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IN THE LIFE

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』
『IN THE LIFE』
B'zスタジオ・アルバム
リリース
ジャンル
時間じかん
レーベル BMGビクター
プロデュース 松本まつもと孝弘たかひろ
チャート最高さいこう順位じゅんい
  • 週間しゅうかん1通算つうさん2しゅうオリコン
  • 1992年度ねんど年間ねんかん2(オリコン)
  • 1993年度ねんど年間ねんかん77(オリコン)
ゴールドディスク
  • 2ミリオン(日本にっぽんレコード協会きょうかい[1]
  • B'z アルバム 年表ねんぴょう
    • MARS
    • (1991ねん
    • IN THE LIFE
    • (1991ねん
    『IN THE LIFE』収録しゅうろくシングル
    1. ALONE
      リリース: 1991ねん10がつ30にち
    テンプレートを表示ひょうじ

    IN THE LIFE』(イン・ザ・ライフ)は、日本にっぽん音楽おんがくユニットB'zが1991ねん11月27にちBMGビクターからリリースした、5さくオリジナル・アルバムである。このアルバムは、のちにBMGルームス(げん:VERMILLION RECORDS)の設立せつりつともない、発売はつばいけんがBMGルームスに移行いこうしている。

    概要がいよう

    [編集へんしゅう]

    アルバムタイトルの「LIFE」は、「人生じんせい」ではなく「生活せいかつ」を意味いみしている[2]

    多用たようしているが生音なまおと併用へいようしており、前作ぜんさくRISKY』までのダンス・ビートしょくはなく、現在げんざい作風さくふうつうじるアナログしょくつよい。松本まつもとは「『MARS』でハードなものが堪能かんのうできたので、その反動はんどう日本にっぽんうところのJ-POPみたいなものがやりたかった[3]」とかたっている。

    先行せんこうシングル『ALONE同様どうよう、ジャケットの「B'z」のロゴマークがあたらしいものになっている。このロゴはアルバムでは4thミニ・アルバム『FRIENDS』まで[ちゅう 1]使用しようされた。

    初回しょかいばんのみ48ページのブックレット(写真しゃしんしゅう)、ブックレットとCDケースをれるかみせいはこ付属ふぞくしている[4]。ディスクをれる部分ぶぶんにはB'zと刺繍ししゅうされたきず防止ぼうしざいはいっている。ちなみにジャケットにうつっている2人ふたりているふくはそれぞれの私服しふく。また、B'zのオリジナル・アルバムとしてははじめてうらジャケットに「B'z」ロゴやアルバムロゴが表記ひょうきされていない。

    歌詞かしカードには、パノラマ画像がぞうっている。

    前作ぜんさく『RISKY』以降いこう発売はつばいされたシングル「LADY NAVIGATION」は収録しゅうろくとなった。

    男性だんせいアーティスト史上しじょうはつ初動しょどうでミリオンを突破とっぱした作品さくひんである[5]。オリジナル・アルバムでは『LOOSE』にいで2番目ばんめ売上うりあげ記録きろくしているほか[6]、オリジナル・アルバムでは自己じこ最高さいこう年間ねんかんチャート2にランクインした。

    2018ねん結成けっせい30周年しゅうねん記念きねんとして『DINOSAUR』までのオリジナル・アルバムとともアナログレコードされた[7]

    収録しゅうろくきょく

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    CD
    ぜん作詞さくし: 稲葉いなば浩志ひろしぜん作曲さっきょく: 松本まつもと孝弘たかひろぜん編曲へんきょく: 松本まつもと孝弘たかひろ明石あかし昌夫まさお
    #タイトル作詞さくし作曲さっきょく編曲へんきょく時間じかん
    1.「Wonderful Opportunity」稲葉いなば浩志ひろし松本まつもと孝弘たかひろ
    2.「TONIGHT (Is The Night)」稲葉いなば浩志ひろし松本まつもと孝弘たかひろ
    3.快楽かいらく部屋へや稲葉いなば浩志ひろし松本まつもと孝弘たかひろ
    4.うれいのGYPSY」稲葉いなば浩志ひろし松本まつもと孝弘たかひろ
    5.「Crazy Rendezvous」稲葉いなば浩志ひろし松本まつもと孝弘たかひろ
    6.もう一度いちどキスしたかった稲葉いなば浩志ひろし松本まつもと孝弘たかひろ
    7.「WILD LIFE」稲葉いなば浩志ひろし松本まつもと孝弘たかひろ
    8.「それでもきみにはもどれない」稲葉いなば浩志ひろし松本まつもと孝弘たかひろ
    9.「あいかわらずなボクら」稲葉いなば浩志ひろし松本まつもと孝弘たかひろ
    10.ALONE稲葉いなば浩志ひろし松本まつもと孝弘たかひろ
    合計ごうけい時間じかん:

