Mac OS X Lion
Mac OS X Lion | |
---|---|
macOS ファミリー | |
Apple | |
ウェブサイト | http://www.apple.com/jp/support/lion/ |
リリース | |
リリース |
2011 |
10.7.5 (11G63) - 2012 | |
ソースモデル |
プロプライエタリ ( |
ライセンス | APSL and Apple EULA |
カーネル | ハイブリッドカーネル (XNU) |
Mac OS X v10.6 (Snow Leopard) | |
OS X Mountain Lion (10.8) | |
サポート | |
|
Mac OS X Lion(マック オーエス テン ライオン)は、Appleが
バージョンナンバーは10.7。
Mac OS X Snow Leopardの
OS
概要
[2010
2011
ただしダウンロードしたインストールデータは
2011
Mac OS X Lionは250
2011
対応 環境 /システム条件
[- Intel Core 2 Duoか、それ
以降 に開発 されたCPU(Core i3、Core i5、Core i7、Xeon)を搭載 したMac 最小 2GBのメモリ最小 4GBのディスク容量 (システムダウンロードのため)- Mac OS X v10.6.6
以降
新 機能
[Exposé、Dashboard、Spacesの
新 機能
[復元 機能 - あらかじめ
作成 されるRecovery HDを用 いて緊急 時 のメンテナンスや復元 ができるようになった。Mac Proを除 く2010年 以降 の新 機種 (一部 はファームウェア・アップデートが必須 [15][16][17][18][19][20])からはインターネット復元 機能 により、AppleのサーバからLionの復元 機能 を直接 ダウンロードして起動 できるようになっている[21]。 絵文字 のサポート新 フォント「Appleカラー絵文字 」が追加 され、Unicode 6.0の形式 で携帯 電話 の絵文字 が表示 できるようになった[22]。使用 可能 になった絵文字 は「Unicode6.0の携帯 電話 の絵文字 の一覧 」を参照 。- フォントの
追加 - Damascus、PT Sans、Kefaなどが
追加 される。 - ウインドウサイズ
変更 の簡易 化 - ウインドウのサイズを
上下 左右 、どこからでも変更 できるようになる。 高 解像度 (HiDPI) モードのサポート- v10.4で
実装 された解像度 非 依存 (Resolution Independent)機能 (デフォルトではオフになっている)を利用 し、解像度 にあわせてインタフェース部品 を鮮明 にベクトル拡大 表示 する。ユニバーサルアクセスの画面 拡大 機能 を使 う時 もカーソルが滑 らかに表示 される。 - ユーザインタフェースの
多 言語 化 新 たにアラビア語 、チェコ語 、トルコ語 、ハンガリー語 が搭載 された。さらにv10.7.3からはカタロニア語 、クロアチア語 、ギリシャ語 、ヘブライ語 、ルーマニア語 、スロバキア語 、タイ語 、ウクライナ語 も追加 された。
インタフェースの変更
[- Launchpad
- iPadのようなスタイルでアプリケーションにアクセスするランチャー
機能 。iOS 4.0で搭載 されるようになったフォルダの機能 も利用 できる。 - フルスクリーンアプリケーション
- Macのアプリケーションをフルスクリーン
表示 する。マウスのホイールかトラックパッドを操作 することで別 のウインドウに切 り替 わる。 - Mission Control
- Exposé・Dashboard・Spacesの
各 機能 に統合 されたアクセスを提供 する。 - コンテキストメニュー
新 しいオプションの追加 。- トラックパッドサポートの
拡張 基本 的 にトラックパッドの使用 を前提 としてインタフェースが設計 されており、トラックパッドによるマルチタッチジェスチャのサポートが拡大 される。- オーバーレイスクロールバー
- iOSのスクロールバーと
似 ているオーバーレイスクロールバーを導入 。スクロール時 にのみスクロールバーがウインドウに重 ね合 わせて表示 される。 - ログイン
- ログイン
画面 とログイン時 のアニメーションが新 しくなる。 - クイックビュー
- Spotlightおよびスタックにおいてポップオーバーによるプレビュー
機能 が追加 される。
オートセーブ
[- バージョン
