コンパクトディスク (Compact Disc ; CD 、シーディー)は、1970年代 ねんだい にソニー とフィリップス が共同 きょうどう 開発 かいはつ し[ 1] [ 2] 、1980年代 ねんだい 初 はじ めに製品 せいひん 化 か された記憶 きおく 媒体 ばいたい [ 1] 。金属 きんぞく の薄膜 うすまく や有機 ゆうき 色素 しきそ 材料 ざいりょう をポリカーボネート やガラス などの保護 ほご 層 そう で挟 はさ んだ光 ひかり ディスク であり[ 1] 、レーザー 光 ひかり を使 つか ってデータ の読 よ み出 だ しや書 か き込 こ みをする[ 1] 。もともとは、従来 じゅうらい のレコード に代 か わり音楽 おんがく を記録 きろく するための媒体 ばいたい として開発 かいはつ され[ 1] [ 2] 、その後 ご 、コンピュータ 用 よう のデータを記録 きろく する派生 はせい 規格 きかく [ 3] も策定 さくてい された。
光 ひかり ディスクとしては最初 さいしょ の世代 せだい (第 だい 1世代 せだい 光 ひかり ディスク)に当 あ たり、消費 しょうひ 者 しゃ 向 む けのデジタル 方式 ほうしき のオーディオ媒体 ばいたい としても最初 さいしょ のものである。
樹脂 じゅし 製 せい の円盤 えんばん に「ピット 」と呼 よ ばれる小 ちい さな凹凸 おうとつ が刻 きざ み込 こ まれており、ディスクを回転 かいてん させつつレーザー光 こう を当 あ てたときに、凹凸 おうとつ により反射 はんしゃ 率 りつ が異 こと なることを利用 りよう して、データとして読 よ み込 こ む[ 4] 。直径 ちょっけい が12 cmのものと8 cmのものがある[ 4] 。
音楽 おんがく 用 よう
もともとは音楽 おんがく 用 よう に開発 かいはつ されたため、単 たん に「CD」と言 い うと一般 いっぱん 的 てき に音楽 おんがく 用 よう のCD(CD-DA )を指 さ す[ 4] 。音楽 おんがく の最大 さいだい 収録 しゅうろく 時間 じかん は74分 ふん から80分 ふん である[ 1] 。
CDに記録 きろく された音楽 おんがく を再生 さいせい するための装置 そうち はCDプレーヤー といい、CDの開発 かいはつ とCDプレーヤーの開発 かいはつ は並行 へいこう 的 てき に行 おこな われた。
CDを用 もち いた最初 さいしょ の商用 しょうよう 音楽 おんがく ソフトは1982年 ねん に発売 はつばい され、1986年 ねん にはCDの音楽 おんがく ソフトの年間 ねんかん 販売 はんばい 枚数 まいすう が約 やく 4500万 まん 枚 まい となり、LPレコードの販売 はんばい 枚数 まいすう を抜 ぬ いた(→#歴史 れきし )。
コンピュータ用 よう
コンピューターなどで使用 しよう するデータ類 るい を記録 きろく したものはCD-ROM と呼 よ ばれる[ 4] 。1985年 ねん から使 つか われている。CD-ROMはユーザにとっては読 よ み出 だ し専用 せんよう である。記憶 きおく 容量 ようりょう は、直径 ちょっけい 12 cmのものであれば、640 MB から700 MBなどである[ 1] 。CD-ROMからデータを読 よ み出 だ すための装置 そうち はCD-ROMドライブと言 い い、光学 こうがく ドライブ の一種 いっしゅ である。
また、ユーザが情報 じょうほう を記録 きろく するための媒体 ばいたい として、1989年 ねん ころ[ 注 ちゅう 1] にCD-R (1回 かい 限 かぎ りの記録 きろく 用 よう )が実用 じつよう 化 か され、1997年 ねん ころに[ 5] CD-RW (繰 く り返 かえ し記録 きろく 用 よう )が実用 じつよう 化 か された。
年表 ねんぴょう 形式 けいしき の
記述 きじゅつ については「
#年表 ねんぴょう 」を
参照 さんしょう
1971年 ねん 6月 がつ 、ソニー創業 そうぎょう 者 しゃ の井深 いぶか 大 まさる に誘 さそ われてソニーに入社 にゅうしゃ した中島 なかじま 平太郎 へいたろう [ 注 ちゅう 2] は、1973年 ねん にデジタルオーディオの開発 かいはつ を始 はじ め、1974年 ねん にソニー初 はつ のPCM音源 おんげん を用 もち いた録音 ろくおん 機 き である「X-12DTC」を開発 かいはつ した[ 7] 。1974年 ねん のオーディオフェアに参考 さんこう 出品 しゅっぴん し、評価 ひょうか してくれる専門 せんもん 家 か もいたが、発売 はつばい には至 いた らなかった[ 7] 。1976年 ねん にはデジタルオーディオの開発 かいはつ に加 くわ わった土井 どい 利忠 としただ らとともに、前年 ぜんねん に発売 はつばい されたベータマックス を用 もち いたデジタル音声 おんせい の記録 きろく ・再生 さいせい 機器 きき である「PCM-1」を開発 かいはつ した[ 7] 。
一方 いっぽう 「PCM-1」の開発 かいはつ とは別 べつ に、ソニーはフィリップスが開発 かいはつ した光学 こうがく 方式 ほうしき のビデオディスク(のちのレーザーディスク )の商品 しょうひん 化 か に取 と り組 く んでおり、ディスクを使 つか ったデジタルオーディオの録音 ろくおん ・再生 さいせい をする取 と り組 く みも始 はじ まっていた[ 7] 。土井 どい は「PCM-1」の試作 しさく 機 き を用 もち いてビデオディスクにデジタル音声 おんせい を記録 きろく してみるが、使用 しよう に堪 こた えない結果 けっか となった[ 7] 。その結果 けっか 「PCM-1」をビデオディスクのアダプターとすることは断念 だんねん し、ベータマックス用 よう のアダプターとしてオーディオフェアに出品 しゅっぴん すると、人 ひと だかりができるほど好評 こうひょう であり、「PCM-1」は1977年 ねん 9月 がつ に商品 しょうひん 化 か された[ 7] 。
また土井 どい はディスクに関 かん してはビデオ信号 しんごう の形式 けいしき を借 か りないで、デジタルオーディオ信号 しんごう を直接 ちょくせつ 光 ひかり ディスクに記録 きろく することを決 き め、このころに誤 あやま り訂正 ていせい 符号 ふごう を仕様 しよう に盛 も り込 こ むことを決 き めた[ 7] 。こうして1977年 ねん のオーディオフェアに出品 しゅっぴん にすると、他社 たしゃ はビデオ信号 しんごう を用 もち いた形式 けいしき を利用 りよう しているのにソニーだけは別 べつ 方式 ほうしき をやっていると社内外 しゃないがい から言 い われ、それに対 たい して土井 どい は「ビデオ信号 しんごう で記録 きろく すると演奏 えんそう 時間 じかん は30分 ふん だけど、直接 ちょくせつ 記録 きろく を使 つか えば13時 じ 間 あいだ 20分 ふん 記録 きろく できる」という内容 ないよう の講演 こうえん をするが、それを聞 き いた大賀 おおが 典雄 のりお [ 注 ちゅう 3] は「そんな長時間 ちょうじかん もの音楽 おんがく の入 はい ったソフトをつくるのは、コストがかかり過 す ぎてビジネスとして成 な りたない」と苦言 くげん を呈 てい した[ 7] 。
