、非常ひじょう複雑ふくざつになる場合ばあいがある。なかにはかん両側りょうがわをそれぞれ独立どくりつして機能きのうさせることができるたねもあり、これによって2つのことなるさえずりを同時どうじ発声はっせいすることを可能かのうにしている[96]

ごえはさまざまな目的もくてき使用しようされる。たとえばつがい相手あいて誘引ゆういん[190]可能かのうせいのあるつがい相手あいて値踏ねぶ[191]、つがいの形成けいせい縄張なわばりの主張しゅちょう維持いじ[190]個体こたい識別しきべつ(たとえば親鳥おやどり集団しゅうだん繁殖はんしょく(コロニー)でひなさがすとき、また繁殖はんしょくはじめにつがい相手あいて再会さいかいするとき)[192]、あるいは、捕食ほしょくしゃらしきものの接近せっきんをほかのとり警告けいこくしたり、またときには脅威きょうい性質せいしつかんする一定いってい情報じょうほうである場合ばあいもある[193][194]。また一部いちぶ鳥類ちょうるいは、機械きかいてき発生はっせいさせたおと聴覚ちょうかくてきコミュニケーションに使用しようする。オオジシギ[195]ニュージーランドさんのジシギ Coenocorypha などは、その羽毛うもう空気くうきとおして振動しんどうさせる[196]。この尾羽おはおとはっするディスプレイ・フライトは、ほとんどのジシギるいられる[196][197]。またキツツキるい縄張なわばりでドラミングをおこな[82]ヤシオウムはドラミングのために道具どうぐ使つか[198]

遠くから眺めた小さな鳥の巨大な群れ。鳥たちがしみのように見える。
コウヨウチョウもっと個体こたいすうおおしゅ[199]、ときにはすうまんえる巨大きょだいれを形成けいせいする。

れの形成けいせいとその集合しゅうごうたい[編集へんしゅう]

ある鳥類ちょうるいは、縄張なわばりでの生活せいかつや、ちいさな家族かぞくぐんでの生活せいかつ基本きほんとするが、そうではないとりおおきなれ (Flock) を形成けいせいすることがある。れをつくることのおおきな利点りてんは、かずおおいことによる安全あんぜんせい (Safety in numbers) であり、そしてえさ効率こうりつ向上こうじょうである[88]捕食ほしょくしゃたいする防御ぼうぎょは、樹林じゅりんのようなじた生息せいそくではことのほか重要じゅうようである。そこではがた捕食ほしょくしゃ (Ambush predator) が一般いっぱんてきであり、複数ふくすうによる監視かんしによって有効ゆうこう早期そうき警戒けいかい態勢たいせい準備じゅんびすることができる。このことから、通常つうじょうおおくのたね少数しょうすう個体こたいから構成こうせいされるすうおおくのこんぐん (Mixed-species flock) の形成けいせいつながっている。こういったれは、群集ぐんしゅうによる安全あんぜんせいをもたらすが、資源しげんるための潜在せんざいてき競争きょうそうやす[200]れを形成けいせいすることの代償だいしょうには、社会しゃかいてき地位ちいひくとりたいする、より優位ゆういとりによるいじめや、特定とくてい条件下じょうけんかでのえさ効率こうりつ低下ていかなどがある[201]

鳥類ちょうるいは、ときに鳥類ちょうるい以外いがいたね関連かんれんをなすこともある。上空じょうくうから急降下きゅうこうかして潜水せんすい捕食ほしょくするタイプの海鳥うみどりは、さかなぐん海面かいめんげてくれるイルカマグロれにくわわる[202]サイチョウるいは、コビトマングース英語えいごばんあい共生きょうせいてき関係かんけいにある。かれらは一緒いっしょえささがし、猛禽もうきんや、そのほかの捕食ほしょくしゃ接近せっきんたがいに警告けいこくしあう[203]

睡眠すいみんとねぐら[編集へんしゅう]

灰色の足をしたピンク色のフラミンゴが、長い頸を体に押し付けて、頭を翼の下に押し込んでいる。
おおくの鳥類ちょうるいは、このベニイロフラミンゴのように、ねむるときには頭部とうぶむ。

鳥類ちょうるいいちにちにおける活動かつどうたか代謝たいしゃりつは、これ以外いがい時間じかん休息きゅうそくによっておぎなわれている。ねむとりは、警戒けいかい睡眠すいみん (vigilant sleep) としてられるタイプの睡眠すいみんをしばしばる。このタイプの睡眠すいみんでは、素早すばやひらく「一瞥いちべつ」 (peeks) がそのあいだれられ、これによってかれらは異常いじょうたいして鋭敏えいびんになり、脅威きょういから素早すばやのがれられる[204]アマツバメるいは、飛翔ひしょうちゅう睡眠すいみんることができるとかんがえられており[205]、レーダー観測かんそくでは、その飛翔ひしょうちゅう休息きゅうそくさい、かれらは風上かざかみかうように自分じぶん方向ほうこうさだめることをしめしている[206]。それは、おそらくは飛翔ひしょうちゅうであっても可能かのうであるような、あるしゅ睡眠すいみん存在そんざいする可能かのうせい示唆しさしている[207]。また、一部いちぶ鳥類ちょうるいでは、同時どうじのう一方いっぽう半球はんきゅう (hemisphere) が、じょなみ睡眠すいみん (SWS) にはい能力のうりょく証明しょうめいされている(半球はんきゅう睡眠すいみん)。鳥類ちょうるいはこの能力のうりょくを、れの外側そとがわたいし、その位置いちおうじてはたらかせる傾向けいこうがある。これは、ねむっているのう半球はんきゅう反対はんたいがわれの外側そとがわ見張みはることによって、捕食ほしょくしゃたいする警戒けいかい可能かのうにする。こういった適応てきおうはまた、うみ哺乳類ほにゅうるいにおいてもられている[208]とり集団しゅうだんでねぐらにあつまることは一般いっぱんてきであり、それはからだねつ損失そんしつおさえ、捕食ほしょくしゃ関連かんれんする危険きけんらすためである[209]。ねぐらの場所ばしょは、おおくの場合ばあい体温たいおん調節ちょうせつ安全あんぜんせい考慮こうりょして選択せんたくされる[210]

