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2016ねんマレーシアグランプリ

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』
マラヤ連邦の旗 2016ねんマレーシアグランプリ
レース詳細しょうさい
日程にってい 2016ねんシーズンだい16せん
決勝けっしょう開催かいさい 10月2にち
開催かいさい セパン・インターナショナル・サーキット
マレーシア セパン
コースちょう 5.543km
レース距離きょり 56しゅう(310.408km)
決勝けっしょう天候てんこう はれ(ドライ)
ポールポジション
ドライバー
タイム 1:32.850
ファステストラップ
ドライバー ドイツの旗 ニコ・ロズベルグ
タイム 1:36.424(Lap 44)
決勝けっしょう順位じゅんい
優勝ゆうしょう
2
3

2016ねんマレーシアグランプリは、2016ねんのF1世界せかい選手権せんしゅけんだい16せんとして、2016ねん10月2にちセパン・インターナショナル・サーキット開催かいさいされた。

レースまえ

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  • イエローフラッグかんするルールを明確めいかくハンガリーGP予選よせんでダブルイエローが掲示けいじされていたにもかかわらずニコ・ロズベルグ最速さいそくタイムをポールポジション獲得かくとくしたことで物議ぶつぎかもし、シンガポールGP予選よせんではロマン・グロージャンがスピンをきっしダブルイエローが掲示けいじされたが、セルジオ・ペレス減速げんそくせずに自己じこベストタイムをしたことでペナルティをせられた。これらをまえて以下いかのルールがくわえられた[1]
    • ダブルイエローフラッグ:2カ所かしょ黄旗きはたられている区間くかん通過つうかするドライバーはかなら大幅おおはば減速げんそくし、方向ほうこう転換てんかんあるいは停車ていしゃそなえなければならない。いかなるドライバーもこの要求ようきゅう対応たいおうしたことを証明しょうめいし、スチュワードを納得なっとくさせるためにはアタックラップをはしろうとする意図いとがなかったことを明確めいかくにしなければならず、事実じじつじょう、ドライバーは当該とうがいラップを断念だんねんする必要ひつようがある(つぎ周回しゅうかいには解除かいじょされる可能かのうせいがあるため、かならずしもピットインをいるものではない)。
    • シングルイエローフラッグ:ドライバーはかなら減速げんそくし、方向ほうこう転換てんかんそなえなければならない。ドライバーは減速げんそくしていることを明確めいかくにする必要ひつようがあり、それを明白めいはくにするためにははやめにブレーキをかけるか、当該とうがい区間くかん大幅おおはば減速げんそくおこなわなければならない。事故じこによるあきらかなダメージやタイヤから空気くうきけているなど、しゃ明白めいはくかつ完全かんぜん問題もんだいかかえていることが判明はんめいしている場合ばあいのぞき、黄旗きはたられている当該とうがい区間くかんではいかなるマシンもオーバーテイクしてはならない。
  • ピレリはハード、ミディアム、ソフトのコンパウンドをんだ[2]