1978年 ねん 6月 がつ 、大賀 たいが はフィリップスを訪 おとず れると、フィリップスの幹部 かんぶ ルー・オッテンス は大賀 たいが にオーディオ専用 せんよう の光 ひかり ディスクを見 み せた。「オーディオ・ロング・プレイ」(ALP)とフィリップスでは呼 よ ばれており、のちのレーザーディスクとなる光 ひかり ディスクを開発 かいはつ している時 とき に副産物 ふくさんぶつ として開発 かいはつ されたものだった[ 8] 。フィリップスからディスクの仕様 しよう を聞 き いた大賀 たいが はレコード からの置 お き換 か えができるものとの将来 しょうらい 性 せい を感 かん じ、フィリップスと光 ひかり ディスクの共同 きょうどう 開発 かいはつ をすることを決断 けつだん した[ 8] 。そしてデジタルオーディオディスクの規格 きかく 統一 とういつ の話 はな し合 あ いのために内外 ないがい 29社 しゃ からなる「DAD(Digital Audio Disc)懇談 こんだん 会 かい 」に向 む けて両社 りょうしゃ で規格 きかく をまとめて提案 ていあん することになった[ 8] 。
1979年 ねん 8月 がつ 末 まつ から共同 きょうどう 開発 かいはつ が始 はじ まり、ソニー側 がわ の技術 ぎじゅつ 交渉 こうしょう に当 あ たったのは技術 ぎじゅつ 研究所 けんきゅうじょ の中島 なかじま 、土井 どい 、ディスク開発 かいはつ 部 ぶ の宮岡 みやおか 千里 せんり [ 注 ちゅう 4] らだった[ 8] 。
仕様 しよう について特 とく にフィリップスとの意見 いけん が対立 たいりつ したのが、量子 りょうし 化 か ビット数 すう [ 注 ちゅう 5] 、ディスクのサイズ、記録 きろく 時間 じかん だった[ 8] 。
量子 りょうし 化 か ビット数 すう に関 かん してはフィリップスは14ビットを主張 しゅちょう したが、土井 どい は21世紀 せいき になっても通用 つうよう するためには16ビットが必要 ひつよう であると主張 しゅちょう し、ソニー側 がわ の意見 いけん が採用 さいよう された[ 8] 。
ディスクのサイズに関 かん してはフィリップスは11.5 cm を主張 しゅちょう したが、これはコンパクトカセット の対角線 たいかくせん の長 なが さと同 おな じで、 ドイツ工業 こうぎょう 規格 きかく に適合 てきごう し、ヨーロッパ市場 いちば でのカー・オーディオとしての将来 しょうらい 性 せい を見込 みこ んでのことだった[ 8] 。一方 いっぽう でソニーは12 cmを主張 しゅちょう したが、これは音楽家 おんがくか でもある大賀 たいが が「オペラ 一幕 ひとまく 分 ぶん 、あるいはベートーヴェン の第 だい 九 きゅう が収 おさ まる収録 しゅうろく 時間 じかん がユーザーから見 み て合理 ごうり 性 せい がある」と判断 はんだん したことによる[ 8] 。この大賀 たいが の発言 はつげん の大 おお きな要因 よういん となったのが、かつて「PCM-1」から流 なが れる自身 じしん の演奏 えんそう の音 おと の良 よ さを実感 じっかん した、指揮 しき 者 しゃ のカラヤン である。開発 かいはつ 当時 とうじ 、大賀 たいが は親交 しんこう のあったカラヤンに、11.5 cm(60分 ふん )と12 cm(74分 ふん )との二 ふた つの規格 きかく で二者択一 にしゃたくいつ の段階 だんかい に来 き ていることを話 はな すと、カラヤンは「ベートーヴェンの交響 こうきょう 曲 きょく 第 だい 9番 ばん が1枚 まい に収 おさ まったほうがいい」と提言 ていげん した[ 注 ちゅう 6] 。それに対 たい してフィリップスは「12 cmでは上着 うわぎ のポケットにも入 はい らない」と反論 はんろん したが、日 にち ・米 べい ・欧 おう の上着 うわぎ のポケットのサイズを調 しら べた結果 けっか 、12 cmでも問題 もんだい ないことが分 わ かり、ソニーの主張 しゅちょう が採用 さいよう された[ 8] 。
こうして規格 きかく が定 さだ まった1980年 ねん 6月 がつ 、DAD懇談 こんだん 会 かい ではソニー・フィリップスが提案 ていあん した「光学 こうがく 式 しき 」、ドイツのテレフンケン 提案 ていあん の「機械 きかい 式 しき 」、日本 にほん ビクター提案 ていあん の「静 せい 電 でん 式 しき 」という3方式 ほうしき の評価 ひょうか が始 はじ まり、評価 ひょうか では光学 こうがく 式 しき と静 せい 電 でん 式 しき に集約 しゅうやく された[ 8] 。ソニーはDAD懇談 こんだん 会 かい への提案 ていあん の一方 いっぽう でCD再生 さいせい 第 だい 1号機 ごうき の商品 しょうひん 化 か にも取 と り組 く み[ 8] 、1982年 ねん 10月 がつ の商品 しょうひん 化 か に向 む けて、大賀 たいが はCDを世界 せかい の標準 ひょうじゅん 規格 きかく にするため、フィリップスとともに世界中 せかいじゅう のソフトウェアメーカー、レコード会社 かいしゃ 、音楽 おんがく 団体 だんたい の会合 かいごう に出向 でむ き、内容 ないよう の説明 せつめい とCDの演奏 えんそう を繰 く り返 かえ し行 い った[ 13] 。しかし「LPレコードが世界 せかい のスタンダードであり、その音 おと に満足 まんぞく しているから余計 よけい なことをしないでくれ」とレコード関係 かんけい 者 しゃ の反発 はんぱつ は強 つよ かった[ 13] 。アメリカCBSとの合弁 ごうべん 会社 かいしゃ CBS・ソニーレコード(現 げん ・ソニー・ミュージックエンタテインメント )の幹部 かんぶ もCDの生産 せいさん に否定 ひてい 的 てき であったが、大賀 たいが が説得 せっとく した結果 けっか 、CBS・ソニー単独 たんどく 資金 しきん で静岡 しずおか の大井 おおい 川 がわ にCDソフト工場 こうじょう を建設 けんせつ する許可 きょか を得 え た[ 13] 。
生産 せいさん を始 はじ めるとCDの反 そ りの問題 もんだい が浮上 ふじょう したが、当時 とうじ 新 しん 素材 そざい であったポリカーボネート の使用 しよう を1982年 ねん 8月 がつ に決定 けってい し、CD発売 はつばい 開始 かいし 半年 はんとし 前 まえ の同年 どうねん 9月 がつ 半 なか ばにプレス生産 せいさん が軌道 きどう に乗 の った[ 13] 。
1982年 ねん 8月 がつ 31日 にち 、ソニー、CBS・ソニー、フィリップス、ポリグラム [ 注 ちゅう 7] の4社 しゃ 共同 きょうどう のCDシステム発表 はっぴょう 会 かい が東京 とうきょう 大手町 おおてまち の経団連会館 けいだんれんかいかん で開 ひら かれ、当日 とうじつ の夕方 ゆうがた から夜 よる のテレビニュースと翌日 よくじつ の朝刊 ちょうかん で一斉 いっせい に報 ほう じられた[ 13] 。