おおくの鳥類ちょうるいは、睡眠すいみんさいにその頭部とうぶげて、くちばしを羽毛うもうのなかにむが、そのほかむね羽毛うもうのなかにくちばしをおさめるとりもある。おおくの鳥類ちょうるい一本いっぽんあしやすみ、なかにはとく寒冷かんれい気候きこうにおいて、両脚りょうきゃく羽毛うもうのなかにむものもある。まるスズメとりには、けんのロック機構きこうそなわっており、睡眠すいみんちゅうまりうえまるのに役立やくだっている。ウズラるいキジるいといったおおくのりく禽がまる。インコるいのうち、サトウチョウぞく (Loriculus) などいくつかにぞくするとりは、さかさまにぶらがってやす[211]ハチドリのなかには、夜間やかん代謝たいしゃりつ低下ていかともな休眠きゅうみん状態じょうたい英語えいごばんになるものがある[212]。この生理学せいりがくてき適応てきおうは、ズクヨタカるいヨタカるいモリツバメるいなど、100しゅちかいほかの鳥類ちょうるいにもられる。ただ1しゅプアーウィルヨタカ英語えいごばんは、冬眠とうみん状態じょうたいはいることさえある[213]鳥類ちょうるい汗腺かんせんたないが、日陰ひかげ移動いどうしたり、みずのなかにいたり、あえぎ呼吸こきゅう(パンティング、panting)をしたり、表面積ひょうめんせきおおきくしたり、のどをはためかせたりしてそのからだ冷却れいきゃくし、あるいはまた、Urohidrosis冷却れいきゃくのメカニズムとして自分じぶんあしうろこ部分ぶぶんくそをする行動こうどう)のような特別とくべつ行動こうどうをすることによって、自身じしん冷却れいきゃくすることがある。

繁殖はんしょく[編集へんしゅう]

社会しゃかいシステム[編集へんしゅう]

緑色の顔、黒い胸そしてピンク色の下半身をした鳥が、上を向いている。精巧な長い羽が、その翼と尾にある。
アカカザリフウチョウゆうは、のフウチョウぞくとり同様どうよう精巧せいこう繁殖はんしょくを、めす自分じぶん印象いんしょうづけるために使つか[214]

鳥類ちょうるいたねの95%は、社会しゃかいてき一夫一婦いっぷいっぷである。これらのたねのつがいは、最低さいていでもその繁殖はんしょくあいだか、場合ばあいによってはすうねんないし配偶はいぐうしゃぬまでつづ[215]一夫一婦いっぷいっぷは、ゆうによる世話せわおよび両親りょうしんによる子育こそだ可能かのうとなり、めすそだてひな(いくすう)の成功せいこうのためにゆう手助てだすけが必要ひつようであるしゅにとってきわめて重要じゅうようである[216]おおくの社会しゃかいてき一夫一婦いっぷいっぷであるしゅにおいて、配偶はいぐうしゃ以外いがいとの交尾こうびこんがい関係かんけい)は一般いっぱんてきである[217]めすにとって、こんがい交尾こうびによる利点りてんは、そのにより遺伝子いでんしられることや、配偶はいぐうしゃによるにん可能かのうせいたいして保険ほけんをかけることなどがある[218]こんがい交尾こうびかかわったたねゆうは、かれらのつくった親子おやこ関係かんけい裏付うらづけるために、その相手あいてをしっかりと保護ほごする[219]

これ以外いがい配偶はいぐうシステムとしては、一夫多妻いっぷたさいいちつまおっとふくこん、それに乱婚らんこんおっと多妻たさい)もある[220][221]ふくこん一種いっしゅである一夫多妻いっぷたさい配偶はいぐうシステムは、めすゆう手助てだすけなしで哺育ほいくおこなうことができる場合ばあいしょうずる[222][223]。なかには環境かんきょうおうじてさまざまな配偶はいぐうシステムを採用さいようするたねもある。