予選よせん

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2016ねん10がつ1にち土曜日どようび

結果けっか

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Pos. No. ドライバー コンストラクター Q1 Q2 Q3 Grid
1 44 イギリスの旗 ルイス・ハミルトン メルセデス 1:34.444 1:33.046 1:32.850 1
2 6 ドイツの旗 ニコ・ロズベルグ メルセデス 1:34.460 1:33.609 1:33.264 2
3 33 オランダの旗 マックス・フェルスタッペン レッドブル-タグ・ホイヤー 1:35.443 1:33.775 1:33.420 3
4 3 オーストラリアの旗 ダニエル・リカルド レッドブル-タグ・ホイヤー 1:35.079 1:33.888 1:33.467 4
5 5 ドイツの旗 セバスチャン・ベッテル フェラーリ 1:34.557 1:33.972 1:33.584 5
6 7 フィンランドの旗 キミ・ライコネン フェラーリ 1:34.556 1:33.903 1:33.632 6
7 11 メキシコの旗 セルジオ・ペレス フォース・インディア-メルセデス 1:35.068 1:34.538 1:34.319 7
8 27 ドイツの旗 ニコ・ヒュルケンベルグ フォース・インディア-メルセデス 1:34.827 1:34.441 1:34.489 8
9 22 イギリスの旗 ジェンソン・バトン マクラーレン-ホンダ 1:35.267 1:34.431 1:34.518 9
10 19 ブラジルの旗 フェリペ・マッサ ウィリアムズ-メルセデス 1:35.267 1:34.422 1:34.671 10
11 77 フィンランドの旗 バルテリ・ボッタス ウィリアムズ-メルセデス 1:35.166 1:34.577 11
12 8 フランスの旗 ロマン・グロージャン ハース-フェラーリ 1:35.400 1:35.001 12
13 21 メキシコの旗 エステバン・グティエレス ハース-フェラーリ 1:35.658 1:35.097 13
14 20 デンマークの旗 ケビン・マグヌッセン ルノー 1:35.593 1:35.277 14
15 26 ロシアの旗 ダニール・クビアト トロ・ロッソ-フェラーリ 1:35.695 1:35.369 15
16 55 スペインの旗 カルロス・サインツ トロ・ロッソ-フェラーリ 1:35.605 1:35.374 16
17 9 スウェーデンの旗 マーカス・エリクソン ザウバー-フェラーリ 1:35.816 17
18 12 ブラジルの旗 フェリペ・ナッセ ザウバー-フェラーリ 1:35.949 18
19 30 イギリスの旗 ジョリオン・パーマー ルノー 1:35.999 19
20 31 フランスの旗 エステバン・オコン MRT-メルセデス 1:36.451 20
21 94 ドイツの旗 パスカル・ウェーレイン MRT-メルセデス 1:36.587 21
22 14 スペインの旗 フェルナンド・アロンソ マクラーレン-ホンダ 1:37.155 221
107% time: 1:41.055
ソース[3][4]
追記ついき
  • ^1 - アロンソ金曜きんよう午前ごぜんのフリー走行そうこう1かいまえに8のICE、ターボチャージャー、MGU-H(以上いじょう8)、エネルギーストア(バッテリー)、コントロールエレクトロニクス(以上いじょう7)に交換こうかんして30グリッド降格こうかく[5]土曜どようのフリー走行そうこう3かいまえにターボチャージャーとMGU-H(いずれも9)を交換こうかんしてさらに15グリッド降格こうかく[6]合計ごうけい45グリッド降格こうかくとなったがさい後尾こうびグリッドのため変動へんどうなし[7][8]

決勝けっしょう

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2016ねん10月2にち日曜日にちようび天候てんこうはれ 路面ろめん状況じょうきょう:ドライ

展開てんかい

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スタート早々そうそうセバスチャン・ベッテルニコ・ロズベルグ追突ついとつしリタイアし、ロズベルグもマシンがいち回転かいてんするほどのスピンで後方こうほう転落てんらくする波乱はらん幕開まくあけとなった。

最大さいだいのライバルが後方こうほうちたルイス・ハミルトンはトップをキープ。そのうしろでレッドブルいきおいはげしい2あらそいを展開てんかいする。そのなか、40しゅうにトップをはしるハミルトンのエンジンがまさかのブロー。「オーノー!ノー!」とはっきり無線むせんはいるほどのハミルトンの落胆らくたん[9]をよそに、これでダニエル・リカルドマックス・フェルスタッペンのレッドブル1-2体制たいせいとなるが、それでも2人ふたりはげしいトップあらそいをひろげた。リカルドは最後さいごまでトップをまもり、待望たいぼうこんシーズンはつ優勝ゆうしょう2014ねんベルギーGP以来いらい、2ねんぶりの優勝ゆうしょうとなった。

フェルスタッペンが2つづき、レッドブルは2013ねんブラジルGP以来いらい3ねんぶりの1-2フィニッシュ。V6ターボエンジンになった2014ねん以降いこうでは、はじめてメルセデス以外いがいのチームが1-2フィニッシュを達成たっせいした。3後方こうほうからげたロズベルグ。38しゅうキミ・ライコネンかしたさい接触せっしょくで10びょう加算かさんのペナルティをけたが、ライコネンとのを10びょう以上いじょうつけたため3まもり15てん加算かさん。リタイアしたハミルトンとのポイントを23にひろげた。マクラーレンホンダいきおいフェルナンド・アロンソさい後尾こうびスタートからスタート混乱こんらんをかいくぐって10浮上ふじょう最終さいしゅうてきに7入賞にゅうしょうジェンソン・バトンも9入賞にゅうしょうでダブル入賞にゅうしょうたし、ホンダエンジンの母国ぼこくである日本にっぽんGPけてたしかなごたえをつかんだ。10にはジョリオン・パーマーはいりF1はつ入賞にゅうしょうたした。