同年 どうねん 10月 がつ 1日 にち 、ソニーからは再生 さいせい 第 だい 1号機 ごうき 「CDP-101」およびCBS・ソニーからは世界 せかい 初 はつ のCDソフト50タイトルが発売 はつばい され、CDソフトの生産 せいさん 第 だい 1号 ごう はビリー・ジョエル の「ニューヨーク52番 ばん 街 がい 」となった[ 13] 。50タイトルの内訳 うちわけ はクラシックだけでなく、ポップスやロック、歌謡曲 かようきょく まで揃 そろ っており、その後 ご 年末 ねんまつ までに100タイトル余 あま りのソフトが発売 はつばい された[ 13] 。
こうして1980年 ねん 6月 がつ のDAD懇談 こんだん 会 かい では日本 にほん ビクターの静 せい 電 でん 式 しき も評価 ひょうか として残 のこ されていたが、CDが発売 はつばい されたころには、ほとんどの会社 かいしゃ がソニー・フィリップスによるCDシステムの採用 さいよう を発表 はっぴょう し、CDが事実 じじつ 上 じょう の世界 せかい 統一 とういつ 規格 きかく となった[ 13] 。
1983年 ねん に入 はい ると、他社 たしゃ からも次々 つぎつぎ にCDプレーヤーが発売 はつばい され、CDソフトも同年 どうねん 末 まつ には約 やく 1000タイトルが店頭 てんとう に並 なら んだ[ 13] 。1984年 ねん 11月になるとソニーは「CDP-101」の機能 きのう と変 か わらないまま本体 ほんたい サイズをCDジャケット4枚 まい 分 ぶん の厚 あつ さにし、価格 かかく も49,800円 えん に抑 おさ えたポータブルCDプレーヤー「D-50」を発売 はつばい 、これにより各社 かくしゃ のCDプレーヤーの価格 かかく も下 さ がり、業界 ぎょうかい 全体 ぜんたい のCDビジネスも本格 ほんかく 的 てき に立 た ち上 あ がっていった[ 13] 。
デジタル音声 おんせい に関 かん しては当初 とうしょ 、特 とく にアナログオーディオ技術 ぎじゅつ を駆使 くし する録音 ろくおん スタジオのエンジニアたちによって、「アナログタイプの機器 きき より1けた高 たか い」「音質 おんしつ が硬 かた く、音楽 おんがく 的 てき でない」と評価 ひょうか された[ 14] 。その中 なか でもアメリカのボーカリストのスティービー・ワンダー やジャズピアニストのハービー・ハンコック などがデジタル音声 おんせい を支持 しじ したことで、否定 ひてい 的 てき だったミュージシャンらもデジタルオーディオに肯定 こうてい 的 てき になっていった[ 14] 。そうしてクラシックの新譜 しんぷ はほとんどすべてがデジタル化 か され、マルチトラック録音 ろくおん が必要 ひつよう なポピュラー音楽 おんがく も、次々 つぎつぎ とデジタル録音 ろくおん されるようになった[ 14] 。
CDソフトの日本 にっぽん 国内 こくない 生産 せいさん 枚数 まいすう も1984年 ねん 末 まつ 頃 ごろ は、 LPレコードと比 くら べて10分 ぶん の1程度 ていど の生産 せいさん 枚数 まいすう だったが、2年 ねん 後 ご の1986年 ねん には年間 ねんかん 4500万 まん 枚 まい に達 たっ して、LPレコードを逆転 ぎゃくてん した[ 14] 。そして1988年 ねん 前後 ぜんこう には、LPレコード最盛 さいせい 期 き の生産 せいさん 量 りょう の1億 おく 枚 まい を超 こ し、1992年 ねん には3億 おく 枚 まい を突破 とっぱ した[ 14] 。中島 なかじま はCDの生産 せいさん 枚数 まいすう は「1989年 ねん ごろにLPレコードを追 お い越 こ して、将来 しょうらい 的 てき には2億 おく 枚 まい ぐらいにはなるだろう」と予測 よそく していたが、想定 そうてい よりも早 はや く、かつ想定 そうてい 以上 いじょう の生産 せいさん 枚数 まいすう に達 たっ する結果 けっか となった[ 14] 。
その後 ご CDには音声 おんせい ・映像 えいぞう ・文字 もじ 用 よう の「CD-ROM 」(1985年 ねん 規格 きかく 化 か )、映像 えいぞう ・音声 おんせい 両用 りょうよう の「ビデオCD 」(1993年 ねん 規格 きかく 化 か )など、様々 さまざま な規格 きかく が策定 さくてい され「CDファミリー」を形成 けいせい していった[ 14] 。
1990年代 ねんだい 後半 こうはん にCDと同 おな じサイズでCDより高音 こうおん 質 しつ のSuper Audio CD やDVD-Audio などの次世代 じせだい オーディオメディアが登場 とうじょう したが、CDを置 お き換 か えるには至 いた らなかった。
2000年代 ねんだい 以降 いこう はインターネット による音楽 おんがく 配信 はいしん やストリーミング 配信 はいしん が増加 ぞうか し、2010年代 ねんだい 以降 いこう はハイレゾ など配信 はいしん データの高音 こうおん 質 しつ 化 か やレコードの再 さい 評価 ひょうか により、音楽 おんがく 媒体 ばいたい としてのCDの売上 うりあげ は減少 げんしょう 傾向 けいこう となった。
またデータ用 よう としてもDVD やBlu-ray などの次世代 じせだい 規格 きかく のメディアやインターネットなどによるデ で ータ通信 たつうしん が台頭 たいとう したことから下火 したび となった。
2022年 ねん 、アメリカでは1987年 ねん 以来 いらい 初 はじ めてレコードに売上 うりあげ 枚数 まいすう で抜 ぬ かれた[ 15] 。
コンパクトディスクの外形 がいけい は一般 いっぱん 的 てき には、直径 ちょっけい 12 cmまたは8 cm で厚 あつ さ1.2 mmの円盤 えんばん であり、中央 ちゅうおう に直径 ちょっけい 15mmの穴 あな が空 あ いている。
ただし一部 いちぶ には、通称 つうしょう で「名刺 めいし 型 がた CD」や「カード型 がた CD」と呼 よ ばれる、8 cm CDを長方形 ちょうほうけい に切 き り取 と り周囲 しゅうい をコーティングしたものがある。同様 どうよう の形状 けいじょう で書 か き込 こ み可能 かのう なCD-R も市販 しはん されていたが、書 か き込 こ み可能 かのう な面積 めんせき が小 ちい さいので、通常 つうじょう の8 cm CD-Rよりも容量 ようりょう が小 ちい さい。また長方形 ちょうほうけい 型 がた 以外 いがい にも特殊 とくしゅ な形状 けいじょう のものもある[ 注 ちゅう 8] 。
4層 そう 構造 こうぞう 。A:基盤 きばん (樹脂 じゅし 層 そう ) B:反射 はんしゃ 層 そう (記録 きろく 層 そう ) C:ラッカー層 そう (保護 ほご 層 そう ) D:印刷 いんさつ 層 そう E:CDプレーヤー や光学 こうがく ドライブ のピックアップ
記録 きろく 層 そう 表面 ひょうめん の微細 びさい なピットとランドの顕微鏡 けんびきょう 写真 しゃしん (CD-ROMのもの)
記録 きろく 層 そう 表面 ひょうめん のトラックやピット
下 した から順 じゅん に、基盤 きばん (樹脂 じゅし 層 そう )、反射 はんしゃ 層 そう (記録 きろく 層 そう )、ラッカー層 そう (保護 ほご 層 そう )、印刷 いんさつ 層 そう の4層 そう 構造 こうぞう になっている[ 16] 。
一番 いちばん 下 か の基盤 きばん (樹脂 じゅし 層 そう )の一般 いっぱん 的 てき な材質 ざいしつ はポリカーボネート であり、厚 あつ さは1.1 mm[ 16] 。ほかにAPO (非 ひ 晶 あきら 質 しつ ポリオレフィン )やガラス を使用 しよう したものもある。