繁殖はんしょくには、通常つうじょうなんらかのかたち求愛きゅうあいディスプレイをともない、一般いっぱんてきにはゆうによってえんじられる[224]。ほとんどのディスプレイは比較的ひかくてき単純たんじゅんであり、あるしゅさえずり英語えいごばんともなう。しかしながら、なかにはきわめて精巧せいこうなディスプレイもある。たねによっては、つばさらす、ダンスや曲技きょくぎ飛翔ひしょう、あるいは共同きょうどうレッキング (lekking) などがある。通常つうじょうめすがパートナーの選択せんたくおこなうが[225]、しかし、いちつまおっとヒレアシシギるいでは、これが逆転ぎゃくてんし、羽衣はごろも地味じみゆうあざやかないろめす選択せんたくする[226]求愛きゅうあい給餌きゅうじ (courtship feeding)、くちばしい (billing)、たがいの羽繕はづくろいなどは、通常つうじょうとりがつがいになり交尾こうびしたのち、配偶はいぐうしゃあいだおこなわれている[82]

同性愛どうせいあい行動こうどうは、すうおおくの鳥類ちょうるいたねゆうまたはめす観察かんさつされており、これには交尾こうび、つがいの形成けいせいひな共同きょうどう哺育ほいくなどがある[227]

縄張なわばり、営巣えいそうだきたまご[編集へんしゅう]

おおくの鳥類ちょうるいが、繁殖はんしょくになると、ほかの同種どうしゅとりからその縄張なわばりを活発かっぱつ防御ぼうぎょする。縄張なわばりの維持いじは、ひなのための食料しょくりょうげん保持ほじ意味いみするからである。海鳥うみどりアマツバメるいのように、しょく縄張なわばりをまもることのできないたねは、おおくの場合ばあい、かわりに集団しゅうだん繁殖はんしょく(コロニー、colony)で繁殖はんしょくする。これは捕食ほしょくしゃからの防御ぼうぎょ手段しゅだんであるとかんがえられている。集団しゅうだん繁殖はんしょくおこなとりちいさな営巣えいそう場所ばしょまもり、営巣えいそう場所ばしょをめぐってほかの同種どうしゅないし異種いしゅとの競争きょうそうはげしくなることがある[228]

クロウタドリゆうが、ひな給餌きゅうじしている。

すべての鳥類ちょうるいは、体外たいがいたまごとして、おも炭酸たんさんカルシウム形成けいせいされたかた卵殻らんかくゆうひつじまくたまご[229]あなあな営巣えいそうするたねは、白色はくしょくないし淡色たんしょくたまご傾向けいこうがあり、一方いっぽう開放かいほうがたつくるものは、迷彩めいさいしょくたまごむ。ただし、この傾向けいこうにはおおくの例外れいがい存在そんざいする。地上ちじょう営巣えいそうするヨタカるい淡色たんしょくたまごみ、カモフラージュは、かわりにかれらの羽衣はごろもによりおこなわれる。たくたまご仮親かりおやにされるたねは、たくたまごされたたまごつけだす可能かのうせい向上こうじょうさせるために、さまざまないろたまごむ。それによってたくたまごするがわめすは、そのたまご仮親かりおやたまごわせることになる[230]

黒い頭をした黄色のハタオリドリが、草の葉を編んで作った巣に逆さまにぶら下がっている。
キゴロモハタオリ英語えいごばんゆうが、くさんで精巧せいこうつくっている。

鳥類ちょうるい通常つうじょう英語えいごばんのなかで産卵さんらんする。ほとんどのたねは、わんがた、ドームがたさらがたくぼみ、づか(マウンド)、あるいはあなといったような[231]、ある程度ていど精巧せいこうつく[232]。しかしながら、なかにはきわめて原始げんしてきなものもある。たとえばアホウドリるいは、地面じめんのかきあと以上いじょうのものではない。ほとんどのとりは、捕食ほしょくされることをけるため、そのおおいのある、かくれた場所ばしょつくる。しかし、大型おおがた鳥類ちょうるいやコロニーを形成けいせいするとりなど、より防御ぼうぎょりょくたか鳥類ちょうるいは、さらに開放かいほうてきつくることがある。営巣えいそうにおいてあるしゅとりは、ひな生存せいぞんたかめるために、寄生虫きせいちゅうらす毒素どくそ植物しょくぶつによる植物しょくぶつせい素材そざいさが[233]、また、羽毛うもう断熱だんねつざいとしてよくもちいられる[232]鳥類ちょうるいのなかにはたないたねもあり、がけ営巣えいそうするウミガラスは、そのたまごをむきだしのいわうえむ。また、コウテイペンギンゆうは、たまごをそのあしからだあいだ保持ほじする。欠如けつじょは、地上ちじょう営巣えいそうするしゅで、孵化ふかするひななりせい (Precocial) である場合ばあいにおいて、とくおおられる。