    楽曲がっきょく解説かいせつ

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    1. Wonderful Opportunity
      • シャッフルビート楽曲がっきょくで、サビでは頻繁ひんぱんいんんでいる。
      • 楽曲がっきょくについて松本まつもとは「がスゴイ面白おもしろいからね。たすけられてる。あのによってオープニングかな?というかんじもしたし」とかたり、ディレクターはかりうた時点じてんからアルバムの1きょく主張しゅちょうしていた[8]
      • 稲葉いなば歌詞かしについて、「つらいことがあったひとなぐさめられるように意識いしきしていた」とかたっている[8]
      • コーラス大黒おおくろ摩季まき参加さんかしている。
      • ライブでは「恋心こいごころ(KOI-GOKORO)」のようにけをおどりながらうたわれる。
      • ベスト・アルバムB'z The Best "Treasure"』のファン投票とうひょうでは20となり[9]、20曲名きょくめいてるクイズでこのきょくてたひとにはB'z人形にんぎょうがプレゼントされた[ちゅう 2]。『B'z The Best "ULTRA Treasure"』ではファン投票とうひょう4にランクインされ収録しゅうろくされた[10]
    2. TONIGHT (Is The Night)
    3. 快楽かいらく部屋へや
      • 歌詞かしについて稲葉いなばは「過去かこのライブのパンフレットのインタビューでライブのことを『快楽かいらく部屋へや』と表現ひょうげんしたことがあり、その言葉ことばをもとに作詞さくしした」「LIVE-GYMのざされた空間くうかんでのぼく肉体にくたいてき絶頂ぜっちょうかんと、男女だんじょあいだ絶頂ぜっちょうかんかさねていた」「ハワイのホテルのベランダで作詞さくししたので、開放かいほうてきかんじになっているとおもう」とかたっている[2]
      • ライブでは『B'z LIVE-GYM Pleasure '93 "JAP THE RIPPER"以降いこうながらく演奏えんそうされていなかったが、2020ねんおこなわれた観客かんきゃく配信はいしんライブ『B'z SHOWCASE 2020 -5 ERAS 8820-』のDay1でやく27ねんぶりに演奏えんそうされた[12][13]
    4. うれいのGYPSY
      • 稲葉いなばは「アメリカのロックバンドを意識いしきした」とべている[18]実際じっさいエアロスミス楽曲がっきょく「What It Takes」に酷似こくじしていると指摘してきされている[19][20][21]
    5. Crazy Rendezvous
      • 当時とうじ松本まつもと愛車あいしゃであるシボレー・コルベット排気はいきおんからはじまる[2]
      • 歌詞かしに「マーヴィン・ゲイ」「エアロ」など実在じつざいのミュージシャンの名前なまえ使用しようされている。
      • 歌詞かしについて稲葉いなばは、「おんないたらおこるかも。だっておとこ強引ごういんだし。」とコメントしている[2]
      • 2009ねんおこなわれた『B'z SHOWCASE 2009 -B'z In Your Town-』でやく17ねんぶりに演奏えんそうされ、2ばん歌詞かしを「ちょっといてきたね ○○(そのまち名前なまえ)だよここは」と変更へんこうした[ちゅう 3]
    6. もう一度いちどキスしたかった
      • ファンのあいだ非常ひじょう人気にんきたかく、ベスト・アルバム『B'z The Best "Treasure"』、『The Ballads 〜Love & B'z〜』、『B'z The Best "ULTRA Treasure"』にも収録しゅうろくされた。
    7. WILD LIFE
      • レコーディングはライブメンバーによる一発いっぱつろくりとなっており、松本まつもと稲葉いなばもそれにごたえをかんじたという[ちゅう 4][22]
      • 歌詞かしのなかに「ブロンコ・ビリー」が登場とうじょうしており、「人生じんせいいちしかない」というフレーズもどう映画えいが登場とうじょうするセリフ。
    8. それでもきみにはもどれない
      • 歌詞かしは、仕事しごといそがしくてかまってあげられなかった彼女かのじょ突然とつぜんふられた、主人公しゅじんこうおとこ堕落だらくした生活せいかつぶりをドキュメント調ちょう表現ひょうげんしている。稲葉いなばは「まずタイトルからおもいつき、そこからインスピレーションをひろげて作詞さくしおこなった」「『もどる』ことのほうが簡単かんたんだとおもう。だから自分じぶん自身じしんにいいきかせるうた。こういう状況じょうきょうにいる(いた)人達ひとたちおもってもらいたい」とかたっている[22]
    9. あいかわらずなボクら
      • アコースティック・ギタータンバリンボーカルのみで構成こうせいされるきょくで、演奏えんそう時間じかんは1ふん41びょうほんさくなかではいちじるしくみじかい。 
      • 松本まつもとサポートメンバー明石あかし昌夫まさお田中たなか一光かずみつ広本ひろほん葉子ようこの3にんがコーラスとして参加さんかしている。最後さいごのくしゃみや「いこうよ!いこうよ!」というこえ松本まつもとのもの[22]
      • ライブでは『B'z LIVE-GYM '93 "RUN"以降いこうながらく演奏えんそうされていなかったが、2007ねんおこなわれた『B'z SHOWCASE 2007 -19-』、『B'z SHOWCASE 2007 -B'z In Your Town-』でやく14ねんぶりに演奏えんそうされ、そのも『B'z LIVE-GYM Pleasure 2013 -ENDLESS SUMMER-』、観客かんきゃく配信はいしんライブ『B'z SHOWCASE 2020 -5 ERAS 8820-』のDay1で演奏えんそうされた[12][13]
    10. ALONE
      • 9thシングル。ほんさく先行せんこうシングル。
      • 表記ひょうきされていないがアルバムバージョンであり、2002ねん発売はつばいされた『The Ballads 〜Love & B'z〜』にもこのバージョンで収録しゅうろくされている[23]
      • なお、収録しゅうろくじゅんかりめの段階だんかいでラストナンバーになることがまっていた[22]
    11. もう一度いちどキスしたかった (LIVE ver.)
      • 台湾たいわんばん香港ほんこんばんにのみ収録しゅうろくされているボーナス・トラック音源おんげん過去かこ映像えいぞう作品さくひんのもの。
    12. ALONE (LIVE ver.)
      • 台湾たいわんばん香港ほんこんばんにのみ収録しゅうろくされているボーナス・トラック。音源おんげん過去かこ映像えいぞう作品さくひんのもの。