反射 はんしゃ 層 そう (記録 きろく 層 そう )は一般 いっぱん 的 てき には厚 あつ さ約 やく 80 nmのアルミニウム 蒸着 じょうちゃく 膜 まく であるが、劣化 れっか 防止 ぼうし などのためにアルミニウムのかわりに金 きむ を使用 しよう したものもあり、これは「ゴールドディスク 」と呼 よ ばれる。
蒸着 じょうちゃく 膜 まく によって彫 ほ られた細 こま かい凹凸 おうとつ によってデジタル情報 じょうほう を表現 ひょうげん している。この読 よ み取 と り面 めん から見 み れば出 で っ張 ぱ りになるくぼみをピットといい、ピットのない部分 ぶぶん をランドという[ 16] 。
干渉 かんしょう による色 いろ の変化 へんか
読 よ み取 と りには780 nmの赤外線 せきがいせん レーザー が用 もち いられ、ランドの部分 ぶぶん に当 あた ったレーザー光 こう は反射 はんしゃ してそのまま戻 もど ってくるが、ピットがある部分 ぶぶん に当 あた ったレーザー光 こう はランドからの反射 はんしゃ 波 は と1/2波長 はちょう の位相 いそう 差 さ をもつため干渉 かんしょう して打 う ち消 け しあい暗 くら くなる。この明暗 めいあん によりデジタル信号 しんごう を読 よ み取 と り、これをアナログ信号 しんごう に戻 もど して音声 おんせい として出力 しゅつりょく する。CDの虹色 にじいろ のような光沢 こうたく は、この規則正 きそくただ しく並 なら んだトラックで回折 かいせつ した光 ひかり が、干渉 かんしょう することによる構造 こうぞう 色 しょく である。
ピットの幅 はば は0.5 µmで長 なが さは0.83 µmから0.3 µm単位 たんい で3.56 µmまで9種類 しゅるい 、ピットから次 つぎ のピットまでの距離 きょり も同 おな じ9種類 しゅるい である。またピットの列 れつ をトラックというが、このトラックは1.6 µm間隔 かんかく で、内側 うちがわ から外側 そとがわ に向 む かって渦巻 うずまき 状 じょう に並 なら んでいる。
ラッカー層 そう (保護 ほご 層 そう )は厚 あつ さが約 やく 10 µm である。
印刷 いんさつ 層 そう はシルク印刷 いんさつ である[ 16] 。レーベルのデザインによるが、2012年 ねん 現在 げんざい では反射 はんしゃ 層 そう と印刷 いんさつ 層 そう が穴 あな の部分 ぶぶん まで拡大 かくだい されたものが主流 しゅりゅう となっている。
コンパクトディスクはセッション単位 たんい で記録 きろく され、セッションはリードイン、データ、リードアウトの3つの領域 りょういき で構成 こうせい される[ 16] 。CD-DAのセッションは1つであるが、CD-EXTRAはマルチセッションを採用 さいよう している[ 16] 。
データ領域 りょういき には1から99までのトラックを記録 きろく でき、トラックは複数 ふくすう のセクタ で構成 こうせい される[ 16] 。1セクタは1/75秒 びょう (約 やく 13.33ミリ秒 びょう )であり、1セクタあたりのデータは2,352バイト(24バイト×98フレーム)である[ 16] 。
フレームがデータの最小 さいしょう 単位 たんい であり、1フレームは24バイトである[ 16] 。24バイトの内訳 うちわけ はビット深度 しんど が16 bit、チャンネル数 すう が2.0 ch、サンプリングデータが6であることから、16×2×6で192ビットである[ 16] 。
コンパクトディスクは誤 あやま り訂正 ていせい としてCIRC [ 注 ちゅう 9] が使用 しよう されるため、訂正 ていせい 用 よう に8バイト、サブコード用 よう に1バイトが付与 ふよ されて、24+8+1で合計 ごうけい 33バイトになる[ 16] 。さらにデータをピット列 れつ として記録 きろく するにはEFM という変調 へんちょう 方式 ほうしき が用 もち いられるため、8ビットが14ビットに変換 へんかん されることで、33×14で462ビットになる[ 16] 。
加 くわ えて、変換 へんかん されたデータにはマージンビットと同期 どうき 信号 しんごう が付与 ふよ される[ 16] 。マージンビットは3ビットであり、変換 へんかん されたデータごとに付 つ くため、33×(14+3)で561ビットとなる。そして同期 どうき 信号 しんごう は24ビットで同期 どうき 信号 しんごう にもマージンビットが付 つ くため、最終 さいしゅう 的 てき に1フレームは561+24+3で588ビットとなる[ 16] 。
CD-ROMの場合 ばあい 、12 cmディスクは約 やく 650から700 MiB の容量 ようりょう を持 も つ。800 MiBを超 こ える容量 ようりょう のものもあるが、一部 いちぶ の機器 きき では読 よ み取 と れない場合 ばあい がある。8 cmディスクは約 やく 155から300 MiBの容量 ようりょう を持 も つ。
セクタ数 すう は12 cmディスクの650 MiBでは約 やく 333,000セクタ、700 MiBでは約 やく 360,000セクタになる。1セクタは2,352バイトで、1セクタあたりのデータ容量 ようりょう はCD-ROM MODE1およびMODE2/FORM1で2,048バイト、MODE2で2,336バイト、MODE2/FORM2で2,324バイト、CD-DAで2,352バイトである。CD-ROMはCD-DAよりも規格 きかく が後 のち に作成 さくせい され、その際 さい にエラー訂正 ていせい がより重視 じゅうし されたため、2,352バイトのうち304バイトをヘッダやエラー訂正 ていせい などに割 わ り当 あ てていることからCD-DAより容量 ようりょう が少 すく なくなる。これに加 くわ えて、以下 いか のPからWまでのサブチャンネルが1セクタあたり96バイト[ 注 ちゅう 10] 存在 そんざい するので、1セクタ当 あ たり2,448バイトとなる[ 17] [ 18] 。
Pチャンネル
各 かく トラックの開始 かいし 点 てん 情報 じょうほう
Qチャンネル
ISRC コードやMCN(メディアカタログ番号 ばんごう )、アドレス情報 じょうほう
R-Wチャンネル
CD-TEXT やCD+G で使用 しよう
容量 ようりょう は以下 いか の計算 けいさん 式 しき によって求 もと められる。
CD-DAでは音楽 おんがく データをサンプリング周波数 しゅうはすう 44.1 kHz きろへるつ 、ビット深度 しんど 16 bit、チャンネル数 すう 2.0 chステレオ で記録 きろく している。つまり1秒 びょう 分 ぶん の音楽 おんがく データを44,100回 かい に分割 ぶんかつ し、1回 かい あたり16 bitを費 つい やして記録 きろく している。このため、1秒 びょう あたりのデータ量 りょう は44,100×16×2÷8=176,400バイト(1バイト=8 bit)である。