藁で作られた巣に5つの白い卵と、斑点のある灰色の卵がひとつ入っている。
コウウチョウたくたまごされたツキヒメハエトリ英語えいごばん

だきたまごは、ひな孵化ふかのために温度おんど最適さいてきするものであり、通常つうじょう最後さいごたまごとされたあとにはじまる[234]一夫一婦いっぷいっぷたねにおけるだきたまごつとめは、雌雄しゆう共有きょうゆうされることがおおいのにたいし、一夫多妻いっぷたさいたねでは、片方かたがたおやめす)がだきたまごぜん責務せきむう。親鳥おやどりからだねつは、たまごいているとりはらないしむね皮膚ひふ露出ろしゅつした部分ぶぶんであるだきたまごまだら英語えいごばんとおしてたまごつたわる。だきたまごはエネルギーてき要求ようきゅうたか行為こういであり、たとえば成鳥せいちょうのアホウドリは、だきたまごに1にちあたり体重たいじゅうやく83グラム (2.9 oz)をうしなっていく[235]ツカツクリるいたまごかえすためのねつは、太陽たいよう植物しょくぶつ腐食ふしょくもしくは火山かざんせい熱源ねつげんによる[236]だきたまご期間きかんは、キツツキるいカッコウるいスズメとりのおよそ10日とおかから、アホウドリるいキーウィるいの80-90にちにおよぶ[237]

親鳥おやどり世話せわ巣立すだ[編集へんしゅう]

孵化ふか時点じてんひな成長せいちょう度合どあいは、そのたねによって、晩成ばんせいからはやなりまでの範囲はんいがある。晩成ばんせいせい (Altricial) のひなはいわゆる「とめせい」であり、ちいさくまれてくる傾向けいこうがあり、ひらいておらず、うごくことができず、羽毛うもうたない。孵化ふかした時点じてんうごくことができ、羽毛うもうえそろっているはやなりせいひなを「はなれせい」とぶ。晩成ばんせいせいひなは、体温たいおん調節ちょうせつのためのたすけが必要ひつようであり、はやなりせいひなよりもなが期間きかんにわたって、親鳥おやどりからの給餌きゅうじけなくてはならない。この両極りょうきょくのいずれでもないようなひなを、はんはやなりせい (Semi-precocial) もしくははん晩成ばんせいせい (Semi-altricial) とぶ。

ハチドリが小さな巣の縁に止まって、餌を2羽の雛のうちの1羽の口に入れている。
ヒメハチドリめすが、十分じゅうぶん成長せいちょうしたひなえさあたえている。

親鳥おやどりによるひな世話せわ期間きかん性質せいしつは、その分類ぶんるいたねあいだおおきくことなる。ある極端きょくたんれいとして、ツカツクリるい親鳥おやどり世話せわは、孵化ふか時点じてん終了しゅうりょうする。孵化ふかしたばかりのひなは、親鳥おやどりたすけなしにであるづか(マウンド)のなかから自身じしんおこし、またただちに自活じかつすることができる[238]。それとは反対はんたいに、おおくの海鳥うみどりは、親鳥おやどり世話せわする期間きかん長期ちょうきにわたり、もっとながいものはオオグンカンドリで、そのひな巣立すだつまでに6かげつかかり、さらに14かげつにわたって親鳥おやどりから給餌きゅうじける[239]

あるしゅにおいては、両方りょうほう親鳥おやどりひな世話せわ巣立すだちにかかわるが、そのほか、一方いっぽう親鳥おやどりだけがその世話せわつとめるものもある。またたねによっては、ひな養育よういくを、同種どうしゅのほかの仲間なかま(ヘルパー、helper通常つうじょうは、前回ぜんかい繁殖はんしょくのときのといった繁殖はんしょくつがいの近親きんしん)が手助てだすけする場合ばあいもある[240]。このような代理だいりそだてひなは、とりわけカラスるいカササギフエガラスオーストラリアムシクイるいなどのカラス小目こもくたね一般いっぱんてきであるが[241]ミドリイワサザイアカトビのように、ことなるたねとりにおいても観察かんさつされている。ほとんどの動物どうぶつぐんにおいて、ゆう世話せわをすることはまれである。しかしながら、鳥類ちょうるいにおいてはきわめて一般いっぱんてきであり、ほかの脊椎動物せきついどうぶつぐんくらべて非常ひじょうおお[88]縄張なわばりや営巣えいそう防御ぼうぎょだきたまごひなへの給餌きゅうじなどは、おおくの場合ばあい分担ぶんたんしておこなわれるが、ときに一方いっぽうが、特定とくてい責務せきむすべてないしそのほとんどをつような分業ぶんぎょうしょうずることもある[242]

ひな巣立すだつタイミングは、じつにさまざまである。ウミスズメのようなウミスズメぞく英語えいごばんひなは、りくせい捕食ほしょくしゃからのがれるために、孵化ふかしたそのよるにも(孵化ふか1-3にちはなれ、親鳥おやどりについてうみ[243]。ほかにも、カモるいのようにはやいうちにそのひなからとおくに移動いどうさせるたねがある。ほとんどのたねにおいて、ひなぶことができる直前ちょくぜん、あるいはその直後ちょくごはなれる。巣立すだったあとの親鳥おやどりによる世話せわ度合どあいはさまざまである。アホウドリるいひな自分じぶんはなれ、それ以上いじょうたすけはけないが[244]一方いっぽう、ほかのたねにおいては巣立すだも、ある程度ていど補助ほじょてき給餌きゅうじつづける。ひなはまた、最初さいしょわたさいにその親鳥おやどりについていくこともある[245]

たくたまご[編集へんしゅう]