入賞にゅうしょうセレモニーではリカルドが「くつしゅ」を振舞ふるまうなど、おおいに観衆かんしゅうかせた一方いっぽう、セレモニーまえ休憩きゅうけいちゅうのロズベルグとフェルスタッペンは「4のワールドチャンピオン・トッピード(魚雷ぎょらい)が・・・」と散々さんざんなこきろしをおこなっていた。

結果けっか

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Pos. No. ドライバー コンストラクター 周回しゅうかいすう タイム/リタイア Grid Pts.
1 3 オーストラリアの旗 ダニエル・リカルド レッドブル-タグ・ホイヤー 56 1:37:12.776 4 25
2 33 オランダの旗 マックス・フェルスタッペン レッドブル-タグ・ホイヤー 56 +2.443 3 18
3 6 ドイツの旗 ニコ・ロズベルグ メルセデス 56 +25.5161 2 15
4 7 フィンランドの旗 キミ・ライコネン フェラーリ 56 +28.785 6 12
5 77 フィンランドの旗 バルテリ・ボッタス ウィリアムズ-メルセデス 56 +1:01.582 11 10
6 11 メキシコの旗 セルジオ・ペレス フォース・インディア-メルセデス 56 +1:03.794 7 8
7 14 スペインの旗 フェルナンド・アロンソ マクラーレン-ホンダ 56 +1:05.205 22 6
8 27 ドイツの旗 ニコ・ヒュルケンベルグ フォース・インディア-メルセデス 56 +1:14.062 8 4
9 22 イギリスの旗 ジェンソン・バトン マクラーレン-ホンダ 56 +1:21.816 9 2
10 30 イギリスの旗 ジョリオン・パーマー ルノー 56 +1:35.466 19 1
11 55 スペインの旗 カルロス・サインツ トロ・ロッソ-フェラーリ 56 +1:38.878 16
12 9 スウェーデンの旗 マーカス・エリクソン ザウバー-フェラーリ 55 +1 Lap 17
13 19 ブラジルの旗 フェリペ・マッサ ウィリアムズ-メルセデス 55 +1 Lap PL2
14 26 ロシアの旗 ダニール・クビアト トロ・ロッソ-フェラーリ 55 +1 Lap 15
15 94 ドイツの旗 パスカル・ウェーレイン MRT-メルセデス 55 +1 Lap 21
16 31 フランスの旗 エステバン・オコン MRT-メルセデス 55 +1 Lap 20
Ret 12 ブラジルの旗 フェリペ・ナッセ ザウバー-フェラーリ 46 ブレーキ[10] 18
Ret 44 イギリスの旗 ルイス・ハミルトン メルセデス 40 エンジン[11] 1
Ret 21 メキシコの旗 エステバン・グティエレス ハース-フェラーリ 39 ホイール脱落だつらく[12] 13
Ret 20 デンマークの旗 ケビン・マグヌッセン ルノー 17 ブレーキ[13] 14
Ret 8 フランスの旗 ロマン・グロージャン ハース-フェラーリ 7 ブレーキ[12] 12
Ret3 5 ドイツの旗 セバスチャン・ベッテル フェラーリ 0 アクシデント[14] 5
ソース[15]
ファステストラップ[16]
ラップリーダー[17]
追記ついき
  • ^1 - ロズベルグライコネン接触せっしょくしたため、レースに10びょうのタイム加算かさんペナルティとペナルティポイント2てんされた[18][19]
  • ^2 - マッサはフォーメーションラップ開始かいしにマシンを始動しどうすることができなかったため、ピットレーンからスタート[20]
  • ^3 - ベッテルはスタート直後ちょくごにロズベルグと接触せっしょくしたため、つぎせん日本にっぽんGPで3グリッド降格こうかくペナルティとペナルティポイント2てんされた[21][22]

だい16せん終了しゅうりょう時点じてんでのランキング

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  • ちゅう:ドライバー、コンストラクターどもにトップ5のみ表示ひょうじ