これが74分 ふん だと176,400×60秒 びょう ×74分 ふん =783,216,000バイトとなり、これは約 やく 747 MiBとなる。全 ぜん 領域 りょういき に音楽 おんがく データだけを記録 きろく するならこれだけの記録 きろく が可能 かのう だが、CD-ROMのMODE1およびMODE2/FORM1の場合 ばあい はエラー訂正 ていせい 用 よう データなどが入 はい るため、使用 しよう できる容量 ようりょう は783,216,000÷2,352×2,048=681,984,000バイトとなり、これが約 やく 650 MiBとなる。
80分 ふん ディスクも同様 どうよう の計算 けいさん でCD-DAのみの場合 ばあい は846,720,000バイトで約 やく 807 MiB、CD-ROMのMODE1およびMODE2/FORM1の場合 ばあい は737,280,000バイトで約 やく 703 MiBとなる。
CD-DAでの収録 しゅうろく 時間 じかん は12 cmディスクでは約 やく 74分 ふん から80分 ふん である。具体 ぐたい 的 てき には、規格 きかく 上 じょう デジタルのPCM 形式 けいしき で最大 さいだい 79分 ふん 57秒 びょう 、99トラック の音楽 おんがく が記録 きろく でき、また1トラック中 ちゅう には99インデックス(位置決 いちぎ め標識 ひょうしき )を設 もう けることができる。2000年 ねん 頃 ころ までのプレーヤーは、インデックスサーチできるものが多数 たすう 存在 そんざい した。
記録 きろく トラックの幅 はば を狭 せば めれば容量 ようりょう は増 ふ やせるが、古 ふる い音楽 おんがく CDプレーヤーには稀 まれ に74分 ふん 記録 きろく されたCD-Rは再生 さいせい できても80分 ふん 以上 いじょう は再生 さいせい できないという互換 ごかん 性 せい の問題 もんだい が存在 そんざい する。2003年 ねん に策定 さくてい されたガイドラインHigh Capacity Recordable Disc 1.0 に対応 たいおう していないCDプレーヤーでは長時間 ちょうじかん CDは再生 さいせい できない。MP3 ファイルをデータとして書 か き込 こ んだ場合 ばあい 、最大 さいだい 収録 しゅうろく 時間 じかん はファイルのサイズにもよるが概 おおむ ね8時 じ 間 あいだ 前後 ぜんこう となる。ただし、対応 たいおう 機器 きき は限 かぎ られる。
8 cmCD(CD SINGLE )の最大 さいだい 収録 しゅうろく 時間 じかん は約 やく 22分 ふん 程度 ていど 。
現在 げんざい の収録 しゅうろく 時間 じかん 最長 さいちょう の音楽 おんがく CDは、マーキュリー・レーベル にザンクト・フローリアン・アルトモンテ管弦楽 かんげんがく 団 だん /レミ・バロー(指揮 しき )が録音 ろくおん したブルックナー :交響 こうきょう 曲 きょく 第 だい 3番 ばん (GRML99044)の89分 ふん 03秒 びょう である。Eight-to-fourteen modulation が定 さだ めた[ 19] 規格 きかく 上 じょう は97分 ふん [ 注 ちゅう 11] [ 20] [ 21] まで可能 かのう であるが、YAMAHAほかのメーカーのドライブはすでに99分 ふん 59秒 びょう まで対応 たいおう し、100分 ふん 収録 しゅうろく を謳 うた うCD-R商品 しょうひん もすでに発売 はつばい されている[ 22] [ 23] 。2019年 ねん 現在 げんざい までに990 MBのCD-Rまで開発 かいはつ されたので理論 りろん 上 じょう は110分 ふん 強 きょう がコンパクトディスクの最大 さいだい 収容 しゅうよう 量 りょう になるが、商用 しょうよう 録音 ろくおん でこの収録 しゅうろく 時間 じかん はまだ出 で ていない。一時期 いちじき にはソフトウェアにオーバーバーンモードまで設 もう け、990 MBまで対応 たいおう することを謳 うた ったCD-Rドライブもあった。
現在 げんざい 市販 しはん されている最大 さいだい の音楽 おんがく 用 よう コンパクトディスクは台湾 たいわん とポーランド とシンガポール で販売 はんばい された99Min 870 MB[ 24] [ 25] [ 26] [ 27] とドイツで販売 はんばい された100Min 900 MB[ 28] であるが、両方 りょうほう とも頒布 はんぷ 国 こく が限定 げんてい されているうえドライブ未 み 対応 たいおう といった問題 もんだい が残 のこ っており、普及 ふきゅう 率 りつ は低 ひく い。CDを焼 や くソフトウェアはすでに90Min 800MBへ対応 たいおう している。
2020年代 ねんだい は、90分 ふん CDがほぼ商用 しょうよう 面 めん で実用 じつよう 化 か しており、DECCA[ 29] やNAXOS[ 30] に90分 ふん CDを使用 しよう したクラシック音楽 おんがく のためのコンパクトディスクがある。
音楽 おんがく CD(CD-DA形式 けいしき )の再生 さいせい 時 じ のデータの転送 てんそう 速度 そくど は1倍 ばい 速 そく で約 やく 176 KB/s(150 KiB/s) であり、これを基準 きじゅん として最大 さいだい 記録 きろく 時間 じかん は640 MiBのディスクで約 やく 72分 ふん 強 きょう 、650 MiBのディスクで約 やく 74分 ふん 強 きょう 、700 MiBのディスクで約 やく 80分 ふん 強 きょう 、最新 さいしん の800 MiBのディスクで約 やく 90分 ふん 強 きょう [ 31] 、非公式 ひこうしき の900 MiBのディスクで約 やく 100分 ふん 強 きょう 、非公式 ひこうしき の990 MiBのディスクで約 やく 110分 ふん 強 きょう となる。この音楽 おんがく CDの1倍 ばい 速 そく を基準 きじゅん として、ディスクのデータ転送 てんそう 速度 そくど を表 あらわ すのに「○倍速 ばいそく 」というい方 いかた をする。
当初 とうしょ から音声 おんせい ・映像 えいぞう 記録 きろく 媒体 ばいたい として開発 かいはつ された。物理 ぶつり フォーマットは先 さき に決 き まっており、音声 おんせい 記録 きろく ディスクの論理 ろんり 仕様 しよう が先行 せんこう して策定 さくてい された。少 すこ し遅 おく れてビデオ 記録 きろく 用 よう としてCDビデオ が策定 さくてい されたが、普及 ふきゅう しなかった。後 のち にデータ記録 きろく 用 よう としてCD-ROM 、ビデオ 記録 きろく 用 よう としてビデオCD などの論理 ろんり 仕様 しよう が策定 さくてい された。これらと対比 たいひ して音声 おんせい 記録 きろく ディスクをCD-DA という。
また音声 おんせい とデータを両方 りょうほう 収録 しゅうろく できるようにしたCD EXTRA およびミックスモードCD 、CD-ROM XA がある。
さらに記録 きろく にピットを用 もち いずに、レーザーによる媒体 ばいたい の物理 ぶつり 的 てき 変化 へんか を利用 りよう して同等 どうとう なデジタルデータの書 か き込 こ みを行 おこな う方式 ほうしき が開発 かいはつ された。CD-R はエンドユーザがデータの追加 ついか 記録 きろく ができる。また、記録 きろく してしまった領域 りょういき を取 と り戻 もど し、空 あ き領域 りょういき として記憶 きおく 領域 りょういき を再 さい 利用 りよう することができないCD-Rに対 たい して、CD-RW はデータの消去 しょうきょ を可能 かのう にし、書 か き換 か えができる。