小さな褐色の鳥が、巣のなかのはるかに大きな灰色の鳥のくちばしに虫を運んでいる。
オオヨシキリが、たくたまごされたカッコウひなそだてている。

たくたまごとは、たまごむものが、そのたまご世話せわべつ個体こたいだきたまごたくすことをいい、ほかのどの種類しゅるい生物せいぶつよりも、鳥類ちょうるいあいだでより一般いっぱんてきである[246]たくたまごするとりがそのたまごをほかの鳥類ちょうるいんだあと、おおくの場合ばあいたまご仮親かりおやたまごたくされたおや)にれられ、仮親かりおやひな犠牲ぎせいにしてそだてられる。たくたまごには、自分じぶんそだてることができないことから、そのたまごかなら異種いしゅとりまなければならない真性しんせいたくたまごたねあいだたくたまご)と、自分じぶんそだてることができるにもかかわらず繁殖はんしょく結果けっか向上こうじょうさせるため、ときに同種どうしゅにそのたまごむことのある条件じょうけんてきたくたまごたねないたくたまご)がある[247]ミツオシエるいムクドリモドキるいテンニンチョウるい、カモるいズグロガモ)など、やく100しゅとり真性しんせいたくたまごおこなうが、そのなかでもっと有名ゆうめいなのがカッコウるいである。たくたまごするたねのなかには、その仮親かりおやひなよりまえ孵化ふかするよう適応てきおうしたものがあり[246]、これによって仮親かりおやたまごそとしてこわすことや、仮親かりおやひなころすことが可能かのうになる。このことは、はこばれる食料しょくりょうすべてがたくたまごひなあたえられることを確実かくじつにする[248]

生態せいたいけい[編集へんしゅう]

鳥類ちょうるいは、広範囲こうはんいにわたる生態せいたいてき地位ちいめている[199]。あるしゅ鳥類ちょうるいこうしょくせい多食たしょくせい)であるが、他方たほう、その生息せいそくないし食餌しょくじ要件ようけんにおいて高度こうどとくした鳥類ちょうるいもある。たとえば森林しんりんのような単一たんいつ生息せいそく環境かんきょうにおいても、それぞれことなる鳥類ちょうるいによってめられる生態せいたいてきニッチはさまざまであり、あるしゅ林冠りんかんえさし、べつのものは樹冠じゅかんもとで、またそのほかにはやしゆかえさするたねもある。森林しんりんとりは、しょくむしせい英語えいごばんであったり、はてしょくせい英語えいごばんみつしょくせいであったりする。水鳥みずとりは、一般いっぱんさかなしょくしたり、植物しょくぶつべたり、あるいはほかのとりからうば海賊かいぞく行動こうどう盗賊とうぞくてき寄生きせい)すなわちぬす寄生きせいによりえさする。猛禽もうきんるいは、哺乳類ほにゅうるいないしほかの鳥類ちょうるい捕食ほしょくとくし、ハゲワシるい腐肉ふにくしょくとくしている。Avivore は、鳥類ちょうるい捕食ほしょくとくした動物どうぶつたちである。

あるしゅみつしょくせい鳥類ちょうるいは、重要じゅうよう受粉じゅふん媒介ばいかいしゃであり、またおおくのはてしょくせい鳥類ちょうるいが、種子しゅし散布さんぷにおいて重要じゅうよう役割やくわりたしている[249]植物しょくぶつ受粉じゅふんする鳥類ちょうるいきょう進化しんかしていることがおお[250]、なかにははなおも受粉じゅふんしゃが、そのみつることができる唯一ゆいいつたねである場合ばあいもある[251]

鳥類ちょうるいは、島嶼とうしょ生態せいたいけいたいして重要じゅうよう役割やくわりえんずることがおおい。鳥類ちょうるいはよく、哺乳類ほにゅうるいがいない諸島しょとうにおよぶ。これらの島々しまじまでは、一般いっぱん大型おおがた動物どうぶつによってえんじられる生態せいたいてき役割やくわりを、鳥類ちょうるいたすこともある。たとえばニュージーランドでは、ニュージーランドバトマオリ: kererū)やハシブトホオダレムクドリマオリ: Kōkako)が今日きょうそうであるように、モアるい主要しゅよう草食そうしょくしゃであった[249]今日きょう、ニュージーランドの植物しょくぶつは、絶滅ぜつめつしたモアから自身じしんまもるために進化しんかした防御ぼうぎょてき適応てきおう保持ほじしている[252]海鳥うみどり営巣えいそうもまた、島嶼とうしょやその周囲しゅうい海域かいいき生態せいたいけい影響えいきょうあたえることがある。これはおも大量たいりょうグアノとりくそせき)の集積しゅうせきにより、その地域ちいき土壌どじょう[253]、および周辺しゅうへん海域かいいきゆたかになることによる[254]

鳥類ちょうるい生態せいたい野外やがい調査ちょうさ (Avian ecology field methods) の手段しゅだんとして、個体こたいすう集計しゅうけい(カウント)、監視かんし活動かつどう(モニタリング)、捕獲ほかく標識ひょうしき調査ちょうさ(マーキング)など、さまざまな方法ほうほうもちいられている。

人間にんげんとの関係かんけい[編集へんしゅう]