書類 の変更 を自動的 に記録 し、任意 にある時点 の書類 に戻 すことができる。以前 作 った書類 を上書 きしてしまったが、再 び前 の状態 に戻 したいときなどに利用 する。再開 予期 せぬ再 起動 やシャットダウンが起 きても、ウインドウなどを以前 の状態 に復元 する。
付属 アプリケーション
[- Mac App Store
- Mac OS X v10.6.6
以降 において追加 されたアプリケーション。Apple IDを持 っていれば、iPhoneやiPadのようにアプリの購入 と自動 アップデートが利用 可能 になる。 - テキストエディット
縦 書 きに対応 。ツールバーから文字 サイズやフォントを選択 できるようになった。- Mail 5
- ユーザインタフェースが
大幅 に変更 された。iPad (iOS 4.2) のメールに似 た3カラム表示 が標準 となった。 - iCal
- iPadのカレンダーに
似 たデザインとなった。「年 」表示 が追加 された。新 しいリマインダーのメニューも搭載 。 - AirDrop
- ワイヤレスで
近 くのMacにファイルを送 ることができる。 移行 アシスタント新 たにWindows PCからの移行 もサポート。- Safari 5.1
- フルスクリーンの
対応 やReading Listといった機能 が追加 されている。
テクノロジー
[- AVFoundation
新 しいオーディオとビデオのフレームワーク。Objective-Cインタフェースを介 して、アプリケーション内 の視聴覚 メディアを再生 、検査 、作成 することが簡単 にできる。- Scene Kit
- 3Dレンダリングをアプリケーションに
組 み込 むことを容易 にするフレームワーク。 - File Coordination
- マルチスレッドのファイルへのアクセスをシステムレベルで
最適 化 する。 - SSDへの
最適 化 - Trimコマンドをサポートし、SSDの
機能 を向上 させる。 - thunderboltの
正式 サポート
セキュリティ
[- FileVaultの
刷新 - XTS-AES 128ビットデータ
暗号 化 により、より秘匿 性 を向上 させた。 - SandboxingとPrivilege Separation
実行 する必要 のある操作 のみにアプリケーションの機能 やアクセス範囲 を制限 する。- ASLRのフルサポート
- v10.5で
限定 的 に導入 されたアドレス空間 配置 のランダム化 (ASLR) をシステム全体 に拡張 。 - Gatekeeper
- コード
署名 を利用 して、アプリケーションの起動 を管理 ・制限 する機能 。v10.7.3からコマンドラインが、v10.7.5からGUIが導入 された。
廃止 された機能
[- QuickTime 7
- QuickTimeファミリーはQuickTime Xに
一本 化 。QuickTime 7 Playerはオプションで提供 されている[23]。 - Rosetta
- PowerPC
用 プログラムの実行 環境 がなくなった。 - Java Runtime Environment
- プリインストールされなくなったが、Javaアプリケーションの
初回 起動 時 に、ソフトウェア・アップデート経由 でJREのインストールを促 される。 - Appleは
自社 製 Javaの提供 をJava SE 6までで終了 する[24]。Java SE 7以降 はオラクルから直接 提供 される。同時 にオラクルとAppleがJavaのオープンソース化 の一環 として立 ち上 げているOpenJDKへの参加 を表明 した[25]。よって、Apple自身 のJava開発 環境 への関与 は引 き続 き行 われる。そして移植 作業 が進 められた結果 、2012年 8月 リリースのJava SE 7 Update 6から正式 サポートが開始 された[26]。対応 バージョンはMac OS X v10.7.3以降 。 - Front Row
- OS
標準 の10フィートUIの提供 を終了 。Apple Remoteを使用 したほかのアプリケーションは利用 可能 。 - iSync
- サードパーティーのデバイスとの
同期 ソフトウェア。v10.6に付属 するバージョン3.1が最後 のバージョンとなった。 - Samba
- 3.2
以降 でライセンスがGPLv3に変更 されて[27]以降 、Mac OS X v10.6.8まで最新 版 のSambaをバンドル出来 ない状態 が続 いていたが、Apple独自 開発 のsmbdと入替 えられた[28][29]。 - MySQL
- プリインストールされなくなったため、
自分 でインストールする、またはPostgreSQLが利用 可能 。
