出典 しゅってん : フリー百科 ひゃっか 事典 じてん 『ウィキペディア(Wikipedia)』
aRts は a nalog R eal t ime s ynthesizer の略 りゃく であり、KDE のもとでアナログシンセサイザーをシミュレートするアプリケーション である。
aRts の重要 じゅうよう な構成 こうせい 要素 ようそ はサウンドサーバ であり、リアルタイムで複数 ふくすう のサウンドストリーム を混 ま ぜるものである。artsd(d はデーモン を表 あらわ す)と呼 よ ばれるサウンドサーバ は KDE の標準 ひょうじゅん 的 てき なサウンドサーバとしても利用 りよう されている。このサウンドサーバは KDE に依存 いぞん せず、他 た のプロジェクトで使 つか うことができる。aRts は別 べつ のリアルタイムサウンドサーバである JACK Audio Connection Kit に直接 ちょくせつ 競合 きょうごう し、Enlightened Sound Daemon (ESD) に間接 かんせつ 的 てき に競合 きょうごう する。今 いま は artsd の代 か わりに ALSA のソフトウェアミキサーを使 つか うことが一般 いっぱん 的 てき である。
aRts プラットフォーム には aRtsビルダー も含 ふく まれ、これは使 つか いやすいグラフィカルユーザインタフェース を通 とお してミキサー、シーケンサー、シンセサイザーなどのオーディオスキーマ に対 たい するカスタムのレイアウトや設定 せってい を構築 こうちく するためのアプリケーションである。aRts はフリーソフトウェア であり、GNU General Public License のもとで配布 はいふ されている。
2004年 ねん 12月2日 にち に、aRts の製作 せいさく 者 しゃ や主 おも な開発 かいはつ 者 しゃ Stefan Westerfeld は aRts に関 かん する多 おお くの基本 きほん 的 てき な開発 かいはつ 上 じょう の問題 もんだい や技術 ぎじゅつ 問題 もんだい のためにプロジェクトを離 はな れると公表 こうひょう した 。
KDE 4 で開発 かいはつ 者 しゃ は aRts を Phonon として知 し られている新 あたら しいマルチメディア API で置 お き換 か えることを計画 けいかく している[1] 。Phonon では単一 たんいつ のマルチメディアフレームワークに依存 いぞん することを避 さ けるため、Xine のような、他 た のシステムの上 うえ に共通 きょうつう したインターフェイスを提供 ていきょう することになる。