たくさんの白いニワトリがそれぞれのケージに入れられて、暗い納屋のなかの2段に積まれている。
ニワトリ工業こうぎょうてき飼育しいく

鳥類ちょうるい非常ひじょうによくられ、一般いっぱんてき動物どうぶつぐんであることから、人類じんるいはヒトの黎明れいめいから鳥類ちょうるいとの関係かんけいってきた[255]。ときにこうした関係かんけいは、ボラナぞく (Borana) のようなアフリカの民族みんぞくミツオシエるいあいだにおける協同きょうどうのハチミツ採集さいしゅうのように、あい共生きょうせいのものもある。他方たほうイエスズメのようなたね人間にんげん活動かつどうから恩恵おんけいているように、かた共生きょうせいのこともある[256]なにしゅもの鳥類ちょうるいが、商業しょうぎょうてき深刻しんこく農業のうぎょう害鳥がいちょうとされており[257]、また航空こうくうじょう危険きけんをもたらす場合ばあいもある[258]人間にんげん活動かつどう鳥類ちょうるいにとって有害ゆうがい場合ばあいもあり、たくさんのたね鳥類ちょうるい絶滅ぜつめつ危機ききにさらされている(狩猟しゅりょうなまり中毒ちゅうどく英語えいごばん農薬のうやく轢死れきし、それに家畜かちくネコイヌによる捕食ほしょく一般いっぱんてき死因しいんである)。

鳥類ちょうるい媒介ばいかいしゃとして、オウムびょうサルモネラしょうカンピロバクターしょう、マイコバクテリア(とり結核けっかくしょう)、とりインフルエンザジアルジアしょうクリプトスポリジウムしょうなどの疾患しっかんを、遠距離えんきょりかいしてひろめることがある。これらのなかには、ヒトによって媒介ばいかいされひとじゅう共通きょうつう感染かんせんしょうもある[259]

経済けいざいてき重要じゅうようせい[編集へんしゅう]

食肉しょくにく採卵さいらんのために飼育しいくされた鳥類ちょうるいは、家禽かきんばれ、人間にんげんによって消費しょうひされる動物どうぶつせいタンパク質たんぱくしつ最大さいだい供給きょうきゅうげんであり、2003ねんにはぜん世界せかいやく 7600まんトン家禽かきん[260]6100まんトンたまご生産せいさんされた[261]家禽かきん消費しょうひにおいては、ニワトリだい部分ぶぶんめるが、シチメンチョウ、ガン、カモも比較的ひかくてき一般いっぱんである。また鳥類ちょうるいおおくのたねが、食用しょくようのために狩猟しゅりょう対象たいしょうとなる。鳥類ちょうるい狩猟しゅりょう(ハンティング)は、きわめて開発かいはつ地域ちいきのぞいて、おも娯楽ごらくてき活動かつどうである。みなみきたアメリカにおけるもっと重要じゅうよう狩猟しゅりょうとり水鳥みずとりであるが[262]、これ以外いがいにもひろキジるいウズラるい、ヤマウズラるい (Partridge)、シチメンチョウるいライチョウるい[263]ハトるい、タシギるい (Snipe)、ヤマシギるい (Woodcock) などが狩猟しゅりょう対象たいしょうとなっている。またオーストラリアニュージーランドでは、マトンバードりょう英語えいごばん海鳥うみどりであるミズナギドリるいひな〈マトンバード、Mutton Bird〉を、ぶしてき食用しょくようのため捕獲ほかくすること)も一般いっぱんてきである[264]。マトンバードりょうのような狩猟しゅりょう維持いじされるが、狩猟しゅりょうすうおおくのたね絶滅ぜつめつあるいは絶滅ぜつめつ危険きけんにさらすことにつながる[263]

筏にたくさんの黒い鳥を乗せて、筏を操る竿を手にした漁師の絵
アジアの漁師りょうしによる使つかったりょう鵜飼うか)は、急激きゅうげきかずらしているが、一部いちぶ地域ちいきでは観光かんこうものとして存続そんぞくしている。

ほかに鳥類ちょうるいからられる商業しょうぎょうてき価値かちのある製品せいひんとしては、衣類いるい寝具しんぐ断熱だんねつざいとしてもちいられる羽毛うもうとくにガン・カモるい綿めん英語えいごばん)や、リン窒素ちっそ貴重きちょう供給きょうきゅうげんとなる海鳥うみどりくそグアノとりくそせき)などがある。太平洋戦争たいへいようせんそう(1879ねん-1884ねん)は、ときに硝石しょうせき戦争せんそう(グアノ戦争せんそう)ともばれ、一部いちぶではとりくそせき鉱床こうしょう権益けんえきをめぐってたたかいがおこなわれた[265]

飼育しいく[編集へんしゅう]

鳥類ちょうるいは、人間にんげんによってペットとして、また実用じつようてき目的もくてきのためにわれている。オウムるいムクドリるいのような色彩しきさいゆたかな鳥類ちょうるいは、飼育しいく繁殖はんしょくさせたりペットとしてわれたりするが、こういった行為こういが、一部いちぶ絶滅ぜつめつ危惧きぐしゅ違法いほう取引とりひきむすびついている[266]ハヤブサるいおよびるいは、ながきにわたってそれぞれ狩猟しゅりょう漁業ぎょぎょう使つかわれてきた。伝書鳩でんしょばとは、すくなくとも西暦せいれき1ねんから使つかわれており、その重要じゅうようせいだい世界せかい大戦たいせんまでつづいた。今日きょうではそのような活動かつどうは、趣味しゅみ娯楽ごらく観光かんこう[267]、あるいはばとレース英語えいごばんといったスポーツがより一般いっぱんてきである。