バージョン履歴
[- 2011
年 7月 20日 - リリース - 2011
年 8月 16日 - 10.7.1アップデート[30] - 2011
年 10月 12日 - 10.7.2アップデート[31] - 2012
年 2月 1日 - 10.7.3アップデート[32] - 2012
年 5月 9日 - 10.7.4アップデート[33] - 2012
年 9月 28日 - 10.7.5アップデート[34]
その他
[このシステムは2021
脚注
[出典
[- ^ 【
重要 】 Apple社 OS X Lion v10.7以前 のサポート終了 (推測 )について,京都 大学 情報 環境 機構 (2014年 11月4日 ),最終 閲覧 :2015年 9月 23日 - ^ セキュリティアップデート 2014-004 (Lion)
- ^ OS X bash Update 1.0 - OS X Lion
- ^ Template:Ite press release
- ^ “アップル - OS X Lion -
世界 で最 も先進 的 なコンピュータのオペレーティングシステム。”. Apple Inc.. 2011年 7月 19日 時点 のオリジナルよりアーカイブ。2015年 11月11日 閲覧 。 - ^ “アップル、「Back to the Mac」イベントを
開催 ” (日本語 ). CNET Japan. (2010年 10月 21日 ) 2018年 10月 6日 閲覧 。 - ^ Apple、Mac OS X Lionを
発表 - ^ Apple、Mac OS X Lionのデベロッパプレビューをリリース
- ^ Mac OS X Lion、250の
新 機能 を搭載 し、7月 にMac App Storeから提供 開始 - ^ アップル、OS X Lion を
本日 20日 に発売 , engadget日本 版 (2011年 7月 19日 ),最終 閲覧 :2011年 7月 20日 - ^ Appleが「Mac OS X Lion」
正式 発表 、ダウンロード販売 のみで7月 発売 、2600円 , INTERNET Watch(2011年 6月 7日 ),最終 閲覧 :2011年 6月 7日 - ^ アップル、Lionのダウンロード
販売 を開始 、8月 にはUSBメモリー版 も登場 - ^ OS X Lionへアップグレードする
方法 - ^ Lionのダウンロード、
初日 に100万 件 を突破 - ^ MacBook Air EFI ファームウェア・アップデート 2.3
- ^ iMac EFI ファームウェア・アップデート 1.8
- ^ MacBook Pro EFI ファームウェア・アップデート 2.6
- ^ Mac mini (Mid 2010) EFI ファームウェア・アップデート 1.5
- ^ iMac EFI ファームウェア・アップデート 1.7
- ^ MacBook (Mid 2010) EFI ファームウェア・アップデート 2.1
- ^ OS X Lionの
復元 機能 - ^ Mac OS Xの
文字 コード問題 に関 するメモ さっそくUnicode絵文字 をLionで表示 してみた - ^ ダウンロード - QuickTime Player 7(Mac OS X v10.6.3 またはそれ
以降 ) apple.com - ^ ダウンロード - Java for OS X 2015-001 apple.com
- ^ OracleとApple、OpenJDK Project for Mac OS Xを
発表 , Apple Inc.(米国 報道 発表 資料 抄訳 —2010年 11月12日 ),最終 閲覧 :2011年 6月 12日 - ^ Java SE Development Kit 7, Update 6 (JDK 7u6): Update Release Notes
- ^ Samba、
次期 バージョンからGPLv3ライセンスに移行 ――Microsoftと特許 契約 を結 んだ企業 には深刻 な影響 が - ^ Inside Mac OS X 10.7 Lion Server: Apple replaces Samba for Windows networking services
- ^ SMBにしてSambaにあらず……GPLv3の
影響 か - ^ OS X Lion v10.7.1 アップデートについて
- ^ OS X Lion v10.7.2 アップデートについて
- ^ OS X Lion v10.7.3 アップデートについて
- ^ OS X Lion v10.7.4 アップデートについて
- ^ OS X Lion v10.7.5 アップデートについて