コンパクトディスクの仕様 しよう ・規格 きかく は対象 たいしょう とする範囲 はんい や目的 もくてき によって複数 ふくすう の規格 きかく に分 わ かれており、各 かく 規格 きかく 基準 きじゅん 書 しょ の表紙 ひょうし の色 いろ によってそれぞれが呼 よ び分 わ けられている[ 32] 。これら全 すべ てを総称 そうしょう してレインボーブック (英語 えいご 版 ばん ) と呼 よ ぶ。
レッドブック
CD-DA, CDビデオ, CD+G , CD+EG , CD-MIDI , CD-TEXT
物理 ぶつり 仕様 しよう を規定 きてい 。音楽 おんがく 用 よう CDであるが、アナログ映像 えいぞう を格納 かくのう でき、また音楽 おんがく データを格納 かくのう しないサブチャンネル領域 りょういき に画像 がぞう や文字 もじ データも格納 かくのう できる。
イエローブック
CD-ROM
主 おも にコンピュータ・データ用 よう のCD
グリーンブック
CD-i
家庭 かてい 用 よう マルチメディア媒体 ばいたい
イエローブックMode2
CD-ROM XA
CD-ROMをマルチメディアデータにより特 とく 化 か したCD
ブルーブック
CD EXTRA
CD-DA(音楽 おんがく )とデータを共存 きょうぞん させているマルチセッションCD
ホワイトブック
ビデオCD
CD-ROMに動画 どうが や音声 おんせい などを記録 きろく
ベージュブック
フォトCD
コダック 独自 どくじ の符号 ふごう 化 か 方式 ほうしき でデジタル化 か された画像 がぞう のCD
オレンジブック
CD-WO, CD-MO, CD-R, CD-RW
記録 きろく 型 がた CD
1990年代 ねんだい 後半 こうはん からはCDよりも容量 ようりょう の大 おお きいディスクが開発 かいはつ された。データ分野 ぶんや ではDDCD 、オーディオ分野 ぶんや ではSuper Audio CD が実用 じつよう 化 か されたが、いずれもCDを代替 だいたい するまでの普及 ふきゅう には至 いた っていない。これら光 ひかり ディスクはいずれも直径 ちょっけい 12 cmでCDの大 おお きさを踏襲 とうしゅう している。
以下 いか の規格 きかく はいずれもCDとの互換 ごかん はなく、再生 さいせい には専用 せんよう の光学 こうがく ドライブおよびプレーヤーが必要 ひつよう である。
パープルブック
DDCD
一般 いっぱん 的 てき なCDの2倍 ばい に当 あ たる1.3GBの容量 ようりょう を持 も つディスク
スカーレットブック
Super Audio CD(SACD)
CDの技術 ぎじゅつ を踏 ふ まえて音質 おんしつ の向上 こうじょう 、著作 ちょさく 権 けん 管理 かんり 機能 きのう が強化 きょうか されたディスク。「次世代 じせだい CD」と呼 よ ばれることがある[ 33] 。
コピーコントロールCD (CCCD)
特定 とくてい 規格 きかく の名 な ではなく、同様 どうよう の特徴 とくちょう を持 も つディスクの総称 そうしょう である。無 む 保証 ほしょう ながらも通常 つうじょう のCDプレーヤーで再生 さいせい できることが多 おお いため、流通 りゅうつう などではしばしばCDとして扱 あつか われた。
DualDisc
片面 かためん に音楽 おんがく CD、もう片面 かためん にDVDを貼 は り合 あ わせた両面 りょうめん の再生 さいせい 専用 せんよう ディスクで、2004年 ねん に米国 べいこく の大手 おおて レコード会社 かいしゃ が発売 はつばい した(DVDフォーラムが定 さだ めた規格 きかく ではない)[ 34] 。CD面 めん は正式 せいしき な音楽 おんがく CD規格 きかく (レッドブック)に準拠 じゅんきょ していないためCDロゴは付 つ いておらず、メーカーは「音楽 おんがく 専用 せんよう 面 めん 」「非 ひ DVD面 めん 」など遠回 とおまわ しな呼 よ び方 かた をしている[ 35] 。一部 いちぶ 機器 きき では正常 せいじょう に再生 さいせい できないなどの問題 もんだい が生 しょう じている[ 35] 。
発売 はつばい 当初 とうしょ は劣化 れっか しないと言 い われていた[ 36] 。実際 じっさい には、保存 ほぞん 方法 ほうほう が悪 わる いとメディアが劣化 れっか を起 お こす。具体 ぐたい 的 てき には、基盤 きばん (樹脂 じゅし 層 そう )のポリカーボネートの変化 へんか 、蒸着 じょうちゃく した反射 はんしゃ 膜 まく の変化 へんか 、そしてCD-Rの場合 ばあい には色素 しきそ の変化 へんか が劣化 れっか の要因 よういん となる。いずれでも直射 ちょくしゃ 日光 にっこう や高温 こうおん ・多湿 たしつ を嫌 きら う。
基盤 きばん (樹脂 じゅし 層 そう )のポリカーボネート は湿気 しっけ に晒 さら されると加水 かすい 分解 ぶんかい し徐々 じょじょ に白濁 はくだく する欠点 けってん がある。これにより情報 じょうほう を読 よ み取 と るレーザーが通 とお らなくなり、情報 じょうほう を読 よ めなくなる。
なお、この性質 せいしつ を利用 りよう しあえて開封 かいふう 後 ご 数 すう 週間 しゅうかん 程度 ていど で白濁 はくだく するように製造 せいぞう された媒体 ばいたい もある。これにより、音楽 おんがく や映像 えいぞう のソフトウェアを再生 さいせい できる日数 にっすう を制限 せいげん する。
温度 おんど や湿度 しつど 変化 へんか の影響 えいきょう が比較的 ひかくてき 少 すく ないガラス製 せい のCD が開発 かいはつ ・発売 はつばい され、寿命 じゅみょう の改善 かいぜん が期待 きたい されている。2008年 ねん には液晶 えきしょう パネル用 よう のポリカーボネートを使用 しよう したスーパー・ハイ・マテリアルCD (SHM-CD)とハイ・クオリティCD (HQCD)が開発 かいはつ ・発売 はつばい 。さらにブルーレイディスクの技術 ぎじゅつ を応用 おうよう したブルースペックCD も開発 かいはつ ・発売 はつばい されている。
現在 げんざい 、スパッタリング 法 ほう によってアルミニウム の反射 はんしゃ 膜 まく を形成 けいせい する方法 ほうほう が主流 しゅりゅう となっているが、アルミニウムを用 もち いるCDは環境 かんきょう にもよるが、20年 ねん から30年 ねん が限度 げんど と見積 みつも られており、現在 げんざい 長期 ちょうき 的 てき な保存 ほぞん を可能 かのう とした製品 せいひん の開発 かいはつ が急務 きゅうむ となっている。その一方 いっぽう で、メーカー側 がわ などでは80年 ねん 前後 ぜんこう 保存 ほぞん が可能 かのう とする指摘 してき もある[ 37] 。なお反射 はんしゃ 膜 まく に金 きむ を用 もち いた場合 ばあい 、100年 ねん 前後 ぜんこう 保存 ほぞん が可能 かのう と見積 みつも られているが、コストの問題 もんだい など解決 かいけつ しなければならない課題 かだい がある。安価 あんか なものは印刷 いんさつ ・反射 はんしゃ 層 そう が端 はし からはがれてきたり、水分 すいぶん が反射 はんしゃ 膜 まく に浸透 しんとう してアルミニウムが錆 さ びてしまい反射 はんしゃ の機能 きのう を失 うしな うなど、短 たん 寿命 じゅみょう のものが多 おお い。