鷹狩たかがりおこな鷹匠たかじょうは、りもおこなうが、空港くうこうやメガソーラー、海苔のりとう養殖ようしょくじょうなどで害鳥がいちょうばらいなどもおこな[268][269][270]

観察かんさつ研究けんきゅう[編集へんしゅう]

アマチュアのとり愛好あいこう(バーダー、より一般いっぱんにはバードウォッチャーばれる)はなんひゃくまんにんにものぼる[271]自宅じたく所有しょゆうしゃのなかには、住居じゅうきょちかくにとりえさだい(バードフィーダー)を設置せっちして、さまざまなたねとりせようとするものおおくいる。鳥類ちょうるいへの給餌きゅうじ (Bird feeding) はすうひゃくまんドル産業さんぎょうにまで成長せいちょうしており、たとえばイギリスの家庭かていのおよそ75%が、冬季とうきちゅう鳥類ちょうるいのためになんらかのえさあたえるとされる。

データベース
  • eBird英語えいごばん - 野鳥やちょう生息せいそくすうなど科学かがく調査ちょうさ使用しようするための情報じょうほうあつめるオンラインデータベース
  • Avibase英語えいごばん - 鳥類ちょうるい分類ぶんるい分布ぶんぷ確認かくにんするためのデータベース

宗教しゅうきょう伝承でんしょう文化ぶんか[編集へんしゅう]

3羽の長い足と長い頸を持った鳥の木版画
Master of the Playing Cards による「3とり」 ("The 3 of Birds")、15世紀せいき、ドイツ。

鳥類ちょうるいは、伝承でんしょう宗教しゅうきょう、そして大衆たいしゅう文化ぶんかにおいて突出とっしゅつした、多様たよう役割やくわりえんじている[272]宗教しゅうきょうにおいて、鳥類ちょうるいかみ使つかいあるいは司祭しさい指導しどうしゃとしてられることもある。たとえばマケマケ信仰しんこうでは、イースターとう鳥人ちょうじん(タンガタ・マヌ)が首長しゅちょうとしての役目やくめ[273]、また2ワタリガラスであるフギンとムニン場合ばあいには、かれらは北欧ほくおうかみオーディンみみ情報じょうほうをささやく[274]古代こだいイタリアのいくつかの文明ぶんめいとくエトルリアローマ宗教しゅうきょうにおいて、司祭しさいうらない(とりぼく、augury)に従事じゅうじし、あるいは「吉兆きっちょう」"auspicious" という単語たんご由来ゆらいとなった「とり観察かんさつするひと予言よげんしゃ」 "auspex" (アウグル、augur、とりぼくかん)が、事象じしょう予言よげんするためにとり活動かつどう観察かんさつしながら、とりたちの言葉ことば通訳つうやくした[275]鳥類ちょうるいはまた、ヨナヘブライ: יוֹנָה‎、ばと〈はと〉)が、伝統でんとうてきハトるい連想れんそうさせる恐怖きょうふ服従ふくじゅう哀悼あいとう、そして形象けいしょうするように、宗教しゅうきょうてき象徴しょうちょう英語えいごばんとしてられることもある[276]鳥類ちょうるいは、インドのドラヴィダじんによってははなる大地だいちのようにかんがえられているインドクジャク場合ばあいのように、かれら自身じしん神格しんかくあつかいされることもある[277]一部いちぶにはまた、伝説でんせつとりロックや、マオリ伝説でんせつてきとりポウアカイ (Pouākai) など、ひとをさらうことができるほど巨大きょだいとりとして、怪物かいぶつかんがえられてきたとりもある[278]

鳥類ちょうるいえがかれたいろあざやかなタイルガージャールあさ)。

鳥類ちょうるいは、先史せんし時代じだいより文化ぶんか芸術げいじゅつ主題しゅだいげられており、それらは早期そうき洞窟どうくつ壁画へきがにもえがかれている[279]。のちに鳥類ちょうるいは、ムガル帝国ていこくペルシア皇帝こうてい孔雀くじゃく玉座ぎょくざられるように、宗教しゅうきょう象徴しょうちょうてきデザインのなかで使つかわれるようになった[280]鳥類ちょうるいたいする科学かがくてき関心かんしん到来とうらいによって、たくさんの鳥類ちょうるい絵画かいが書籍しょせきのために委託いたくされた。これらの鳥類ちょうるい画家がかのなかでもっと有名ゆうめいなのがジョン・ジェームズ・オーデュボンであった。きたアメリカの鳥類ちょうるいえがいた『アメリカの鳥類ちょうるいThe Birds of America (1827–1839) はヨーロッパで商業しょうぎょうてきだい成功せいこうおさめ、のちにかれは、全米ぜんべいオーデュボン協会きょうかい (National Audubon Society) に引継ひきつがれている[281]鳥類ちょうるいはまた、詩文しぶんにおいても重要じゅうよう象徴しょうちょうである。たとえばホメーロスはその作品さくひんオデュッセイア』にサヨナキドリ(ナイチンゲール)をれており、カトゥルス作品さくひんCatullus 2』のなかで、スズメをエロティックな象徴しょうちょうとしてあつかっている[282]サミュエル・テイラー・コールリッジの『ろう水夫すいふぎょうThe Rime of the Ancient Mariner では、アホウドリと水夫すいふとの関係かんけい中心ちゅうしんてきテーマであり、ここからアホウドリが「重荷おもに」を意味いみする隠喩いんゆ表現ひょうげん 'Albatross' へとつながった[283]。そのほか鳥類ちょうるい由来ゆらいする英語えいご隠喩いんゆには、たとえばハゲタカファンド (vulture fund) やハゲタカ投資とうし (vulture investor) などがあり、ハゲワシるいかばね肉食にくしょくから表現ひょうげんである[284]

