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ZBrush

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』
ZBrush
開発元かいはつもと Pixologic
初版しょはん 1.0 / 1999ねん (25ねんまえ) (1999)
最新さいしんばん
2023 / 2023ねん3がつ29にち (16かげつまえ) (2023-03-29)
対応たいおうOS Windows, macOS
種別しゅべつ 3DCGソフトウェア
ライセンス プロプライエタリ
公式こうしきサイト 公式こうしきウェブサイト
テンプレートを表示ひょうじ

ZBrush(ズィーブラシ)は、Pixologicしゃ開発かいはつするWindowsおよびmacOSよう3DCGソフトウェア日本語にほんごでは「ゼットブラシ」と呼称こしょうされることもあるが、公式こうしきかたは「ズィーブラシ」である[1]

概要がいよう

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初期しょきばんは2Dペインターソフトウェアに3Dのオブジェクトへシェーディングレンダリングなどの処理しょりくわ合成ごうせいさせる2.5Dペインティングソフトという位置いちづけであった。現在げんざい高度こうどした3Dモデリングの機能きのうせいからモデラーとしてももちいられている。

映画えいがロード・オブ・ザ・リング』の制作せいさく当時とうじ、コンピューター画面がめんじょうでの詳細しょうさいなデジタルマケットの製作せいさく模索もさくしていたWETAデジタルスタッフがZBrushのディテール表現ひょうげん能力のうりょく改良かいりょう打診だしん、その結果けっかおおきくデジタルスカルプト機能きのう躍進やくしんした。

ポリゴンだけで複雑ふくざつなディテールを表現ひょうげんすることはメモリりょうやインタラクティブせい問題もんだいなどでむずかしく、効率こうりつくハイレベルなモデルを完成かんせいさせるためには、テクスチャの明度めいど情報じょうほうをモデルの凹凸おうとつえることができるディスプレイスメントや、テクスチャの明度めいど情報じょうほうによって法線ほうせんをコントロールし、陰影いんえいでモデルにみぞ模様もようあたえるノーマルマップ機能きのう必須ひっすである。ZBrushはこのような機能きのう十分じゅうぶんそなえ、のメジャー3Dソフトとの親和しんわせい連携れんけいのしやすさを考慮こうりょして開発かいはつされているため、映像えいぞう・ゲーム業界ぎょうかいではほぼ標準ひょうじゅんてき利用りようされている。

どう系統けいとう機能きのうった3Dソフトに、MudBox3D-CoatSculptris英語えいごばんがある。なおSculptrisは作者さくしゃがPixologicしゃ入社にゅうしゃしたため現在げんざい同社どうしゃのWEBサイトで配布はいふされており、一部いちぶ機能きのうはZBrushに移植いしょくされている。

機能きのうをある程度ていど限定げんていしたサブセットばんがZBrushCoreとして廉価れんか販売はんばいされている。ZBrushCoreは、ペンタブレットのバンドルソフトとしても提供ていきょうされていた(現在げんざい廃盤はいばん)。

発売はつばい以来いらいアップデートは無償むしょう公開こうかいされつづけていたが、2022ねんにPixologicしゃMAXONしゃ英語えいごばん買収ばいしゅうされたのにともない、同社どうしゃサブスクリプションプログラム「MAXON ONE」での有償ゆうしょう提供ていきょう移行いこうしている。

機能きのう

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Pixol
R, G, Bにくわえて深度しんど(Z)と法線ほうせん(normal)情報じょうほうっている2.5次元じげんのピクセルで、立体りったいてき陰影いんえいかげ表現ひょうげんすること可能かのう
ポリペイント
かくポリゴンの頂点ちょうてんにRGBけること直接ちょくせつポリゴンモデルへのペイントを可能かのうにする機能きのう。テクスチャUVマップを設定せっていする必要ひつよう反面はんめん詳細しょうさいなペイントをおこなうにはおおくのポリゴン分割ぶんかつ必要ひつようになる。
ZSphere
つくりたいモデルのおおまかなかたちちかくなるように球体きゅうたいならべて、ポリゴンに変換へんかんし、そこからペイント感覚かんかくでモデルを加工かこうできるようにした画期的かっきてき機能きのう。モデルの基本きほん形状けいじょう手早てばやつくることが可能かのう。バージョン2から搭載とうさいされた。
Projection Master
モデルにこまかな凹凸おうとつほどこしたり、テクスチャをえがみやすくするために、ユーザーがわからのモデルへの視点してん固定こていする機能きのう。これにより、モデルへのテクスチャの投影とうえい制御せいぎょしている。また、アルファ画像がぞうによってブラシの形状けいじょう制御せいぎょしてえがくこともできる。Projection Masterで精度せいどたか彫刻ちょうこくやテクスチャを制作せいさくしたいなら、モデルの必要ひつよう部分ぶぶんをなるべくおおきく表示ひょうじしてから実行じっこうすること。
UV Master
UVマップの設定せってい自動じどうする機能きのう
Dynamesh
Sculptrisから移植いしょくされた機能きのう従来じゅうらいのZBrushではおおきく変形へんけいさせるとポリゴンがびてしまいスカルプトが困難こんなんになっていたが、Dynameshでボクセル変換へんかんすることでポリゴン密度みつど一定いっていになり、スカルプトが可能かのうになる。
ZRemesher
複雑ふくざつなモデルからゲーム・アニメーションよう形状けいじょう沿ったローポリゴンモデルを生成せいせいする「リトポロジー」作業さぎょう自動じどうおこな機能きのう。カーブによるポリゴンのながれの制御せいぎょやポリペイントによるポリゴン密度みつど調整ちょうせい可能かのう
ZModeler
直接ちょくせつポリゴン構造こうぞう編集へんしゅうおこな機能きのう

脚注きゃくちゅう

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  1. ^ 和田わだ真一しんいちBLESTAR ZBrush ベーシック』(DVD)BLESTAR、2013ねん3がつ28にちASIN B00CBSPKOUhttp://www.blestar.com/training/basic2.html2018ねん3がつ28にち閲覧えつらん 

外部がいぶリンク

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