また記録 きろく 層 そう の部分 ぶぶん は印刷 いんさつ 面 めん から10 µm (0.01 mm)、樹脂 じゅし 層 そう から約 やく 1.2 mmの所 ところ にある[ 注 ちゅう 12] 。そのため、印刷 いんさつ 面 めん からの衝撃 しょうげき に弱 よわ く鉛筆 えんぴつ やボールペンなど、フェルト以外 いがい の油性 ゆせい マーカーで記入 きにゅう を行 おこな うと記録 きろく 層 そう にダメージが加 くわ わり音 おと 飛 と びなどの症状 しょうじょう が出 で ることもあり、最悪 さいあく の場合 ばあい 読 よ み込 こ めなくなる可能 かのう 性 せい も考 かんが えられる。印刷 いんさつ 層 そう 側 がわ に深 ふか い傷 きず が入 はい ったり湿度 しつど の高 たか い場所 ばしょ に放置 ほうち すると、反射 はんしゃ 層 そう までがはがれることがある。
CD-Rでは記録 きろく 面 めん に直射 ちょくしゃ 日光 にっこう を当 あ て続 つづ けると色素 しきそ が変化 へんか し読 よ み込 こ めなくなったり、質 しつ の悪 わる い媒体 ばいたい の場合 ばあい には蛍光 けいこう 灯 とう に含 ふく まれる紫外線 しがいせん で変化 へんか するものもある。また高温 こうおん ・多湿 たしつ の環境 かんきょう に置 お くと、ごく短時間 たんじかん でも印刷 いんさつ ・反射 はんしゃ 層 そう が端 はし からはがれてくる事 こと がある。
一部 いちぶ のマスメディア において、コンパクトディスクを冷 ひ やすと音質 おんしつ が良 よ くなる[ 38] と言 い われているが、CDに記録 きろく されている情報 じょうほう はデジタル であるため、ビットエラー がない限 かぎ り記録 きろく 内容 ないよう が変質 へんしつ することはない。CDにおいて、ディスクの熱 ねつ の影響 えいきょう により符号 ふごう 誤 あやま り率 りつ が増加 ぞうか することは考 かんが えにくいため、冷 ひ やしても音質 おんしつ には影響 えいきょう しない。もともと1993年 ねん にロンドンの新聞 しんぶん 「サンデー・タイムズ」に紹介 しょうかい され、後 のち に日本 にっぽん のテレビ番組 ばんぐみ にも紹介 しょうかい されそこから噂 うわさ が広 ひろ がってしまったのではないかとされている。
1965年 ねん 、アメリカの発明 はつめい 家 か ジェームス・ラッセルが音楽 おんがく 用 よう 光学 こうがく メディア・テクノロジーを発明 はつめい 。
1970年代 ねんだい 前半 ぜんはん 、フィリップス とMCA がレーザーディスク を開発 かいはつ 。
1975年 ねん 、ソニー が光 ひかり ディスクの開発 かいはつ を開始 かいし 。
1977年 ねん 、フィリップスがCDの開発 かいはつ を開始 かいし 。ソニー がオーディオフェアでの光 ひかり デジタルオーディオディスクを実証 じっしょう 。
1979年 ねん 、フィリップスがCDプロトタイプを示 しめ し、ソニーと共同 きょうどう 開発 かいはつ を開始 かいし 。
1981年 ねん 、ドイツでテストCDが製造 せいぞう 。
1982年 ねん
8月 がつ 17日 にち 、当時 とうじ の西 にし ドイツのハノーファー(ハノーバー)のランゲンハーゲンにあるポリグラム の工場 こうじょう で、世界 せかい で初 はじ めて音楽 おんがく CDの生産 せいさん が開始 かいし 。(追 お って当時 とうじ のCBSソニー、日本 にほん コロムビアが続 つづ く)[ 39]
10月1日 にち 、CBS・ソニー ・EPIC・ソニー ・日本 にほん コロムビア から、世界 せかい 初 はつ の音楽 おんがく CD が発売 はつばい された。初回 しょかい 発売 はつばい は、CBS・ソニー、EPIC・ソニーが合 あ わせて約 やく 50タイトル、日本 にほん コロムビアが10タイトルだった。このうち最初 さいしょ に生産 せいさん が行 おこな われたのはビリー・ジョエル の『ニューヨーク52番 ばん 街 がい 』(CBS・ソニー/35DP-1)[ 40] 。
10月15日 にち 、欧州 おうしゅう で初 はじ めて、ポリグラム製 せい の音楽 おんがく CDが発売 はつばい された。日本 にっぽん でも輸入 ゆにゅう 販売 はんばい され、ポリドールと日本 にっぽん フォノグラムから、欧州 おうしゅう から5日 にち 遅 おく れで同時 どうじ に発売 はつばい された[ 39] 。
1983年 ねん 、米国 べいこく およびその他 た の市場 いちば でも販売 はんばい が開始 かいし された。
1986年 ねん 、販売 はんばい 枚数 まいすう ベースでCDがLP を追 お い抜 ぬ いた。これは、レコード会社 かいしゃ が親会社 おやがいしゃ であるオーディオメーカーに配慮 はいりょ してレコード生産 せいさん を縮小 しゅくしょう したことも影響 えいきょう している。
同年 どうねん 末 まつ 、CD発売 はつばい 当初 とうしょ から当時 とうじ のデジタル録音 ろくおん の音質 おんしつ に疑問 ぎもん を持 も っていたキングレコード は、CD化 か の流 なが れに反 はん し、高音 こうおん 質 しつ 重量 じゅうりょう 盤 ばん 仕様 しよう のアナログLPレコード「ザ・スーパー・アナログ・ディスク」を発売 はつばい 。マスターテープはすべてアナログ録音 ろくおん のものが使 つか われ、マスタリング・カッティング工程 こうてい でデジタル処理 しょり を介在 かいざい させないことを特徴 とくちょう とした。デッカ・レコード の旧 きゅう 譜 ふ の再 さい カッティングが主体 しゅたい だったが、自社 じしゃ 製作 せいさく 音源 おんげん では、CDではデジタル録音 ろくおん のマスターを、「ザ・スーパー・アナログ・ディスク」では同時 どうじ に録音 ろくおん されたアナログマスターを使 つか ったものもあった。これが「CDより音質 おんしつ が良 よ い」と反響 はんきょう を受 う けてシリーズ化 か された。
1987年 ねん 日本 にっぽん のウルテック社 しゃ が開発 かいはつ した、反射 はんしゃ 膜 まく に24Kの純金 じゅんきん を使用 しよう した「GOLD CD (24K純金 じゅんきん CD)」が、Mobile Fidelity Sound Lab 、日本 にほん コロムビア等 とう から発売 はつばい された。他社 たしゃ もそれに追随 ついずい したが、1995年 ねん に日本 にほん ビクター が発表 はっぴょう した高音 こうおん 質 しつ 仕様 しよう CD「XRCD 」が登場 とうじょう してからはあまり発売 はつばい されなくなった。物品 ぶっぴん 税 ぜい から消費 しょうひ 税 ぜい に移行 いこう した1989年 ねん 以降 いこう 、CDは定価 ていか を次々 つぎつぎ と下 さ げ低 てい 価格 かかく 化 か が進 すす み、規格 きかく 品番 ひんばん に定価 ていか を思 おも わせる数字 すうじ を表記 ひょうき しなくなる。