脚注きゃくちゅう

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  1. ^ 黄旗きはたルールを強化きょうか明確めいかくしたFIA”. ESPN F1 (2016ねん10がつ1にち). 2016ねん10がつ2にち閲覧えつらん
  2. ^ F1マレーシアGP:かくドライバーのタイヤ選択せんたく”. F1-Gate.com (2016ねん9がつ21にち). 2016ねん10がつ2にち閲覧えつらん
  3. ^ 2016 FORMULA 1 PETRONAS MALAYSIA GRAND PRIX - QUALIFYING”. The Official F1 Website (2016ねん10がつ1にち). 2016ねん10がつ2にち閲覧えつらん
  4. ^ 2016 FORMULA 1 PETRONAS MALAYSIA GRAND PRIX - STARTING GRID”. The Official F1 Website (2016ねん10がつ1にち). 2016ねん10がつ2にち閲覧えつらん
  5. ^ Stewards Decision Doc10 - F.Alonso”. fia.com (2016ねん9がつ30にち). 2016ねん10がつ2にち閲覧えつらん
  6. ^ Stewards Decision Doc19 - F.Alonso”. fia.com (2016ねん10がつ1にち). 2016ねん10がつ2にち閲覧えつらん
  7. ^ アロンソ、ホンダPU交換こうかんで30グリッド降格こうかくへ。「さい後尾こうびからでも入賞にゅうしょう可能かのう”. AUTOSPORTweb (2016ねん9がつ30にち). 2016ねん10がつ2にち閲覧えつらん
  8. ^ アロンソ、けい45グリッド降格こうかくへ。さらなるPUエレメント交換こうかん、バトンにもしんパーツ”. AUTOSPORTweb (2016ねん10がつ1にち). 2016ねん10がつ2にち閲覧えつらん
  9. ^ 2016 Malaysian Grand Prix: Race Highlights”. FORMULA 1 2017-09-25. 2022ねん11月8にち閲覧えつらん
  10. ^ 「ペースに満足まんぞく」とエリクソン”. ESPN F1 (2016ねん10がつ2にち). 2016ねん10がつ3にち閲覧えつらん
  11. ^ ハミルトン、エンジンブローで勝利しょうりうしな意気いき消沈しょうちん。「ぼくにばかりトラブルがこるのはおかしい」”. AUTOSPORTweb (2016ねん10がつ2にち). 2016ねん10がつ2にち閲覧えつらん
  12. ^ a b ダブルリタイアにわったハースF1”. ESPN F1 (2016ねん10がつ2にち). 2016ねん10がつ2にち閲覧えつらん
  13. ^ ルノー:ジョリオン・パーマーがF1はつポイント獲得かくとく / F1マレーシアGP”. F1-Gate.com (2016ねん10がつ2にち). 2016ねん10がつ3にち閲覧えつらん
  14. ^ ロズベルグ「4のチャンピオンからTボーンクラッシュをらうなんて」”. AUTOSPORTweb (2016ねん10がつ2にち). 2016ねん10がつ2にち閲覧えつらん
  15. ^ 2016 FORMULA 1 PETRONAS MALAYSIA GRAND PRIX - RACE RESULT”. The Official F1 Website (2016ねん10がつ2にち). 2016ねん10がつ2にち閲覧えつらん
  16. ^ 2016 FORMULA 1 PETRONAS MALAYSIA GRAND PRIX - FASTEST LAPS”. The Official F1 Website (2016ねん10がつ2にち). 2016ねん10がつ2にち閲覧えつらん
  17. ^ Lap chart”. fia.com (2016ねん10がつ2にち). 2016ねん10がつ2にち閲覧えつらん
  18. ^ 苦痛くつうなかでチームメンバーをはげましたハミルトン”. ESPN F1 (2016ねん10がつ2にち). 2016ねん10がつ3にち閲覧えつらん
  19. ^ Stewards Decision Doc33 - N.Rosberg”. fia.com (2016ねん10がつ2にち). 2016ねん10がつ2にち閲覧えつらん
  20. ^ 満足まんぞくのボッタス、落胆らくたんのマッサ”. ESPN F1 (2016ねん10がつ2にち). 2016ねん10がつ3にち閲覧えつらん
  21. ^ セバスチャン・ベッテル、F1日本にっぽんGPで3グリッド降格こうかくペナルティ”. F1-Gate.com (2016ねん10がつ2にち). 2016ねん10がつ3にち閲覧えつらん
  22. ^ Stewards Decision Doc37 - S.Vettel”. fia.com (2016ねん10がつ2にち). 2016ねん10がつ2にち閲覧えつらん
まえせん
2016ねんシンガポールグランプリ
FIA F1世界せかい選手権せんしゅけん
2016ねんシーズン
つぎせん
2016ねん日本にっぽんグランプリ
前回ぜんかい開催かいさい
2015ねんマレーシアグランプリ
マラヤ連邦の旗 マレーシアグランプリ 次回じかい開催かいさい
2017ねんマレーシアグランプリ