    参加さんかミュージシャン

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    ライブ映像えいぞう作品さくひん

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    シングルきょくと「もう一度いちどキスしたかった」についてはかく作品さくひん項目こうもく参照さんしょう

    Wonderful Opportunity

    TONIGHT (Is The Night) 

    快楽かいらく部屋へや 

    あいかわらずなボクら

    脚注きゃくちゅう

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    注釈ちゅうしゃく

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    1. ^ オリジナル・アルバムではつぎさくRUN』まで、シングルでは13thシングル『裸足はだし女神めがみ』まで。
    2. ^ B'z人形にんぎょうからは、このきょくろくなおされた音源おんげんながれる。
    3. ^ このときのライブ映像えいぞう一部いちぶが、17thアルバム『MAGIC』の初回しょかい限定げんていばんDVDに収録しゅうろくされている。
    4. ^ 当時とうじのB'zのレコーディングはか、もしくは楽器がっきそれぞれでレコーディングすることがほとんどで、バンド構成こうせいでの一発いっぱつろくりははじめてであった。

    出典しゅってん

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    1. ^ 日本にっぽんレコード協会きょうかい ミリオン以上いじょう認定にんてい作品さくひん」『The Record』だい442ごう日本にっぽんレコード協会きょうかい、1996ねん9がつ1にち、4ぺーじ 
    2. ^ a b c d B'z The Book 1998, p. 24.
    3. ^ B'z The Book 1998, p. 26.
    4. ^ MUSIC FREAK MAGAZINE - B'z Dictionary(「限定げんてい」のこう”. エムアールエム. 2019ねん10がつ6にち閲覧えつらん
    5. ^ Snow Man、自身じしんはつはつしゅうミリオンで「アルバム」1 れいはつの「アルバム」3さく連続れんぞくミリオンも達成たっせい【オリコンランキング】”. ORICON MUSIC. oricon ME (2023ねん5がつ23にち). 2023ねん5がつ27にち閲覧えつらん
    6. ^ B'zのアルバム売上うりあげランキング”. ORICON NEWS. オリコン. 2019ねん12月11にち閲覧えつらん
    7. ^ “B'z、アルバムぜん20作品さくひんをアナログ大型おおがたエキシビションで販売はんばい. rockin'on.com (ロッキング・オン). (2018ねん3がつ22にち). https://rockinon.com/news/detail/174432 2018ねん11がつ10日とおか閲覧えつらん 
    8. ^ a b B'z The Book 1998, p. 22.
    9. ^ 『music freak magazine & Es Flash Back B'z XXV Memories I』エムアールエム、2013ねん、237ぺーじ 
    10. ^ “B'z The Beat “ULTRA Treasure”リクエスト集計しゅうけい最終さいしゅう結果けっか TOP30”. BARKS (ジャパンミュージックネットワーク株式会社かぶしきがいしゃ). (2008ねん7がつ16にち). https://www.barks.jp/news/?id=1000041791 2019ねん11月23にち閲覧えつらん 
    11. ^ B'z The Book 1998, p. 23.