さまざまなたね鳥類ちょうるいたいする認識にんしきは、文化ぶんかによってしばしばことなる。フクロウるいは、アフリカの一部いちぶでは不運ふうんウイッチクラフト魔女まじょじゅつ)、そしてむすびつけられているが[285]、ヨーロッパではひろ賢者けんじゃともなされている[286]ヤツガシラは、古代こだいエジプトでは神聖しんせいされており、ペルシアでは美徳びとく象徴しょうちょうとされたが、一方いっぽうヨーロッパではひろ泥棒どろぼうであるとされ、スカンディナヴィアでは戦争せんそう先駆さきがけとかんがえられた[287]

保全ほぜん[編集へんしゅう]

羽のない頭部に鉤状のくちばしを持った大型の黒い鳥
カリフォルニアコンドルは、一時いちじわずか22かぞえるのみとなったが、保全ほぜん対策たいさくによって今日きょうでは300以上いじょうにまで、そのかずやした。

人間にんげん活動かつどうは、ツバメホシムクドリなど、ごく一部いちぶたね拡大かくだいゆるすものであったが、そのほかのおおくのたねにおいては、個体こたいすう減少げんしょうないし絶滅ぜつめつこしている。1600ねん以来いらいおよそ130しゅ(128しゅ[14]ないし131しゅ[13]以前いぜん分類ぶんるいではやく80しゅ[288][289])の鳥類ちょうるい絶滅ぜつめつしてしまったが、人間にんげんこしたもっと劇的げきてき鳥類ちょうるい絶滅ぜつめつは、メラネシアポリネシアミクロネシア島嶼とうしょへの人間にんげん入植にゅうしょくともなってきたもので、750から1000しゅ根絶こんぜつしてしまったと推定すいていされている[290]島嶼とうしょ鳥類ちょうるいは、外界がいかいから隔絶かくぜつした環境かんきょう適応てきおうした固有こゆうしゅ当然とうぜん個体こたいすうすくない)がおおく、それらのたね人間にんげん人間にんげんんだネコなどの家畜かちくなどの外来がいらいしゅ、およびそれらがこす環境かんきょう変化へんかたいして、非常ひじょう脆弱ぜいじゃくである。おおくの鳥類ちょうるい世界せかい規模きぼ個体こたいすうらしており、2009ねんには、バードライフ・インターナショナル国際こくさい自然しぜん保護ほご連合れんごう (IUCN) によって1227しゅ絶滅ぜつめつ危惧きぐしゅのリストにかかげられた[291][292]

鳥類ちょうるいへの人間にんげんによる脅威きょういとして、もっと一般いっぱんてきにあげられるのが、生息せいそく喪失そうしつ生息せいそく環境かんきょう破壊はかいHabitat destruction)である[293]。このほかの脅威きょういとしては、乱獲らんかくや、構造こうぞうぶつとの衝突しょうとつ、あるいは延縄はえなわ漁業ぎょぎょうこんなどの突発とっぱつてき死亡しぼう[294]環境かんきょう汚染おせん原油げんゆ流出りゅうしゅつ殺虫さっちゅうざい使用しようなど)、まれた外来がいらいしゅによる競合きょうごう捕食ほしょく[295]、それに気候きこう変動へんどうなどがある[296]

政府せいふ保護ほご活動かつどう団体だんたいは、鳥類ちょうるい保護ほごするためにはたらいており、生息せいそく保護ほごおよび回復かいふく生息せいそく域内いきない保全ほぜん)させる法律ほうりつ通過つうかさせること、あるいはさい移入いにゅうのための飼育しいく個体こたいによる安定あんてい個体こたいぐん確立かくりつ生息せいそく域外いきがい保全ほぜん英語えいごばん)をはかるなどの活動かつどうおこなっている。このようなプロジェクトのなかには、いくつか成功せいこうおさめたものもあり、ある研究けんきゅうでは、環境かんきょう保全ほぜん活動かつどうによってカリフォルニアコンドルノーフォークインコ英語えいごばんなど、そのままでは1994ねんから2004ねんあいだ絶滅ぜつめつしてしまったはずの鳥類ちょうるい16しゅすくわれたと推定すいていしている[297]

脚注きゃくちゅう[編集へんしゅう]

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