1988年 ねん 12月、世界 せかい 初 はつ のCD-ROMをゲームソフト に応用 おうよう したゲーム機 き (厳密 げんみつ にはPCエンジン の周辺 しゅうへん 機器 きき )であるCD-ROM2 が発売 はつばい 。
1990年代 ねんだい 前半 ぜんはん にかけ、LP は一般 いっぱん 的 てき には生産 せいさん されなくなっていくが、音声 おんせい がアナログ記録 きろく であるため完全 かんぜん な衰退 すいたい には至 いた らなかった。
1990年代 ねんだい 中期 ちゅうき 頃 ごろ からは、キングレコードの高音 こうおん 質 しつ アナログレコード のシリーズ化 か も影響 えいきょう し、欧米 おうべい でステレオ 初期 しょき の米 べい RCAビクターや英 えい デッカを始 はじ めとするオリジナルの高音 こうおん 質 しつ 復刻 ふっこく 盤 ばん が続々 ぞくぞく と発売 はつばい 。またクラブ音楽 おんがく の世界 せかい 的 てき 流行 りゅうこう もあり、アナログレコードが見直 みなお されて再燃 さいねん する。
2000年代 ねんだい に入 はい り、音楽 おんがく 配信 はいしん サービス の普及 ふきゅう により、世界 せかい 的 てき にCDの売上 うりあげ が減少 げんしょう 傾向 けいこう となる(CD不 ふ 況 きょう )。
2006年 ねん 、ガラス 基板 きばん を用 もち いたガラスCD が発売 はつばい 。音質 おんしつ 向上 こうじょう を謳 うた う一方 いっぽう で、コスト上昇 じょうしょう やプレーヤーの互換 ごかん 性 せい について欠点 けってん も挙 あ げられる。
2008年 ねん 、CDの基盤 きばん (樹脂 じゅし 層 そう )に液晶 えきしょう パネル用 よう のポリカーボネート を採用 さいよう したスーパー・ハイ・マテリアルCD (SHM-CD)が登場 とうじょう 。それが一定 いってい の評価 ひょうか を得 え たことを受 う け、追随 ついずい する形 かたち でハイ・クオリティCD とブルースペックCD が同年 どうねん に販売 はんばい された。
2010年 ねん 以降 いこう 、アナログレコードの再 さい 評価 ひょうか により、欧米 おうべい だけでなく日本 にっぽん 国内 こくない でもアナログ盤 ばん が再 さい 生産 せいさん されるケースが増 ふ える。
2013年 ねん に発売 はつばい されたPlayStation 4 では、PSシリーズ で初 はじ めてCDを再生 さいせい できなくなった。現役 げんえき ハードでCDを再生 さいせい できるゲーム機 き はXbox One 以降 いこう におけるXboxシリーズ のみとなる。
2014年 ねん 、国際 こくさい レコード産業 さんぎょう 連盟 れんめい (IFPI)の調査 ちょうさ で、全 ぜん 世界 せかい でのCD、レコードなどのパッケージ売上 うりあげ 高 だか が音楽 おんがく 配信 はいしん の売上 うりあげ 高 だか を下回 したまわ る[ 41] 。
2020年 ねん 上半期 かみはんき の米国 べいこく では、CDの売上 うりあげ がレコードの売上 うりあげ を下回 したまわ る[ 42] 。一方 いっぽう 、2021年 ねん の米国 べいこく では、2004年 ねん 以来 いらい 17年 ねん ぶりにCDの売 う り上 あ げが上昇 じょうしょう した。これはアデル「30」 が大 おお きく貢献 こうけん していると見 み られる[ 43] 。
^ 業務 ぎょうむ 用 よう では1991年 ねん [ 5]
^ のちに「CDの父 ちち 」と呼 よ ばれる、デジタルオーディオ技術 ぎじゅつ の草分 くさわ け的 てき 人物 じんぶつ
^ 当時 とうじ ソニー副 ふく 社長 しゃちょう
^ のちのソニー常務 じょうむ [ 9]
^ アナログ信号 しんごう をデジタル信号 しんごう に変換 へんかん する際 さい 、信号 しんごう の振幅 しんぷく の大 おお きさを何 なん 段階 だんかい で表 あらわ すかを示 しめ した値 ね [ 10]
^ 指揮 しき 者 しゃ によって変 か わるが、カラヤンの「第 だい 九 きゅう 」は約 やく 63 – 69分 ふん であり、ほとんどのヒストリカル指揮 しき 者 しゃ による演奏 えんそう 時間 じかん は60分 ふん を超 こ えていた。結果 けっか 的 てき に74分 ふん (最大 さいだい 80分 ふん も可能 かのう )という収録 しゅうろく 時間 じかん は、1951年 ねん にライヴ録音 ろくおん されたフルトヴェングラー 指揮 しき のいわゆる「バイロイトの第 だい 九 きゅう 」(演奏 えんそう 時間 じかん およそ74分 ふん 32秒 びょう )や、それに匹敵 ひってき する長 なが さであるカール・ベーム やレナード・バーンスタイン の演奏 えんそう も、コンパクトディスク1枚 まい に収 おさ めることが可能 かのう である。
^ レコード会社 かいしゃ
^ ドリームキャスト 版 はん 『GUILTY GEAR X 』特典 とくてん CDは盤面 ばんめん の絵柄 えがら によって形状 けいじょう が異 こと なり、セガサターン 用 よう 初回 しょかい 限定 げんてい 版 ばん 『リフレインラブ ~あなたに逢 あ いたい~ 』特典 とくてん CDはハート型 がた CDである。
^ 短 みじか いバーストエラーからの誤 あやま り訂正 ていせい を行 おこな う符号 ふごう として「リード・ソロモン符号 ふごう 」を提案 ていあん したのは、フィリップスのCD開発 かいはつ チーム責任 せきにん 者 しゃ である。
^ PからWに12バイトずつ割 わ り当 あ てられる。なお先頭 せんとう の同期 どうき 信号 しんごう を含 ふく めれば98バイト。
^ 文献 ぶんけん によっては97分 ふん 26秒 びょう と秒 びょう 数 すう を指示 しじ しているものもあるが、ドライブ側 がわ は97分 ふん 33秒 びょう までゆとりをもたせてあることも少 すく なくない。よって、Eight-to-fourteen modulation が定 さだ めたオレンジブックに準拠 じゅんきょ した最大 さいだい 収録 しゅうろく 時間 じかん は96分 ふん 59秒 びょう になる。
^ 参考 さんこう までにDVD の記録 きろく 層 そう は印刷 いんさつ 面 めん からも樹脂 じゅし 層 そう からも0.6 mm、Blu-ray Disc では印刷 いんさつ 面 めん から1.1 mm、樹脂 じゅし 層 そう から0.1 mmである。
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森 もり 健二 けんじ 「第 だい 4部 ぶ 第 だい 12章 しょう 技術 ぎじゅつ のカン・市場 いちば のツボ」『ソニー 盛田 もりた 昭夫 あきお "時代 じだい の才能 さいのう "を本気 ほんき にさせたリーダー』ダイヤモンド社 だいやもんどしゃ 、2016年 ねん 4月 がつ 21日 にち 。ISBN 978-4478028698 。
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