    12. ^ a b c “ヒットきょく連発れんぱつのB'z観客かんきゃくライブ「5 ERAS」開幕かいまく!ファンへの感謝かんしゃ仲間なかまとのきずなつたえる”. 音楽おんがくナタリー (株式会社かぶしきがいしゃナターシャ). (2020ねん11月2にち). https://natalie.mu/music/news/403133 2020ねん11月3にち閲覧えつらん 
    13. ^ a b c “【レポート】B'z、5しゅう連続れんぞく観客かんきゃく配信はいしんライブ<-5 ERAS 8820- Day1>におおいなる感動かんどう「みなさんのむねとどくように」”. BARKS (ジャパンミュージックネットワーク株式会社かぶしきがいしゃ). (2020ねん11月2にち). https://www.barks.jp/news/?id=1000191657 2020ねん11月3にち閲覧えつらん 
    14. ^ B'z|ライブBlu-ray&DVD『B'z presents LIVE FRIENDS』12月14にち発売はつばい購入こうにゅう先着せんちゃく特典とくてん「クリアファイル」”. タワーレコード株式会社かぶしきがいしゃ (2020ねん11月2にち). 2022ねん12月11にち閲覧えつらん
    15. ^ B'z「FRIENDS」の世界せかいかん再現さいげんしたライブがBD/DVD特典とくてんはインタビューじくのドキュメント”. 株式会社かぶしきがいしゃナターシャ (2020ねん10がつ14にち). 2022ねん12月11にち閲覧えつらん
    16. ^ B'z、コンセプトライブ<LIVE FRIENDS>を映像えいぞう作品さくひんリリース決定けってい”. BARKS. ジャパンミュージックネットワーク株式会社かぶしきがいしゃ (2020ねん10がつ14にち). 2022ねん12月11にち閲覧えつらん
    17. ^ B’z、『FRIENDS』シリーズの世界せかいかん再現さいげんしたコンセプト・ライブを全曲ぜんきょく映像えいぞう 12/14発売はつばい”. 阪神はんしんコンテンツリンク (2020ねん10がつ14にち). 2022ねん12月11にち閲覧えつらん
    18. ^ 『バンドスコア B'z/IN THE LIFE』リットーミュージック、1992ねんISBN 4-8456-0160-5 
    19. ^ 都築つづきひびきはじめ「サルマネクリエイター天国てんごく18かい」『マルコポーロ』94ねん10がつごう文藝春秋ぶんげいしゅんじゅうしゃ 
    20. ^ TAK・E. ちょもとネタ完全かんぜんガイド」、宝島たからじま編集へんしゅう へん音楽おんがくかないJポップ批評ひひょう14 「B'zの不思議ふしぎ再考さいこう!』宝島社たからじましゃ、2001ねんISBN 4-7966-2335-3 
    21. ^ 夏至げしあきら ちょ「B'z」、宝島たからじま編集へんしゅう へん『「パクリ・盗作とうさく」スキャンダル読本とくほん宝島社たからじましゃ、2006ねんISBN 4-7966-5072-5 
    22. ^ a b c d B'z The Book 1998, p. 25.
    23. ^ 初期しょき最新さいしんアルバムまでバラードだけをあつめたベストばん登場とうじょうぜん15きょく一挙いっきょ解説かいせつ”. BARKS. ジャパンミュージックネットワーク株式会社かぶしきがいしゃ (2002ねん12月11にち). 2024ねん8がつ28にち閲覧えつらん

    参考さんこう文献ぶんけん

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    • 『Treasure : B'z Chronicle 1988〜1998 10th anniversary special issue』ROOMS RECORDS、1998ねん9がつ20日はつか 

    関連かんれん項目こうもく

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    外部がいぶリンク

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